(-д-)本当にあったずうずうしい話　第131話

>>458が正解。
成人してしばらく音信不通だった従姉妹のＭ子（３つ下、知的美女）が婚約相手を紹介するってんで
俺と嫁との４人で会ったら驚いた。その彼氏ってのは俺と同じ大学、同じ学部、同じ研究室で一つ下。
Ｍ子曰く｢427兄ちゃんを脅かそうと思って黙っていたんだ〜｣とのこと。さらに新郎曰く、
｢Ｘ先輩、Ｙ先輩、Ｚ先輩を知ってますか？｣知ってるも何も俺の同期で、今でも飲み友達だ。
新郎からするとバイトの先輩という関係で、披露宴に呼ぶ予定とのこと。
まさかこういう形で新たな輪が誕生するとは思わなかった。俺と新郎はすっかり意気投合し、
じゃあ近いうちに披露宴の参加者が集まって、自己紹介を兼ねて何か披露宴のイベントでも
考えようということになった（ちなみにＭ子と嫁はもともとかなり仲良し）。

そしてある日、新郎と新郎の同期数名、新郎の職場の仲間数名、新郎の先輩（俺、Ｘ、Ｙ、Ｚ）、
Ｍ子側も高校の同級生やら職場の同僚やらで、合計２０名ほどが集まった。
だけどよせばいいのに、同じ市に住んでいるからとＭ子は妹まで呼びやがった。
みんな自己紹介を終え、披露宴の出し物やスピーチを考えたり、ちょっとした暴露大会で爆笑の渦。
この日の主役はあくまでも新郎とＭ子だ。だから、俺らはこの二人のために集まっているのだ。
ところが妹は輪に入ろうとせず、酒を飲もうともせず、気が付けばちょっと離れた席で本を読んでいた。
要するに自分が注目されないのが面白くないんだな。二次会はみんなでカラオケに行ったんだが、
妹は誰にも声をかけず消え去った。この行為、呼んだＭ子のメンツを潰したことになるんだが、
本人（妹）は永久に理解できないだろう。面白いのは周りの反応で、妹が無断でいなくなっても誰も呼ぼうとしなかったのだ。