J( 'ー`)し カーチャンAAを作りまくるスレ 5人目
酔って自制が効かなくなる事が分かっていても、酒を飲むのも仕事なのかな
酔った勢いで態度がでかくなった男を見ると、クソ親父を思い出して反吐が出そうだ
夜遅く酔った親父が帰ってくるたびに、寝ている俺を起こして「早く隠れなさい」って言って
泣きながら俺を押入れに匿ったお袋を思い出すと泣けてくる
押入れの中でじっとしていると、親父が何かを壊す音やお袋の悲鳴が聞こえてくるんだよね
我慢できなくて1度だけ押入れから飛び出て親父を止めに入ったことがあるけど
その時は親父が手にした棒でぶっ飛ばされて、食器棚の角に頭をぶつけて気を失った
病院で目を覚ました時、左目が真っ暗で何も見えなかったのが驚いた
喋ろうとして口をあけたら、口の中がズタズタに切れてて左上の奥歯が無かったのがショックだった
2週間後、退院する俺を迎えに来たお袋に「帰りたくない」と駄々をこねた
普段は滅多に我が侭を言わなかった俺の言葉に、お袋は真剣に悩んだらしい
お袋は俺の手を引くと、家には帰らずに、町の中を歩き回った
駅前の本屋で、愛読していた漫画雑誌を買ってもらい、デパートの最上階のレストラン街で
ハンバーグとエビフライを食べた
夜7時を過ぎた頃、俺はお袋に手を引かれたまま、近所の川原に来た
辺りはすっかり暗くなって、子供の俺には真夜中に感じられた
ボケッとした顔で川面を見つめるお袋に、俺は声を掛けた「これからどうするの?」
お袋は冗談っぽく微笑むと「お母ちゃんと一緒に死のうか?」と言った
その言葉は、子供ながらになんとなく予想していた、俺とお袋は、今日死ぬんだって、なんとなくだけど、思っていた
でも俺は「もうちょっと、待って」と答えた
理由は単純で、買ってもらった漫画雑誌をまだ読み終えていなかったから、全部読んでからにして欲しいと言う意味だった
お袋は、そんな俺の答えにニッコリと笑うと「帰ろっか?」と言って、俺の手を引いた
その後のことは、あまりよく覚えていない
お袋の敷いてくれた布団にもぐりこみ、買ってもらった漫画を読みながら眠ってしまったようだ
その後も、親父が酔って帰って、お袋に暴力を振るうことは何度もあった
ただ、ある日、普段は気弱なお袋が、台所で包丁を手にして自分の首に押し当てながら「いっそ殺しなさいよっ!」と叫んだ
田舎育ちの温厚な性格で、頭は悪いし決して美人とは言えないお袋が見せた、本気の怒りだった
それ以来、親父は少しだけ大人しくなったし、俺が中学に上がる頃には、親父も酒を飲むのをやめた
でも、俺の脳には鬼のように真っ赤な顔をして、唾を撒き散らしながら暴れる親父の姿がハッキリと残っている
お袋の強い薦めで通い始めた大学のコンパで、頭の悪い学生が酔った勢いで女の子を殴ったのを見てマジ切れしたし
居酒屋で女性店員に因縁をつけては大声で怒鳴りながら皿を投げつけているサラリーマンを見ると、店の外に引きずり出してボコボコにしてやりたくなる
酔って人に迷惑を掛ける奴は最悪だ、さらにそれを酒の席での出来事で済ませるような奴は酒を飲む権利も無い
飲酒にも免許制度があれば良いのにと思う