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796:
952の続き
>よくフィリピン人などの船員が乗っているのはなぜですか、人件費の問題ですか
人件費の節約のためです。日本人に比べて、フィリピン人の場合、約3分の1の人件費ですみます。
現在、大型の外航貨物船で、乗組員は最低23名は必要です。
日本人が乗る場合、多くて8名、多分ほとんどの船で5名以下、
1人・2人しか乗っていないケースも珍しくありません。
フィリピン人の前は、韓国人を乗せていたそうです。
しかし、彼らの場合、トラブルが多かったそうです。
反日感情や、価値観・文化の違いから、日本人とのトラブルもあったことはあったのですが、
韓国人同士でのトラブルも、それ以上にあったそうで、
たとえば、韓国人乗組員同士でお茶を飲んで談笑している最中でも、
ちょっとした事で、すぐ流血沙汰になるような喧嘩が、頻繁にあったそうです。
日本人を含め、船乗りという職業はブルーカラーの仕事であり、
当然、ホワイトカラーの人々と違って、結束が固い分、血の気の多い人々も当然多いです。
昔の日本人も、そういったトラブルは珍しくなかったそうでですし、私自身も見たことありますが、
しかし、酒も飲んでいないに、しょっちゅう殴り合いの喧嘩を始められると、
さすがに困ってしまったそうです。
フィリピン人船員は、陽気で温厚で、憎めない奴らです。
ちょっと目を離すとサボろうとしますが、勤勉な日本人に比べれば、
たいていの外国人は、のんびりしてるように見えてしまうのでしょう。