(-д-)本当にあったずうずうしい話 第200話

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173おさかなくわえた名無しさん
まあエスカレーターに限らず、メーカーと販社と購入者とエンドユーザーの思惑が異なるのはよく見られる現象なわけで。
エスカレーターの場合だとこうなるだろう。

<メーカー>
とにかくPL法が最優先。いかなる場合でも設計上のミスは許されない。
しかし施工・販売後は、販社と購入者に責任を擦りつけるマニュアルとする。
例:月1の定期メンテを必ず実施して下さい
   利用者の全員が停止するように指導して下さい
   上記に違反した場合は保証の対象外となります
<販社>
とにかく売り上げ確保が最優先。そのため、エスカレーターの耐久性が短くなることを望む一方で、
顧客との契約時には抜群の耐久性であることをアピールするという両刀使い。
これらを鑑みると据付後のメンテは、
「メーカーの指導通り重要保安部品のメンテナンスを行いました。時刻は02:00〜04:00。特に異常無し。
 顧客の○○駅が言うには、『二列静止を推奨しているが、通勤時にはなかなか守られない』とのことです。
 終電後の作業なので、現場確認はしていません。」と万が一に対する責任と保証を、他者に投げる格好とする。

<購入者(駅)>
とにかく乗客の安全が最優先。
鉄道会社における安全管理は営業運行の車両に全神経が注がれ、駅構内は二の次三の次。
エスカレーターなんぞオマケに過ぎない。最初からメーカーと販社の責任だ。
左側静止、右側通行は客が勝手に始めた暗黙のマナーであり、鉄道会社が推奨したルールではない。
しかし、それに対して駅が何も対策をしていなかったと叩かれるわけにはいかない。
だから適当に注意喚起は促すが、それを守らないのは乗客の責任である。

<エンドユーザー(駅利用客)>
とにかく朝の通勤で一分一秒を争うのが最優先。
エスタレーターのルール?知ったことか!