1 :
1001AA投票中@期日等の詳細は自治スレで:
2 :
1001AA投票中@期日等の詳細は自治スレで:2007/05/05(土) 08:09:09 ID:Wb+iQbd2
気にいった作家の本を集めてるよ
3 :
1001AA投票中@期日等の詳細は自治スレで:2007/05/05(土) 09:02:21 ID:s42C/LKD
宮部みゆき『堪忍箱』
短編集だけど、面白くて一話があっという間。
闇金ウシジマくん1〜6巻
楽しいよ
はやく7巻買ってこなきゃ
アガサ・クリスティ「アクロイド殺人事件」
ミステリのネタとしてすごく有名らしいので今更ながら読んでみた。
ああ、このネタの元祖なんだね。
でも、この種のネタを知っていたから、すぐ気づいちゃって
なんだかちょっと損した気分(最初にこれを読んで驚きたかった)。
安野モヨコ/美人画報ワンダー
このひとの女子の生態を程よくセキララに描く漫画は好きなんだが、これは自分を題材にそれをやっていますな。
プチセレブがプロの絵をつけて書いた典型的女子ブログみたいな中身(美容・食べ物・ファッション・インテリア・旅行)で、アタマ使わずに読めます。
きれいになりたいって呪縛だよなー。
長岡鉄男/長岡鉄男のわけのわかるオーディオ
なぜそうなのか、また要素の説明が無いため、全く理解が進まない。
その上、解説していない用語が登場してきたりと、不親切極まりない。
最後まで読んだが、徒労に終わった。
9 :
1001AA投票中@期日等の詳細は自治スレで:2007/05/06(日) 22:17:32 ID:x1uXaHAB
boodoo river
10 :
1001AA投票中@期日等の詳細は自治スレで:2007/05/07(月) 00:07:02 ID:Rpkk3iVE
>>1 乙です
有吉佐和子「悪女について」
ある女性について二十数人の証言のみで構成されている
最後がこいつかよ…と思ったけど、とにかく面白い
長男の名付けとか、すごいなあ
トマス・ハリス「ハンニバル・ライジング」
うーーーーん。薄っぺらい。
あの「レクター博士」が普通の殺人鬼になっちゃってる。
訳者が書いてた、終盤で明かされる「衝撃の事実」も
全然衝撃じゃない。予想の範囲。
>>11 そうなんだ…古本で済ますか
※※※※※
米原万里/魔女の1ダース(新潮文庫)
通訳の経験を生かした毒アリ笑いありシモネッタありのエッセイ。今、自分の中でこの人がキている。
ロシアとか無知でよく知らない国だから新鮮だ。
当時の社会時評も、今にも通じるような病根を指摘している。小気味よい語り口。
冬の巨人
惜しい。最初は丁寧なのに後半が駆け足。しかしまあ綺麗にまとめてる。
星界の断章2巻
激しくつまらん。途中で投げ出した。なんじゃこりゃ。前巻でも思ったが本編と段違いのつまらなさ。
たった一つの冴えたやり方
面白かった。いろんな味わいがあって満足。表紙はどうにかならないかな。川原は嫌いじゃないけど合わない。
リサイクル幻想
石油業界は枯渇前の最後の一稼ぎでももくろんでいるのだろうか、と思った。
>>11 私も買おうかどうしようか迷っていたから参考になった。
とりあえず図書館で借りよう。
今読んでいるのはロバート・J・ソウヤー「ホミニッド−原人−」
最近SFを読み始めたんだけど、どこから手をつけていいのか…。
とりあえず古典と言われているものと○○賞を取ったものから読み始めている。
「遺品整理屋は見た!」
はやりのブログ本のひとつ。同じ題材の「死体まわりのビジネス」より大分薄味。
2冊合わせて読むと日米の事情の差が分かって面白さ倍増。
17 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/05/15(火) 16:17:45 ID:MgjIWbkG
感想募集。age
18 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/05/15(火) 17:16:27 ID:Bfb6DFHj
大石圭『奸な囁き』
いつも期待して損した気分に。
でも毎回テーマがおもしろそうで買ってしまう。
順列都市 グレッグ・イーガン
ちょっと古臭い言い方だけど電脳空間にコピーされた人間の葛藤を見事に描いている
それ以外でもいわゆるサイバーパンクとは一線を画すアイデアが詰まっている物語
久々に一気に読んでもう一度読みたいと思った
面白そうだな
チェックしようかな
夢見る宝石
面白かった!タイトル買いしたけど買ってよかった。
哀しみキメラ
成長に期待したい作者だ。
22 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/05/17(木) 14:40:01 ID:WxOKQMP9
「チャップリン再入門」
チャップリンの映画を見た見たい人にオススメ
新書だし読みやすい。
トリビアいっぱいで楽しめたよ。
23 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/05/18(金) 01:25:34 ID:IIKWUtfj
デイヴィッド・サルツブルグ
「統計学を拓いた異才たち―経験則から科学へ進展した一世紀―」
統計学に詳しくないので、学問としての発展具合は
途中でよくわからなくなったけど、
普段使っている統計を世に送り出した人々が
そこそこの人間味を持って描かれていて、親近感が湧いた。
とりあえず、フィッシャーは偉大だ。
ボリュームが増えてももう少し噛み砕いて統計の話が書かれていたら
もうちょっと楽しめたのになあ、と残念に思う。
統計学に詳しい人にはおすすめ。
24 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/05/18(金) 01:38:59 ID:z3M1lJHt
乙一のZOO、暗いところで待ち合わせ
なんか乙一の作る話っていいよな、好きだ
25 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/05/18(金) 01:42:10 ID:QIlx5f98
桐野夏生「メタボラ」
メタボリックじゃないよwすっごく面白かった。やっぱこの人好き。
26 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/05/18(金) 20:23:01 ID:AAO3NnMJ
メタボラ今日本屋で見かけた、読みてー!
文庫本なるまで我慢だ。
おすすめ本期待age
下山事件 最後の証言
面白い。過去は今につながっているのだと実感できる。
日本がアメリカから独立できる日は来るのだろうか。
28 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/05/20(日) 17:30:53 ID:wpNBKMxW
>>27 松本清張の「日本の黒い霧」も読んでみるといいよ。未読なら。
「ドンキホーテ」セルバンデス著
妄想好き読書好きの自分にとっては何とも言えずたまらない話。
以前キングの「ダークタワー」読んで以来海外長編物にはまってしまった。
まだ前篇だから、後篇読み終わったら新たな長編物探したい!!
「銃・病原菌・鉄」 ジャレド・ダイアモンド
全体的にはよくまとまっていて、しかも内容は最高なのだが
細かいところがなんとなく「?」って感じ。
日本語がいまだに「不便な」漢字を使っているのは、別に
中国の偉大な影響を受け続けているからじゃねーよ!!
小田嶋隆「テレビ標本箱」
小田嶋隆は大体何読んでも面白い。
決定学の法則/畑村洋太郎
「失敗学」の畑村先生の次の段階。吉牛や登山靴の話など、感銘を受けた。
旅をする木/星野道夫
今は亡き写真家星野道夫のアラスカの旅、過酷な自然。写真のみならず哲学を感じさせる文も良い。
カレン・テイ・ヤマシタ「熱帯雨林の彼方へ」
リアルにボールが友達な日本人。語り手はそのボール。
先が読めないという意味ではおもしろかった。
帝王の殻
あなたの魂が面白かったから読んだけど中途半端だった。
超妹大戦シスマゲドン
名前がふざけてるけど中身もふざけてる。
でも馬鹿馬鹿しくて面白かった。
「ひとりぼっちのジョージ」
1頭だけ残ったピンタゾウガメにまつわるあれこれ。
「最後のガラパゴスゾウガメからの伝言」というサブタイトルはいただけない。
最近ジョージの親戚が見つかったらしいですが。
「極みの京都」
柏井壽はひょっとして入江敦彦が嫌いなのではないだろうか。
山田真哉/食い逃げされてもバイトは雇うな―禁じられた数字〈上〉/光文社新書
前著の「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」が面白かったので買った。
会計的思考の基本と数字の効果を身近な例でわかりやすく解説している。気軽に読める。
若者が三年ですぐ離職する、三年という数字にはやはり統計学的根拠が無かったのだな。
37 :
ながぐつ:2007/05/27(日) 23:32:20 ID:QNWl6ooe BE:56419834-2BP(550)
「小説 課長バカ一代 THE NOVEL」
課長バカ一代というギャグ漫画を小説化したものだが、
そもそも何故この漫画を小説にしたのかが気になる。
中身はオリジナルストーリーですが、課長のバカっぷりは漫画のまんまです。
鬼女の都
京都小説で人気を博した作家が自殺した。
生前、ある人物に作品を酷評されて不安定だったらしい。
死後も彼女を呪詛する手紙は届き続ける。
作家はなぜ死んだのか?酷評した人物は誰か?
謎を追う女子大生達を怪異が襲う!
っつーのが本に書かれたあらすじ。
本の内容は
作家→着物コスプレでお姫様ともてはやされる人気同人作家。
女子大生1→作家を盲信して絶対視するボク女。売れない同人作家。
女子大生2→両目に手を当てて泣く仕草をするぶりっこ女。ふりふりレース着用の人気同人イラストレーター。
女子大生3→うんちく語るのが大好きな偽レズ女。2とコンビを組んで作品を出してる同人作家。
…あらすじと違うじゃないか('A`)
エマ
漫画のほうも読みたくなってしまった。ちくしょー
完璧な赤
カンパリでおなじみ、赤の染料コチニールを巡る欲望と権力と冒険の物語。
昔の人の知恵というものはすごいなあ、とつくづく思う。
コチニールが虫から抽出した色素ってマジ?ナマコ最初に食べた先人の知恵みたいなもん?
山本周五郎『赤ひげ診療譚』
切ない話もあったし、赤ひげの精神に目を覚まさせられることも多かったが
「おまえたち大きくなったらなんになる」
子供たちの気分をほぐすために言ったのにかえって警戒されちゃう赤ひげ萌え。
ツンデレ半太夫萌え。
自分に話しかけられたと勘違いして返事しちゃうどもりの竹造萌え。
にしても赤ひげ・登、独り言多すぎ。
佐野洋子「覚えていない」
エッセイ集。
暇だから何か腹立つことしたくない、と言って渡辺淳一の「うたかた」を読む
「山小屋の渡辺淳一」に爆笑。
「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」とか「ヒマワリはなぜ東を向くのか」など、
いい加減、本にああいう変なタイトルはやめてほしいなぁ。
良スレハケーン!
舞城王太郎「みんな元気。」
を読んで、
文庫が出てたことに気づき慌てて「山ん中の獅見朋成雄」購入。
まんがはオノ・ナツメ「さらいや五葉」おもしれー!
>>45 気持ちは分かるがスレ違いですよっと
最近読んだ本も書いてくれるとウレシス
渡辺ズンいち先生は本人発言も作品も突っ込みどころ満載です。日経新聞の連載オチするブログは盛りあがったね〜
鈴木了三訳・編/中国怪異集 /現代教養文庫
仙人道士狐虎冥界など中国の不思議な話プラスイソップ的教訓話
海堂尊「ジェネラル・ルージュの凱旋」
ICUが臨戦態勢に入ったときの描写がすごい。これ単独でも読めるけど、
「チーム・バチスタの栄光」から今までの登場人物(名前だけ挙がって
いた人も含めて)勢揃い、という感じで面白かった。
逆にこのシリーズはこれで終わりなのか?と邪推もする。
漫画化は浅田寅ヲ(「チーム・バチスタ」は新人漫画家が描くらしい)、
映像化するなら今回の主人公、速水ICU部長は佐藤浩市が個人的な希望。
49 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/06/07(木) 22:10:51 ID:WV04925I
今さらだが
>>1乙
「狼と香辛料」
「とある魔術の禁書目録」
「マテリアルゴースト」
「文学少女と死にたがりの道化」
「灼眼のシャナ」
友人から借りたけど各々それなりに面白かった
ライトノベルはたまーに読むと息抜きになっていいね
文章もまぁ読むのが苦痛になるほどじゃなかった(シャナ以外は)
>48
終わりじゃないんじゃないかな。
まだ白鳥が桜宮病院のほうに斬り込むって言ってるのが
回収されてないし。
春琴抄(谷崎潤一郎)
大学のゼミで必要なので読んだんだが…妙にリアルで生々しいorz
他の谷崎作品も読んでみたいんだがどうにもエグそうで参る。
あと宮部みゆきの「ドリームバスター」。
純文学ほどがちがちじゃなく、ライトノベルほど軽くなくて面白い。
漫画化、ドラマCD化してるらしいけどアニメ化なんかはしないでほしいw
三浦綾子の塩狩峠
2chで泣けると評判だったので買ってみたけど、
主人公がひたすら尊い人物設定でマンセーされてて全く感情移入できなかった。
実在した事件と人をモデルにしてるけど、
その人の事件とは関係ない育ちや仕事や結婚や思想まで美化。
しかも表紙裏にラストのくだりネタバレしてるし。個人的に△。
タウ・ゼロ
いさぎよいっつーかなんつーか。
ひたすら飛んでく話。
予想以上に楽しめた。
人間ドラマ部分はリアリティありすぎてイライラしたw
チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷
黄金のローマ
おとな二人の午後
塩野再読〜
アタマの中がイタリアでいっぱいで楽しい
55 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/06/08(金) 11:01:46 ID:rX3RbzGc
太陽と月/Chaco
うちの書斎にあったからなんとなく読んでみたけど、内容は中学生のありきたりの恋愛モノで、とくに大きなテーマや出来事がなくてかなり平凡すぎた。
電車通学でけっこう時間があるから結局全部読みきったけど、男の自分にはあんまり…。
城平京『名探偵に薔薇を』
もうラノベしか書かないのかな。
オースチン・フリーマン『鑢』
妄想してみた。
57 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/06/08(金) 19:42:48 ID:5zGhREyB
>>50 螺鈿?
リチャード・パワーズ 「囚人のジレンマ」
読むのに体力が必要な傑作。
58 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/06/08(金) 19:51:09 ID:Sr3R9xRP
国語の授業で「こゝろ」をやった
100年前でも今でも恋の葛藤は変わらない…
名作だなぁ
59 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/06/10(日) 19:10:44 ID:2mDvXj9b
永井荷風「墨東綺譚」←ボクの字が出ない…
最後の方で、
「近頃の人々は、他人が自分より勝っているところを他人に示したくて仕方がない、
料理屋での注文も、市電の席を取るのも、他人に負けるまいと
我先に眦を決して他人に先んじようとし、云々」(意訳)
と書いてあった。全く今と同じじゃん!
あと、東京の夜遊びが激しくなったのは、夜中になるとタクシーが半額になるせいで、
これを昼日中の倍の運賃にすれば解消されるのになー、とか言ってる。面白い。
以下抜粋
「( 前略)汽車の中の空席を奪い取ろうがためには、プラットフォームから女子供を
突き落とすことを辞さないのも、こういう人たちである。
乗客の少ない電車の中でも、こういう人たちは五月人形のように股を八の字に開いて
腰をかけ、取れるだけ場所をとろうとしている。(後略)
自分から子供は無邪気だから何をしてもよい、何をしても咎められる理由はないものと
解釈している。こういう子供が成長すれば(略)人より先に職を求めんとし、
人より先に富をつくろうとする。この努力が彼らの一生で、そのほかには何物もない。」
>>59 ナイスレビュー。
その本が読みたくなりました。
>>60 あ、でも前半は向島の女との
なんというか…もうどうしようもなく寂しいお話でしたので!
どっちが悪いとか悪くないとか言いようのない…
うーん、人と人との機微の話だと思います
ホント切なくなった…
62 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/06/14(木) 09:49:42 ID:ObeROL00
猟奇の果/江戸川乱歩
う〜ん…。
70年前の作品とはいえ、セリフが「これを読んでくれたまえ」「ふたごかもしれないぜ」「おや、品川ではないか」
みたいな口調だから20ページも読まないで断念した。
吉本ばななも
「〜わね」「〜かしら」「ほら、見てちょうだい」
みたいなのばかりで、作者やストーリーに関わらずこういう口調だとどうも読む気が失せる…。
10ドルだって大金だ/ジャック・リッチー
毒のないミステリー短編集。
呉智英/言葉の常備薬/双葉文庫
読むと自分の言語感覚が磨けて、教養が少し増える…かもしれない。
言葉は奥が深い。
>>62 つ村上龍小説 舞城王太郎 ドグラ・マグラ くっすん大黒
井上暉堂「イラスト図解 お寺のしくみ」
簡単で初心者向き。
お寺が少し身近になった気がする。イラストの再利用率は高め。
中勘助「提婆達多」
復讐のために人を愛したり出家したり、
これじゃまるでいい人だと思った。
息子がブッダになって帰ってきたときの父親の気持ち、わかるなー。
67 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/06/17(日) 09:40:20 ID:QoheWoDR
人間的尺度の地球環境/福岡義隆
大学の講義の教科書で使ってる本。もちろん著者も講義の担当教授。
15年前のだから、いくつか誤説が載ってるって本人が言ってた…。いい加減、改訂しろよ!
しかも、こういうマジメな本なのに「〜とか」なんて曖昧な言葉を使うなよ。
「シマウマの縞 蝶の模様」
生物の発生とか進化とかに関する割と新しい知見に関する本(だと思う)。
いや、難しかった!でも面白いぞ。
ある種の遺伝子とタンパク質に「ソニックヘッジホッグ」と名付けられているものがある、という下りを読んで驚いた。
69 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/06/20(水) 01:53:39 ID:B6V8sjfl
「イギリス人の患者」
「詩的」って、苦手だわー。
人物の振る舞いなんかも気取ってたり、えらそうだと感じてしまう。
爆弾処理の話は読み応えあって良かった。
野麦峠を読んでみた
自分がもしそうだったら、とか考えたら泣けてきた
唐突に実家に帰りたくなったのは何故だろうか
71 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/06/20(水) 02:15:33 ID:N1zUbe5z
『楊令伝』 北方謙三
とうとう続編が発売されたので早速買ってきた。
呉用生きてたんだな。梁山泊の会で俺は死んだ説に投票したんだが…。
72 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/06/20(水) 02:46:17 ID:xMPTZOXM
外科医当麻鉄彦
73 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/06/20(水) 03:35:08 ID:umE197pR
江戸川乱歩 「芋虫」
めっちゃ 気分が 悪くなった。
しばらく忘れられそうにない。
戦時中 発禁に なったとか。なるほど....と 肯ける。
白夜行
もやもやする・・・。娘が可哀想でしかたない。
ブルーバックス
『「あっ!」と驚く動物の子育て』
インプリンティング、託卵、子殺し、一族で子育てなど興味深く読めた
76 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/06/24(日) 14:34:08 ID:pOvvO3Kd
麦ふみクーツェ
いしいしんじさんの物語はどうしてあんなに色と音にあふれてるんだろう、と思う。
ぶらんこ乗りも感動した。
「旅のラゴス」 筒井康隆
良い世界観
さらりと読める作品だが独特の世界で旅をするラゴスの一生を書いたこの作品にはかなり感動した
ジャンルはSFだと思うけど難しくなく、むしろファンタジーと言った感じだった
人にお薦めできる作品
ヤモリの指
生き物の構造にヒントを得て工業製品などに応用する、「バイオ・インスピレーション」についての本。
装丁に惹かれて読んでみた。早川書房のノンフィクションはどれも装丁が独特。
ベルクロの正式名称が「面ファスナー」ということと、「三浦折り」というものを初めて知った。
「水銀虫」朱川湊人
短編でサクサク読めるけど後味悪い。
ラリッたガキが子供殺す話が本当に気持ち悪かった。
「夜明け前」島崎藤村
超疲れた
81 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/06/30(土) 20:47:39 ID:S/ZNQRFI
バスジャック
最初の「二階扉をつけてください」はキツかったなあ…。
でも、それ以外のお話はサクサク読めて、最後ホンワカと終わっていい。
なんか、そのまんま世にも奇妙な物語の原作に使われそうな短編集。
82 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/06/30(土) 23:18:48 ID:T/Tyb43H
ごめんなさい
泣ける2ちゃんねる
読みました。ぼろ泣きです
憑神
浅田次郎
スタンダード浅田って感じでヒット浅田ではない。老母大好きだね。幕末だね。泣かせの浅やんだね。笑いあり涙ありだ。
孤島物語 白石一郎
ふつうだった
遥拝隊長・本日休診 井伏鱒二
面白かった
ゲーテ格言集
凄かった
>>83 同じく憑神。
浅田次郎の時代モノはどうも時代物として同調しにくいというか
もやもやするなぁ。
画にはしやすそうなので映画になるみたいだけど。
江戸の24時間 林美一
何を思ったかリアル厨房の時に買ってそのまま本棚のこやし
捨てる前に目を通したら、超面白かった!
>>83>>85 宮部の人情モノと比べてどうよ?個人的感想でいいから
87 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/07/06(金) 20:51:26 ID:Wrqt2uW6
東野圭吾 「幻夜」
百夜行に似てるなとは思ったんだけど、まさか唐沢雪穂が新海美冬だとわ・・・
88 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/07/06(金) 21:09:33 ID:B868WYkg
おっぱいバレー
普段本を読まないけど入り込みやすかった 5時間で読めたよ
>>87 読んでない人ものぞくんだからそこまで書くのはやめれ
>>86 83でも85でもないけど、宮部のはあっさり浅田のはややしっとりって感じで宮部よりコメディ色が強い
開高健「食の王様」
こういう本出して恥ずかしくないのか、角川春樹事務所。
カズオ・イシグロ「わたしをはなさないで」
タイトルがうまい。
これから怖いことが起こるぞ、という雰囲気が延々続く、嫌な話だった。
>>77 古い作品なのに最近読んだとは素晴らしい。
これはいいよね。
この作品は自分も大好きで、昔表紙が擦り切れるぐらいに読んで
今でも大事にしています。
自分が最近読んだ本。
宮尾登美子『岩伍覚え書』
世間に後ろ指指され当人が屈辱と劣等感にさいなまれ
忌み嫌っていた父の商売とはこれか、と。
書きたいような、書きたくないような本だったんだろうな。
宮尾さん、これは本当に葛藤しただろうな。
『論語大成 −最高の徳「中庸」とは何か?』(三恵社)
『新釈漢文大系 老子』(明治書院)
『新釈漢文大系 伝習録』(明治書院)
93 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/07/12(木) 10:18:57 ID:DTw1sMdS
風よ、龍に届いているか。(上・下)/ベニー松山
蘇部健一『六枚のとんかつ』(講談社)
ひどすぎた。
読んじゃったんだw
まあなw
もはや伝説なほど糞だと一応読んでおきたくなるもんだ
意外とAmazonの評価は悪くない! ふしぎ!!
>98
アレは読んで悔しい思いをした人が、被害を広げる為に罠として高評価つけてるんだと思う。
「万魔殿」金子一馬
モンスターをかっこよく描けるってすごい才能だよなあ。
個人的にはペルソナ以前の絵が好きだ。
mixiの評価も悪くないんだが…
著者の自作自演もある。
「嵐が丘」E・ブロンテ
ヒースクリフはヤンデレ
小キャサリンは素直ヒート
そこまで言われると読んでみたくなる。
坪内祐三「変死するアメリカ作家たち」
「変死」に惹かれて。心中も自殺も日本ではそんなに珍しくないけれど、
結構アメリカでもやってます、という
最後の章が少々中途半端な気がするので、文庫に落ちた際には是非増補をお願いします(誰に頼んでるんだ)。
「明暗」 夏目漱石
会話のかけひきが面白い
未完なのが残念すぎる・・・
「続・明暗」
って本がある。勝手に続きを書いたものだがそこそこ面白かったよ
筒井康隆「時をかける少女」
ちょっと古臭いと思った
107 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/07/18(水) 23:36:26 ID:0eYoU9P7
アルパインクライミング
108 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/07/18(水) 23:54:48 ID:pj22MqpF
ミッドナイト・イーグル
ローレライ・亡国のイージスの三の舞になる可能性大
その携帯はXXで
著者は忘れた
このミス第二位とかだったのでものすごく期待して読み始めたのに、文章下手で萎えた。
話の方も何か消化不良
「ずぅりぃ〜〜〜ずぅりぃ〜〜〜スッパーン!!」はねぇだろう
110 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/07/19(木) 00:01:00 ID:N37dcKC3
車輪の下
こんな父親にハンスはよく耐えたと思う
111 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/07/19(木) 00:01:40 ID:E2PpXp1U
二十四の瞳
うん、面白かった。
ところどころ「んなアホな」だけどそれは時代だな。
エンデュアランス号漂流
うん、これも面白かった。
助けを信じて進む男の背中にグッと北…骨が熱いと感じた。
ちょっと読むの疲れるけど。
筒井康隆の虚航船団オワタ
ナンバリング隊長と屍体愛好癖の僧侶伝玄墨汁に萌。
登場する文房具たちが可愛すぎる。今度からは大切に使ってやろう。
この本、墓まで持っていくわ
113 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/07/19(木) 09:48:44 ID:pIl5M7Lu
>>109 上甲宣之だね。
俺も読んだけど、ホント壁に投げつけたくなったよ。
図書館の本だから、そうは出来なかったけど。
114 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/07/19(木) 10:09:10 ID:3MEIeYJQ
寺村輝夫の「消えた二ページ」
こども向けと見せかけてかなり大人向け。
子供が良い子か悪い子かってのは大人が決めつけてるだけかも知れん
ミチオ・カク「サイエンス21」
原書は1997年発行で、その時点で21世紀の科学について予測したもの。
一般向けで読みやすくて楽しい。
「スター・トレック」に出てくる各種技術についての解説が多いのは、それだけあの番組が一般的だということだろうか。
SETIやBONICを動かしている人は、感慨深いものがあるのでは。
荒木正純監修「知っておきたい天使・聖獣と悪魔・魔獣」
天使とかの辞典の様なものだけどとにかく誤字脱字多すぎ。挿絵も変(ヘタクソ)だし…。
なんで買っちゃったんだろう。
>>114 タイトルからして面白そう
探して読んでみます
本谷有希子「生きてるだけで、愛」
主人公みたいな病んでる友人(FO済み)に散々振り回されたのを思い出してムカついた。
本人が苦しいのは分かるけどね・・・
周りに迷惑かけるだけだったらいっそ死んじゃえばいいのに。って思ってしまった。
119 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/07/24(火) 22:49:10 ID:dZiasynB
深田久弥の山がたり
120 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/07/24(火) 23:15:10 ID:UJ5nFjWm
『いま私たちが考えるべきこと』
橋本 治
新潮文庫/平成19年4月1日発行
121 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/07/24(火) 23:18:04 ID:ibVbvSBD
おお 奇遇 私も橋本治読んでる!「ひろい世界のかたすみで」
122 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/07/24(火) 23:36:29 ID:ZyXY7Wj3
流星ワゴン/重松清
嗚咽が止まらなくなった
ドラえもん。
さだまさし『眉山』
『精霊流し』も『解夏』も読んだけど、この2作品ほど
感動しなかった。
高島俊男 『声なき処に雷鳴を聞く』
昔の高島はキモイと思った
川端康成 「古都」
京都行きたくなった!
冬の花見たい!
127 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/07/28(土) 00:38:29 ID:/hZjfN3U
恩田陸 「Q&A」
会話だけで物語が進むけど違和感なく読めた
事件の全貌が徐々にわかるのもワクワクしていい
ただ、最後の対話だけ異質で納得がいかない
128 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/07/28(土) 00:44:00 ID:NJNhywd+
>>127 > 恩田陸 「Q&A」
私もです。久々に面白い本でした。
けど、やっぱり最後が気になるので、今からまた読みます!
池田清彦「ゼフィルスの卵」
生物学者のエッセイ集。
自分の本を「死んでも売れそうにない」というのはどうかと…。
金文京 『三国志演義の世界』
教授が薦めるだけの内容はあるなぁ・・・って感じ
でも、この手の本にほぼ絶対ある
「この本が成立するまでの過程」みたいな項は読んでて苦痛
銀英伝
なんか色々面白い…。色んな意味で。
あの頃自分は若かった。
江戸川乱歩 「影男」
あとがきで著者本人が言っていたけれども、
それまでの作品の焼直し感がどうしても漂っているように思えてしまった。
まあ、楽しんで一気に読めたけれども。何だか尻すぼみというか。
影男の心の奥底に迫る!とかあるのかと思ったら、何も無くて。
もっと面白い終り方ができそうな話だったと思うんだけど。
蟲とかパノラマみたいに、読んだ後、「のおおおお」って来るものが無かった。
133 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/08/02(木) 01:21:13 ID:XLcmaaMd
北國浩二「夏の魔法」
ちょっと嫌になるくらい切ない。
周りもほとんどいい人ばかりだし、主人公もいい子だったのに…。
映像化したらすごく良さそう。たぶん泣くと思う。
134 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/08/02(木) 01:58:22 ID:SI1KfANh
東野圭吾「容疑者Xの献身」
面白かった!最後は切なくて泣けました。
山田風太郎の「妖説太閤記」。
妖説というより「外道太閤記」な内容。
でも一番、秀吉の実像に近かったのでは?と思った。
風太郎って歴史小説家では最も、洞察力があるのでは?と感心させられた
箇所が何個もあった。
あと大胆な事も書いてあったな。秀吉には無理だが、信長なら東アジアは
征服可能で、日本の繁栄のために利権を牛耳れた!!
