お前ら最近読んだ本は何ですか?in生活板 10冊目
虐殺器官/伊藤計劃
内乱を乗り越えたはずの新興国でなぜか大虐殺が続発
その元凶は…という話
最後に描かれた動機が自分的にはしっくり来なかったんだけど
それでもこれは傑作
同じ作者のハーモニーも読んでみようと思う
遺された作品が少ないのが残念…
メタルギア・ソリッドって元のゲームやってなくても読んでOKかなあ
スレ立て乙です。前スレいつのまにか落ちてたね。
>>1乙
中国人の世界乗っ取り計画 河添恵子
法を遵守する気持ちなど微塵も持ってない、自分とその一族さえ
得すりゃそれでよし、の民族が世界各地に広がってえらいことになってるのが
よくわかった。日本もいい加減、中国に甘い顔するのをやめてほしいと切に願う。
じゃないと将来に禍根を残しかねん。てか、日本やばすぎ。
5 :
おさかなくわえた名無しさん:2010/08/13(金) 23:16:05 ID:+/XBdE/k
デミアン ヘッセ
生まれようと欲する者は一つの世界を破壊しなければならない。
世界は卵だ。我らは雛だ。
鳥は世界にむかって飛ぶ。神の名はアプラクサス
ウテナぁー
池波正太郎の鬼平犯科帳シリーズと梅安シリーズ。
どっちも良い所で「作者急逝により・・・」で止まっててくうううう。
残念な人の思考法
山崎将志 (著)
著者が残念な人。
新刊で買って損した。
NHKドラマ「坂の上の雲」の歴史認識を問う
中塚明、安川寿之輔、醍醐聡
坂の上の雲ではこう書かれているが、事実・本当はこうだって、
言いたい人たちが書いた本。
読んでるうちに、坂の上の雲はあの時代の司馬の解釈で書かれた小説なのに
本当はこうだって言われても・・・な気分になった。
レベル7
こんな幼女おらんやろ
10 :
おさかなくわえた名無しさん:2010/08/20(金) 10:27:21 ID:36I9/j8l
町田康の『告白』面白かったー!
明治時代実際にあった河内十人斬りの犯人が主人公で、
その思考が凄い文字数で綴られてる。
でもそれが行というか面で迫ってくる感じさえあって、一気読み!
堅さと冗談のバランスがよくて、いい文章だなぁと惚れ惚れ。
『くっすん大黒』読んだ時は、はちゃめちゃだけど嫌いじゃないぜ位に思ってたのでびびりました。
リアル・シンデレラ 姫野カオルコ
主人公がいいこちゃんすぎてどうも。
狙った奴は必ず殺す、アイムソーリー・ママの
主人公の方が面白い。
『あなたの人生の物語』 テッド・チャン
ハードなSFながら荒唐無稽なファンタジーになっていないのは、
膨大な知識や説明が、あくまで必要性の上に機能してるからだろう。
それゆえに読者への要求も高くて頭がぱんぱんになったけど。
えがたい作家。ふしぎな感動。
緋文字 ホーソーン
主人公がヘスター・プリンと言うんだが本当にプディングのプリンなの?
他のプリンなの?
ボヴァリー夫人も主人公がエンマ表記で(他の訳ではエマ)
もう閻魔様しか浮かんで来なくて困った
吉村昭「羆」
動物をテーマにした短編集。救いのない話ばかり。
私は「蘭鋳」がうわあああああだったが、
友人1は「鳩」、2は「ハタハタ」がうわああああだったそうだ。
性格判断に使えるかもしれん。
夜の記憶
夏草の記憶
緋色の記憶
主人公の回想、一人称で語られる。結末がやるせなくていい。
でも全部が最初から最後まで思わせぶりな文章で、読んでて面倒臭い。
地獄のミサワのこれの超ネガティブ独り語り。
http://jigokuno.com/?cid=58 まとめて買った残りの一冊「死の記憶」は三人称なので
この三冊よりは疲れない事を期待している。
16 :
おさかなくわえた名無しさん:2010/09/06(月) 03:44:12 ID:ro+R/MOE
トゥルーストーリーズ オースター
エッセイ集で、面白かったがすごく春樹っぽいな。同年代だから?
ぴいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
夜の記憶
主人公の想像力にやや引くところはあるものの、面白かった。
これと死の記憶が好き。
魔法使いの弟子たち
風呂敷たためよ。本当に井上夢人か?
>>2 ファンとしては最高のゲームノベライズだったけど、元がシリーズ完結編だから
過去話やキャラの説明がしょっちゅう挟まれていて読んでいて疲れるかもしれない。
あ、一行目の「ファンとしては」は「MGSファンとしては」という意味です
>19
2です。レスありがとう。
むー悩ましいなあ…
>>19-20だけど自分の書くの忘れてた
ハーモニー/伊藤計劃
前スレで同じ作者の虐殺器官の感想書いた者だけど、先日やっと読んだ。
初読では話が動き出す第一章最後まではだらだらした印象だったけど、
ラストを知ってから読み返すとその部分もなかなか面白い。タグとか。
作者のMGS批評で「ゲームだからこそ語れる話」ってのがあった筈だけど、
この作品は「一人称の文章だからこそ語れる話」だと思う。なのでコミカライズは少し不安。
作者はMGSシリーズだとMGS2が一番好きだっただろうと思う。管理社会的な意味で。
表紙の絵、金髪の子の方がミァハだと聞いて驚いた。
われはロボット/アシモフ
初めてのSFだったけど面白かった
でもやっぱり宇宙で戦ったり横文字いっぱい出てくると目がすべる
ファンタジーやラノベは平気なのに何故なんだぜ
志水辰夫「背いて故郷」
この人の小説の主人公はどうして死んだ仲間の墓参りに行くと
謎の追手が迫ってきてタクシーを勝手に帰されてしまうのか
>>6 「ひどく残念な…」
このことである
ミノタウロス/佐藤亜紀
内容ではなく文章が自分に合わないのか、なかなか読み進めなかった。
アンダー・ユア・ベッド/大石圭
「仕立て屋の恋」を思い出した。これもまた、愛の形。
>24
> この人の小説の主人公はどうして死んだ仲間の墓参りに行くと
> 謎の追手が迫ってきてタクシーを勝手に帰されてしまうのか
ワロタ
何冊か読んだけどまったくそのとおりすぎるw
戦艦武蔵ノート
小説「戦艦武蔵」の取材記録。当時戦後二十年、戦争に携わった人達がまだ現役で仕事をしており、
直接その人達に取材をしている。
本当に面白かった。300p程の文庫で1000円超えてて、
岩波ふざけんなと思ったけどもうそんなのどうでもいい。何度でも読み返したい。
戦後の画一化された戦争への認識に対する不信感、取材の姿勢、小説への信念に圧倒される。
そして著者の男性観・女性観にちょっと笑った。時代もあるだろうな。
殺竜事件
全能であり殺せるわけのない竜が殺された、誰に、どうやって!?
ってあおりだったのに、実は竜も生き物なので殺せます〜ってなんだそれ?
読み終えたあと、ストーリーの7割くらいが不要で、そぎ落とせると気づいた
主要人物が皆、なにかしらのスーパーな能力を持ってる厨二設定が苦手な事もあって
なんだかなあ〜という感想。
図書館で借りたんだけど、自分で買ってたらちょいムカついたかも。
デミアン
尾行しすぎだろ
マルゴ/ウラジミール・ナバコフ
このオッサンはガチで変態だな
31 :
おさかなくわえた名無しさん:2010/09/21(火) 05:13:09 ID:v/Fb1Ya1
星新一
どの作品も面白い
YouTubeでドラマ・アニメ化したのも面白いよ。
「災難」が好きだな
夜行観覧車/湊かなえ
悪意はある。が、統制がとれている。
「綺麗にまとまっていて」、「普通におもしろい」。
これはもうだめかもわからんね。
色川武大 百
きっついなーこれ。
ラストの肝になる独白を裏表紙のあらすじで引用しちゃってるのはどうかと思う。
渚にて
そうか、モヒカンとかとげとげの肩パッドとかいらなかったんだ
阿修羅のごとく 向田邦子
若い頃は向田邦子って、泥臭い感じで好きじゃなかったが
今読むと、一人一人の人物描写がすごいって思う。
すっぱり割り切れない、人の弱さを陰鬱にならずに
しみじみ書ける人って今少ないね。
36 :
おさかなくわえた名無しさん:2010/09/30(木) 17:25:00 ID:TMPuSOFC
やかまし村のこどもたち/リンドグレーン
小さい頃大好きだった児童書。ふと懐かしくなって読み返した。
小さい頃のほうが夢中になってた分読むのが速かったな。
今は休み休み読む感じ。
>>7 俺も同感。自分の主観と想定でしか語ってないんだよね。
38 :
ながぐつ:2010/10/02(土) 23:21:49 ID:hAokw5Eq BE:28210032-2BP(555)
一夢庵風流記
マンガ「花の慶次」の原作本。
読んでいると漫画版以上に胸が熱くなる。
朝鮮編も読んだが、何故自粛したのか気になる。
その手の団体から圧力が掛かったとか?
わたしを離さないで カズオ・イシグロ
感情を抑えた静かな筆致なのに、妙に読者を引き込む力がある。
小さい女の子同士の友人関係を、かなり意地悪い視点で書いてるのが面白い。
お話の仕掛けは、ちと、なんだかなあ。
この手の仕掛け、船戸与一あたりならもっと殺伐とした雰囲気になるのに。
41 :
おさかなくわえた名無しさん:2010/10/07(木) 08:01:44 ID:uOgT1p+2
>>38 話が広がりすぎてまとめる自信が無いようなことを
どっかで言っていた様な気がする。
旧約聖書外典
話題のゲームでエノク書が取りざたされてたのとは関係なく
家に積ん読状態で置いてあった中から引っ張り出した
昔読んだ聖書より多少読みやすいかな
でも歌の部分は殆ど頭に入らないw
涙
凍える牙
宮部みゆき同様、この人も無駄に書き込んでる気がするなあ。
ラジオの台風情報なんてあんなに字数稼ぐ必要ないだろう。
自白もそうだったが、時事ネタの盛り込み方が取ってつけた様で本当に下手。
凍える牙は登場人物が狼犬に唐突に感情移入しだした感。
どちらもおっさんはいい味出している。
会話文に、なるといきなり、不自然な読点が、つくのが気になる。
宮部みゆき嫌いだから言いたい事よくわかる
我★神 花村満月
ん〜・・・昔は好きだったんだけどな
はなにつく
悪童日記 アゴタ・クリストフ著
悪たれ小僧が、周りの大人たちの優しい目に守られ
成長していく話ではなく、戦火の中での碌でもない大人たちの行動や
自分達の糞な行動を淡々と綴る双子の日記
日記にはただ事実を記す
というルールで書かれる双子の日記は、非情そのものを
日常から抉り出して、読む者の脳裏に叩きつける
「なぜそうしたのか?」「どうしてこうなったのか?」の説明は一切無い
想像力たくましい人が読むと、ぼのぼの状態になる事受けあいの一冊
荒木源
ちょんまげぷりん
つまらないわけじゃないけど驚くような展開でもなく
なんというか二時間ドラマのような安定感
お、自分も読んだ「ちょんまげぷりん」
自分は結構楽しめたな〜、予定調和ではあるが。
ただ、サクサク読めて、なにも残らない感じではある。
これ、文庫化にあたって改題したようだけど、正解だったと思う。タイトルって大事。
星夜行/北森みお
宮沢賢治(特に銀河鉄道の夜)+少女趣味+原爆文学って印象だった
戦争の爪跡が残る街を花とか星とかお菓子とかで包んで静かに語っているというか
とにかく幻想的で綺麗ーに描かれた世界だから好きな人はとことん好きそう
っていうか好きだわ
出版社のサイトの説明だけ見ると単なるヒロシマドキュメントっぽく見えるのが残念
>>46 続編を読んで衝撃、3作目を読んで驚愕。しばらく呆然となった。
小説の力のすごさを初めて知った。
3部作ですべてを出し切って抜け殻のようになった短編集「どちらでもいい」
これもまた奇妙な味があって好きだ。
海野 弘『陰謀の世界史』文春文庫 905円
メーソン、ユダヤ、イリュミナティ、ロスチャイルド、ロックフェラー、
ルーズベルト、英国王室、フェビアン協会、三百人委員会、外交問題評議会、
財団、銀行、アレン・ダレス、CIA、ケネディ、ニクソン、キッシンジャー、
レーガン、ブッシュ、クリントン、KGB、モサド、ヴァチカン、マフィア、
エイリアン、超古代史、ナチス等々
オカルト陰謀説の解説書でなかなか面白い
読後はクラクラしてくると思う
オカルトでも、下らん予言書の類よりは読む価値が高い、よく纏まった良書
>>51 この人の本は結構持ってるけど、
入門にはいいと思う。
本格書(コールドマン博士等)はよほど理解力がないと理解できんわいな。
桐野夏生 東京島
この人の書く生命力の強い女に圧倒される。
読み返したいとは思わないけど「アイムソーリー・ママ」の主人公とか。
吉村達也 赤ずきん
この人の書くホラーって大体
「親が昔罪を犯したせいで主人公に災難が降りかかります。
色々頑張って悪霊を退治したと思ったけど負の連鎖は続きます」
って感じ。
神国日本のトンデモ決戦生活
早川 タダノリ
今の価値観で戦時中の行事や雑誌記事などをあげつらうのは
どうなのかと思った。
ガダラの豚 中島らも
この人の書いたものはエッセイしか読んだことなかったけど、これは長編なのにあっという間に読破した
ホラーでどたばたで面白かった
惜しい人を亡くしたなと遅ればせながら・・・
>>55 これ、出版当時に絶賛されてたね。読んで納得したのを覚えてる。
らも氏は「今夜、すべてのバ-で」も圧巻だった。
>>56 「今夜、すべてのバ-で」
この間読んだよ。
リアルアル中な自分を冷静に客観視して書いてるのがいいよね。
サバイバルおばあさん 門野晴子
定収入月1万6千円の貧乏なおばあさんがどう暮らすかという煽り文句が
気になって読んでみたけど、講演謝礼の臨時収入に、ルームシェアの
住人から月数万がある上に、2ヶ月に一度はアメリカに住む子供の
ところに自費で行く、というのを読んで、どこが貧乏なのかと思ってしまった。
まぁ、何冊も本を執筆して出せるほどの人で本当の貧乏人がいるはずが
ないか、と気がついた。
それに後半からは寒流と自閉症の孫ラブ話だらけに壁に投げつけたくなった。
田山花袋「田舎教師」
題名から新人教師が田舎の純粋な子供たちと触れ合って自身も成長していくという
ほのぼのした話だと思ってたら、そんなエピソードはほんの少ししかなく、
後は鬱々として救いようの無いラストで落ち込んだ
アンジェラの灰 フランク・マコート
1930年代イングランド貧乏記
父親は金が入るだけ飲む。貧乏子沢山だがぽろぽろ死ぬ。
本は面白かったが椎名誠の推薦文がウザい
「不況とはいっても圧倒的に恵まれた現在のニッポンの人生の輪郭は、
なんととりとめもなくぼんやりしていることか
私たちはこれでいいのかと問いたくなった」
読後感ぶち壊しだボケ
変な給食 幕内秀夫
全国津々浦々の「こりゃおかしいだろ」って献立の給食を紹介する本
冷静に紹介してくれればいいのに作者が自分の主張に盲信的なのが残念
同じテーマでもっといい本ないかなあ
>>61 給食じゃなくて、家族の食卓の画像になるが、
「家族の勝手でしょ」岩村暢子
>>61 ちょっと欲しかったんだけれど、やめておくよ。
ありがとうね。
そういう本は、冷静に淡々と紹介してくれる方が面白いよね。
いざ志願! おひとりさま自衛隊/岡田真理
自衛隊と言っても予備役だしこの程度でもいいのかも知れないけど、
一朝有事の際にこの人たちが前線に放り込まれるのかと思うと甚だ不安なんですが。
「その日の天使」中島らも
人生に関するエッセイをまとめたもの。
色んな所から引っ張ってきてるから全くまとまりがなく、疲れる。
上記の理由から見覚えのあるエッセイも半分くらいあった。
この人独特の文章のリズムがあって、ああこんなんだったなと何か懐かしかった。
題材のせいなのか当時は気付かなかっただけなのか、
案外詩的な表現が多かったのと、結構面倒臭い人だなというのが印象に残る。
2004年没。何かもっと以前に亡くなったような気がしていた。
手紙 東野圭吾
ラストの落ちになんだかモヤモヤした。…あれでいいの?
ジッド 狭き門
考え過ぎで婚期逃したアリサたん悲恋萌え…でいいのか
なにをそんなに悩むのか理解できない
眠れない一族 食人の痕跡と殺人タンパクの謎。
ダニエル マックス
プリオンについての本。
とても分かりやすく、科学ミステリー風に仕上がっている。
今更ながら、イギリスで狂牛病の原因になったと言われている
「肉骨粉」が使われた理由が分かって勉強になった。
>>60 「アンジェラの灰」はイングランドじゃなくてアイルランド(リムリック)だよ。
目の前に図書館で借りてきた奥田英朗の『無理』
『最悪』『邪魔』と面白かったから楽しみ・・・
最悪の仕事の歴史
トニーロビンソン
主にイギリスでの3K(きつい、汚い、危険)の多種多様な仕事にについて書かれている。
特にヴィクトリア時代の下層階級の人達の劣悪な職場環境には同情する。
ただ作者のやたら「最悪の仕事」連呼には、いささかうんざりする。
宝石の裏側 内藤幹弘
大概の宝石の価値は、買った人の自己満足な価値しかない。
資産価値なんて期待スンナ。
つまり資産価値を求めるなら金の延べ板でも買っとけってことですね
アラブには戦車が踏んでも壊れない金(GOLD)の自販機があるらしいな。
二分ごとに相場のデータを取りに行って値段が自動で変わるらしい。
75 :
おさかなくわえた名無しさん:2010/11/04(木) 22:14:02 ID:DQ0UMK9L
ドーキンス「進化の存在証明」
めちゃめちゃ面白い。厚い本だけど飽きない。
この人、ほんとに生き物が大好きで、生き物が作ってきた
バリエーションが大好きで、生き物を深く知ることが大好きだって
ほとばしるような好著。大部だけど一気に読んだ。
>>73 金は基本的に価値は下がる一方らしい。
なぜなら、金は発掘される一方で、捨てる人はいないから。
>>75 政情不安なところでは、MONEYが当てにならないからすぐ金に換えるらしいよ。
79 :
おさかなくわえた名無しさん:2010/11/05(金) 00:14:39 ID:BFwOkjq9
小川洋子 「物語の役割
この人は本当に丁寧に人間を観察する人なんだなあ、身近なものから物語を
作り出すんだなあと思った。
人間は本を書かなくても物語をそれぞれ抱えて生きているというのは、
作家の傲慢さがなく人間というものへの敬意が感じられた。
吉本ばななと対照的だなあ。
>>76 へー
利己的なしか読んだ事無いけど読んでみようかな
子宮の中のエイリアンとか書いてる人の海浜人類進化論もおもろいよ
家族の勝手でしょう!写真274枚で見る食卓の喜劇
岩村暢子
子供も亭主もいて、この食事内容はひどすぎる…
一部の家庭だけだと思いたいけれど
結構こういう家庭多いのかもしれない。
ある意味ちょっとしたホラー。
岩波 明『狂気という隣人 精神科医の現場報告』新潮文庫
糖質の発症率ってその国の総人口の約1%程度とか?
思考や行動が糖質的な人は総人口10〜20%の可能性ありとか?
まあ2chやネットは、昔よりキチガイみたいなレスが増えた気がするな
次はこの著者の『狂気の偽装』を読んでみよ
犬の力
こえー
メキシコこえー
麻薬組織こえー
山本周五郎「おたふく」
別冊マーガレットかい!ってな感じのベタ甘ラブコメだった
プラチナデータ
寝ながら書いたのか
また陶芸か
エド・マクベイン 警官嫌い
面白かった。おっさんくさい文体
会話文が多くてページの下半分が白かったりしてラノベみたい
推理小説ではないが、ガチンコの雰囲気がいい
ぼくのマシン
やっちまった。収録作品の半数が既読だったorz
アリスへの決別
面白い。さらに今読むとおもしろさ倍増。
ロリコン規制、ネット依存と炎上、霊能力者番組などをネタにした短編集。
ハイドゥナン
長すぎ!と思ったけど読んだら一気だった。寡作だけどこの著者は好きだ。
しかしヒロインが悲惨すぎる。この不幸っぷりはそうはいない。
悪意を持って神様に不幸にされちゃうヒロインってどうなんだ。
>>89 藤崎さん、鯨の王での加藤教授の扱いがヒドすぎw
バイバイ、ブラックバード 伊坂幸太郎
で、結局「あのバス」ってのはなんだったんだ?
92 :
おさかなくわえた名無しさん:2010/12/01(水) 23:45:04 ID:RcpAgNym
西欧の眼の下に コンラッド
ラズモフ君大貧乏くじ物語
ロシア人の名前めんどい
鼓膜破るシーンこえー
永遠の0(ゼロ) 百田尚樹
読み返したらまた涙で鳴咽。
北朝鮮が構ってチャン軍事挑発して来る今の時代に、
これを読んだら命を無駄にする日本人は居なくなるだろう。
著者は「探偵!ナイトスクープ」の構成作家。
2009年 最高に面白い本大賞 第1位
超お薦め。
島崎藤村の破戒
不浄なドエッタは大変だったんだな。
坂の上の雲
ドラマよりやっぱり読みごたえがある
ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを
何かの間違いで大富豪の家に生まれてしまった男の話。
このラストにたどり着くために読み進めてきたんだなあ、と
読後しみじみ幸せな気分になった。
映像化すると一気に陳腐になるのが目に見えるので、
映画化してほしくない本No.1である。
隣の家の少女/ジャック・ケッチャム/扶桑社ミステリー文庫
後味がめちゃくちゃ悪い、読むんじゃなかった
尼のレビュー見れば読んじゃいけないことくらい分かるだろうw
あの本は3分の1読んでゴミ箱に捨てるのが正しい読み方だと思う。
3分の1でも、これからの最悪がわかってうんざりするよ。
およね平吉時穴道行/半村良
短編集。SFというより法螺話・馬鹿話。昭和臭プンプンなのが懐かしくて良かった。
やっぱりガニ股はモテないのか。
捨てるのはもったいないので、妹に進呈した
アンドルー・チェイキン 人類、月に立つ
冷静な完璧超人のニール・アームストロングと、
ファイト一発なノリのピート・コンラッドの対比が面白い。
エアーズ家の没落
リドルストーリーは据わりが悪い…
誰がやったの!!誰が犯人なの!!
貫井徳郎の
『乱反射』あれ工夫して「ゼロ時間へ」向かうように
書いたんだろうが、
「なぜ事件は起こったか」ということを
過去に遡って書いた方が良かったのではないかと思う。
酔いがさめたら、うちへ帰ろう 鴨志田穣
アルコール依存症の闘病生活を描いた話なのでものすごく暗い内容なんじゃないかと躊躇してたが
軽いタッチで描かれていて笑って泣けた。
カレーライスが食べたくなる。
宇宙から恐怖がやってくる! 地球滅亡9つのシナリオ/フィリップ ・ プレイト
ものすごく面白くて読みやすい。
ガンマ線バーストの章の締めくくりが面白かった。
日本人学者もこういうポップな文章で本を書いて欲しい。
はやぶさ そうまでして君は / 川口淳一郎
説明無用の一冊。
ネタバレしちゃイカンので多く書けないが、最初の章で泣けてしまって
そこから先に進めんのだ。
リンダリンダラバーソール/大槻ケンヂ
筋肉少女帯のヴォーカルが小説を書く、という話を聞いた時には、
最近のカブト氏のごとくpgrしたものでしたが、、、。
今のところ、ハズレ無しです。オーケン。
そしてこの『青春時代、gdgd回顧録・懺悔録』のような内容は、
バンドブームの波に背を押され、その渦の中にいたからこそ、書けた
オーケンしか書けないモノ。一気に読んでしまいました。
客席から、拳突きあげたり、汗だくで拍手している我々に対し、
ステージの上から楽屋から、それを眺めていた人のこと。
よくわかります。
ロケット開発収容所 クルト・マグヌス
ソ連に拉致されたV2号開発者たちの記録。
ソ連じゃ紅茶には角砂糖が二つつく。
砂糖が足りないんで、紅茶を百杯頼んだら、売り子も心得てて、角砂糖を二百個くれたとか、
計画の達成率で評価が決まるんで、官僚は無駄に計画を細分化してカサあげするとか、
あーゆー国の内情が垣間見えて面白い。
不味い! / 小泉武夫
世にグルメ本は、履いて佃煮にするほど有っても、不味かった話は
エッセイのエピ一話くらいが関の山ですが。
本一冊にまとめたのは、この方位でしょうか。
ご自身が体験された数々の、不味いものとの思い出を科学的に語る、
一味も二味も変わったエッセイです。
特定のお店の名前を出されていませんが、『なんでも食堂』『駅弁』
『団体客旅館』『中国w』は、要注意。
中でも臭いものの帝王、シュールストレミングの缶の空け方や、韓国産
のフォン・オフェの化学実験の話は、びっくりでした。
小暮写眞館
話自体の後味はいいんだけど、
こんなにくどくどした描写が必要か?という意味で釈然としない読後感がある。
初期の著者なら薄い文庫本1冊に収まる量で書いていたのではないか。
文体は意図的に軽くしてあるのだろうが、若作りが痛々しく映る。
112 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/01/29(土) 13:40:44 ID:qXAGds4G
破獄 吉村昭
昭和の脱獄王と呼ばれる囚人の脱獄劇を描いた歴史小説
マジシャンみたい
加奈子 小山内美江子
30年近く前のコバルト文庫で、少女向けにもかかわらず
内容は昼メロ調女の一代記(実際ドラマになったのかな?)
