何を書いても構いませんので＠生活全般板544

大学時代興味本位でキャバクラでバイトしていた。
場末のやっすいキャバクラだったので、ゴミ集積所とか溶解とか解体とか畜産とか、社会の中であまり光が当たらない業種の人がよくきていた。
社会に上手く乗れていない哀しさみたいなものを目の当たりにして、反動で貧乏な男は嫌だと心底思った。
その経験から大企業勤務で生家が金持ちの人を捕まえて結婚した。

10年経って未だにあのお客さんたちの姿を思い出す。
よれよれの服でまっくろな爪で、敬遠される仕事に就いて、女性や人とうまく話せなくて、勉強や本や料理や日々の彩りをしらない、でも悪い人じゃなさそうな弱々しい虫みたいな人たち。
この人たちにもお母さんがいて、子ども時代があって、なんか可哀想っていつも思っていた。
場所柄のせいかな。ちなみに足立区、墨田区、荒川区あたりの話。