参加者・主催者並びに運営の皆様お疲れ様でした。
今回は
ttp://love6.2ch.net/test/read.cgi/kao/1186843850/15 で参加させていただきました。
元ネタはドカベンの甲子園20勝投手、里中智です。
開幕カードから登場し、史上最多73イニングを戦い幾度もジャイアントキリングを成し遂げた
佐賀北高校の活躍で大いに盛り上がった今夏の甲子園。
1点差ゲーム7試合・延長戦7試合と接戦が多く、非常に見応えがありました。
皆様の地元代表校の戦いぶりはいかがでしたか?
佐賀北高校のように上位進出!…とはいきませんでしたが、望外の票を頂けたこと、
また、甲子園同様大いに盛り上がった今大会に参加できたこと、非常に嬉しく存じます。
さて、多くの方が感じたらしい「どこが萌え?」という疑問には、「アンダースロー」と解答します。
現在、千葉ロッテマリーンズの渡辺俊介投手がエースとして活躍していますが、
全体を見渡せばプロ・アマ共に、アンダースローはかなりの希少種です。
原因として、柔軟な関節と強靭なバネが要求され、通常の投手より遥かに多い走り込みを消化せねばならず
投球時の肘・肩・腰・膝への負担も大きく、体力の消耗も激しいということが指摘されています。
また、ランナーを背負った際のクイックモーションが難しく、走られやすいという欠点があります。
何より、他の投法と一線を画す投球メカニズムは指導できる人材自体が少なく、
アンダースローを志す多くの選手が試行錯誤しながら独学での練習を強いられる環境の問題があります。
アンダースローに挑戦する選手は、オーバースローで通用しない、他のポジションでは
レギュラーになれないといったネガティブな理由が殆どです。
一度アンダースローに慣れてしまった投手は矯正が効かず、オーバースローには戻れない。
その為アンダースローは「投手の終着駅」とも言われます。
ある人は勝利のため、ある人は試合に出たい一心で後戻りできない苦難の道を進む哀愁、
稀に生まれるエース達が持つアンダースローに対する強烈な自負とプライド、
そしてマウンドで彼らが魅せる力強く華麗な「舞」…萌えるには十二分な理由です。
里中のモデルとなった阪急ブレーブス・山田久志投手の投球を見て以来、アンダースローの虜となりましたが
先述の渡辺投手以外、現在第一線で活躍している投手は皆無です。
修めるのが極めて難しい投法ではありますが、渡辺投手をはじめとするアンダースローの投手達が活躍し
彼らの後継たる投手が出現することを願ってやみません。
余談ですが、今秋のプロ野球ドラフト会議で指名が有力視されるアマチュア選手の中に
下敷領悠太という純正アンダースローの投手がいます。
彼がプロ入りするか、プロ入り後も活躍できるかは定かではありませんが、
里中AAをみてアンダースローに興味をお持ちになられた方…彼の行く末に注目してみてはいかがでしょうか?