一度捨てたんだけど、先日どーしてもまた読みたくなって
ネット上を漁りまくってなんとか古本をGET。
涙ボロボロ、は〜堪能しました。今度は捨てないぞ。
砂の女 安陪公房
安陪公房の本は初めてだったんだけど
比喩が多すぎて頭が悪い自分には難しかった
だけどストーリーはかなり引き込まれたし余韻が残った
115 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/02/04(金) 19:27:29 ID:cjrkuBXF
『ジャンキー』ウィリアム・バロウズ
バロウズはやっぱりこれが面白い。
バロウズ作品ではいちばん読みやすいものでもあり、ベストでもある。
オススメのSF教えて!
しかし翻訳書は読みにくいので日本人作者で。
117 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/02/04(金) 19:33:00 ID:cjrkuBXF
>>116 『戦闘妖精雪風』『グッドラック』『アンブロークンアロー』
今のところ出ている雪風三作。
未知の異星体ジャムと人類との戦いを哲学的に描く。
118 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/02/04(金) 19:35:43 ID:cjrkuBXF
『ザ・ロード』
SFといえば、これはよかった。
ピュリッツァー賞受賞も納得の感動作。
荒廃した世界を旅する父親の愛情と息子の成長が涙を誘う。
>>116 星新一のショートショート:一つ一つの作品が数ページしかないので誰でも読める。
アリスへの決別:ネットで話題になったアニメ規制や炎上などをテーマにした短編集。
フリーランチの時代:軽いノリの短編集。ハヤブサくんも出るよ。
果しなき流れの果に:長編でもいいなら。
120 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/02/04(金) 19:42:59 ID:cjrkuBXF
『ザ・ロード』コーマック・マッカーシー
作者はマッカーシーね。
皆さんありがとう。
とりあえず全部読んでみます。
鴉
やっぱ本格推理は肌に合わない。
それとすごく中二臭いです。
埴谷雄高と混同してたことは内緒です。
123 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/02/05(土) 16:03:12 ID:nwIW/4pO
『時の声』J・G・バラード
バラードはSFでもSF的な部分より人間の内面的な部分を主に描いてるのがすごい。
短編だけどかなり読んだ気になる内容の濃さ。
香山リカ
平気で他人を傷つける人たち
僕の事が書いてあったかも知れませんでした
イン・ザ・プール
奥田英朗
ドラマ化なんで読んだけどけっこう面白いんだ。
小路幸也「東京バンドワゴン」
下町の古本屋で起こるいろいろなちょっとした事件。
読みやすくておもしろかった。
127 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/02/06(日) 07:14:13 ID:7QCmMo7t
「断捨離のススメ」
部屋がスッキリした
「ファストフードが世界を食い尽くす」
食肉業界って怖い…ハンバーガー食べられないわ。
「長距離走者の孤独/アラン=シリトー」
まだ読んでる途中。
「災害ユートピア」レベッカ・ソルニット
今災害が起きたら日本の都市部はどうなるのか、
いろいろと不安になった。
「サテュリコン」ペトロニウス著
爛れてるかんじ。
ぐるりのこと/梨木香歩
スピリチュアルに行っちゃったでござる。
「春になったら苺を摘みに」はすごくよかったんだが
木に会いに行く、とか怪我した烏をみて「あんたは死ぬ」「オレハシヌ」とか脳内で会話しだしたり
何がしたいんだこの独りよがり
バカじゃねーの
『中国の少数民族』
おもしれー。古本で買ったら自分の家が以前売ったものだった。
く れ よ 。¥700の価値はあったかな。良しとするか。
日本語で(ry
135 :
訳:2011/02/20(日) 19:06:40.59 ID:blOb/dGB
>>134 『中国の少数民族』という本を読みました。
とても面白かったです。
その本は、古書店で購入しました。しかし、実は以前その本は
自分の家にあったもので、知らないうちに自分の家族が購入し、
知らないうちに店に売られていたのでした。
つまり、同じ本を一つの家でニ回購入してしまった事になります。
古本屋に売る前に、自分に言ってくれれば、こんなに面白い本なら
喜んで譲って貰ったのに。
自分が古本屋で買った時の価格は¥700だったのですが、
それだけの価値のある本だ、と思いました。
家族が売る前に譲って貰えばタダだった訳ですが、そうは
考えずに良しとする事にしました。
136 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/02/21(月) 19:31:37.88 ID:aJO6CoU3
凍土の共和国
「マンガで考える精神病理」 大平健
世間で売れた(らしい)マンガを取り上げて
登場人物を紹介してそれぞれのキャラクターの生きざまや行動を
ものすっごい上から目線で「分析」してくださってる。
「何の意味があんのコレ」って感想。
ちなみに取り上げられているのは「きみはペット」「げんしけん」「働きマン」
「かの人や月」「レタスバーガープリーズ、OK、OK」の5つ。
この著者は精神科医なんだけど、マンガもこんなふうにしか読めないのかって
ちょっと気の毒になった。
>>137 >「何の意味があんのコレ」って感想。
137みたいな人が買って印税が入る。
こういう本とかハウツー本とかって売るための本なので
著者の考えは関係ないと思うよ。
結婚のビジネス本ばっかり書いてる人が、世相に合わせて
言ってることコロコロ変わってるの見るとそう思う。
売れりゃ何でもいいんだろうね。
ブックオフで100円だったから読んでみた
「蹴りたい背中」
ごめん 俺にはわからんわ
やっぱ蹴りたくなるの?
「蹴りたい田中」は面白かった。
第130回茶川賞受賞後に消息不明になった伝説の作家田中啓文を偲んで作られた短編集。
幼稚園時代の才気溢れるお絵かき、
著作のほぼ全てが絶版になってることへの鬱屈を感じられる貴重なインタビュー、
親交のあった作家達が語るアホな人物像、
当時の戦艦大和を再現したペーパークラフト付き!
というあらすじ全部嘘の小説。
戦争と平和(岩波文庫の方)。
面白い。が、長い。まだ二巻までしか読めてないよー。
他に気になる作品がいっぱいあるけど、次に手を付けられない。
が、やっぱり面白いから熱中してしまう。
ジム・ギャリソンの「JFK」
厨房の時読んでもわけわからんかったが、
今読んでもわけわからん。
犯人はこいつ、という謎解き本じゃないと思えたので読み方変えてまた読む。
コンビニで買った心理学の本です。
黄色で、前作がやたらと売れた第二段。
書名は失念しました。
146 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/02/24(木) 11:34:55.92 ID:kgZqKV75
太陽の王ラムセス1〜5/クリスチャン・ジャック
舞台は古代エジプトで、ファラオのラムセス二世の約70年間の生涯を描いた、神の力や呪いといったややSF混じりの歴史小説。
今までエジプトには全く興味がなく疎かったけど面白くてすらすら読めた。古代エジプトの風景が思い浮かぶ。
ラムセスの友人や忠実な部下が命を落とした時は江頭が熱くなった。
ただ、ときおり発生する問題にラムセスがオカルトパワーで解決するのは少々がっかり。
そうか、江頭が熱くなる本なのか
そりゃあ面白そうだ
____
/⌒ ⌒\
/(●) (● )\
/:::::⌒(__人__)⌒::::: \
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
ヽ ,イ
_,.ノ`ー| r‐ '" ⌒ヽ
/´・ヽ ,r''´ ⌒ l
ノ^'ァ,ハ { 、 i ,_, 彡i |
`Zア' /、{ ト ノミ;," }、 ,イ
!V三トト、√ / ヾ i
V三三三\ ミ / ', ミ;
V三三三三\ / } l
V三三三三三トY l l
|;V三三三三三l | ,'
l三V三三三三} l ,'
|三 }三三三三’ ,.ノ .,'
|三/三三三ノ 〈y .〉
||レ三三三'´ '〜'
レ三三三'
/三三ニ/
V三三/
ト三三ト、
┏┓┏┳┓ |ニト三;∧ ┏━┓┏┓
┃┗┻╋┛┏━━━━┓┗━┛┃┃
┃┏━┛ ┗━━━━┛┏━━┛┃
┗┛ \ト三三l;; ┗━━━┛
150 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/03/02(水) 13:58:12.09 ID:VLqHTscx
ドリアン・グレイの肖像/オスカー・ワイルド
主要登場人物のヘンリー卿を口を通して著者のワイルドの歪んだ主義主張が長ったらしく語られてて気持ち悪かった。
151 :
絡み:2011/03/02(水) 16:20:51.83 ID:Alj1OFdb
最後まで読むなんて偉いな
自分は登場人物に著者の歪んだ主義主張があからさまに語られてるのを見ると
途中で本を投げるw
お前の愚痴日記なんて読みたくねーんだよ!って気分になるw
東京の昔・吉田健一
なぜか二冊あった。作中の湯豆腐がやたら旨そうなのは、今お腹をこわしているからにちがいない。
お腹大丈夫か?
つ 梅干し
つ うなぎ
154 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/03/02(水) 21:13:28.98 ID:hGBpAjDu
○日米同盟vs.中国・北朝鮮 (文春新書)
リチャード・L・アーミテージ(著), ジョセフ・S・ナイJr(著), 春原剛(著)
アメリカの戦略家から見た日本の安全保障がわかったわ。
日本も本気出したら怖いんだな……
○速記者たちの国会秘録 (新潮新書)
菊地正憲(著)
まだ読み終わってないが、東京裁判の話は興味深かったなァ
TOKYO nobody
結局これってガチなの?編集なの?露光なの?
畜産市長の「口蹄疫」130日の闘い / 橋田和実
宮崎県で発生した伝染病「口蹄疫」。
その渦中にあった西都市の市長が、現場で自ら『未感染でも処分される牛』
の綱を引いた、引かざるを得なかった。そんなドキュメント。
ネットで『ミンスの無能』『外遊農水大臣は国家犯罪者』と言われてたり
しましたが。
現場は、被災した戦場とはこんなものなんだろうと、思わされました。
157 :
152:2011/03/03(木) 12:05:10.78 ID:QP2yfiL6
>>153 ありがとう…って、別の意味でハライテーよww
つ【すいか】
つ【天ぷら】
十二神将変・塚本邦雄
学識と優雅さに酔う。美男美女が佃煮にするほど出てきて、腐女子あがりとして嬉しくてならない。
しかし、テレビを見ながら夕食のくだりに首をかしげる。
差別の食卓 上原 善広
世界各国に『必ず』ある差別。大抵の差別される人々は貧困で、貧困ゆえに
『生き延びる為に、食べる』事を、創意工夫する必要があった。
大阪の『あぶらかす』
アメリカの『フライドチキン』
ジプシーの『ハリネズミ』
決して、差別のある世の中はいけない、と拳を突き上げることはなく、
差別の存在をあるものとした上で、その食卓に上るものを追いかけた
エッセイ。
ドリアングレイの肖像って、リーグオブレジェンドという映画見た後に読もうとしたな。
しかし文章がもう耽美というのかワカランが、くどくて途中でギブ。
同名の果物と同じように読む人を選ぶ小説だった
19世紀あたりの発禁本の類は描写がグロい。
>>159 訳が古いんじゃないかな?
訳が古くて嫌だったのがロード オブ ザ リング
ストライダーが馳夫だっけ?ぶっとんでそれ以降は読めなかった。
>>161 分かる
自分は逆に本の方が先だったから、サムの「ですだよ」言葉や「馳夫の旦那」で慣れてた
だから映画はかっこよすぎて戸惑った
指輪は地の文のまでがですます調で最初は取っ付きづらいけど、
やっぱり面白かったよ。「ドワーフの強情っぱり!」とかエルフツンデレだし
最初は仲悪かったのに、最後は手と手を取り合って走り去るとか昭和のドラマかよと
太陽がいっぱい/ハイスミス
映画も見た。アランドロンかっこいー
>>163 訳したのが昭和の時代だが、おまえよりちゃんとした日本語だよ。
ドワーフのギムリとエルフのレゴラスは最初対立してたんだよ。
166 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/03/06(日) 20:29:44.51 ID:5SAMB3du
ドクター伊良部シリーズ
イン・ザ・プール
空中ブランコ
町長選挙
最後の町長選挙は泣いてしまったよ
167 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/03/07(月) 08:39:46.53 ID:A2jnPXWD
19世紀以前のイギリスの作品を読むのがすきでよく読むけど、昭和時代に訳されたモノは差別用語がわんさか出てくるな。
「気でも違ったか!」「こいつ、狂ってやがる」「乞食なんじゃないですか?」
イギリス人の口から「これでお陀仏だ!」というセリフが出てきたときにはちょっと笑ったw
「稼ぐ人はなぜ長財布を使うのか」
「通帳は4つに分けなさい」
169 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/03/07(月) 10:29:45.40 ID:oirqgCtK
大沢在昌 北の狩人
人物描写に厚みのある冒険小説
どの人物にも魅力があってぐいぐい吸い込まれる
やーさんをちょっと美化しすぎかな?というきらいはあるけど、嫌味なく読めた
あ
うちは書籍流が発生、なんとか復旧した。おまいらは無事かい?
さすがに本が入った段ボールの山はびくともしなかった。
本棚に入り切らなくて「そのうち本棚買わなきゃ〜」と
段ボールのままだったけど、結果的によかった。
本棚はグラグラ揺れてボットンボットン落ちてきたorz
あれが何棹もあったらヤバかった。
今回の地震で決心したよ。電子書籍に移行するわ。
「これ逃げた方がいいのでは…」と思いながらも
本の落下を見捨てられない自分は、もう紙で読むのはやめた方がいいと悟った。
最初の裁断は勇気いるだろうけど安全面からも電子化する。
173 :
ながぐつ:2011/03/12(土) 10:06:33.85 ID:w39o4vj+
本棚こそ転倒しなかったが、3分の一くらい中身が吹っ飛んだ。
本を減らすことなど出来ないので、電子書籍の検討を本気でしないといけない。
野宿入門
野宿推奨といいながら、そのリスクについてろくに書かれてないのが気になる。
新聞とダンボールとブルーシートを使えばなんとか温かく一晩過ごせることだけが
わかったからよしとする。
>>171 まだ復旧してない。
またM7以上の余震が起きる確率が高いらしいので、片付けても無駄だと開き直った。
地震が起きてからまだ一回も本が読めてない。
ゆっくり本が読める普通の生活に早く戻りたい。
図書館が窓口で予約、返却のみで借りれなかった
>>174 たしか著者は女だよね
普通に危ないと思うんだが
「人体冷凍」
添付されてる画像が結構グロい。
冷凍する頭を安定させるための台がツナ缶を使用してて、そのツナ缶が
くっついた冷凍された頭の画像はシュールすぎ。
でも、遺体の扱いとしてはひどすぎる。
この人体冷凍をやってるカルト集団のやってることのあまりのずさん振りが怖い。
こんなのが野放しなアメリカがおそろしすぎる。
>>169 エロ描写あるよね。
でもそれ以外価値なし。
けこう内容的に糞
永日小品・文鳥・夢十夜 夏目漱石
古本屋で購入。定価が160円でびっくりした
漱石の文体好きだわ
181 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/03/27(日) 19:02:41.73 ID:Yw13iJvS
名もなき毒 宮部みゆき
好感持てるキャラがいない、というかどのキャラも一見深いこと考えてそうで薄っぺらい
主人公からして行動も考え方も?だし、その奥さんはもっと酷い
善人面してる善人過ぎる善人というキャラ設定が都合の良い言い訳に使われてるせいでストーリも同じく
宮部みゆきというだけあって文章自体は読ませるものだけど、読めば読んだだけ愚痴が出る
がらくた 江國香織
スイーツ()
東京タワーあたりから不倫話増えたなあこの作家
帯に「人妻が恋しちゃいけないって誰が決めたのかしら」って本もあって引いた。好きなだけ不倫して下さい
落下する夕方、ホリーガーデンなんかは好きだったのに
●風の歌を聴け 村上春樹
ノルウェイの森が嫌いで敬遠していたが、興味心でデビュー作を手に取ってみた。
才能ってこういう事かと驚いた。ちゃんと中身がある純文学という感じ。
●流跡 朝吹真理子
自分に酔っている純文作家の典型。船酔いする感じ。中身のない純文学という感じ。
●シッダールタ ヘッセ
世界観の美しさと、世界全てに対する深い愛情と理解が素晴らしかった。
詩のような美しさは世界の美しさを凝縮させたようで、ただすごかった。
●バガヴァッド・ギーターの世界
読み易くて分かり易かった。
内容的には「世の中ってそうだよね」ってくらいで特に新たな感動はない。
184 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/03/31(木) 09:30:22.31 ID:wb9QiV4d
”謎解きはディナーのあとで”
って言うミステリー物
けっこう面白かった
風祭警部の馬鹿ッぷり表現が少々くどかったが
(悪い言い方だと”ムカつく”)
ソレを差し引いても面白かった
お勧めは、しょっぱなに収録されてる
”殺人現場では靴をお脱ぎください”
コレだけでも買う価値はある。
185 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/03/31(木) 22:36:27.65 ID:UGPQN6ls
金沢殺人事件 内田康夫
いつもより断然内容が薄くてあんまり盛り上がらなかった
後書き読んで納得
186 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/03/31(木) 23:02:57.08 ID:zZReUkGV
あの頃、私達が好きだった事/宮本輝
4人の共同生活を描いてるけど、内容がありがちで陳腐すぎる
バブル時代の生活臭がするのは良かったけど
>>184 あれをやるためだけにお嬢様という設定にしたのかなと思った。
被害者と同じような生活をしているド庶民読者には一瞬で答えがわかったぜ。
わかったけど、逆に悲しくなった。
さよならドビュッシー/中山七里
このミス大賞受賞作のなかでは面白いかな。ただ作者のお説教がウザい
お説教するために本書いてんのか
帯に最後にどんでん返しあるとか書いちゃ駄目だろw
東野圭吾 麒麟の翼
最高傑作とは思わないが、さすがに唸らせる作品だった。
でも看護婦がウザかった。
加賀の嫁候補なんだろうけど。
ローマ帝国五賢帝No.5
「哲人皇帝」マルクス・アウレーリウスの「自省録」
アンダーラインを引きながら読んでいます
宇江佐真理 十日えびす
登場人物が引越しおばさんをモデルにしすぎていて気になった。
なんであそこまでそのまんまにしたんだろう。
スメラギの国 / 朱川湊人
読むんじゃなかった。
確かに猫が沢山出てくるけど表紙の雰囲気と全然違う。
残虐シーンの文体に嬉々とした印象を受ける。
著者はきっと猫が好きではないし、むしろ大嫌いなんじゃないかな。
上と同じく朱川湊人の「太陽の村」
全く同じネタの洋画が2004年に公開されているが、こっちの方が先だったら
目新しさがあってウケたと思うけど・・・残念。なぜ最近になってから出版した。
笑いの要素がある分某映画より楽しい作品。
朱川湊人ファンには微妙。荻原浩ファンには薦められる。
貴志祐介 ダークゾーン
救いのない後味の悪い終わり方に落ち込んだ
今までの作品と比べるとなんか消化不良気味な印象
とはいえ最初から最後まで一気に読ませる筆力はすごいと思う
雑誌連載時とはかなり内容が書き換えられているらしいのでそっちを読んでみたい
「長い廊下がある家」
「妃は船を沈める」
有栖川有栖、久々にハマり気味。これから「女王国の城」読む。
犯人に告ぐ
100円だったので購入。映画化もされてたような。
最初は「やっぱ警察小説って暗いし重いなー」という感じだったが2章から盛り上がる盛り上がる。
登場人物のキャラが立っているので存分に応援できるし「ざまぁwww」できる。
ラストはちょっとエンタメに走りすぎたかもと思うが許容範囲。
あと津田さん結婚してくれ。
のぼうの城
プロローグの石田光成の話が長すぎて挫折しそうになったが、
のぼう出てきてからは面白くて読むのとまらなかった。
映画化楽しみなんだけど、のぼう役野村マンサイってどうなの?美形すぎない?
イメージ的につぶやきシローとか荒川良々とかじゃね?
ノーサンガーアビー/オースティン
高慢と偏見やエマほど有名じゃないけど一番好きかも
あとオースティンは説き伏せられてを読んだらコンプ
積んであるんだけど、なんか一番読みづらい
夏の災厄 篠田節子
1/3ほど読み進めたところで震災が起きた。
もちろん偶然だか物凄く薄気味悪かった。
話はウイルスで日本がパニックになるって感じで
政府の対応とか人々の軋轢や猜疑心とか
時節柄ちょっときつかったね。
計画停電時を利用して読み終えた。
説き伏せられて オースティン
イマイチだった。やっぱ初期が一番だな。
健康な人は小説を読まない
204 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/04/26(火) 23:00:54.01 ID:Zv+VzekE
ストーリー・ガール/モンゴメリ
子供のころは赤毛のアンよりチョコレート工場や大草原の小さな家の方が好きだった
今でも受け付けないなあ…こう、主人公マンセーなところが
205 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/04/26(火) 23:08:49.83 ID:tR0PjTty
不健康な人は本を読めない
206 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/04/27(水) 09:05:27.26 ID:O4lnkpJ9
タイム・マシン/H・G・ウェルズ
迷作映画の原作をはじめとした短編集。どの物語もなにか一つSF混じりな要素を土台としたもので、最後にはオチや教訓みたいな結末で締めくくられる傾向がある。笑うセールスマンに似てる。
解説で作者本人も自覚してるとおり、とうとつに社会風刺がはさみこまれてて、ガリヴァ旅行記を読んでるような感じ。
>>206 最近読んだアンソロジー「ベータ2のバラッド」にソレ関係が二編入ってた。
ひとつはリチャード・カウパー「ハートフォード手稿」で、タイム・マシンのオマージュ。
もうひとつはH.G.ウェルズ「時の探検家たち」で、タイムマシンの原型らしき短編。
静かな田舎にキティ科学者が引っ越してきて、四六時中トンテンカンと騒音を撒き散らす。
村人は怯えて…ってな感じのお話。
208 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/05/02(月) 12:10:59.37 ID:Sf/GXU47
モロー博士の島/H・G・ウェルズ
短編集。どの物語もなにか一つSF混じりな要素を土台としたもので、最後にはオチや教訓みたいな結末で締めくくられる傾向がある。
とくに表題作の「モロー博士の島」は動物から改造された人間の動物的な本能や能力に恐怖する作品で、ガリバー旅行記の馬の国編とよく似てる。
209 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/05/02(月) 12:15:29.90 ID:xjyWGGHv
銀河英雄伝説
アニメを一通り見たのでイメージしやすく長いのでGWの時間つぶしに持って来い。
『ビミョーな人とつきあう技術』
タイトルと内容がビミョーにズレてた
のはなしに〜カニの巻〜 伊集院光
話し方で相手の心の9割がわかる
ベストセラー「しぐさ」を見れば心の9割がわかる!の第二弾。
図書館とコンビニ本が殆どだけど、たまたまかな、これで読書はとまった。
英語の実用書を最近はポケットに入れてるけど、ぜんぜん進まない。
ネット初めて天才お兄さん見て、心理学に興味を持った流れです。
213 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/05/05(木) 08:55:22.73 ID:AWzIKQ7K
会社の絞め殺し学
文章、内容共に読みやすく面白かった。ロジャー・V・イークの本、失敗学、不機嫌な職場などと並行して読むとよし。
ハモンド・イネス、キャンベル渓谷の激闘
オチのおおらかさが微笑ましい
215 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/05/06(金) 10:56:21.24 ID:QzUt/hRj
宇宙戦争/H・G・ウェルズ
迷作の原作。こっちのほうが映画よりも生々しくて不気味だった。場所が変わらずのずっと同じ場所で火星人を観察したり、逃げ続けるような持久的なシーンが多かった。
216 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/05/06(金) 11:17:02.19 ID:QzUt/hRj
透明人間/H・G・ウェルズ
透明人間になった主人公が下宿先の村民から怪しまれて宿に放火して逃げ回り、配下にした浮浪者に逃げられ、逃げ込んだ旧友からも追われ死ぬ。
贈る物語 Terror
宮部みゆきが編者やってる海外ホラー短編集
個人的にはデイヴィッド・バレルの「オレンジは苦悩、ブルーは狂気」と
フィリップ・K・ディックの「変種第二号」がツボ
218 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/05/07(土) 10:14:38.39 ID:gJrctX6p
改造人間の島/H・G・ウェルズ
表題作をはじめとした短編集。どの物語もなにか一つSF混じりな要素を土台としたもので、最後にはオチや教訓みたいな結末で締めくくられる傾向がある。笑うセールスマンに似てる。
久々に読んだ
消滅の光臨/眉村卓
火星の合成人間/エドガー・ライス・バローズ
どっちも、シリーズの中/同じ作者の作品の中で、一番も好きな作品
火星シリーズ、懐かしいですね。現在からすると、J・カーターが火星へ行く方法が微笑ましいんですよね。
当時、本国での読者層は、何歳くらいだったんでしょう。
221 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/05/09(月) 08:57:42.43 ID:OEqrCdW/
盗まれた細菌/初めての飛行/H・G・ウェルズ 光文社
短編集。この本抜粋された作品はSFの作品は少なく現実的な物語が多かったけど、最後にはオチや教訓みたいなものがあったり、とくにアップダウンすることなくあっさり終わったり、騒動を起こしたが吉で終わるようなユニークな内容もあった。
陰陽屋へようこそ!
