僕らの知らない生活をする人たち 20人目

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116おさかなくわえた名無しさん
>>102
以前ブリーダーに勤めていました。
勤めてみて分かったがどちらかというとパピーミルだったけど。
シーズー、マルチーズ、チワワ、ミニチュアダックス、ポメがいた。
全部で60頭くらい。

朝は9時に出社。
すぐに産前産後の母犬と子犬のいる部屋に行き、フード、お水、補乳、掃除。

その後、一般犬舎へまわり、フード、お水。
全犬を運動場に出して、犬舎を水洗い&消毒。
犬を出す時にヒート(生理)チェック。

その後、犬は一日中遊んでいる。

大量のタオルを洗濯する。

11時に併設しているトリマー学校の生徒さんが登校してくるので、
順繰りにトリミングしてもらう。

ヒートから10日目くらいが交配時期なので、交配の必要のある子はかける。
ドッグクラブも運営しているので申請書の受付とかもする。

ショーに出せると踏んでいる子がいる時はショーマナーも入れる。
ショーの時期は土日はショーにかかりきり。

ショー落ちした子やペットタイプの子は週に二回ある犬市で売る。

夕方になったら全犬を犬舎にいれる。

そんな感じ。
117116:2007/01/21(日) 21:36:45 ID:/45QhJpW
うわ、申請書じゃない、血統書でした。
118おさかなくわえた名無しさん:2007/01/21(日) 21:43:42 ID:NR+MwmEP
>>116
>>102さんではなくて、悪いのですが、
可哀そうな運命になってしまうワンちゃんとかもいるのですか?
例えば、買い手がつかなくて、保健所・・・とか。
他にも、近親交配などで、奇形が生まれたり。
ブラックな部分がたくさんありそうなイメージを持ってしまうのですが。

いきなり不躾な質問でスミマセン。
119116:2007/01/21(日) 22:03:21 ID:/45QhJpW
>>118
前置きが長くなりますが、まず、ブリーダーとパピーミルは別物ということをご存知でしょうか?
一般的に犬を繁殖させている人は世間でブリーダーと呼ばれていることが多いのですが、
業界内では明確に区別されています。

きちんとしたブリーダーならば、保健所や、近親交配はありえません。

しかしながら、残念なことにパピーミルでは近親交配は多く見られます。
そこで生まれてきたあからさまな奇形の子は恐らくその場で殺されています。
でも、売れ残った子が保健所に連れられていくことはないと思います。
残れば残ったで、種オス、台メスとして身体ががたがたになるまで使いまわされます。

犬にはスタンダードという決まりごとがあります。
体重がこのくらいとか、頭の形がこうなっているべきとかいうことが、
世界的に文書で定められているのです。
そのスタンダードに限りなく近い良い犬を作り、その犬種を滅びることなく
代々育てていくことがブリーダーの仕事です。
だから、良いブリーダーといわれる人たちは、いくつもの犬種を飼っていることはありません。
大抵一犬種、多くても二犬種です。
しかし、そんなブリーダーは残念ながらパピーミルに比べて圧倒的に数が少ないのです。

いわゆるペットショップで売られているような犬はほとんどがパピーミルで繁殖された子達です。
ただ、パピーミルにもピンキリがありますので、近親交配なんてしていないところもあります。

でも、ひどいところでは、一生外に出されることもなく、うんこまみれの犬舎の中に閉じ込められて
ヒートのたびに交配させられ、フードをけちられ、ぼろぼろになって死んでいく犬たちもいます。

スレ違いになりますが、そんな子達をなくすには、消費者がペットショップで安易に買わないことです。
犬はブリーダーで、親犬も兄弟犬も見せてもらって買うものです。

そして、ブラックな部分ということで言えば、犬業界は半分くらいがヤクザです。
ブラックな部分は山ほどあります。
120おさかなくわえた名無しさん:2007/01/21(日) 22:06:55 ID:8lXMykwi
どっちかというとブラックな話の方が聞きたかったりする。
121おさかなくわえた名無しさん:2007/01/21(日) 22:14:30 ID:NR+MwmEP
>>119
早速のお答え、ありがとうございます。
やっぱりという部分と、驚いた部分と両方がありました。
また、少ししたら質問させていただきます。
122おさかなくわえた名無しさん:2007/01/21(日) 22:16:18 ID:X4Pcl4m0
ペット業界にもブラックな部分があるのは微妙に感じてたけど、半分ヤクザってのは凄いな
123116:2007/01/21(日) 22:16:20 ID:/45QhJpW
>>120
ブラックな話ですか。

私が聞いた中で今までで一番ひいたのは、繁殖者のおっさんが、
獣医でもないのに帝王切開したという話ですね。

子犬は生まれたかも知れないけど、母犬は確実に死んでますし、
恐らく麻酔もなしでしょう。

よくある話で言えば、注射系ですかね。
ワクチンは獣医に連れて行って打ってもらうものですが、
大抵のブリーダー、およびペットショップは、
繁殖者やショップスタッフが打っています。
針やワクチンは獣医から。

それから具合が悪い場合なんかにリンゲルを入れたりしますが、
それも獣医ではない素人がやっています。

ヤクザ業界の話といえば、日本のショーを勝ちあがっているのは大抵ヤクザの犬ですね。