みたいな事を書いてた。
左翼が大量に跳梁跋扈する時代によく書けるな。
136 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/08/02(木) 02:42:55 ID:P5XzDZhs
桐野夏生 「天使に見捨てられた夜」
ミロが矢代と寝た気持ちが手に取るように分かる。
「人生の確率 〜数字でみるとリアルのわかる〜」
監修=小島寛之
文庫であったから暇つぶしに買ってみた。
夫が浮気してる確率、老衰で死ねる確率、合コンで結婚相手が見つかる確率・・・
人生のさまざまな確率を紹介した本。
138 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/08/04(土) 21:01:24 ID:OS3d+A+B
地球最後の男
『インターネットは誰のものか』
です・ます調で文章がユルイ。
おもしろくない。
「西城秀樹のおかげです」
エロくて笑える本なんて初めて読んだ。
141 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/08/04(土) 23:09:55 ID:FXqk+j9a
13階段
徹夜してしまった!
142 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/08/04(土) 23:12:33 ID:SU4HH4YR
「時生」 東野圭吾
電車の中で涙が出てきてこまった。
時生?嘘だろ。糞つまんなかったじゃん。
最後にどんなどんでん返しがあるのかと期待したのに。
144 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/08/05(日) 20:51:30 ID:/vdH6VuF
君は人生というものを知らない。
145 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/08/06(月) 00:30:31 ID:VpQ1AT8I
ドグラマグラ。今日、やっと下巻に突入した
文体が苦手でなかなか読み進められない…
小山 巌「ボイスレコーダー撃墜の証言―大韓航空機事件15年目の真実」
俺が工房だった頃に図書館にあった本が文庫本になって登場。
しかし何でこんな本があるんだメロンブックス札幌店。
暗号解読 サイモン・シン
古代から次世代(?)までの暗号システムについて
素人にもすごさがわかるようにドラマチックに解説していてなかなか面白かった。
二次大戦中にドイツが最強の暗号機を開発しておきながら几帳面さが裏目に出て墓穴をほったり
アメリカがインディアンに普通にしゃべらせたら誰にも解読できない無敵の暗号になったりとか
面白い話が載ってます。
>>148 学生さんが新聞の投書欄を使ってラブレターをおくり合うエピソードが好きだ。>「暗号解読」
テオドル・ベスター「築地」
アメリカの人類学者による築地の研究本。
市場の成り立ちから日本の食文化、経営形態の考察などが入って読み応え充分。日本人もあんまり知らないようなことも調べてあって面白い。
アンパンマンのストーリーを説明するのに、「陰謀を阻止しようと果てしない戦いを繰り広げる」と書いてあって大笑いしてしまった。
「夏と花火と私の死体」乙一
なんという後味の悪さ(批判ではない)
全てが繋がった瞬間「こええwww」と思った。
話の内容は「優子」の方が好き。
オチはあったけど、本当に狂ってたのは誰なんだ…と思ってしまう。
151 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/08/12(日) 11:54:47 ID:3wBU2afz
「後巷説百物語」京極夏彦
読み終わってから前2冊を読み直すとまた違った感慨が。
この人の本は短編連作のほうが読みやすくて好きだ。
前巷説百物語も読みたいけど文庫化まで待つ。
4年か…。長いな。
152 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/08/12(日) 11:58:46 ID:Va8M6f3V
肩ごしの恋人。
正直これで直木賞かよ…って感じ。
落ちはまんま29歳のクリスマスだし。
幻夜
白夜行の方がおもしろかったかな
154 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/08/15(水) 22:30:07 ID:YPXo4Lpu
美味しいコーヒーの入れ方
砂糖とミルクをぶちこみまくったコーヒーを飲ませられた気分。
半七捕り物帳。
ちょこっとご都合主義かもしれないけれど、凄く面白かった!
156 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/08/16(木) 11:00:54 ID:RzAcmcMb
東野圭吾「使命と魂のリミット」
なんだこのご都合主義。最近こんなのばっかり。
↓ご都合主義
158 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/08/16(木) 11:28:29 ID:q8sHh7VJ
「アフリカの瞳」
日本人が主人公で、アフリカ諸国が抱える問題がよく理解できる小説だった。
前作に「アフリカの蹄」(映画化かドラマ化済)もある。
高校の読書感想文指定本よりも読み甲斐あり。
アフリカの蹄に続編があったのか。
文庫が出たら読もう。l
「痴人の愛」
この、吐き気とも不快とも甘美ともとれる読後感はなんだろう
162 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/08/16(木) 21:07:27 ID:m5d1w7eK
↑ご都合主義
『痴人の愛』のイラッと感は異常。「育て方を間違えた」の典型。
ナオミとジョージ乙wって感じ
井伏鱒二「黒い雨」
読む前からヘビーな内容なんだと思い(原爆の被爆体験記なので)
なかなか読まずに本棚に何年も置いてた本。
お盆にあまりにも暇なので読んだ。
内容は悲劇なのだが、文章はすごく人間味があってどこかユーモラス
でもある為、悲壮感はあまり感じなかった。以外と面白かった。
・・・なんか中学生の感想文みたいになってしもた。文才無し。
>>165 重松日記でググると面白いよ。
黒い雨は他人が書いた日記のパクリだ。
文章に違和感があるのも、他人が書いた日記を多少手直ししただけだから。
167 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/08/16(木) 22:24:21 ID:E0/QyZNP
「阿修羅ガール」 舞城王太郎
女子高生が主人公だから「下品」でも構わないのだろうが
馬鹿らしくて読み進められなかった
一発でこの作家が嫌いになった
168 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/08/18(土) 08:58:44 ID:JQTCnq7L
黒史郎
『夜は一緒に散歩しよ』
ハードカバーだから買うか悩んだけど、昨日思い切って買った。
久しぶりにすごく面白い&怖い本。
夜中までやめられず読破してしまった。
暑い夜長にオススメ。
NHK取材班『東海村臨界事故 被曝治療83日間の記録』
今更って感じだけど放射線オソロシス・・・((((;゚Д゚)))
作業員の人がこんな悲惨なことになってたなんて知らなかった・・・
10日間でここまで変わるものなのか。染色体コワス。
後半、本人・患者の家族もそうだけど、医師・看護婦の苦悩が辛すぎてなかなか読み進められなかった。
ついでに事故当時、大学生だったんだけど、放射能に関する講義で教授が
「バケツでウランなんて彼らも何考えてるんですかねwwww」とプゲラしてたのを思い出した。
170 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/08/19(日) 17:36:57 ID:8gx9PpDM
三浦綾子「塩狩峠」
なんだろうな、押し付けがましいというか・・・・
聖書の言葉とか、神イエスとか言わないと、書けないかね〜
その後よんだ「成り上がり」矢沢永吉の方が、はるかにおもしろい。
あとがき読んだら、永ちゃんが告白してたよ。
「実は、俺はキリスト信じてて、やっぱ、すごいよね・・・」
とか、書かれてたら、一回聖書でも読んでみっか、ってことになるんだろうけど
恩田陸 「チョコレート・コスモス」
最後まで引っ張るような緊張感も無く、ただ長いだけで面白くなかった
ガラスの仮面みたいなのを書きたかったのだろうか
本田勝一
『南京への道』 読めません。
>>170 なんで三浦はあんなに押し付けがましいんだろうね。
遠藤周作は全然平気なんだが、三浦はダメだ、自分。
西村健「笑い犬」
?や!?の多用、同じ言葉の頻出にちょっと疲れつつ、
ちびちび時間をかけて読了した。
予想通りの結末でも、たまにはこういうのも良いなと思った。
魯迅「藤野先生」
読書感想文を書くのに一番楽そうだったから。
でも、おもしろかった。
176 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/08/20(月) 15:18:20 ID:x3kcKvzj
>>167 禿同。
読了したけど、何処が面白いのかさっぱり・・・。
でも、三島由紀夫賞受賞作品なんだよね。
文学賞って分らん・・・(笑)。
>>167 >>176 自分は舞城好きだけど、そういいたい気持ちもすごくよくわかる。
「煙か土か食い物」か「暗闇の中で迷子」か「スクールアタック・シンドローム」を読んでみて。
あと「熊の場所」でもいい(いずれも文庫)。
賞獲った作品だからと言って、しょっぱなに「阿修羅ガール」はキツい。
「阿修羅〜」から初心者は絶対流れちゃダメなのは「九十九十九」。
あと、「みんな元気」と「山ん中の獅見山朋雄」も避けたほうがいい。
「阿修羅〜」を文庫で読んで、巻末の「川を泳いで渡る蛇」(だっけ?)あっちが許せるな、と
思ったら是非上のを読んでみてほしい。
お勧め順は「熊の場所」「煙か土か食い物」「スクールアタック・シンドローム」(いずれも表題作で)。
ものすごく、気持ちはわかるんだ…。
178 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/08/20(月) 15:55:47 ID:ql2nGTPT
ザ・ディベート著・茂木秀昭
ディベートやってるけどかなりタメになる
179 :
176:2007/08/20(月) 15:56:06 ID:x3kcKvzj
>>177殿
レスサンクスです。
「川を泳いで渡る蛇」はまだ読めるので、
もう一作品お勧めの中から読んでみます。
阿修羅から入るとキツいよね、やっぱ。
>>177のオススメは超的確だ。
ブルボン小林「ぐっとくる題名」
題名好きとしては見逃せない、と思って。
題名の好みが似ているようで、たいへん楽しめた。
この人の長嶋有名義での「猛スピードで母は」も、タイトルだけ
気に入ってて実際読んでなかったけど、読んでみたらけっこうイケた。
今度は曲のタイトル(洋楽なら邦題)にしぼったものも読んでみたい。
>>177 おいおい、微妙に題名間違ってるぞw「暗闇の中で子供」「山ん中の獅見朋成雄」じゃないのか?
かくいう自分は「みんな元気」→「山ん中の〜」→「好き好き大好き超愛してる」
ときて挫折しそうになってたとこに「阿修羅ガール」読んで、なんて面白いんだ!!って思った。
あの人の文章は勢いがあるよね。
てことで個人的には「SPEEDBOY!」「ピコーン!」がオヌヌメ
182 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/08/20(月) 22:10:16 ID:GR+/q3SC
獅見朋成雄
177です
うおー恥ずかしい、ナチュラルーに間違えてた…orz
暗闇の中で迷子になってどうする、
ずーっと「成ちゃん」て呼ばれてたのに「朋ちゃん」になっちまう、
あああああああああ
しかし迷子は自分でも気づいた時爆笑した…迷子…
>>181さんありがとう
184 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/08/21(火) 23:04:39 ID:ZqLuqnXF
age
宮部みゆき「龍は眠る」
10年振りぐらいで読み返してみた。
この人の、というか元々超能力物やファンタジーは昔っから受け付けなかったけど、
やっぱり無理だった。面白いのは面白いのになんでだろう。
6刷だったけど写植ミスが割とあった。
ああ版じゃなくて刷だからミスがそのままなのは当たり前か……
リチャード・マシスン 「不思議の森のアリス」
ダークファンタジーコレクションというシリーズの二巻目らしいんだが、ダークファンタジー≒SFなのか?
タイトルでルイスキャロルを連想させるけど実際のモチーフは別の童話。表題含め全体的に訳に無理がある気がした。
ジェフリー・S・ローゼンタール「運は数学にまかせなさい」
数学者が書いた、初心者向けの確率の本。これは絶対邦題で損をしている。
ようやくポーカーのルールが分かったので、「カジノ・ロワイヤル」をまた観てみようと思った。
189 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/08/26(日) 07:48:13 ID:WSFq8hPb
村上龍「半島を出よ」
この人の小説は読みにくいけどみんな面白い。
「愛と幻想のファシズム」「五分後の世界」以来のヒットだ。
乾くるみ「イニシエーション・ラブ」読んだ。
純粋な清い恋愛小説かと思いきや、いやいやどうして巧妙な叙述トリック。
思わず2回目を読み返してニヤリとしてしまいますた。
でage
東野圭吾/同級生
読書感想文用に読んだんだけどね〜。面白かったから、今は『容疑者]の献身』を読んでるところですよ。
「カブールビューティースクール」
9.11後にアフガニスタンに行って現地の人の為の美容学校を作った美容師の話。
学校設立と継続の為に多額の寄付をおこなったというエスティローダーとヴォーグとMACを少し見直した。
日本人の美容師が同じことをやったとしても、資生堂や講談社はきっと援助しないよな。
スタインベック「ハツカネズミと人間」
な ぜ 殺 た し
>>193 エスティとMACってグループ会社だったと思うけど別々に寄付したの?
196 :
193:2007/08/31(金) 01:20:41 ID:90w7GsuQ
>>193 それは知らなかった。
再読したらエスティローダーは現金の寄付、MACは化粧品の寄付とメイクアップの特別講習への参加、という記述がありました。
197 :
196:2007/08/31(金) 01:21:44 ID:90w7GsuQ
開高健「新しい天体」
あとがきによると、作者がうまいものを食べたいが為に考えついた小説らしい。
話を追うに従って夢のようなごちそうが次から次へと登場するんだけれど、なんだか最初の方の貧乏食のほうがおいしそうに思えた。私が貧乏人だからだろうと思う。
>>190 それ前から気になってるんだけど
近場の書店には売ってないんだよなぁ…
五分後の世界はいいよね。あの世界観がなんともたまらん
201 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/09/03(月) 23:40:28 ID:wmroZqa+
東野圭吾 「夜明けの街で」
最終盤まで話が見えなくて面白かった。
志水辰生「行きずりの街」
このミス第1位っていう帯に惹かれて購入
が…、つまんね すごくつまんね
何が言いたいんだかよくわんね
解説では圧倒的な表現力とか書いてあるけど、まどろっこしいし、
自己マン満載で作者のオナニー小説だと思った
203 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/09/04(火) 13:29:12 ID:Traghthu
>>202 俺も読んだけど・・・・・・。
やっぱ日本人にはハードボイルドは似合わないんだろうな。
204 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/09/04(火) 13:42:07 ID:7++MKocJ
>>202 って、いうか「このミス」の評価って、ぜんぜん参考にならないと思うんだけどな。
山田悠介の特集やってて、やたら評価してるから読んで見たけど、、、、、、
これがうれるの?ってのが正直な感想です。
「ケータイは××で」が一位になってるから、これも読んでみた、、、、。
う〜ん、このミスの読者層って、たぶん中学生だと思う。
山田つながりで
山田 正紀 - 僧正の積木唄
金田一に釣られて買ってしまって大失敗。
同人レベル、ヴァンスに関してはともかく金田一使うな!
206 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/09/04(火) 14:21:50 ID:WX9mu4GT
>>204 ホント「このミス」は、わざと面白くない本を選んでるのかと思うよ。
俺も「ケータイは××で」、「逃亡作法」とか読んでみたけど、
もう壁に投げつけたくなった。
207 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/09/04(火) 14:35:45 ID:RuoKsMUN
「覗き小平治」by京極
上手い
208 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/09/04(火) 18:21:50 ID:qbpPnOg1
「アジアンタムブルー」大崎善生。
この人の文章が大好きです。他にも文庫本を何冊か持ってます。どれも大好きです。
209 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/09/04(火) 18:27:58 ID:L9b1l0UL
そして誰もいなくなった/アガサ・クリスティ
通学電車の中で読んでたけど、夏休みに入ってからは読まなくなった。そろそろ夏休みが明けるからまた読み始めるだろう。
内容に関しては、登場人物が多いうえに、それぞれ細かな人物設定があるから、始めのほうはよく分からなかった。話しが進むにつれて、次々に殺されて数が減ってくるからだいぶ読みやすくなった。
『消費すら快楽でない彼女へ』 田口ランディ
他人のことなんてわからないよなあ。でもそれでいいんだなって感じ。
わからない部分を「無理して」わかろうとすることはない。
>>209 ちょw読み終わってないしww
『そして誰もいなくなった』は高校受験のために正月に塾に通ってたら講師から薦められたよ。
クローズドサークルものがはじめてだったからすごくドキドキした。
おかげさまで受験前1ヶ月で20冊クリスティを読んだ。
その後日本の新本格に嵌り、クリスティは薄いなと思った時期もあったが、最近読み返したら
それなりに結構良かった。
211 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/09/04(火) 19:10:28 ID:qbpPnOg1
>>210この前初めて
田口ランディの「できればムカつかずに生きたい」を読みましたが、
表紙のデザインも内容もなかなか面白かったです。
すみません
>>210は『もう消費すら快楽でない彼女へ』でした。
>>211 『できればムカつかずに生きたい」』は気になっている一冊です。
日本人がなぜドラえもんを好きなのかが書いてあるとかw
私は『馬鹿な男ほど愛おしい』も読みました。
恋愛に対する意欲にはただただ…人種が違うのだなあと感じてしまいました。
213 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/09/04(火) 20:17:41 ID:qbpPnOg1
>>208と
>>211です。
>>212田口ランディの「できればムカつかずに生きたい」の本は読み終えた後、妙にすっきりした気分になったので、
よかったら読んでみてくださいw
私はこちらのスレに書いてあった恩田陸の「Q&A」を今読み始めてますが、こういう会話だけの小説がけっこう好みなので
ハマりそうですw
大崎善生並みに好きになりそうな予感がしてます。
大崎善生は「編集者T君の謎」が一番面白いんじゃないかと思っている。
J・アラン・ホブソン「夢に迷う脳」
人間はどうして夢を見るのか、夢は一体何の役に立っているのか、心と脳はどのようにつながっているのか、を科学的に考察した本。
睡眠研究の第一人者が書いた本だということで、睡眠に関するおもしろい話がたくさん登場する。
215 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/09/05(水) 01:08:56 ID:nKScwA/Y
わたしはホラーが好きなので、ちょっとヤバイとこを。
岩井志麻子の「ぼっけぇ、きょうてぇ」。
この本を読んで、岩井志麻子が好きになったけど、、、
ハッキリいって、他は駄作だと思う。
直木賞候補になった「岡山女」なんて焼き直しの廉価板みたいなもの。
この人、段々坂東真砂子と芸風が似てきて、最近はもうイヤ。
「魔羅節」読んで、もうこの人は見捨てた。もういいよ、オバさんのエロは。
でも、ぼっけえ、きょうてえ収録の4作はいい。これだけだと思います、この人。
でも、「闇を走る猟銃」を読んだ人なら、「夜啼きの森」はいいかも。
216 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/09/05(水) 01:13:52 ID:b9xRaUu/
ぼっけえ、きょうてえだって駄作だよ。
面白くもなんともなかった。
>>216に同意。
怖いって言うから読んでみたらガックリした<ぼっけえ
頭に生きたできものができる売春婦の話だけ印象は強かったかな。
他はすでに記憶から消えた。
218 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/09/05(水) 12:24:31 ID:nKScwA/Y
>>217 頭にできものが出来た売春婦の話が、「ぼっけぇ、きょうてぇ」なわけだが。
他の3部作は別。
ただ、これって「岡山弁」での語りが特別な印象を与えたんだと思う。
「蛇とピアス」とかの書評、審査員の感想読むと
「、、斬新な語り言葉」の用な表現が頻繁に出てくる。
一時(今でもか)若い人(高校生くらい)が賞をとってニュースになってたけど
やっぱり審査員の評価に「斬新な言葉、はっきりした言葉」ってのが出てくる。
でもこれって、ただの「若者言葉」のような気がする。
審査員のジーさんバーさんは、いまの若者言葉を知らないから斬新に聞こえただけ
なのかもしれないって、感じた。実際、16の少女作品の例が上がってたけど
どこが斬新な言葉使いかわからなかったし。
(おかげで印象にのこってない。私の視点から見たバカな高校生の話、だったような、、)
基本的に岩井志麻子はこの「岡山弁使い」がキモだったんじゃない?
もうアキタ、になったらキツイ。その上、最近はくだらねーオバさんエロ話になってるし。
長いな。そんな私、最近読んだのは「症例A」w
>>218 その話だけ比較的マシだったとは思うけど、
じゃあ優れた作品かっつったら全然。
面白かったとはとても言えない。
他の収録作品はてんで駄目。
他人が面白かったっつった本にひたすらダメ出しって
スレ違いっつーかマナー違反じゃね?
そんなに語りたければシマコスレいけばー
抗菌薬の使い方、考え方 Ver.2
勉強になるし面白いね
カポーティ「冷血」
面白す
223 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/09/05(水) 19:41:00 ID:b9xRaUu/
だってつまんなかったんだモン
貴志祐介「黒い家」
映画もこわいけど原作もテラコワス
長谷川伸 「股旅新八景」
むかしの大衆文学も、いま読めばなんと格調高いことか。
226 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/09/05(水) 23:31:37 ID:JuULGHzP
五十嵐貴久「リカ」
「座敷女」と「ミザリー」と「危険な情事」から少しずつネタを抽出して混ぜた感じ
重松清「疾走」
著者が自分の作品の中で登場人物を好きなだけいたぶってなぶり殺しにしてる。
筆力があるだけに読めば読むほど鬱入る。
227 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/09/05(水) 23:37:38 ID:b9xRaUu/
いい人そうで書くことはエグい<重松
ドナルド・タイスン 「ネクロノミコン」
一種のネタ本。クトゥルー神話の愛読者なら思わずニヤリとなる。
文章が読みにくいのは、アルハザードのいかれっぷりを再現してるのか?
2時間ドラマでやってるの見た>五十嵐貴久「リカ」
主人公とかのキャスティングが妙に濃かった
途中までしか見れなかったので原作で最後どうなったか見てみたらものすごいグロ&鬱展開になってて凹んだのを思い出した
今度読んでみよう
これだけではスレチなので
宮部みゆき「火車」
久しぶりに読み直した。やっぱり面白い。
金融教育のCMやってるけどクレジットとか自己破産とかそういう事に関する教育も必要だと思う
>>226 「リカ」は村上龍の「オーディション」と筋書きが似ていると思う。
リカの救われようのないラストに欝になった。
オーディションはまだマシ。
>>185 ファンタジー世界に奥行きがまったくないよね。
ブレイブストーリーもファンタジー部分は薄っぺらいと思いつつ
現実世界がどろどろすぎてアンバランスさにうけた。
イコはあんまり覚えてない。
やっぱ現実の人間の心理を書いてなんぼの人だと思う。
坂東眞砂子「山妣 上・下巻」
奴の書く「暗い、田舎、エロい」のを中心に読み漁ってて
現在読み終わったもの。二部から止まらなくなった。琴かわいそう。
直木賞を置いといても楽しかった。
丁度読んでいる最中秩父に旅行に行っていたので平野育ちということもあり
舞台は違えど山々を想像しやすかった。
山妣は面白いよね。これが坂東の最高傑作だと思う。
終わり方とか秀逸。こう、自分の横にいたのが一番謎だった、ってとこが
『東亰異聞』に通ずるものがある
「狼と香辛料」 支倉 凍砂
中世の行商人が獣耳少女と一緒に金儲けする話。
ま、ライトノベルだわなー。って感じ。
特別面白くもなく悪くもなく。
経済ネタをもっと深く掘り下げてもいいんじゃないかと
思ったけど、そこまでしたらライトノベルから外れちゃうのか?
235 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/09/09(日) 02:47:46 ID:LqG1n3N4
獄門島 横溝正史
気楽に読めて面白かった。
金田一シリーズまとめ読みしようと思う。
今出版されてる獄門島って、例の言葉は伏せ字とかですか?
237 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/09/09(日) 05:10:04 ID:oDoeEHwz
おま○こ という感じです。
「No.1レディーズ探偵社、本日開業」 アレグザンダー・マコール スミス
女性探偵物が好きでよく読むんだけど、これは舞台がボツワナ。
謎らしい謎はほとんどなく、短い話が繋がっている。
なんだかのどかで、土地の空気が伝わってくる感じで好きだ。
1庄司薫「赤頭巾ちゃん気をつけて」
2佐野洋子「空飛ぶライオン」
3村上春樹「ねじまき鳥クロニクル」
4サリンジャー「キャッチャーインザライ」
5永島慎二 「漫画家残酷物語」
240 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/09/12(水) 16:33:21 ID:j1y2R24e
「黒い家」
最後までおばはんの力を信じる事ができずに「どうせ男の腕力には勝てん」
と思いながら読んだのでもう一つ。
やっぱ涼宮ハルヒの憂鬱でしょでしょ
242 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/09/13(木) 16:43:59 ID:8lCooK6t
「壬生義士伝」浅田次郎
読みごたえがあって、久々に感動した。
読み終わった後も、しばらくひたってしまったよ。。
「ジーニアス・ファクトリー」
天才の子は天才なのか?
ノンフィクションです。
まだ途中までしか読んでいないから、続きが気になる。
244 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/09/13(木) 17:39:20 ID:B6wl4NrU
智恵子抄
人は見た目が9割
本当は怖いグリム童話
舞姫
245 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/09/13(木) 18:18:29 ID:hFnrmoGl
ブコフでたまたま目に入った
「てん子ちゃんとアントン」ケストナー作
子供の頃、大好きだったな。
久しぶりに読んだけど、今でも情景とか食べ物の描写がツボにくる
>>243 いろいろ面白い話のあと、あっと驚くオチがあるのでお楽しみに。
木村義志「机の上で飼える小さな生き物」
生き物の飼い方が載っているのは後半以降で、イントロダクションである第一部の著者の自伝が何故かものすごく面白い。
感情移入できない生き物を飼うことの面白さと退屈さがよくわかる好書。
犬猫を飼う人は犬猫を食べようとは思わないけれど、昆虫やは虫類を飼う人は昆虫やは虫類を食べようと思う人が多いような気がする。
キングの長篇二冊読みました。
・IT
・DESPERATION
248 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/09/14(金) 00:53:56 ID:MvbcQasx
ひき裂かれた自己
RDレイン
難しいような解りやすいような
249 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/09/14(金) 00:58:31 ID:GtzSRyXF
新人間革命 三巻
「臨場」横山秀夫
「恐怖」東野圭吾
>>249 ネタじゃなければ
いったい何が書いてあるのかすごい気になる
252 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/09/14(金) 22:44:27 ID:3wq6i6mt
聖教新聞サイトでPDFが読めるよ
253 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/09/14(金) 22:53:39 ID:39KbTK7f
「ののちゃんのDO科学」 物知りになりたくて。
「ウンココロ」 さわやかな排便を目指して。
星新一「声の網」
読み返しただけ。
あとは何かピクトさんがどうたらこうたら
255 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/09/14(金) 23:21:25 ID:ap+nVLh4
『あなたがだいすき』っていう絵本は泣けた。
「となり町戦争」 期待して本屋で買ったのもあって読後本気で壁に投げつけたいと思った
「介護入門」 表題作は自分で勝手にイメージしている芥川賞らしい作品。
文庫版あとがきには作中にあった差別用語について書かれていて、しかも解説は筒井。
>>256 「となり町」には騙されたわ。なんか古いし。
>>256 解説が筒井と聞いて即ググってきたんだが
これ・・・タイトルだけで買うご婦人がいるんだろうなw
260 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/09/15(土) 22:38:39 ID:O4dF+4od
「行きずりの街」
ロリコンの逆切れ乙。
ハードボイルドって書いてたから読んでみたけど、違うだろこれ。
261 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/09/15(土) 22:51:34 ID:v9LLaGo7
文体が「ハードボイルド調」というかね・・・。
登場人物がみんな同じに読めてしまう。
北方謙三もそうだけど、日本人のハードボイルドは似合わない。
もともと「私小説」の国だから。
似合わないっつーか、「ハードボイルド調」の文体だけ真似てる作品が多いね。
この手の文章読むと痛くて見てられない。
邪鬼眼を目の当たりにしたような痛さを感じる。
日本人でも結城昌治のハードボイルドは好きだけどなあ。
大石英司「神はサイコロを振らない」
テレビドラマにもなった、タイムスリップものなんだが、
どちらかというと群像劇に重きを置いていて、人情味溢れる感動のドラマに仕立てられている。
人が沢山死ぬ物語なんだが、不思議と読後に心が暖まった。
「人のセックスを笑うな」 山崎ナオコーラ
ナオコーラという名前が衝撃。
「源さんの事件簿 諜報新撰組風の宿り」 秋山香乃
この人の時代小説は読みやすい。時代小説素人におすすめ。
>>261-262 ハードボイルド小説って嫌いじゃないんですけどね。
日本は時代小説とかがその役割を担っているから
なんとなく違うように思えるのかも。
クラムリーは別に嫌いじゃない。でも別に真似したいような
文体じゃないなあ。素人小説書きより。
誰も自称小説書きの意見は求めてないんだが。
「私が捜した少年」とか・・・
268 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/09/18(火) 06:43:28 ID:e46VPH/z
期待あげ
269 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/09/18(火) 06:56:59 ID:Z4xMrLx2
桐野夏生 玉蘭
おめー、短期間に何発やれば気が済むんだよ!!と思ったのが本音。
ブックオフで105円だったから良かったけど。
安部公房「壁」
やっぱり自分は訳のわからないものが好きなんだなと再確認。
表題作よりも他の二編のほうが好き。
271 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/09/18(火) 09:00:47 ID:0ZLE5WzQ
カミュ 異邦人
可哀想だった・・
ニコルソン・ベイカー「中二階」
これ以上の訳はないんじゃないんだろうかと思う位翻訳がすばらしい。
中二階にオフィスがあるという設定がなんだか妙に思えて、読んでいる間中そのことをずーっと考えてしまった。
273 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/09/19(水) 23:59:28 ID:IRgRZJJg
小林賢太郎戯曲集
ニコニコで映像見た後に見たからなおさらおもしろかった
275 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/09/20(木) 00:05:10 ID:Daa+XJFf
なぜか、「仕事がうまくいく人」の習慣
ケリー・グリーソン 著
楡井 浩一 訳
276 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/09/20(木) 00:09:07 ID:0Bo5d+CK
「デブの帝国」 グレッグ・クライツァー
アメリカの高脂肪国家がいかに成り立っていったか
皮肉るでもなく深刻ぶるでもなく著者の視点が気軽でいい
松本清張 『点と線』
たけしのCMを見て、急に読みたくなった。
>>274 自分も最近それ読んだよ!