ほのぼので心温まるとか書いてあったし
途中までそんな雰囲気で楽しく読んだが最後の話で壁に投げたくなった
祥明の母親のDQNぶりとか犠牲なった犬のこととか思うと
あのゴミカス母が許されてるのが我慢ならん
ほのぼのするどころか腹が立ってしまった
買わなきゃ良かった……
蒼穹の昴/浅田次郎
まだ一巻、二巻しか読んでないけど。
借りたから仕方なしに読んでみたが思ったより面白い。
オー!ファーザー 伊坂幸太郎
伊坂作品ってうざいキャラも親しみが持てるもんだったが
これに出てくる同級生の女子キャラには愛を感じなかった・・・
アメリカ銃の謎 エラリー・クイーン
実家に帰った時に、国名シリーズ発掘して全部持ち帰ってきたうちの1冊目。
古き良き時代の本格推理。懐かしくて幸せっす。
セカンド・ラブ/乾くるみ
恋愛小説的部分が受け付けられず、読むのがつらかった。
この人が恋愛・性愛を書く能力に欠けているのか、それとも
80年代ってこんなのが当たり前だったのか。
動機が不明な行動が多すぎて読み終わった後はてなでいっぱいだった。
オチがわかったところで大した衝撃も感動もなく、登場人物に対する怒りしか残らん。
暗黒館の殺人を読んだ。
館シリーズ読むのは物凄く久しぶり。なんとなく主人公の事は覚えてたけど。
幻想的で退廃的な描写がことごとくツボだった。
美しいシャム双生児とか早老症の子供とか
怪しげな儀式とか謎の墓所とか暗黒館に相応しい人物と謎ばかり
どんどん提示されていって殺人の事は半ば放っておいて
そっちを知りたくなる作りになってるのかな。
これに作者が8年もかかったのは精神的にもかなりきつかっただろうなあ。
メアリ・ウェズレー 「満潮」
自殺志願のオバチャンと母親殺しの指名手配犯の青年
最後お約束的に二人はデキちゃうんだけど、思い通りにはいかずオバチャンはピクニック決行
この突き放され感パネェ
作者は70歳、この本でデビュー。瑞々しくスピードのある文章で面白かった
不運の方程式―あなたの「ついてない!」を科学する/ピーター・J. ベントリー
身の回りに起きた不運な出来事に絡めて、その仕組みを科学的に解説。
ガムや接着剤の成分や、ボールペンや電子レンジのしくみ、筋肉や神経の構造とかが、
平易な文章でとても分かりやすく解説されている。
とても面白いが、一日不運に見舞われる「あなた」が、だんだん可哀そうになってくる。
桜庭一樹「私の男」
エロ話かと思って読んでみたらとても恐ろしい話で夢に出た。
章ごとに語り手を変えて、過去へさかのぼっていく章構成で
同じ人物・出来事でも他の視点から見ると全く違う形を取っていて
最後に出てくる真実はいったい何なのか目をそらしたいけどそらせない。
第1章で、どう考えても関わってはいけない部類の人間であるヒロインと結婚する
毛並みのよさそうなおぼっちゃんをどんだけアホなやつかと笑っていたが
2章で彼の目線から見えたもの、それを知ってなお結婚を決めたこの男が一番恐ろしいかもしれない。
津村記久子「君は永遠にそいつらより若い」
おそらくどこかで若手俳優やアイドルをかき集めて映画化される。
どの登場人物も均等に描写され、均等に活躍し、投げっぱなしをくらっている。
配役が誰であっても文句が来なさそうだ。
本は、文章の生臭さが途中で鼻についてきて、読むのがつらかった。
それタイトルが好みで気になってたけどツマランのか
わたしを離さないで わたし達が孤児だったころ
カズオイシグロブーム到来。面白かったけど、いまいちこの作家掴みきれない
もう何作か読んでみる
233 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/06/08(水) 17:02:29.77 ID:UseiUtOK
本のスレって、基本小説ばっかだな。
忙しくて読書の時間が足りなくなってくると、小説家が必死で脳内で考えた作り話とか、読んでるもったいなくて読んでられない。
読むのはドキュメントとか自伝、政治経済書とか、実用書が中心。
天冥の標4巻
3巻までは箱庭未来世界、難病と闘う医師団、スペオペと毛色違いながらもそれぞれ面白かったのに
4巻でテンションダダ下がりだ。5巻に期待する。
ここがウィネトカなら、きみはジュディ
面白い。面白いんだが気に入った作家の他の作品探してもほとんど翻訳されてないってのが悲しい。
銀英伝
本屋で見つけてあまりの懐かしさに買ってしまった…しかしこんなんだったかな?
昔は何度も読み返すくらい好きだったのに今読むとあまり面白くない…
「人間嫌い」の言い分
光文社新書
改めて自分が人間嫌いである事を確認させられた一冊。
人間嫌いの度合いが強い人物のエピソードも、はた迷惑ではあるがどことなく人間味のある、ある種の微笑ましさがあった。
賛同し難い部分もあるが、人間嫌いの人間嫌いたる所以が上手く分析されている。
内輪のルールに従うとか、空気を読む、つるむ事等に違和感を感じているタイプの人向けの本だと思う。
「羆嵐」吉村昭
ああああ怖かったと思いつつ巻末までたどり着いたら
「実際の事件に基づいている」とあって股間が縮み上がった
2chで薦められたんじゃないのか?>羆嵐
熊ニュースあると絶対三毛別ネタ出てくるけど。
>>236 いや、同じ作者の別の作品が面白かったので
他のもなにか読んでみたいな〜と思って行った図書館にあったのが「羆嵐」だったのよ
幸か不幸か2chで「羆嵐」の話題に遭遇したことがなかったので予備知識なし
>>238 「シャトゥーン」や「ファントム・ピークス」から羆嵐にたどり着いたな私は
やっぱりノンフィクションが怖い
私は2chで三毛別事件のWikiを知り
伊集院のラジオで羆嵐こえええええ!!と言ってたので読んだ
このスレで紹介されて気になって読んだ本もちらほらある
「喜嶋先生の静かな世界」
頭がいい人の世界、研究者の世界、という自分の知らない世界を疑似体験できた気分。
文系の自分には、理工系はこんな感じなのかーというところも新鮮だった。
最後はちょっと悲しい。
純粋に研究者たるのは難しいものなんだね…。
ローズマリ・サトクリフ
「ケルトの白馬」「運命の騎士」
非常にリアルで渋い。自然や習慣の描写が素晴らしい。
読後時間が経つ程に余韻が強まる。時代小説好きに向くはず。
「第九軍団のワシ」が映画化らしいのでこちらも読んでみたい。
斎藤肇
「魔法物語」上下
自己陶酔が強すぎる文ではあるものの面白かった。
途中だれるが読んで良かったと思えるラストだった。
上巻はひとごとながらトラウマレベルの結末、
下巻の明るさに救われる。
同「新・魔法物語 竜形の少年」
なかったことにする。
佐野洋子「役に立たない日々」
昨年11月に逝去した著者の、2003年-2008年間のエッセイ。
日記形式。辛口のいつもの彼女の文章なので一気に読める。
しかし2周目。
残り2年分あたりから、彼女の老いと衰えがまざまざと感じとれるようになる。
彼女もそれを十分承知していて、2007年夏の最後にこう記す。
>これは呆けつつある老人のリポートとしてご参考になさって下さい。
むごい。
244 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/06/14(火) 08:14:45.76 ID:T0zhTSqT
『紅一点論』
なにがおもしろいんだろう
そして作者はなんでこんなに偉そうなんだろう
ただただいらいらしかしなかった
ジェンダーとかどうでもいい理想論であって、どんなに主張しようがマイノリティ。
ジェンダーが全廃されることなはい。
本読んでいらいらしたのは初めてだ
245 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/06/14(火) 10:47:12.27 ID:wgOsYBzz
ワイルドサイドを歩け/ロバート・ハリス
こういう破天荒な生活に憧れるが、実際にはできないだろう。
The Complete Short Stories of Evelyn Waugh
20世紀前半のイギリス作家、イヴリン・ウォーの短篇小説集
淡々とした平易な英文で、会話の使い方がうまい
決して派手な文章やプロットではないが、これぞまさに「じわじわくる」かすかな怖さ
時代も国も違うのに、簡にして要を得た人物描写の「あるある」感もすばらしい
蛇足・冗長と言いたくなる部分が全くなく、あえて言わないことで読者に想像させてくれる
いかにも散文の名手…って感じだ 長編も2冊買ったので楽しみ
ウンベルト・エーコの文体練習
そう言えば、清水義範ってもうパスティーシュ書いてないのかな
ずっとお城で暮らしてる
蝿の王みたいな、と紹介されたが確かにそうかも。
でも登場人物の年齢が高いだけに、そこが狙いではあるんだろうがイライラする。
ソフィー
これはずっとお城でみたいな、と紹介された。
自然や風景、ノスタルジックな描写が美しい。話も面白い。
読み終わってすぐもう一度読んだ。
翻訳小説にありがちな文体ではなく読みやすかった。
ザ・ロード/コーマック・マッカーシー(ハヤカワ文庫)
訳者よ。言いたくて言いたくて仕方なかったのはとてもよく解かる。
でも「子連れ狼」と「北斗の拳」はNGワードだと思うの。
あなたの後書きで全てが台無しなの。
江戸川乱歩傑作選
いやいや
いやいやいや
いやいくら昔の作品だからってあんたそれはないわ
>>250 収録作品見たけど、それなりの質を伴った作品収録してるみたいだけど。
車輪の下
これがなんというお前らってやつか
ひとめあなたに…
地球滅亡へのカウントダウンが突然始まってしまった世界で、
最後に一目恋人に会うために女子大生が都内〜鎌倉間をひた進むお話
道中ですれ違う女性たちの狂いっぷりがおそらくこの話のキモなんだろうけど
それぞれ本人なりに真面目に考えた上でおかしな行動に出たのがよく伝わってきたので
言われてる程狂ってるとは感じなかった
というか恋人を思って気丈であり続ける主人公よりも
リアルにダメ人間なこっちの人達の方が感情移入出来るんだな!個人的には!
きことわ/朝吹真理子
まだ読み途中だけど酷過ぎてなかなか読み進まない。
語彙は豊富だが言葉の扱い方が雑。
世の中斜めに見て知った気になっている作者の陳腐さが滲み出ている。
俺もないけど心配すんな
『職場は感情で変わる』
高橋克徳
講談社学術新書
『不機嫌な職場』の執筆者の一人が書いたモノだが、同意出来る部分と出来ない部分とあり。
おそらく読む者の取り巻く環境によって評価が分かれる一冊だろう。
ハイパーインフレの悪夢 アダム・ファーガソン
インフレにしたい人たちはインフレになったら自分たちの
懐がより潤うことになるからそう願ってるんだなと感じた。
貧乏人が出来ることは食料を作ったり溜め込んだりすること程度か。
感染遊戯 誉田哲也
ネタバレになるから書かないけど、ちょっとネットを
バカにしすぎ。
マルドゥック・フラグメンツ
104がよかった
早くアノニマスが読みたいよ
今夜、すべてのバーで
ガダラもそうだったけど無駄に著者の体験談っぽいところはあるし
主義主張丸出しっぽいし変に詩的だし
でもなんで面白いんだろう、くやしい。
小林よしのり ゴーマニズム宣言 戦争論
265 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/07/30(土) 23:51:34.91 ID:F9B8T3Ck
アニメックの頃 小牧雅伸
アニラジのはしり、週刊ラジオアニメックでこの世界に足を踏みこんでしまった
自分にとっては、ツボだらけの一冊でした。
まだ、アニメがお子様のものと疑われなかった頃。
それでもそれを、文化の一環として語るべきものと位置づけ、、、
いや、そんなに堅苦しくはないか。
如何に、お富さん(モチ富野総監督)に、インタビューの時間を割いてもらう
べく、中華料理屋で同席するか、とか、70年代のノウハウが何も無い時代に
アニメ雑誌を作りだし、世に出した苦労話満載です。
他人の苦労ほど、後から楽しい話もありません。
新徴組 佐藤賢一
沖田総司の兄、林太郎がメイン
というか史実として新徴組という組織があったことをしらなかった・・・
267 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/07/31(日) 11:17:38.90 ID:69nprK8d
アメリカ型成功者の物語 野口悠紀雄
ゴールドラッシュからシリコンバレーにいたるアメリカの成功者の話。
アメリカの金持ちの桁の違いに驚く。ヤフーの創業者とか株式上場したとたん
28億ドルの資産持ちになったとか。単純に100倍しても2800億円。
しかも、創業者だけじゃなくストックオプション制で食堂のおばさんも
上場したとたん億万長者。インターネット黎明期というのもあるが、羨ましい話である。
召使いの達の大英帝国
小林章夫
メイドや召使いについて、もっと詳しく知りたい人には物足りないだろうけれど
入門書としては、読みやすくていいと思う。
ただ筆者の主人の使用人の扱いの感想は関しては
いささか能天気気味な所があるとは思う。
召使いの達の大英帝国×
召使い達の大英帝国○
村上リコ「図説 英国メイドの日常」
貴重な古いたくさんの資料をコンパクトにまとめてあって、
さらにそれが日本語で読めるというのは大変ありがたい。
メイドの図柄が使われた昔のカードや広告を見るだけでも楽しい。
メイドのささやかな楽しみや恋、他の使用人や女主人とのかかわり方など
多項目にわたって詳細に、わかりやすく書かれているのでこれを1冊読んでおくと
メイドが出てくる小説や映画をより楽しめるようになるのでおすすめ。
271 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/08/22(月) 00:52:04.61 ID:Bcz7IDQ1
食べて、祈って、恋をして エリザベス・ギルバート
スイーツ(笑)と馬鹿にしていたものの結構面白くてくやしいビクンビクン映画は評判悪かったらしいな
アメリカ人てヨガとかスピリチュアルとかやたら好きだよなあ
日本でも流行ってるけど、受け入れられ方がアメリカとはまた違うような
もともと仏教徒とキリスト教徒の違いかな
眠いので考えがまとまらない寝る
272 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/08/22(月) 01:15:46.70 ID:EoM4QGsc
デスノート アナザーノート
最近、今更ながらデスノートにはまったからその一環で読んでみた。
孤独について〜生きるのが困難な人へ〜
中島義道
立ち読みで、序章に共感できて買ってみたが
本編が、恵まれた僕チンが、なぜ孤独に陥り
孤独を愛するようになったかがしつこく書かれてある。
おっさんの自分語りマスターベーションにうんざり。
序章だけ読めば十分な本。
寝ても覚めても本の虫/児玉清
紹介されてる本が自分では読まないジャンルなので興味がわいた
高い本を奥さんに無断で買って怒られて
「いい本は妻を質屋に入れても買うものだ」と言って夫婦仲が冷えたというエピソード
そりゃ奥さんも怒るよw
275 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/08/26(金) 10:07:15.66 ID:91y+dfjf
あげ
悪の教典 貴志祐介
上から下にいって予想外の話の進展をしやがった・・・
巴里の空の下オムレツのにおいは流れる
石井好子
簡潔な文章で美味そうなものを書くなぁ
戦後のパリの気分を味わえるのがお勧め
高熱隧道
吉村昭
ホウ雪崩について初めて知った。自然は怖いよ。ガクブル
>>277 続編で「東京の空の下オムレツのにおいは流れる」もお勧め。
石井さん、この間亡くなられちゃったね。
280 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/09/05(月) 09:53:09.70 ID:i/cyiSmT
野田佳彦「民主の敵」
タイトルからしてアレなんだが、2年前、民主党が政権を取る直前に書かれた本。
官僚の天下りや特殊法人の税金無駄遣いを厳しく非難し、もし増税をするなら
まず無駄を削減してから!と従来の民主党の主張を繰り返してる。
悪いのは自民!政権交代しないから官僚がつけあがる!という論理。
政権取って2年間かけて、天下りも無くせなかったし、特別会計の無駄も削れな
かった後に読むと、虚しさしか感じない。
281 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/09/05(月) 11:55:05.54 ID:6OQb21L5
何年も読んでないな
>>278 俺のじいちゃんの故郷は、泡雪崩で壊滅した。
跡形も無くなったんだぜ。
アガサ・クリスティ自伝
100年前の若者の暮らしや考え方が良くわかる
現代の(と言っても60年代だけど)若者に対しての意見が
考え方としては同意出来るけど、現実に即してない
直接会って議論したい!
時代は変わったんだよ!
「30代以上は信じるな」だって今じゃ古いよ
芥川龍之介の「地獄変」
うわああああってなるのに惹き付けられる。
魔力と言っても過言じゃないほどの魅力があった。
これって主人公の異常性の欠片を持っているという事なのだろうか。
285 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/09/28(水) 23:16:37.90 ID:Gzgb3zSj
サマセット・モーム
月と6ペンス
お菓子と麦酒
人間の絆
アシェンデン
モームにハマったので一気読み。なんか文体が好きだ
劇場が読みたいのに、近所の本屋にヌェー
モームって読んだ事ないけど(と言うより
>>285で初めて知ったけど)惹かれるタイトルが多いね。
タイトルにも作家のセンスって出そうだし、読んでみようと思った。
毛沢東の大飢饉
自分の考えだけが正しいと思ってる奴が国のトップにいて
独裁状態になると、国民は地獄だと思った。
遺体を肥料代わりにして畑にまいたとか、無理。
宮部みゆき「おまえさん」上巻のみ
これから午後の読書タイムで下巻に突入する予定。
大人気の時代物シリーズ3作目。ぼんくらな町役人(一応主人公)と 周りの人たち、
登場人物がすごく魅力的だ。
宮部の時代物は文章がすごく好き。
>>288 ほほう。
最近の宮部みゆきはつまらないと思ってここしばらく敬遠してたんだが
久々に読んでみるかな
「おまえさん」は図書館に予約してある、後2人で私だ、待ち遠しい。
宮部みゆきの時代小説は皆好きだ。ゲーム風小説は好き嫌い以前によくわからん。
今日東野圭吾の「どちらかが彼女をころした」を読み終わったのだけど‥
真犯人の名前の書いてない推理小説って始めて読んだよw
時代物はあさのあつこのもよかったわ
惜しむらくは年を取った男の描写がいまいちなところかな
みんな若く見えてしまう
>>290 推理小説に詳しい訳じゃないから裏付けはないけど、
東野圭吾って結構新しい試みをするイメージがあるな
彼の著作で真犯人の名前が書いてないのは「どちらかが彼女をころした」以外に
もう1冊あったような記憶があるが、、、忘れちまったorz
>>290 >>292 真犯人が誰なのかを考える余地がある分だけいいと思う。
清涼院流水のコズミックとジョーカーに至っては、もう、ね……
坂東眞砂子 くちぬい
田舎、因襲と作者得意のそそられる内容なんだけど
無理矢理今の日本の現状にあわせたせいか
なんだかやっつけ感
清水義範「発言者たち」
久しぶりに読み返したら、物凄く身につまされた
シェイクスピア/マクベス(訳:福田 恒存)
ちっとも古い感じがしなくて読みやすい。
短いのに凝縮していて、表現が巧みで、思った以上に面白かった。
東野圭吾 仮面山荘殺人事件
これは面白かったなあ
幽霊鉄仮面/横溝正史
餓鬼(ハングリータイガー) ジャスパー・ベッカー
北朝鮮がやった密植農法は元はソ連から中国へと伝わったものだったとは。
理想と理念だけで実際それで何が起きたのかは知らん振りなのが恐ろしい。
文化大革命前に起きた大飢饉とそうなるよう仕向けた毛沢東の真実を
すべて捻じ曲げtれ都合の良いように捏造してる国から歴史認識について
糾弾されたくない。てか、絶対すり合わせなんて無理だから。
ということが良くわかった。
現代日本文学館/太宰治
文庫サイズの一冊に代表作の斜陽、人間失格、走れメロス等、
短編含め11作品収録されているのでかなりのお得感があった。
特に『葉桜と魔笛』が気に入って何回か読み返した。
葉桜と魔笛を読んで太宰治のイメージが変わった。
桐野夏生「東京島」
ヒロイン=木村多江のイメージだったのに、読んでみたら
穴が開いてることにしか存在価値がない、心も中身も醜い太った中年女でびっくり。
原作に忠実に映像化したものを見てみたいと思った。
アガサ・クリスティ「そして誰もいなくなった」
事件の渦中の時はミステリーっていうよりホラーに近い印象を受けた
事件後の警察の人の茫然としたセリフに戦慄したわ
303 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/11/01(火) 10:44:03.63 ID:EQbX4bJI
ロビンソン・クルーソー上下巻
ご存じのとおり冒険ものなんだけど、クルーソーが聖書を読み出してからは何事にも「神」に結びつけて気持ち悪かった。
読者をキリスト教徒に改宗さようとしてる作品に思えた。
『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』
翻訳に3年かかったらしい。そりゃそうだ。
面白かったミステリー小説
「向日葵の咲かない夏」道尾秀介
「神様ゲーム」麻耶雄嵩
「仮面山荘殺人事件」東野圭吾
「容疑者Xの献身」東野圭吾
「葉桜の季節に君を想うということ」歌野晶午
「幽霊塔」江戸川乱歩
>>303 あれはつまんなかった。長いし。当時は新しい着眼点だったんだろうけど。
ヴェルヌの『十五少年』は面白かったのになあ…
307 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/11/06(日) 09:59:26.33 ID:yA+/0IGQ
白の闇/ジョゼ・サラマーゴ
突然失明するという感染症の病気が国中に蔓延するというパニックサスペンス。
窮地に陥った人間の欲や狂気が怖かった。
読者側にも物語の中の緊張感が伝わってきて、「この後どうなるんだ?」と先にを知りたくてスラスラ読めたけど、最後があっけなかって少し残念。
>>303 改宗も何も、当時の読者は殆どキリスト教徒だっただろ
ティファニーで朝食を
村上春樹訳じゃない方を読みたかったのに、書店になくて古本屋で購入
なんでもかんでも訳すの止めて欲しい
訳文に村上的なジメッとした感じがあって、どうも好きになれない
景徳鎮からの贈り物―中国工匠伝
陳舜臣
昔の中国の美術工芸の職人達の物語。短編集。
実家の本棚から持ってきたんだが、面白かった。
僕の行く道/新堂冬樹
ものすごく面白いというわけではないけど、感動して泣いたし
心あたたまる。
312 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/11/18(金) 00:02:44.07 ID:WOAk/RcV
シェリ コレット
おフランス人の恋愛描写は独特の濃さがあるなあ
年増の娼婦とツバメの話
313 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/11/18(金) 01:49:38.79 ID:30Y2967t
「九龍城探訪」
写真集だけど、文字もかなりあるタイプ。
親ができるのはほんの少しばかりのこと/山田太一
これに帰ってこれるから私の人生は安泰
おろしや国酔夢譚 井上靖
面白かった。
江戸時代の船が難破し漂流してロシア(カムチャッカ半島とかの方)に流れ着き
そこからシベリアを横断して、女帝に帰国を嘆願して、帰国するまでの冒険譚。
途中洗礼をうけロシアに帰化するやつ、病気で死んでしまうやつ・・・
日本に帰ることを夢見て今でも永久凍土に埋まってると思うとせつない。
おそろしや国酔夢譚に見えたw
>>316 私も本屋で、ん?おそろしや?と思って手に取ったんだw
意外に面白いから読んでみて。比較的良いロシア人ばかり出てくるけど。
『謝ったって許さない』ソフィー・リトルフィールド
クズ男を痛めつける仕事をしてるミシン屋さんの話
ロータリーカッター使うのが怖くなった
>>315 映画化もされてるし、伊勢若松に行けば資料館があり、さらに伊勢湾を眺めれば
昔のことが忍ばれる。
小林よしのり
ゴーマニズム宣言スペシャル 沖縄論
沖縄について考えさせられた
>>320 それ漫画じゃないの?
ならこの板に専用スレあるよ
322 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/12/01(木) 11:56:01.66 ID:8l+mMU2g
島崎藤村「破戒」
初藤村でした。夜明け前も気になるけど読破できるだろうか…
323 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/12/01(木) 13:04:43.90 ID:51mHKFHX
「ゲーム」 飯野賢治
高校中退からゲーム会社社長に至る半生記。
自分にはいったい何が出来るのかと考えさせられた。
>>321 ゴー宣はどこでも大抵一般図書扱いなんだよ。
所詮漫画じゃん。
326 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/12/01(木) 18:40:55.04 ID:PpTiZzWb
阿部勇樹 「泣いた日」
泣いてばっかりだった
327 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/12/01(木) 18:54:02.15 ID:kL1wg3YY
ねこぢる ねこぢる大全
凄い名作だった
328 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/12/01(木) 18:59:46.80 ID:wFdMM20a
>324
通りすがりの書店を覗いたら「タレント本」の棚に並んでたぞ
個人的には大いに腑に落ちたんだがなw
永遠のゼロ
泣けた
自壊する帝国/佐藤優
サーシャって漫画のキャラみたいな男だな。でも実在するんだな
どうにも歴史に興味が持てなくてその辺は流し読み
ロシアの風俗と当時の雰囲気がおもしろかった
ベタだけどアイザックソンの「スティーブジョブズ」
アップル創生期やマッキントッシュ誕生秘話系の本は昔からたくさん出てるけど、
それも含めてジョブズの人柄や性格が豊富な取材を元に掘り下げてあって、凄く面白い。
上下巻でかなりの頁数だけど、このくらいは必要と思える内容の濃さ。
333 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/12/11(日) 01:08:00.63 ID:YWwP0HRi
重力ピエロ
伊坂幸太郎
登場人物が皆いちいちいちいち気取った会話ばかりしてて読んでてイライラしたw
伊坂幸太郎って他の作品もこんなかんじなの?
