■ 純プラチナ「ガンダム」 加工技術の結晶
一九七九年のテレビ放映以降、長年人気を誇るアニメ「機動戦士ガンダム」の純プラチナ製モデルが六日、
貴金属ジュエリーの老舗「ギンザタナカ」心斎橋店(大阪市中央区心斎橋筋一丁目)にお目見えした。
高さ一二・五センチ、重さ一・四キロの作品は、テレビシリーズ第一作がモデルで、
同社(本社・東京)と大手玩具メーカーのバンダイ(同)が共同製作した。
「プラチナの新たな価値の創造」「時代を超えた人気キャラクターを世界へ発信」という両社の思いが合致。
二年越しの計画を経て今春完成し、スイス北西部のバーゼルで開かれた世界最大の宝飾品の見本市にも展示された。
プラチナの融点は約一七七〇度と高く、加工は極めて困難。
八十九点に及ぶ繊細なパーツを鋳造で仕上げ、ガンダムのイメージ通り雄々しい姿に組み上げられた。
頭部(カメラアイ部分)にはダイヤモンドが埋め込まれ、貴金属の輝きにアクセントを与えている。
非売品で参考価格は二十五万ドル(約三千万円)。
同店は「プラチナ加工技術の結晶ともいえる作品をぜひご覧いただきたい」と話している。展示は十日まで。
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/200709/news0907.html#09071 雄々しい姿で輝きを放つ純プラチナ製「機動戦士ガンダム」=6日午前、大阪市中央区のギンザタナカ心斎橋店
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