1 :
おさかなくわえた名無しさん:
2 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/09(日) 18:08:21 ID:/rvMnvbK
エロ本
乙。無い無いと思ってたら落ちてたのか・・・
「間宮兄弟」 江國香織
面白かった。兄弟の弟の方は、恋に不器用と言うよりなんか違う気もするが・・・
映画化されていると聞いたけど本当なのだろうか。見てみたい。
更級日記
「男は虐げられている!」
6 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/10(月) 01:16:33 ID:I3GvV3Jm
親切なクムジャさん、読みおわった、なんか後味わりーなぁ。んでさっきまでヴァイブレータ読んでた
7 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/10(月) 01:21:34 ID:HwKKN3Xg
ともだちから「片想いさん」借りた
8 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/10(月) 01:46:29 ID:E7MYgRYh
グレアムヤング毒殺日記
ふたつのスピカ
久々に面白いマンガを読んだ気がする。
カイジ、ジョジョ
おもろい
アイムソーリーママ
ホントに面白かった本はなかなか言いたくないな
むかし僕が死んだ家/東野圭吾
終末のフール
15 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/12(水) 14:14:58 ID:/0fl24fz
野鳥観察図鑑
四季の花の事典
花見の時に見かけた小鳥や花が気になって
消し屋A/ヒキタクニオ
おもしろかった
17 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/12(水) 15:52:28 ID:t8uDJlir
吉本ばななの
キッチン
ムーンライトシャドウ
久しぶりに読んだら泣いた
泣いたら朝目がはれてた…
しまった( ̄□ ̄;)!!今日面接だよ!!
18 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/12(水) 16:59:04 ID:c8LBBqdA
やまけんの出張食い倒れ日記東京編
この本見てると載ってるお店行きたくなる。
肉蕎麦とつけ麺とイタリアンのお店には行った。
今日も見てたら食べたくなったよ。
次はペルー料理だ!
完全自殺マニュアル
現在進行なんだけど、三島由紀夫の『不道徳教育講座』っていうエッセイ。
なかなか、いいところをつくなぁと読んでて感心する。
これを読み終わったら、図書室で借りてきた潮騒を読もうかと思う。
ロバート・ホワイティングの「野球はベースボールを超えたのか」
日本の球団がどうすればもっと稼げるかの提言。
一気読みした。
22 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/15(土) 03:05:14 ID:lK0hMhSI
高瀬舟 森鴎外
23 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/15(土) 03:13:21 ID:h+FWLZRU
池袋ウエストゲートパークシリーズをまとめ読みした。想像以上に内容重めだった
IWGP読みたいなー。
文庫であるといいな
円龍のそば行脚
東京のそば屋さんの良質なガイドブックだ。
こういうグルメ本は読んでるだけでも夢が広がるなぁ
>>24 文庫で出てるぞ>IWGP
俺は全部文庫本で読んだよ。
小説十八史略
通勤途中にバス停で読んでたら、バス逃して遅刻したorz
模倣犯
あれだけ分厚いのに読後感は非常にペラい。
エピソードのつぎはぎと言う印象しかない。
好きな作家だけに残念。
間宮兄弟
つけ麺とカレーが食べたくなった
シェイクスピア「お気に召すまま」
30 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/16(日) 15:32:26 ID:ls1FNFFy
「科学を捨て、神秘へと向かう理性」
「小さな塵の大きな不思議」
クラウゼヴィッツの戦争論の上巻読んだ
世の中では第一章ぐらいしか注目されていないが、
近代史好きの俺としてはかなり楽しめた
32 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/16(日) 15:46:19 ID:0tY5x0x9
吉本ばなな「キッチン」
面白かった。
33 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/16(日) 16:01:41 ID:EdoUdMLO
キノの旅三 おもろかった
ドロシー・ギルマン『おばちゃまは香港スパイ』
今回もドキドキの連続で楽しかった!
おばちゃまの目線がどんどんプロっぽくなっていく所に引かれていきます。
灼眼のシャナ12巻
36 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/16(日) 18:01:25 ID:+CxOCNHq
功名が辻(1)〜(4)
たまたま実家に行ったら
なぜか親に貰った
もともと時代物が好きだし司馬遼太郎も好きな作家だから一気に読んだ
かなり読み応えあったし面白かった
「クリック」 佐藤雅彦
ピタゴラスイッチ(教育テレビの番組)が好きで、それ繋がりで読んでみた。
クリエイターとしてはかなり優れた人物らしいだけあって、よくこんな事を
考え付くなーと関心させられた。中には意味の分からないものもあったけれど。
個人的には「マヨネーズ」「冷蔵庫の扉」「絶対カレンダー」が気に入った。
超・短編集と言うだけあって字数が全然無いので、パラパラめくって楽しむのが丁度良いと思う。
38 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/16(日) 18:08:56 ID:CACvyQNZ
荒野に猫は生き抜いて
泣いた(うω`)
カリンティ・フェレンツ「エペペ」
外国人(外国語)コンプレックスのある自分にとっては怖すぎる話
安部公房「砂の女」は一応相手の目的とかが分かってるけど、
これは相手も何もない。
どこも人で溢れかえっているのに主人公の話を聞く人はいない
特に前半は読んでてすごくストレスを感じた
萩原規子/樹上のゆりかご
学園もの。こんな高校生いねえよwwと思うのはこの手の本では毎回思う約束事。
イベントにミステリ風味と血縁関係のどろどろが絡まって展開していく感じ。
こういうのなら恩田陸の方がうまいと思うな。
キノの旅
「ファストフードが世界を食いつくす」エリック・シュローサー
ハンバーガー食いながら読んじまった・・・orz
チェーホフ「かもめ」
ぼくはひとりぽっちです。だれの愛情もぼくを暖めてくれません・・・(つД`)
目の玉日記
自分も目を酷使しているから気になって買った。
本棚の本を「グロい!」というシーンは確かに凄いけど、それよりも
白内障で光が乱反射して真っ白な世界の描写に
とんでもなく説得力を感じた。
白内障ってこういう見え方をするのか。
ドン・キホーテ 後篇(二)
サンチョの島統治が面白い。
「凶刃 用心棒日月抄」藤沢周平
このシリーズは面白い
「レンタル・チルドレン」
なんか最後がわけわからん。俺だけか?
歌野正午/ジェシカが駆け抜けた七年間について
見事に引っかかった。ちゃんと考えれば気付いただろうけど脳みそ動いてなかった。
でもなんかこの人の文体苦手だ。まやも駄目だ。
>>44 ぐぐったら面白そうだった。眼だいじに。
浦沢直樹『PLUTO』
手塚治虫原作のリメイクということで賛否両論の話題を呼んでいる、らしい。
近頃はマンガを読まなくなってたんだけど、久しぶりに読んでみた。
1巻のノース2号の話で完全にヤラれた。面白い。
『火の鳥』の未来編や復活編なんかが好きな人は、確実にハマれると思う。
>>49 ノース2号は泣けた…。・゚・(ノД`)・゚・。
「ウィンザーの陽気な女房達」 W・シェイクスピア 小田島雄志訳
エヴァンズとキーズがなまりすぎで面白い。
駄洒落を訳すのは大変だったろうな…
フォールスタッフはちょっとだけ(´・ω・)カワイソス
「リチャード三世」 同著者・訳者
リチャード三世は格好良すぎる。アンもエリザベスもちょろいが、
口説かれてしまう気持ちはわからんでもない。
悪夢での被害者総出の「絶望して死ね!」コールにちょっとだけ笑った。
吉原裏同心(四) 清掻 by佐伯泰英
さいきんはまった。
たまたまかったこれの1巻が善かったので
「もてない男」
東大出たけどモテねえよ!というような
強気なんだか弱気なんだかわからない恋愛論的愚痴が面白かった。
シェイクスピア「マクベス」
最近、頭が疲れてるから、読むのが楽な本ばかり読んでる。
ルー=ガルー 京極夏彦
何故か何度も読み返してしまう
プリズンホテル 3回ぐらい読んだ。読み出すと止まらない。
猫と庄三と二人のをんな
たいして事件も起こらないのにな。なんで面白いんだろうな。
リチャード・エイリアス「愛しき女は死せり」
医者になるはずだった彼女がストリッパーとなり、殺されてしまった。
元恋人の探偵が死の謎を追う、という話。
大体想像通りのオチだった。
メロドラマっぽくて読みやすい。
「竹島問題」読んだ。
完全に日本領でした。
勘違い島違いで主張する韓国、バカすぎ。
『夏と花火と私の死体』乙一
領土問題とかってさ。
日本人の著者だと日本側から見た感じで書いてる気がして
他国には他国の言い分があって歴史の記録があって
むしろ勘違いしているのが日本だったら・・・とか考えてしまう。
判断する知識も何もないんだけどね。
>>60 おぉ乙一
俺の部屋にもその本有るw
この人の書く話って淡々としているよね
>日本人の著者だと日本側から見た感じで書いてる気がして
そこは眼力。
そういう著者じゃなかったよ。
乙一ってちゃねらーかな。やっぱ。
11分間/コエーリョ
アルケミストで有名な人らしい。この本が初めてだけど面白い。
世界的に有名だったのか。手垢がついてから回ってくるんだなあ。
乙一の読後感は一日半くらい引きずる
私は60に同意だな。
当事者の主張はどうしても主観が入る。
日本にも韓国にも興味なさそうで、
両方より大きいと自負してそうな
英国や米国辺りの人が書いたなら
まだ信用できるけどね。
気になってはいたが、ずっと手に取らずにいたけど、なんか読んでみよう>乙一
>>66 で、ちょっとは知識あって言ってるの?
