都会で暮らすことのどこがいいのか教えてくれ

このエントリーをはてなブックマークに追加
289青森育ち
※田舎vs都会を考える上で大事な考え方に「小選挙区制」があります。
 具体的な説明をするために実際の政党名が出てきますが、これ書いてる香具師の
 支持政党との関係はありません。

〜〜 「小選挙区制」の原理-少数意見の圧殺 〜〜
「国民新党がいい」「いや、民主党だ」「自民党が一番」考え方は本来、十人十色で
あるべきです。そして支持率に応じて票が集まり、議席を確保して、討論や議決が
される…これが公平な民主主義です。しかし、小選挙区だと、変な現象が起きます。

A候補:自民党(得票率40%)  B候補:民主党(得票率30%)
C候補:社民党(得票率20%)  D候補:共産党(得票率10%)

当選するのはA候補だけです。仮に日本各地で同じように選挙が行われれば、
どの選挙区でも自民党が当選して、40%しか支持されてない政党が100%議席を
確保します。一般的に、選挙区が大きければ大きいほど、議席数が得票の比率に
近づきます。逆に、選挙区が小さければ小さいほど、このように「ちょっとだけ有利
な連中がデカい顔をする」現象が目立ってきます。

さらに問題なのは、選挙区が小さければ勝てる見込みが薄いので、小政党が候補者を
立てにくいことです。この例では、国民新党を支持する人は、投票する候補がいません。
候補がいなければ、主張に触れる機会がなく、支持率はゼロのままです。支持率が低い
から候補が立たない、候補が立たない・当選しないから主張が理解されず支持率が…
結果として、意見や支持率そのものまで「多い者有利・保守的」になります。
(「新しい考え方」は、最初は少数意見です)

この現象をご理解の上で、想定問答集をどうぞ。
290青森育ち:2007/03/25(日) 12:25:30 ID:z0l6qmpR
〜〜 娯楽編 〜〜
Q6 どこ行っても人だらけの都会より、すいてる田舎のほうがいろいろ楽しい!
A6 田舎には「選択肢」がありません。商売上のことはもちろん、(商売は、可処分所得
  という票を、店や企業が取り合う選挙です)、考え方に「小選挙区の原理」が働く結果
  田舎では、趣味や娯楽の選択肢が非常に少ないのです。つまり、娯楽といえば、車、
  飲む、打つ、買う…いわゆるDQN趣味が主流になりがちです。
  空いてる酒場やパチ屋に行きたい方以外は、肩身の狭い思いをすることでしょう。

〜〜 お付き合い編 〜〜
Q8 殺伐とした都会より、ご近所みんな知ってる田舎のほうがいい!
A8 「ご近所みんな知ってる」からこそ殺伐とします。田舎だと娯楽が少なく、いきおい
  住人の関心は「ご近所さん」になります。さらに、考え方に「小選挙区の原理」が
  働く結果、住人の思想は、単一的・保守的です。
  保守的な意見の「ご近所さん」たちが、集落総出でストーカーも真っ青の監視網を
  敷いてくれます。ネットをやってるというだけで、格好の噂の種になることでしょう。