自分は中学の頃に両親が離婚して父子家庭で育った
離婚の原因は母の浮気で、父は私の反対を押しきって離婚
母も特に抵抗はしなかったようで両親話し合いの結果、私は父方へ
父はいつも優しかったし、自分自身も子を持つ親となった今
改めて振り返ると本当に苦労しながらも私を大事に育ててくれてたとわかるんだけど
当時の私は母親がいないということが非常にコンプレックスで
母に非があるとはいえ私が泣いて嫌がった離婚を強行したり
私と母を引き離した父のことを反抗期も相まって本気で憎んでた
お父さんなんか死ねばいいのに、私はお母さんと暮らしたかったのに!が
当時の私の口癖で父本人にも何回も言ってしまってた
それでいつの間にか自分の中で「本当は浮気なんかしてなかったけど
深い理由があって泣く泣く出ていった可哀想な母」みたいな
勝手な設定で母親を恋しがって父や父方の祖父母は悪役にして
無視したり悪口言ったりワガママ放題してたんだけど
大学生になった頃、母方の祖母が私にコッソリ母の居どころを教えてくれた
後日、私は大喜びで電車乗ってバス乗ってワクワクしながら会いにいった
その時は自分の勝手な妄想設定が真実みたいな思い込みになってて
母と感動の再会を信じてたんだけど現実はめちゃくちゃ嫌そうにされた
迷惑だから二度と来ないでほしいと言われても、母は父に気を遣って
そんな心にもないこと言ってるんだと思い別の日にまた行ってみたら
本気で迷惑がられて、自分は母親に捨てられたという現実に遂に引き戻されたあの瞬間が
なんとも言えない衝撃を受けた瞬間で帰りは死ぬほど号泣した
それ以降は父とも普通に仲良く暮らせたから良かったけど
あの瞬間を思い出すと今でもたまに息苦しくなるほどの精神的な衝撃度だった