従軍慰安婦問題みたく、無知なくせに「相手の言い分も」とか物分りはいいけど頭は悪いこと言ってると、
相手の嘘付きに利するだけで日本人に迷惑になるだけだけど・・・・
南京虐殺や従軍慰安婦の捏造喝破も、
日本人こそが主張したことなんだが、
それは66にとっては参考にならない意見らしいな・・・・
アホらしい突込みだよ。
大昔からの小島の歴史を、どこの外国の学者が調べてくれるってんだか。
自国のことは永遠に自分では主張しないつもりかね。
60の書き込みの者ですが
自分が言った「日本人の著者だと日本側から見た感じで書いてる気がして」
って発言がまさに私の主観というか先入観って感じですね、すみません。
判断つかないのならもっと多くの本を読んでもっと多くの事を知れってことですね。
反省して『竹島問題』読んでみます。
最近読んだ本
『生きる意味』上田紀行
『平面いぬ』『暗いところで待ち合わせ』『死にぞこないの青』乙一
乙一さんの作品は『夏と花火〜』のインパクトが強かったので
後から読んだ他の話はイマイチ魅力を感じなかったなぁ。
「夜明けのメイジー」ジャクリーン・ウィンスピア
第一次大戦前後のイギリスが舞台。
労働者階級出身の女性が探偵業を始める。
途中の半分くらいは、知的好奇心の強い少女がメイドから女子大生になり、
その後看護婦として戦場で働く様子を描いていて、推理小説ではないみたい。
主人公の成長記に興味が持てるかどうかで評価が変わりそう。
>>69 >『暗いところで待ち合わせ』『死にぞこないの青』乙一
私も昨日読んだところだ。
>乙一さんの作品は『夏と花火〜』のインパクトが強かったので
ってのも同意。でもまだ全作読んだ訳じゃないからなぁ。
他には
『嫌われ松子の一生』山田宗樹
『疾走』重松清
なぜか好きでもないのに安野モヨコの美人画報と美人画報ハイパーを買ってしまった…
めくってみたけどいまいち読む気がしないよ(´・ω・`)
>>73 読まないんだったら欲しいw
美人画報、一度しっかり読みたいと思いつつ買えずにいる・・・
「思いわずらうことなく愉しく生きよ」 江國香織
面白かったけど、自分としては内容はわりと薄かったように感じられた。
世界観(というか何と言うか・・・)は気に入ったけど、読み返したりは多分しないかな。
>>75 文庫派なので文庫版を買っちゃったのが失敗だったと思う。>美人画報
疲れてるから目がチラチラしてだめだ。
文庫版で良かったらあげるお。頑張って一応目は通したし(`・ω・´)
>>76 >>75です。レスどうもです。
文庫本ですか・・・私が欲しいと思ってるのは文庫本じゃないやつなんですよ。
元の本の方がイラストが多くて見ごたえあったし、そちらの方を先に読むとよかったかも知れませんね。
お気持ちとても嬉しかったです。どうもありがとう。
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」 作者失念
頑張って読んでみたけど、私には難しすぎた。
>>77 >元の本の方がイラストが多くて見ごたえあった
(;゚д゚) !!
イラストの数自体違ったとは……orz
古本屋で元のほうに目を通してから買えばよかった。
疲れてても気楽に読めるかと思ったのに失敗だったな・・・。
ありがとう。いい教訓になった。
五匹の子豚
面白かった。ラストの一言がいい。こういうの大好き。
クリスティーは小学生の頃「そして誰もいなくなった」を読んだくらいで、
それも内容を覚えていない。
最近になって「春にして君を離れ」、次いでこの作品を読んだが、
こんなに心理的な方面からの作品を書く人だとは知らなかった。
他にも読んでみようと思う。
『流星ワゴン』
誰でしたっけ
>>80 重松清さんでしたかぁ。ありがとう。
読んだら売ってしまうので忘れちゃうんですよね
「クリスピー物語」
文庫本とウェハース菓子がセットになってる。通販で購入。
鈴木光司他6人の作家の短編集。各15ページくらい。
全員ホラー作家だそうだが、特に怖い印象はない。
チョコをウェハースで挟んだお菓子は、おいしいけど普通の味。
85 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/28(金) 17:04:12 ID:E2ABYO0Z
新・買ってはいけない2006
身近な商品ばかりで、なんだか不安になってくる。
これからは買う前に成分や原材料をちゃんと確かめなきゃと思った。
『へんちんポコイダー』 永井豪
芥川龍之介「邪宗門」
最後まで書けよ畜生。
浅田次郎「椿山課長の七日間」
映画化されるらしい。浅田節が随所に見られ、結構面白い。
キャストが気になるが、観たら幻滅するんだろうなぁ。
「アーロン収容所」
会田雄次
戦記です
といってもそんなに重苦しくありません
所々で笑えます
作者の会田さん、何年か前に亡くなられた。・゚・(ノД`)・゚・。
戦争経験者がまた一人…
90 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/29(土) 04:00:15 ID:7BIQJfkr
「ボロボロになった人へ」
リリーフランキー
91 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/29(土) 09:32:50 ID:JInN2wg4
「人は見た目が9割」
竹内一郎
TPOをわきまえた服装とマナーを身につけるのも人に対する思いやりなのかもネ。
92 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/29(土) 09:35:53 ID:nwl7kZ2C
裸のランチ/ウィリアムバロウズ
美学の講義で薦められて読んでみたけど、風呂で読むには向かない一冊だと思った。
「チョコレート・アンダーグラウンド」アレックス・シアラー
世界史で習った『カッコいいイギリス』というイメージ。
選挙の時はちゃんと投票に行かなきゃならんな、と改めて思った。
94 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/29(土) 11:18:33 ID:hDFBgqv4
「外套/鼻」ゴーゴリ、岩波文庫
何かようわからん。俺の教養が足りないのか。また読み返そう
95 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/29(土) 11:22:27 ID:1aM/45EE
ヒッチコック
映画の裏
みんな内容をもうちょっと詳しく書いてくれたら
今何読もうか迷ってる人にありがたい(特にオレ
同意 感想も書いてくれたらアリガタス
98 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/29(土) 14:44:19 ID:wP2EXBlz
>>94 たまにあるんだよなぁ、10年後に読み返したら理解できる本
俺もそう思ってゲーテのファウスト捨てずに持ってる
もう15年になるがまだだめだ
99 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/29(土) 15:38:12 ID:B3aHnox4
渋澤龍彦/エロティシズム
渋ちゃんのエロ観念など。
いやらしくなくていいよ。渋ちゃんの本は全部好き。
そんぐらいお薦めです。
江宮隆之の「石田三成」
世間一般では「関ヶ原の負け犬」というイメージで捉えがちだが
それだけじゃないのねってことがよくわかった。
次は「直江兼続」「島左近」「島津義弘」あたりを読んでみようと思う
101 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/29(土) 17:25:47 ID:QNvwELKU
>>100 いただきますた
明日BookOff行ってくる
坂口安吾『白痴・青鬼の褌を洗う女』
落ち込んでたときに読んだら、何故か滅多に出ない涙が出てしまった。
「反社会学講座」パオロマッツァリーノ
ちまたの社会学の本を皮肉りながら反論する
>>93アレックスシアラー面白いね
>>103 その本の団塊の世代の凶暴化の項がやたら笑えた&納得
105 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/30(日) 19:18:29 ID:3PXfIshe
ゼロの使い魔/ヤマグチノボル
「ノーライフキング」 いとうせいこう
子供が主人公なんだけど、80年代当時と今とでは子供の質が違うから
何か登場人物が骨董品のように近くて遠い感じ。
高橋名人に熱狂してたときに読んでたら胸が高鳴っただろう。
107 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/30(日) 22:39:44 ID:LNDnCA+9
谷崎潤一郎の「細雪」
昔、一度読んでたけど、今回のほうが断然面白かった。 文が上手い。
関西に住んでるんで、内容がよりよく分かったしね。 たまには昔のもいいね。
108 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/30(日) 22:48:14 ID:kwarYu9a
麻耶雄嵩の蛍
あまりに無情だ。
評価が何時も高いが、自分はやっぱりあわない。
109 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/05/01(月) 16:01:34 ID:Fqki8EKk
今日からマ王 シリーズ全巻
いやなんとなく。
漫画が出てるので終わった話だと思ったらまだ続いてて・・・・orz
自分は基本的に終わったシリーズをまとめ買いしてまとめ読みするのが好きなのです
武士道とエロス
父親の書棚から拝借した「沈まぬ太陽」山崎豊子
ぐんぐん読めます。
112 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/05/01(月) 17:18:15 ID:eIXkBmn8
シャーロックホームズの冒険
113 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/05/01(月) 18:32:07 ID:0nboPjpe
国家の品格
痛い程心に響いた
114 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/05/01(月) 18:45:24 ID:0dwoofsh
遅レスだが
>>20お前は俺か?
