【しゃくしゃく】YUKIを歌おう【余裕で】

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846選曲してください
>>845
基本的に口腔共鳴主体の歌い方になっていますね。
頭声とは「上顎を“境界として”その上方の空間で歌う」もので、
上顎そのものの上に響かせて歌うことではありませんよ。

上顎の上で歌うということは、上顎の下にある口も胸もなくなってしまって
まるで横隔膜後部から鼻腔へとΓ状のチューブが通っているかのように
身体の後ろ半分と頭部の上半分だけで歌うということです。

まずは背中の肋骨最下部つまり横隔膜後部から
背筋に沿って頭頂へと突き抜けるような柱をイメージして、
その最上部まで息を吹き入れるようにハミングを行ってみましょう。
このとき喉が締まったり上がってしまうと響きにくくなりますので
喉は何もしないように喉の存在は忘れてしまいましょう。
背中の肋骨最下部周辺の筋肉を胸前上部に向けて
肋骨内側にえぐり込むような感覚で息を吐いてください。
そして片耳を掌で塞いで体内の響きをよく聴くようにしてみてください。
頭頂に響いているような感覚が感じられますか?
847選曲してください:2008/05/21(水) 00:55:47 ID:Y81w6Y4N
花の香りを嗅ぐように小鼻をひろげたり、
笑うときのように頬骨周辺の筋肉を持ち上げると頭声が響きやすくなりますが、
ふだん顔面の筋肉をあまり使っていないならば
軽い頭痛のようなものを感じるかも知れません。
そうではなくて頭に血が上るような感じで頭痛を感じるならば
喉周辺の筋肉が緊張しすぎている可能性がありますので、
体の力を抜いて楽な気持ちになってハミングをするようにしてください。
はじめは声ではなく軽い音が響いているように感じられるかも知れません。

はじめて頭声を見つけたときは自分にこんな声があったのかときっと驚くでしょう。
自分の頭のなかでまさに共鳴しているという鮮烈さと不思議な心地よさ、
なにか自分の限界音がなくなったかのような心地にもなるかも知れません。

もし頭頂に響くような感覚が感じられたならば
今度はその響きを強くしたり弱くしたり、音を高くしたり低くしたりしてみましょう。
頭頂の響きに慣れるまでは時間をみつけてはハミングを繰り返し練習してください。
人によってはけっこう時間がかかる場合もあるかも知れませんが、
響きが徐々に強くなりいつしか歌声にも使えるようになっていると思います。

背中の筋肉など身体を使って声を出せるようになると、
歌を歌っているときには運動をしているかのような疲れも感じるでしょう。
848選曲してください:2008/05/21(水) 00:56:10 ID:Y81w6Y4N
ここで注意しなければいけないことは、
頭頂の響きが強くなって前頭部や眉間など前にも響くようにならなければ
頭声は歌声としてはマイクに乗りにくいということです。
そのためにマイクに乗りやすい声で歌おうとすると
無意識のうちに胸声が混ざる場合がありますので注意してください。

とくにカラオケでは低音が増幅されている場合も多いようなので、
トーンコントロールが可能な場合は高音を上げて低音を絞るようにして、
エコーはもちろん切ってオケの音量も絞るようにして、
できるだけ自分の声を正確にモニターできるように調整しましょう。

宅録ならばコンデンサーマイクを使用した方がいいでしょうし、
頭声の練習をするときには、マイク位置も口前というのではなく、
目の前あたりのかなり高い位置に置くようにしてみてください。
マイクとの距離はマイクにたよりすぎないように離し気味にしましょう。
もしくはマイクを使わない空間録りでもいいと思います。