「引っ越し」「棒」「透明人間」とかが面白かったな。
あと、バカ柳キャラww
「あのころぼくらはアホでした」
東野圭吾が相当のDQNだということがわかった
佐藤多佳子「一瞬の風になれ」
青春スポーツものってベタなのに
何故読みだすと止まらないのか。くそぅ。
田村裕
「ホームレス中学生」
泣いた
どうまんせいまん奇談 荒俣宏
ラストがよくわからんかった。
盗まれたものは結局海の中?
面白かったのにすっきりしない。読み直す。鳥羽に行きたくなった。
>>272 自分もついこの間読み終えたのでちとビックリした
最近岸本さんが翻訳してる本ばかり漁ってる。エッセイも面白かった
「室温」ニコルソン・ベイカー
「空中スキップ」ジュディ・バドニッツなど
284 :
272:2007/09/21(金) 23:41:57 ID:47Xuo+tz
>>273 え、ジャンル?「アメリカ現代文学」ですかね。
10年位前の作品ですが、未だ新鮮です。どうぞご一読を。
お勧めの本紹介するスレッドってないですかね。
恋愛小説読んでみたいんだけど。。
286 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/09/22(土) 00:49:31 ID:2ijQ0LYG
つ コバルト文庫
一般書籍板に本を紹介しあうスレあるよ
『北の天使 南の天使』
吉本直志郎・著
小学生の頃に 読んだ 青葉学園物語シリーズの前日譚。
本棚の整理をしてたら出てきて つい 読みふけって
しもうたわい。
『幼年期の終わり』
オーバーロード萌え
『2001年宇宙の旅』
HAL9000萌え
『不思議じゃない国のアリス』
・空中庭園
仲良しグループが徐々に崩壊してく話だったらやだなー、と思いながら読んだら物凄い過酷なオチが待ってた。
メインの四人は最後まで仲良かっただけ余計にOTL
・銃器のアマリリ
アマリリ萌え。
宮本輝の「森の中の海」
タイトル買い&表紙買いした。
震災で親を失った子供達を引き取る話が出てくるんだけど、
これ物語に必要なのかなぁと思うようなエピソードがわんさか。
(そんなこと言ってたら読書なんてできないかw)
最後まで我慢して読んだけど、なんか・・・なんかなぁ。
有名な作家だから期待してたんだけど、結局は表紙買い失敗かぁ〜と軽く思ってた。
んでつい先日、作者が層化だってことを知って納得した。
層化を叩いてるわけじゃないけど、作品にも滲み出るものなんだなぁ。
294 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/09/23(日) 20:52:59 ID:BmN1HYsQ
平面いぬ。乙一
なんだか、「石ノ目」までの話「はじめ」からの話ではある一線がひかれてるようなひかれてないような
笑って、んでもって、泣きそうになった。
泣かなかったぞ
騎士が好きだ
三島由紀夫「宴のあと」
やっぱこの人の文体好きだ。
装飾が多い割には読みやすいし。
NAKA雅MURA「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」
今やってる映画のノベライズなんだが、
文体はべらんめぇ調だし、登場人物は全員異常者だし、
舞台は明治期の日本の山村の鄙びた湯治場だし、
源平合戦と百年戦争とがごっちゃになってるし、
とにかくぶっ飛んでる。
荒唐無稽ってのはこういうのを言うんだな。
面白くて途中何回か鳥肌立ったけど。
ジャック・リッチー「ダイアルAを回せ」
殺し屋・探偵モノの短編集。
異常なまでの妄想力で一見無関係な4つの事件を連続殺人と決め付け
非番の日に勝手に捜査したあげく犯人と間違えられて逮捕されそうになる
パズルとシェリー酒大好きなターンバックル刑事シリーズがおかしかった。
事件の関係者が寄ってたかって推理して勝手に事件を解決してしまう表題作では
全く出番なしでしょげるターンバックル刑事可愛い。
298 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/09/23(日) 22:31:33 ID:XlndaP/Z
「サウンドトラック(上)」 古川日出男
上だけだからなんともいえないが、
ベルカのほうが好きだ
森茉莉全集T
かいつまんでだけど。室生犀星関係の書き物、母親の実家の描写は特に面白い。
危うくパッパ(森鴎外)に恋をしそうになった。
味噌汁に芥子を入れるのはやってみたら意外にうまかった。
想像すると切ない晩年だけど、マリイ自身が幸せだったみたいだから。
流れで今は室生犀星にハマってる。
このスレの淡々とした伸びが好きだ
「沈まぬ太陽(五)」 山崎豊子
3巻目から読み始めてやっと最終巻まできた。
何かまスレにも最近書いたけど
嵐が丘
R・ファインズと嫌いな女優が映画化した時に買ったから
既に15年くらい本棚に積ん読されていたことになる。
いやー、「今」読めて本当によかった。
12歳の頃に読んだって理解できなかったろう。
そしてこの本の評価って、結局ゴシック小説なの?
解説には、ヒースクリフの行く末はエレンにとっては「地獄」であり、
娘キャサリンとヘアトンが、母キャサリンとヒースクリフに似ているのが
何か不吉のような感じで書いてあったんだけど、
私はむしろ救済を強く感じたんですが…。
人それぞれだとは思うけどね。
室生犀星の「杏っこ」だっけ?自伝を読んではまったなあ〜
森茉莉かあ〜読んでみようかな。
今は池波正太郎の「国盗り物語」読んでる。
ハロルド・ピンター
『何も起こりはしなかった』
著者の怒り、熾烈な戦いに非常に衝撃を受けた。
この作品はアメリカで出版されているのかなあ。
『ヰタ・セクスアリス』 森鴎外
あれ?エロシーンは?
>>305 え、ないの?発禁になったんでしょ。結局は未遂らしいけど…。なんだー。
『ネバーランド』 恩田陸
主役級の4人全員が割と不幸な生い立ちなのに、とってもリア充でへこんだ…
なんでそんなにさわやかなんだっていう
ある意味実に小説らしい小説
308 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/09/25(火) 21:28:23 ID:K//UJSRw
雪屋のロッスさん いしいしんじ
今までとはなーんかちがうような
309 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/09/25(火) 22:15:37 ID:FXnp9ESJ
最高学府は馬鹿ばかり 光文社新書
現役大学生の自分にも当てはまる部分があって笑えないww
310 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/09/25(火) 22:21:23 ID:24K3Q7I6
「臨場」 横山秀夫
この人の小説が好きです
特にサツ官もの…警察官って大変だ〜
サウスバウンド(上/下)爽快!奥田英朗大好きだ。
「無人島に生きる十六人」 須川邦彦
明治時代に海で遭難した十六人の日本人が、無人島で暮らす話。
人間関係がドロドロとか、殺し合いとか、そういうのは無しで、魚や
青海亀を取って食べたり、あざらしと仲良くなったりしながら、全員が
生きて日本にもどるという、良い話。
赤海亀は肉がくさくて食べられないらしい。
>>312 それ、数年前に俺も読んだ!
凄くいい話だったし、文体も明るくてよかったな〜
314 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/09/28(金) 06:34:19 ID:WlW+pi2t
うそつき チャールズ・V・フォード
「幸福などというものはどちらかといえばめったにない状態」であり、
「正真正銘の真実を聞かされてがまんのできる人間はそうはいない」ゆえに、
「自己欺瞞が自負心を調整してくれ、精神的健康を促進するうえで役立つ」けれども、
「今日のような核の時代にあっては、自己欺瞞が人類の全面的滅亡をもたらす可能性がある。」
結構人間って危ういところで生きているのかなと思った。
「猛スピードで母は」
「サイドカーに犬」
最近おもしろい本に出合えない。
筒井康隆「霊長類 南へ」
昔文庫で買ったはずなのに探してもなくて、図書館で探しても忙しくて読み損ねたり
していたら、先日実家に帰ったときに本棚にあるのを発見。
探してるときは見つからなかったのに何でだ。
手違いで中華ミサイルが打ち上げられて、それから世界がめちゃくちゃになっていく。
誰もいなくなった銀座のラストシーンがやっぱりすごく良かった。
しかし、今の世の中が、昔筒井さんが書いてた「スラップスティックSF」みたいな
世界になりつつあるのがある意味怖い。
本田桂子「その死に方は、迷惑です」
公正遺言書作成のすすめ。
自分自身は寿命で死ぬ年でもなく独身だし大した財産もないが、それでも死ぬと家族に金銭面で迷惑がかかる、ということが分かった。
ミシェル・ウェルベック「ある島の可能性」
クローン技術が真の意味での複製人間を生み出すには、あとどれくらいかかるのだろうなあ、と思った。
>315
長嶋有なら「ジャージの2人」のほうが好きだ。
もっといえばブルボン小林名義のほうが好きだ。
沖方丁「オイレンシュピーゲル」
十五年ぶりくらいにスニーカー文庫なんて読んだけど、やっぱりラノベって面白いな。
これから一人ラノベ祭だ。
>>318 ブルボン小林は自分も好き
長嶋有は気になってるけど手を出してない
山形琢也の「文句なしに凄い! ここまで「気がきく人」」
不愉快だった。
207〜208ページにかけてのエピソードが特に不愉快。
とりあえず約束したなら守れよ、と思った。
気が変わったなら、その旨を理由付けて相手に伝えろよ。
何偉そうに講釈垂れてんだか。
今年の焼き芋の燃料にしてやりたいランキング1位だ。
共に、我が臆病な自尊心と尊大な羞恥心との所為である。
己の珠に非ざることを怖れるが故に、敢えて刻苦して磨こうともせず、
又、己の珠なるべきを半ば信ずるが故に、碌々として瓦に伍すること
も出来なかった。(中略)
事実は、才能の不足を暴露するかも知れないとの卑怯な危惧と、
刻苦を厭う怠惰とが己の凡てだったのだ。
李陵・山月記 中島敦
323 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/10/03(水) 02:36:40 ID:2NNu2vrM
昔の人の語彙ってすごいよね。
324 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/10/03(水) 03:29:05 ID:uICY+ego
世界の恋人達 歴史上の人物の恋人達の話。
マリーアントワネットとフェルゼンとか、ジョンレノンとヨーコ・オノの話が綴られてた。
マリーアントワネットとフェルゼンの話は泣けた。
325 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/10/03(水) 03:49:14 ID:tgFvyNiS
ガンジス川でバタフライ/たかのてるこ
ドラマに先駆けて一気に読み切った。
読み掛けのエンツォフェラーリ持ってちょっと旅に出て来るノシ
レベル7/宮部みゆき
改めて読み直したけどやっぱ三枝好きだ。修二が出てくる所はいつもおおー、ってなる。
最初読んだ時は記憶喪失がキモのように思ってたのに、早めに身元が分かったのには驚いたな。
本がすごく分厚い割りには、尺がそんなにあったように感じないのは心理描写が多いからだろうか。
池袋ウエストゲートパークX反自殺クラブ
…いつものかんじ+時事ネタ+ビミョーに文章が成熟してきた。文章の作家ではないけど。
アヒルと鴨とコインロッカー
…気合い入り気味。ネタバレふつうに面白い。映画みたいと思った。
思い煩う事なくたのしく生きよ…だったかな?
…江國香織は、癒される。
天国からのラブレター
なんだかな〜。読むのに多大な労力必要。安倍公房の本よりキツかった。
ニュース見る限りだと純愛貫いたって感じだけど
実際のところはかなり違ってて違和感ありまくり。
彼ら(ていうか主に旦那)に対する見方が変わった。
以来、旦那がテレビに出てくるとモヤモヤする。
329 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/10/07(日) 20:07:17 ID:8nDnWdRr
「空中ブランコ」 奥田英朗
コミカルで面白かった
前作があるらしいので読むのが楽しみ
「脳みその研究」 阿刀田高
星新一と比べると劣って見える
同じものを期待したのが間違いだった
330 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/10/07(日) 21:04:26 ID:U9lhy/lV
「しゃばけ」
ドラマ化されると聞いて、なんとなく読んだら見事ハマった。
図書館に行ったら、運良く全シリーズそろっていたので
今日ごっそり借りてきて、ウキウキしてる最中。
>329
「空中ブランコ」は、前作「インザプール」もあるけど、
続編「町長選挙」も出てるよ。
みんな同じ表紙だからわかるだろうけどw
331 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/10/07(日) 21:30:29 ID:8nDnWdRr
>>330 さらに続編があるのかw
また楽しみが増えた、ありがとう
「人間とは」司馬遼太郎
司馬遼太郎の総集編みたいな感じだったけど、学びえるものは少なかった。
しかしあたかも自分が偉人になったような気になることができました。
格言集のようですが、スラスラ飽きずに読むことができます
銃とチョコレート 乙一
図書館のヤングコーナー(小中学生向け)に置いてあって
ちょ、乙一読ませていいの、とか思った。
さらっと残酷な描写はあったけど、小学生高学年からなら読めるかな。
基本乙一はR15だと思う。
J・G・バラード「女たちのやさしさ」
バラードはスピルバーグよりクローネンバーグ向きの作家だと思う。
クリスチャン・ベール主演で映画化して欲しいなあ。
ニコルソン・ベイカー「もしもし」
エロい、エロいよ。電車の中で読むのが恥ずかしいくらい。
これは朗読劇にしてほしい。
335 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/10/08(月) 23:34:41 ID:7rUROLtY
面白いほどよくわかる
宇宙の大疑問
コンビニで売ってるペーパーバック。宇宙すごい。
336 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/10/08(月) 23:35:52 ID:SBFfb9zL
「ストーカーの心理」
結構身近にいるなこのタイプ
って思ったよ
337 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/10/09(火) 00:11:48 ID:beTcEdMo
宮部みゆき/模倣犯
おじいちゃんが最後にピースに言う台詞には鳥肌もん。
岡本太郎の発言をまとめた書籍
どれもほんとスカッとする
ぜひ読んでみてください
オススメです
薦めるなら、ちゃんとタイトル書かないと
340 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/10/09(火) 05:48:42 ID:V7Gr1/gr
有頂天家族 森見登美彦
ふわふわもこもこの毛深き家族愛あり、へたれ天狗の老いらくの恋あり、綺麗なお姉さんあり、ツンデレあり、四字熟語ありの京都を舞台にした天狗と人と狸の三つ巴小説。
元気になれます。
恩田陸「エンド・ゲーム 常野物語」
人間のフリをした異形の存在を見ることのできる能力を持った一族の話。
ホムンクルス+寄生獣+ブレードランナーのような…。
謎が謎を呼び、結局どういうことかよく分からない。恩田節だ。
あえてそうしてるのか技量不足でオチをつけらんないのか、どっちなんだろう。
『ようこそ地球さん』星新一
処刑、殉教、テレビ・ショーが良かった
>>337 私もおじいちゃん好き。かっちょいい。
皇国の守護者3巻
これから4巻いきます。
>>343 漫画か?小説か?
どちらにせよ。煉獄へようこそ
作家の読書道/Web本の雑誌編
総勢30名の作家による読書遍歴。
重鎮から旬の作家からマイナー所まではばひろいラインナップ。
綿矢りさは当時高校生ってこともあるけど、なんかすごく発言が幼い。
個人的には岩井志麻子のインタビューが一番面白かった。一部抜粋。
「コピーに「癒し」とか「愛深い」などあるだけで沸々と凶暴な気持ちが盛り上がりますね。
(中略)そういう意味で私を奮い立たせる著者はいっぱいいますよ。
名前言えませんけどね。」
346 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/10/10(水) 20:15:07 ID:jwCiqPGt
ポーの話 いしいしんじ
メリーゴーランドと天気売り好きだ!
347 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/10/10(水) 20:53:54 ID:Btn0F6Ct
グロテスク 桐野夏生
完成度の高さに脱帽。
アウトが今まで一番好きだったけど、グロテスクも凄いな。
348 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/10/10(水) 21:04:48 ID:DXI9MuWN
大河ドラマ版「風林火山」
自分の故郷が千曲市の川中島なんで、八幡原とか妻女山とか荒砥城とか海津城とか身近な場所が出てくると、懐かしいやら嬉しいやらで興奮して鼻血が出そうになった
国盗り物語 司馬遼太郎
明智光秀に対する織田信長のど突きは、さながらコントのよう
350 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/10/10(水) 21:13:24 ID:CrC4xhR5
氷室冴子 「東京物語」
この人の文章は読んでると妙に健全で幸せな気分になる。
仕事前に読むといいコンディションで仕事に臨める。
中学生の時に読んだ「銀の海、金の大地(逆か?)」を今読んでも、
面白そうな気がして来た…が、店頭にない。
ドストエフスキーにここ1年くらいはまってるんですが、
中でも「カラマーゾフの兄弟」(亀山郁夫先生の新訳、読み易いです)
とにかくいい。作品自体長いしロシア人の名前って覚えにくいけど、ものすごく良かった。
生涯何度も読み直すことになるだろうと思う・・他の作品も良かったんだけど、
私はこれが群を抜いていると思います。
あと既出だけど「朽ちていった命」(東海村臨界事故のドキュメンタリー)
すごくショックが大きかったけど、これもいろんな人に読んでもらいたいと思う・・
352 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/10/10(水) 22:15:06 ID:+bTwoJUk
「マラビージャ」
著エンリケ・バリオス
宇宙人アミシリーズも大好き
実生活にもプラスになる本です
353 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/10/10(水) 23:15:33 ID:5Dh+kDVv
「マンガ嫌韓流3」!
>>351 今カラマーゾフの兄弟読んでるんだけど何度もくじけそうになってる。
どういう点がよかったか教えて。それで発奮したい。
ちなみに読んでるのは原卓也訳。
355 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/10/11(木) 00:09:21 ID:nMvDVZag
カラマーゾフの親父がスメルジャコフとやっちゃうところさぁ。
え、興奮じゃないの?
『砂の都』 マルセル・ブリヨン著
考古学者が13世紀頃のシルクロードのオアシス都市に
タイムスリップしてしまい、そこでの生活を書いた話。
会話少なめ、テンション低め、単なるタイムスリップものではない。
でも、比喩が多いながら美しい文章だし、光景が目に浮かぶよう。
作中に出て来る人物の言葉や、宗教の教理が意味深い。
1回読むだけでは完全に理解できないけど、だからこそ何度でも読み返そうと思えた。
中村うさぎ「きれいになりたい」
春日武彦との対談が読みたかったので図書館で借りて来た。
この本、男性だったら手にも取らないんじゃないだろうかと思う。
施術した整形外科医のキャラクターがむちゃくちゃ強烈。こんな人が例えば耳鼻咽喉科の医者で居たら困る、ぐらい。
中島美代子「らも 中島らもとの35年」
中島らもの奥さんによる中島らも伝。読んでて疲れる。
やっぱり人のもの取ろうとするのは良くないよな、うん。
>>345 岩井志麻子は作品以外ではなんか大好きだ。
中村うさぎもしかりだけどあんなぶっ飛んだ女達がもっと出てきてほしい。
需要過多にならない程度に。
359 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/10/11(木) 00:34:56 ID:1PeMxqDW
『パラサイト・イヴ』
しょっぱなから専門用語の羅列が続いて、挫けそうになったけど、
移植手術が終わったあたりから、だんだん面白くなってきた。
360 :
351:2007/10/11(木) 01:09:02 ID:GIBzrBsu
>>354 ごく個人的にはイワンにすごく感情移入というか投影できる面があったので
イワンが気になってどんどん読んでた感があります・・
加えて、社会の状況として現代日本と通じるところが多いのかな??
(科学技術の進歩に伴って従来の価値観が揺らいで、精神的な寄る辺を失いつつあって・・)
隋所随所で我が身やら現代日本やらを振り返りながら読んでいた感じです。
全然消化できてない状態なので、発奮材料になるようなことを言えず申し訳ない。(´A`)
後半になってくるとサスペンス的な要素も出てくるので一気に読みやすくなるのではないかと・・
あと亀山先生の訳は他の訳者の方の作品に比べて随分読み易くなっているらしいので
原先生のが読みにくければ亀山先生の新訳で読むといいかもしれないです。
個人的には「悪霊」とかも亀山訳を読んでみたい!
>>355 やってません!!( `A')
361 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/10/11(木) 01:22:09 ID:nMvDVZag
>>360 あれ? イワン(=アリョーシャ)の親父ってスメルジャコフに子供生ませるんじゃなかったっけ?
随分昔に読んだので忘れてしまった。
ドストエフスキーは「白夜」がよくないですか? ドストらしくないというか、ロマンチックで
きれいな小説です。
ネタバレらめえ
>> 361
スメルジャコフは男です・・(;´Д`)
イワンはアリョーシャのお兄さん(三兄弟の2人目)ですね。
白夜はまだ読んだことないので、読んでみようと思います。
ロマンチック・・ということはわりと初期の作品なのでしょうか、楽しみです。
立ち読みだけど
立花隆 『ぼくの血となり肉となった500冊そして血にも肉にもならなかった100冊』
「ゲーム脳」に納得しちゃってるよ・・・
365 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/10/11(木) 18:52:08 ID:TyRNYk+o
死にぞこないの青 乙一
来年映画化らしいね 楽しみだな
乙一の本はテンポがよくて好きです
366 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/10/11(木) 19:12:43 ID:FeWWNwcP
「ザ・在日特権」!
おまいらがカラマーゾフカラマーゾフというから、
某山手線チャレンジングクイズ思い出してしまったじゃないか
368 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/10/12(金) 00:09:19 ID:ak6HifmY
>>363 どころで貴女の文章からは、品格が漂ってくるんですが…。
おいくつで、何をなさってるかた?
369 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/10/12(金) 00:23:40 ID:Z7UdQa0S
ブックオフで鈴木光司のリングとバースデーがそれぞれ105円だったから買ってきた。
原作のほうはバーチャル世界とかプログラムがどうとか内容だからどんなものか。。。
銀の海金の大地 氷室冴子
家の片付けしてたら出てきたので久しぶりに読んだら面白すぎてたまらん。
氷室冴子どこに行ってしまったの。
まほ編は序章にすぎない、これから佐保彦編だって何年待てばいいの。
死ぬまでに読みたい。大長編になりそうだけど読みたい。
「新訳ハムレット」
「新訳ヴェニスの商人」
どれが良いのか解らなかったので表紙買い
>>368 20代後半にもなって学生やってる親不孝者です・・('A`)
『変身』カフカ
虫になったザムザはニート
374 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/10/13(土) 00:50:24 ID:D+Nm7+YM
「あなたに似た人」 ロアルド・ダール
うーん……
短編集で、話は面白いはずなんだけど、半分しか読めなかった
最近どうも翻訳物が苦手だ
「ゲームばっかりしてなさい」浜村弘一
ファミ通編集長のコラムをまとめた本。
13歳になる息子さんとのゲーム生活を通して
子供とゲーム、ゲーム業界などについて語られている。
氏の仕事を考えれば、もちろん肯定的目線から子供とゲームをとらえているのだが
それ以上に、ゲームへの愛情たっぷり、息子さんへの愛情たっぷり。
そして息子さんのゲームとの関わり方が実に素晴らしかった。
376 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/10/13(土) 01:01:38 ID:H4I9Ml/p
>374
バクチの話がよかった。ダールは雰囲気や空気を楽しむものだと思う。
大抵の場合、意味もオチもなく、ときにストーリーもない。でも面白い。
黒後家蜘蛛の会を読み始めた。面白くて止まらねーwwwwwwwwwwヘンリー萌え。アシモフにも萌え。
>>370 同じだwなかなかのバッドエンドで終わったよね
378 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/10/13(土) 12:24:45 ID:+BT7zOs+
遅刻して来た幽霊/赤川次郎
短編集であたりハズレはあったけど、なかでも「相似形の明日」がけっこうよかった。これの長編があったら読みたいなぁ。
>>376 俺も全巻読んだ!おもろかったけど、随分前に読んだので内容忘れた。
また読みたいけど、たくさんのほかの本と一緒に箱詰めしてガレージに
置いてあるから、探すのめんどくさい・・・・
海辺のカフカ
381 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/10/16(火) 13:12:38 ID:e4DzP4eM
篠田節子「静かなる黄昏の国」
一話一話がリアル。
一言で言うと読まなきゃよかった('A`)
屍鬼(一) 小野不由美
漫画化する前に一度読んでおこうと思ったら、予想以上にあの絵柄になってるところが想像できない世界観だわ
予告カットのキャラが早々に死ぬわでビビった。
沙子がメインキャラに組み込まれそうな雰囲気だけど、何か好きになれないキャラだから
そうなったら読み続けるの辛いかも。
とりあえず誰か相関図と地図作って下さい。
383 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/10/17(水) 08:32:20 ID:NsSrtjJY
>>381 そういうマイナーな本と出会うきっかけってなんですか?
384 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/10/17(水) 18:16:12 ID:3HpbSAPa
「青の炎」 貴志祐介
前半が特にハラハラする
読み終えた後は良い意味でぐったりした
>>382 あれなあ。がっくりした。
沙子も坊主も中二病だし
作者は沙子と坊主マンセーだしで受け付けなかった。
読んでると宮部みゆきを思い出したよ。劣化っぷりが。
『火神(アグニ)を盗め』 山田正紀
日本の一介のサラリーマンがCIAの陰謀(冷戦時代)と大企業の非情さと戦うため
007バリの冒険活劇を繰り広げる話。山田正紀らしい派手さ。
読んでいる間、脳内キャストが、主人公織田祐二、専務柳葉敏郎だった。
坂口安吾「堕落論」(文庫)
ゲラゲラ笑いながら読んだ。
これは面白い。
とくに「悪妻論」や「恋愛論」が良かった。
平山 譲 「リカバリーショット」
タケダテツヤがラジオで紹介してたので、買ってみた。
タイガー対ふつうのおっちゃんのくだりが面白かった。
「くちぶえ番長」重松清
どうも幼い文章だなぁ、と思いながら読んでいたら、
連載されていたのが小学四年生だったと奥付に書いてあって納得。
転校生マコトと主人公の心の触れ合いを通して幼い恋心を綴る、心暖まる一編。
390 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/10/20(土) 06:19:34 ID:2TX/Xclf
>>384 好きだー
映画は嫌いだが
主人公が妹に分数を教えてるところ、めっちゃわかりやすい
饗宴
高橋昌男
微妙
おもしろいけど、早く続きがよみたい!!っていう風に思えない
宮沢賢治 猫の事務所
猫が事務所なんてかわいいなあと思ったら、職場いじめの話だった。
以前同じような目にあった自分とかぶって本気でへこんだ。
竃猫かわいそうだよ竃猫
392 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/10/20(土) 10:26:29 ID:lGWNre8Y
渡部昇一さんの「マンガ 昭和史」。
正しい昭和史が学べました。
393 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/10/20(土) 15:13:01 ID:/L6v8619
渡部さんも本望だろ
394 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/10/20(土) 15:41:56 ID:SFnQ6aCt
「漫画 奪還を命ず!」(曙機関・宝島社)
拉致被害者を自衛隊が取り戻しに行くというストーリー。
北朝鮮の実態が書いてありました。
>>367 「鼻が邪魔にならないかしら」のフラッシュだねww
「臨死!!江古田ちゃん(2)」
ちょっww尻軽wwwwwらめぇwwwwww と思いつつも、何か可愛いし憎めない。
396 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/10/20(土) 18:02:24 ID:B4f3owde
『あじさい日記』
夫の浮気に気づいた妻が夫の行動を事細かく日記につけて、
ある日それを夫が発見し、妻のいない間にひそかに読みすすめてく。
すっごくリアル。(自分はまだ半分しか読んでないけど)
多分普通のカップルでも相手が浮気してるんじゃないかと思った事がある人は
結構共感できたりすると思う。
397 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/10/20(土) 20:13:05 ID:vgOuOhkf
「マンガ 嫌韓流 3」。
とても勉強になる本でした。
398 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/10/20(土) 21:17:40 ID:4PEzIVWM
近藤史恵/サクリファイス
主人公の気負いのないところがよい
青春小説ぽいけどミステリのような仕掛けもありで
読後感はすごくさわやか。友達に勧めまくり。
「パズル自由自在」
結局ぴいくんの本名は何なんだー気になる
千波くんのクイズはさっぱりわからんが
ぴいくんのクイズには全問正解した
三浦綾子『海嶺』
上巻後半が特に秀逸。痛々しくて最後まで読むのが辛かった。
鎖国時の日本って、馬鹿な国だよなぁ…保身に走るとロクなものに成長しない。
最終章題の「ああ祖国」、この4文字に込められた思いが切なすぎる。
文藝春秋
庄司薫四部作
口語体で慣れれば読みやすいかな。薫君がちゃんと成長してる。
最終の青は時代風俗が違いすぎて今一つ理解し難かった。
歌野晶午『葉桜の季節に君を想うということ』
ちょうど近くの桜が紅葉してたから見上げてしまった。紅というよりピンクっぽかった。
最後は純粋に驚いたけど、それを踏まえて全編登場人物の口調に無理がないか、と。
清涼院流水「ジョーカー」
通学中に読んでいたが、かばんに入れているのが
面倒でしょうがなかった。
感想としては、まぁなんとも奇抜な作品ですねって感じ。
ストーリーもギミックも構成も独創的で自分は結構すきだった。
最後のどんでん返し多すぎてもういいやって気分になったけどw
あ、あと京極夏彦の
「巷説百物語」
普通の怪談モノだと思っていたからびっくりした。
そうきたか!って感じ。 なかなか好きでした。
「姑獲鳥の夏」
この人は本当に妖怪が大好きだなーと思った。
あと関係ないけど噂の指貫グローブ見てみたかった。
みんなで、夜歩く。ただそれだけのことがどうしてこんなに特別なんだろう。
高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。
それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩きとおすという、北高の伝統行事だった。
恩田陸 「夜のピクニック」
408 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/10/25(木) 23:50:55 ID:GKHzieId
「マンガ北朝鮮」
司馬遼太郎「関ヶ原」「風神の門」
桐野夏生「OUT」
下巻の途中までは共感したりハラハラしたりして面白く読めてたけど
ラスト近くになると「あれ?何でいきなりこんな展開に…?」みたいな感じ。
ちょっぴり消化不良。
吉田修一「ランドマーク」
「これからどうなるんだろう?」ってところでいきなり終わってしまった。
正直、意味がよく分からなかった。
小早川秀秋の悲劇/笹沢左保
読んでる間中、もやもやとした不快感があったが、
今日の亀田の会見みて、何か納得した。
秀秋の心理状態に、もうちょっと踏み込んで欲しかった。
主君を見限った重臣連中の後日談ワロスw
乱紋/永井路子
「姫の戦国」がそこそこおもしろかったので借りてきたが、
正直、(゚Д゚)ハァ?