『不道徳教育講座』面白いよなw考え方や内容も全然古臭くないから
今でもフツーに読めるし。
今度『三島由紀夫レター教室』でも読んでみようかな
三島は「仮面の告白」だけでもうお腹いっぱいになった。
黒田研二『カンニング少女』
こんなカンニング方ありえねーだろ…って思った。
話自体はわりと面白かった。
黒田ってペルソナ探偵の?
なら読んで見よう
118 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/05/01(月) 23:10:43 ID:7ftAk/7r
『公図の研究』
まぢオススメ
>>114 レター教室マジお薦め。
手紙形式なのに(だから?)この人がああなって、あの人がこうなって、
ていうのがさらっと理解できる。
自分の最近読んだ本
さくら(著者失念)
帯の文に多少引きつつ読んだ。
どこがどう、って訳じゃないのにいつのまにか泣いてた。
しばらく、読後感にひたりつつボーっと出来たのがちょっとよかった。
『アースシーの風』を読んだ。
予想に反して面白かった。ゲドまじで普通のじいさん。
血わき肉躍るような文章を書く歴史小説家を教えてください
年寄りが書くような淡々としたのは疲れます
中島敦 面白いよ
「夜の果てまで」盛田隆ニ
大学生と人妻の恋愛物。
人間、どこで道を踏み外し犯罪者になったり
犯罪に荷担するようになるか分らんね。
面白かったけど、続きが気になる。
「安楽病棟」 箒木蓬生
痴呆病棟のほのぼの生活と事件。
このままじゃ将来の私は醜いボケかたしそうだ。
周りに迷惑をかけずに老いるにはどうすればいいんだろう。
その答えが安楽死なのかな?うーん。
「アクアリウムの夜」稲生平太郎
学園ホラー物。
普通の日常が徐々に壊れていく描写がいい。
126 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/05/05(金) 12:37:30 ID:vyE21cKF
同級生 東野圭吾
まあふつー
>>87 芥川の羅生門と北原の邪宗門まざってませんか?
細かくてスマソ
99%の誘拐
うーんいまいち。
建築建物術入門
「である調」で書いてはあるものの
文章の大半は固有名詞で文意等ありゃしないw
しかし、その分簡潔で読みやすい
面白い建物はそこら中にある事を意識させてくれる
平山夢明/東京伝説 渇いた街の怖い話
平山夢明シリーズ大好きだ
野草・雑草観察図鑑
街の樹木観察図鑑
身近な草木が気になったので。
いつも見かけいても、名前を知らない植物だらけで面白い。
海辺のカフカ/村上春樹
『怖ろしい味』勝見洋一
どれもが、食材や物にまつわるドラマのある短篇集
個人的にカクテル・ピアノが面白かった。
「暗黒童話」乙一
なんとなく話自体は読めてしまったけど、作中作の話が面白かった。
「くもはち」大塚英志
雰囲気がなんともいえない。
じわじわとくるあの世界観が好きだ。
138 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/05/08(月) 05:23:22 ID:tk8iMOIJ
陰日向に咲く
自分の中で劇団ひとり株が急上昇
>138 それ評判イイのだよねぇ気になる
『銀齢の果て』 10年ぶりに筒井作品を読んだ。 これが老いというものか。。
所々にある作者独特の遊びにニヤリ
蠅の王
少しグロい
ウェブ進化論 梅田望夫
知らない人にとっては新鮮かもしれないけど、
2chやってるひとにはいまさらって感じの内容。
740円と時間をドブに捨てた気分。
142 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/05/09(火) 19:17:21 ID:wkUVzzCW
鉄底海峡 高橋雄次
この本で、自分が第1次〜第3次ソロモン海戦辺りを集中して読んでいるのが自覚できた。…遅過ぎ
鬼平犯科帳 池波正太郎
全巻一気読みの途中。今13巻。鬼平かっこいい。
ちょっとした握り飯とか天ぷら蕎麦とか軍鶏鍋美味そう。
「新編 銀河鉄道の夜」 宮沢賢治
22にもなって恥ずかしいけど、たまに童話が読みたくなる。
悲しいけどいい話(T_T)
145 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/05/09(火) 23:06:08 ID:xTXFJuQe
>>143 今、池波の 真田太平記読んでる
3巻を買って読んだように思うが見あたらず、3巻を買うかどうか悩んでる
146 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/05/09(火) 23:35:29 ID:hgZJ3bfU
『オヤジの遺言』早坂茂三
147 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/05/09(火) 23:42:05 ID:hgZJ3bfU
『原因と結果の法則』J・アレン
謙虚になれる。
注文の多い料理店
花巻に行ってみたいな( ^ω^)
149 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/05/10(水) 02:48:29 ID:LxZHiu7V
深海魚ファイル。写真つき。
深海魚面白い。
「三国志 人物縦横談」
高島俊男
おもしろすぎて頭禿上がった
この著書に限らず高島の本は未来永劫子孫に伝えていくことが
地球人としての義務だと、そう感じる
>>150 禿げ上がるんなら読めないな・・・残念・・・
152 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/05/10(水) 13:40:49 ID:pcNdEm6e
「人間腸詰 夢野久作」
壮絶。面白いが、読後は気が滅入ってる…orz
「スタンド・バイ・ミー スティーブンキング」
何度よんでも名作だと思う。
153 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/05/10(水) 13:49:56 ID:Jr/jKIL1
サウスバウンド
ちょっと小学生に戻りたくなった
文章面白くてすらすら読めます
「すごいやり方」
初めて部下ができることになって、本屋に平積みになってる
コーチング関連の本からセレクトした
書かれてるのは当たり前のヒントばかりだけど
煮詰まった状況の打破には結構良いかも
155 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/05/11(木) 20:44:53 ID:J8STfs9w
「嫌オタク流」
嫌韓流の便乗モノ。つーか極上のブラックジョーク本。
amazonでムキになって批評してる馬鹿が多くて笑える。
内容はオタク批判…いや、むしろ肯定してるw
海猫沢めろん、っていうエロゲのシナリオライターの話が興味深い。
リアルでヲタの俺には十分に楽しめた。
「この一冊で税効果会計がわかる→できる」
文章が硬い上、誤字・脱字が散見されて鬱。
ていうか、何よ、税効果会計って。仕事絡みで
仕方なく読んでるけどもういや。助けて。
「アーサー王物語」
筑摩書房
なんか理解しにくい。やっぱりマロリーの本探すしかないのか
「一週間で分かる基本情報技術者集中ゼミ 午前編」
全然一週間ではできないお。
難しい部分、本当に説明が必要な部分についての記述が足りない。
アマゾンで極評されている理由が分かったお。
「ペスト カミュ」
GW暇つぶし用にブックオフで100円で購入。
コイツは超絶傑作、俺的ベスト5に入る。
年間数百冊こなす乱読派だが、今まで読んでいなかったことを恥じ入るのみ。
>>158 そこまで言うなら「ペスト カミュ」読んでみようかな
>>158 ペストも呼んでいない低脳が一端の読書家を気取るなやw
死にゆく妻との旅路/清水久典
