胸がスーッとする武勇伝を聞かせて下さい!(37)

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190おさかなくわえた名無しさん
とある合気道の団体の道場へ見学に行った時のこと。
専用の建物がある立派な道場で結構流行っていた。
道場主の師範の方がご好意で技をかけてくれるという。
「上段へ手刀を落としてください」
顔を見れば、温厚そうな笑顔でとても良い人のようだ。
ちなみにオレは空手2段。大丈夫かなと心配しつつ、いつもの
調子で振り上げた。
「??」
オレはその瞬間ヤバイと思った。
師範の方が全く反応していない。このままでは普通に当ててし
まうと思った。刹那、師範の方が反応するのを待った。
2テンポ位遅れてやっと師範の方がオレの手を受けるしぐさを
見せたので、やっと振り落とすことができた。
その後、腕の関節を取られつつ、引き込まれ、オレがうつぶせ
になった所で終わった。
「こんな感じです。」
師範の方は笑顔で言ってくれた。

…て気づいてないのか!?オイ!
オレはその日まで、3割疑いつつも、日本武道の流れを汲む合気道
にどこか期待し、年を取ったらやってみようかなどとも思っていたが、
合気道に幻滅した。