お江では無く、主役は侍女のおちかだ、と言われれば、
あ、そうですか、としか言えん。
何か全体的に散漫な感じだった。
藤原智美「暴走老人!」
ITや、スタバ的な店の注文方法についていけず、若者よりキレている
お年寄りの気持ちが(少しは)わかるような気がした。
親などの相手でイライラしがちな人にちょっとオススメ
ひんやりした台所から見る庭は、夏の陽にあふれて、四角く切りとられた光の箱のようだった。
湯本香樹実 夏の庭
「あなた、おばあさまにそっくりね」
山本文緒 きっと君は泣く
416 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/10/27(土) 20:44:32 ID:jCh9rghc
リング/鈴木光司
映画もそうだけど、ホラーよりも謎解きサスペンスの要素のほうが大きかった。
時間の経過ととも徐々に真相が明らかになってくるから、いい緊張感が感じられてよかった。
次は、続編のらせん(医学視点)とループ(SF)も読んでみるかな。
リング0バースデーの原作がないのがけっこう残念。
ないって?そこら辺の本屋でよく見かけるけど
2ちゃんねる新書「胸がスーッとする武勇伝」
419 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/10/28(日) 09:26:19 ID:L2g+6uv/
>>417 いや、『バースデイ』っていうのはあるけど、リングシリーズの付属としての3つの短編集だから、リング0バースデイとは別物みたい。
リングと一緒に買っちゃったからこれも読まないと。
420 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/10/28(日) 09:34:32 ID:zaoB7/ey
論語、老子、荘子
こういう本は子供のころに読んでおけばよかったなあと。
>>420 スレチなキモスが、リア厨の時、
「タオのプーさん」を読んだ。
老子読もうと思う処までは逝かなかったが、
以降、沸点が下がったような希ガス
「夜は短し歩けよ乙女」森見登美彦
ヒロインの不思議ちゃんぶりに、ついていける人なら、
楽しく綺麗な作品として読めると思う。
いろいろ出てくる小道具が良かった。
「ネクロポリス」恩田陸
独自の設定はとても良かったのに、ラストがどうもね。
あれだけ長編ならきちんと収束してほしかった。
あと主人公の周りの女性達が、おしゃべりすぎてうるさい。
「愚行録」貫井徳郎
一家惨殺事件に関して数名が独白する「悪女について」に似た形式だけど、
各章に謎の人物が出てきて、最後に本編と交じり合うのがうまい。
良いタイトルだと思う。
423 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/10/28(日) 14:08:28 ID:COZXCE3v
「ノラや」 内田百間
百間の飼い猫への愛があふれてる
看病の場面は不覚にも泣きそうになった
「いまひとたびの」 志水辰夫
悪くはないけどイマイチ面白くない
424 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/10/28(日) 14:13:37 ID:ZLfC+ub8
京極夏彦 嗤う伊右衛門
ケン・イングレイド「恐怖の地下室」
自宅の地下室に女性を10人監禁して10人の子供を生ませてコロニーを作ろうと思った男が
次々女性を監禁、暴行、拷問、性的虐待を行った実際の事件の話。
6人中二人死亡。「生き残った者には死者の肉体とドッグフードを混ぜたものが与えられた。」
と表紙に書いてあるからおどろおどろしい内容かと思ったら事件については比較的淡々と書かれている。
途中からはエリート弁護士、見た目は冴えないけど堅実な検事補、「鉄火女」と呼ばれる女性判事の法廷バトルに急展開。
結局「犯人の狂気をどう司法の場で判断するか」というのがこの本の趣旨だったみたい。
ちょっと騙された。
>>400 ありがとう
今更負け惜しみだが、苗字だけは当ててた!!1!
楽園 宮部みゆき
面白かった。敏子に幸あれ。
>>425を見てケン・イングレイドなんて聞いたことないなあと思って
軽い気持ちでググッたら色々出てきて鬱・・
誰か心晴れやかになり道行く人全てが愛しく思えてしまうような、
人間愛に満ち満ちちゃうような本教えて・・自分バカ(ノд`)
漫画文庫だが『自虐の詩』
帯に惹かれて買ってしまったことを激しく後悔。
ただのDV男とそれに依存してる女の話にしか読めなかった。
女の友人との話は良かったけど、夫が絡むとムカついてしょーがなかった。
夏目漱石「文鳥」
…自分が世話しなかった鳥の死の責任を家人に押し付けですか?
再読だけど、以前と感想変わらずだった。昔のインテリの考えることはわからん。
君の絵じゃダメだね(仮題)326
子供から「読んでみてよ」と勧められた。
少し、わが子の気持ちがわかった気がした。
「カニバリズムの系譜」池田智子
言い方は悪いが、いかにも女性が書いた本って感じだった。
読み物としては微妙だし、かといって資料に使えるとしたら最後の出典くらい。
「狂いの構造」春日武彦 平山夢明
得意ジャンルとはいえ、平山夢明の暴走っぷりがすごい。
433 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/10/31(水) 00:40:16 ID:IZ1NzqRo
指輪物語
映画でいまいちわからなかった所もよくわかった
434 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/10/31(水) 03:31:16 ID:eqKQRQYA
ホームレス中学生
すべらない話を膨らまして面白い話が続くのかと思いきや途中から感動系の話になっていった
( ;∀;) イイハナシダナー と思う部分もあったけど最後のほうは泣かせようと必死な感じがして引いてしまった
芸人の本としてはスラスラ一気に読めて面白かったけど劇団ひとりほどの衝撃がなかった
吉田修一「パレード」
おもすろかた。
善意や好意なんてものを一切排したドライな人間関係。
気に入ってるけど関係ない
楽しいけど明日いなくなっても何も感じない
そんな男女の共同生活のお話。
米村圭伍/
「風流冷飯伝」
「退屈姫君伝」
「錦絵双花伝」
上二作は電車が来る前の毒男板の
良スレに似たふいんき(なryがあって、単純におもしろかった。
田沼意次の明快な悪代官ぶりにワロス
が、双花伝は…
本当に同じ作者が書いたのか、と思う位、ベクトルが違う。
面白いっちゃ面白いが、登場人物を被らせる必要があるのか ?
と思った。
宮部で例えるなら、「夢にも思わない」の登場人物達が
「火車」に出てくる感じ ?
今、「退屈姫君 恋に燃える」を読んでるが、こっちはvipノリで、
双花伝を先に読んだのは失敗だったな、と思った。
万城目学「鴨川ホルモー」
エンタメ分野の本を積極的に読まなくなって数年。
書店店頭で何度か見かけてたけど、手を出さなかった。
とにかく目の前の事柄を忘れるために購入。
いやー面白かった!
読み終わってもう一度最初から再読するなんて、
子供の頃の読書以来だ。
お勧め!今更って感じもするけど。
容疑者Xの献身/東野圭吾
何か、久しぶりに推理小説が読みたくなって。
感想↓
吐きそう。湯川氏ねじゃなくて死ね。
タイトルは原題の「容疑者X」のママの方が良かった希ガス。
やっぱミステリーは肌にあわん。
次は「秘密」を読むことにする。
>>437 レポ読んで激しくそそられたので明日買ってきます♪
440 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/11/03(土) 09:39:22 ID:4KGZdA5s
「マンガ 昭和史」(渡部昇一)
441 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/11/03(土) 15:28:53 ID:yc9dA0ac
「どすこい」 京極夏彦
ノリが合わなかった
「玩具修理者」 小林泰三
表題作はホラーというかグロい、きたない
タイムトラベルの話が面白かった
高校生が感動した「論語」/佐久協
高校生の頃に読みたかったなあ。
(孔子の時代から比べてあまりの進歩のなさに)全米が泣いた
ブラフマンの埋葬/小川洋子
薬指の標本に比べると、ちょっと物足りないけど好き。
犬飼いなら楽しめると思う。
ラストで、ブラフマンに夢中なのはわかるけど
一緒に車に乗ってた雑貨屋の娘はどうしたんだ?
あの娘だけを取り出して読んでみると悪女ものだよなあ。
443 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/11/03(土) 15:35:03 ID:4KGZdA5s
「漫画 奪還を命ず!」(宝島社)
洪水は我が魂に及び/大江健三郎
今まであんまり本読んだことなくて、いざ本屋に行ってもたくさんある本の中から
何を選んだらいいか分からず、とりあえずノーベル賞作家だし有名だから買ってみたんだけど、
何でこの人ノーベル賞なの?もっと堅苦しい作品なのかと思ったらむちゃパンクやん。
超面白かった!
445 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/11/03(土) 16:13:01 ID:4d0kT1jd
読書ってのは基本的に面白いもんだよね。
自称本好きの人の中には、修行僧のような顔つきでムズカシイ評論とか読んでる
人もいるけど、あんまり楽しくなさそう。
確か、江戸川乱歩が
「読書と言う行為」について、
うなずくしかないような評論と言うか随筆を残して
いた希ガス
あまりにもうる憶えなので、引用できぬが。
>>114 読んだ。
投げっぱなしジャーマン、つかこのラストはありなのか?
と最初は思ったが、そう思う自分を省みさせるだけの
何かがあるかもしれないし、無いかもしれない。
ぶっちゃけワケワカラン
447 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/11/03(土) 20:41:11 ID:4KGZdA5s
「マンガ嫌韓流3」!
13階段 テロリストのパラソル 噂 慟哭 全部有名?ミステリだと思うけど、どれから読む?
>>448 「噂」って萩原だか荻原だか浩のやつ?
平積みになってたし2ちゃんで面白いって言われてたから読んだけど
私はラスト2行で「えー?こんなにハードル上げておいて、これはひどい」だった。あんまり面白くない。
好きな人は「え!?怖!」だったんだろう。
でも読むなら今のうちがいいと思う(今話題のネットいじめの要素があるから)
同じく、消えた2ページ読んだ
打ち切り漫画みたいな終わり方だと思ってしまった
主人公に置いていかれてしまった気持ちだ・・・
なんとなく、少女向けの児童書は夢を見ながらも
現実の世界と折り合いをつけるけど
少年向けの場合はまた違うんだなぁ
単にファンタジー系に慣れてないので、そんな雑感
>>448 13階段いいよ。トリックの意外さもさることながら
死刑執行についてのディテールが面白い。
>>449 あれはなぁ。
わざわざ売りにするほど面白いラスト2行とは思わなかった。
後は結構なウェイトを占める女子高生の会話がわざとらしすぎるのがなんとも。
携帯とか出てくるまで20年くらい前が舞台かと思ったよ。
453 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/11/04(日) 21:37:26 ID:hz1/p4y3
>>447 そんなの読んでると社会に適合できないようなカスになりますよ
454 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/11/04(日) 21:38:57 ID:5rssRzqg
武田雅哉「楊貴妃になりたかった男たち <衣服の妖怪>の文化誌」
中国の女装文化史。(女性の男装も紹介されている)
記録に残る異性装にかかわる事件と、それに関する当時の考え方を紹介している。
女装の話だけでなく、男性が女性、女性が男性に文字通り「性転換」してしまうエピソードも多々あり面白かった。
455 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/11/04(日) 21:49:08 ID:+JnFL7+j
つい、このあいだ「平家物語」やっつけたw
DS文学全集でいろいろ読んでる
夏目漱石、宮澤賢治、新見南吉…やっぱり名作はいいねぇ
>>448 テロリストのパラソルは秀逸だ。
藤原伊織のハードボイルドはいきなりこれで完成してしまった。
蚊トンボ白髭の冒険も傑作だと思う。
458 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/11/04(日) 22:05:31 ID:MlTIkmD/
「マンガ昭和史」(渡部昇一)
阿刀田高
「旧約聖書を知っていますか」&「新約聖書を知っていますか」
キリスト教ダイジェスト版。
かなり端折っているのは作者も認めている。
ホントの信者からは怒られそうですが、
これのおかげで西洋芸術、文学、
映画でも登場人物がなぜこんな台詞を言うのかが
ほんの、ほんの少しですが分ってきました。
460 :
448:2007/11/04(日) 23:57:38 ID:5bRYr8Nr
みなさん、レスありがとうございます。
2chでオススメ本を調べて買ってみました。
13階段->テロリストの・ の順番でいきます。
重松清 流星ワゴン
父親が生きていて、かつ、自分に子供がいる。そういう男性に。
もちろん、子供がいない男性にもおすすめ。
後、斎藤美奈子さんの解説が良いと思います。
「今夜、死んでしまいたい。もし、あなたがそう思っているなら、
あなたの住んでいる街の、最終電車が出た後の駅前にたたずんでみるといい。」
「噂」はラスト2行なんて帯びつけなきゃよかったのにと思った
荻原浩は何冊か読んだけど一瞬だけ嵌って飽きちゃった
春日 武彦「「治らない」時代の医療者心得帳―カスガ先生の答えのない悩み相談室 」
週刊医学界新聞という業界紙の連載をまとめたもの。挿絵まで入らないと思っていたので、きちんと収録されていて嬉しい。
挿絵は吉野朔実なんだけれど、そのからみで収録されている漫画「カスガ先生という人」に爆笑。
パパ・ユーアクレイジー/W.サロイアン
容疑者Xの献身/東野圭吾
パパ〜の方はこれから何度も読み返したくなるような凄く良い本。
これが絶版なんて本当に勿体無い。
こういうお父さん良いなあ・・・
容疑者Xは石神が本当に馬鹿だと思った。
あまりの馬鹿加減に読み終わってもしばらく泣き続けてしまった。
ここまで人を好きになれたら凄いと思う。方向は間違ってしまったけれど。
465 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/11/08(木) 22:26:20 ID:drHaSXZC
浅田次郎「地下鉄(メトロ)に乗って」
この人の作風があわないのだろうか。途中までふつうに読んでたが、
ラストでふざけんなと本を投げたくなった。
主人公の男にどこまでも都合がよすぎて、むかむかしてどうにもダメ。
467 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/11/09(金) 08:01:09 ID:0wjRS/T8
妖奇切断譜 貫井徳郎
途中まで面白く読んでいたけど、事件のオチや動機に脱力
そういう時代設定だからおかしくはないんだろうけどさ
468 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/11/09(金) 09:25:57 ID:QJJPhliY
中島らもっていう人の名前出てこないね
今からロカよむ
普段漫画しか呼んだことないから読む前から緊張。面白かったらいいな
『きらきらひかる』江國香織
昔中学の時によんだがこういう人生もあるんだと軽く納得した。
怖い物見たさで「リアル鬼ごっこ」(文庫版)に手を付けてしまった。
評判に違わぬお粗末さで笑った。もっと酷いという新書版も読んでみたく
なった…古本を探そう。
「リアル鬼ごっこ」を読んで、清水義範氏の「二十一世紀新小説応募作品」
という作品を思い出したので引っ張り出して読み返した。
作品中の変な応募作品が、もろ山田悠介風で大笑いした。
470 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/11/09(金) 12:53:32 ID:QJJPhliY
中島らも 「ロカ」
たった今読み終わった。しかも未完成で終わってた。
感想は疲れたぁーって感じ。作者の雑学の知識には尊敬。22歳なんだが面白いとは思わなかった。理解するのが難しく感じた。
471 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/11/09(金) 12:56:24 ID:QJJPhliY
あと黒柳徹子が白柳に なってたww作者の経験を本にしたのかな
472 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/11/09(金) 13:02:37 ID:rtkuQbu4
らせん/鈴木光司
リングの続編。
リングとは違って、被害者を解剖して医学的な視点から事件を解明していく物語だから、専門用語が出てきて分かりにくい所があった。
でも、けっこう読み応えがあったかな。
貞子ちゃんの能力が恐ろしすぎる(ΘoΘ;)
>>468 亡くなってから2年位 ?
エッセイの類はある時期まで、発売当日買いしてた。
故にスレチだが許して。
中島らも/恋は底ぢから
愛読書。精神的に疲れがたまってくると、ページを開く。
癒し系では決してないが、寝る前に読むと、落ち着いて寝れる。
474 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/11/10(土) 23:18:10 ID:D43nDBfl
六番目の小夜子
球形の季節
夜のピクニック
800
青の炎
魔球
いちご同盟
青春小説?を連発。どれも面白かったけど、六番目の小夜子が印象的でした。
書き慣れていない感じのする文章だけど、とにかく読ませる。学園祭の場面は最高。
次は 雨鱒の川 か 翼はいつまでも かな。青が散る も捨てがたい。
475 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/11/10(土) 23:25:55 ID:8iCwHmPl
「頭の中がカユいんだ」
中島らも
久しぶりに読み返したが、しょうもないおっさんのハードボイルドっぷりが、
やっぱり好きだな
476 :
おさかなくわえたい:2007/11/10(土) 23:30:52 ID:WtOhP8Tx
「刑務所のリタヘイワース」スッッカァ〜〜〜〜〜〜とする。
477 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/11/10(土) 23:31:40 ID:TUSfCUC4
「ウルトラダラー」
作り話なのか実話なのか。
実話だとすれば
不気味な血が日本の中枢にまで入り込んでる恐ろしさ。
精神分析が面白いほどわかる本
分析というか俗っぽさ全開でおもしろかった。
著者がいちいち映画や本や著名人を例にあげるんだけど、思わずへーボタンを押したくなる。大学で心理を専攻してたけど、学ぶよりもこのレベルで抑えておくほうが断然楽しい。
アヒルと鴨のコインロッカー/伊坂幸太郎
知人が絶賛してたのでwktkして読んだけど
ミステリー面、キャラ、空虚さなど期待した部分は薄味と感じた。
「私の嫌いな10の言葉」中島義道
なんというチラ裏
480 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/11/11(日) 01:30:59 ID:iwXRBsY/
新堂冬樹「3億円を護れ」
主人公の立場になると笑えないが
何故か笑える物語だ
>>478 伊坂は「重力ピエロ」が神すぐる
その他は…正直なんでこんな評価されてるのかワカンネ
伊坂は「重力ピエロ」しか読んだことない。
本屋でなんとなく買ったんだが、神だった。一生モノだ。
その他は読まない方がいいんだろうか。。。
>>481-482 ちなみに知人の評価ではアヒル〜が一番と言ってたから読んでみたわけだが
1冊読んだだけじゃわからないよな。駄作とは思わなかったけど。
重力ピエロ読んでみる。
辻邦生 堀田善衛 ツヴァイク アンリ・トロワイヤ
このあたりの作家の本を買いたいんだけど、神田?あたりの
古本屋いかないとないのかな。地元のブックオフにはほとんどなしだし。
小路幸也/そこに届くのは僕達の声
なんだこれは…明らかに作者の力量不足。東京バンドワゴンはまあまあ好きだったけど。
この人はこういうのしか書けないんだろうな。
ていうか逆だなこれ/
さよならの空/朱川湊人
日本の上にオゾンホールができて外に出られないとか
明日にでもリアルで起こりそうな話で怖いなあ。
<引用>
今、この事件はネットでどんなふうに言われているだろう。
たとえば『2ちゃんねる』のニュース板は、どれだけ騒ぎになっていることか。
まだ情報の出回っていない今の時点で、自分がちょっと知っていることを書き込めば、
間違いなく『神』だ。
</引用>
なんて超リアルすぎるよw
テレサの皮肉も面白い。
すべてがFになる
お嬢様かわいい
トリックぶっ飛びすぎワラタ
すでに続編突入中
森はSMとV、女王、スカイクロラが個人的に神。スカイクロラ映画化らしいし。
他に誰がいる/朝倉かすみ
レズ物?よくわからん
ワイルド・ソウル 垣根涼介
とにかく序盤は体力が必要だった・・・
つまらないんじゃなくて、救いがない。
その生々しい世界に没頭しすぎて、読んでて凄く辛い。
それでもページをめくる手が止まらなくて、
気付いたら読み終えてた。
いや本当に面白かったです。
白い巨塔 山崎豊子
文庫で五巻だけど、すいすい読めた。
次は華麗なる一族を読もうかな。
491 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/11/15(木) 17:34:33 ID:7PEFhcMD
幻の国鉄車両
パトカーバイブル
トンデモ本の世界U・V
大学の頃の教科書。
純粋に読み物として読んでみると結構面白い。
493 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/11/18(日) 19:10:44 ID:9SZAuvaE
>>492 勉強ってある程度年取ってからのほうが面白いと思う。
現役のころは、照らし合わせられる知識とか知恵が絶対的に足りない。
家守綺譚/梨木香歩
無難としか言えない。
絵描きの植田さん/いしいしんじ
絵本とか児童文学みたいな感じ。
出てくる人たちみんなが優しくてほのぼのだった。
全国の小学校の図書館に置くべき。
>>492-493 それはたぶん成績やテストの点数が影響してないからだよ。
「覚えなければならない」があるとないのとでは感じ方がだいぶん違う。
>464
感動しているところに悪いんだが、サロイヤンの息子は後に
「親父はあんな立派な奴じゃねーよ。ケッタクソ悪い!」
という趣旨の本を書いている。
アラム・サローヤン「 和解 父サロイヤンとのたたかい」をどうぞ。
鏡の国のアリス/ルイス・キャロル
河童/芥川龍之介
銀河鉄道の夜/宮沢賢治
人間失格/太宰治
4つとも凡人にはとても理解できそうに無い…
関係ないけど下2個はDS文学全集体験版で読んだ。
「粗筋を読む」「本文を読む」とかの画面の音楽が気に入った。しおりに感動。
流星ワゴン/重松清
まあ、おもしろかったが、人によってはかなりの劇薬。
「死ぬ」つー選択も確かにありだな、と思った。
ヌー速のニート系スレによく貼られる、
今日のお前は5年後のお前が(ryの
コピペを思い出した
むかしのおしゃれ事典/文学ファッション研究会
明治〜昭和初期の服装について絵入りで説明した本。
古めの小説読む時とかに手元にあると便利かもしれない。
でもやっぱり生地とかは想像し辛いな。上布ってどんなんだ。
サイレントヒル1・2/山下 定
二つとも最後の展開で泣けた。
こんどは3買お。
清水義範「スシとニンジャ」
日本についての知識を全部チャンバラ映画や歴史小説で得た、
日本大好きなアメリカ人が日本観光をする話。
登場人物が全体的にいい人で、笑って和んでほんわかした。
503 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/11/21(水) 18:37:30 ID:PN4VkOeC
王妃の離婚
読みづらい文章だった。
>>497 もちろんそれも読んだよ。
確かにそれ読んで「おいおいサロイアン酷いな」って思ったけど
前半の息子のあまりの死者への鞭うちっぷりを見てまあどっちもどっちだと思った。
でもやっぱりサロイアン好きなんだ。
ジェーン・エアー
上下巻は辛いかなーと思ったけど結構すんなり読めて面白かった。
ララピポ/奥田英朗
こんなにイカくさい本は初めてなんだぜ。
ここまでいくと、この本全体で男たちは何回射精したかカウントしたい。
だけど、この社会の底辺の人たちにあるあるwと共感してしまう
底辺の自分乙
さよなら/森青花
名前聞いたことすらないけど、なんとなく読んでみた。短編集。
当たり前だけど人の死に方、死んだときの未練は色々あるもんだなあ。
今死んだらちゃんと成仏できるか心配になった。
老人ホームでの虐待があんまりにもリアルすぎる。
ぐぐったら作者がくも膜下出血で長期入院してたのか。納得。
506 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/11/22(木) 11:45:32 ID:7+RRe6Co
「愚かな韓国人に鉄槌を」(李鍾植)
507 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/11/22(木) 11:56:08 ID:v2tFE7ic
賭博黙示録カイジ/福本伸行
ざわ・・・ざわ・・・
508 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/11/23(金) 21:37:29 ID:52OA9HC3
「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」 村上春樹
不思議な雰囲気で全部読んでしまった
今まで読まず嫌いだったが春樹も悪くない
509 :
sage:2007/11/24(土) 00:50:06 ID:zYsyJFFQ
『夜は短し歩けよ乙女』森見登美彦
ハッピーになれた。めでたくておもしろい。モテなさ具合が良し。
デビュー作の『太陽の塔』はまだスタイルに馴れてないようで読みにくくなかなか進まない。
ナチュラルストーカー。そこがいい。
ブギーポップシリーズ 上遠野浩平
嫌いじゃないが、「アベック」が気になってしょうがない
511 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/11/24(土) 02:11:51 ID:LHA9NJYb
宮部みゆき『楽園』
面白かったが、表紙写真の意味がわからない
「アンの幸福」
昔から読んでる本だけど最近この作者の描く一部の登場人物が叫んでいるように思えてきた。
今までは習慣で読んでたけど、登場人物は色々叫んでたんだなあ。
513 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/11/24(土) 05:42:20 ID:CWtlSzzR
「人のセックスを笑うな」山崎ナオコーラ
現代短編小説。19歳の学生♂と39歳の既婚♀のせつない関係の話。
さほど激しいセックス描写もなくドロドロもしておらず、1時間程度暇を潰すには面白い。
「19歳俺」目線で書かれていて、さらっと読みやすい。映画化も決まっているそうだ。
林真理子著 「綺麗な人」と呼ばれるようになったのは、四十歳を過ぎてからでした
この著者はあんな容姿なのに、何故これほど自分の容姿に自信をもてているのか、呆れるとともに
いっそ羨ましくなった。
そして、服のサイズが13号になってもコムデギャルソンやマックスマーラの服が着られる(サイズがある)
ことに驚愕した。着られるからって、着てしまっていいのかはわからないけど。
あと、旦那さんの愚痴を延々と書き連ねるのは、あまり美しい行為とは言えないと思う。
ちょっと食事に誘ったくらいでロマンスだと書かれては、誘う方も迷惑だろう。
林真理子は潔くて好きだけどなあ・・・
漫画だけど、働きマン全巻大人買い
特に4巻は重かった
考えさせられた
ダメな自分を救う本 石井裕之
まだ途中だけど、なかなか良い
よくありがちな精神世界本と違って、叱咤激励されている
試してみたいことがたくさん
庄司薫の赤と青と白と黒
サリンジャー ライ麦畑で捕まえて
今度カラマーゾフに挑戦しようと思ってます
ちょっと時間かかったけど皇国の守護者9巻読了。
続きは無いようで、これにて完結?なんか勿体無い気がする。
でも最後まで勢いが落ちなくて素晴らしい。
村上春樹もそうだけど、なんか文体が頭の中に感染する。
次は博士の愛した数式。いってくる。
尾崎翠/第七官界彷徨
面白かった。小物が素敵。文学少女のツボをとらえて離さない…。
白秋でも読むかー。
仮面の告白/三島由紀夫
脇毛とか死ぬ美青年とか
フェチ心全開でわりと面白かった。
520 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/11/26(月) 23:22:58 ID:IiBOF6nC
「鴨川ホルモー」万城目学
ここで紹介されてたのを見て、図書館で借りてきた。
面白かった!!