愛情さえも裁いてしまう法と、この物語が終わっても男は生きていると言う感じが切なかった。
例え妻を失って辛くても男の人生は終わらないみたいな。
地に埋もれて/あさのあつこ
白兎くんシリーズだったのか。
あさのさん、児童文学の人だったのにちょいエロですよ。
びっくり。
なんか微エロが生っぽくてまたびっくり。
火車/宮部みゆき
長編も面白かったが、この作家さんの短編が好きだ。
>>152 >「人間腸詰 夢野久作」
青空文庫で見つけたから、早速読んでみよう。
>>163 宮部さんは短編の方が面白いね。
「ケルト妖精物語/イエイツ」
仄々とした作品が読みたかったのだが。。。
恐らく日本人の抱く妖精イメージが消し飛ぶ作品。
>>163,165
激しく同意する。
いま『模倣犯』読んでるけど・・・長い。
最相葉月『あのころの未来』
星新一のショート・ショートを元ネタにして、それと連関する現代の事件・現象を絡めたエッセイ。
厨房の頃に星新一にハマってたから、いちいち懐かしくてたまらない。
あと、星の頃にはSFだったクローニングとか宇宙開発とかが、気がつくと実現してるんだよね。
なんか「鉄腕アトムの誕生日がもう過ぎてた」、みたいな感慨を覚える。
>>164 読んでみた。
しばらくソーセージは食えない。
>>163,165,166
古本屋で買った「淋しい狩人」っていうのが面白かった。
宮部はあまり好きな作家ではないが。
便乗してしまった。
>166
ナカマー<『模倣犯』
ようやく4巻に突入して、内容自体は結構面白いんじゃないかと思うんだけど
読むのに飽きてきた……
きっと明日から途中で中断してハリポタの新刊に手を出してしまいそうだ……
短編の時代劇シリーズは面白いと思うんだがなぁ……
私は逆に「模倣犯」しか読んだことない。
映画で藤井隆がやってたキャラが良かった。
J・G・バラード「殺す」
高級住宅街で起こった大量殺人と子供の誘拐。
犯人や動機はありがちっていうか、元々ミステリーではないのかな?
かなり早い段階で犯人バレるし。
親の「正しい」愛情と、受け止める側の子供との
温度差がけっこう面白い。
13才の少年の部屋に市民ケーンがあったけど、家族と鑑賞会とかして
感想を言い合ったりしてたんだろうか
旧約聖書
旧約は激しく長い。
新約でさえパウロの手紙あたりで一度挫折しそうになった。
星の王子さま サンテグジュペリ
中学生の頃読んだのは翻訳者がハズレで、意味ワカンネ(-3-)だた。
けど、今読んで感動した。
「世界で一つだけの花」って歌の真逆を説いてる感じだ。
「青女論 寺山修司」
僕は寺山氏の考えに共感できる部分がなかった
唯一、母親に対する部分だけは同感
彼女が寺山ファンで押し付けてくるので苦痛
176 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/05/21(日) 07:39:08 ID:ACirpuO6
阿川弘之 「井上成美」
阿川氏は「海軍善玉陸軍悪玉論者」といわれる事もあるけど、俺は基本的には阿川氏に同意する。
米内が田沼としたら、井上は水野だね。清廉潔白、自分の主張は曲げぬ、論理が無ければ納得せぬの
学者っぽく、いささか堅すぎる所があった人物のようだが、逆にこういう人物がいたからこそ、というのもある。
終戦工作出来なかった・・・ということはないだろうが、少し遅れていたかもしれない、とは思う。
死神の精度 伊坂 幸太郎
ちょうど雨が降り始めたときに読み始めて久しぶりの晴れの今日読み終わったからなんか(・∀・)イイ!!
1日で読み終わる作品だけど仕事の休憩中しか読まなかったから一週間かかったわ。
178 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/05/21(日) 18:49:28 ID:LKOq0AcB
「海の都の物語」塩野七生
文句なしの名著。
ヴェネツィア共和国の、ナポレオンに滅ぼされるまでの一千年が丹念に描かれている。
世界史の教科書ではあまりページを割かれない国だが、とても勉強になった。
資源を持たず、人口も少ない国だけに、通商が生命線のヴェネツィア。
内政・外交・軍事の巧みさ、貿易への情熱、そのしたたかさ。
敗者復活の機会を用意し、格差の拡大・固定を防ぐ工夫は現代日本も見習ってほしい。
ちと長いが、一読の価値あり。
「世界史悪女大全」桐生操
世界史を彩る悪女たちのエピソードをまとめてある。
コンセプトは良いと思うが、どっかのフェミが言いそうな工夫のない切り口、
表面をなぞっただけのあっさりとした紹介に、徐々に飽きがくる。
女性ならではの、悪女となった女性たちの内面に迫る描写を期待していたが、凡作どまり。
「ハプスブルク一千年」中丸明
駄作。あまりに下品。
尾張弁?らしき訛った会話文も読みづらくてかなわない。
ハプスブルクの通史かと思ったが、とびとびの上、上記のようなこともあって話にならない。
179 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/05/21(日) 19:17:30 ID:BrCXKwTv
「ダ・ウィンチ コード」
読みかけです・・・・・・・・・
180 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/05/21(日) 19:48:33 ID:uIahnIfS
奥田英郎の『イン・ザ・プール』
五十嵐貴久「リカ」
((((;゚д゚)))ガクガクブルブル
そして( ゚Д゚)ゴルァ!
東野圭吾「レイクサイド」
東野さんはいつもすっきりしない
ラストを書いてくださる。
でもこの人のどんでん返しは突拍子で好き。
「宿命」しかり「どちらかが彼女を殺した」しかり
「悪意」しかり
ポール・ギャリコ 「ジェニィ」
何度も読んだけど、何回読んでも面白い。
宮部みゆきは短編面白い説を支持。「ステップ・ファーザー・ステップ」とか
好きだったな。
ローマ人の物語14?
「キリスト教の勝利とかいうやつ」
185 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/05/21(日) 23:44:44 ID:GDF2Xzq4
>>180 奥田英郎じゃなくて英朗な。
間違う人多いからいつも気になる。
186 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/05/21(日) 23:48:40 ID:zk8qO3tE
「読書力」齋藤孝
読書は大切だと思いました。
187 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/05/22(月) 00:13:38 ID:yI0PANi/
ゴールディング『蠅の王』
金子光晴『どくろ杯』
何冊か並行して読むくせがあるから、たまに登場人物が混ざるw
筒井康隆「旅のラゴス」
久々に読み直したくなった。
この人らしからぬ作品かも。
この世界観に引き込まれ、共に旅をして、
読み終えたときには不思議な達成感が味わえる。
「BULE」乙一
涙がとまんねぇよぉぉ!
短編派の仲間が多くて嬉しい。
宮部さんは少年や中年男性キャラの描写が魅力的だな〜
訂正「BULE→BLUE」だたw
スマソ、中学からやり直すw
岩井志麻子「悦びの流刑地」
ネタバレかも。
姉萌えのようでいてそうではないと思わせながらやっぱり姉萌えの話。
>>183 ポールギャリコは最初に読んだ、スノーグースが超駄作だったから以降読んでいない。
スノーグースの評価次第では読んでみたい。
もしよろしければレスお願い。
「夏の庭-The Friends-」 湯本香樹実
たまには感動するかと思い読んだ。
ネタバレっぽいんで注意
最後は死んじゃやだ死んじゃやだ
と胸の中で叫びながら涙流して一気に読んだ。
ベタっちゃベタな話だけどこういうのに弱い俺
>>178 桐生操って「残酷の世界史」書いた人だっけ?