そんな感じです。
あとよく「それだけ読んで判断するのは勿体ない」とか言うのが湧いてきます。
屍界 五条瑛
いまだ完結しない「革命」シリーズ
しかしあと一話でどうやってまとめんだ・・・
>>333 伊坂は処女作(名前も忘れた)読んだんだけど、
まあキャラクターもストーリーもオチも気取ってるわりにどこかでみたことあるような感じだった。
簡単にいえば、つまんなかった。
北村薫「ひとがた流し」
めっちゃ泣いた。ここ何年かで一番泣いた。
図書館に返してからも、場面を思い出すだけで涙が…
同時に、自分にはこんな大切に思い合える友がいるだろうか?と省みられた。
『春から夏、やがて冬』 (歌野晶午 著)
「葉桜〜を超える衝撃!」なんて煽られてるから期待して読んだらなんだこれ・・・
「どんでん返し」がどこかに隠れてるのかと読み直してもわからない。
凡庸でつまらない話に付き合わされて腹たった。
この人は葉桜と密室ゲームと女王様と絶望ノートだけでいいや。
339 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/12/12(月) 00:09:44.21 ID:9+7S8952
土屋賢治の「妻と罰」
マジな哲学書もイイが、エッセイの
破壊力もハンパない(腹筋の)wwwwwww
白石一文「僕の中のまだ壊れていない部分」
中二病を患った主人公と、リア充女と、メンヘル、サヨク、糞チュプ、バツイチ子持ち…とケツの穴がムズムズする人達が沢山出て来るホームドラマ。
末期の中二病患者がリア充と上手く行くわけないだろよ…
リア充の押し付けがましい理想を鬱陶しくも、主人公が何だかんだ言い訳しながら受け入れるところなど、色々なシーンが中二病で恥ずかしくなる小説
>>334>>336 そうなんだ
「仕事は一人でやるものだ」「ビートルズは四人でやってましたよ」
ってやりとりやJLGはゴダールの略とかイライラしたw
風にのってきたメアリーポピンズ
イメージとちがってつんけんした女だった>メアリー
ジュリー・アンドリュースの印象が強すぎたんだなあ。映画も借りてみる
>>343 メアリーポピンズは元祖ツンデレだからw
仮想儀礼
ゴサインタン
ハルモニア
全部同じパターンやないか
それを言ったら絹の変容もイビスも夏の災厄もカノンもぜんぶ同じだお
絹は最近、夏は相当昔に読んだわ。
じゃあもう他の読まなくて大丈夫だな。
夏の災厄は昼行灯っぽい上司が
「こんなこともあろうかと」色々準備しているご都合のよろしい人だった印象。
全部同じとか言っちゃったけど、思い返せば
女たちのジハードは違う路線で「へぇ」って面白かったよ。
「秋の花火」とか「純愛小説」「静かな黄昏の国」みたいな短編集も趣が変わって、でも篠田さんらしいエッセンスが効いてて好き。
自分はまだ「銀婚式」読んでないんだ〜。
349 :
おさかなくわえた名無しさん:2011/12/19(月) 14:52:06.88 ID:Y8fb0/jn
ダンテの「神曲」
天国編は難解過ぎる……
「天国編は難解です」と作中でダンテ自身が
言ってたけどさorz
ウールリッチの「非常階段」
小学生の時にあかね書房の少年少女推理全集みたいなのにはまって
全部読んだんだけどこれが一番好きだった。
今になって急にまた読みたくなって入ってる文庫を探して購入した。
短編なんだけどハラハラドキドキする展開でやっぱ面白かったよ。
小中で読んだものが今無性に読みたくて漫画もそういうの集めてしまうんだけど
30代半ばってそんなお年頃?
ランサムのツバメ号系を12冊一気に読んだ
機動戦士ガンダムUC 現在8巻
偶然から軍の機密に接触してしまった少年は、やがて世界の命運を左右するモノに関わることになる。
こう書くと、どこにでもあるストーリーだよなぁ。
まあ、鉄板だからしょうがないっちゃ、しょうがないか。
エアーズ家の没落(上)(下) サラ・ウォーターズ
読んでて疲れた。
ミステリ、ゴシックホラーと銘打てば聞こえがいいが、
閉じ込めた人間を放置して衰弱させ死亡し腐敗するまでを
延々と見せられるような不快感。
それが彼女の持ち味だと言われればそれまでなのだが。
荊の城の人なら仕方ないかなぁ…
私は荊の城読了後すぐ捨てたけどね
そんなすごいのか
女の方が内面はエグいからなあ
本格ミステリと言いながら、レズ萌えに突っ走った作品だもんな<サラ・ウォーターズ
漫画で作者がキャラ萌えに走ってうわぁーってなるのと同じ感覚。
外国版、腐女子枠か。
>>357-358 …354だが、ものすごく納得した。
ガチレズ萌えなら男が語り手だと筆が乗らないのも当たり前か。
下巻の入口あたりで作者、飽きたのかもな。
上巻で創ったものを下巻1冊分かけて嬉々として台無しにしてる。
作者がやりたかったのはホラーでも謎解きでもなく
この解体ショーそのものなのかもしれない。
見せられる方はたまんないな。明日売ってくるわ。
>ガチレズ萌えなら男が語り手だと筆が乗らないのも当たり前か。
ちゃう。
作者は女性の真性レズで、レズものばっか書いてる。
正直男のレズ萌えの方がマシだと思う、あれは。
チヨ子
なんか文章にひらがなが増えた。
キャラ付けのつもりか知らんが「けども」の乱用うぜえ。
狂人日記
本当に半端ない狂人だった。すごいなこれ。
ゴーゴリのやつね>狂人日記
363 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/01/13(金) 22:16:15.16 ID:Cux1wHDL
ゴーゴリおもしろいよね
なんか難しそうだと思ってる人多そうだけど。
「死せる魂」とか「検察官」とか、題名がものものしい
ってのもあるけどw
殺人鬼フジコの衝動
完全にタイトル買いだったんだけどいまいちだった
色々薄いんだよね、オチに無理があるし
同じく真梨幸子の「ふたり狂い」
いろんな本屋で平積みされてるけど
まず文章がヘタで読みづらい。
人の好奇心を煽るような暗いテーマを扱うにはなにもかもが稚拙すぎる。
なんで出版社はこんなの大プッシュしてんだろ。
困ってる人 大野更紗
難病になってしまった院生のドキュメント。
一言で言うと、超うざぇ女。
難病になったのは、お気の毒だと思うけど
「私の事を見て、甘やかして、優しくして!」ばっかりでうんざりする。
サブカル系で思い込みが激しくて、妙に偽善的で独善的。
うんざりする事うけあい(NPOとかボラによくいる上っ面だけの頭でっかち)
海音寺潮五郎「真田幸村」上・下
真田幸村よりもオリジナルキャラの忍者っぽいヤツの方が目立ってた。
あと女と文通してるシーンが多くて戦国武将の話を読んでいる気分には
なれなくて期待外れだった。
>>353 352のヒトじゃないけど、小説だよ
亡国のイージスの福井晴敏著
モビルスーツ戦は専門用語羅列されてもなかなか想像つかないがw
その分登場人物の心情とか細かい描写が良かったよ
小野不由美 魔性の子
自分は楽しめたな。
が、表紙が漫画チックで買いづらかった。
最近の小説は表紙が変に漫画っぽくて買いづらい。
深夜にしきりに宣伝しているジェノサイドはどんなもんだろうか……。
NHKのドラマの原作・辻村深月「本日は大安なり」駄作どっかで見たような内容
日テレのドラマの原作・滝田務雄「田舎刑事の趣味とお仕事」面白かった。
ドラマよりいいかも。
坂崎千春「金魚の恋」
いわゆる大人向け絵本の類になるんだろうか
物心付いた時から金魚鉢の鉢の中で暮していた金魚とそこに現れた金魚すくい出身の出目金、
二人は仲良くなるけれど出目金にとってそこはあまりに狭すぎる世界で…って感じの話
去っていった男への未練と慣れ親しんだ環境への愛着の間で揺れたままの女心、って感じの〆だったけど
これ出目金絶対死んでるよなあ…
頭痛が痛い、みたいになってる所があるな…スルーして下さい
>>369 魔性の子は結構古くないかな。
20年近く前の本だと思う。
古いとダメなの?
一番最近読んだのは乱歩の孤島の鬼なんだけど
>>374 最近の小説は、と自分が書いた所為だと思う。
正しくは最近の(表紙だけを改めた)小説は、だ。ごめん。
魍魎の匣も異なる表紙になっていて驚いた。萌絵っていうのか?買いづらい。
孤島の鬼は自分も最近読んだよ。面白かった。
悪霊/ドストエフスキー 読了。
ずっとロシア文学が続いたので気分転換にシェイクスピアを読み始めた。
福田恆存氏の翻訳が大好きなので面白い。
最近の表紙を改めた小説って狙いがずれてて買いにくいよね。
アニメ絵も嫌だけど個人的には太宰治とかその辺の本で俳優やタレントを表紙にしたのも苦手。
古いのを好んで買うから別に良いんだけど、なんとなくもやもや。
レディージョーカー
一気読みしてみた
まさかのホモだった
百機で撮った東京百景
写真+日常系短文エッセイかと思いきやクラシックカメラの話題満載で予備知識がないとかなり辛かった
偏屈老人と中二病って紙一重なのかもしれないなあ
>>376 その手の表紙だと「べ、別に表紙目当てで買う訳じゃないんだからねっ!」って気分になる
自意識過剰なのは分かってるしそういうのを否定する気もないけどさー
密林のおかげでその手の葛藤は減ったな。
密林にはデータが蓄積されているけどw
本関係のスレが、どれも小説スレになってしまうのが不思議だ。
アマゾンのランキング見ても、上位に入ってる小説なんてほとんど無いくらい少ないのに。
『なぜ世界の半分が餓えるのか』
「食料何て輸入すればいいじゃん」ってのは欧米の政治家が
涙流して歓喜するような言葉なんだなぁっと
欧米の「食料は武器だ!」(アメリカ農務大臣発言)って
政治戦略は単純だが確かに正しい
水、空気、食物がなけりゃ人は死ぬんだから、他国の食料事情を
握るのはその国のコアを握るに等しいってわけだ
古い本だから細かいデータは今とは違ってるが、根源的な問題は
今とそう変わってない(最新のデータが載ってる本も合わせて読むと面白い)
尚、自給率の低い国としてシンガポールが挙げられ、日本も技術で
生きるのが正しいという説が2chでもたまに見られるが、当の国も
2年前から自給率向上を図って動いている、というのは面白い(本著以外より)
>>380 何が不思議なのかわからん。
図書館の予約数ランキングや書店の売れ筋ランキングはほとんど小説で、
タレント本や話題のビジネス書が混ざるくらい。
オリコン2011年のランキングは1位:謎解きはディナーの後で、2位:もしドラ、
3位:KAGEROU、4位:くじけないで、5位:老いの才能、6〜8位:攻略本、
9位:サッカー選手の本、10位:タニタの料理本。
攻略本や料理本じゃ感想書きにくいし、感想をわざわざ人に伝えたいと思う本となると
小説やビジネス本になっちゃうのはしょうがないと思います。
難しい本は感想書くのも難しいぜ…
384 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/03/04(日) 23:41:52.08 ID:Dn13ckMZ
二つの嘘 諸永裕司
運命の人なんかより、ほんとの西山事件を書いてる作品。
山崎豊子の小説批判してる。
天使も踏むを恐れるところ
眺めのいい部屋
ハワーズ・エンド
フォースター祭り開催中
ウルフ読んだ時も思ったけど、この辺のイギリス人作家は文章がカッチカチに硬い
ト書きみたい。お国柄だろうか?
でもクリスティーもこの辺か。翻訳家の違いかな
映画化されてるのも多いが、個人的には純文学の映画化って出来が今一つなのが多い
イギリス人の患者も日の名残もプライドと偏見も
ていうか「プライドと偏見」ってカタカナ+漢字で字面が悪くねーか
高慢と偏見でいいじゃん
池田暁子のエッセイ漫画
・今度こそ片付ける
ダメ人間っぷりが自分と重なってて共感できた
これのおかげで掃除できた
・整頓術
内容は薄い感じがしたがまぁ参考になったかな
とはいえ初歩的な事しか書いてないけど
・ダイエット
話自体は悪くない
しかし最終的には食事制限に尽きるので全く参考にならない
・100万貯める
上とだいたい同じ感じ
この人はどうして多少無理のある方向に走ってしまうのか
時間整理術ってどんなだろう
この人フリーっぽいしあてにならなそうだけど読んでみたい
家のない少女たち 10代家出少女18人の壮絶な性と生
鈴木大介
家庭環境が最悪で、少女が家を出ると身体を売る事でしか生きていけない。
もう本当に気分がどんよりします。
気分が落ち込んでる時には絶対に読んじゃいけない本。
でも「子供が欲しい!」って連呼していた子がいたけれど
絶対に産むべきじゃないと思った。
愛される事を知らないで育った子の負の連鎖が続くだけな気がする…
今野敏「隠蔽捜査」シリーズ
40過ぎのキャリア警察官が主人公で、絡んでくるのも
おっさんばっかしなのになんでこんなに面白いのか
昨年の芥川賞受賞作、苦役列車
途中から結構面白かった
>>388 2までは面白かったけど、3以降つまらないんで買ってない。
図書館で借りて読んだ。
ジェフリーディーバーのウォッチメイカー
中盤まではだらだらした展開で正直飽き気味だったけど
そこから一気に読んでしまう位目の話せない展開に豹変、おもしろかった
外事警察 DODEジャスミン 麻生幾
NHKでドラマになったほうと小説のほうと中身が180度くらい
違うんだけど、小説で刊行してるのにドラマの続きで描かれてる。
しかも既存の自作の焼き直しな内容で登場人物を置き換えたら
まったく同じ内容・・・
NHKはほんと狂ってる。
393 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/03/08(木) 17:46:49.26 ID:mjrgb5sD
くだらない小説の感想はもういいから、もう少し知的な本を挙げてくれないか?
394 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/03/08(木) 18:10:48.74 ID:LOhOz7gC
>>385 「プライドと偏見」はクソ映画だけど、BBC製作の「高慢と偏見」は名作。
396 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/03/08(木) 20:17:33.19 ID:ZInSytQH
共食い
セックスと暴力がエグい
けど、描写力は見事
同じ本のもう1つの作品もよかった
397 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/03/08(木) 22:12:28.94 ID:6i9vKIzt
398 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/03/08(木) 22:23:09.83 ID:dVIJV4P4
ミポリンが主役だった、旦那が書いた原作。こいつのを読んだのは冷静と〜との2冊のみだが最悪。なんか自分のこと勘違いしてそうでキモイ
>>393 高視聴率番組で、当時のイギリスでは放映時間には街から人が消えたとか。
「高慢と偏見とゾンビ」を読むにあたってドラマ版を見てみたいわ。
400 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/03/10(土) 07:00:36.24 ID:V4vUU4vq
>>393 知的なお手本マダー?マチクタビレター
共産主義黒書
共産主義国家はお断りです、という気持になった。
ヒトラーのジェノサイドは叩かれるのに、スターリン他のジェノサイド状態は
叩かれないのはなぜなんだろうね。
>>399 それを読むために、高慢と偏見を読んだのに、いまだ
高慢と偏見とゾンビに手をつけられないw
やっぱり購入しなくて図書館でかりときゃよかった。
いつでも読める→いつまでも読まないんだよねぇ。
403 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/03/11(日) 12:36:59.98 ID:SaFb4ZTF
>>393 知的なお手本示せないなら、ドゲザしろやクズが
書くだけ番長が
404 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/03/12(月) 15:04:23.13 ID:knxfQCIL
405 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/03/12(月) 16:11:54.92 ID:UctnKDHi
/:::::::::::::::::::::::人:::::::::::::::::::::::::\
/:::::::::::::::::::::::::::/ ..ヽ:::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::/ ヾ:::::::::::::::::::::::::::丶
|::::::::::::::::::::::::::::/ ヽ::::::::::::::::::::::::::ヽ
|::::::::::/::::::::::::ノ ヽ.::::::::::::ヽ:::::::|
|:::::::/ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄|:::::::|
|=ロ -===・ ・===- ロ=.|
|:::::| .. |::::::|
|::::::| ` |::::::|
(||:::::| .(。。) |::::::|)
.. |:::::| ∴∴ l l ..∴∴ |::::::|
.. |:::::| ∴∴ _-- ̄`´ ̄--__ ∴∴ |::::::|
|:::::| ∴∴ -二二二二- ∴∴ |:::::::| < もう少し知的な本を挙げてくれないか?
|:::::| |:::::::|
|:::::::ヽ -_ _- ノ::::::::|
|:::::::::丶 . ̄ ̄ /::::::::::::|
|::::::::::| \_______/ |::::::::::::::::|
水銀奇譚 牧野修
起承転結の転の途中から結までが駄目って感じ
どんなオチを求めていたのかと聞かれると困るが少なくともこんなオチじゃなかった
こういうまとめ方自体は嫌いじゃないんだけどそこに至るまでがなあ…
シンクロナイズドスイミングのシーンの主人公と水の一体感の描写とか
子供のオカルトごっこがエスカレートして教師を破滅に追い込んでしまう所なんかは魅力的だったんだが
「アイの物語」山本弘
これは本当に良かったわ。
SF物だけど凄く読み易かった。
一つの物語の中に短編集が組み込まれているという形式なんだけど、
全ての物語が一つの理念に繋がっているといえる。
いわゆる未来モノの話の概念が変わった。
オススメだよ。
陽だまりの彼女/越谷オサム
「女子が男子に読んでほしい恋愛小説No.1」なんだそうで、
確かに若い女の子なら感涙に咽び泣きそうな一冊。
でも私みたいな捻くれたオバサンだと、
「この後の主人公の生活はどうなんのさ」みたいなどうでもいいようなことが気になって
素直に感動できなかったりする。
>>408 人気あるらしかったから図書館で借りて読んだけど、
いつ面白くなるんだろ?と読み進めてとうとう最後の結末へ‥w
なんで、これに人気あるのか全然わからん。
虐げられた人々/ドストエフスキー
「罪と罰」「カラマーゾフの兄弟」に匹敵するほど面白かった。
ドストエフスキーは前半だるくて後半で面白くなる事が多いけど
「虐げられた人々」は最初から面白いのでちっとも飽きずに読めた。
タックスヘイブンの闇 ニコラス・シャクソン
金持ちや企業が税金回避をして本来負担すべき税金を
負担しない代わりに、貧乏人がその税金を負担してる状態だと
いうことがよくわかった。
まさに、今は貧乏人の金が貧乏人に吸い上げられてる。
税金をあげたら税金が安い国に逃げますよという企業の
論理も論破されてるし、企業にもきちんと税金かけろよと思った。
消費税論議はそれからだ。
412 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/03/22(木) 11:33:37.15 ID:TpQaq4bI
くだらないジャンク小説ばっかり挙げてるカスどもは
>>410-411あたりを見習って書き込むように。
413 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/03/22(木) 11:46:18.01 ID:X/gRWwA7
突っ込まれて何も言い返せなかった
>>393 が登場しましたw
読書スレってガイキチ沸きにくいんだけど
時々粘着でタチの悪いのがポっと出てくる
そいつらは自分が頭がいいと思い込んでてやたらと居座り続ける
どこの板の読書スレでも似た傾向あり
415 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/03/26(月) 11:35:07.46 ID:jg5/ec2/
つーか、スルーすりゃ良いだけだろ。
過剰反応して粘着してる奴等のレスの方がはるかに目障りだわ。
416 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/03/26(月) 12:54:48.28 ID:5ZuMg5P9
>>415 君がすばらしい知的な本を挙げて
スレの雰囲気を変えればいいと思うよ。それができればなw
知的な本って言うと官能小説のことだな
やっと入手できたので
ジャン・ハロルド・ブルンヴァン「赤ちゃん列車が行く」
日本とアメリカの都市伝説に対する感性の違い、怪談の質の違いなんかが解って面白い
前3冊「消えるヒッチハイカー」「チョーキング・ドーベルマン」「くそっ!なんてこった!」に比べて
軽妙な色が消えてやや重い学術書に趣が変わってるのがちょっとアレですが
共食い 田中慎哉
いい作品だったんじゃないの?
おっさんファンタジー小説だと違うオチになりそうだけど。
ネクロノミコン/ドナルド・タイスン
ネクロノミコンと言えば読んだだけでSAN値直葬な代物なはずなんだけどねぇ。
まさにタイトル詐欺。
いろんな作家が勝手に作った設定を無理やり纏めたんだから仕方ないとは言え、これは酷い。
421 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/04/20(金) 01:01:16.61 ID:5LgMxs54
アンナ・カレーニナ
前半はリョーヴィンの田舎暮らしや農業やキティとのあれこれが面白く
後半はアンナとその愛人とのいがみ合いが面白かった
アンナって悲劇のヒロイン的な立場かと思ってたけど
スイーツ寄りっていうか、あまり同情できない。子供かわいそう
こういうすれは、名作だけじゃなく色々な本の感想が見れるから良いんだと思います(>_<)
日本人の死に時
テレビでは長生きすることのポジティブな面だけ取り上げてるけど元気に長生きしてるのはほんの一部の人達だということ。
体の自由も効かず苦しんみながら生きている人達が取り上げられていて考えさせられた。
日本の地方財閥30家 菊地浩之
系譜を見ると政略結婚というか金持ち同士の結婚ばっかり。
庶民が金持ちに玉の輿なんて御伽噺の中しかないことだと思った。
失われた地平線 J・ヒルトン/河出書房新社
冒険小説だが、
このご時世だとカルトからの脱出ものとして読んでしまう夢のない自分。
「感情の枯渇は知恵のはじまり」
主人公がシャングリ・ラに感化されてからの一言だが、
終始冷静沈着に見せている人物に言わせているのが怖い。
お前大丈夫か?と思うか、ですよねー…と思うかでラストが違ってくる。
426 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/04/23(月) 15:53:50.84 ID:WwEPkEvM
屋山太郎 日本人としてこれだけは学んでおきたい政治の授業
松下政経塾での講義に加筆修正した物。
過去の政治家達の言動を掘り下げて学ぶ系かと思ったら、民主党政権への主観的な
政策こき下ろしが多く、全体にネトウヨ全開でつまらなかった。
ジェームス・スキナー 略奪大国
典型的な「日本は国債発行額が多すぎるから破綻する」論の本。
日本政府の対外債務が少ないのはむしろ危険なことで、国債デフォルトが起こったら
国民が全て損害を被ることになり大変だぞとか、外人に言われたくない。
破綻の定義も示さず、デフォルトの具体的な説明もほとんど無く、破綻論系の本の中
でも出来が悪い部類。
427 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/04/25(水) 15:29:05.54 ID:0Z7FGm0i
年収2000万以上の人はしっておくべきこと。
山田権蔵
これは興味深く読ましてもらった。当てはまる事がおおくて勉強になった。
428 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/04/26(木) 00:39:33.50 ID:QtoPVuxm
文学に対してコンプレックスを持ち且つ、高尚な趣味の意味を履き違えた年寄りが居ついてつまらないスレになったな・・・
429 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/04/26(木) 03:48:28.63 ID:EhVj2ad+
絶対音感 ( 最相 葉月)
自分が何故音痴なのか知る手掛かりになった。 と同時に人は持って生まれた才能・能力(容姿も含む)が大きくものをいう事を再認識させられた。
430 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/04/26(木) 09:56:26.79 ID:TfANav+B
森繁和 参謀
中日を8年間で4回優勝に導いた落合前監督を8年間右腕として支えたコーチの本。
野球好きなら値段分は楽しめるんだけど、すごい意外な話とかは少なくて、他に取り上げて
欲しい話も多く、8年間を語るにはやや頁数が足りない感じかな。
幸福論/ヘッセ
ヘッセは作家人生全体を通してテーマが同一だなと思ってたが
この本の最後の「日本の読者へ宛てての序文」を読んでちょっと好きになった。
桜庭一樹『GOSICK』
コミックのような体を成していますが、戦争に翻弄されながらも愛を貫く少年と少女の物語を、壮大なスケールで描いています。
この人がどうしてライトノベルに位置付けされるか解らない、村上春樹よりずっと文学的、もっと評価されるべき作家。
>>432 「エロゲは人生」のコピペを思い出した。
>>432 直木賞とか取ってるじゃん。
ジュニア小説でデビューしたからいまだに低く見てる人が多いけど。
渋谷昌三 他人の心理学
数冊は心理学を呼んだけど、内容量も多く、自分のことも少しはわかった。
436 :
ながぐつ:2012/05/04(金) 01:21:09.75 ID:fJ/OdGQN BE:380830199-2BP(555)
女流阿房列車 / 酒井順子
本家の阿房列車と同様、電車に乗ることをメインにした鉄道紀行文。
路線地図を傍らに置き、地点を確認しながら読むと面白い。
437 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/05/09(水) 19:28:47.18 ID:HQw2MFaN
偉そう言うわりにはしょうもない本ばかり読んでるのな、この板の住人は(笑)
定期ageあざーっす
439 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/05/10(木) 10:56:27.60 ID:YRypr0ei
浜矩子 EUメルトダウン
この人の本始めて読んだけど、表現が全てもったいぶった装飾的な言い回しで、
内容が薄くて経済書としてはかなり読みづらかった。
物語みたいに語らなくて良いから頼むから事実だけ書いてくれ。
旧約聖書を知っていますか 阿刀田 高
旧約聖書を軽妙にわかりやすく説いた本
読んだ後に
「キリスト教(ユダヤ教・イスラム教)についてもう少し詳しくなりたいな」と
更なる知識欲求を抱かせてくれる良書
しかし聖書って想像以上に・・・w
ホントに面白かったw
441 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/05/15(火) 10:04:50.20 ID:skCeodrI
苫米地英人 電通〜洗脳広告代理店
メディアは広告主に頭が上がらないから、その広告主を独占的に握っている電通は
日本のメディアを支配している・・・という2ちゃんで良く聞く陰謀論の本。
電通の成り立ちや洗脳のプロセスが丁寧に説明してあって読みやすいけど、状況証拠
ばかりで電通を悪と断定するにはやや説得力に欠ける気がする。
青砥恭 「ドキュメント 高校中退」
様々な理由から高校を中退せざるを得ない人が、同じ日本に
少なからずいるということは正直自分には思いもよらなかった。
この種のディバイドは日本人にとって
後々大きなダメージになりそうな気がする・・・
443 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/05/15(火) 12:07:43.15 ID:Y8jBlXxz
「サグラダ・ファミリア」
ある未婚女性の遺児を引き取るため、ビアンとゲイが偽装夫婦になるまで
「旅のラゴス」
ラゴスが旅にやつした青年期〜老年期までの人生を読んで示唆を受けろや
444 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/05/17(木) 09:13:06.23 ID:o0QMyUGq
江田憲司 財務省のマインドコントロール
日本政府は借金まみれで今すぐ増税しないとギリシャのように破綻するみたいに言われて
いるけど、それが省益を拡大するために財務省の仕組んだ巧妙なデマであることを暴いた本。
日本がそう簡単には破綻しない根拠はこの人の説を信じなくてもCDSの料率を見れば一目瞭然
なんだけど、元官僚(通産省)だけに財務省の支配力についての解説には説得力がある。
445 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/05/21(月) 16:18:40.84 ID:j2JiNDWb
池田秀一 わが青春の赤い彗星
この人は元々声優ではなかったんだけど、ガンダムのシャア役をきっかけに「シャアの人」
のイメージが固定化して・・・という流れがあまりにも予想通りすぎて意外性はなかった。
ガンダムはシャア役で受けたオーディションではなかったことや、シャア役を当日に飛び
込みで志願したことなど、シャアへの強烈な思い入れは伝わってきて面白かった。
446 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/05/21(月) 16:42:14.55 ID:HjCrrNNa
ポイズンママ 小川雅代 もっと読みごたえのある、ノンフィクションを期待していたのに、まるで期待はずれ。
十二夜/シェイクスピア
喜劇と言われているがちっとも面白くなかった。
今はやはりシェイクスピアの喜劇、じゃじゃ馬ならしを読んでるが、こちらは面白い。
じゃじゃ馬ならしは福田恒存氏の訳。十二夜は違う人の訳。
今まで福田氏訳のシェイクスピアでつまらない思いをした事は一度もなかった。
十二夜も福田氏の訳で再読しようと思う。
ドン・ウィンズロウ「犬の力」
メキシコ麻薬戦争の小説
マフィアのすることが残酷でうわぁ…って思いながら読んでたけど
読んでる間にメキシコで49人殺しがあって
小説の中身が変にリアルに感じられた
三橋貴明 コレキヨの恋文
新米女性首相が、日本史上最高の財政家・高橋是清に時空を越えて教えを乞い、
日本経済を立て直していく、というSF政治小説。
政策自体は日銀の金融緩和と政府の財政出動のセットでデフレを脱却し成長路線に乗せる…
という筆者の従来からの主張を物語仕立てにしただけだけど、首相周辺も実在の人物をモデル
にコミカルに仕上がっていて、ちょっともしドラ風で読みやすい。
「バレエの筋肉、使えてますか?」
先生に毎回注意されてる事が、図解にされてるだけだった。
バレエで使うインナーマッスルの鍛え方とかストレッチ方も知りたかった。
クラシックバレエは芸術枠に入っているが
表現と音楽と衣装を取ると、まさにアスリートそのもの。
体がキツイよー。
>>447 喜劇なんて言っても、単に「悲劇にならない」程度の意味しかないよ。「桜の園」だって喜劇だし。
「十二夜」はハッピーエンドなんだから立派な喜劇だよ。
「蝿の王」/ウィリアム・ゴールディング
メガテン的なあれかと思って読んでみたら全然違った。
でも秩序と混沌の対比と言う意味ではちょっと似てるかも。
圧倒的なカオスルートだけど。
>>451 喜劇って=悲劇じゃないって意味なんですね。
過去に読んだシェイクスピアの喜劇は4冊とも福田恒存氏の訳したものでそのどれもが楽しく読めたし、
現在読み途中の福田氏訳のも楽しいのに十二夜だけはつまらなかったから訳が自分と合わないのかと思ってました。
福田氏の訳は面白おかしくはなくてもつまらないことはなかったからなあ、と単純に考えてました。
紗央里ちゃんの家
色んな意味で気持ち悪い話だったけどどう気持ち悪いのかがうまく説明できなくてそれがまた気持ち悪い
好きにはなれなかったし良く出来た話だとも思えなかったけど印象にはまあ残った
三宅久之 闘争 〜渡邊恒雄の経営術〜
ナベツネの生い立ちから政治記者時代の活躍、読売新聞社長になるまでの出世物語、
プロ野球再編騒動などについて語った対談本。少し古く05年出版。
久ちゃんナベちゃんと呼び合う親友同士ということもあって、世間で言われる権力欲
の権化のようなナベツネ像とは一味違う、人間味溢れた優れた新聞記者、経営者として
の一面が引き出されていて面白かった。
__
, ‐' ´ ``‐、 / ̄:三}
. /,. -─‐- 、. ヽ / ,.=j
_,.:_'______ヽ、 .! ./ _,ノ
`‐、{ へ '゙⌒ `!~ヽ. ! /{. /
`! し゚ ( ゚j `v‐冫 , '::::::::ヽ、/ そんな野球よりステマしようぜ!