ありえない話なんだけど、なぜか普通に受け入れて読んでた。
大笑いはなくてもジワジワ笑えるし、古本屋にあったら買っちゃうだろうな。
同じ作者の「鹿男あをによし」も好きだ。
522 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/11/26(月) 23:49:05 ID:9Yr9ANY8
デーブスペクター「デーブの使えるアメリカンジョーク」
デーブ大久保 「武士道」
みのもんた 「みのもんたのもっこり倶楽部」
サダム・フセイン「天国からの手紙」
金正日 「金正日の映画に夢中」
梨本勝 「ゴキブリ人生」
亀田史郎 「我が闘争(上)」
523 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/11/26(月) 23:56:22 ID:TTntFNrR
シャーロックホームズ最後の挨拶 恐怖の谷が一番面白かった。
524 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/11/27(火) 00:05:42 ID:18z0jpoo
>>522 アドルフ・ヒトラーの「我が闘争」じゃなくって?
俺高校時代、図書館で取寄せてもらって読んだよ。
最近読んだ本はプロコフィエフの「子供のための音楽」だったかな。
タランテラのところ。
526 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/11/27(火) 12:02:05 ID:v+4guJ7b
京極夏彦の
「百器徒然袋」
益田に惚れた
秋山香乃 「歳三 往きてまた」 「総司 炎の如く」
新撰組萌えーーー。土方萌えーーーー。
と生まれてはじめて萌えを使いたくなった。いい。漢をみた。
五稜郭に行ってみたい。土方さんの最期の地を見たい。
>524
>522の他の本みればヒトラーではなく亀父のものだと分かりそうなものだよ。
捨て犬トッティ(上)(下)/新澪ハルカ
今流行りのブログ書籍化本。
表現の繰り返し多すぎてうんざり。
都合良すぎるっていうか、野良犬がこんなにうろうろしてて通報されないわけがないと思う。
セレブ犬が野良犬と会話するわけがないし、飼い主が追い払うだろ。
でも著者の心意気というか、広島ドッグパーク崩壊がきっかけで、
どうにかしたいと思ってここまで書くのは尊敬する。
長谷川町子全集 サザエさん
あのアニメって意外と原作に忠実なんだなと驚いた。
「恐るべきさぬきうどん」
新潮文庫版。パクリ本(名前も出したくない)よりも文章力が優れていて面白い。
これがもとで映画まで作られた、ということを考えるとすごいなあと思う。
秘密/東野圭吾
気団板で云われている程、鬱でもなかった。
むしろ、理系男がこれだけの事を割り切るのに
5年もかかるのか、と。
読後感のダメージは、個人的に流星ワゴンのが上だった。
綾辻行人「十角館の殺人」
島田さん性格悪いなw
そしてなにより愚かなエラリィ
>533
最近出た新しい方?
>>533はデビュー作だったはず
新作はたぶん暗黒館の殺人
十角館は確かにデビュー作だが、最近出たばっかの新装版文庫は
中身を少し書き換えてるんじゃなかったっけな。
内田百閧フ「間抜けの実在に関する文献」「大貧帳」「サラサーテの盤(再読)」をちくま文庫で読んだ。
今は冥途を再読中だ。
地味に凶悪且つ無茶苦茶なことを飄々とやりのけたり、
さりげなく且つじんわりと染みることをおっしゃったり、
形容し難い恐ろしい物語を書いてしまったりする。まったく百閧ウんは素敵な人だ。
この次は第三阿房列車と残夢三昧を読もう。
『時間についての十二章』内山節
昔講義を受けたから読んでみたかった。面白い。
『私の嫌いな10の言葉』 中島義道
「「人の気持ちも考えろ」と言う奴は無神経」みたいな事をグダグダ書いている。
なんというチラシの裏・・・
『間宮兄弟』江國香織
葛原依子の心理描写をもっとしてくれてもよかったと思う。
図書館戦争/内乱/危機
有川浩
中央への返却を止めといてくれた司書のねーやんには感謝してる。
しかし、3*3時間で追えた、2ろぐや萌えコピペの過去ログを思うと、
顔から血の気が引いて逝く。
読売紙面にニコ動ソースの画像が載る様な時代になったとは言え、
矜持も無く2chスラングを使う様なプロは、見苦しいとしか言えん。
上記3冊には続きがあるらしいが、俺はここまででいいや。
なんつーか変な意味で自意識過剰だね。
ネット関係を扱った小説(とくにSF系)だと
昔っから2ch語を使う小説はあった。
何でもかんでも「ハッカー」と言っちゃったりするのと同じ理由だろう。
春琴抄/谷崎潤一郎
読み始めはなんつう嫌な話だろうと思っていたけど、文体と終わり方が好みだった。
佐助は琴が死んだことに気がつかなかったかもしれない、という。
しかしこの話が佐助視点で描かれていたら厨二秒小説になるな。
火星ダーク・バラード/上田早夕里
積んどいた、ドラマのハゲタカを見た後、
頭を切り替えるつもりで借りてきた内の片割れ。
装丁、タイトル、著者名でハード・カバーのラノベだと思った。
「あー、こいつブレード・ランナーは見てても、
アンドロイドは(ryは読んでねーやw」
とか思いながら後書きを読んだら、
( д ) ゚ ゚
SF小説って作者の圧倒的な想像力で、読者を押し倒す様な物だと
思っていたが、違ったらしい○| ̄|_
入賞当時新人の作者はともかく、左京が認めたなら、
これをSF小説と言っても憚りはないのだろう、多分。
新鮮な驚きは、まったく無いが。
憑神/浅田次郎
事前情報は映画化された、位。浅田を読むのは初めて。
コメディだと思って。
_, ._
( ゚ Д゚)!?
_, ._
( ゚ Д゚)!?
( д ) ゚ ゚
個人的趣味により、終盤に現れる刀の銘が明かされた処で、
震えが来るほど興奮した。
○神が○○つーのも、ありがちwとは思いつつも、素直に受け入れられたし。
完訳グリム童話全集5/金田鬼一訳
内容はもちろん面白かったしレトロな言葉遣いが好きなので訳も性に合って良かった。
でも何より最後の献辞で泣きそうになった。不意打ちだあれは。
ナルシスナルくん
銀色夏生
十数年ぶりに読んだけど、感動してしまった。
たまにはこういうのも良いな。
『ホームレス中学生』 田村裕
時間潰しのつもりでざざっと読んだ。
いいシーンだなぁと思える箇所がことごとく太字になってて萎えた。
最後の、母へのメッセージはもう少し短くてもいいんじゃないかと思ったけど
(そもそも最後にこれを入れたことで、主題がブレた印象)
まあ本業作家じゃないしな…ってことで。
でも後書きに「自分は学がないから、間違ってる表現がすごいあると思います」って書いてあったことがすごく好印象。
拙い表現が、よけい「自分の言葉で書いたんだな」って思えたし。
太字にさえなってなかったら、良い本だったと思います。
548 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/12/11(火) 14:45:30 ID:LD2c6Hsv
官僚たちの夏/城山三郎
いやー昔の官僚はすごいや。とても「日本の官僚」とは思えないくらい優秀だったんだ
EXIT/雨宮処凛
らもの「今夜すべてのバーで」を読んだ時と同じ感想。
著者の病歴に興味があればおもしろいのかも知れんが、
困った事にメンヘルに全く興味が無いので、後半は斜め読み。
明らかな選択ミスに反省した。
>549
雨宮って人、常々プロ市民臭いなあと思ってる。
551 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/12/12(水) 23:37:46 ID:c++Hs6G8
こないだ大麻で捕まったなんとか野ばら読んだ人いる?
アラビアの夜の種族/古川日出男(訳 ?
口伝を元にした英雄譚の英訳の和訳なんだが、
文体が夢枕獏と講談師の間を行ったり来たり。
どこまでが訳者の脚色か疑いたくなる。
ま、「本」と「物語」についての取り扱いがおもしろかったから、良しとする。
>>551 嶽本野ばらか ?
下妻物語なら、結構いそう。
漏れは映画をTVで見ただけだが。
>>551 小物についての新刊エッセイね。読んでないけど可愛い装丁だったよ。
森見登美彦『太陽の塔』
書きたいことがいっぱいで、新刊をいくつか読んでるだけに未熟感がひしひしと。
充分に面白いけど、どんどん洗練されていっている作家だ。
新堂冬樹「銀行籠城」
ラスト数十ページで突然メロドラマ風になって、「黒新堂」が
好きな自分としてはやや消化不良な感じ。
>>551 下妻物語読んだよ。主人公の突っ込みが面白かった。自分は映画の方もすき。
他はなんか手に取る気がしなくて読んでないけど。
>551
「ミシン」と「エミリー」を去年読んだ。結構好きだな。
ファッションについての講釈が長々書いてあることが多いけど、
それが的外れじゃないと(自分には)感じられたのが大きいかと。
陰日向に咲く/劇団ひとり
映画化されるので今更ながら読んでみた。
読み終わってなぜか鳥肌たった。
劇団ひとりって天才かもしれん。
「陰日向に咲く」が好きな人には「ララピポ」を薦めたい。
>>549 両方読んだ。確かに話のつなぎ方は共通するところがあるね。
吉村昭「陸奥爆沈」
陸奥爆沈の取材をすすめるうちに、
過去に似通った理由からなる軍艦事故がいくつもあったことがわかる。
さて陸奥爆沈の原因はなんだったのか。
著者には珍しくルポ形式。よくできた推理小説を読むようで非常に面白かった。
「緋色の研究」
ちょっと盛り上がりに欠けるなーと思った。
やっぱりトリックとかアリバイ崩しとかないと物足りない…。
半分近く犯人の回想。長い。
「国盗り物語・1」
主人公の性格と行動ワロス。智恵と武力とハッタリと小細工と嘘で
あっという間に出世していくのが面白い。
でもお万阿に比べて第二ヒロイン?の深芳野がいまいち好みじゃない。
561 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/12/20(木) 03:46:29 ID:XGoTou94
クリスマスキャロル/C.ディッケンズ
晋作 蒼き烈日 秋山香乃著
イギリス相手の交渉には胸がスッとした。ありがとう高杉晋作。
当時結核がちゃんと治せる病だったら日本はどんな国になっていたのか。
ロッキンホースバレリーナ 大槻ケンジ著
青春小説。登場人物全員だめだめ。最後はハッピーエンド。だけど儚い幸せ。
もっと「くるぐる使い」みたいなやつ書いて欲しい。
563 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/12/20(木) 12:45:03 ID:f31/syHY
>>551 何冊か持ってるよ。
合わない人はとことん合わないかも。
最近の本は性描写が露骨すぎるような気もする。
近頃話題の恋空を読んでみた。
つもりだったら違う本だった。
「Re:涙雨。」(上下)
恋空は、人気になってる分、もうちょっと面白かったりするんだろうか・・・
『イニシエーション・ラブ』 乾くるみ
平日夜中の1時過ぎに読了
オチに唖然、更に巻末の用語解説を読んで悶絶。
その後3時頃までひたすらマインスイーパをやって気を鎮める。
前日に某シリーズ物のホラーサスペンス映画を観たのに
このオチに思い至らない自分の学習能力のなさにちょっと鬱。
566 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/12/20(木) 17:30:57 ID:YikgIbKq
「ねじまき鳥クロニクル」 村上春樹
いろんなことの説明がないまま終わった
なんだこれ・・・
567 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/12/20(木) 19:59:10 ID:7Jfu1TuG
>>566それ後の作品に直接的にではないけど続いてるんじゃなかったっけ
違ってたらごめん
568 :
うひょのふ:2007/12/20(木) 21:02:05 ID:FVh59bb1
DSの文学全集で
鴎外の「ヰタ・セクスアリス」
文学全集 これ (・∀・)イイ!!
569 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/12/22(土) 15:37:03 ID:nTV53GmY
太宰治「パンドラの匣」
さわやかで良い
岡田斗司夫
『いつまでもデブとおもうなよ』
ここ一年でなんとなく10キロ痩せた自分の訳が書いてあった。
似たようなことしてたわ。そりゃ痩せるよなぁ。
デブ論が面白かった。
571 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/12/22(土) 15:43:17 ID:NKdBxbhT
父の詫び状(向田邦子)
面白い
572 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/12/22(土) 15:44:52 ID:eHv79nLF
SASサバイバルマニュアル
「ベロニカは死ぬことにした」パウロ・コエーリョ
「自由死刑」島田雅彦
奇しくもテーマが同じだった。
574 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/12/23(日) 23:10:29 ID:u+VWt6KD
年末はアゲていきましょう。
575 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/12/24(月) 00:57:14 ID:0QDEMr1O
金原ひとみのハイドラ
なんか金原ひとみ、普通になってきたよね
必ず主人公が摂食障害もってるよな
句読点つけないでスピード感を表してるのがすき
「空の境界」
上巻の前半くらいまでたいくつで投げ出しそうになったけど
それからは俄然おもしろくなって一気に読了。
しかし当節のラノベのはやりは、主要人物(十代)が殺人者や犯罪者なのかな。
あと、みごとにら抜き言葉と、感情移入できるキャラクターの不在。
萌え萌え特殊銃器事典。
どこまで行くのかこのシリーズ。
細雪/谷崎潤一郎
長いが面白かった。雪子萌え。痴人よりこっちが好きかも。大阪弁なんとなく移る。
箱舟は冬の国へ/西澤保彦
オチ微妙。
黒猫館の殺人/綾辻行人
オチ微妙。
「赤毛のアン」シリーズ
大人になって読むとなんか感じが違って面白い。
だけど、現代日本にいたらKYと言っていじめられそう。
西村寿行「峠に棲む鬼」
ヒロインが攫われすぎ犯されすぎ。
面白かったけど性交シーンにげんなりしてしまった。
男の不屈さには真剣に感動したかも。
>>582 それ、手打ち蕎麦屋で天丼を頼んだら、
「蕎麦しか、ありません」て言われて
逆上する位、理不尽な感想な希ガス
毛利元就/山岡荘八
山霧/永井路子
毛利元就/大河ノベライズ
山岡は美化しすぎ、下2作はへたれすぎ。
でも、なかなかおもしろかった。
584 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/12/24(月) 17:57:33 ID:+XB1ugoi
普通女は寿行読まないでしょ
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん
乙一と西尾維新の影響を多大に受けまくってるのがよく伝わってくる。でもまぁまぁ好き。
>>583 そりゃそうなんだけどねw
解説で夢枕獏がひたすら他作品に触れてたんだけど、
懲りずにこんどはそっちを読んでみる。
「レイニー・レイニー・ブルー」柄刀一
所々社会派っぽくなったり説教臭くなったりするのが気になった。
数えるほどしかよんだことないけどこういう作風の作家なんだろうか。
>>580 マジ!?
いつか読もうと思ってたけど青空で読めるようになるんだ。
virticaleditarで読もう。
「サッカーの上の雲」小田嶋隆
サッカーに関するコラム。
サッカーはそれほど興味ないんだが、それでも面白い。
サッカー好きな人が読んだらなお面白いに違いない。
ライオンと魔女
映画先にみたせいか物足りない感じ。子供の時に読みたかった。訳が良い。アスランと魔女は過去に因縁がありそう
ハサミ男
面白かった。タイトルに偽りありだけど。
「日の名残」
カズオ・イシグロ
途中から号泣がとまらん。
国家だか男だか女だかの品格を声高に言うよりも
くだらない純愛を叫ぶよりも
これを読め。
あああああああああああ
もおおおおおおおおおお
傑作だよおおおおおおお
今映画で話題になってる「淀どの日記」(井上靖)
すません、和央ようかのポスターがあまりにキレイで手にとって読みました…。
私宝塚は全然好きではないし和央さんは名前しか知らなかったのですが。
あのポスターはよすぎる!
井上靖は何作か読んでたけど、いままで正直あんまりピンとこなかった。
楼蘭とか、額田王の話とか。うーん、って感じ。
しかし、自分が歳をとったせいもあるんだろうが、この原作はすばらしかった。
過ぎ去った日を回顧するところから始まるあの文体が…。
あまり良く知らないくせにいうのもなんですが、他の井上靖の小説とは違うなと思った。
テレビCMで流れている画像が豪華過ぎる気がするよ。
私にとって、この作品はあくまでモノクロームと、
北の庄、安土城、大坂城の背景の冬の青空と、醍醐の花見の部分だけ淡い桜いろってイメージなので。
ビジネス街の本屋で、この本手に取ってるサラリーマンのおっさん見ると
「すばらしかったですよ」って言いたい衝動にかられて困る。
「今日われ生きてあり」 神坂次郎
内容が内容だけに、辛すぎて少しづつしか読めない。
「……兄ちやんのかたみなどより、これからの静ちやんの人生のはうが大じなのです。
もうプロペラがまはつてゐます。さあ、出げきです。では兄ちやんは征きます。
泣くなよ静ちやん。がんばれ!」
生還を期することのない出撃の直前にもかかわらず、幼い妹へこんな慈愛に満ちたすばらしい手紙を
書くことができるとは。人が人のまま到達できる、ある至高の精神の状態をここに見る。
「フィガロ」の読書特集の号だけ買うのは私だけじゃないはず
「フィガロ」、多くの人がすでに読んでいそうな本ばかり紹介してて、面白みがない
「赤朽葉家の伝説」桜庭一樹
山陰地方の旧家に生きる女三代の物語。板東眞砂子ちっくな内容だけど、
キャラがぶっ飛んでて面白かった。
"The Kite Runner" Khaled Hosseini
号泣。
アイラ・レヴィン「死の接吻」
有名な作品だけれど、読んだことなかったので読んでみた。
今読むとよくある話なんだけれど、オリジナルはこれなんだな。
銀河ヒッチハイクガイド ダグラス・アダムス
ユーモアありの宇宙物SFながらもB級臭くならず、ハードSFの雰囲気もある。
2000年頃に公開された映画もあるのでそちらを見てから読むのも良いと思う。
あけおめ。
>>599 アイラ・レヴィンっていうと、「ブラジルから来た少年」。
小説じゃなくて、映画だったんだけど。
確か中学生時代にBSで見て青春時代のトラウマだな〜
一応知識としてはヒトラーのナチ迫害とかは知ってたけどね。
その後ギャラリーフェイク見て、ああこのことだったんだなと思ったw
今年も良い本がたくさん読めますように
602 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/01/02(水) 22:22:12 ID:g1wNrii7
age
奥田英朗 「邪魔」
南方熊楠 「十二支考」
竹内敏晴 「言葉がひらかれるとき」
バラバラだな。
>>600 それ、大好きな映画なんだ。
原作があったんだ、今度読んでみよう。
小林泰三『奇憶』
意志とか存在とか、考え始めると、その果てのない感じに怖くなる。
この人の作品に一貫するその哲学的な恐怖が好き。
宮田珠己「わたしの旅に何をする。」
だらだらと面白い。
癒し系とは違うし、マターリとも違うし、なんだろうなあ
Vipの読ませる長文みたいな感じ?
>>606 たまたま手に取った「旅の理不尽」を読んで軽妙洒脱な文章に衝撃を受けた
勢いだけの漫才師より相当おもろい
黒川博行「国境」
桑原こそニッポンのハードボイルド
2作目にして桑原のやくざっぽさが少し薄まった気もするが読後に3作目も
買ってしまった 北朝鮮や在日への理解も深まる 同情はしないが
孤島パズル 有栖川有栖
白い兎が逃げる 有栖川有栖
七つの仮面 江戸川乱歩
アクロイド殺し クリスティ
エンジェルエンジェルエンジェル 梨木香歩
ノルウェイの森 村上春樹
なぜかいまさら読んだ。
主人公は何も行動しないのに、次々と女が寄ってきてセクロスするのだが
どうしても春樹本人の顔がチラついてリアリティゼロだった。
同じことが林真理子の小説にもいえる。
>本人の顔がチラついてリアリティゼロ。
夜は短し歩けよ乙女/森見登美彦
抽出レス数:2
軽いジャブがポンポンと飛んでくる感じ。
読んでる間中クスクスと笑ったが、腹筋がよじれる様な事はなかった。
学祭の話が一番おもろかった。
陰日向に咲く
いや面白かった。こういう構成とても好きだ。処女作にしては良い出来だろう。
>>611 面白いのか。読んでみたくなったよ。
DDD1、2/奈須きのこ
文章的にはとても中二くさいけど、 物語は好き。一巻のコピー少女と二巻のシンカーはお気に入りの物語。
>>613 >>422,509も参照
序盤がだるい。軽妙洒脱なつもりの文体も、あざとさが鼻につく。
世界観が微妙にシュール。
正直、かなり読み手を選ぶ希ガス
615 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/01/06(日) 17:03:56 ID:cFq6JBgS
10代で読んでいないと恥ずかしい必読書
プラトン『饗宴』岩波文庫
アリストテレス『詩学』岩波文庫
アウグスティヌス『告白』岩波文庫
レオナルド・ダ・ヴィンチ『レオナルド・ダ・ヴィンチの手記』岩波文庫
マキァベッリ『君主論』中公文庫BIBLO, 岩波文庫
モア『ユートピア』岩波文庫
デカルト『方法序説』岩波文庫
ホッブズ『リヴァイアサン』岩波文庫
パスカル『パンセ』中公文庫
スピノザ『エチカ』岩波文庫
ルソー『社会契約論』岩波文庫
カント『純粋理性批判』岩波文庫
ヘーゲル『精神現象学』平凡社ライブラリー, 作品社
キルケゴール『死に至る病』岩波文庫
マルクス『資本論』岩波文庫
ニーチェ『道徳の系譜』岩波文庫
ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』岩波文庫
ソシュール『一般言語学講義』岩波書店
ヴァレリー『精神の危機』
フロイト『快感原則の彼岸』ちくま文庫
シュミット『政治神学』未来社
ブルトン『シュルレアリスム宣言』岩波文庫
ハイデッガー『存在と時間』ちくま文庫, 岩波文庫, 中公クラシックス
ガンジー『ガンジー自伝』中公文庫
ベンヤミン『複製技術時代における芸術作品』複製技術時代の芸術, 晶文社クラシックス
まさか2ちゃんねるにどれも読んでいない無教養のサルなんていないよな?w
616 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/01/06(日) 17:59:07 ID:Oa31/L+j
哲学って中二病っぽいと初めて思ったw
617 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/01/06(日) 18:38:50 ID:UPgtN0ds
>>609 ワロタwww
そういう自分は「ダンスダンスダンス」を読んだ
618 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/01/06(日) 19:55:28 ID:BKsVlcj4
「おまけのこ」
やっと文庫になった。
ハードカバーって高いしでかいし表紙が堅くて読みにくいしで嫌い。
ロジックより情緒や人情話に重点がシフトしてきたなあと。
阿部公房 砂の女
>>615 ルソーとマックスウェバーとキェルケゴールは中学のとき読んだ。
でも、難しい言葉に酔っていただけで、深い理解なんかしちゃいない。
訳分からない所が妙にはまって読んでいただけだった。
確かに得たものはあったとは思うけど、10代のうちは本なんて好きなもん読んでればいいんじゃない。
>615
10代はドストエフスキーと谷崎と寺山にかぶれてたなあ
今現在でもガンジーしか読んでない。
秋の牢獄/恒川光太郎
すげい面白い。
「牢獄」が「時間に閉じ込められる」っていう話で思い出すのは朱川湊人の「昨日公園」なんだけど、
「秋の牢獄」のほうがリアルっていうか、自分の身に起こりそうで薄ら寒い。
「コンクリート・アイランド」J・G・バラード
古い話らしいけれども、そう感じなかったのは高速道路の事情があんまり変わっていないからか。
結構嫌な話だけれど読後感は悪くない。
バラードはすごいなあ、と1冊読む度に思う。
女たちの新撰組〜花期花会 江宮隆之
つまらんかった。
図説 最悪の仕事の歴史 原書房
ローマ時代からヴィクトリア朝までの
主にイギリスの悪条件な仕事について書かれてて、
本当に酷いの、死にそうなの、臭いのなどなど
現代日本では想像つかないような内容なのもあって読み物として楽しめた。
>>624 面白そう。本屋で探してみよう
30になって何故か「三四郎」再読。
中学生の時に読んでも理解できないな、これは。
話の粗筋は覚えていたけど、いわんとしていることが理解できるのは
この年になってからだ。自分が遅すぎるのかもしれないが。
…でも高校生のときのドストエフスキーはそんなに今と理解度は変わらない気がする。
再読すればするほど、新しい発見はあるけど
(←なんかこの言い回し使い古しっぽくて恥ずかしいが、他にいいようがない)
626 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/01/11(金) 18:28:53 ID:J6rkxses
「香水」 パトリック・ジュースキント
匂いがメインの小説なんて読んだことがなく、面白かった
処女の香水があるなら嗅いでみたいもんだw
>>626 それ、小説は未読だけど映画がかなり面白かったよ。
未見だったらおすすめします。
>>615 その辺を読み始めるのは10代後半から晩年にかけてって感じがする。
子供の頃は哲学書よりも、まずは文学をたくさん読んで物事を心で理解できる
豊かな感性を培っておく事が大切だと思う…けど、まぁ自分が好きなものを読むのが一番だよ。
628 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/01/11(金) 20:22:53 ID:kjYDCEbv
吉村昭の月下美人
ダンスダンスダンス
仕事をこなせばすぐ金が溜まる。
旅行先のホテルで会った人とセクロス。
経費でハワイ旅行逝き放題。
サスペンスでもないのにバタバタ人が死ぬ。
世の中のバカと俺らは違うみたいな空気。
中n…じゃなくて、心温まるはぁとふるすとぉりぃですた。
あーかんどーしたー。
631 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/01/11(金) 21:17:59 ID:E6MPPP2n
ダンスダンスダンスだけ読んだってry
632 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/01/11(金) 21:57:09 ID:J6rkxses
>>627 へぇ、映画も面白いのか
さっそく借りてみるよ
太陽の子
妹の課題図書だった本。
中学生向きだけどあなどれない。
本土ではなく沖縄の戦争の話で、悲しいけど優しい気持ちになれる本。
in生活板 とありますよね。こういう主旨のスレッドが他の板にあるなら紹介してください。
635 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/01/11(金) 23:50:13 ID:E6MPPP2n
>>633 てだのふぁふうちゃんね。
灰谷健次郎はいいよね。
636 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/01/12(土) 00:05:45 ID:x9qONWEo
フレディvsジェイソン
まだ読んでる途中だが。
『龍の化身』
はー、かっこいい。
638 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/01/12(土) 01:18:37 ID:tD/J2hFt
「燃えるスカートの少女(短編集)」
「フィッツジェラルド短編集」
前者は帯文句と友人の薦めで読んでみたけれど、
なるほどどれも設定はファンタジックなまでにファンタジックなのに
文中の描写はいたってリアル。
ある場面の瞬間や登場人物の心情をワンセンテンスに閉じ込める
力量は見事だと思う。普段使いの言語の筈が異質に感じる。けれどそれが
流麗な詩みたいに浮き上がっているので寧ろ好ましいかもしれない。
春樹の短編を読んだ時と似た感触。
個人的に堀江さんが解説してたので好感度上昇。
フィッツジェラルドはグレートギャツビーといいこれといい、
もっと人生の明暗を味わってからでないと面白みが出ないのかもしれない。
それでも親戚や他人との関係で発生する瑣末な煩わしさの描写には
本当に膝を掌で打ちたくなるほど共感できるから、
とりあえずそんな気分の時にでも振り返ってみようと思う。
ただ「氷の宮殿」は良かった。文学的であるよりは映画的であったけど。
不思議の国のアリス
子供の時に読みたかった。児童書は今読んでも面白いものが多いが、これは子供の方が楽しめる気がする。
雪の断章 佐々木丸美
復刊。ラノベっていうかまんま少女小説。しかし面白かった。
佐藤正午『童貞物語』
少年時代のエッセイみたいなのものだろうと期待せずに読んだら、
この人の本の中で一番良かった。
三浦綾子の『海嶺』を読んだばかりだったので、
今回の大河「篤姫」第一回でモリソン号が上陸したあたりのくだりはすごい憤りが…
よりによって彼らが日本に帰れなかったのは無邪気でお転婆な篤姫のせいだったなんて
…(´;ω;`)ウッ
>>642 今晩から新作の「アンダーリポート」読むけど、
それも読んでみよう。
648 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/01/13(日) 21:18:29 ID:kkFadF5u
「マンガ嫌韓流」
ハッピーバースデー
児童向図書だけど泣いた…
『スパイの世界史/海野弘』
たまに読みづらい箇所があり、脳内で時系列を整理するのに少し苦労した。
各国の諜報部の発展の仕方、女スパイ・シンシア、ダニエル・デフォーがロビンソンクルーソーを書くに至るまでの逸話は面白かった。
『真田太平記/池波正太郎』
図書館で分厚い文庫本数冊を借りてきたが、意外とさくさく読める。
状況説明も分かりやすい。
3週間続ければ人生が変わる/ロビン・シャーマ著
全部実行出来そうにないので、
まずは5時起きから始めます。
652 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/01/14(月) 22:04:47 ID:QThYcecP
「箱男」 安部公房
シュール一色かと思ったけど意外にミステリーぽく
ミステリーかといえば全然ちがう
面白い作品だった
トーキョー・リアルライフ/WEBアクロス編集室
『消費生活』という、WEBで家計簿+日記が付けられる参加型サイトの
各参加者の文章をまとめた本。らしい。
「トーキョー」と銘打ってるせいか、オッシャレーな肩書きで収入20万
行きませんみたいな20代若者の紹介が多かったけど、それより堅実派の
生活の方が面白かった。
保険証持って無い行くとき作ればいいやという26歳男と、仕送り30万近く
貰ってる専門学生が色々衝撃的だった。
『極上歌丸ばなし』桂歌丸
色々ごちゃごちゃしてんだね、落語界って。
歌丸さんの落語聞いてみたいけど、なかなか機会が無いなぁ。
落語に興味もったばかりの素人には難しかった。
アキハバラ/今野敏
タイトルが↑で、枕がアラブの女工作員と、それを尾行するモサドと来て、('A`)
しばらく放置してたんだが、鬼女板で作者が推奨されてたんで、読んで見た。
群集劇で、目を引く小道具やキャラ設定が散りばめられていて、
('A`)ウヘァとなりながらも、飽きずに最後まで読めた。
おもしろいっちゃ、おもしろいが、本気のスパイ小説が好きな香具師には向かない悪寒。
656 :
ながぐつ:2008/01/16(水) 00:28:33 ID:uLO9uAxe BE:211572195-2BP(550)
「一二三の玉手箱」 加藤一二三
一部の人から「ひふみん」の愛称で親しまれている棋士のエッセイ集。
後半の将棋やキリスト教に関するエッセイも面白いが、数々の一二三伝説を
本人が証言する前半部分も面白い。
ただ、伝説の証言は以前ネットで公開されていたものを文書化しただけなので
少々物足りなさも感じた。
おまけ:加藤一二三伝説
ttp://2chart.fc2web.com/123.html
日本の「ミドルパワー」外交 添谷芳樹
文章は非常に分かりやすかったけど内容が難しい。
ブックレポートが倒せない
『犯人に告ぐ』雫井脩介
肝心のバットマン事件が最後散漫な印象。
未央子のような女は嫌いだ。植草みたいなのも嫌いだ。早く失脚しろと思いながら読み進めていた。
二人の関係がどうなったのかは気になるが。でも東京にはこういう男女が溢れてそうだ。
チョンボの小川くんは好き。
『ララバイ』チャック・パラニューク
こういう毛色のって読んだことなかったんで新鮮で面白かった。
リフレインが最初はすごいウザいけど、あとで生きてくるの見て目から鱗が
>>659 良かったら「サバイバー」も読んでみて。
「探偵ガリレオ」
つまんなくはなかったけど・・・
短編集なので待ち時間に読むには丁度よかった
ドラマは最終回のコントみたいな爆弾物のシーンだけ見た
西の魔女が死んだ/梨木香歩
最後のおばあちゃんのメッセージで号泣してしまった
自分ももっとおばあちゃんと話せばよかった
ごめんねおばあちゃん
663 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/01/17(木) 18:52:03 ID:iFh06zsR
さおだけ屋はなぜ潰れないのか?