もしそうならはげしく同意
ちょっと珍しい知識を得て、それを見せびらかしてる中学生みたいな
文章に読んでてイライラ
いちいち無駄な形容が多く、本当に気持ち悪い文章だった
俺も「世界史悪女大全」読んで、
なんかところどころフェミ劣等感臭くてイライラした。
>192 ハゲド。切ないよ(ノoT)
「陰陽師」 夢枕漠
日本を虐げる人々
The CRONICLES of NARNIA
The Magician's Nephew
C.S. LEWIS
「ナルニア国物語」の第1巻(映画化されたのは第2巻)
映画はまだ見たことないけど、映画を見る前に読んでおいても
いいと思った。
基本的に児童向けの話だと思うけど、最後に政治的なにおいが
する内容があってびっくり。そういえばこれが書かれたのは戦後
すぐぐらいだった。
英語で書いてあるけど、基本的に読みやすい。
>>194 遅レスでごめんね。
「スノーグース」、俺もいまいちだったなー。
「トマシーナ」も駄目だったw
でも、なぜか「ジェニィ」だけは面白いんだよなー。
宮部みゆき 「ぼんくら」
登場人物達がすごくいい。笑える。時代小説でこんな風に笑えるのって
滅多にないな〜と思う。最初は「ある長屋におけるいろんな事件」というテーマの
短編ものみたいになってるんだけど、途中から全部つながっていって
ほの暗くなっていく。宮部みゆきらしい、なんか「はぁ、イヤだなあ」と思うような
事件が柱になってるけど、主要キャラがすごく愛すべき人達で素敵。
売女のおくめさんとお徳の関係なんかもすごくいい。子供も可愛い。
宮部作品で一番好きな長編だ。現代もの長編は辛くなるばかりなものが多い。
宮部みゆき 「龍は眠る」
宮部的な男の子キャラがいい。なぜか泣けてしまうんだよなー。
プロットも面白いし、何よりも人の内面を描く機知にたけてる気がする。
宮部みゆき大人気ですね
205 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/05/28(日) 19:47:33 ID:cJeqn4UN
「凍」沢木耕太郎
世の中にはスゴイ人がいるもんですね
このすれって人が5人ぐらいしかいないような気がする
図書館に行くたびに、山本周五郎全集を借りてきて寝る前に少しずつ読んでいる。
心が安らかになって、気持ちよく眠れる。
宮部みゆき「クロスファイア」
宮部みゆきスキなんだけど、コレは面白くなかったなぁ…
209 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/05/29(月) 15:34:32 ID:RaN5s7bU
210 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/05/29(月) 15:47:41 ID:DKQC+el3
ナイン・ストーリーズ サリンジャー
ライ麦畑〜はわけ分からなくて途中で止めたけどこれは良かった
211 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/05/29(月) 15:59:08 ID:dEyqqtOS
「魔王」伊坂幸太郎
兄弟をよく使うけどこだわりがあってなかなかイイ!
荻原規子「西の善き魔女」
旅行に持っていくために買ったのに面白すぎて止まらない。
本編2日で読み終わっちゃったよ。(ToT)
外伝だけは死守したい。
五十嵐貴久「交渉人」
警視庁警備部の敏腕ネゴシエーターが主人公。
入院患者や看護士を人質にして病院に立て籠もる籠城犯と、交渉人のやり取りが秀逸。
ラストはあっと驚くどんでん返しが!
文体にリズム感がありとても読み易い文章と、伏線張りまくりのストーリー。
最後まで一気に読み終えました。
江國香織の間宮兄弟
佐々木蔵之介とドランクドラゴンの塚地で映画化されてるので
その2人のイメージで読んだらぴったりだった
映画も観たい
雫井脩介の「クローズド・ノート」
「犯人に告ぐ」と「火の粉」が面白かったので読んでみた
もっと捻ってあるかと思ったけど、ストレートな展開だった
天然で可愛い主人公の女の子の書き方がうまいと思った
216 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/06/04(日) 21:34:18 ID:VZzU6AGv
浅野靖典「廃競馬場巡礼」
半分くらい読んだ
217 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/06/04(日) 21:37:16 ID:2sZyMyWZ
夏目漱石 「道草」
親戚にたかられまくり。
218 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/06/04(日) 21:43:24 ID:gvzI0dvy
スティーブン・キング&ピーター・ストラウブ「ブラック・ハウス」
インテリのバイク軍団カッコヨス!!ヘンリー死亡シーンは本なのに号泣。
あと時期的に秋田の男児殺害事件とかぶってたんで似てるかも…と一人で興奮してしまった。
前作の「タリスマン」も読んでみよう。
パトリック・ジュースキント「香水」
読み終わった後、心底自分が天才でなくて良かったと思った。
ついでに香水付けてみたくなった。
匂いって大事。
夢野久作「ドグラ・マグラ」
文庫本の上巻読了。
少ししんどかったけれども、思っていたよりかは読みやすい。
新堂冬樹「溝鼠」
新刊の「毒蟲vs.溝鼠」が気になったんで、とりあえずこっちから読もう!と思ったら…('A`)
ビル・バズ,ジョン・ジェファーソン著
相原真理子訳
「実録 死体農場」
「検死官」シリーズのパトリシア・コーンウェルの「死体農場」のもとに
なった話。
内容はグロそのもの。ただし、冷静な筆致のせいか、グロさはあまり
感じない。#写真はそこそこグロ
グロは苦手だが、興味深く読むことができた。
「検死官」シリーズと訳者が同じなので、雰囲気は共通している。
続けて読んでも違和感なく読める。
吉村昭「羆」
過去スレでちょくちょく挙がっていたので気になり、
古本屋街まで足を延ばして入手。ちなみに初版本。
淡々とした文体で読みやすく、心理描写が引き立っている。
そしてこちらの相当なる期待を遥かに超える鬱っぷり。読後感もすごい。引きずり方が半端なかった。
でも読めてよかった。
秋庭俊「帝都東京・隠された地下網の秘密[1]」
東京には戦前すでに地下鉄や地下道が複数線開通していたが、戦後の政府はそれをひた隠しにしていた。
例えば赤坂見附や表参道の駅で、銀座線と丸ノ内線、銀座線と半蔵門線が隣のホームに当たり前のように、
並んでいるがそれはもともと地下道が掘られていたものを再利用したからだ。とか、
後から出来た南北線の下を千代田線が潜っているとか、
なかなか好奇心をそそられる内容だった。
現在続編を読んでいるところ。
朝びらき丸東の海へ ルイス
短編集みたいな構成。魔法使いの館探検が面白かった。
最後はまんま天国
朱川湊人「花まんま」
表題作と「トカビの夜」が良かった。
アンリ・フレデリック・ブラン「エレベーター」
こういう軽い読み物に本気になって腹立ててる自分が嫌だ…
余裕がないんだろうか。笑えない
重松清「流星ワゴン」
普段ミステリーばかり読んでるわたしに、
たまに違うのも読んでみたら、と友人が貸してくれた。
初めのうちは不思議な話だなくらいにしか思わなかったけど、
読み進めるうちに惹き込まれた。
残り四分の一は、お店でコーヒー飲みながら読んだんだけど(読む速度がわりと速い)
ラストで泣きそうになって、あわてて店を出てきてしまった。
不器用な親子たちがほんとうにいい。
わたしにもまもなく1歳になる娘がいて、
親として娘がやがて描く人生に、
どうやって、どの程度力になれるのかとか考えてしまってます。
いい本に巡り合わせてくれた友人に感謝。
たまには人が死なない本もいいね。
229私も読もう
232 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/06/10(土) 16:19:36 ID:B+KwTuXh
浅田次郎「きんぴか」
ぽっぽや系よりもこういう泣けて笑える話の方が上手な人だと思う。
王妃の館やプリズンホテルを読んだ時にも思ったが、この作者はヤクザに
特殊な幻想を持っているのか?
血まみれマリアは最高に格好いい!
233 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/06/10(土) 16:42:37 ID:wZq1rtI4
「松本」の「遺書」
人生変わるね
これ見て以来、若手芸人で全く笑わなくなったよ。
>>232 ぽっぽやの人なのか!
