ダメな接客、ダメな客part69

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174おさかなくわえた名無しさん
付き合って半年になる彼女が初めて俺の部屋に遊びに来ることになった。
やっぱ期待しちゃうから事前準備ってことで避妊具を買いに行った。だが
童貞の俺はいざ買おうとなると恥ずかしくて二の足を踏んでしまう。通販も
考えたが、品物欄に「スキン」と書かれていたらどうしようと考えてやめた。
で、いつもは降りない駅で降り、寂れた薬局を探した。歩くこと10分、期待
通りの店を発見。中を覗くとじいさんが店番をしている。ほかに客はいない。
今がチャンス!と店に入り、そそくさとスキンの箱を見つけてレジに持って
行った。うわぁぁぁっ!!!!死角に女子高生が2人いるじゃんかっ!!!
どうしてこんな小汚い店にいるの???マツキヨ行けよマツキヨ。

変に取り乱すとかえってみっともないし、何しろ女子高生はこっちのことなん
気にもしてないのだから、平静を装って会計を済ませることにした。早くしろよ
ジジィとイライラし始めたら、ジジィが眼鏡を外して「んー?」と言う顔で商品を
ジロジロと見ている。おい、バーコードは裏だよ!と思ってると、ジジィが店の
奥に向かって「おーい!スキンは2箱だと五割引だよなー!?」とか聞いてる。
さっそく反応する女子高生たち。クスクス笑い出した。

ジジィがこっちに向き直ると、「お客さん、スキンは2箱買っても1箱の値段だから
お得ですよ」とか言う。「いえ、1個で十分です」と真っ赤な顔で声を絞り出すように
言ったが、「ふふっ、お客さん若いんだから2箱くらいすぐ使っちゃうでしょう」と笑い、
よっこらせと立ち上がるともう1箱持ってきた。女子高生たちは涙流して笑ってる。

苦労して手に入れたスキンは結局未開封のままです。