J( 'ー`)し カーチャンAAを作りまくるスレ 21人目
母は35歳で俺を産んだ。
小さい頃 病弱だった俺を
母はしっかりと育ててくれた。
J('ー`)し
( )\('∀`)
|| (_ _)ヾ
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ある日、母が勤め先から中古のラジオをもらって
きた
J('∀`)し
(ヽ[O゚゚] ヽ('∀`)/ ワーイ、ラジオ ダー
|| (_ _)
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俺は生まれて初めてのラジオに興奮し、母はそんな
俺を見て微笑んでいた。
\ ♪ /
スゴイスゴイ
J('∀`)し ヽ('∀`)/ ハコガ、オハナシシテルヨ
( >> [O゚゚] (_ _)
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俺は次第にラジオから歌う、くぅちゃんのファンに
なっていた。母も、くぅちゃんがラジオに出てると
深夜でも俺を起こしてくれた。
J('∀` )し
('∀`) /( )ヾ
/⌒⌒⌒⌒ヽ 〈〈 [O゚゚]
// ̄ ̄フ /
/ (__/ /
(_____,,,ノ
その日も深夜だったが眠い目をこすりながら
俺はくぅちゃんの声をラジオで聴いていた。
オールナイトニッポン!
\ ♪ /
J( 'ー`)し ('∀`)
( >> [O゚゚] (_ _)
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その時のくぅちゃんの台詞はこうだった。
「35歳になったら、羊水が腐る」
母の顔色が一瞬で変わったのを今でも覚えている。
羊水腐るッ!
\ /
J( ゚A゚)し ('ー` )
( >> [O゚゚] (_ _)
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ギャハハハハハーーッ
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カーチャン
J( 'A`)し ('A` ;) ドウシタノ?
( >> [O゚゚] (_ _)
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「ごめんね、タケシの体が弱いのは私の羊水が
腐ってたから・・・・35歳で産んでごめんね・・・ 」
母は急に泣き出してそう言った。
J(ノA`)・゚・。 ('A` ;) カーチャン・・・
( >> [O゚゚] (_ _)
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当時の俺に母をなぐさめる言葉などなにも思いつかなかった。
ただ、ひたすら「泣かないで・・・」と言うのがせいいっぱいだった。
カーチャン ナカナイデ・・・
カーチャン ナニモ ワルイコト
J(ノA`)ヾ('A` ;) シテナイヨー
( >> (_ _)
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くぅちゃんがラジオで何を言ったのか時が過ぎる毎に
だんだんと理解できるようになった。
俺は俺は母につらい思いをさせた病弱がとことん嫌になって
一生懸命に体と学力を鍛えた。
ハァハァハァ
(; 'A`)ノ
(ヽ )
┘〉
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新聞奨学生として大学まで進み、いっぱしの社会人になった。
母も喜んでくれた
[大]_
('∀`) J('ー`)し
( ) (人)
|| ||
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そんな母が去年の暮れに亡くなった。
死ぬ前に1度だけ目を覚まし思い出したように
「35歳で産んで、ごめんね・・・」 と言った。
('A` )
J( 'A`)し ( )
/'⌒.⌒⌒⌒⌒ヽ ||
// ̄ ̄ ̄''フ /
/ (___/.. /
(_____._ノ
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俺は 「産んでくれて、ありがとう・・・」 と言おうとしたが、
最後まで声にならなかった
('ー`;;)
J( 'A`)し ( )
/'⌒.⌒⌒⌒⌒ヽ ||
// ̄ ̄ ̄''フ /
/ (___/.. /
(_____._ノ
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J( 'ー`)し
( )\(∀` ).
│| (_ _)ヾ
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完