ぽっぽやは知らない…
女子中学生時代に読んだけれどそれでも
楽しめた記憶があります
>>233松ちゃん最近少しふけたけど(失礼)
題名が題名だけになおさら読んでみたいです
すごく失礼かな。才能ある人ですよね。
「人形の家」イプセン
感想:私なら主人公のようには行動しなかっただろう 私には喜劇的に感じられて楽しかった
いとしのヒナゴン/重松清
西野くんいいよ西野くん
楽しいことを信じるんじゃなくて、信じることが楽しいんだよ
>>233 全く寄与海がなかったけど、読んでみようと思った。
「魔女の宅急便」角野栄子
想像してたよりファンタジーってか童話だった。
でも船の煙突に腹巻き巻いたりするほのぼの童話的なエピソードと一緒に
思春期らしい悩みあれこれが同時進行してて、読んでてムズ痒かったり。
4巻まで出てるんだね。キキ17歳だって。1巻が13歳なのも驚くけど17歳かあ。
早く読みたいけどドキドキする。
キキ17歳…。もう女の子つか女性だな。
原作あったのしらんかった
猫と魚、あたしと恋/柴田よしき
ブコフで百円だった。ツマンネ。リコだけ書いてろ。
グインサーガ新刊と灼眼のシャナS
グインは正直惰性で読んでるようなものだが、
今回のは意外と面白かった。でもやっぱマリウスムカつく。ウザ。
シャナはよかった。よかったんだが…外伝じゃなくて本編プリーズ!!!
242 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/06/11(日) 18:29:28 ID:7se/TP4E
>>196 亀レスだけど
桐生操って、知識もフェミ思想も研究も何もあったもんじゃないよ〜。
人の小説をほぼそのまんま引用。てか転載。
おい、研究者なら少しは本物の文献をマトモに調べろってんだ。
塩野七生の「ルネサンスの女達」を読めばわかるよ。
夏目漱石「明暗」
なかなか話が進みません。
やっと面白くなってきたと思ったところで絶筆。。。
「悪魔の手毬唄 (横溝正史)」
まあ楽しめた。
--以下若干ネタバレ--
元はと言えばヤリティンが全て悪いという話。考えてみたら、犬神家もそうだったな。
「関ヶ原 (司馬遼太郎)」
去年からダラダラと読み始めて、やっと読了。
関ヶ原で合戦が始まるまで(下巻後半)が長いのに驚きつつ、
色々勉強になったし、人間模様がなかなか楽しめた。
最後はしんみりと締められていて良かった。
>>222 いただきます。
今ちょうど検死官シリーズにハマっているところなので、嬉しい
246 :
222:2006/06/13(火) 22:49:40 ID:nMOZRJO2
ゴーゴリ「外套・鼻」
>>94に同じくわからん。
でも嫌いじゃない。いずれ読み返したい。
>>223 鬱ゲトおめ
スティーブン・キング「クージョ」
後味悪いし、キングにしては心理描写がダメダメだったような…
子供視点の描写も少なかったし。
あとクローゼットの怪物とかドットの亡霊とか犬の内面とかもっと生かしてほしかった。
個人的にははずれ。
滝本竜彦「ネガティヴハッピー・チェーンソーエッヂ」
う〜ん…設定はおもしろいと思ったけど…なんだかなあ…痒いところに手が届かない感じ。
軽すぎ。処女作だから仕方が無いのかなあ。
舞城王太郎あたりが書けばおもしろかったかも、とオモタ
「適齢期の歩き方」池田さとみ
結婚どころか自分が生活するだけで精一杯だけど、
こんな男性となら結婚したいと思った。
けど作者があとがきで書いてるように、こんな男は現実にはおらん。
250 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/06/17(土) 23:36:46 ID:oAZ0c74f
わかつきめぐみ 『ゆきのはなふる』
ラストがせつなかった
ほろりときた
マンガですんまそ
>>248 キングに反応・短編集の「猿とシンバル」「高層ビルの恐怖」
「神々のワードプロセッサー」は個人的に面白かった。
カトリーヌ・アルレー(仏)のミステリーもなかなかでしたよ。
タイトル忘れたけど、短編集はお勧めです。
佐々木譲「屈折率」
大田区の零細ガラス工場の経営者となった、元商社マンの主人公が、様々な障壁を乗り越えながら会社再生へと突き進む物語。
平易な文章でとても読み易く、日本のものづくりの現場が抱える問題点を、素人に解り易く訴えている。
アヴラム・デイヴィッドスン「どんがらがん」
筒井康隆「あるいは酒でいっぱいの海」を読んだとき
変なタイトル付けるな〜さすが筒井!
なんて思ったけど、パロディだったのか…知らなかった。
個人的に好きなのは
「さあ、みんなで眠ろう」切なくて一番印象的だった。
「そして赤い薔薇一輪を忘れずに」オチが綺麗に決まってるw
「夏の災厄」篠田節子
怖い。
蚊が出るちょっと手前の今この時期に読んだのが悪かった(良かった?)。
惑星カレスの魔女 ジェイムズ・H. シュミッツ
翻訳が分かりにくいのか俺の本を読む能力が足りないのか分からんがとにかく読むのが苦行な小説だった
「カラシニコフ」
AK47突撃銃のこと。製造や扱いが簡単で故障しにくいから、
中東やアフリカにあふれかえってる。
「真の大量破壊兵器はカラシニコフだ」という意見もある。
開発者のカラシニコフ博士へのインタビューもある。
面白かった。
Sキング「ゴールデンボーイ 恐怖の四季春夏編」
表題作じゃないけど、春編「刑務所のリタ・ヘイワース」の方が好きだ。
夏編の「ゴールデンボーイ」は怖すぎるorz
山野井泰史 「垂直の記憶」
先日、TBS系の番組「情熱大陸」にこの人が出ていたの
で、名前を聞いたことがある人もいるかも。
人海戦術と大量の資材を使う「近代的な」登山を拒否し、
単独、あるいはごく少人数の登山にこだわる登山家の
半生の記録。
16時間連続して登り続けるなど超人的な身体能力と経
験を持つ彼だが、ギャチュン・カンで事故に遭ってしまう。
そこからの描写は壮絶の一言。読み進むと寒気が体を
襲う。専門用語が多くややわかりにくいが、十分に雰囲気
は伝わるはず。
金庸「射周鳥英雄伝(一)」(周鳥で一文字→G)
武侠小説ってことで勝手に日本の時代小説みたいなのを想像していたが、
なんというかCGとワイヤーアクションばりばりの中身であった。
登場人物が多い多い。
アクション物もあまり読まないので、読むのに時間がかかってしまった。
これから面白くなりそうな、変わらないような……
とりあえず2巻を読んでから考えよう。
貫井徳郎の症候群シリーズ
ちょこちょこと読み進めていったので、かなり時間がかかった
そして殺人症候群を読み終わった後は鬱に…
261 :
248:2006/06/22(木) 22:20:35 ID:jwmAUlKz
>>251 サンクスです。カトリーヌさんは今度チェックしてみます。
「クージョ」については直前に読んだ「第四解剖室」が抜群に面白かったので、
余計に落胆が大きかったように思います。
ちなみに私は短編集では「トウモロコシ畑の子供たち」が大好きです。
今は上に出てた吉村昭の「羆」が気になったので借りてきて読んでるところ。
と思ったら間違って「羆嵐」を借りてきてしまった orz
でもこれはこれで面白いけど。ていうかクマこえー!