. {.l '⌒ ゙ 6',! / :::::::::::::::/ __
. 〈 < ´ ̄,フ .ノー'_ , ‐'´::::::::::::::;/ (_ノ)‐-、
. ヽ.、 ` ‐", ‐´‐:ラ ':::::::::::::::: ;∠. ヽ_} ゙ヽ
,.r` "´ /:::::::::::::::::::ィ´ `ゝ !、 /
/ / :::::::::::::::: ; '´ /´\ / r'\
. i ! ::::::::::::::/ 墨 | .!::::::::/ヽ、.._!ヽ. ヽ、
{ {:::::::::::;:イ / ‖i:::::::/:::::::::::::/ \
. ヽ ヽ,.ァ‐'´ /ヽ 二 ,/`ヽ、::::::::: /
吉川栄一 一生お金に困らない個人投資家という生き方
ハウツー本。
数字を右から左に操作して儲けてるだけで、何を生産する訳でもない社会の寄生虫の
ような分際で、真面目に働いてる人達を「労働奴隷」呼ばわりしているのはどうかと思う。
同じように儲かれば確かに嬉しいだろうけど、尊敬は出来ない。
457 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/06/06(水) 18:58:56.79 ID:kRdoRNQ7
奴隷みたいなもんじゃん
というか本人が自由だと思ってるだけで実際は奴隷以下かも
457はもうちょっと実際の奴隷について知ったほうがいいと思う。
なんかちょっとカッコいいこと言ってみたいだけじゃ、恥をかくだけだ。
ここは2ちゃんだからいいけど、現実でも知識無いのに
知った風な口きいてると、陰で笑われちゃうし成長の機会を逃すよ。
結構マジレスだよ。
459 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/06/07(木) 19:40:41.65 ID:QIPSZlXn
奴隷っていっても色々あんだよ
>>458 「労働奴隷」って造語出てるのに実際の奴隷がどうとか次元が違うだろ
461 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/06/08(金) 00:13:07.14 ID:GXjRdrqY
アメリカ人の富豪とメキシコ人のジョークを思い出した
アメリカ人が金を稼げば遊んで働くなくてもいいと言うと
貧乏なメキシコ人が、今そういう風な生活しているよ、と言うやつ
神吉さんの双玉詰将棋の本
自分側にも王がいるから、それを守りながら相手の王を詰ますのは意外と難しい
最後の問題を見てみたけど、あれ初見で解ける人いるんですか?
463 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/06/13(水) 01:04:02.21 ID:B0rkAQhW
ときどき一手詰めがわからん時がある
新月譚 / 貫井徳郎
ベストセラー連発の人気女流作家が、その絶頂期に突然絶筆。その理由を探るミステリー仕立て
にはなってるけど、実態は恋愛小説。面白かったです。
この作家好きなんで、新刊出るたびに読んでます。
読み手をぐいぐい引っ張る力量は東野圭吾や宮部みゆきにも負けないと思う。
ただ、どの作品も登場人物の中に精神的にアレな人が必ず何人か出てきちゃうのが玉に瑕。
村上春樹 1Q84
面白かったけど、ちょっと長すぎないか。
あんな分厚い本3巻でやるほどの話なのかという気はする。
はじめての経済学 伊藤元重 日経文庫(上下巻)
勉強のし直しで購入。初学者向けにミクロ、マクロから、ゲーム理論や国際経済まで難しい数式無しに読める。
ガキの頃に、数学をちゃんと勉強しておけばよかった……。
落合信子 一心同体
野球に詳しい人には常識なのかも知れないけど、落合の中日移籍も、巨人へのFA移籍も、
中日の監督を受諾した決断も、全て妻の信子が主導していたという事実には驚いた。
日ハムに移籍するときもナベツネに直談判して頭下げさせてるしFAじゃなく自由契約に
してもらってるし、この人むちゃくちゃアゲマンじゃん。
絶望名人カフカ人生論 フランツカフカ 頭木弘樹
ネガティブすぎて、逆に元気が出る不思議な言葉の数々。
湊かなえ 贖罪
オカンのせいで事件の目撃者の子供四人が皆、不幸に。
気持ちはわからなくないけど読んでると滅入ってくる
>>467 この人が著者の一心同体ってタイトル見ると。
ソープのテクニックをマスターして夫に奉仕している姿を想像してしまうのはオレだけか。
真偽はともかく、有名なコピペがあるから、仕方ないね。
かつて、名前は出せないが堀之内のソープを全軒制覇するほどソープ好きだったロッテの選手がいた。
その選手は新婚だったにも関わらずソープ通いを辞めず、業を煮やした新妻はある日、家に帰ってきたその選手に向かい
「大事な話があるので、服を脱いで風呂場に来てほしい」と言った。
件の選手が裸になって風呂場に向かうと、そこにはスケベ椅子とマット、それに泡姫ルックの新妻が。
この新妻、亭主のソープ通いを辞めさせるには「家でサービスするしかない」と自らソープに赴き
道具と技術を修得してきたというのだ。
これに懲りた件の選手、ソープ通いはピタリと止まり、翌年には長男の福嗣くんも誕生した。
落合は信子とつきあい始めても平気で風俗行ってたらしいから、その部分は真実に近いかも。
ただ、信子は何度も流産してかなりの高齢出産でやっと福嗣を授かってるから、コピペの
後半は時系列がおかしい。
渡邊次郎「歴史の哲学」
買ってじっくり読もうと思ったら、中古でプレミアついてんのね
文庫本に定価以上の値段を出すのはちょっと
みんなの機内食
韓国マンセーがすっごい。
さらっと「おいしかったです」程度なら気にならないけれど
「世界で一番おいしい大韓航空!」みたいな事が書いてあった。
気持ち悪くて、一回しか見てないわ。
著者はチョンか?
ことわざの論理 外山滋比古
真面目すぎなくてよかった
板倉聖宣『火曜日には火の用心』
暦にのこる昔の人びとの知恵と迷信。
図書館では児童書扱いだったけど、筆者は小中学生から大人まで
あらゆる人に読んでもらおうと書いた。
占いや迷信に対して非科学的と一方的に斬るのではなく、
これらに振り回されない、上手な付き合い方を提案している。
「子どもを殺す子どもたち」デービッド・ジェームズ・スミス
90年代前半にイギリスで起きた、10歳児二名による幼児誘拐殺人事件の顛末をまとめた本。
関係者の証言を基にした事実だけを誇張抜きで構築してある…のはいいんだけど
肝心の犯人二人が最後まで嘘を吐き続けているので詳しい真相や動機は語られずじまい。
でも仮に真実を話していたとしてもそれが実際にあった事だと証明するのには限界がある訳で
そう考えると細かい部分まで断定口調の犯罪ルポって胡散臭いんだなあ。
三橋貴明 日本は国債破綻しない!
国債に的を絞って、繰り返し丁寧に解説している。内容が濃くて面白かった。
この手の本は両極端なので、破綻する派の本とセットで読んで、自分なりに
納得しておいた方が良い。
蟹工船、一九二八・三・一五 / 小林多喜二著
家にあったからなんとなく読んだ。
苦手な文体っぽくてどうかなと思ったけどとっつきの印象よりは読み易かった。
そして、君は近々日本共産党に入党する。
赤坂栄一 キャッチャーという人生
古田や阿部や城島のようなスタータイプではなく、広島の達川や、巨人の村田、
谷繁、里崎ら比較的地味なタイプのキャッチャーの野球人生を追いながら、
捕手業の奥深さに迫った一冊。 野球好きなら楽しめると思う。
482 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/07/08(日) 05:24:09.10 ID:AgGhE45F
これがC級グルメのありったけ 小泉武夫
うまそうで腹が減る。読むのが辛い。
名探偵の掟 東野圭吾
初東野圭吾。こういうのもありなんだ。面白かった。
愛はすべての上に/ダフネ・デュ・モーリア
モーリアってマーガレット・ミッチェルみたいに1作だけの作家かと思ってたら全然違った
多作なのね。なんか寡作のイメージがあったわ
24歳のデビュー作だけあって粗も目立つが面白かった
レベッカのような緊迫した心理描写はまだ見られないが、妙に印象に残る一言があるのはモーリアらしい
殆ど絶版だけど、図書館にあるのはとりあえず全部読もう
「なみや雑貨店の奇蹟」東野圭吾
東野圭吾の推理小説はイマイチ好みではないのだけど、
これは良かった。
SFでも無し、推理小説でも無し、なんだけど。
高山文彦 どん底
事件も事件を起こした人物の周囲も生ぬるくてすっごい胸糞悪かった。
差別問題を起した一般関係には厳しいくせに身内には生ぬるいのかと
思わずにいられん。
白石かおる 『僕と『彼女』の首なし死体』
09年の横溝正史ミステリ大賞受賞作品らしいけど、
横溝正史ミステリ大賞ってラノベでも受賞できるのか・・・
作者の名前=イケメン風味な主人公の名前なのがなんだか気持ち悪かった。
選評では主人公のキャラクターに拒否反応を示した選者が多かったけど
異様にヒステリックでギャーギャー騒いでるだけのツンデレヒロインの方がダメだわ。
新入社員の箸の持ち方一つに上から目線で説教垂れるうざいお局が20代のわけがない。
雁/森鴎外
あっけなさが現実的で美しかった。
リズム、文体の巧みさもさることながら、感覚的に何かを残す文章が良い。
共食い/田中慎弥
文章がそれっぽいなーってだけで後に残る物が何一つなかった。
内容の割に後味の悪さも、爽快感も、とにかく感覚が何も残らない。
朝吹の時も思ったが最近の芥川賞は「それっぽい」ばかりで物足りない。
最近の純文学と呼ばれる物はメッキが多くて悲しい。
>>487 芥川賞なんて、「太陽の季節」で既に終わってる。ただの販促だよ、あんなの。
ようこそ女たちの王国へ/ウェン・スペンサー
題名と表紙のイラスト見た時、「早川がラノベ?」なんて思ったけど、
中身は普通の冒険活劇なんで安心した。
ただ、ヒーローとヒロインの役割が完全に逆転してるんで、なんかこそばゆいと言うか。
小人たちがこわいので ジョンブラックバーン
空高くそびえる山へも
藺草におおわれた谷にも
だれも猟に行く勇気はない
小人たちがこわいので
昔のサスペンスはそそられるタイトルが多い
内容はシャーリイジャクソン+恩田陸みたいな感じ
>>488 ああ、良かった、芥川賞をそう評価する人がいるんだね、少なくないんだね。
芥川賞受賞作を評価する人を見て、何も感じ取れない自分が鈍感なのかと不安だった。
注文の多い料理店/宮沢賢治
世界観の美しさと哀しさが滲む優しさになんとも言えない気持ちになる。
年に2回もある時点で販促だろw
夏物冬物バーゲンセールみたいなもんだ
井上祐美子「紅顔」
読み終わったあとに嫌な気分になったのは
ろくでもない主人公をやたらと美化していたからかな
この著者の本を読むことは二度とないと思う
「雪と珊瑚」梨木 香歩
ウーン、中の台詞は一つ一つ心に残る物も多かったが、
なんせ、御伽噺、世の中そんな上手くいくはずないじゃん?というので、心に残る台詞も中に浮いてくる。
だいたい、高校中退21歳の女が、心を込めただけで、人々に褒められる金のとれるコーヒーを淹れられて、
作り方を聞いただけの料理を店で出して皆を満足させられるって‥ よほどの天才だったのかなあ。
なにそのマンガでも有り得ないような設定
書いた奴が世の中甘く見てるバカ女としか
貧困肥満 三浦 展
一章の貧困大陸は肥満大国は、
「貧困大陸アメリカ」堤未果の焼き直しにグラフ付けただけの物。
コーンシロップについての話は興味深い所だったけれど、サラっと流しすぎ。
もっと踏み込んで欲しかった。
第二章は、ルポの貧困層の実際の食事例とそれについてのアドバイスが八例。
実例は三例程度でいいんじゃないのかな?
似たような食生活の人々とアドバイザーの似たようなアドバイスがうっとうしい。
第三章は、飽食から崩れ食、そして呆れ食
座談会で食の崩壊を語る
「家族の勝手でしょ」岩村 暢子の方が偏ってるけれど、読み物としては面白かった。
全体的に焼き直しの中身の薄い本
パット・ブラウン「プロファイラー 深層心理の闇を追って」
内容がひどくてななめ読みしかしてないけど・・・
普通の主婦がある事件をきっかけにプロファイリングを勉強して
素人プロファイラーとなり、いろんな事件に首を突っ込んでは
ひっかきまわして遺族やビジネスパートナーを激怒させたり
旦那に離婚されたりと迷惑な暴走鬼女となった実体験の話。
警察には当然相手にされないし、関わった事件は全部未解決だし突っ込みどころ満載。
遺体に残った謎の跡の正体を割り出すためにウォルマートに出かけてって
商品を手あたり次第自分の体に押し付けまくったエピソードにはドン引き。
「著者承諾のもと、日本語版では原著を一部割愛しております」なんて
注意が書いてあるところを見ると、あまりにもひどくて削らざるを得ない
内容だったんだろう。翻訳者の人お疲れ様・・・
>>497 実体験かよ!
あまりにも糞女すぎて逆に興味がわいたw
でも買いたくはないw
>>494 梨木香歩はスピリチュアル方面に行ってから小説がつまらなくなったな
ノエルカ マウゴジャタ・ムシェロヴィチ
ポーランドの児童文学
ハリーポッターの訳者のような変な訳でちょっと読みにくかった
トックリセーター、衣紋かけ(若い子は分からないだろ)、おニュー、こんにちわ、今晩わ
地の文で「〜したもんだ」「〜ってのは」「〜って訳で」
ポーランド語の翻訳者って少ないらしいがそのせいだろうか
出版社も聞いたことない名前だし
宗教の歴史地図/井上順孝
世界宗教の成り立ちから現在の争いの元(911とか)をざっと説明した薄い本。
容量的に仕方ないのだろうが、ざっと過ぎて誤解を招き兼ねない内容だった。
突っ込みどころも多々ある。
読者が常に疑問を念頭に置いていなければいけない(鵜呑みにしてはいけない)という前提はあるが、
その前提さえ終始忘れないでいれば宗教入門編としての価値はある。
>>499 スピリチュアルに傾倒する前のでお薦めの小説ある?
梨木香歩は好みの問題で裏庭以外に読んでいないのだが何かエネルギーを感じて関心はあるんだ。
>>500 梨木香歩の個人的オールタイムベストは
「春になったら苺を摘みに」
エッセイだけどこの人のスタンスを理解するには手っ取り早い
読み物としてももちろん面白い
「からくりからくさ」
初期の頃の小説なので人間に対する考え方が甘いかな
自分の中では和み系(ほっこり系?)に分類されている
「沼地のある森を抜けて」
この小説をターニングポイントとして変わったと思う
旧・梨木香歩と新・梨木香歩がゴッチャになってる感じ
スピリチュアルと書いたが、正確にはスピリチュアルじゃない
けど何と表現したらいいのか分からないわ
多作な作家ではないし、魅力を感じたら一通り読んでみて損はないと思う
つーか人に本をすすめるのって怖いな!
話半分で聞いてね!3冊も選んでゴメン!
ちょうどこれから「村田エフェンディ滞土録」を読もうとしてるのだが
これは面白い?
ちなみ梨木香歩を読むのはこれが初めてです
>>501ありがとう!
早速今日「春になったら苺を摘みに」を借りてきてみた。
今読んでるのが読み終わったら手を付けてみる。
・ファウスト/ゲーテ(森鴎外訳)
予想以上に旧仮名遣いで読みにくかった。
けど内容は面白いし鴎外の訳もちょうどいい具合に重みがあって良かった。
今度は違う(もっと読みやすい現代仮名遣いの)訳者のを読んでみようと思う。
なにこの梨木香歩ブームw
>>503 501じゃないけど面白かったよ
私の家では何も起こらない 恩田陸
幽霊屋敷と呼ばれる古い邸宅で起こった様々な出来事を綴った連作短編集
さらっとした筆致で語られる猟奇殺人や心霊現象が好きな人にオススメ
あえて時系列を混乱させようと書いてるフシがあって、読了した後にメモでまとめても
矛盾が出てくる…私の頭が悪いのか
プリニウス書簡集/國原吉之助訳
紀元1世紀前後に生きた小プリニウスが書いた200通余の手紙。
ヴェスヴィオ火山の噴火について書かれた手紙や、皇帝とのやりとり、
小プリニウスが所持していた別荘の事等、歴史的資料としても面白い。
が、何より面白いのは手紙なのにものすごく巧みな文才である事。
訳者の実力もだいぶ助けにはなっているのだろうけど、
詩的な表現も交えた文章は手紙という範囲を超え、読み物としてとても面白い。
特に興味深かったのは幽霊に関わる噂話の手紙。
2000年前も今も、人は人なんだなあと改めて思う。
春になったら莓を摘みに/梨木香歩
色々と考えさせる部分が多かった。
自分を振り返って凹む部分も多かった。
今回は図書館で借りてきたけど、自戒の為に購入して手元に置いておこうと思った。
薦めてくれた人、ありがとう。とても良い本でした。
それをお金で買いますか マイケル・サンデル
最後の章にある人を広告にしてしまうというやり方は
星新一が小説で書いてる。
星新一は未来予測を小説でいろいろとしてるというのを
先日見たけど、この件についても恐るべし、星新一、と思った。
中山七里「連続殺人鬼カエル男」
参考文献のページで爆笑した。
精神鑑定の専門書や犯罪心理の本、音楽療法の本に混じって
マイケルスレイドの「メフィストの牢獄」がw
確かにどんでん返しに次ぐどんでん返し、残酷な連続殺人の手口、
ボコボコにされる刑事、とか確かにマイケルスレイドっぽいんだけど
この作者は妙に生真面目というかセオリー通りに作ってる感じがあるから
そこはちょっと不満。もっと滅茶苦茶にぶっ壊してもいいんじゃないか。
1章丸ごと夢落ちにするくらいの勢いで。
夜は千の目を持つ/アイリッシュ
叙情的な文章と細やかな心理描写が秀逸
映像が目に浮かぶようだ…と思ったら映画化されてた
しかし、本筋と関係ない描写が長々と続いたりして冗長に感じた
死を予言された男がgkbrしながらタイムリミットを待つんだけど
現代人ならここまで恐慌状態に陥らないんじゃないかな…
自分だったら待つのが嫌だから自殺するわ
ジェニーの中の400人
多重人格になった女の子の話
ノンフィクションだし、とてもやるせない気持ちになるので
落ち込んでいる時は読まない方がいいかも
513 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/08/04(土) 08:01:33.18 ID:DSMjup01
富士山の噴火/つじよしのぶ
万葉集〜現代まで、様々な文献から富士山の噴火、噴煙について読み解いたもの。
他人の理論にケチつける割に当人の理論も強引過ぎて腑に落ちない所が多い。
著者の口調のせいか、言っている事と自分の理論の矛盾点のせいか、つまらなかった。
三匹のおっさん
有川浩のばか丸出しのぜんぜん痛快じゃない小説。
単なる専業叩きしたいだけで書いた高齢毒女本。
515 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/08/04(土) 18:31:35.05 ID:IBIRHvkf
>>512 多重人格者って本当に存在するものなんですかね。
516 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/08/05(日) 23:34:07.56 ID:ycw/x34n
本屋で立ち読みで終らせた「冥土めぐり」
買った本なら床に叩きつけてた。
517 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/08/05(日) 23:40:31.41 ID:s+EtSr7P
私は仕事が辛すぎて人格障害になりましたよ
あの人の本性は3分もあれば見破れる!
人生の達人研究会(編)
精査が必要と思った。
途中までは楽しく読んだが、知識と実感込みの点から全体的に疑念が強まった。
今から読み直す。
>>515 記憶と行動ってずれるからあると思う。
いわば夢遊病的な事。
俺はその人じゃないですがね。
「影武者徳川家康」
実は家康は関ケ原で暗殺されていたという設定。
とにかく構成が緻密。
現存する史料を引用して実はこういう裏があったんだと
説得力のある異説を唱えている点が凄い。
作者がもともと脚本家な為か娯楽性が高くキャラの色分けが明瞭。
秀忠と柳生宗矩が極端なほど小物に描かれている。
増田俊也 木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか
話題になってたから注文したら、届いた本の巨大さを見てびびった。
700頁以上あって、ちょっとした辞典なみの厚さ。
史上最強の柔道家・木村政彦の生涯を丹念に追っていく本なんだけど、木村に関わる
人々や政治や格闘技の歴史をその都度脱線して詳細に追っているので、そのたびに
木村と関係無い話が延々と続くのはどうなんだと思った。それを含めて世間では
この本が評価されてるんだろうけど、正直読みにくかった。
『「ただいま」から20分のひとりぶんごはん。新・和ごはんスペシャル』松田美智子
レシピ本だからスレチと言われそうだが、自分と同じ被害者を出さぬ為に…つーか怒りを吐き出させてください。
タイトルでひとりぶんって書いてあるのにレシピの9割が2人前ってどういうことだよ!
