(-д-)本当にあったずうずうしい話 第123話

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794おさかなくわえた名無しさん
この流れで思い出した。
うちの親父は人口五千人ほどの小さな町で自営やっていて、以下は親父から聞いた話。
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うち(親父の店)から数件隣に、町で唯一のタイヤ屋があり、そこの社長はよく客としてうちの店に来る。
社長の金遣いはいいんだけど、お得意様気取りでデカい面をされるのが腹立つ。
正直、うちの店には来てほしくないけど、小さな町で近所と揉めるわけにもいかない。
ある日、タイヤ屋の社長が「スタッドレスタイヤを買ってくれ」とうちに頼み込んできた。
公共事業削減の煽りを食らって、その年は町からの注文が随分と減ったらしい。社長いわく、
「うちの会社はこう見えても、近隣で最高の設備が整っている。ウデも負けない。
 ○○社のタイヤをきっちり組むと、5シーズン/10万kmはもつぞ!」とのことだった。

そこで親父は渋々とスタッドレスタイヤを購入させられた。
新品のタイヤだったので、最初のシーズンは丁寧に1万kmほど乗り、雪解けとともに夏タイヤへ履き替えた。
そしてスタッドレスタイヤは、四本ともビニール袋に入れ、車庫で大切に保管しておいた。
2シーズン目の冬、タイヤのローテーションについて親父はタイヤ屋を訪れた。社長曰く、
「あー、こりゃダメだ。四本ともゴムが劣化してるわ。新品に履き替えなよ。」
親父ブチ切れ「てめえのところで去年買ったばっかりだろうが!!!お前のところでは二度と買わん!!」