「かまやつ」女の時代
たまには新書も。
服装で社会を読み解くのが面白い!
竹光始末/藤沢周平
しみじみいい。著者の心理描写は抜群だと思う。一歩間違えば平凡な物語になりそうなのに。
無名/沢木耕太郎
誰にでも起こりうる事がテーマのノンフィクション。生々しい。いずれきたる親との死別への心構えを考えさせられた。
やっぱりノンフィクションが好きだ。オススメ教えてほしい
>>666 ダミアンに薦めるノンフィクション
つ 国家の罠/佐藤優
つ 漂泊者のアリア/古川薫
ベタだけど、もし未読なら読んでみて。
「旧宮殿にて」三雲岳斗
期待しないで読んだら面白かった。
日本人作家でダ・ヴィンチを登場人物として書いた中では一番だと思う。
文章に気取りがなく、さらりと読めるのに非常に上品。
好きだ、この文体。
安心して食べられる2000円くらいの松花堂弁当って感じ。
作者はジュヴナイル出身だそうで、他の本も読んでみたい!と思った
668 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/01/18(金) 18:51:51 ID:NIqrtl7/
「家族八景」 筒井康隆
軽めで読みやすい
アクの強い筒井は苦手だがこれは好きだ
そのまま七瀬シリーズ爆走してください
桐野夏生「グロテスク」上
語り部が何度も変わって、自分に都合良く少しだけ嘘をついて
読者に話す所と、それが徐々に伝わって来る所がリアル。
登場人物を誰一人好きになれないが、所々感情移入してしまう。
>670
ラストの方がもっとリアル。私は木島息子好きだ。
歴史のミステリー DeAGOSTINI
古今東西の歴史上の疑問や不思議についてビジュアル豊富に書かれており、
取り扱ってる項目が面白いのはいいんだけど
なにせあの薄さなんで深さとボリュームが非常に物足りないのが不満足。
同じ題材を扱ってるんであれば、新紀元社のTruth inシリーズの方が
気軽に読める割にけっこう読み応えあっていいかもしれん。
ゴールデンスランバー/伊坂幸太郎
この人の作品内時間軸と構成に才能を感じる。
が、ときどきオチがものすごく弱い作品もある。
これもそうだった。
全力疾走していて急に近所のおばさんに呼び止められたみたいな読後感。
674 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/01/26(土) 16:46:31 ID:4Q3VraWm
age
霧と夜
面白かった。けど自分の精神の弱さにショック…
パット・マガー「七人のおば」
七人のおばの誰かが亭主を殺して自殺したという知らせを受けた主人公が
おばたちと過ごした7年間の出来事を振り返りながら犯人と被害者を探すというストーリー。
謎自体は引き算だからすぐにわかるけど、面白いのは人間描写。
全員どこか異常なおばたち(精神病、引きこもり、依存症、ヤリマンetc)が
それぞれの結婚によって次々に引き起こされる悲劇、修羅場、不幸。あっという間に読んだ。
女性なら登場人物の誰かに感情移入して楽しく読めると思うのでおすすめ。
677 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/01/26(土) 23:50:42 ID:rDEFJJTn
ボッコちゃん
長編読む気力がない
星新一は俺の清涼剤
DDD 1
私の中の厨二人格が、テラオモシロス!!と叫んでいる。
多少変な日本語でも、それはありえないだろいくら小説でも、という設定でも、勢いでおもしろかった。
登場人物に感情移入したり好きになったりできないため、そいつらが肉体を破壊されても死んでも気にしなくてすむし。
「戦争の経済学」
これは面白い。翻訳も良かった(誤変換が目につくけれど、これは編集者と校正屋が悪いと思う)。
戦争をやれば景気が良くなるとは必ずしも言えないという話と、イスラムの送金システムが興味深かった。
「日本売春史」
面白い本だけれど、やっぱり上から目線が気になる。
余談だがこの本の著者がもてないのは、単に性格に問題があるからだと思う。
グロテスク 上
桐野夏生
桐野さんの「残虐記」を先に読んで好きになってグロテスクも読んでるけど面白い。
段々と主人公にイライラしてくる。
下は途中だけど犯人の話ながすぎて疲れたw
ここのみなさんのように上手く読めない。どうやったら上手く読めるのかわからん
「連合赤軍あさま山荘事件」佐々淳行著
読みやすい、面白い。映画「突入せよあさま山荘事件」と併せて見るとなお楽しい。
警察陣視点の本なので今度は連合赤軍視点の本を読みたい。
「舞姫」
へー…こういう話だったんだ(`A')
「夢に迷う脳」 J・アラン・ホブソン
夢と脳のメカニズムを科学的に分析
夢は潜在的な欲望の表出という考え方を覆されたわ
心と脳を「心脳」という1つのユニットとしてるのも興味深い
何よりも驚いたのは「夢を見てる状態」=「精神疾患の状態」って話
きっちり科学的な見地から書かれてるんだが、
読み終わると夢や脳の神秘的な魅力が増すのはなんでだ?
『飢餓海峡』上 水上勉
最後の方に出てきた新キャラは(ある程度察しはつくが)一体何者か…!?とwktkしながらブックカバーをはずし、
読後の楽しみである裏表紙のあらすじを見ると、
新キャラが何者かどころか下巻で暴かれるであろう素性まで書かれてた('A`)
『シャイニング』 スティーブン・キング
話に聞いていたほど怖いとは感じなかった。
小説としては楽しめたけど。
私に家庭、特に子供があれば「読み進められないほど」怖いと感じるんだろうか……
687 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/01/29(火) 00:48:24 ID:vsnDwdZz
シャイニングはそれほどでもないよね。
個人的には「呪われた町」「ミザリー」「ペットセマタリー」「クージョ」あたりが最高。
「痩せゆく男」もゾクゾク来る。
「It」長すぎて読んでない。読んだ人いますか。
小川洋子「妊娠カレンダー」
いい大人ならいちいち言葉や態度に出さない、親しい友人や肉親の性的変化に対する
何とも言えな気持ちみたいなものを表した短編。
あんな食べ物ごときでは、胎児に大きな障害は出ないだろうけど、出産後の主人公達がどうなったかが気になる。
赤ん坊=毒を排出したように、スッキリして穏やかな生活に戻ってたりして。
「不思議な図書館」村上春樹
絵本。
これは文学的になにか意図があるんじゃないか、と推測を起こさせる。
もう一回、さらにもう一回、と分析を重ねたくなる不条理さ。
>>687 It読んだことある。子供だったせいか何回読んでも全体的なストーリーがわからなかった。
でも所々のホラー描写が怖かった。
主人公たちにしか見えない幻覚のようなもの(物が喋りかけてくる、お菓子から虫や血が出てくる)が
突然現れるシーンは恐ろしかった。
興味ひかれた箇所の拾い読みだけでも楽しめると思います。
「悪人」吉田修一
うっかり後半部分を通勤電車の中で読み始め、あろうことか読み終わってしまい…
午前中は仕事にならなかった。なんか気づけば涙ぐんでた。
「パレード」系の話といえばそうなんだが、
すげぇなぁ吉田修一。大好きだ。
ここ5年のベストに入れたいわ。
こういう、読了したときにタイトルの意味が分かる小説が大好きだ。
「友情」(実篤ではなく、フレッド・ウルマン)とか。
あと「藪の中」を思い出した。
ちなみに午前中に作った書類は、帰社した上司に褒められました。なんでだ。
「にごりえ」
なんか音読したくなる素敵なリズムの文体。やっぱ文語っていいなぁ。
樋口一葉は生き返ってもっと色々な作品を書いて欲しい。
惜しい人を亡くした。
693 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/01/29(火) 23:37:50 ID:vsnDwdZz
>>691 >ちなみに午前中に作った書類は、帰社した上司に褒められました。なんでだ。
ほどよく情緒的だったんじゃないのw
694 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/01/29(火) 23:47:17 ID:MXC+EVji
「仮面の告白」「金閣寺」「鹿鳴館」「禁色」「潮騒」「花ざかりの森」と
三島ウホッ大先生作品を立て続けに読みました。
鹿鳴館、潮騒以外は
百年早かったです…orz
>>689 一年くらい前に読んだな。誰かに解説してもらいたくなる話だった。
桐野夏生「グロテスク」下
ああいうのが気の利いた衝撃的なラストなのか?
私にはラストはイマイチ。百合雄はもっと腹黒いかと期待していたのに。
30歳後半には、色々とグサッと来る小説。
「きょうも料理」
家庭料理および料理番組の変遷を書いたもの。
家庭料理は女がするもの、という考えはそんなに古いものではないらしい。
『飢餓海峡』下巻 水上勉
あれ、あの尋ねてきた謎の男は誰だったの…
古い雑貨を新聞紙にくるんで送ってたのはそういう理由…
砂の器に似てるね
でも、貧困層の描き方は上手すぎて読んでて辛いよ(つд`)
『浮雲』 林芙美子
先に成瀬巳喜男監督の映画は観ていたので話の内容は知っていたが、
それでも作品にぐいぐい引き込まれる。
多くのものを失ってしまった男と女の、どこにもたどり着くことのない漂流。
林芙美子って、やはりすごい小説家だわ。
ドッグ・ギャラリー 犬の贈りもの 千 方可
古美術に出てくる犬を集めた絵本
日本絵画の子犬は、みんなコロコロして耳が小さくてかわいい。
解説ページはいらないからもっと色々な作品を紹介してほしかった
キャリー/S・キング
体調にこたえるくらい嫌な始まり方だった。
それはつまり面白かったってことなんだけど。
しかし書店で見つけたのが母じゃなくて私だったら、買わなかったと思う。
表紙が怖すぎるから。
>>701 映画版キャリーの始まりも結構嫌な感じだよ。生々しいというか。
人によってはグロいと感じる人もいるかもしれない。
703 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/02/03(日) 20:24:12 ID:VcD3zlSU
「フェルマーの最終定理」 サイモン・シン
数学の世界も深くて広いんだな
ちょっと見直したよ
「杳子」古井由吉
そーだよね!芥川賞ってこうだったよね!と言いたくなるような小説ですた
705 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/02/03(日) 22:38:46 ID:za7IepnL
フン、知ったようなことを
706 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/02/03(日) 23:40:56 ID:ZKkGX66n
ものぐさ精神分析/岸田秀
私には難しかった。読みやすい箇所しか読んでない。日頃の行いや考え方をちっとだけ客観的に捉えてみることができた。
「自己嫌悪」って責任から逃れ、罪を感じないようにするための免罪符のようなモノらしい。
「新世界より」貴志祐介
小説におけるエンターテイメントの最高峰。
途中から人をグイグイ引き付ける筆力は流石のひとこと。
この作者の得意とする少しずつ恐怖を感じさせる描写は脱帽モノ。
同じ「ゆうすけ」の山田悠介など足元にも及ばない。
というか比較するのさえおこがましい。
カラオケ化する世界
イギリスで活動している中国系?とイタリア系の学者によるカラオケの考察。
堅い本なはずなのに、すごく面白い。
今の中国人の愛唱歌が「夜来香」というのは本当だろうか。
『ファントム・ピークス』北林光一
処女作にして遺作だそうだ
S・キング風味に椋鳩十を加えた感じ
ややネタバレになるが○○の舞台を安曇野に移したと言ったところか
読みやすくて引き込まれる作風だが内容が二番煎じ的で惜しいと思う
ネタバレ○○は↓
羆嵐
>>709 いぇーらいしゃーん、こーいのーはーなー、
ってヤツ?
李高覧(←一発変換)の来歴を知ってたら
いくらいい歌でも歌えんだろうに…
>>708 それ読んでみたいとは思ってるけどこの人の本って大概羊頭狗肉っていうか
竜頭蛇尾っていうかいつも騙されるんだよなあ。
「図書館戦争」
おもしろい。びっくりした。
ひさしぶりに女主人公好きになった。
アニメ化でありきたりのラノベ型萌えキャラに成り下がらないことを祈る。
日野の悪夢のエピソードにじ〜んとなった。
>>712 この著者の本を「いつも騙される」と感じるのならば、
あまりお薦めはできないかな・・・
むしろ俺はこの著者を蛇頭竜尾みたいに感じるけどね。
だんだんと盛り上がってくる感じ。
読んで損はしないと思うけど、判断は任せます。
>>708 貴志祐介、新作だしたの知らなかった!
あまりにでないからもう書かないのかと思ってたよ。
ここ見てよかった。
彼の本「天使の囀り」だけ読んでない。
リアルな感じでグロいのが苦手なんだけど、一番グロいと聞いて躊躇して手がでない。
「チョコチップクッキーは見ていた」
ジョアン・フルーク
ハンナが良い奴。ていうかみんな憎めない良い奴ばっかだ。
出てくるお菓子(レシピ付き)が美味しそう過ぎて、最近甘いもの摂取過多になり気味。
一応ミステリーだけどとにかくお菓子!軽く読めて小腹が減った。
伊坂幸太郎 重力ピエロ
私のような、たいして読書をしていない素人が有名作家に疑問を持つ事は非常な勇気が必要です。
著者のこのスタイリッシュらしい雰囲気や会話を好んでいる人は多いのでしょうが、
どうやら私には彼らの「サロン」に参加できそうにありません。
軽妙な会話・洒脱なユーモアと著者紹介にかかれていますが、最初からユーモアを狙って
軽快な会話を演出しているようで不自然でした。漫才やコントじゃあるまいし。
誰かに聞かせるためにスタイリッシュな会話をしている僕たち。
一小市民として、勇気をもって、「小賢しい」と言わせていただきます。
あと、文庫本で書き足されたエピソードがある、と解説者が指摘しているのですが、
その章は他の部分から浮いているような気がするのですがどうでしょうか。
全体的には、読了後に、まあいい本かな、と納得させてくれます。未読の人は読んでみてください。
「太陽の塔」森見登美彦
いまさら感があるけど本屋で平積みされててラス1だったので買ってみた。なんという喪男。
主人公が自身の大学生活を「華がない」と書いていたけど華がないなりに
楽しそうじゃないかと思った。2chの書き込みにありそうな文体が好きだ。
グロいっていえば今までで一番こたえたのが
なんの気なしに買ったアンソロジーにたまたま入ってて読んでしまった
田中啓文っていう人の「牡蠣食う客」という短編。
マジで3日くらいごはんがまったく食べられなくなった
のでパンばかり食べてた。
「天使の囀り」は、これ読んだせいでもうウアカリが食べられなくなったけど
特に支障はないな。
722 :
716:2008/02/07(木) 22:21:49 ID:PMK7NYpf
ウアカリってなんだと思ったら猿?
だったら確かに支障はないな。
内臓系のグロイのが苦手で「黒い家」がギリギリ。
「アナザヘブン(飯田譲治)」は最初の段階でダメで結局読めなかった。
これだけじゃなんなので
「さまよう刃」東野圭吾
重くてやるせない。
白夜行の時もそうだけど、加害者(元々被害者)に感情移入してしまい逃げ切ってほしいと思ってしまう。
自分が同じ立場になったら同じことするかもしれないし。
723 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/02/08(金) 00:03:44 ID:h6y51yUP
「日月神示 ミロクの世の到来」中矢伸一
高校の時からお世話になってます。殆どのの本は読んだかな
アレックス・シアラー 「チョコレート・アンダーグラウンド」
チョコレートの類のお菓子が全面的に禁止になる話。
児童書は最後にいい終わり方してくれるから好きだ。
726 :
722:2008/02/08(金) 23:50:35 ID:hSsCxTcp
>>723 読んだ。
重過ぎてしばらく引きずった。
そういえばあれは頼むから罪をおかすな・・・という願うような気持ちで読み進めていったよ。
なんだかわからないけど、
>>723ありがとう。
両方の気持ちを思い出せた。
マイク・モラスキー「占領の記憶 記憶の占領」
ジャズ・ピアニストとしても一部で有名な著者による、日本における米軍駐留下の作品、「占領文学」の研究書。
男性作家と女性作家それぞれの作品から、占領に対する当時の日本人の考え方の相違が浮き上がってくる。
米兵相手の売春婦、いわゆるパンパンの手記とされる「日本の貞操」および「女の防波堤」を取り扱った章が面白い。
五島勉が編集者だったのを初めて知った。
ところで文中、上記の「日本の貞操」と「女の防波堤」がフィクションだということが明らかにされている。
これ、結構困る人いるんじゃないのかなあ。
728 :
727:2008/02/09(土) 15:15:47 ID:BNs6ojKS
間違えた。
米軍駐留下の作品→米軍駐留下の日本を描いた作品 です。
広瀬正「マイナス・ゼロ」
舞台を日本に密着させたSFというのは確かにうなずける。
しかし、ギミックがまんま夏への扉じゃないか・・・。
って思った途端評価が下がってきた。
中盤あたりが一番面白かった気がする。
夏目漱石「虞美人草」
読むのに時間がかかったけど面白かった。
夏目さんは凄いなぁ。かなわん。
>>719 それ、気持ちは分かる。
自分は「重力ピエロ」以外の伊坂作品に対しては全く同意。
読めないもん。
「陽気なギャング…」とか「グラスホッパー」とか、韜晦が鼻につきすぎて、
話の流れを追うところまで到達できなかった。
正直なところ「重力ピエロ」に対しても、若干そう思う部分もある。
でも、「重力ピエロ」だけはガチ。大好きだな。
「白い巨塔」/山崎豊子
登場人物がみんな、自分の状況設定を細かく説明しながら会話してくれるので
筋や人間関係がとてもわかりやすい。
会話している相手よりも、読み手のことを考慮して書いている会話シーンに脱帽。
要は辟易した。
メッセージ性や問題的の面では申し分ないとしても。
社会派小説家の代表と言われている人の文章がこれほど泥臭いとは思わなかったので驚いた。
733 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/02/11(月) 01:21:02 ID:h3UQRX8G
「マルコムXと日本」
「日本では在日朝鮮人と我々アメリカ黒人とを同列に扱って論じていると聞いた
しかしそれは到底納得できないし、我々を侮辱する行為だから止めてもらいたい
我々はアフリカから強制連行され、奴隷として酷使された。
一方、在日は日本帝国のおかげで悲惨な白丁の身分から解放されて
その後、自分たちの意志で日本へ来たではないか」 byマルコムX
すまん上げてしまった
たまには上げていただきませんとw
「冷たい校舎の時は止まる」辻村深月
いわゆる雪の山荘ミステリーをオカルト風味で、という感じ。
殺人が起きるのではなく、閉じこめられた8人の中の誰かが本当は2ヶ月前に自殺しているらしいが
誰も、それが誰だったのか思い出せない。
8人の高校生はみんな優秀な良い子達で誰も自殺なんかしそうにないのだが
一人一人の過去が語られていくうち、誰もがそれぞれの闇を抱えていることが明らかになっていく。
その一人一人の描写が一人分で一冊書けそうなほど深いせいか文庫本600P×上下2冊の長さだが
読みやすくて引き込まれるのでサクサクいけます。
>>735 それ今、月刊マガジンで連載してるわ
面白そうなんだけど、どうしても絵が下手で読んでない・・・
「女神」三島由紀夫
夫が磨き上げた美貌の妻が顔に火傷を負った時、
夫は妻の代わりに娘を最高の美女へと育て上げる…
というあらすじから結構おどろおどろしい話を期待してたんだが
なんか思ってたのと違った。
738 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/02/11(月) 14:49:24 ID:2sQrUG2u
「中短編秀作選集2 惑う」 山本周五郎
何気なく借りて読んだが当たりだった
良い話が多くてホロリとする
739 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/02/11(月) 14:58:07 ID:ecnTsZmh
夏目漱石の「こころ」
読んで一応感動したが、それ以上に「読みにくかった」というのが大きな感想。
前回読んだ「幸福な食卓」は字が大きかったし2日で読めたが、今使わないような語句が多く、
いちいち調べる必要があり「こころ」は2〜3週間かかった。
高校の頃なんであんなに名作がすらすら読めていたのか不思議になってくる。
>>719 軽妙な会話・洒脱なユーモアとかいう宣伝文句は私も好きではない。
しかし、重力ピエロの魅力は、春と和泉の家族の温かいエピソードなどにあると思う。
一伊坂ファンとして聞きたいんだけど、
重力ピエロがまぁ面白い程度と言うあなたが面白いと思う作家や本は何なの?
あ、あんまり本読まない人なんだっけ。
別に感性なんてそれぞれなんだから、あながた面白いと思うものは誰かが面白くないのは当然でしょ。
それをそういう風に皮肉ってつっかかるのは人間性疑われるからやめたほうがいいよ。
ちなみに私も重力ピエロは苦手だなぁ。
でもラッシュライフは気になるからそのうち読む。
最近読んだ本は、白石一文の不自由な心。
なんか合わなかったよ…。不倫イクナイ。
今は森絵都のアーモンド入りチョコレートのワルツを読んでる途中。
こちらはそれなり。
742 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/02/11(月) 21:45:55 ID:0pcrmgjS
車谷長吉/赤目四十八滝心中未遂
よくありがちな心中道行ものではあるが面白かった。
この作家にしては、救いの有る内容であった。
重力ピエロとやらは読んだこと無いが痛いファンがいるのはわかった
夏目漱石『門』
嫁さんの名前御米(およね)が出るたび「おまい」と読んでしまい「2ch脳な自分('A`)」ってなった。
大槻ケンヂ「くるぐる使い」
オーケンの悪趣味全開。
三浦俊彦「覗き学原論」
前半あたりは文学における「のぞき」の形を分類しているので、この調子で進むのかと思っていたら、中盤に入ったら
「トイレ盗撮ものビデオ」の考察が始まった。
他人の排泄を覗く趣味はなく、しかも食事中に本を読む悪癖があるので、ここまでで挫折した。
そして他人の排泄で興奮する人が、ビデオ市場が出来るほど多いということに感心した。
図書館で借りたんだけど、買った人は内容を知っていて買ったんだろうか。
747 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/02/13(水) 00:50:04 ID:CbWuPYMV
「人生の短さについて」 セネカ
ダイオキシン 岩波新書
748 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/02/13(水) 21:05:16 ID:Q40U0RNh
黄泉がえり/梶尾真治
ものすごいよかった!
749 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/02/13(水) 21:16:31 ID:vXfRDbEp
生首に聞いてみろ。
人物の魅力も謎も、今ひとつ。
独白するユニバーサル横メルカトル。
卵男とか横メルカトルは練りこまれてたてお気に入り。
おどろおどろしい雰囲気だけど、少し救いのある感じの話が多いのは良かった。
最初の包食話はなんだかなぁ、という感じ。
こういう本だとは知らなかったから面喰らったけど、まぁまぁ楽しめたかな。
「シモネッタのデカメロン」田丸公美子
楽しくうふふと読んでいたら、本編終了後に爆弾が。
最後のページを呆然として読み終えたあと、ぽろっと泣けた。
「頭がいい」とは文脈力である。/齋藤孝
まだ途中までしか読んでいないけど、
学校(特に義務教育中)の勉強は社会に出て実際役に立たないことが多いかもしれないけど
実際には、勉強をする上で身に付けた、『物事を理解・整理して、自分で組み立てる』
力をつける事に意味がある、というのには目から鱗だった。
姑獲鳥の夏/京極夏彦
最初の方は言葉や文章が難しくて読みにくいと思ったけれど
読み進めてるうちに、どんな展開になるかゾクゾクしてきて面白かった。
現実と仮想現実あたりの解釈については面白いと思った。
よくこうもうまく文章にして表せられるなぁと素直に感心。
機会があったら他の作品も読んでみたい。
これ、映画の方はもう少し砕いてあってわかりやすいのかな?
今度はDVD借りてみようと思う。
>姑獲鳥の夏
ああ、それ読んだよ「かんこどりの夏」と
書きかけた自分にげっそりした・・・・
×ゲーム
本屋で立ち読みしてて、家でゆっくり読みたいと思い購入。
登場人物を身の回りの人と照らし合わせて読んでいたので
すごく物語りにのめり込めた。
でも、もう一度読んでみようとは思わない作品
>>752 映画は、あなたが感心したような部分ではすごく微妙な出来です
京極堂まで続く道の目眩坂の表現とか、やはり文章ならでは
あのニュアンスを映像化するのはやっぱり難しいんかな、と思ったよ
「宇宙の戦士」 ロバート・A・ハインライン
もう何回読んだ事かw
気合を入れなくちゃいけない時はこれに限る。
映画みるなら、魍魎の箱読んだほうが良い選択
758 :
752:2008/02/18(月) 19:02:57 ID:03vBrCFy
>>753.755.757
映画はあまりよくないのですね。
やっぱりああいったのは文章だからこそ感じ取れるのかな。
魍魎の箱読んでみます。参考になりましたっ!レスありがとう。
ぐるぐる猿と歌う鳥 加納朋子
この著者の「てるてるあした」が面白かったんで、名前を頼りに借りてきた児童書
読み始めたとき「しまった、ファンタジー系?」と思ったけど、そんな心配は杞憂だった
あと、上下バラバラ殺人トリックがわからなかった自分の頭の固さに絶望した
760 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/02/23(土) 00:38:28 ID:G1a5luSw
「勇気凛凛ルリの色」 浅田次郎
エッセイ。
顔に似合わず面白いオッサンだ
761 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/02/23(土) 00:46:13 ID:NWywUdtH
FUCK
762 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/02/23(土) 00:48:10 ID:ztRn+m5C
魔笛 野沢尚
ミステリーしか読まない。最近はこの人のばっか。もう亡くなってて新書が出版されないのが残念。
763 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/02/23(土) 00:49:15 ID:eE7BjCWv
クラインの壺
またTVでやってほしい
今更かも知れないが、「リアル鬼ごっこ」読んでみた。
…うん、まぁまぁ…うん(´・ω・`)
有川浩「阪急電車」
人生の機微wをそこはかとなく感じさせる一冊。
関西弁で喋る人と標準語を使う人はどういう基準で分けてるのか気になる。
>>764 アレは文庫版だとかなり直ってると聞いたが
読んだのは単行本?