殆どふたりぶんごはんの本じゃねーか!
だったらわざわざ「ひとりぶん」なんて入れるんじゃねーよ。糞が。
冒頭で述べてる「和ごはん」の定義もイラっとした。
>>519 そのあとマンガの島左近読むのも面白そうw
>>514 あれは専業母ちゃんが問題アリアリ物件だろう…
>>523 こういう風に言う女って、実際は料理ヘタの上に怠け者の専業チュプが多い。
自分がバカでクズだからすぐに頭に血が上る。
三匹のおっさんは、自分も読んだけど、普通に面白かったけどね。
続三匹のおっさん
サクサク読めたし、お嬢さん母ちゃんもちょっと意地見せて頑張っていて良かった。
でも漫画でいいんじゃないかなって思うw
最初の冒頭の漫画の方がいいw
本当にあった?グリム童話「お菓子の家の発掘」
ハンス・トラクスラー
「ヘンゼルとグレーテル」は実際に起こった殺人事件を元にした物語である事を
発掘・文献調査から証明した真面目な学術書
専門知識がなくても面白く読めたけど訳注のせいで色々と台無しなのが残念
>>524 三匹のおっさんは、アマゾン以外の書評スレでは叩きまくられてた。
おまえだけの価値観で世の中動いてない。
あれは専業主婦叩きを有川がしたいだけで書いた本。
フリーターも同じく専業叩きしたいために書いた本。
三匹のおっさんは、悪者をすべて嫁におっかぶせて、
あとの人たちはまったく悪くないように描いてるだけであって
あの嫁が悪いんだからこういう内容で当たり前ってのは、
物語と現実の区別がついてないんだろうか?
>>524 こういう感想をよく八日目の蝉のスレでも見る。
現実の日野不倫OL事件と八日目の蝉のフィクションの区別が
どうもつかないらしい。
日野事件の北村の親族が映画板に張り付いてるってニューススレで
書かれてたなw
あの手の女なのかな。
>>527 >あれは専業主婦叩きを有川がしたいだけで書いた本。
>フリーターも同じく専業叩きしたいために書いた本。
専業チュプこわーい。
つうか、三匹のおっさんなんて単なる娯楽小説じゃん。
そんなにつっこむほどの内容じゃないのに
キリキリ「専業主婦叩き!」って言う方が変なのって思う。
お前ら娯楽小説ごときキリキリするなんて、毎日どんだけストレス溜まってるのよ?
久しぶりに「十月はたそがれの国」を読んだ。
やっぱり「みずうみ」は自分の中ではブラッドベリの本の中で一番美しくて好きな話だ。
自分が持ってるのは創元推理社のジョーマグアイニが挿絵を描いてる奴。
この挿絵がとても味があって好きだ。訳は今では古いのかもしれないけれど、上品で素敵な訳だと思う。
今年ブラッドベリがお亡くなりになられた事を知り再読してみた。
殺人者はいかに誕生したか / 長谷川博一
人はいつから「殺人者」になるのか / 佐木隆三
宅間守や畠山鈴香、加藤智大等と直接のやりとりをして彼らを掘り下げた本。
凶悪殺人者が死刑判決後に控訴をする理由が死刑回避目的でない場合もある。
(実際に宅間守等、目的達成後に自ら控訴取り下げをするケースも多い)
死刑判決に対する公訴が社会的貢献を目的とする場合もある事、
報道では広く伝えられなかった彼等のその後の同情、改心、社会貢献の意思等々。
内容は非常に重いが読んで良かったと心から思った。
隆慶一郎『一夢庵風流記』
傾奇者、前田慶次郎の一代記。
漫画の原作になるだけあって
●キャラが立っている。
●イメージ喚起力に富むスリムな文章で描かれている。
●文庫本一冊分の貢数が二十数話にも分割されている。
とまあ非常に読みやすい。
男が男に惚れる描写が実によかった。
文句無しに面白い。
桐野夏生『リアルワールド』
女子高生4人が母親殺しの少年の逃避行を幇助する。
少年と直接的、間接的に関わることで
彼女らの日常が少しずつ崩れ結果的に何人か死ぬんだけど
話の流れに無理があるように思えた。
相変わらず文章が高く心理描写が深い。
そして鬱にさせてくれる。
青年/森鴎外
現代仮名遣いで書かれていて思ったよりずっと読み易かった。
マニ教 / 青木健
基本的な事を余すことなく書かれていて分かりやすかった。
特にマニ教を初めて学ぼうと思っている人には入門書として薦めたい。
難点は言葉の端々やいちいち入る突っ込みが鬱陶しい事。
本人はユーモアのつもりなのだろうけど皮肉な性格が露呈していて
こんなに凝り固まった価値観を持っているのになんで宗教史を専攻しているのだろうと疑問に思ったほど。
ケチをつける、揚げ足を取る為に掘り下げているのかなと思えるくらいで辟易した。
宗教を学ぶ人イコール信仰心あれとまでは思わないけど毒舌にもならない皮肉が散りばめられているのもどうかと思う。
資料的な本は客観的な観点が欲しいので著者の個人的価値観に基づく厭味はいらない。
でもその点が気にならない人であれば(マニ教に興味ある人には)大いに薦める価値のある本。
マニ教…興味ないです
猫と鼠の殺人/ディクスン・カー
一連の密室殺人もので有名なディクスン・カーの作品。(と言っても、もう過去の人かもしれないけど)
この作品は正直言って、肝心のトリックは「ちょっとなあ・・・・」と思ったけど、
文章のテンポが良いので楽しく読めた。
登場人物も最小限に整理されていて、構成がスッキリしてる。
こういうミステリーは中学生くらいの頃は夢中になって読んだけど、
大人になってからでも、たまにゆったりした気分で読むのもいいもんだね。
537 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/08/23(木) 05:46:58.51 ID:SV+GU2c5
「きらきらひかる」江國香織
アル中女とホモの夫、その恋人が織り成す恋愛小説。
お互いに確かな愛情を抱いていながらも
不器用さゆえにそれを上手く表現できず傷つけあってしまう。
優しくするって難しいね、というお話。
文章力は抜群、女流作家さんらしくいろいろと描写が繊細。
>アル中女とホモの夫
逆にありきたりすぎる
>>537 きらきらひかるは中学生の頃から好きでぼろぼろになって何度か買い直したくらい好き
江國作品でも一番好き(唯一ストーリー全部覚えているものかも)
私も好きだった「きらきらひかる」
アル中女とホモの夫という設定も刊行された当時は新しかったのでは
ねじまき少女/パオロ・バチガルピ
作品自体は凄くいい出来なのに、日本に関する描写が海外作品にありがちなステロタイプでドン引き。
「日本人以上に日本人らしい」とか、ふざけんなっての。
そもそも、日本人がこんな真・女神転生IIIのマネカタみたいなアンドロイド作るわけないだろ。
どうせ作るんならマルチかまほろさん作ってるよ。偏執的な情熱と努力つぎ込んで。
平気で人を殺す人たち/ブライアン・キング(船津歩訳)
殺人の中でもいわゆるサイコパスと呼ばれる人達の書いた文章、イラスト、撮った写真等を集めたもの。
解説は少なく事件の概要も本当に大雑把で実際の犯人達の作品?がほとんど。
だからすごく淡々としている。
他者(編集者等)の解説なしだから余計な先入観無しに読めるのが良い。
原題はLUSTMORD(快楽殺人、殺人淫楽症)、邦題のセンスがなさすぎて表紙見る度に萎える。
表紙の写真も日本版は差し替えられているが元の方が良い気がする。
呪われた首環の物語/ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
ジョーンズの割と初期の頃の作品。
人間・巨人・ドリグという3つの種族で話しが進んでいくのが
途中でまさかの展開で「ああ、やられたー」ってなる。
あの爽快な「やられた感」は魔法使いハウルと火の悪魔と共通している。
重過ぎずにさくさく読める良質ファンタジー。
雲を掴む死 アガサクリスティー
暑くて普段なら2日で読める本が一週間以上かかる
夏バテで集中力が続かない
「風が強く吹いている」三浦しをん
陸上素人の寄せ集め集団が箱根駅伝に出るお話。
現実ではあり得ないマンガ的なお話だが
まっとうな青春小説で普通に感動した。
走るということに関する肉体的、心理的な描写が秀逸。
主人公のカケルと主将のハイジの関係が甘やかだな、
男同士なのに恋愛関係になりうると思っていたら
作者さんどうも腐女子らしい。
アラビアンナイト18巻 池田修
やっと最後まで読めた…長かった
何か感想でも書き込もうと思ったけど最初に手を付けたのが5年以上前だから序盤とかもう覚えてないよ
荒野/桜庭一樹
作者の評判が良いから読んでみたが痒かった。
自分の中二病的黒歴史を思い出した時のような身悶えるような痒さだった。
ラノベ自体初めて読んだけどこんなにむず痒いとは知らなんだ。
次回はラノベ臭が薄い事を祈って直木賞受賞作を読んでみようと思う。>桜庭一樹。
548 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/09/03(月) 08:11:21.80 ID:15lX9ooD
『たった独りの引き揚げ隊』
サンビストとして当節威名を誇ったビクトル古賀氏の回想録。
当時10歳だった古賀氏が引き揚げ列車から叩き出され
ハルビンから錦州までの1000kmを独りで踏破した
体験談がメインに綴られている。
悲愴感たっぷりの冒険行かと思いきや
コサックの知恵と技術、己の五感を頼りに、
氏が前向きに力強く歩んでいく姿が描かれている。
印象的な一文、
「俯くな、大人のように死んでしまう。
焦燥と絶望に染まり、無力感に押し潰される。」
1000km歩いた古賀氏は最後まで溌剌としていた一方、
引き揚げ列車に乗った大人は何人か死んだらしい。
心が萎れ気味の人にお薦め。
549 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/09/03(月) 14:40:14.21 ID:+tax3k7z
梓林太郎の本を10冊くらい続けて読んでみたんだけど
この人、不倫が出て来ない話は書いてないの?
「さらば財務省!官僚全てを敵に回した男の告白」
元官僚による財務省の内情暴露が主。
霞ヶ関は日本とは別の国であることがわかった。
社会とは全く異なる論理で動いている。
著者は公務員制度改革や特殊法人の整理を推進したことで
霞ヶ関放逐の憂き目にあっている。
「きらきらひかる」の話題が出ていたけど
まさに女流って感じの文章だよね。
羊羮みたいな闇とか夜空にのりたまが撒かれたとか
こういう比喩は男性作家にはできないだろうね。
「きらきらひかる」は読んだ事ないけど
「夜空にのりたまが撒かれた」の一文で一生読む事はないだろうなあと思った。
世界の歴史ミステリー27の真実/森実与子
書かれている題材のほとんどがミステリーでも真実でもなかった。
カラマーゾフの妹
それなりにすべてに納得できたので、オマージュとしては合格
ただこれが「乱歩賞」かというと…うーん…
巻末の受賞作一覧を見て、「Twelve Y.O」から後、乱歩賞をおっかけていない自分に気がついてびっくりしたw
クラソートキンの妹あたりのエピソードはこの作者っぽい
しかし高野史緒と佐藤亜紀と、「オルガニスト」の内容が、自分の中でなんかごっちゃになっている
553 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/09/09(日) 16:32:07.05 ID:37WCJ5oz
司馬遼太郎の街道をゆくを読んでます
やっと30巻まで読んだ。あと13巻。
ジェネラル・ルージュの凱旋(上)
装飾過多。主人公萌え。「ぼくのかんがえたさいきょうのげんば」。
これらが鼻について、上巻で読了を断念。
正直に言うと、『ドア・トゥ・ヘブン』で本投げそうになった。
勧めてくれた先輩すいません。
スワロウテイル人工少女販売所
カバー外して読んでたら母親にエロ小説だと思われた
>>553 凄ーい。司馬遼太郎好きだけど、街道をゆくは未読。
「日本猟奇史 江戸時代篇2」
全然猟奇的じゃない、当時の奇譚、不思議譚がたくさん載ってる。
空から豆が降ってきたとか、狐に化かされた話とか、しゃべる大猫の話とか。
ただの昔話と違うのは、当時の公的な文書に記録されている話だということ。
面白かった。
ポール・クルーグマン 「さっさと不況を終わらせろ」
ノーベル経済学賞受賞者・クルーグマン博士の世界経済分析。
修飾が独特で読みにくい(難解という意味ではない)文章だけど、日本と米国が全く
同じ問題を抱えていることや、国が違ってもマスコミが財政均衡ばかり囃し立てる
構図が解って面白かった。
神狩り/山田正紀
コンセプトとタイトルに惹かれて購入。
が、自分の肌には合わなかった。結局なにも解決していないまま終了。
打ち切られた少年漫画のような終幕にがっくり。
坂口恭平「独立国家のつくり方」
北杜夫もそうだけど、躁鬱病になると国を作りたくなるものなのか、と思った。
躁状態で書き飛ばしたの本に思えてしょうがなかった。
自分以外の誰かが負担してくれてるから、それにただ乗りすることで
成り立つだけの生活をお金がなくても生活できると紹介されるのは
とても違和感がある。
『イリヤの空、UFOの夏』
【読む前】
名作と評判高いラノベ?
萌え美少女の群れがキモオタの憑依用無味乾燥男を
取り囲んでラブラブするんでしょお!?
【読了】
何と切ないジュブナイル、泣いた……!!
卓抜した文章力も◎これは名作、星5つ保証。
イリヤ、今まで辛かったね。
誰か全員が生存して幸せになる二次創作描いて('A`)
てす
丸山真男「日本の思想」
カー「歴史とは何か」
パスカル パンセ抄
ブレーズ パスカル
ちょっとだけ賢くなったような気がしたw
加門七海「203号室」
ホラー小説
一人暮らしの人は読まないで!というPOPに惹かれて買ったけど読んだら肩透かしだった。
怖いシーンはいつ来る?と思っているうちに終了
金返せ!
加門はつまらないよね。まだ新耳袋の方が怖い
女坂/円地文子
林芙美子なんかは文体が恨みがましい感じで苦手だけど、この人はスッキリしていて読みやすい
夫の妾を探しに田舎から出てきた倫
少女を一人連れ帰るも、夫はまた妾を持ち、息子の嫁にまで手を出す
旧家を守りひたすら耐え忍ぶ倫…
昼ドラみたいで面白かった
旦那、絶倫というかセックス依存症みたいだなw
567 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/10/10(水) 22:01:54.79 ID:hEoIt/lB
悪魔の心理テスト
568 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/10/10(水) 23:21:29.39 ID:yUXvYVI1
池田大作と暴力団
「本当のこと」を伝えない日本の新聞 マーティン・ファクラー
日本のマスコミがマスゴミと揶揄されても仕方ねーよな、と納得する一冊。
「日本脱出」午堂登紀雄
「あらゆる領収書は経費で落とせる」大村大次郎
「グローバル経済に殺される韓国 打ち勝つ日本」三橋貴明
日本脱出が意外に良かった。
上海ベイビー
自分に才能があると思ってるナルシスト糞女が
彼氏がインポで性欲が満たされないのでドイツ人のおっさんとやりまくるという話
最後はインポ彼氏の祖母に誰呼ばわりされ、糞女が「確かにわたしって誰?」と自問自答して終わり
中国でエロすぎて発禁になったと聞いて読んだけど、下らなすぎて発禁になったんじゃないか
572 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/10/13(土) 23:37:08.17 ID:xkG+yiuX
罪と罰
伊坂幸太郎 砂漠
嫌いじゃない
サイモンアークの事件簿1
エドワード D ホック
探偵が2000年生きてるって設定はあんまりいらないような…
オカルト探偵じゃなくてもいいんじゃないかと思う
官邸の100時間
菅もだが、官邸に詰めてた原子力専門家も自己保身と無能すぎだし、
東電の情報隠しには腹立たしい限り。
事故直後の福一に突撃させるべきは下請けの作業員じゃなくて
その専門家たちだと思った。
今まで安全だといい続けてきた専門家たちが安全地帯でのうのうと
していることがおかしいんだよ。
もっと変な給食 幕内秀夫
>>61でも書いたけど相変わらず冷静さに欠ける、というか
この人はもう茶化したいだけなんじゃないかって気がしてきたよ
忠実な再現写真を載せてるらしいけど本当に?って感じもするし
(今時アルマイト食器・皿に載せそうな物をトレイ直置き・大きな皿にイチゴ一粒とか)
ググってみたら誤植のある献立表をそのまま使ったって話も出てきたわあ…
初恋 / ツルゲーネフ
ロシア文学にしてはさらりとした雰囲気で思った以上に読みやすかった。
ロシアのくどくどしい雰囲気が好きなのだが、これはこれでありだ。
せっかくなのでツルゲーネフの他の作品も読んでみようと思う。
CATCH 22
最初の章で挫折していったん中断したが、
何だかんだで最後まで読んでしまった。
世にも奇妙な人体実験の歴史
トレヴァー・ノートン
無茶しやがって…(AA略
としか表現しようのないセルフ人体実験に挑戦する科学者達の話
580 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/11/03(土) 18:11:10.74 ID:BPnW7L2f
ダサい本ばかりやな。
581 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/11/03(土) 18:58:57.27 ID:Oz3cQlQT
ダサいわしらにトレンディーな本を教えてください
582 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/11/03(土) 19:13:49.14 ID:BPnW7L2f
ウィリアム・バロウズ
583 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/11/03(土) 20:13:50.88 ID:r0q6mc6l
家出のすすめ 寺山修司
柔らかな頬 桐野夏生
相変わらず実際にある事件を元にしていたが
それをうまく使って周りの話を書いてるのが上手い
口癖が手首切るぞの風俗嬢がすごく其の辺にいそうで
笑えた
未だにグロテスクが分厚くて読んでないアンド
気が滅入りそうで放置
柔らかな頬って、最後が糞過ぎて本投げ捨てたわ。
誰かがキャッチしたかな。
現実を視よ 柳井正
ユニクロの社長が書いた本なんだけど、全てがひどい。
日本のありとあらゆる事象を左翼チックにこきおろし、グローバル経済で快進撃を続ける
ユニクロをドヤ語り。日本が発展しないのはおまえら愚民にやる気が足りないからだ、
俺ら勝ち組にたかるな、法人税安くしてグローバル企業(ユニクロ)をもっと儲けさせろ
と言いたい放題。
それらが的を射ていればまだ良いのだが、自虐マスコミの垂れ流す情報を鵜呑みにして
書き連ねてるだけで理論的におかしい箇所があちこちある。
なんというか、もうユニクロは買いたくなくなった。
>>587 よく、そんな本を最後まで読み通せたもんだ、と感心する。
最近、その手の本にうんざりして読めなくなってきた。
グローバル企業だから尖閣諸島は中国の領土ですなんて言っちゃうんだな
>>588 でもアマゾンの書評ではかなり評価高いんだよな。
解ってない奴が多いのと、基本信者しか読んでないんだろうな。
虚像の道化師 東野圭吾
なんだこりゃ鼻くそほじりながら書いたのか。
The Seven Citadels1~4 Geraldine Harris
邦訳が三巻まで出て絶版になったので英語電子書籍のを買った。
邦訳は擬音が多かったり二人称が台詞の途中で変わってたり
冒頭の地図と本文、巻を跨いだりした際に固有名詞の表記が違ったり
感嘆文が全部促音と感嘆符で終わってたり
持ってる武器が刀になったり剣になったり
メートル法とヤードポンド法が混在してたりと
どうにも雑だなという印象があった。
昔日本語で読んで面白かったからこそ、長年経っても覚えていて
英語できもしないのに思い切って手を出してみたのだが
読んでみるとますます募る邦訳酷え感。
省いてあるシーンも結構多かったし、何より最終巻はとても面白かった。
読めて良かった。新訳で完訳版出してしてほしいなあ。
英語で一冊読み通せたのなら今後は全て英語で読むことをお勧めします。
翻訳物はまずオカマ言葉が気持悪くて読む気がしない。
594 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/11/18(日) 23:49:31.79 ID:0ApICTSj
翻訳に問わず文字だけだとどうしても奇妙な口調になるね。
特徴的な口調で個性を出さないと、どいう人物がどのセリフを発してるかが分かりにくくなる。
595 :
ながぐつ:2012/11/19(月) 00:21:48.16 ID:sh3ppNFZ BE:112839438-2BP(555)
オカルト「超」入門 / 原田実
UFOやUMA、心霊や陰謀論など有名なオカルトネタのうち、どの話が嘘やインチキで、
どの話がオカルトに分類してよい話か、といったことをまとめた本。
後者に当るとされた話は殆どなかった。
アメリカできゃりーぱみゅぱみゅが秘密結社の幹部であるという話が流れたとか
ノストラダムスがカレンダーの製作販売で儲かっていたとか、マカロンうめぇと書き残していた、
とかどうでもいいネタも書いてあった。
デフレと超円高 岩田規久男
去年読んで面白かったので読み返してみた。
なぜ円高になるのか、なぜデフレが起きるのかが「メチャクチャ丁寧に」説明してある。
学習院の教授を長らく務めており権威的にも申し分なく、経済の入門書としては良いと思う。
597 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/11/20(火) 10:04:37.22 ID:nO1Bkwhz
日陰者ジュード/トマス・ハーディ
タイトルどおり気の毒で哀れな主人公ジュードの生涯を綴った小説。
これまた古いイギリス小説にありがちな聖書の引用や宗教云々ばかりで日本人にはさっぱり。たくさんあった注釈もスルーした。
恋空。ヒデェヒデェ言われて散々ネタ扱いされた伝説のスイーツ()小説、実際見たこと無くて立ち読み。凄いなほんとに。言葉にならない、ってこういうことか
599 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/11/20(火) 12:41:45.10 ID:cqnLH0hH
ジャン・ボードリヤール『悪の知性』
>>597 この間、映画の「日陰の二人」を見て次読む予定の本だわw
映画も暗かったけれど、原作も果てしなく暗そうだよね。
よろこびの歌/宮下奈都
今だったら華麗にスルーできるようなクソくだらない問題でも、
あの頃は確かに本気で悩んだり怒ったり喜んだりしてたねぇと思い出した。
何もかも懐かしい。
603 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/11/29(木) 13:03:52.59 ID:ul69gHs0
604 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/12/03(月) 16:40:17.78 ID:zv15GtfW
井上靖『敦煌』
Amazonのレビューで絶賛されてたんで
読んでみたけど途中で折れた。
北方謙三『水滸伝』
三巻途中までだがなかなか面白い。
良くも悪くも文章が平易。
漢の魂をくすぐる名台詞がちらほら。
井上靖を最後まで読める人ってマジ尊敬する。
井上ひさしなら問題ないんだけど。
刑務所のリタ・ヘイワース/スティーブン・キング
ホラー作家として有名な人だけど、「スタンド・バイ・ミー」とか、
こういう「普通」の作品もいい。
やっぱり、上手い人は何書いても上手いって事なんだろうね。
>>605 井上靖ってそんなに読了するのが大変なの?
読んだことがないからわからないんだけど。
井上靖は面白いんだけど長いんだよなー。
氷壁は一気に読んだけど蒼き狼は時間かかった。戦闘シーン長くて。
つい昨日、筒井康隆の家族八景読み終わった。
今まで筒井康隆は読んだことなかったけど、ちょっとがっかりしたわ。この作品自体は普通に面白いなーって感じだったけど読み終わった後、広告欄に主人公が謎の組織に付け狙われる続編!ってのにすごく萎えた。
なんか主人公もおじさんの理想像って雰囲気だったし。
当たりが悪かったのかな。他のにも挑戦するかー。
つ「蟹甲癬」
おれは筒井の本は結構読んでるけど(最近のは読んでない)
「家族八景」はちょっと特殊な方かもな。
短編集とか「只野教授」とか読んでごらん
有川浩の「旅猫リポート」を読んだ。
題名から考えるに軽いエッセイだと思って読み始めたので、
中盤以降もう読めなくなるくらい涙が出た。
613 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/12/24(月) 20:19:06.51 ID:l2BQ1Vf4
北方水滸伝は面白いよな。
男の人生!
泥にまみれたい、血を流したい!
豊かな身分を捨てて一人の男として生きる!
安逸から抜け出してぇ!
