下手だった奴が上手くなるためにした練習 10

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551シベニア
本来ビブの理想は>>544さんの仰る様な形で、腹式での安定した支えの呼気からの響きの多い深い発声や、上半身(胸より上・特に喉周り)
のリラックスを経て、発声の基本全てが確りした上で自然と掛かり出す形の物が、他人聴きの良い綺麗な理想のビブと言えるでしょう。
しかし基本が全て整い、非の打ち所が無い素晴らしい艶の有る発声をしている人全てが、この様に身に付く物でも無いと云う事が事実です。
現に、幼い頃から芸能スクールに入って、長年に渡り専門の高度なボイトレを受けて来た素晴らしい歌唱力の知人が居ますが、彼はスクー
ルの先生に、ビブは自分で掛けようとするなと注意をされながら歌唱が育った為に、スクールを卒業した後も、未だにビブが一切掛からない
音程に一切の揺るぎも無い、体全体から響き渡る様な艶の有る芯の通った発声で、ストレートで何処までも遠くに飛んで行く様に歌う現状で
偶に中島みゆきさんの「地上の星」を声真似までしてそっくりに歌い上げる時も、ビブの部分は喉にチョップを当てながら歌っている状態です。
ですから、発声が整った全ての人が自然に身に付くと云う訳でも無いのが事実であり、歌を歌う事が好きな人の殆どが、上達の過程でこれを
身に付けたいと云う事も事実です。ですからテンプレ19は、その様な方々へのビブの切っ掛け作りや、練習の積み重ねで体に沁み込ませて
行く事で、何時ぞや無意識にこれが出来る様にとする為の訓練と云う事で、実際オペラ等で取り入れている所も有ると云う内容の訓練です。
552シベニア:2008/09/27(土) 16:59:16 ID:KYKCJo2e
>>539
貴方の場合は未だ初歩段階の習得したてのビブ状態で、理想通り綺麗に仕上げるには殆どの人が何年も掛かると云う訓練ですので
行き成りロングトーンで満遍無く綺麗に掛ける事は到底無理です。訓練段階では先ず、現状のビブを徐々に声量を上げて発声可能にして
行く事が大事ですし、其の段階では>>542さんの仰る基本発声状態の見直しも必要となって来ます。そしてビブの掛かる時間が僅か
ながらでも、有る程度の声量時(カラオケ実践時の柔らかい歌い上げ程度の声量)でも掛かる様に成ったら、其のビブを応用して歌に
取り入れ練習して行きます。実践初期の選曲は、ゆっくり目の全体的に柔らかな発声の曲を選び、自分が確り(楽に)歌い上げる事の
出来る音域にキーを調整し、柔らかく歌い上げながら、フレーズ末尾のロングトーン部にその僅かなビブを取り入れると云う事から
練習を始め、安定してビブが乗る様になったら、徐々にロングトーン全体に掛かる様にと練習を重ね、徐々に長時間の安定したビブ
を可能に出来る様にと体に覚えさせながら練習して行く物なのです。
ですから行き成りの高飛びで得る(ギコチ無い)物では無く、徐々に綺麗に丁寧に練習で身に付けながら伸ばして行く事が大事です。