あの映画・小説・ドラマ,etc.の結末が知りたい 14

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805注文の多い料理店(1/2)
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料理人達の正体は化け猫だったはず

山に半ば道楽で狩りに来ていた若い紳士2人。
彼らは地元の猟師すら同行を拒否するほど山奥へといってくる。
その山の険しさは、荷を引かせるために(もしくは狩猟犬として)連れてきた
大型犬2匹がそれぞれ疲労で死んでしまったほど。
二人は犬の死に「僕は○○円の損をしてしまったよ」というような感慨しか浮かばない。
そして何の収穫も無く、このまま帰るには空腹で辛くなってくる。
そこで偶然見つけたのが「西洋料理店 山猫軒」。
その後、みんなの知るような展開。
806注文の多い料理店(2/2):2008/07/13(日) 17:33:34 ID:+FXHGci6
二人は「最後の注文」でやっと真相にきづいたが、
後方の扉は硬く閉まり、鍵穴から見える前方の扉の奥には、化け物の目玉が見える。
店員A「お客さん、早くこっちに来てください!おいしく料理しますよ!」
店員B「早く来いよ俺達が親分に怒られるだろうが!
     ったく親分の野郎あんな書き方したらバレバレじゃねえか畜生!」
店員A「サラダはお嫌いですか?それならフライはいかがですか?」
みたいな脅し文句を延々と聞かされて、発狂寸前まで追い詰められ、
「紙くずのようなくしゃくしゃな顔」になる若い紳士二人。
そこへ後方から死んだはずの犬が飛び込んできたかと思うと、化け物どもの扉へ飛び込んでいく。
犬の鳴き声と猫の鈍い鳴き声の後、店は跡形も無く消え去り、男達の衣服だけが残される。
その後二人は猟師に拾われ、無事東京まで帰ることができたが
二人の「紙くずのようなくしゃくしゃな顔」だけは一生戻ることはなかったとさ。

この話の肝は、男二人の「泥を落とせ」「銃を置け」「クリームを塗れ」などの注文に対してとんちんかんな解釈をし、
あまつさえ「こんなに注意深い店ということは、偉い人たちが来る店に違いない。
やったね!貴族達とお近づきになれるかもしれないよ!」と期待する滑稽さや
散々無理させて殺し・捨てた犬がそれでも生き返ってまで主を助けるというところにあると思う。