熱い台詞が多くてニヤリとしてしまう。
ローレンバコール『私ひとり』
やはり人の人生は持って生まれた才能(容姿も含む)とか親の生き様とか環境によって、ほぼ決定されてしまうのかなと・・・
615 :
おさかなくわえた名無しさん:2012/12/27(木) 19:11:37.98 ID:igto2BRg
裏閻魔/中村ふみ
図書館でいつも貸出中だったけどようやく借りられた。
刺青によって不老不死の体になった主人公がどうこうのというプチSFやらファンタジーの作品。でもそういう要素はほんの少しで、人の強い意思や信頼のほうに重点が置かれてる。
面白くてスラスラ読めた。
児童文学なんだけど「クラバート」
5年前に買ってやっと読み終わった
親方のどす黒さはいいんだけど、最後ちょっとあっけなかった気がする
チェコのアニメのDVDはすごくいいけれど、後年の実写の映画は見る気にもならない。
バカの壁
生きちゃってるし、死なないし 今一生
自傷関係のルポタージュを期待したのに途中から著者の訳分からん自論の話になっちゃって残念
オフ会を開いてみよう!こういう種類の友人を作ろう!とか言われてもハードル高いだろそれ…
10年くらい前の本なんだけど、BBSがどうこうみたいな話が多くてちょっと時代を感じさせた
「移民列島」ニッポン
保見団地の章でお互いが相手を理解するためにブラジル人が日本語を
覚えろというのは分かるんだが、日本人にポルトガル語を覚えろという主張には
違和感がある。
ついでにいえば、保見団地に住むブラジル人たちに日本語を
教えたりするボランティアの人たちが団地の外、豊田市外から
来てるというのもかなりもやもやした。
伝説の教授に学べ! 本当の経済学がわかる本 浜田 宏一、若田部 昌澄、 勝間 和代
エール大学教授で安倍首相の経済ブレーンである浜田教授を軸とした2年前の対談本。
勝間の雰囲気が胡散臭くて敬遠してたけど、これは面白かった。
日本の経済学者の中では最高権威である浜田教授が、教え子である日銀・白川総裁の
政策を様々な角度からボロクソに批判しまくる(これだけでも読み応えがあるw)。
この本で語られる浜田教授らの提唱してきたリフレ政策が、今、アベノミクスとなって
実行されようとしているから感慨深い。
ナミヤ雑貨店の奇蹟
最近の作品の中では大分ましだが、強引というかやりすぎというか
なんでもかんでもリンクさせすぎてちょっと受け付けなかった。
そういう部分がいいと感じる人もいるだろう事は理解できる。
622 :
おさかなくわえた名無しさん:2013/01/14(月) 21:56:54.83 ID:zeOUQLO4
東野圭吾はオワコン
聖地エルサレム / 月本昭男
概略だけだけどあっさりした文体で分かりやすかった。
「ソロモンの偽証」
私見宮部作品の特徴
・少年少女年寄りキャラクターの「いねえよこんな奴」感
・筆あるいは自身の萌えが暴走すると、無駄な描写が増え全体のページ数がとんでもなくなる
いかんなく発揮された作品でした。
ソロモンの偽証はファンタジーだったな
あの年代の子供って、そんなに難しいことを考え付くような頭をしてないと思うんだよな
そりゃ、クラスに1人2人ぐらいは大人びたのもいるだろうけど、あそこまで行くと引くわ
登場人物全員に細かすぎる設定を与える宮部作品は嫌いではないんだが、
読んでると非常に疲れてくるのは確か
ソロモンは3部作で引っ張った割に、ラストがショボくて、なんだかなあ感だけが残る
宮部みゆきは行間を読むのを許さない感じ。
今火車を書いたらあのラストでは終われない気がする。
信ぜざる者コブナント1〜3部
1部は退屈
2部はかなり面白い
3部は途中だれる
いい終わり方だった。
でも翻訳がちょっときつい。
登場人物はみんな個性豊かだけど全員直訳調で喋るし、
地の文もてにをはがおかしな所がけっこうある。
横山秀夫「64(ロクヨン)」
女子中学生の家出と、時効目前の女児誘拐殺人事件とを軸にして進むのかと思いきや、
話の半分ぐらいは県警内部での人事を巡る内紛で占められていて、
最終盤に女児誘拐殺人事件の方が急展開をするんだけども、
はっきりと解決したとの描写もなく、家出の方に至っては、どうなったのかすら触れられず
期待して読んだ割に、なんか消化不良な感じでモヤッとする
主人公の広報官の言動も、なんだか中途半端な印象を受ける
主婦って宮部みゆきとか東野圭吾とか好きだね
宮部みゆきってストーリーの整合性はきっちりしてるけど、人間描写に全然魅力を感じない
630 :
おさかなくわえた名無しさん:2013/01/27(日) 10:31:18.90 ID:VH9/FXCR
エッジ/鈴木光司
この人のリングシリーズや童貞作の楽園が面白かったけど、このエッジは微妙だった。
理系の専門用語が多すぎて頭が追いつかず、突拍子もない事実や展開ばかりで丁寧さに欠けてた印象。
主人公のルポライターとテレビ番組のスタッフが少しずつ謎の解明に勤しんでて、その“少しずつ”が楽しかったのに、急に登場した天才学者があっさり解決しちゃって萎えた。
「指輪物語」
ホビットの冒険から逆流して読み始めた
「今ヤカレラ至レリ」で超へこんでる
こんな「もうだめぽ」とか「かゆうま」みたいな事になっちゃってるなんてさあ…!
前日譚とか外伝から読み始めるとたいてい痛い目をみるなあ
宮部みゆきは「楽園」しか読んだことないけど、
ミステリーを期待して読んだら、超能力で中央突破で目が点になった。
確かに冒頭からそれらしいことは提示されてるけど、そのまんまだなんて思わないって。
宮部みゆきは、時代小説と現代小説が好き。
けっこうドリームバスターとかブレイブストーリーとかゲームのような本を書くのが不思議だ。
個人的には全然面白くない。
宮部みゆき「ソロモンの偽証」
面白かったけど、細かいとこが何かもやっとする
クラス委員の子がちょっとマンセーされすぎな気もするし
偽告発文を送った子も確かにクラスにいたら嫌われるタイプだけど
皆見下しすぎなんじゃないかと思ってしまった
「誰か somebody」
最後まで読んだらただの姉妹喧嘩の話でがっかり
宮部みゆきは時代劇がいいよ。あんじゅうめっちゃよかった
「怒る!日本文化論」パオロ・マッツァリーノ
他人の不快行為を実際に注意してる著者による注意の仕方が具体的かつ
分かりやすくてよかった。叱るのではなく交渉するつもりで、というのは
すごい納得した。
さらに昔も日本人のマナーはよくなかった、電車で化粧をするのは外国では
売春婦扱いされるのは嘘など昔の新聞の投書欄に掲載された意見や
ネットの外国の掲示板に寄せられた意見を提示しつつ説明してあって面白い。
ソースもなく今より昔はよかったというのは信用ならないということがよくわかる。
パオロの著作を読むたび、パオロの中の人の正体が気になる。
ポール・ボネとかイザヤ・ベンダサンみたいな人なのかな。
でも、今時そんな手法をとる必要性がないような?
大正野球娘。/神楽坂淳
いくらラノベでもこれはない。あり得ない事をさもありそうに見せる努力くらいはしてほしい。
時代背景も良く書けてるし、登場人物もそれぞれいい味出してるのに、
基本的なところが全くなってない。
「20世紀遺産 定刻の記憶を歩く」 栗原俊雄
面白そうな本だと思って読み始めたものの、自分が住む地域を扱った第一章の
5節の三河地震について書かれたところで一気にその盛り上がった気分が萎えた。
「碧海郡」につけられたルビが間違ってるし、現在そこにあたる地域は現在は
8市近くになるのにも関わらず、現安城市と書かれていて、その書き方のずさんさに
泣けた。今だって碧海5市といわれる地域なのに。
新聞で連載してたぐらいなのに、こんなんなのかとなんとも残念な気分で読み終えた。
ジャック・ヴァンス 魔王子シリーズ1〜3
ラスト30〜40ページはすごく面白いけど、そこに至るまでが退屈でたまらん。
悪役の魔王子もあまり魅力を感じない。
あとよく出てくる感動詞の「ばあっ!」ってなんなんだ。もうちょっとなんとかならんのか。
魔王子シリーズ4〜5
私が復讐譚に求めるのは悲愴感なことに気づいた。
その点で多分根本的に選択ミスだったと思う。
仇の死に様はどれも良かった。
青崎有吾「体育館の殺人」(東京創元社)
ツッコミ所が多すぎ
特に、密室トリックを解く鍵となった傘に関しては、それはないだろというぐらいに酷い
それ以外の部分も、いろいろと酷い
「金返せ」レベルのつまらなさ
>>633 当人がオタクだからだろう。
ファンタジーやゲーム系はつまらんのは同意。
魔女と金魚 中島桃果子
ファンタジックな舞台設定と現実的なエピソードが尽く噛み合ってない印象
主人公も元彼との関係でうじうじするのが専らで、これなら魔女じゃなくてOLで十分だろと思う
冒頭の魔法に関する設定に惹かれただけに中身は散漫な恋愛小説だったのが残念だった
日本人なら知っておきたい日本文学
―ヤマトタケルから兼好まで、人物で読む古典
蛇蔵 海野凪子
説教するお坊さんはイケメンがいい
顔見てる間は話も聞くじゃない?
ブサイクだと思わずよそ見するから
説教の内容も頭に入んないわ
(清少納言/著者による訳)
最近凝った名前多いよね……
昔はもっと素直に名づけていたんだと思うんだけど
「難しくすれば賢く見える」と思ってるのかもしれないけど
そうでもないよ?
人の名前に見なれない漢字を使うことがいいとは
僕は思わないなあ……
(兼好/著者による訳)
枕草子とか徒然草とか、国語の授業で習ったことと
コピペ程度でしか知らなかったけど楽しめた。
重い荷物を持ち続けるのとトイレ我慢するの
どっちが辛いか試してみる神様たちとか。
いちばん長い夜に
表題作はブログでやってろみたいな内容。毎回毎回同じ応酬、説明が多くてくどい。
展開の気になる所で終わっておいて次の話は全く別の場面から再開し、
前話の続きは会話文や地の文で暗示するのは一つの技法だろうが
しょっちゅうこれなので単に逃げをうっているようにしか見えない。
主人公うぜええええええええええええええええええええええええええええ
おまえがうざい
王朝ガールズトーク×イラストエッセイ 超訳 枕草子
清少 納言 (著), 森 千章 (編集)
全編ではないけれども、
原文ものっているので、対訳っツーの?
単なる現代語訳ではなくて、馴染みのある想像しやすい言葉に
置き換えてあるあたりが超訳。
わかりやすくて面白いっす。
648 :
おさかなくわえた名無しさん:2013/03/11(月) 13:00:08.70 ID:I58C647u
>>644 それBook-offで300円で売ってたんで買ったけど、正直105円でも
買うべきじゃなかったと後悔してすぐ売った。
高齢毒女の偏見で書いただけの漫画。
>>650 徒然草116段
寺院の号、さらぬ万の物にも、名を付くる事、
昔の人は、少しも求めず、たゞ、ありのまゝに、やすく付けけるなり。
この比は、深く案じ、才覚をあらはさんとしたるやうに聞ゆる、いとむつかし。
人の名も、目慣れぬ文字を付かんとする、益なき事なり。
何事も、珍しき事を求め、異説を好むは、浅才の人の必ずある事なりとぞ。
訳
お寺の名前や、その他の色々な物にも名前を付けるとき、
昔の人は、何も考えずに、ただありのままに、わかりやすく付けたものだ。
最近はあれこれ考え、自分の賢明さを見せつけようとしているようで嫌味なものだ。
人の名前にしても、見たことのない珍しい漢字を使っても、まったく意味のないことである。
どんなことでも、珍しいことを追求して、一般的じゃないものをありがたがるのは、
薄っぺらな教養しかない人が必ずやりそうなことである。
?
スーツ=軍服!? 辻本よしふみ
内容は面白いけど筆者の上から目線で衒学的な態度にイラっとくる
言いたい事を片っ端から詰め込んだんだろうがクールビズ批判に唐突なトリビア開陳、
主題と無関係な軍事知識をつらつら並べたと思ったらネットで見かけた他人の勘違いをpgr、
他の本でやるかブログでも書いてろと思った
通貨の興亡 黒田東彦
日銀新総裁の黒田氏の本。ちょっと古くて2006年くらいの著書。
池上彰のような優しい解説が印象的。相当の知識がないと、ここまでかみ砕いて
説明するのは無理。知識量は圧倒的だし、マーケットとの対話は期待できそうだ。
ユーロ危機の前の著書だから、アジア共通通貨なんかに思いを馳せてるのはご愛敬か。
もうTF7なんて出ないからな
業者生産する気ない、あきらめろって
658 :
おさかなくわえた名無しさん:2013/04/09(火) 21:00:36.47 ID:sTen8T+/
今、日本国内では、「戦争」が勃発している。その「戦争」とは、「女性」対「男性」の戦いである。
この「戦争」を仕掛けてきたのは女性であり、「女性は差別されてきた」あるいは「女性は差別されている」
などと称して、「聖戦」気取りで、際限のない「女権拡大」を目指している。
一方、男性にとって、この「戦争」は、自分たちの(当たり前の)権利を守る防衛戦である。
もし、あなたも、「今、内戦が起こっている」との認識をお持ちであれば、是非、私らの「戦い」に
参加していただきたい。この「戦い」は、むしろ、私ら(男性)にとっての「聖戦」である。
http://blogs.yahoo.co.jp/sabetsu5555
659 :
おさかなくわえた名無しさん:2013/04/10(水) 09:39:13.38 ID:anhd/hXg
1Q84 村上春樹
自分には合わなかった。というかこの人の作品が合わないかなー。
文庫本で2冊買ったけど2冊目の半ばで読み進める気がなくなり
ブックオフ行きになりました。
660 :
おさかなくわえた名無しさん:2013/04/10(水) 09:42:40.29 ID:Rv9Qzvy+
マザー テレサ愛の軌跡
町内会を辞めて樹海で彷徨う中年男の生涯
ザ・求人欄
戦前〜戦後の新聞に乗ってた求人欄を集めた本。
求人欄なのにエロ写真売りますとか乳母募集とかいうぶっとびお笑いネタの宝庫本。
乳母募集は昔の金持ちでは普通なイメージ
ok?
665 :
おさかなくわえた名無しさん:2013/04/22(月) 11:29:36.47 ID:pKXio2dK
吉村昭 漂流
江戸時代に船乗りが無人島に漂流して10年以上無人島生活するノンフィクション小説
過酷な無人島生活に読んでいて半泣きになった
桐野夏生 柔らかな頬
前半は面白かったが読んでいくうちに主人公が色情ビッチにしか見えなくなってきた
主人公に全く感情移入できなかった
阿川佐和子 「正義のセ」 (角川書店)
正義感の強い真っ直ぐな女性検事が主人公のはずなのに、
職務上の重大なミスに対して取った行動が、どう考えても
自己中心的な、人としてどうなの?、という行動で、ガックリと来る
ここまで期待外れだと、「金返せ」としか言いようがない
生命科学の冒険 生殖・クローン・遺伝子・脳/青野由利
進化しすぎた脳/池谷裕二
両書とも、生物の授業を必要最低限にしか受けなかった自分のような人間にも
非常にわかりやすくまとっており
退屈はしなかった
668 :
おさかなくわえた名無しさん:2013/05/25(土) 15:15:55.15 ID:3bmZVJu+
『溝鼠』新堂冬樹
久しぶりのヒットだったわ。
主役は復讐代行屋の青年社長。
これに主役の家族、ヤクザ、復讐代行屋社員etcが
絡みそれぞれの思惑を果たすため出し抜き合う。
登場人物のほぼ全てが救いようのないクズで変態な
もんだから唖然とするような醜いシーンが連発する。
途中でお前らみんな氏ねと思った。
個人的に形容表現が笑えてツボだった。
669 :
おさかなくわえた名無しさん:2013/05/25(土) 15:39:33.72 ID:RyLXytTS
おそらく、決定的な方法はただひとつでしょう。それは、男性(の多く)が目を覚ますことです。
2011/4/4(月) 午前 2:40 [ N.K. ]
>それは、男性(の多く)が目を覚ますことです。
女性が、男性排除車といった麻薬なような企画で良い気持ちになるのでなく、疑問に思うようになることが大きなカギとなるでしょう。
女性が男性排除車に反対すれば、鉄道会社や推進している警察庁や国土交通省も、考え方を改めざるを得なくなります。
2011/4/4(月) 午後 8:27 [ 反排除専用 ]
>女性が、男性排除車といった麻薬なような企画で良い気持ちになるのでなく、疑問に思うようになることが大きなカギとなるでしょう。
麻薬に慣れ親しんでしまったら、そこから更生するのは大変です。
>女性が男性排除車に反対すれば、鉄道会社や推進している警察庁や国土交通省も、考え方を改めざるを得なくなります。
女性に過度の期待は禁物です。もちろん、(麻薬に溺れない)良識ある女性もいますが、それはごく少数ですし、
男性差別反対運動にそういう良識のある女性が主導的役割を果たすか、と言えば、それはそれで、難しいからです。
なお、その理由は、別記事で披瀝します。
「女性が主役」にはなり得ない
恩恵を浴する側(=女性)が、そう簡単に、自分たちの既得権益を放棄するはずがないからである。
理屈ではない、利権である。
まさに、麻薬に手を染めた人間が、なかなか、それから逃れられないのと同じである。
良識のある女性はいるが、少数である。しかも、そういう良識ある女性でも、では、反対運動に積極的に
参画しているか、あるいは、そのリーダー的な存在として活動しているか、と言えば、そんなことはない。
「女性専用車両」の問題は、主に、男性差別の問題であり、男性差別の問題に、
女性が主導的役割が果たせるか、と言えば、そうは問屋が卸さない、からである。
http://blogs.yahoo.co.jp/sabetsu5555
670 :
おさかなくわえた名無しさん:2013/06/07(金) 20:41:27.07 ID:O4Uf+7Hh
腕白関白/吉本洋城
歴史憑依物の元祖と言ってもいい作品で、実は書籍化を期待してた。
でも、加筆修正されすぎてテンポの良さがなくなってる。前後の繋がりも良く判らなくなってるし。
おまけに誤字脱字が多すぎ。
その上このイラスト。無い方がましなイラストなんて初めて見た。
オリジナルのネット版のほうがはるかに読める。
きんぴかB真夜中の喝采/浅田次郎
散るぞ悲しき/梯久美子
おたふく/山本一力
松浦理英子『犬身』
キモいとは思っていたけど、ここまでキモい奴だとは夢にも思わなかった。
というような感想を抱きたい人がいたら、おすすめ。
桐野夏生って同姓愛と優秀な中国人がかなりの確率で出てきてうんざりする。
もっともこの間読んだ「緑色の毒」には出てこなかったけど作品は少し微妙
同性愛はそんなに多くないけど
生命力ある中国人はよく出てくるな
ファンでもちょっとうんざりするぐらい・・・
>>673 東京島で船作ったやつらが真っ先に思い浮かんだけど中国人だっけ?
あとはアイムソーリー、ママとグロテスクくらいしか読んだことないや
丕緒の鳥 小野不由美
人気シリーズ十二国記 十二年ぶり待望の最新刊
書き下ろし二編を含む四編からなる短編集
お待ちしておりました… 長かった… マジ長うございました主上!
王や国への不信、相容れない人との壁、どうしようもない天災や戦乱の悲しみ
そんな絶望や困難に翻弄されながらも己の役目を遂行しようとする人々の十二国記版プロジェクトXとでもいうべき物語
光景を想像すると美しい表題作もいいが、書下ろし二作のシリーズの設定が活かされたラストが光る
だからかなー、二話目が面白かったけど十二国記でやる意味がない気がした。あのラストなら特に
ところでチラシの書き下ろし長編の予定は信じてもよろしいのでしょうか、主上
ちなみに東京島もグロテスクも同性愛者がでてくる
いま読んでるのが「ノーベル賞はこうして決まる」
きっかけは、創価学会員が
「池田先生には何度もノーベル賞授賞の打診がきてるけどあえて断ってる」とか寝ぼけたこと言ってたから
ノーベル賞は原則個人に与えられるものだけど唯一、団体にも与えられるのが平和賞なんだってね
あと絶対にロビー活動が効かないそうだ
>>677 俺も読み終わったので、ちょこっとだけ感想を
あの世界のお役人は不老不死だからか知らんけど、浮世離れしたのが多いのかね
王が死んだりして国が大変な時でも、自分の職務だけを淡々とこなしてるのを見ると、
下界の民からすると、ただの税金泥棒だよな、と思ったり
「悪韓論」 室谷克実
2ちゃんねるで見かけるネタも多かったが、
原発ゼロ運動に在日たちが関わってることは知らんかった。
こんな国で原発作って他国に売り込んでるとか恐ろしすぎる。
韓国の会社の電化製品は絶対に買わないでおこうとも思った。
いくら中身が外国から輸入した部品だろうが、ムリ。
682 :
おさかなくわえた名無しさん:2013/07/20(土) 12:28:12.07 ID:UAdrEGfN
高慢と偏見/ジェイン・オースティン
18世紀イギリスの、世界十大小説とやらだから読んでみたけど、現代でいうスイーツ(笑)たちが上から目線でネチネチと恋バナばかりしてて男の俺には合わなかった。
昼ドラみたいにドロドロした「嵐が丘」も読むのが苦痛だった。
荒野の呼び声/ジャック・ロンドン
犬の話しか、どんなだろって思って読み始めたが思った以上に濃かった。
東京難民/福澤徹三
貧困ビジネスえげつねぇ
この作家さんの出身の市なのになんの宣言文句もなく売られているのを近所の書店で見ていつももったいなく思う
「北九州市出身作家!」ってPOPでもつけておけば、映画化もしたみたいだしもっと売れそうなのに
『特捜部Q』ハヤカワ・ミステリー
今まで3冊出てる。どれも水準高い。
686 :
おさかなくわえた名無しさん:2013/08/01(木) 09:23:33.01 ID:n1TeT0Lv
元台湾総統の本
単なる日本アンチ、キリスト教原理主義や英米至上主義本じゃなかった。
むしろアメリカべったりの外交や情報収集をやめて
自分達でなんとかしろ、と。
687 :
おさかなくわえた名無しさん:2013/08/01(木) 13:36:43.43 ID:D/umAZP6
今、筒井康隆『聖痕』を読んでる、面白い!
688 :
おさかなくわえた名無しさん:2013/08/01(木) 14:50:35.12 ID:uMpyutZo
「アイの物語」山本弘
ここ数年読んだ中で一番面白かった。よく出来てる
作者が左寄り思想の人みたいで叩かれてるけど、面白いもんは面白い
「ループ」鈴木光司
リングの続々編
それを知らずに読み始めたけど、普通に面白かった
「逃げる男」シドニィ・シェルダン
アメリカ版のラッキーマン
コミカルでコメディーチックなご都合主義全開でピンチを回避しまくりつつ
逃亡先で得たささやかな幸せや恋人や仕事を毎回捨てて別天地へ逃げ回る話
海外小説のくせに「読みやすい」のが最大の特徴かもしれん
「ダークゾーン」貴志祐介
現実パートがつまらないし、オチはクソ
勝負パートは面白く、特にランパストステージの6戦目と
カオス過ぎる7戦目は読んでて手に汗握った
遠藤周作「わたしが・棄てた・女」
読みやすくて胸糞悪い話
>>689 それ読んだわ。胸糞悪いよな
主人公殴りたい
『嵐が丘』はクッソ退屈で詰らんかった
『指輪物語』は長い・挿絵がキモイ。映画の方が良い
『花芯(瀬戸内晴美)』はドロッドロで凄惨なのに淡々と書いてあって読みやすい
オムニバス形式なので更に読みやすい
『ノルウェイの森(村上春樹)』好きな作品だけど、主人公には感情移入出来ない
季節の移り変わりと食べ物の描写が好きで、暇があったら読んでしまう
同作者の『海辺のカフカ』も謎めいた展開と繊細な描写で好きな作品
『黒い家(貴志佑介)』怖くて鳥肌立った
秘密の花園…自然の描写が美しく、温かい気持ちになれる。食べ物美味しそう
人生なんて無意味だ…児童書だけど、北欧って病んでる
壬生義士伝…熱い漢の生き様
鄭門之 三國志…イラストが素敵。曹操を美化してる気がするが爽やかで好き
西の魔女が死んだ…思春期って繊細だねぇ
赤毛のアン…食べ物美味しそう。実際アンみたいな子が居たら孤立してるんじゃないかな
ステイシー…大槻ケンヂのひっでえ小説
世間は夏休みだしたくさん読みたいな。どれくらい読めるかな
永瀬隼介「三日間の相棒」
自称・新宿の売れっ子探偵の豪快な言動がカッコいい
そんな生き方ができれば、毎日が楽しそうだな〜と思ったりするが、
友達にはしたくないタイプの人物でもある
船戸与一「山猫の夏」
灼熱のブラジル北東部を舞台とした冒険もの。
裏稼業で生きる“山猫”弓削一徳のタフで気概のある
男っぷりが最高。
山猫から無理やり仕事の片棒を担がされた
主役のフニャチン野郎が冒険を通して度量が深く
気骨のある男に変貌してゆく過程が良い。
北都物語(渡辺淳一)
クソ作者の不倫願望が満載ないつものヤツ
安部公房とわたし/山口果林
女優山口果林の自伝
衝撃的な過去が満載
若い頃の写真が美しい
孤独なバッタが群れるとき/前野ウルド浩太郎
真面目なバッタの研究書だけど、すっとぼけた文体と筆者のふきこぼれんばかりのバッタ愛で楽しく読めた
地道な実験を積み重ねて、従来の定説をひっくり返す過程は読んでてワクワクする
「研究対象が大好きで大好きで、皆にも研究対象がどんなにステキか知ってほしい!」という人の本は
読んでて面白いね
泣き虫弱虫諸葛孔明1〜3/酒見賢一
後宮小説/同作者
この人の本がとても好き
真面目腐った文体でコミカルな事を描いて他人を煙に巻いたり愉快
>>689 マジでダメ男だよな
胸糞なんだけど現実的すぎてしんみりした
さよなら渓谷 吉田修一
たしかにこりゃ映画化しやすいわなと思った
面白かったけど美里の行動の意味がまったく意味不明〜
美里親子の話かと見せかけて隣家の2人の話だったな
701 :
おさかなくわえた名無しさん:2013/08/08(木) 14:36:36.69 ID:l/CIBXJV
となりのロボット/瀬名秀明
ロボット、アンドロイド、人工知能、それ関連のお話が好きなのと
評判が良かったので読んでみたがめちゃくちゃツマランかった
SFではなく、昭和40〜50年代の少年が未来のロボットに対して見た夢や希望や願望は
実際に時間が経ってみるとこんなもんでしたー
んで、そこで起きる現象やドラマはこんなんですー、って人間劇ばっか
出版された当時は「絶対にありえないこともない近未来」を感じてウケたから評判良かったのかな?
