【暴走】勘違い男による被害報告13人目【粘着】

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私が大学生の頃、勘違い男(A)に付きまとわれた話。
同じ学科だったがほとんど面識がなかったけど、テスト前にたまたま電卓を借りたことで、
なぜか馴々しく話し掛けてくるようになった。
最初は普通に応対していたものの、段々と妄想ワールドを広げてることに気付いてからは無視するようにした。
例えば、
・昨日白いワンピースだったよね。さすが僕の好みを分かってるね。
・講義中、あんまり見つめないでよ。周りにばれちゃうよ?
・昨日は一緒に帰れなくてゴメンな。今日は時間を作るから。

全部身に覚えのない事を耳元で囁いてくるから気持ち悪い。
一応友達には根回ししているので、帰宅中や実験中はガードしてくれたが、
どこから漏れたのか、メールや着信がひどくなった。
(後で分かったけど、携帯を盗み見したっぽい)
しかも家まで付いてくるようになって、郵便受けに手紙とかも入ってた。

さすがに精神的に限界に近くなったけど、男友達も彼氏もいない私は行き詰まってしまった。
そんな折り、当時高校生だった妹に泣きながら助けを求めた。

そして次の日、必修科目の講義に出るため大学へ向かったが…
自転車置場で待ち伏せをされた。
自転車を整列させる余裕もなく走って逃げようとしたけど、
何台か自転車を倒してしまって、自分も転んでしまった。
怪我を労るふりして体に触ってきたので、あまりの気持ち悪さに這って逃げたら
ものすごい甲高い笑い声が聞こえた。
7192/3:2007/08/22(水) 11:19:11 ID:F/rrQ8/+
「コイツ?コイツ?ストーカーって」
「うっわ!マジありえないし!」
「キモ過ぎ!鏡って知ってる?」
指差してお腹を抱えて笑い転げる妹の姿がそこに。
そのAはびっくりして固まってる。
それもそのはず。金髪で魔女のような爪をしてドギツイ化粧、
着くずした制服に香水を撒き散らしている。
どっからどう見てもDQNです。本当にあ(ry

「ちょ、臭くね?風呂入ってんの?」
「この服何よ?ねぇカッコいいとか思っちゃってんの?」
「ねぇねぇママになんにも注意されなかったの?」
エントランスのガラスに映るのを見ながら、
「ほらほら、鏡持ってないなら今見ろよ!どうよアンタのかっこ!受けんだけどwwwwww」

でかい声で騒いでは笑い転げる。
あまりにもでかい声で笑い転げるので、なんとなく人が集まってきたのだが、
そそくさと俯いて逃げようとするAを捕まえて、
「ねぇねぇ!コイツどうよ!見ててキモくね?」
「ほら!そっちのお兄さんと比べなよ!うわ、アンタ人間?」
「ちょ、早く進化しなよ!何億年前さまよってんの?」
「そろそろ生きてて恥ずかしいべ?つかむしろなんで生きてんの?」
衆人の前で罵る罵る。
Aはボロボロ泣きながら、「こ、こ、こ、この肉便器がぁーーー」と喚いた。
それを聞いた妹は、息が出来ないほどに笑い転げ、
「肉便器だって!肉便器だって!リアルで聞いたの初めてだよ童貞!!」
「もっかい言ってよ、着ボイスにしてぇwwwwww」
「見て見て、肉便器がぁぁぁ〜、似てる?似てる?」


7203/3:2007/08/22(水) 11:20:07 ID:F/rrQ8/+
もうポカーンとするしかなかった…
更に泣き続けるAに追い打ちをかけるように、
「泣いてるよ!きったねぇwwwwww」
「ママ呼べよ、ほら、ボクチンいじめられちゃったのぉ〜ってさwwwwww」

この辺で我に返って、笑い続ける妹を引っ張って退散。
ものすごい注目を浴びて恥ずかしいやらスカッとするやら。Aに申し訳ないやら…

結局Aは次の日から大学に来なくなり、着信も途絶えた。
たまに必修科目とテストの時のみ見かけたけど、向こうから避けてくれた。
卒業した今となっては行方も分からない。

そして妹も無事大学生となり、近所の小学生とかき氷早食い勝負をしながら、
今日も元気に笑い転げてます。