(V)。。(V) ('A`)
彡[ ]ミ /<< )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
東海の小島の磯の白砂に
われ泣きぬれて
蟹とたはむる
石川啄木('A`)
、 ('A`)
@三三三) << )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
砂山の裾によこたはる流木に
あたり見まはし
物言ひてみる
石川啄木('A`)
('A`)
/<< )
 ̄ ̄大大大 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
大といふ字を百あまり
砂に書き
死ぬことをやめて帰り来れり
石川啄木('A`)
J( 'ー( 'A)
( _ノヘ )
| |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
たはむれに母を背負ひて
そのあまり軽きに泣きて
三歩あゆまず
石川啄木('A`)
('A`) ( ) ( )
( ) ( )V( )
| | | | | |
やはらかに積れる雪に
熱(ほ)てる頬(ほ)を埋むるごとき
恋してみたし
石川啄木('A`)
('A`)
/⌒⌒⌒⌒⌒ヽ
// ̄ ̄ ̄フ /
/ (___/ /
(______ノ
いと暗き
穴に心を吸われゆくごとく思ひて
つかれて眠る
石川啄木('A`)
|
| <('A`)>
/ ̄ ( ヘヘ ̄ ̄
死にたくてならぬ時あり
はばかりに人目を避けて
怖き顔する
石川啄木('A`)
‖
('∀`)
( )
| | |
|
/ ̄ ̄ ̄ ̄
死ぬことを
持薬をのむがごとくにも我はおもへり
心いためば
石川啄木('A`)
|
| ('A`)
/ ̄ノ( ヘヘ ̄ ̄
こころよく
我にはたらく仕事あれ
それを仕遂げて死なむと思ふ
石川啄木('A`)
:y=-('A`)・∵;;
\/( )
森の奥より銃声聞ゆ
あはれあはれ
自ら死ぬる音のよろしさ
石川啄木('A`)
// I I I I //
// I I I I //
// I ('A`)I I I //
// Iv( )vI I___I //
//  ̄( ( ̄  ̄ ̄ ̄ //
はたらけど
はたらけど猶わが生活(くらし)楽にならざり
ぢつと手を見る
石川啄木('A`)
λ......
寂寞を敵とし友とし
雪のなかに
長き一生を送る人もあり
石川啄木('A`)
( 'A)
( )
| |
_,,..-―'"⌒"~ ̄"~⌒゙゙"'''ョ
゙~,,,....-=-‐√"゙゙T"~ ̄Y"゙=ミ
T | l,_,,/\ ,,/l |
,.-r '"l\,,j / |/ L,,,/
,,/|,/\,/ _,|\_,i_,,,/ /
_V\ ,,/\,| ,,∧,,|_/
かなしくも
頭のなかに崖ありて
日毎に土のくづるるごとし
石川啄木('A`)
三ヽ( 'A`)ノ
三 ( )
三 ノ ヽ
‐''"´''"''''"""''"`'''""`""""''''''"´'''"""''"`''"""'''"'''''"`""''''``''‐
何がなしに
息きれるまで駆け出してみたくなりたり
草原(くさはら)などを
石川啄木('A`)
|
| ('A`)
/ ̄ノ( ヘヘ ̄旦 ̄ ̄
今夜こそ思ふ存分泣いてみむと
泊まりし宿屋の
茶のぬるさかな
石川啄木('A`)
┌─┬─┐
│//│//│
└─┴─┘
|
|('A`)>
/ << ) ̄ ̄ ̄ ̄
たんたらたらたんたらたらと
雨滴(あまだれ)が
痛むあたまにひびくかなしさ
石川啄木('A`)
⌒⌒
●
('A`)
ヘヘ ノゝ
‐''"´''"''''"""''"`'''""`""""''''''"´'''"""''"`''"""'''"'''''"`""''''``''‐
草に臥(ね)て
おもふことなし
わが額(ぬか)に糞(ふん)して鳥は空に遊べり
石川啄木('A`)
_□
('A`) v ( ) ( ) ( ) ( )
| ̄ ̄|ノ) 田ノ( )V( ) ( )V( )
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | | | | | | | |
何事も思ふことなく
いそがしく
暮らせし一日(ひとひ)を忘れじと思ふ
石川啄木('A`)
( ) ( ) ('A`)
( )ヽ() /( ) ( )
| | 只 | | | |
わがこころ
けふもひそかに泣かむとす
友みな己が道をあゆめり
石川啄木('A`)
\('A`)/ ミ
( ) ミ
└└ ミ
高きより飛びおりるごとき心もて
この一生を
終るすべなきか
石川啄木('A`)
ξ
ヽξ ( )y-~
.[ 凶>,; (_ヘ
`・“
遠くより笛の音(ね)きこゆ
うなだれてある故やらむ
なみだ流るる
石川啄木('A`)
('A`)y=━('A`)・、;・
ノへへ ノへへ
こそこその話がやがて高くなり
ピストル鳴りて
人生終る
石川啄木('A`)
('A`) ( ) ( )
( ) ( )V( )
| | | | | |
わが去れる後の噂を
おもひやる旅出はかなし
死ににゆくごと
石川啄木('A`)
いかん、本気で鬱になったorz
V ('A`】>
[ □] ヘヘ ノ `~~田
共同の薬屋開き
儲けむといふ友なりき
詐欺せしといふ
石川啄木('A`)
|
|
('A`)|||
/<< ) ̄ ̄ ̄
死ね死ねと己を怒り
もだしたる
心の底の暗きむなしさ
石川啄木('A`)
||
||
| ○\('A`)
| ( )
/ ̄ ̄ ̄ ||  ̄
円
いくたびか死なむとしては
死なざりし
わが来しかたのをかしく悲し
石川啄木('A`)
( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( )