>>764・・・!もういい・・・ゆっくり休め・・・ッ!!
塩野七海:わが友マキアヴェッリ
塩野七海:海の都の物語
塩野七海:神の代理人
ツワイク:マリー・アントワネット
ツワイク:ジョゼフ・フーシェ
モンタネッリ:ルネサンスの歴史
の世界史シリーズ読んだ。中公文庫っていいね。
モンタネッリは他の本も読んでみたい。この六冊の中だと一番面白いかな。
塩野さんは昔の作品の方が面白いと思う。
後、ローマ人〜の残り(五賢帝から)を文庫で読めば、全作品を読んだことになると思う。
本人に会ったら「あなたの本は全部読みました!」といってみたい。
771 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/02/28(木) 18:57:58 ID:aNtlLwe6
罪と罰
展開遅くてたいくつ
772 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/02/28(木) 19:00:39 ID:lIM2KPp8
ホワイトアウト
映画の不評を知っていたのでバカにしていたら
原作ものすごく面白いので驚いた
773 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/02/28(木) 19:21:16 ID:QGjTlGGE
なぜ日本人は劣化したか
評論苦手だがこういう系は読めます
774 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/02/28(木) 19:37:03 ID:XIAKhTwn
サザエさん
けっこう奥が深いぜ
775 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/02/28(木) 19:38:35 ID:8ZM8PBYw
チョンうるへぇ
776 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/02/28(木) 19:42:04 ID:zxkY8VDN
・・・乙一
井上ひさし「國語元年」
お国言葉が飛び交って面白かった。
これのドラマ見たい。
「DDD2」
野球に関心もないし知識も持っていないので、1のようにのめり込めなかった。
聖少女
思ってたよりも微妙。もっとねっとりしてるかと思った。いま、血をながしているところなのよ、パパ。何のために?パパのために、そしてもちろんパパをあいしてしまったためにです。
嵐が丘 E・ブロンテ (新訳)
純粋にいい人が一人もいない。語り手のおばさんでさえ腹黒い
でも現実ってそんなもんだよな
ヒースクリフは酷い男なのになぜか格好良い
キャサリン怖杉
名前を覚えるのに苦労した。系図が記載されていなかったら途中で投げてたと思う
天使の囀り 貴志祐介
オタ描写詳しすぎ
「気持ち悪い」描写が克明すぎ
教祖(?)の正体が衝撃的だった
自分がもしこの虫に侵食されたらどういう死に方をするだろうと考えてしまった
虫こわいです><
山の音 川端康成
読みやすいけど理解するのが難しかった。
菊子と信吾は愛し合っていたんだろうか?だとしたら歪んj
リチャード・ペルザー「ペルザー家虐待の連鎖」
まあ大変
疾走 重松清
あらゆる意味で衝撃的。今まで読んだ小説の中で一番のめりこんで読んだ。
作家って才能あるか無いか、読み始めてすぐにばれてしまうという意味で
凄くシビアな職業だなと思った。
疾走が良かった割にその後に読んだ(賞とった?)ビタミンFはインパクトが弱かった。
784 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/03/04(火) 00:46:05 ID:T53hwKuY
中公文庫:世界の歴史第9巻 最後の東洋的社会
中公旧板の世界の歴史にハズレなし。明清時代。
少し皮肉の効いた文が好みですね。高校の時に読んでおけば良かった。
第10巻 フランス革命とナポレオンを手に入れたい。
縫製人間ヌイグルマー
さすが、オーケンだ。なんておもしろいんだろう。
独特の語り口が、あのもそもそしゃべりで聞こえてくる。
少しヴォネガット風味だった。
786 :
コン:2008/03/04(火) 04:27:45 ID:rUhwxpIj
吉村萬壱のクチュクチュバーン。
最初から最後まで一気に読めた。
こういうの書く人が他にいるなら教えてほしい。
カラマーゾフの兄弟
「果てしなき渇き」 深町秋生
主人公がとにかく暴力的で利己主義の変態野郎で最初から最後まで
ムカムカしていた。暴力、ヤク、売春、セックス(それも男同士)、
在日とどんどん吐き気がする展開になって、途中何度も放り投げよ
うかと思ったけど、どんな糞本でもよっぽどのことがなければ最後
まで読む主義なんで、我慢して読んだ。
これまでの時間を返してくれと言いたくなった。
これだからこのミスは当てにならないと思った。
信じた自分が馬鹿だった。
789 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/03/04(火) 19:38:59 ID:/yTP/UCb
>>788 君は 「無間地獄」 新堂冬樹 も楽しめるタイプだと思うよ。
柔らかな頬読み終えて今は疾走を読んでる。
柔らかな頬は上巻で我慢しきれず、下巻のラストだけ読んで犯人わかったら
読む気力が落ち着いて、しばらく放置してたんだけど……
ようやく下巻読み終わったら、犯人じゃなくて、登場人物の妄想だった。
>>783 映画は見ました?
>>788 あれ、登場人物が全員悪い奴だよな。誰も救われないひでぇ小説だった。
それだけではアレなので
「私の奴隷になりなさい」サタミシュウ
ひとくちに言ってしまうとSM官能小説なんだが、ミステリーの要素が含まれていて面白い。
主人公がどこか陰のある謎めいた美人人妻OLに一目惚れしてしまい、
果敢に口説くんだけど、はじめはまったく相手にされない。
ところがある日突然、その人妻からメールで「今夜セックスしましょう」と誘いを受ける。
どこか怪しげな人妻の行動に疑問を感じながらも、主人公はその人妻の肉体に溺れていく。
ある日その人妻の住まいを訪れた主人公は、偶然その人妻の秘密を収めたビデオを見てしまう。
謎めいた人妻の隠された秘密とは……。
「リモート」という続編も出ているので、次はそれを買って読むつもり。
長文すまん。
門井慶喜「天才たちの値段」
真作を目にすると口の中に甘みを、贋作には苦味を感じる特異体質の男と出合った美大教授。
二人が鑑定するのは一癖も二癖もある依頼人が持ち込む変わった美術品。
ワトソン役の教授がアホすぎて途中でイライラさせられた。
素人でもわかる簡単なトリックに引っかかってミスリードするお決まりの展開と
ただのご都合主義でしかない「味覚で真贋を判断」する能力。
素材を生かせればもっと面白くなったんだろうけど、勿体無い。
「海猫宿舎」長野まゆみ
この人の書くファンタジーって、ファンタジーらしいのにところどころに現実が混ざっていて、
なんというか朝起きたら見ていた夢をはっきりと覚えていた時のような気分になる。
色んな病の子供たちが、共同生活の中で色んな事を分かっていくという珍しくない内容だが、
細かいところが非現実的で、起こる出来事が不思議で、すごく好きだ。
さらっと読めるから疲れたらまた読もう。
カラマーゾフの兄弟。
亀山訳じゃなくて新潮文庫で。
とりあえず異端審問最強。下巻に向けて失速するのと、検事の演説がつまらな過ぎなのに、
気力が挫かれたけど、最後のとってつけたような終わり方は後味よかったw
イワンカワイソスw
>>788 俺も読んだ「果てしなき渇き」
すごく後味の悪い作品だった。
このミスにまた騙された。
796 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/03/05(水) 16:22:22 ID:4qdaMlwP
>下巻に向けて失速
同感。俺も新潮文庫。
「容疑者Xの献身」 東野圭吾
トリックに良い意味でダマされた
初めての東野圭吾でかなり面白かったが
どういう訳かこの作家の他の作品を読みたいとは思わない
北方謙三「楊令伝」
水滸伝よみ返したくなった
799 :
783:2008/03/05(水) 20:34:38 ID:e3NOl6bx
>>790 映画は見てないです。本の映画化って大抵失敗するイメージなので…
実際どうなんですか?
夜の樹 カポーティ
誰かの書評で「アイスティの氷がカラカラ言うような爽やかさのある文体」
とあったが、本当に読んでいてお洒落で、心がじんわり温まる話だと思う。
カメレオンのための音楽も読みたいが見つからない。
緋い記憶 高橋克彦
直木賞受賞作。ものすごい怖い話ならこれ、という程怖い。
自分の記憶の薄靄がかかった部分がはっきりしていくにつれて、忘れていた恐ろしい過去が
が暴かれるといった内容の話が7話入った短編集。
怖いだけでなく、レトロで雰囲気もあり雨の日に独りで読みたい作品。
>>799 すみません、私も未見なんです。
少年少女の暗い印象の映画だったんで見るの楽しみにしてたんですが
小説読んで、内容わかったので・・・。
下巻拾い読みしたらエロシーンが大半で、ラストはプリズン・ブレイク。
暫くしたら読み返そうと思います。
>>799さん読みたくなる書評ですね〜。2つ読んでみます。
802 :
ながぐつ:2008/03/07(金) 00:18:34 ID:+/HeWaN/ BE:211572959-2BP(550)
第一阿房列車 内田百
百關謳カがヒマラヤ山系君をお供に連れ、お金も用事もないのに大阪やら
鹿児島やらに鉄道で出かける紀行随筆。
当時の鉄道からの車窓や雰囲気、山系君とのちょっと滑稽なやり取りが面白い。
ロリータ ウラジミール・ナボコフ
肝心のロリータが出てないシーンの方が面白く読めた辺り向いてなかったかも。
とりあえずチマチマ時間掛けながら読む本じゃなかった。人名地名が覚え切れん。
804 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/03/09(日) 19:23:36 ID:Q1RL+O0r
東京少女
映画見れない代わりに本買って読みました。
どうもこういう話が好きなんだよなあ…ピュアな恋愛物語で枯れていた心も潤いました。
恋がしたくなっちゃった
805 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/03/09(日) 19:47:19 ID:S7tuxFEX
*米原万里の「愛の法則」/米原万里・集英社新書
*オタク学入門/岡田斗司夫・新潮OH!文庫
>>799>>801 私も疾走大好きですが、映画は見ない方がいいかも^^;
なんかジャニーズが出てるから、ちょっと話題になったらしいですが。
「犯人に告ぐ」
さらさら読める。犯人あてのおもしろさは無い
「泣き虫弱虫諸葛孔明」
笑いがとまらん
北方水滸伝全部読み終わった
これは楊令伝も読まねば
「ほとんど記憶のない女」
岸本佐知子の訳なので読んだ。
これを岸本佐知子に買わせたアマゾンはすごいと思う。
>>799 映画見たけど、全体的に淡々とした感じ。
中谷美紀と寺島進がよかった。
812 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/03/12(水) 23:41:43 ID:DxGQOtUx
映画が原作を超えたことなんてあるのかな?
今まで観た映画で原作を超えるもの一つもない。
>>812 確かにねぇ・・・。
「原作に忠実に」ってなると2時間〜3時間に纏めるのは難しいからねぇ・・・。
「終戦のローレライ」で懲りたよ。
だから最近では映画を観てから原作を読むようにしている。
そんな訳で「チーム・バチスタの栄光」は見送り・・・。
あ、前半しか見られなかったし映画ではないんだが、
NHKでやっていた「クライマーズハイ」は結構良かった。
>>813 NHKで言えば、「ハゲタカ」も良かった。
原作に忠実ではなかったが。
原作通りに映像化すると面白いかっつーと、これが微妙。
原作者が映像化に不満を持って自分で映像化→大失敗はよくある話。
文章を書く能力と映像を起こす能力は別物なんだろうな。
816 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/03/13(木) 18:49:36 ID:SsmEeuhp
>原作者が映像化に不満を持って自分で映像化→大失敗はよくある話。
村上龍とかwww
クライマーズ・ハイは原作よりよかったと思う。
東野圭吾の「ガリレオ」はどうでしたか。作者自身は湯川に佐野史郎をずっとイメージ
していたそうで、自分もそのイメージで読んでたから、福山雅治ではイメージが狂い
そうで、私は見てません。
福山はまだ湯川のひょうひょうとした感じを壊さないで演じてたと思う。
毎回一休さんの座禅→チーンみたいなラクガキシーンがある演出とか
草薙を引っ込めて柴崎の役(名前忘れた)をすごくウザイ性格にしたところとかそういうことがむしろ萎えた。
しかし、最終回のレッドマーキュリーで却ってコレはもう東野圭吾じゃないんだなとハッキリ区切りがつき、
オリジナルドラマとしてならばそこそこ楽しめたんじゃないかと
原作読まずにドラマに入った人達がうらやましくなったよ。
今やってる鹿男も原作読んでない人がうらやましいドラマかもしれない。
ドラマ数話まで見た後に原作(予知夢まで)読んだクチだけど
つじつまが合わないと感じたところは殆どドラマオリジナルだった
どうしてわざわざ変えたんだろ・・・
名前しか知らなかったんで、読むきっかけとしては十分だった>東野
容疑者エックスまでは読む気ない
ジョゼと虎と魚たちは原作より映画の方が良かった。
でも原作は短編だし、日常生活を描いたものだからな。
サスペンスやアクションは難しいかもね。
累犯障害者 山本譲司
群馬県であった女性監禁餓死事件の詳細を知ることができた。
加害者が障害者だと分かると報道が減ってしまうんだよね。
今はネットがあるから多少はわかるけど。
健常者が学習する手話が、生まれながらのろうあ者には外国語のように思えるらしいとか
NHKの手話ニュース、聴者がキャスターのときは見ないとか。
知らないことが色々書かれていた。
書き忘れ
浅草のレッサーパンダ帽子男の事件
その妹の人生が切なかった。父も兄も知的障害者で13歳の時母親が亡くなる。
21歳で癌になり25歳で亡くなったらしい。最期は、楽しい日々を過ごせたみたいだけど。
いろいろ利用できる制度を知らないと損するんだよね。
障害者基礎年金とか、医療費免除とか。
821 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/03/14(金) 18:09:40 ID:1dx10c2b
そうそう。
俺もアオキに古いスーツ持ってくと下取りしてくれて、15,000円相当の金券くれるっての
知らなくて損した。
>>820 調べた。事実は小説よりも奇なりってこのことか・・・
何だか被害者も加害者も周囲も皆不幸だ。やり切れない事件だったんだね。
「桶川ストーカー殺人事件」清水潔
面白い。ひきこまれた。
これほどの執念と信念のある人間が大勢居れば
マスコミも捨てたもんじゃないんだけど・・・
ある新聞のコラムで「大新聞社の記者はサラリーマンだ、大胆に切り込んだ生地など書けない」
という一文を目にしたことがあるが、真実だと思う。
記者クラブの発表にたよってる連中に、車体の下に潜り込んでの写真撮影は出来ない
面白そうだね。
しかしこの手の本は鬱度高いから手が出しにくい。あらゆる媒体で本が一番気分引きずるなあ。
826 :
824:2008/03/16(日) 15:01:22 ID:NZ3LqNL1
>>823 今日、さっそく図書館で借りてきた。
表紙の写真の女性が、猪野詩織さんなのかな?
あと予約していた、江上剛「我、弁明せず」、東野圭吾「流星の絆」と。
「死神の精度」 伊坂幸太郎
可もなく不可もなかった
映画が公開されるみたいだが期待できそうにない
どうせ映画化するならオーデュボンの方が面白そうなのに
ボッティチェリの本
美しい絵がたくさんで癒される。美術の教科書にも載ってた「春」最高。
あと生首持って剣もって凱旋してる女の絵が美しい。
>>828 その本の詳細教えてください。題名は「ボッティチェリの本」でいいんですかね。
>>812 亀だけど、映画「砂の器」はいいよ。丹波哲郎出てるやつね。
原作者も「自分のよりずっといい」って言ってる。
_,,,r-─-、-‐─‐-、,,_
,,r-─''"^~川川ミミ三二彡ヽ、≡\,,__
,,r‐'^川冫三─ヽ、ミミシ/卅─ミ=ヽヘ彡\`ヽ、
/川彡ソ彡厂ュ7卅川Y川川((ミヽ、_彡\彡i,刈ヘ
_,,,,,___ /ミノ((ヾミ三三三彡川リ}川川ミミ三三三彡\ミi,刈ミ}\
〈^=くo>=ミ`''メ三彡人ミ三三三三三メ刈ル/ミヾ三三三三彡\i,{三ニヽ
└ト、ミミ''''"::::::ノへ二二二エ二─≡三ニヘ/ミミヘ三三三}三三彡ヘメ三三゙ヘ
〉ソフ‐-=彡ノル\;;;;;:::::,, ̄`''─-、,,_二i!>ヽ、彡/ミ三三三三彡手ミ三彡ヘ
ム彳'"^<ソ=))个、ヾ-ミ;;;ヾ:::二ヽ::;;;;;;`''ゞ、く`ヽ\iミ三三キ三三彡ミiミ三三彡
`''‐-┬-、彡ヘ;;i!//\》ゝ:::::;;〃メ'^ニヽミ、,,\、,,,ノ|`ヽ‐┬─三二 ̄二二ii||彡}、
/ミ=\\ヘミヘ彡川ミ//;;;;/=ー-、,,ヽヘ};;:::::\彡i!¬i|厂=─十三三三|厂ト,\_
/丼井ュ゙i;,ミ\ヽ、ヽニ─-''/井#キ♯ミフノミ\\`、::;;;》川彳=ハ=─┐||i!;;;|ハ;;;;>
/#井##ミ入ヘ‐\ヽヽ─ノ/;;;〈干ミ{;;;;くi,,Yノノ::::\\二ノ川i!:::;;;;i^!;;/:;;;;ノ/i!;;;/;;ソ
/乂メ干キヲ´ `''<二ェュ-‐;;}彡牙タキュ\|!/ノ;;;;;ノ;;;ヽ/彡人ミ二ニi!;;;;;;;;;ノ/;;/冫
├ミiミiミ三/  ̄`┤キ井井♯彡レノ彡/;;;:://三三二ニ─、三彡レ/゙i!
/〈ニiミ干ハ {てハXソソi!刈、_;;;;::,,,/' ̄`''─フ>/刀ヘ_/三三゙i!
`ヽーノ、ノ-'´ {レトキ干刈>く}  ̄`'''‐───‐'''´─‐''''"^{ニ、ソミ〉i_〉
}ソ乂井井キi} `ヽ‐ニノ‐"
>ミ乂干井キi}
ノー人ノニトソ
`メ、ス二ソ^
_,.>
r "
亀がしゃべった! \ _
r-''ニl::::/,ニ二 ーー-- __
.,/: :// o l !/ /o l.}: : : : : : :`:ヽ 、
/:,.-ーl { ゙-"ノノl l. ゙ ‐゙ノノ,,,_: : : : : : : : : :ヽ、
ゝ、,,ヽ /;;;;;;;;;;リ゙‐'ー=" _゛ =、: : : : : : : :ヽ、
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...-''"│ ∧ .ヽ. ________ / ____ ---‐‐‐ーー \: : : : :
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>>829 題名は「ボッティチェリの都フィレンツェ」
図書館で借りた。
けど載っているのはおそらく有名な絵ばかりだろうから他の美術書でもすぐに
ボッティチェリの絵が載っているのは見つけられると思う。
834 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/03/19(水) 23:08:47 ID:LjEYoYJs
ボッティチェリって有名な画家だよね。
ヴィーナスの誕生の人だっけ。貝殻の中に女神が入ってて髪がなびいてる絵だね。
自分は絵本が癒しだな。
猫と悪魔という本の挿絵がクリムトの画風に似ててお洒落でお気に入り。
図説ボッティチェリの都フィレンツェ 河出書房新社 佐藤 幸三 1890円
ありがとう。歴史の本読む時には美術書が1冊くらいあってもいいなと思った。
「クマムシ?! 小さな怪物」
去年だか一昨年のベストセラー。顕微鏡で観察する小さな虫について書かれた本。
薄くて活字も大きいのでちょっと勉強すれば小学生でも読めそう。
BGMは栗コーダーカルテットでひとつ。
837 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/03/20(木) 22:48:38 ID:t0QnfCxf
東野圭吾 「赤い指」
久々の加賀恭一郎もので興奮したけど、あっさり読み終わってしまった。
838 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/03/20(木) 22:52:46 ID:RdpYP3Lr
希望の国のエクソダス
結構ドキドキしながら読めた
839 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/03/20(木) 23:28:29 ID:0Pi+3mTV
遠藤周作「海と毒薬」
世間の目が届かなくなった時、日本人ってこうなりやすいだろうなと納得できた
沈黙も面白かったし、俺やっぱり遠藤周作好きだわ
840 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/03/21(金) 21:05:02 ID:iFRlpq/y
オーデュボンの祈り ◎
ラッシュライフ ○
重力ピエロ ◎
陽気なギャングシリーズ ○
チルドレン ○
グラスホッパー △
魔王 △
アヒルと鴨のコインロッカー ○
死神の精度 ○
ゴールデンスランバー ×
全て伊坂幸太郎作品。
オーデュボンを川切りにハマって小遣いなくなるまでどんどん読んだ。
基本的にどれも面白かったけど、ゴールデンスランバーは後味悪くってダメだったな
△と×の奴の共通点は、いずれもラストが弱いというか主人公に対して理不尽すぎるというか
841 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/03/21(金) 21:50:32 ID:aj4NwMMl
カズオ・イシグロ『日の名残り』『わたしを離さないで』
見城徹『編集者という病い』
南方熊楠『十二支考』
サガン『悲しみよこんにちは』
ツルゲーネフ『はつ恋』
一週間ほど入院してたもので、たくさん読んだ。
カズオ・イシグロは今んとこハズレ無し。翻訳が巧いのかな、内容はもちろん格調高い文体が素敵だ。
842 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/03/22(土) 03:14:01 ID:bLTTm5rn
「死神の精度」を読んでいる途中。
第一章に出てくるクレーマーの声がどうしても
千原せいじで脳内再生される。
原因は今月打ち切られた、某オリラジのクイズ番組のせいか。
>>840 伊坂作品は作品同士がリンクしてるから
一冊読むと他も気になっちゃうんだよね〜。
終末のフールは未読ですか??
あれ読んだことないのでどなたかの評価を知りたい。
みんなけっこう色んな本読んでるな。
私は2ちゃんにはまってからロクに読んでない。
これじゃいけないと思いつつ。
yomyom最新号
厳密に言うと「本」じゃないけど。
山本文緒と角田光代、自分の中では似たようなジャンルにくくってた。
でも、山本のは読んで不快じゃない。むしろ今回は好きな作品でびっくり。
角田は何読んでも不快。今回改めてわかった。
そして意気込んで読んだ十二国記、正直意味がわからなかった。
なんで陽子がああいう趣旨のことを言う必要、意味がある?
「その数学が戦略を決める」
絶対数学、というものについて書かれた本。
膨大なデータから様々な予測が出来る、というなかなか面白く恐ろしく、ためになる内容。
「包茎の人はエイズウィルスに感染しやすい」という無駄知識を得てしまった。
847 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/03/23(日) 20:58:29 ID:oytcycRF
「ミシン」 嶽本のばら
少女趣味とかファッションとかパンクとか
のばらの嗜好なんだろうけど俺にはちょっと合わなかった
カバーの作者写真がナルシスト臭いw
848 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/03/23(日) 22:42:48 ID:XIGgy3j0
「城」 カフカ
でてくる人物がみんな論理的かつ策略的
ストーリー的にも閉塞感が酷くて息が詰まりそうだった
そのせいか読み進めるのにすごい時間がかかったうえ未完。おもしろかったけど
一緒に買ってきた「審判」は当分読む気が起こらないやw
>>800 >夜の樹
今日読了しました
スレを開いたらいきなりあなたのレスが出てきてびっくりだ
自分はこころ温まるというよりは村上春樹的な怖さというか
ゾクッとするものを感じました
今までに犯した罪や見てきた事件を耳許で囁かれているような気がして
「誕生日の子供たち」が良かったな
「自殺クラブ」スティブンソン
リア厨のころは、殿下カコイイ!と思っていたけど、
この年になって読み返してみたら、ちょ、殿下自重!と思ってしまった。
851 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/03/23(日) 23:14:03 ID:IBZkB9YP
「任侠学園」今野敏
サクサク読めて面白かった、ラストがややもの足りないかな。もしかしてテレビドラマ化狙ってる?!
「ミサイルマン」平山夢明
短編集です。まだ2話しか読んでないけどいっぺんに読むと恐すぎるのともったいないので1日1話で我慢してる。
852 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/03/23(日) 23:50:23 ID:pZBWs97I
もやしもんかなあ
853 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/03/24(月) 22:54:48 ID:sRbzbQoA
希望の国のエクソダス・取材ノート
各界人とのインタビューがとても短くまとめられていて読みすすみやすかった。
冷たい校舎の時はとまる
なんという中2病。そして長い。
「誰も教えなかった料理のコツ」
有本葉子 著 原書房
・レシピ集というより各素材の特性とか、
調理の基本システムの解説
自炊に慣れ始めで読んだので色々と目から鱗
「男の服装お洒落の基本」
落合正勝 著 世界文化社
・上記の料理本の服装版 スーツ、ネクタイ、靴等
こちらは著者の美学が色濃い 相当に裏打ちされた美学ではある
「ソ連/ロシア原潜建造史」
アンドレイ V. ポルトフ 著 海人社
・ロシアのミリオタが書いた本
各艦型の開発、運用、事故等の詳細な経緯と図面が
みっちりと書かれているのはまさにロシア的
こういう本が出る、というのに時代を感じる ってまだ24だけど
お母さんのワカメスープ
泣いた
探偵ガリレオ 東野圭吾
ドラマ化クオリティ高すぎ。原作もさぞ面白いのだろうと思って読んだけど完全にドラマに負けている。
東野圭吾の人気は異常。うちの街の図書館棚に並んでいるの見たこと無い。
最近の本は全部予約数十件で、古い本は貸し出しから返ってきた一時的に置いておく場所に置かれると
すぐ次の人が借りる。
858 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/03/27(木) 00:42:54 ID:jokCmLpx
図書館の本って、加齢臭気にならない?
なんか手につく。
859 :
癒されたい名無しさん :2008/03/27(木) 01:02:42 ID:v+4SU8Ep
>>858 そうでもないんじゃないか たしかにたまに臭い本もあるけど逆に独特の懐かしい匂いというか
良い感じの本もある と知ったのはつい昨日
≪北欧空戦史≫っていう本借りたんだがもうなんというか思い出をくすぐる良い匂いだった・・・。
そんなに古い本ではないんだけど
表紙とタイトルで買った星新一の「宇宙からきた男」。面白い
なぜSFはシュールやブラックユーモアが多いんだ?不思議だ
まだ読み終わってないけど東野圭吾の「鳥人計画」
途中までは結構面白いけどなんか俺の嫌いな結末になりそうでちょっと嫌
862 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/03/27(木) 03:12:14 ID:jokCmLpx
個人的には駄作でもない
東野スレになりかけw
軌道修正しなきゃいけないのかもしれないけど、便乗します。
「虹を操る少年」ってどうなのよ?
10年くらい前に初めて東野読んだのがコレで、
一応最後まで読んで投げた。
それ以来「白夜行」まで、東野は敬遠していた。
ていうか、いまだに敬遠してる。
>>862みたいな感想があるっていうことは、
良作と駄作が入り混じってる作者なのかな。
東野は、「殺人の門」を読んでから読まなくなったな。
「殺人の門」はマジで糞過ぎる。
主人公が馬鹿な小説は読んでいて気持ち悪い。
サブ。
868 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/03/27(木) 12:53:06 ID:bB3Jawsk
>>864 そうだと思うw自分も東野作品内で好き嫌いが激しい。
けど、私が嫌いな作品を大好きだという人もいるから・・・
人によって好き嫌いがわかれるタイプの作家なのかも。
良く言えば幅広い層をターゲット出来るオールマイティ作家なのでは。
東野は多才だなと思う
北島なんとか「花の下にて春死なむ」
適度なミステリーとほのぼの、料理描写が読んでいて気持ちいい
キャラの反応がやたら大袈裟なのが気になったが
続編出てるらしいし買おうかな
>>791じゃないけど、サタミシュウの「リモート」を読んだ。前巻の「私の奴隷に…」は読んで無い。
サタミ=重松清ってのを聞いて泣きに期待したんだが抜けないし泣けない。
行為は詳細に書いてあるけれど、どんな体位だ?と考えているうちに覚めてしまう。
重松清名義の「なぎさの…」シリーズは普通に良いんだけどな。泣きを期待しちゃ駄目か。
桐野夏生「柔らかな頬」
主人公のカスミがむかついてしょうがない
何なのこの女?