羆も羆嵐も好きだ。
羆は読み返したくないが。
263 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/06/24(土) 23:43:47 ID:37y5SmJo
子育てハッピーアドバイス2
夫にも読んでもらいたいな
264 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/06/25(日) 00:32:17 ID:llDE8BtP
福永令三
クレヨン王国七つの森
この話を読むと自分も嫌な事、面倒臭い事から逃げないぞって気分になる。
このシリーズの初期作品はどれも心の栄養。
クレヨン王国水色魔界
初めて読んで軽くトラウマになった。グルメ番組で魚がピチピチしているのを
見ると、苦しがっている様に思え、スーパーの鮮魚、精肉コーナーが死体の山に
思える。 ・・・いえ、事実そうなんだけどね。
265 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/06/25(日) 01:36:05 ID:UrOnq3j3
井沢元彦著『逆説の日本史戦国覇王編』
今、読んでる最中です。信長好きなんです…
「復刊ドットコム奮戦記」
復刊時のエピソードだけでなく、復刊本の関連書や
復刊にまつわる考えなどもたくさんあって、
この人は本当に本が好きなんだなーと思った
267 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/06/25(日) 15:43:04 ID:W6yh0cUc
石原慎太郎「日本よ、再び」
268 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/06/25(日) 15:49:15 ID:+ydXxmGg
赤川次郎の『ゴールデンマイク』
思春期の複雑な感情が描かれてながらもミステリー。
なかなか読みやすい。けど物足りない感じがした。
陽気なギャングの日常と襲撃
前作同様、単純に面白かった
キャラクター1人1人が魅力的すぎる
大好きな作家です
270 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/06/27(火) 01:35:51 ID:OFghWDCS
セーラームーン
漏れ貧乏だから実際千円以上の本買った事無いのよ
縁が無いのかな・・・ショボンヌ
新井素子「おしまいの日」
主人公がウザくて、イライラして、怖かった
でも面白かった
持田 鋼一郎 「世界が認めた和食の知恵 マクロビオティック物語」新潮新書
日本の食の知恵を活かした食養法が世界に認められて
アメリカのスミソニアンの博物館に殿堂入りするまでの物語
おもしろかった
桜沢の行動力がすごすぎ
自分も医者に見離されたら食養やってみよ
間宮兄弟
ほのぼの、淡々としてて面白い。けど自分は最後がやたらと切なく感じた。
富岡多恵子「遠い空」
自分の中でカフカの変身と同じくらい存在感のある小説というか…
うまく言えないけど、こういう小説があったんだなーと不思議な気分。
「峠のわが家」の主人公の独白には妙に納得させられた。
ジャンピング☆ベイビー
誰が書いたか忘れた
最初ものすごいマジメに読んでたのに途中から爆笑した。
何か、いい意味で裏切られてちょっと意外にも面白かったかも。
五十嵐貴久「リカ」
リカ…なんて恐ろしい子!!(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
夜中に読み始めたら怖くて半分までしか読めなかった
秋元康、さらばメルセデス
エッセイはあまり好きじゃなかったんだけど、面白かった。
「ジェノサイドの丘」
ルワンダ虐殺を扱った本。
あんなことになるには、やっぱり何十年にもわたる仕込みが
あったとわかって、変かもしれないけどほっとした
ルイスの『銀のいす』
かなり面白い冒険ファンタジー。
ナルニアは巻が進むに連れてルイスの作家レベルが上がってる感じ。
視覚イメージが鮮やか。
「復刊ドットコム奮戦記」
復刊にまつわるエピソードを通して、本への愛情が
痛いほど伝わってくる。この人本当に本が好きなんだな。
ブックガイドみたいな作りにもなってるから、いろんな本を
読みたくなった。
282 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/07/08(土) 11:26:47 ID:ablpM12B
「イニシエーション・ラブ」@乾くるみ
※以下ネタバレ注意
叙述トリックとわかって読んでいても、ただのエロありぐだぐだ恋愛小説にしか
思えん。
ストーリー自体が面白いのなら、読み返してニヤリと笑うこともあるのだろうが、
まったく面白くなかったからなあ。
つか、叙述ものが自分に合わなかっただけかもしれないけど。
「アクロイド殺し」とかは大好きなんだけどなあ。神と比べちゃいかんか。
「悪魔のパス 天使のゴール」村上龍
イタリアセリエAに単身乗り込んで活躍する日本人サッカー選手の話と、
日本人の作家が謎のドーピング薬の秘密に迫る話が織り交ぜられる物語。
クライマックスのサッカーの試合の描写は、とてもリアルで、まさに文章で読ませるサッカー。
とても面白かった。
重力ピエロ 伊坂幸太郎
「死神の精度」なかったから、こっち借りた。テンポいい。結末はなんとなく予想できたけど。
ララピポ 奥田英朗
構成面白い。友子切ないぉ゚(゚ノД`゚)゚。
安部公房「砂の女」
こんな暑い日に読んでしまって良かったんだか悪かったんだか。
随所に出てくる比喩にはうなるばかり。
吉村昭「星への旅」
短編集。死体解剖を死者本人の視点で語る「少女架刑」、
少女架刑に出てくる骨格標本に執心する人物が主人公の「透明標本」が印象に残る。
若者の集団自殺を描いた表題作は、
手段は違えど練炭な雰囲気は40年前も変わらないと感じた。
287 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/07/09(日) 10:31:06 ID:LQ9/F0fE
鈴木おさむ「ブスの瞳に恋してる2」・・・皆サン文学的なのに、お馬鹿でスマソ。
本屋で立ち読みしかけたが、一話目の途中でプッと噴いてしまい、
周囲に注目されて恥ずかしくてその日は退散。
後日購入時、レジで店員が「クッ。」笑われちゃったよー
そんな思いしたけど、単純に笑えてストレス解消になった。
読後はなんだか幸せすら感じてしまった。
でも下ネタ嫌いの人はドン引きするかな・・・
>>238 私も魔女の宅急便好きだよ。
アニメになったのは一巻だけで、それから新しい魔女の技身につけたり
17歳らしい恋愛や自分自身についての悩みがあったり面白いよ。
是非読んでみて!!
「図書館戦争」
禁書や焚書にまつわるエピソードを通して、本への愛情が
伝わってくる。この人本当に本が好きなんだな。
ライトノベルでしょ、と油断していたら泣いていた。
>>286 本の選択が自分と似ていて、勝手に親近感持った。
二冊とも印象に残ってるよ。展開やらオチやら、そうきたかと只管驚く。
「私設 広告五千年史」天野祐吉
歴史に名を残した者たちは広告の天才でもあった、という話。
イエスキリストの広告術の件は目から鱗だった。
「いい言葉は、いい人生をつくる」斉藤茂太
自分は楽観的なんだが、それを後押ししてくれるような内容だった。
最近慌ただしい生活をしていたので、読んでて落ち着けた。
「涼宮ハルヒの憂鬱」シリーズ / 谷川流
アニメがものすごい人気なので見てないけど買ってみた。
なんつーか、キャラの立ち方は異様にいいけどストーリーが甘めだった。
でも主人公の一人称で進むテンポが非常によく、つい読んでしまう。
んで長門さんに今すぐ読んでといわれたので「ハイペリオン」を今読んでる。
>>226の「復刊ドットコム奮戦記」、面白そう。
こういうエッセイというかドキュメンタリーみたいな感じの本が好き。
東野圭吾
嘘をもう一つだけ
おもしろかった。長編も好きだけれど、短篇も東野さんらしくまとまっている。読みやすい。
次はゴールディングの蝿の王読んできます。中学の時は挫折したけど、今回は読破したいです。
「交渉人」「リカ」「安政五年の大脱走」@五十嵐貴久。
いやあ、安政〜でほろりときてしまった。このひと、これで三作目、
時代モノ書くの初めてだなんて信じられない。(まあ、出版されていない
作品はあるのかもしれないけど)
以前ここで「交渉人」が面白かったと仰ってるひとがいて買ってみたのだけれど、
ミステリ板で評判よかったので、文庫は買って、ハードカバーも図書館で
みんな借りてきた。抽斗の多い作家さんだなあ。
295 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/07/17(月) 19:24:47 ID:xr8HgTvl
井上ほのか
ロンドン園遊会殺人事件
大昔のライトノベルだと思って読んでいたら謎もトリックも鮮やかで
別の巻も読みたくなった。
ただ、あの少女漫画テイストな挿し絵はきつい。
大原まり子「吸血鬼エフェメラ」
ロバート・ネイサン「ジェニーの肖像」
「ジェニー」のほうは久しぶりに読み直した
自分も絵を描くんで、読む度切ない
ルイス『馬と少年』
千夜一夜っぽい感じ。エドモンドとスーザン、ルーシーが久しぶりに出てくる。
馬のブレーがいい。いじけるし可愛い。
>>293 嘘を〜、おもしろいよね
いろんな嘘があって、いろんなことが起きるもんだ…
声の網 星新一
神すぎ。何十年も前に書かれたことに驚くばかりだ。
今の情報社会を予見してる。
ブレイブ・ストーリー 宮部みゆき
びっくりするくらいつまらなかった。
まるで同人小説。どこかで聞いた要素の寄せ集め。
それを読めるレベルにまでまとめてる手腕は大したものだけど、
純粋に小説を評価したら二番煎じって印象しかない。
宮部みゆきどうしたんだ。
荻原規子勾玉部3部作
再読。3年くらい前に読んだが面白い。白鳥異伝が一番だな。
西の善き魔女
いろんな方向に中途半端。ファンタジーなのかSFなのかなんなのか。キャラは好きだけど。
小島小陸 一滴の嵐
そこはかとなくホモ臭ただよう。自分地理的知識ないなあと思った。
タニスリー 鏡の森
白雪姫を下地にしたファンタジー。面白かった。翻訳の文章が読み辛い。
ジュンラヒリ その名にちなんで
人生の日々の出来事を普通に書いてるだけなのにすらすら読めた。面白い。
>>300 おなじく。
前半のほうは割りと読ませるなあ、と思ったけどね。(現代のあたり。お父さんへの感情とかね)
ファンタジーって、向き不向きがあるし、宮部は向かない人なんだなあ、って思ったよ。
こちらニッポン…
面白かった。
でも途中で「まさかこの落ちはないよな?」と思った通りの落ちでorz
あの伏線はだめだよ。読者は即気づいてしまう。
模倣犯
今までの作品の焼き直し?あんなに長々書く必要があったのか。
もういい加減「人の痛みがわからない厨房」の犯人と
「素直で頭のいい少年」から離れた方がいいんじゃないか。
>303
「こちらニッポン…」は日本沈没が公開されるから話題になって
きてるのかな?