ノ( )V( ) ( )V( ) ( )V( ) ( )V( ) ( )V( )
| | | | | | | | | | | | | | | | | | | |
('A`)
( )
| |
世わたりの拙きことを
ひそかにも
誇りとしたる我にやはあらむ
石川啄木('A`)
V <('A`)>
[ □] ヘヘ ノ
あたらしき背広など着て
旅をせむ
しかく今年も思ひ過ぎたる
石川啄木('A`)
('A`) (`∀´)'∀'ノル
( ) ( )V( )
| | | | | |
秋の風
今日よりは彼のふやけたる男に
口を利かじと思ふ
石川啄木('A`)
_□
('A`)
| ̄ ̄|ノ)
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
こころよき疲れなるかな
息もつかず
仕事をしたる後のこの疲れ
石川啄木('A`)
~-v('∀`)>
ヘヘ ノ
よく笑ふ若き男の
死にたらば
すこしはこの世のさびしくもなれ
石川啄木('A`)
|| ‖ ‖ ‖ ‖ ‖ ‖ ‖ ‖ ‖ ‖ || || |┃| |
|| ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ || || |┃| |
|| || ||_|┃|_|
||__( ) ('A`).( )_( )_( )( )_( )( )( ) ||=| ┃
|| ( ) ( ノ)..( ) ( ) ( ) ( ) ( ). ( ).( )..|| | ┃
||ニ「 「ニ「「二「 「ニ「 「ニ「 「ニ「「ニ.「 「ニ.「 「ニ「 「ニ||二| ┃
こみ合へる電車の隅に
ちぢこまる
ゆふべゆふべの我のいとしさ
石川啄木('A`)
('A`) ( )
( ) ( )
| | | |
打明けて語りて
何か損せしごとく思ひて
友とわかれぬ
石川啄木('A`)
┌─┬─┐
│//│//│
└─┴─┘
|
| ('A`)y-~
/ ̄ ( ヘヘ ̄ ̄
空家に入り
煙草のみたることありき
あはれただ一人居たきばかりに
石川啄木('A`)
( ) ('ー`*)
( ) ( )
| | | |
砂山の砂に腹這ひ
初恋の
いたみを遠くおもひ出づる日
石川啄木('A`)
( ) ( )
三('A`)
( )V( ) 三 ノ( )
| | | | 三〆 ノ >
どんよりと
くもれる空を見てゐしに
人を殺したくなりにけるかな
石川啄木('A`)
(A` )
( )
| |
何となく汽車に乗りたく思ひしのみ
汽車を下りしに
ゆくところなし
石川啄木('A`)
('A`)
( ) ( ) ( ) ( ) ( )
只 只 只 只 | |
一隊の兵を見送りて
悲しかり
何ぞ彼等のうれひ無げなる
石川啄木('A`)
●
('A`) )
(ヽ )
<○>
目の前の菓子皿などを
かりかりと噛みてみたくなりぬ
もどかしきかな
石川啄木('A`)
||
||
| ○
| (#`A)丿 \(A` )
|___/( )___ (ノ )__
/ 円 | | | |
「さばかりの事に死ぬるや」
「さばかりの事に生くるや」
止せ止せ問答
石川啄木('A`)
⌒⌒
<('∀`)>
ヘヘ ノ
‐''"´''"''''"""''"`'''""`""""''''''"´'''"""''"`''"""'''"'''''"`""''''``''‐
不来方(こずかた)のお城のあとの草に臥(ね)て
空に吸われし
十五の心
石川啄木('A`)
\('A`)
ヽ( )ノ ヽ( )ノ ( ノ)
只 ≡ 只 ≡ | |
今日ひよつと近所の子等と遊びたくなり
呼べど来らず。
こころむづかし。
石川啄木('A`)
('A`/ヽ-、___
/ _/____/
真夜中にふと目がさめて
わけもなく泣きたくなりて
蒲団をかぶれる。
石川啄木('A`)
V <('A`)>
[ □] ヘヘ ノ
人がみな
同じ方角に向いて行く。
それを横より見てゐる心。
石川啄木('A`)
|
|
('A`)
/<< ) ̄ ̄ ̄
何処やらむかすかに虫のなくごとき
こころ細さを
今日もおぼゆる
石川啄木('A`)
__
毒 |
| ('A`)
家 | ∴ ( )
──┐ ∀ | |
ただ一人の
をとこの子なる我はかく育てり。
父母もかなしかるらむ。
石川啄木('A`)
V ('A`)
[ □]-‐‐lコ〜〜〜‐κノ)
^^
この四五年
空を仰ぐといふことが一度もなかりき。
かうもなるものか?
石川啄木('A`)
| □
| ('A`)ノ
/ ̄ノ( ヘヘ ̄ ̄
朝はやく
婚期を過ぎし妹の
恋文めける文を読めりけり
石川啄木('A`)
_[桂]
( ) ('A`)
( )Vノ )
| | | |
やとばかり
桂首相に手とられし夢みて覚めぬ
秋の夜の二時
石川啄木('A`)
__ ________ __
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/ /.. | I I | / / . / | I I |
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二//./.|| 二二 二二(A` ) \\\二
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 ̄|||| ̄ ̄|||| |||| ̄ ̄||||
雨つよく降る夜の汽車の
たえまなく雫流るる
窓硝子かな
石川啄木('A`)
_□
('A`) v (`∀´)'∀'ノル
| ̄ ̄|ノ) 田 ( )V( )
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | | | |
誰が見てもとりどころなき男来て
威張りて帰りぬ
かなしくもあるか
石川啄木('A`)