この人の作品に出てくる女は短絡的で馬鹿な女が多いけれど
ここまで嫌悪感が沸く主人公はなかなか居ない
872 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/03/27(木) 23:50:55 ID:jokCmLpx
>>865 ムカー!(・へ・) 殺人の門は名作だと思う。
些細な複線が、歯車が噛み合う様に噛み合わさっていくさまは東野の真骨頂。
全体的に盛り上がりは欠けるけど。幻夜もね。
「世界屠畜紀行」内澤旬子
牛やブタや羊や、その他の動物がどうやって肉になるのか。
日本では屠畜業は賎業で差別の対象だけれど、他の国の屠畜業はどうなっているのか。
そういうことを取材して書いた本。版元は解放出版社。
屠畜の方法が細かく書いてあって、いつも食べている肉は動物からこうやって製品になるんだなあ、と感心した。
そして出てくる肉がどれもうまそうだ。
映画「いのちの食べ方」が面白かった人は必読。
ある閉ざされた雪の山荘で/東野
良くできてはいるけど印象に残らない。わくわくして頁をめくる感じがない。
サイン会はいかが?
まあまあ。薄い。
一人で歩く女/ヘレン・マクロイ
船上もの。社交界と東南アジアの倦んだ感じが面白かった。ちょっとクリスティぽい
暗黒館の殺人 綾辻 行人
読んでる最中はそれなりに面白かったんだけど結末がねえ・・・
視点切り替えのせいか「ふーん」って感覚しかなかった。
正直スッキリしない。
重力ピエロ./伊坂幸太郎
裏表紙の小説の奇跡云々にねーよwwwwと最初は思うも、
読後はもうなんか放心状態。
父のあの言葉にあれほど感動するとは思わなかった。
泣かない感動というのを久々に体感。
重力だけはいいんだよ。ほんとに。
号泣とかいうのとは違うけど、ほんとじんわり来る。
後は…うーん、好みではないな。
ルージュ/柳美里
文章がしっかりしたケータイ小説(笑)って思た
途中でゲイの男に鞍替えするところの心理描写が薄すぎる
雨と夢のあとに/柳美里
主人公、雨の独白がウザ過ぎる。小6という年齢をよく文章化されてるとは思ったが・・・
父親視点のドラマ版のが出来はいいな。娘視点の原作であるこの作品は
解いたり深堀すれば面白くなるはずのものを全部スルーしてる印象受けた。
ただラストの
少女は立っていた。
ここに在るものと、ここに無いもののただなかに、
知ることと、知らないことのただなかに、
少女はたったひとりで立っていた。
この文は秀逸だった。
柳美里は光るものは確かにあるのに、小説に活かされてなさすぎ。
人間として性格がダメすぎるのも影響してんだろうか。勿体無い。
>>873 サイゾーにもその本の記事があって気になってた。
屠殺の場面を描いてるのに著者のイラストがかわいくて不思議だった。
そういう職業を差別してた時代があったんだな。
自分はマグロの解体みたいなもんだと思うのに。今度本屋で探してみるよ。
>>878 確かに柳は勿体無い。
あの人がドラマ版雨と夢のあとにみたいなの書けばとても良いものができると思う。
そして性格がダメすぎるというのも同意
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」 フィリップ・K・ディック
古典的名著。『ブレードランナー』は観てないけど、
『追憶売ります』が『トータルリコール』になったことを考えると、
一生観ない方が幸せかもしれないな。
「疾走」 重松清
暗くて希望が無くて重くて・・・・なのに途中でやめられず1日で読みきった。
淡々とした描写ながら、リアルで読み終わってかなり鬱になった。
これを読んで自分の平凡な人生をありがたく思うけど、自分もこれから先何があるかわかんないもんな。
重さのあまり再読はできないだろうけど、忘れられない1冊になった。
>>882 後半、地元→大阪に出てから話がダレた様に感じた。
花村曼月もどきと言うか。
>882
「疾走」 重松清
さっそくだけど本屋で文庫買ってきた
面白そうだから読んでみるよ
今は東野圭吾の「悪意」を読んでる途中
中盤から後半にかけてかなり面白くなってきた
不幸を見て、自省するのって正しいのか。
って考えてしまうから、疾走は好きじゃない。
疾走って二度と読み返そうとは思わないな。
割りと鬱な暗い話は好きな方だけど、疾走はなんか好きじゃない。
あれは年齢設定を高校生ぐらいにした方がいい。
中学生じゃ酷すぎてリアリティない。
少年犯罪絡みだと、今読んでる
「空白の叫び」面白い。
まだ上巻だけだけど。
貫井作品は貫井自信の考えや思想をそのまま登場人物に言わしてる様な感じで
イマイチ好きに慣れなかったけど、この作品の少年達には血が通ってると思えた。
>>881 ブレードランナーは別作品として見たら傑作。
退廃的な映像美がステキだよ。
『華氏451度』
ディストピア万歳。トリュフォーの映画化もあるけど、
ハリウッド映画のリベリオンの方がB級で好き。
「巨乳はうらやましいか?」
自身もHカップを持つジャーナリストが見た、おっぱいに関する事情あれこれ。
大きすぎても小さすぎても問題はつきないものだ。
豊胸手術の起源が日本のパンパンガールにあるとは。
映画を見なかった方が良かったと思った小説は「渚にて」
>>890 最近リメイクされたTVMのほう?
私はオリジナル(白黒)はとてもよかったけど・・・
「閉鎖病棟」帚木蓬生。何十回と読んでる話。
今「ゴールデンスランバー」読んでる途中で伊坂幸太郎好きなのに
何か読み進まなくて、気分転換に読んだ。やっぱり良い。
アヒルと鴨のコインロッカー
なんかタイトル名とイメージが全く違った(笑)
手の込んだ殺人事件だとかよりも、動物の虐待(惨殺)の方が薄気味悪い。
894 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/04/10(木) 09:49:00 ID:Jw1vaqh3
パズル 山田悠介
40ページでリタイアした。文章はまあ
、下手なのはわかっていたからまああれだが、
こんな数ページで犯人の分かるサスペンスがあって良いものか!
つうかこれサスペンス?やっぱり読まなきゃ良かったなあ…
幻想運河/有栖川有栖
ミステリとしては微妙だけど面白かった。バラバラ死体。大麻やってみたい。
仮面の告白 三島由紀夫。
半分読んだけど何時になったら面白くなるんだこれ?
村上春樹 これまでの人生で巡り会ったもっとも重要な本3冊
『グレート・ギャツビー』『ロング・グッドバイ』『カラマーゾフの兄弟』
オレンジだけが果物じゃない/ジャネット・ウィンターソン
図書館で適当に借りた。出だしが思いっきり宗教の話で
ああなんか嫌なもん借りちゃったかも、と思ったら
途中から一気に面白くなって読みますた。
タイトルと内容ががっつりはまっててとても良いです。
しかし先に裏表紙でネタバレ読むんじゃなかった。
ファイアスターター/キング
キングはこれが初めてだけど面白かった。なんで今まで読まなかったんだろう。
読んでて何となく既視感があったんだけど恩田陸だ。文体が何となく似てる。影響受けてたんだな。
まだ上巻しか読んでないけどどうオチつけるか楽しみ。
900 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/04/16(水) 14:12:46 ID:9IGlV9W3
『痴人の愛』谷崎潤一郎
こんな男っているのだろうか。いるのだろうな。
イライライライラしながら読んでたけれど、
そこまでの覚悟をもってナオミの宿主になるのなら、まぁ見上げたもんか。
上品な綺羅子と下品ではすっぱなナオミの対比、
それだけ冷静にわかっていながらもナオミに溺れていく主人公がすごかった。
こんな男性が本当に世の中にいるのなら、会ってみたい。
話を聞かせてほしい。
アリスの国の殺人/辻真先
タイトルにホイホイされて読んだけど、当時の漫画の扱いを知れたのは思わぬ収穫だった。
コメディタッチで押し通すかと思ってたから終盤の展開には驚いたけど、
あのまま隣人と出来上がって大団円、とかにならなくて良かったよ。
痩せゆく男 リチャード・バックマン(S・キング)
痩せる呪いがあんまり怖くない
903 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/04/17(木) 21:04:01 ID:I4d6QQ/4
重松清と山本文緒は元気ない時には読めない、落っこちる
雨の日に便所で徒然草を読むのが好きだ
『カラシニコフ自伝』(エレナ・ジョリー著)
世界一有名な自動小銃の開発者の自伝。と言っても、著者は本人ではなく、
本人とのインタビューを元にしてジャーナリストが書いたもの。
ロシアの“富農撲滅運動”により家族共々 シベリア送りにされたことや、シベリア
から逃げて身分を偽り、各地で働いて軍に入隊、第二次世界大戦中に戦車部隊で戦い
負傷した話、療養中に自動小銃のアイデアを具体的に形にまとめ始める話など、とにかく
興味深い。薄っぺらい新書本だから、カラシニコフの人生のダイジェスト版といった趣だが、
様々なエピソードが詰まっていて実に面白い。
『海の鷲 ゼーアドラー号の冒険』
第一次世界大戦において、ドイツ海軍の巡洋艦・ゼーアドラー号の指揮官として活躍した
フェリックス・フォン・ルックナー伯爵の半生を描いた物語。大戦中のゼーアドラー号の話も
面白いが、ルックナー伯爵が海軍に入るまでの話(13歳の時に家出をして船乗りとして
数々の船で働き、また 各地を放浪して様々な経験をする話)の方が面白い。
スレ違いすまん
「空の境界」って面白いんだろうか?
当方ライトノベメはあまり読まない。
涼宮ハルヒはアニメで見て、結構面白いと思ったけど
原作は読んでいない。
文章がしっかりしていれば、トンデモ設定でも読みきれるかなーと
思っているんだが…助言よろしくお願いします
なかなかおもしろいよ。気になるならむしろ読んでみたらどうかな>空の境界
全体的に暗いのと、残酷描写が多いのと、ヒロインがアヤナミ系というか感情の起伏が少ないのに、あまり取り柄のなさそうな主人公に惹かれる、とか
いまどきありがちな内容で
つまりヲタク向け内輪ノリ・厨二病設定てんこもりだけど、そこも含めてたまらなくおもしろい。
文章は、「しっかり」してるとはいえないけど、独特の勢いがあるので読み進められる。
重苦しい西尾維新てかんじかな。
私はハルヒがものすごく苦手なんで参考にならないかもしれない。
最近読んだのは「夜市」
たんたんとした語り口がいい。
なぜかムニャイニのイラストが合いそうだと思った。
解剖医ジョン・ハンターの数奇な生涯
ドリトル先生やジキル博士とハイド氏のモデル(後者は屋敷だけ)となったイギリスの解剖学者/外科医の一代記。
いろいろものすごい実験や手術が登場、想像力豊かな人はグロ注意。
天才は迷惑だが魅力的である。
日本版の表紙の絵は実際に解剖に立ち会った画家が描いた、出産直前の妊婦とその胎児。複製画集が欲しい。
だましの文化史 作り話の動機と真実
歴史上の嘘からミステリーサークル、有名な贋作者の生涯、ミリ・ヴァニリ口パク疑惑などの嘘・作り話・でっち上げに関する話を集めた本。
この中にある話の大体の動機が金がらみなのが面白い。
奥田英朗
「イン・ザ・プール」「空中ブランコ」
不謹慎だが「義父のズラ」がつぼったwww
脱力して笑いたいときに、どうぞw
ファイアスターター下巻/キング
一気に読んでしまった。ちょっと尻すぼみの感だけど、まあこの手の話は読者が期待しすぎるもんだからしょうがない。
次はシャイニング行きます。
野瀬泰申「ちゃぶニチュード! 日本全国マズイ店列伝」幻冬舎文庫
「ちゃぶ台をひっくり返したくなる店」の突入実録レポで面白かったけど
日本経済新聞特別編集委員という肩書きがなせるのか、表現がけっこう冷静で
先に出た「あなたの町の生きてるか死んでるかわからない店探訪します」新書館
のナマナマしくも面白くダメージが伝わってくるレポを読んでいた自分には
ちょっと物足りなく感じた
>>904むしろ、気分が落ち込んでるときには暗い本がいい気がする。
山本文緒の「そして私は一人になった」よしもとばななの「白川夜船」
あと前に出てた「疾走」なんか落ち込んだときには読むなあ。
映画もそうだけど、落ち込んだときには暗いものしか受け入れられない。
戻り川心中
すごいすごいと言うのでwktkして読んだ。
がっかりした。
期待しすぎたらしい。
五郎治殿御始末/浅田次郎
死ぬよりも生きていくことを選ぶ方がきついよなと。
3ポールと某入浴剤を揃えた香具師には、無理やりにでも読ませたい希ガス
憑神の終盤がおもしろかった香具師にもオヌヌメ
何か浅田でハズレを引かないから、ちょっと長いのを逝ってみるか。
ニンギョウがニンギョウ 西尾維新
訳の分からない文体が売りなんだろうけど、でもこういうのって他にもあるよな
って印象を持ったらその後に何も残らなかった。
昔同じ作者のをパラ見した時も同じ感想だったから、多分合わないんだろう。
916 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/04/24(木) 23:23:18 ID:3bOUi1Zf
グミ・チョコレート・パイン グミ編/大槻ケンジ
高校にいる間に読んでおこうと思った。
大槻ケンジが好きになった。
続き買って来よう。。。
The Boys from Brazil / Ira Levin
8年前にロンドンのすすけた古本屋で買ったハードカバー。
前の持ち主の書き込みやら食い物の染みやらでキッタナイが、
最初のページにネタばらしを書き込むというミステリーファンの
風上にもおけない落書きだけはなかったので、許すw
もうストーリーはわかってるのに、2年に1回くらい読み返してしまう。
初めて読んだ時は、悪玉の真の狙いが少しずつ明らかになるにつれて
ゾクゾクした。英語の文体はシンプルなのに、間接話法などを駆使して、
恐怖や怒りや驚愕などの感情を浮き彫りにする技巧が凄い。
「ケチャップ」にはワロタが… しかし怖かった。ほんとに怖い小説。
「神様ゲーム」麻耶雄高
何が真実なのか全部が真実なのか、よくわからないが
とりあえず最後の最後、ものすごくたまげたなぁ…
>>916 学生の間に読んでおくべき本はあるよね。
大学生とかじゃなくて、高校生。
山田詠美のぼくは勉強ができないとか
山本文緒のまぶしくて見えないとかも。
「哀れなる者たち」アラスター・クレイ
好きなタイプの登場人物がひとりも出てこない小説を読むのに、苦痛を感じるようになった。
最近年甲斐もなくラノベばっかり読んでいたから、読書能力が衰えたのだろうか。
新美南吉童話集/千葉俊二編
苦手な意見じゃなければ道徳的な話でも鼻に付かないもんだと思った。
戦争は悲しいものです、人間は文明の進歩と共に大切な物を失っているのです
系のオチが付くんだろうと思いながら読んだからランプと鐘の話は印象的。
まあ前者はモロ戦中の話だからそんなオチにしたくても出来なかったんだろうが。
床下仙人
現代のカフカだとか「この本がおもしろくなかったら他に薦める本はありません」と煽っていた
POPに騙された。中年サラリーマンが好きそうな加齢臭漂うくたびれた小説。
POPの力は偉大だな
一週間の仕事
良くできてる。でもやっぱり本格の方が好きだ。館とかたまらんよね。
「家族八景」筒井康隆
10年前に買ったが、生理的嫌悪を感じて挫折。
再挑戦したら、面白かった!
しかし、筒井氏はこんな小説を書いて、人間不信にならないんだろうか。
「スカイ・クロラ」森博嗣
中二病小説ここに極まれり。
気取った表現、台詞にイライラしっぱなし。
このシリーズも森氏の本も、恐らく二度と手に取らない。
925 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/05/05(月) 22:01:25 ID:axMsKscg
「世にも美しい数学入門」/藤原正彦/小川洋子
数学が嫌いな奴は一度こういう本を読んでみるべきだなーと思う。
美しい、と思う気持ちが大切。
最近というかここ一ヶ月だけど…。
不倫(レンタル)/姫野カヲルコ
ビフォア・ラン/重松清
流星の絆/東野圭吾
姫野カヲルコの本は初めてだったのだけど
文章が軽快でスラスラ読めた。というかフランスかぶれの
ワキガ男のしゃべり方が面白くて電車の中でふいたw
東野圭吾はまぁ、普通に楽しめた。
「ヒトは食べられて進化した」
人間を含む霊長類は昔から今に至るまで結構ライオンとかワニとか熊とかオオカミとかに食べられている、という話。
ライオンが襲う映像は昔から草食動物ばっかりで、チンパンジー(ライオンの排泄物の中から毛が見つかることが多いとのこと)や他の霊長類を襲う映像はあんまり見たことがないけれど、ある種の意図が働いているらしいことが分かった。
トリプルプレイ助悪郎
いくらラノベだからってこれはないだろ。
清涼院へのオマージュだかトリビュートだかって書かれていたので
読む前からものすごく不吉な予感がしてたけど。
同人誌を商業で出すなよ。
てか同人誌にだってもっとまともなのはいくらでもある。
図書館戦争/危機/内乱/革命 有川浩
上のほうでも書かれている2ちゃんスラングはさほど気にならなかった。
さすがに「小一時間問い詰めたい」と「キャラ読みですが何か?」には閉口したけど。
そんなことより、有川浩の真骨頂は女同士の陰湿な争いの描写にあると思うんだが、
このシリーズでもこれでもかってくらいにリアルに書かれてて笑った。
930 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/05/15(木) 05:51:02 ID:oB3DyeKC
ナラタージュ 島本理生
お互い好きあってるんだから付き合っちゃえばいいのになー、
葉山先生はそのまま奥さんと続けててなんの意味があるの?
って思ってしまう自分は幼いんだろうか…。
もっと読み込めばわかるのかな。
ラブホテル進化論
研究者に限らず、ものを書く人間に一番大事な「独自の視点」に欠けている気がする。だからなのか、面白くなるはずの題材なのに少しも面白くならない。
同じ題材なら、比べるのも失礼だが井上章一「愛の空間」の方が遥かに良い。
スプートニクの恋人 村上春樹
最後につながる理由がわからない。急すぎる。
主人公があっちの世界にいったのか?
草枕
彼岸過迄
門
猫・坊ちゃん・こころ以外の漱石を続けて読んでるんだが
超おもしれぇぇぇぇぇぇ!とまらん。
高校生が漱石読んで、果たして理解できるんだろうか?
三四郎だって、心の底から理解できる、納得できるのは
せめて大学出てからだと思う。
学士の国文で漱石の研究なんて、
恐れ多くてできんなぁ…
次は「行人」
934 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/05/22(木) 19:40:43 ID:/pqWMSwB
ささらさや/加納朋子
亡くなった旦那の霊が、何かしらトラブルに巻き込まれる奥さんを助ける、といった一連の流れがパターン化してきて、中盤あたりから少し飽きてくる。ドラマ化の際には最適だっただろうけど。
それに終盤にはサスペンス?要素が混じってきて、強引に最終章に持っていったかんじ。
でも最終章にあたる旦那のメッセージはとてもよかった。
そういえば最近は
リングシリーズ→黄泉がえり→ささらさや→(現在)雨と夢のあとに
と、死人がテーマのものばかりだ。
「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ」滝本竜彦
久々にわくわくしながら一気に読んでしまった。
おもしろかった。
「62代横綱 大乃国の全国スイーツ巡業」
スイーツ(笑)でもすげー心がなごむ本
「甘くなければお菓子じゃない!」と力説する親方になごみまくり
「本を読む本」講談社学術文庫
もう一度じっくり読もうと思った
本を読むに当たって参考になることが多い
「しゃばけ」畠中恵
予約待ちしてそうだなーと思ったら書架に並んでたので借りてみた。
ドラマで好きだった所が原作に無いオリジナル展開だったみたいで残念。
阿部公房の短編集
人肉食用反対の奴とか、「棒」「R62号の発明」等。
面白かった。
思想はどうあろうと、本気になって闘う人の本は熱いし面白い。
火車
魔術はささやく
パーフェクト・ブルー
模倣犯
竜は眠る
レベル7
久々にまとめて読み返してみた。どれも昔は好きだった。
少年の描写が鼻につくというかなんというか。
最近の宮部はどれ読んでも同じだね。
味方側は純粋な少年と老人で、敵は絶対悪で。
偶然、宮部みゆき読んだ。
「あかんべえ」
前半、おもしろんだけども、もう後半というか終盤が…。息をつかせぬ展開といえば
そうなんだけど、現実離れしすぎで強引だったかなぁ。浪人さんのエピソードは良かったけどね。
万城目学「ザ・万歩計」
笑った。
そしてお説教くさくはないのに、ほんのちょびっとだけ切ない。
おそらく作者と私がほぼ同年代だからであろう…。
余談だが、この人と空知秀秋は気が合いそうな気がする。
>>941 分かる。
最近のお作は知らないけれど、結構以前から
「己の分をわきまえない人は皆不幸になる」
というお説教くささがあると思う。
それが時代劇であれば、
「身分の差」という絶対的な「分」がある世界だから
話に説得力も、読者に共感も呼べようものだけれど。
現代の話でやると、ひたすら説教くさい。
もう15年くらい前だと思うけど「ドルシネアへようこそ」という短編、
中学生の自分が読んでも、ひがみがましく貧乏くさくて嫌悪感を持った。
心が清いのは結構。
なら外見も、きらびやかとまではいかないまでも
せめてその人なりに華やかに飾ればいいのに、
「飾る」その根本を否定しているから、宮部氏の作品は基本的には、嫌い。
大体若い女は身を飾ることしか考えてなく、結果破滅。
実直に生きてきた老人と、穢れを知らない少年(少女はほとんどいない)は
絶対的な善、という世界観、キャラクター観は、病的だと思う。
アクセル・ハッケ
「キリンと暮らす クジラと眠る」
一章が短いからちょっとずつ読めてお得な感じがする。
ゴキブリは人間に片思いしてるんだってさ。みんな優しくしてやれよ!
あと、ノルウェーとアイスランドと日本はいずれ鯨に飲み込まれるらしいぞ!逃げろ!
945 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/05/29(木) 22:51:47 ID:XB3/Yx/E
貧しい人々
HELLSINGと宗教学の本を一緒に読んでみた
食い合わせ最悪だわ・・・
「女奴隷は夢を見ない」
特に何かが起こるわけでもない。
ある日突然売られ、売られた先で虐待される運命から逃れられない女たちと、彼女達を商う側の話。
この世の絶対的な不公平という点で妙にリアルな話。
「女子中学生の小さな大発見」
女子中学生たちの発想に感心しつつもワラタ。
八日目の蝉 角田光代
幼女どころか乳児誘拐する女の話。
途中、ぐだっとするというかもやもやする場面もあるが、
序盤越えると、逃亡の果てがどこへ行き着くのか気になってぐんぐん読んでしまった
しし垣がなんなのかわからないので、今からググる
950 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/06/01(日) 03:12:47 ID:WlGSEJIz
村上龍 「69」
951 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/06/01(日) 03:52:27 ID:YYCOupfj
「星の王子様」を久しぶりに読んだ
素敵だ。これはやはり子供ではなく大人が読むべき本だね
何か自分のなかで錆び付いていたものが、また少し輝き出したような
とにかく元気でた。「人間の大地」も久しぶりに読んでみよう
山崎豊子「不毛地帯」
珍しく主人公がハッピーエンドだった
>>947 私も昨日読んだ。
設定なら「出生率0」の方が面白かったかな。
尾崎翠全集
学校の授業でやった「こおろぎ嬢」が好きだったから読んでみた。
わけわかんないけど登場人物はみんな片思いをしているらしい。
人間の第六感を越えた第七官に響く詩を書きたいと思う少女が奇妙な家庭に居候する話
「第七官界彷徨」が良かった。少女が可愛い。
クーンツのウオッチャーズ
空の境界 上巻
この作者初めてなのもあるのか、
カナがわからないのではなくて文の読み方がいまいち把握できない。
読み進めるための原動力も見つからず、
伏線にもなりえてない文脈ばかりで正直疲れるばかり。
下巻読むの苦痛な予感がもりもりする
ロバートラドラムの『暗殺者』
マットデイモンで映画化のボーンシリーズの原作。
翻訳が何やら活劇調に感じるが、深い内面描写と危険時の機知は読んでて引き込まれる。
958 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/06/04(水) 20:28:19 ID:D06QSwC6
柳美里「雨と夢のあとに」
主人公の雨(←名前ね)視点で物語が進んでいくから、感情移入しやすく物語の世界にも入りやすくすらすら読める。
ただ雨視点のためか、雨が単独で何かしら行動や思考をしている間は他の登場人物(幽霊になった父親と隣人)についてはほとんど描かれていない。それは彼らが幽霊であるせいだろうけど、彼らが昼間はなにをしていたのか、雨や自分自身についてどう思っていたのかも気になった。
イン・ザ・プール 奥田英朗
ヤブなのか名医なのかわからないふざけた精神科医と訪れる奇妙な患者たちの話。
なかなか読後感が良かった。
坂口安吾「白痴」
太宰を中二病にたとえるならこの人はポスト中二病って感じなのかな
自分は平凡だって分かりながらも理想に憧れるってのは分かる気がする
鬼平犯科帳23巻。
いよいよ次の24巻でおしまいかー。しかも未完かよー。さみしい。
鬼平いいよね。
3回ぐらい読み返しているよ。
夏になると縁側で風鈴の下、夕涼みしながら読みたくなる。
縁側、ないけどさw
摂氏零度の少女/新堂冬樹
中二病の見本のような少女だった。
若草物語
流石は世界最高峰の児童文学作品
少し宗教くさいけど凄いいいこと言ってる
NR
7割りくらい読んだところから始まる超展開がおもしろい
ハイスペックな年下の叔母さんがいいキャラしてる
古川日出男「ベルカ、吠えないのか?」
登場する犬に感情移入しないように描かれてはいるけど
わんこが…(´д`)
同じ作者の「アラビアの夜の種族」と似てる気がする。
面白かったー。
966 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/06/09(月) 02:28:31 ID:xqE8WXrq
今さら感が自分の中にただよう中、
容疑者Xの献身 東野圭吾
これの前に読んでた別の作者の伝奇小説がひどく独り善がり
というか、書きたいもの書きました!だけのひどく難読な物語だったこともあってか、
すごくすらすら読めた。
多分、伝奇小説作者と同じく、書きたいもの書きました!もあるんだろうが、
そこにはきちんと読み手を意識した姿勢があり、非常にわかりやすく、
且つとても面白く、文章やトリックも精緻。
そのうえ、ミステリーなのに心にグッとくる。
いいもの読んだ。
また東野読みたい。
とはずがたり
これはひどいビッチ&スィーツ。平安フリーセックスすぎ。
ふしぎな図書館 村上春樹/佐々木マキ
よくわかりませんでした。
969 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/06/09(月) 13:10:20 ID:NaUNGaeB
斜陽
むずかしかった
970 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/06/09(月) 14:01:21 ID:BtWAqjxo
加藤智大 「アキバ虐殺」
銀の海金の大地
再読だけど。
きのう実家からありったけの氷室冴子持ってきた。しばらく個人的追悼する。
972 :
おさかなくわえた名無しさん:2008/06/09(月) 19:23:10 ID:1Z+eabXq
森絵都のカラフル、っていう作品。
別の作品で直木賞作家もとったし、この作品の評価も結構あったから買ってみたら大外れ。
どれだけ高尚なものかと期待してたけど、中学生向けの作品だった。
そういえば数年前は10代の女の子が芥川賞を取ったよね。
もう「○○賞を受賞」なんてのは信じられなくなってきた。
活字離れしてきた現代人に本を買わせるための宣伝に過ぎない
>>973 爆笑。
内容もない、文章もひどい…
「いろいろと絶句もの」という感想に、心から同意。
内容がないならないなりに、文章だけでもせめて素人くさく書かなきゃいいのにw
芥川取ったときの評価は綿谷>>>ひとみだったが
最近彼らの言動・動向を見ていると、
よほどひとみの方が作家らしいセンス・目を持っているなと感じる
>>973 プロ(笑)が書いてるからには、お金発生してるんだよねコレ。
読者レビューでももう少しマシにかけるんじゃないかな。
自分のウチから湧き出るものに関してはヒトそれぞれだから
自作をものすることは若かろうとなんだろうとできても
人様を評するにはやっぱり人生経験が必要なのかもなー
小林多喜二 「蟹工船」
フリーターとか派遣社員とかやらにやたらと売れてるらしいが、
森本に比べたら、お前らなんてブルジョワだ。
卵と小麦粉それからマドレーヌ 石井睦美
ちょっと泣きそうになった
県庁の星/桂望実
「スーパーの女」の前に、8時間程、選民意識に凝り固まった馬鹿のオナーニを
無理やり見せられた感じ。
オイディプス王/ソポクレス
ギリシャ悲劇とか読んだことなかったけど、いざ読んでみたらなかなか面白いね
結末を知ってるのは残念だった。知らないうちに読んでたらよかったなあ
女の一生/モーパッサン
せ、切ない……。
とりあえずジャンヌがとても「女性的」だと思った。良くも悪くも。
俺の中では女性っていうとこんなイメージがなきにしもあらずなんだが、
女の人ってこの小説読んでどう思うんだろう?
>>980 悲劇のヒロインごっこが大好きな、金持ちで暇なお嬢様の愛読書。
>980
読んでて共感とか同情はなかったなー
ヒロインが不幸コンボでボコボコになっていく様子は
ケータイ小説にリライトしたら売れるんじゃないかなと思った。