にしてもオチはどの話もモヤッとした不完全燃焼ばかりでただのお話としてもお粗末
短編を包括する全体話や最終話は鉄腕アトムと手塚治虫が絡み
重要な要素となってくるから、アトム好きや手塚ファンならワクワクするかも
火の鳥・復活編のロビタとチヒロも出て来るよ
頭で走る盗塁論 駆け引きという名の心理戦/赤星憲広
野球少年なら夏休み中に図書館でも行って借りて読んどけ。
勿論焼豚にもお勧め。
703 :
おさかなくわえた名無しさん:2013/08/08(木) 17:37:32.68 ID:EK7sKaBI
老人と海
週刊エロス
704 :
おさかなくわえた名無しさん:2013/08/09(金) 02:26:11.16 ID:Yi8B0f2I
週刊実話
705 :
おさかなくわえた名無しさん:2013/08/09(金) 02:34:29.29 ID:iVKD2tAg
今頃〜かもしれないけど、「王様ゲーム」。
どの作品も、全然スッキリしないんだけど、なんかおもしろい。
>>705 気にはなってたけど色違い何冊もあるから手出してなかったんだよな〜
読んでみるか
京極夏彦
ルー=ガルー2
島田雅彦
悪貨
英雄はそこにいる
708 :
おさかなくわえた名無しさん:2013/08/09(金) 07:18:30.54 ID:3SvnjBWt
僕と『彼女』の首なし死体 白石かおる
人の生死に対してどこか達観してたりすれば主人公に感情移入しやすいかも
好き嫌い分かれやすい人を選ぶ文庫だったなぁ
>>708 表紙はアニメ絵・作者が作中の主人公?というクソイタイ設定なのに
ラノベじゃないってところが斬新すぎるな・・・
本3冊さらに買っちゃったけど、読めるかな・・
711 :
おさかなくわえた名無しさん:2013/08/15(木) 10:32:02.18 ID:BdAGhzJm
裸足の女神 (berefeet Angel)
地属性 天使族 レベル4
ATK2000 DEF0
このカードはシンクロ素材、融合素材として使用できない。
自分のターンのエンドフェイズ時、神への供物トークン(レベル1
地属性 天使族 ATK/DEF 0/0)2体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはシンクロ素材、
融合素材に使用できず、幻神獣族モンスターの
アドバンス召喚以外のリリースに使用できない。
712 :
おさかなくわえた名無しさん:2013/08/15(木) 11:37:13.00 ID:rYOkfgc4
キン肉マン43巻
ライトな感じで読める夏の小説おしえて
>>714 ああ、いいね。読んだことある
今会いにゆきますも再読したい・・
>>690 黒い家読んでみたよ
楽しめました
ありがとう
717 :
おさかなくわえた名無しさん:2013/08/18(日) 11:40:54.48 ID:VDzwAtFx
大統領が苦言
高校野球
「暑い中大人がやるべきだ
とりあえずドライブ中だがビールがうまいwwwwワシ勝ち組?」
京極夏彦シリーズ
・姑獲鳥の夏
・絡新婦の理
・魍魎の匣
専門用語が多くて決して読みやすくはないし、分厚いせいでいつまで経っても読み終えられない
でもそれが癖になってしまった
719 :
おさかなくわえた名無しさん:2013/08/28(水) 17:02:50.16 ID:rBFG7XUn
車は都心は金持ちのたしなみ
ハイブリッドだね
720 :
おさかなくわえた名無しさん:2013/08/28(水) 17:34:15.77 ID:cQYRj8z2
>>698 俺も酒見さん好きだわ。
孔明の妖しさが最高。
『文学少女と死にたがりの道化』
ほんわか不思議な遠子ちゃん可愛いです!
謎が明かされる屋上シーンはみんな冗長に喋りすぎで不自然。
でも少年少女の葛藤と成長がきっちり描かれていて良かったです!
『スターバックス再生物語』
某電力の幹部どもは読んで見習え。
業務と職責に対し誠実に向き合い社会貢献しろ。
園芸家12カ月
カレル・チャペック
80年前の園芸あるある
通販でいっぱい買いすぎて植える場所がなくなるとか、球根を買ったら鉢が足りなくなり、
鉢を買い足したら土が足りなくなり、土を買い足したら球根が足りなくなる無現ループとか
法律を作るなら木イチゴ(園芸板では植えてはいけない植物指定)を垣根の側に植えた奴は
右手を切り落とす刑!とか、この人現代に生きてたら絶対園芸板に常駐してる
>>722 面白そう!
っていうかこの書き込みでカレル・チャペックが作家の名前だと知った・・・
紅茶の店というイメージしかなかったです無知恥ずかしい///
綾辻行人「AnotherエピソードS」
オチはなーんだって感じだったけど、切なかった
おかげで本編もさらっとだけど読み返した
やっぱり鳴ちゃんが可愛い
>>722見て、なんで木イチゴ植えちゃいけないのか理由が気になって
園芸板の植えてはいけないスレ見に行ったけどスレタイが秀逸だな
植物図鑑とか花言葉の本たまに読む程度で育てたことはないけど園芸板がお気に入りに加わった
北方謙三「水滸伝」
自分が優男な分やっぱりこういう大きくて真っ直ぐな漢達には憧れる
726 :
ながぐつ:2013/09/11(水) 23:09:17.74 ID:YrRSodw8 BE:126944339-2BP(555)
眼球譚(初稿) ジョルジュ バタイユ
濃厚なエロティシズム溢れる異端文学と某所で紹介されていたので
読んでみたが、上級者向けすぎてついていけなかった。
上級者向けって、どんなのだよw
内容が変態すぎて、普通の人にはその性癖を理解できないとか?
はずき虹映さんの誕生数秘学の智慧とHappy誕生日占いと「生まれた日」占い
持って生まれた得意な事、現在の事、掴み取る苦手な未来の事、三つに分けて性格を分類してる
占いと呼ぶにはもったいない
順に3分類、現在と未来の二分類、先天性
スピリチュアルな表現を流し読みできれば大体いい
例えば今日14日生まれは、守りがかたい男性的な自由人
人気者でモテるリア充タイプ
少なくとも幼少期はそう
ついでに9月生まれなら、未来も同じタイプでより強調される
現在は生まれ年で決まる
割合は現在が多め
過去(先天的で得意)、現在、未来(後天的で苦手)
二冊目の現在と未来は組み合わせてあり、百と少しの通りに分かれてる
730 :
ながぐつ:2013/09/16(月) 22:41:31.02 ID:NZqZG2yW BE:131645074-2BP(555)
>>727 最初の方は小便のかけあいとか、卵をお尻で潰したりとか
死んだ友人の隣で行為に及ぶ、とか何とか理解の出来る遊びをしている。
後半の取れたての牛の睾丸を前のお尻に突っ込みながら闘牛を鑑賞とか、
教会で神父の首を締め上げながら…というあたりがついていけなかった。
こええ
>>716 それは良かった。『黒い家』は映画版も怖い
>>721 酒見さん好きな人がいて嬉しい
サイコパス変態孔明が暴走する様が見たい!早く続き!
『悪の教典』上巻は楽しく読めた。人殺し過ぎ
設定がエロゲみたいなので下巻に行くにつれ萎えた
ホモの人に何の恨みがあるのか作者
実写、何で伊藤英明なんだよ!キ●●●さが足りない
次は『ダンス・ダンス・ダンス』読む
コンピュータは名人を超えられるか 飯田弘之
2002年にかかれたコンピュータ将棋の本
著者は自身もプロ棋士である大学教授
専門的知識なしでも読めるように書いたらしいが素人には読みづらいよ
まだこの時点ではコンピュータ将棋は人に及ばないレベルだったが、著者は「コンピュータが人間に勝つ日」が必ずくるとかなり正確な予測をしている
その予測の根拠が学者らしくて、当時の他の棋士がどう思ったかなぁと興味深い
734 :
おさかなくわえた名無しさん:2013/09/26(木) 18:05:59.57 ID:n/05W763
中工HIGHドライブ
びーるウマイ
オマエラ
ばいと
ビギナーズクラシックの竹取物語から始まって、かぐや姫関係面白かった。
かぐや姫が欲しくて醜態さらした貴族達、みな実在のモデルがいるという。
富士山信仰にもつながる竹取物語。
ジブリ映画の予習で読み始めたけど、日本人なら読むべし。
変身 /フランツ・カフカ
胸糞悪いラストのはずなのに、なぜか気分悪くはならなかった。
というかむしろ清々しかった。
主人公がひたすら可哀想だったけど、よかった…と思ってしまった。
ネトゲ廃人
もっとすごい廃人がいくらでもいるんではないかと思った。
ボトラーとかそういうの期待してた分、拍子抜け感があったけど、それでもネトゲ廃人なんて周りにいない特殊な人種の話が読めて楽しかった。
青崎有吾「水族館の殺人」(東京創元社)
>>641の続編にあたるが、相変わらずツッコミ所が多すぎる
あと、探偵役が重度のアニオタという設定なのに、それをまったく活かせてない
そんな設定いらんのじゃね?
今回は「金返せ」と言わなくても済むように、図書館で借りて読んだが、
それが正解だった模様
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない/桜庭一樹
面白かった。
いくつか疑問点はあるけど、感動した。
キャラがみんな個性的で、特に「海野藻屑」って名前が印象に残ってる。
途中主人公が藻屑の真実を知るシーンでは泣きそうになった。
堂場瞬一「20」(実業之日本社文庫)
プロ初先発でのノーヒットノーランという快挙達成を前にしたルーキーと、
それを取り巻くいろいろな立場の人たちとの物語
ピッチャー、キャッチャー、バッター、監督、ビールの売り子、中華料理屋の主人など、
一球ごとに異なる人物からの視点から描いていくという構成が面白い
この著者はスポーツ小説の名手として知られ、野球を題材にした作品も多く書いてるんだけども、
その中でも一つの到達点ともいえるぐらいの完成度
こんな小説を書けるのは、おそらくはこの人しかいないだろうな
『こんな酷なことをして、それでも人間か。おれは逃げる。必ず逃げるぞ。その時になって泣き面をするな』
戦中、戦後四度に渡り刑務所を破ったその男を、人は昭和の脱獄王と呼んだ
彼を囚える獄は果して存在するのか
吉村昭『破獄』
>>740 去年網走監獄の売店でその本買ってきたのに、まだ読んでなかった
てか、有る事自体忘れてた
今日読もう
742 :
おさかなくわえた名無しさん:2013/10/18(金) 15:58:16.24 ID:6+7wqZag
本田
福山
木村
内藤
松田
『シッダールタ』ヘッセ
仏陀と同名の男シッダールタが悟達するまでの過程が
彼の心理描写を中心に丁寧に描かれている。
色々悩んで無気力、軽度鬱状態の俺を揺さ振って
くれまいかと期待したが示唆を得ることなく普通に
読み終わってしもた。
『バカとテストと召喚獣』久々に読んだラノベ。
個性豊かなキャラ同士の掛け合いが笑える。
バカで熱くて恋愛パートは初々しくてまさにラノベって感じの作品。
イラストが綺麗で可愛い。
『溝鼠』
ほぼ全てのキャラがクズで変態だった。
気持ち良いぐらい綺麗事が無い。
コメディではないんだけど随所で声をあげて笑った。
>>743 ヘッセの『シッダールタ』は自分も数年前に読んだけれど、面白かったな。
ヘッセの、悩んでいる感じが好きです…
『子どもたち・曠野』チェーホフ
初チェーホフ。
中編の「曠野」は、最初は途中で辞めちゃうかな〜とも思ったけれど、しばらく読んでいると意外とページをめくる手が止まらなくなった。
やっぱり、ロシアの土の感じは好きです。
『夜の鼓動にふれる』西谷修
「表象の限界」というテーマ?で、課題の際に読んだ。
興味深かったが、再読が必要。
『外套・鼻』ゴーゴリ
元々は、「ヴィイ」目当てで読んだ。
取り敢えず「ヴィイ」の感想だが、ホラー風味の民話の流れの中、コサックのおじちゃん達の「ホマーどん」という言葉が繰り返し登場して、少しクスッとした。
745 :
おさかなくわえた名無しさん:2013/10/20(日) 17:41:25.37 ID:n+dlDHhQ
坂東
福島
藤井
大泉
西谷
新潮文庫の「凶悪」
映画は虚飾するために、おっさんの喜びそうなレイプや不倫や
介護する健気な嫁とか出てくるけど、こっちは記者が事実だけ
淡々と追ってるんで面白かった。
>>746 あの映画見ようかどうか迷ってたけど
どうみても冷たい熱帯魚の二番煎じ狙ってる感じだもんなぁ
贖罪の日々 / マイケル・グレゴリオ
事件から途中までの流れが面白かっただけに落ちがひどい。
途中までわくわくしただけにすごくがっかりした。
『1Q84』って面白い?
>>749 村上春樹って時点で察するべき。つまりあなたが、
ナルシスト
メンヘラ
厨二病
のいずれかならきっと面白い。
わらた
厨二病て言葉を喜んで使ってるあたりお察し
753 :
おさかなくわえた名無しさん:2013/11/01(金) 17:11:34.16 ID:1mZKrL/5
人は、図星を突かれると怒る
知り合いの春樹ファンはそのどれにも当てはまらないがなあ。
純文学を装ったラノベが好き(但しはっきりラノベを名乗った本は嫌い)なリア充だ。
>>754 中二病にあてはまってるじゃないですかーやだー
>>750って太宰や三島でも同じこというんじゃね?
実際には読んだことなさそう
>>755 これも中二病に当てはまってるの?
リアル知人は中二病?何それ状態のリア充(社会人)だから、
春樹ファンは「読書=ステータス」みたいな考え方のリア充率が高いのかと思ってた。
これだけじゃなんなので。
死霊の恋 / ゴーチェ
短編集だったけど、全体が思った以上に美しかった。
具体的な何かを残すより、印象を残すような不思議な読後感。
ゴーチェの作品を他にも読んでみたいと自然に思った。
ナルシストとメンヘラも否定しろよ。
日本人は中国人・韓国人と根本的に違う / 黄文雄/呉善花/石平
黄文雄の本はどれ読んでも同じ事しか書いてないのはわかってるけど、
これは呉善花と石平との対談だし少しは違うかも、
と思ったけどやっぱり同じだった。
久しぶりに「ぼのぼの」を読み返した。やっぱり面白い。
ぼのぼのは人生の教科書。
ハルキスト=中二病のナルシスト とは思わないけど
春樹の書く主人公はナルシストだと思うわ。
井兼源太郎「見えざる網」(角川書店)
ネット世界で繋がった無数の若者たちが、一つの生き物のように動いて
主人公を危機に陥れようとする序盤から中盤にかけては、それなりに面白い
だが、そこから終盤にかけては、物語が段々と尻すぼみになって行って、
もの凄くがっかりする
犯人へと辿り着くまでの推理の過程も、迫力不足で物足りないし、
犯行の動機も、まったく理解できない
作品全体を通してみると、文章が下手というわけではないけども、
人物の描写や場面の転換が唐突な印象で、流れに乗り切れない
デビュー作とはいえ、商業作品として発売されている小説で、
これだけ粗が目立つと、買って損したという気分になる
あと気になったのが、作中に登場するモデルガンの名前が、
正直言ってダサい
もっとマシな名前を考え付かなかったのだろうかね
762 :
おさかなくわえた名無しさん:2013/11/17(日) 00:55:38.85 ID:I6yuZSOp
他スレコピー
日本のマスコミが外国の支配下に有るから日本が可笑しく成っているのです。統一教会など外国勢力が日本のマスコミを支配しています。
フジTVのヒエダ会長は『ソフトバンクの孫の腹心』だとも言われ一緒に食事している仲です。
読売のドン渡辺恒夫は、読売の株の38%を持つ支配者ですが、昔はただの読売の記者だった男です。それがどうして38%のグループ企業の38%の株を持てたのか?謎です。
桜田淳子の韓国での統一結婚式では、教会発表で3万人以上の日本人が参加したと言っています。
彼らの教えは『企業で出世し韓国の為に尽くせ』が教義です。オウムは200人の出家信者であれだけの事をしました。統一教会は社会の中で『出世しろ』と教え『社会の中に入っています。
ですからマスコミでは『オウムの教祖松本ちずお』は在日ですが誰も知らされていません。
カレー事件の林真須美も在日・ルーシーさん事件の織原城二も在日・教育大事件の宅間守も朝鮮部落出身です。
エリート夫バラバラ殺人の詩織容疑者も他スレでは、『男の親が勘当してまで結婚に反対した(美人・年下・親は大金持ちで社長・お嬢様学校)これで反対は在日だと書かれていますが、マスコミは韓国の良い事は派手に書きまくりますが知らせないです。
韓国籍の男による大阪市生野区無差別通り魔事件 (今年5月の事件、日本人なら誰でも良かった、複数の男女を殺傷)
NHK=完全スルー
日本テレビ NEWS ZERO=完全スルー
テレビ朝日 報ステ=ストレートニュース。氏名・国籍・犯行動機(生粋の日本人を殺す)等はスルー。
TBS NEWS23=完全スルー
フジテレビ ニュースJAPAN=完全スルー
無差別通り魔事件という通常トップニュースで報道されるべきものが
19時以降主要メディア全てで報道がされなくなった。
唯一報道したテレビ朝日では氏名すら報じなかった。
●孟嘗君 1巻
Amazonのレビューでは絶賛の嵐!
人生をゴリッと動かされた人もいる傑作だということで
読んでみたけど、どこが面白いのかさっぱり分からん!
最後らへんの襲撃シーンなんか途中で眠くなったぞ。
5巻まであるけど順を追って面白くなるのか?
・死刑執行人サンソン(安達正勝)
・パリの断頭台(バーバラ・レヴィ)
フランス革命時に死刑執行人やってたサンソン家の本
YJの漫画の元ネタ本だったので買った
昔の処刑人って言うと、ドラクエとカンダタみたいなワイルドなオッサンが、
ヒャッハー!しながら斧振り回してるイメージだったんだけども
実際は差別で苦労してたとか、医者もしてたとか、
人格者で貧民に奉仕活動してたとか、なかなか興味深かった
フランス革命についても大まかなことしか知らんかったから、
恐怖政治のマジキチっぷりとか勉強になった
次は「ギロチンの祭典」読んでみる
「俺にはサッカーがある 不屈のフットボーラー16人」
病や解雇など様々な困難をサッカーを拠り所に
乗り越え生きる16人の記録。
感心するのはかなり早い段階からサッカーを職業に
することを決め真剣勝負していること。
そして困難に際しては環境に非を求めず自分と向き合い努力する。
しかし才能に恵まれたタレントが強い目的意識を持ち
鍛練の日々を重ねてもJで生き残ることが
難しいという現実。
日本代表のメンツはとんでもない高みに在るってことが分かった。
そしてそれを遥かに上回るセレソンやスペイン代表に
想いを致すと目がくらむような気分になるな。
騙し絵の館
序盤から「どんでん返しのためにあちこちぼかしてるんだろうなー」ってのがバレバレな割に
真相部分がしょっぱい&唐突なので何とも言えない気持ちになる
あと色んな意味でくどい
執拗な描写も意味深な場面もこれみよがしな伏線も多過ぎれば無いのと同じだわ
ミノタウロス 佐藤亜紀
乾いて淡々とした自覚のない狂気を期待したがさほどでもなかった。
ピカレスクというには小物過ぎる。
文体は好き。
佐藤亜紀は狂気に成り切れない感あるよな
文体は私も好き
虐殺器官
持論を展開するためだけに話を引き延ばした印象。
短編ならキレが良かったろう。
筋としては好きだが目新しくはない。
主人公の幼さが気持ち悪い。
『潜在意識が答えを知っている』
『信念をつらぬく』
自己啓発本=玉無し野郎専用の釣り餌
という自分の価値観が偏見じゃないかと反省して
古典を二冊読んでみた。
要諦は前向き思考で生きろってことなんだけど
サイコサイバネティクスは効果が期待できそうで面白かった。
『氷川清話』
勝海舟による当時の世評や人物評、人生訓などが
氏の気っ風のよい口語体で記されている。
人物評は西郷どんageのみが印象に残った。
人生訓はドラクエで言うとMPと薬草が尽きてHP1桁に
なるまで外でレベル上げしろ、みたいなことが
書いてあって妙に納得した。
編集のせいなのか自分を誇大に見せているような
微かな胡散臭さが鼻についた。
>>767 ちょうど今読んでるところなんだがダルくなって
途中で止まってる。
アンダーグラウンド
振り込め犯罪結社 鈴木大介
ほとんど恐喝のような状態担ってるのが怖い。
家に直接やってこられたらどうすりゃいいのか。
ここまで日本の状況が悪化してたとは思わなかった。
オレオレ詐欺なんてどうして引っかかる人がいるのかと不思議だったけど、
この犯罪手口なら誰でも引っかかると納得した。
今の持たざる者がさらに貧困になるような社会・経済状況じゃ、この犯罪に手を染める人は
なくならないんだから、この犯罪もなくならないだろうし、と暗澹とした気分になった。
少年に奪われた人生 / 藤井 誠二
知ると知らないでは大違いなのだと実感した。
自分と無関係だからと知らないで終わるより、一つでも多くの現実を知りたいと思った。
>>764の内容が面白そうだったから「死刑執行人サンソン」を読んでみた。
内容自体は非常に興味深く読めたし面白かった。
心のどこかに何か残ると言うか、良くも悪くも考えさせられる。
面白かった、とあっさりできずに心苦しさみたいな感情も残ったけど、「読んで良かった」と素直に思った。
年の暮れに良い一冊に出会えたと思う。
だからこのスレは時々面白いんだなー
年末年始には氷川清話を読んでみよう。
「もう不満は言わない」
著者はアメリカの牧師。
言葉が人生を創るという内容に特化した自己啓発本。
色んな人たちの不平不満を口にしない21日チャレンジの様子を
具体例として挙げながら良い言霊の効用について解説している。
根っこの理屈は言葉の源は思考であり故に前向きに
考えるクセをつけろってこと。
現状に不満があるから進歩があると思うんだが
その場合は焦点の合わせ方次第で、不足について
語るのではなく進歩した理想の状況について語ろうぜと説明。
なかなか面白かった。
775 :
おさかなくわえた名無しさん:2013/12/28(土) 12:51:21.83 ID:vN9RQiaz
他スレのレスコピーして置きます。
俺んちの田舎、在日朝鮮人学校があるんだわ。で、そういうところって必ず朝鮮人部落ってのがあるんだよね。
朝鮮人なんかが犯罪犯してそこに逃げ込まれると、警察も手出しが出来ないくらいの暗黒街なんだわ。
親から『あの近所には絶対近づくな。どうしてもあの近所に用があるときは、包丁でもなんでもいいから、必ず武器を持っていけ』
って言われたくらいだからね。俺が小学校高学年の時かな。
下校途中の中学生の女の子が、在日朝鮮人学校の生徒にレイプされる事件があったんだよ。
たまたま一緒にいたクラスメートの男子が助けに入ったんだけど、彼はバットか何かで頭を殴られてしまったんだ。
女の子の方は、部落に引きずり込まれてさんざん嬲られた挙句、あそこに電球つっこまれて、それが中で割れちゃっててひどい事になっていたらしい。
結局、頭を割られて血まみれになったクラスメートの男子と一緒に、ほとんど全裸で通りに放り出されていたのを通行人に助けられたんだ。
頭を割られた男の子は、頭蓋骨陥没骨折と脳挫傷で3日後に死亡、
女の子もレイプされたショックから立ち直れず、半年くらい後に、『お母さん、ごめんなさい』
って遺書を書いて自殺しちゃったよ。
俺はその時、子供ながら
『何で、あの女の子が“お母さん、ごめんなさい”なんて書いて自殺しなきゃなんないんだ?悪いのはみんな在日朝鮮人だろう!!』
って、物凄い怒りを覚えたよ。
警察も動いたけど、結局、部落には踏み込めなかったよ。
最後に警察が掴んだ情報は、『犯人は総連にその日のうちに保護されたもよう、2〜3日後に総連の保護のもと、北に逃げたと思われる。』
という情報だけだったそうだ。
女の子が自殺して二年くらい経った時かな。
被害者の遺族あてに差出人不明のいやがらせの手紙が届いたんだ。
内容は『お前達の息子を殺し娘を犯した者達はわが祖国で労働英雄となった。いい気味だな日本人』という内容だったそうだ。
結局、被害にあった家族はみんな町を捨ててどこかに引っ越していった。
(例の日本人小学生を斧で殴った朝鮮人も無罪になりました。)
776 :
ながぐつ:2013/12/31(火) 23:32:51.32 ID:CvL7IVmP BE:84629636-2BP(555)
時空改変空母・越後
1974年の日本列島(&台湾?)が突如30年前の1944年にタイムスリップ。
時の総理大臣、田中角栄は一緒にタイムスリップした在日米軍を接収。
改造された戦艦大和と共にレイテ沖に向かう…という内容の架空戦記。
猪瀬前都知事や石原元都知事、矢追純一やガチャピンなど、
多くの人物が実名で出ていたが、関係各所から怒られたりしなかったのか気になる。
特に猪瀬前都知事は石原元都知事の配下に殺されかけてるし。
「虹の谷の五月」
直木賞受賞の冒険モノ。
独りで闘い続けるゲリラ兵の生きざまと
半分超えてもストーリーがイマイチ盛り上がらずのめりこめない。
生活シーンの描写が無駄に多くてダルくなる。
同作家の冒険モノなら「山猫の夏」の方がいいわ。
この後「火怨-北の燿星アテルイ-」に「砂のクロニクル」
と男の生きざま祭りだ。
小野不由美の屍鬼
正月休中かけて一気に読んだ。
なにあれ。面白すぎだろ!!
「さとりを開くと人生はシンプルで楽になる」
★読む前
胡散臭さ満開のタイトルwwwこれで釣れますかwww
悟りなんてそう簡単に開けっかよw
図書館でネタ本getだぜw
★読了後
すごい……このペインボディという概念と対処法、
自分自身を生きる極意だろこれ。
良いこと考える時間が増えてるよ。
スピリチュアル系の本でガチ効果が出るとは。
ニューアースを日本語訳して簡素化したものっぽい。
もっとマトモな邦題つけろよ。