小松左京は「復活の日」と「果しなき流れの果に」をゼヒ。
そんな私が最近読んだ本は「フリーター漂流」。NHKスペシャルの
内容をふくらませ、後日取材もある。日本どーなるの。
谷川俊太郎「夜のミッキー・マウス」
今まで詩ってどう楽しむものなのか分からず、
ほとんど読んだこともなかったけど
小説と変わらなく面白いものなんだなーと思った。
「当時の乳首が今の乳首を見くびっている」って…色んな表現があるのね。
くだんの母
一風変わったホラー風味の短編集。
これがくだんの元ネタかと感慨。
小説はそこそこ。
あなたの魂に安らぎあれ
面白かった。神林の小説は設定が非常にそそられる。
夏への扉
あんた天才。最高。
主人公はロリじゃないかと思ったが、それでも面白い。
307 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/07/24(月) 21:24:24 ID:MKrjlQ64
「2005年のロケットボーイズ」@五十嵐貴久。
こちらも読了。いやあ、よかったです!
努力が報われる話ってやっぱりいいなあ。
最近、仕事でちょっとストレス溜まっていたのが、かなーり払拭されました。
「1985年の奇跡」の方が評判いいので、これからwktkしながら読む。
>307
キューブサットの話なら実際の開発を描く「キューブサット物語」もあるよ。
読み終わったらカバーを外してみて。
横山秀夫 「出口のない海」
胸がギューっと押しつぶされるような感じ。
爺ちゃんにもっと戦争の話を聞いておけばよかった。
平岩弓枝「南総里見八犬伝」
平岩弓枝を読むのは初めて。
連載をしている?していた?「西遊記」をいずれ読むつもりだったので、
その前に同じく古典を題材にした著作に手を出してみた。
原作はかなりおおざっぱにしか知らないが、文庫本一冊にまとめるには明らかに無理がある。
最後の方なんかソードマスターヤマトみたいになってた。
そして閑話休題の意味を間違って使っている予感。
「エイミー」バリ・ウッド
3回目くらいの再読。やっぱ面白い。
ヒロインの超能力少女エイミーの可愛さもさることながら
周囲の大人たちの優しさにジーンとくる。後味もせつなくていい。
同著者の「人形の目」も好き。
>310
ソードマスターヤマトは知らんが、馬琴の原作も後半はひどいもんですよ
合戦の場で犬士が「やあやあわれこそは・・・」と見得を切る
その場面一つで延々語られていたりとか
>>312多分まったく逆
ソードマスターヤマトでイメージ検索でもしたら一発で分かると思う
「アルジャーノンに花束を」
まぁ、学生のうちに読んでおこうかな、と。
個人的に、最後より、最初のほうが泣けた。
知恵遅れの男でも学ぶことをほっしているのに、
常人の自分は遊びのことばかり考えている、って。
315 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/07/29(土) 22:14:48 ID:x2QXlREi
「きみとぼくの壊れた世界」@西尾維新、「Fake」「1985年の奇跡」@五十嵐貴久、読了。
きみと〜は初・西尾維新。図書館に一冊だけ著書があり、単発モノらしいので借りてみた。
ミステリ板で京極と比較されるスレが立っているけれど、この程度なら足元にも
及ばない感じ。まあ、人気の戯言遣いシリーズ読んでいないからまだわからないけれど。
自分のお金で買おうという気にはちょっとなれない。
Fakeは、ギャンブルのちょっとミステリ入った話。面白かったけれど、
ちょっと失速? という感じ。トリック(?)が鮮やかじゃなかった。
あと、このひと、基本的に悪人書くのあんまり上手じゃないなあと思った。
根が善人なんだろうな。
1985年〜は、高校野球モノ。いやあ、泣いた泣いた。評判好かっただけあった。
まさか、「セーラー服を脱がさないで」で泣くとは。w
おニャン子クラブ世代以外の読者はどうしろとも思うけど。w
ただ、基本的に一人称の文体が多い作家さんなので、主人公がどうしても
似てきてしまう。ロケットボーイズより先に読めばよかったな。
>>308 情報ありがd。それは小説として面白いのでしょうか?
基本的にミステリしか読まないので、ドキュメンタリーとか苦手なのです。
とりあえず、明日図書館逝くから探してみる。
ネバーエンディングストーリー
映画で見たことあったけど原作読んだのは初めて。
最初のほうは面白かった。最後の方は早くカエレと思って読んでた。
泉鏡花の草迷宮を読んでる。
面白いけど話があっち飛びこっち飛びするから
何度も流れを確認してしまうよ。
なかなか進まない。
318 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/08/06(日) 00:17:19 ID:v6t5KW1s
ウェストレイク「聖なる怪物」
まあ結末は想像がつくけど面白かった。
訳がいい意味で壊れている。おっさん意識飛びすぎ。
「びっくり館の殺人」綾辻行人
びっくりするほどつまんなかった。
どうしたんだ、綾辻…
大槻ケンヂ「のほほん人間革命」
UFO話がおもしろすぎ。
特に岡美行さんのインタビューは電車で読んでてニヤケてしょうがなかった。
姫野カオルコ「整形美女」
最初の数ページで文章や人物の言葉遣いがちょっと受け付けなくて
結局最後の一行まで合わなかったけどw
元美人と元ブスが一緒に合コン?したときの2人の態度の差とか、
何をもって美人というのか考えさせられたり
興味深い内容だった。
ブスと言っても、ブスじゃないんだけどね。内山理名みたいな感じかな?
ある程度の容姿があるから、整形は是か非か?という話に
できるんだろうなという気がしないでもない。
「いま、あいにゆきます」
主人公のひ弱さにイライラ。
完璧じゃない男に優しくていい女が惹かれるという
男目線で理想のラブストーリーなのがみえみえ。
オチもあんまりにもベタで、ええっホントにこれで終わっちゃうの?って思った。
あんなに絶賛されたのはなんで?
323 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/08/15(火) 21:09:52 ID:EwkW5f3r
ドン・キホーテ 後篇(三)
ついに読み終えました。
変身 カフカ
325 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/08/16(水) 03:39:48 ID:Fn1W5rDD
東野圭吾の「時生」
なんか東野圭吾っていろいろ書くんだね。おもしろかったよ。
326 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/08/17(木) 02:32:12 ID:T6mtVQOy
ル・グウィン「ゲド戦記Vさいはての島へ」
去年、講義の課題で一巻目読んで大ハマりした矢先に映画化かよ…。
ゲドとアレンがジブリ絵で頭に浮かぶ('A`)
映画はまだ見ていない。
倉橋由美子「スミヤキストQの冒険」
デブかっこいい。Qも身近にいそうな気持ち悪さがあって面白い。
「スタンド・バイ・ミー」 スティーブン・キング
さわやか青春モノだと思って読んだら軽く鬱になった。
さすがキングだぜ。 世間のイメージなんてあてにならねえな。
「逆説の日本史」井沢元彦
ほかの歴史本も読んで知識を丸くしなきゃならんかも・・・という危惧は付きまとうが、
なかなか面白い。
「潜入ルポ アマゾン・ドット・コムの光と影」 横田増生
著者がアマゾンの物流センターにアルバイトとして半年間潜入したルポ。
2003年〜2004年の体験なので今とは状況が違ってるとは思うけど
普段アマゾンを利用する事が多いので興味深く読みました。
bk1の社長のインタビューもあってそれなりに面白かった。
331 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/08/28(月) 13:30:49 ID:DDxuxi1C
あげとくぜ
京極夏彦
巷説百物語
続も買ってるので今週は本に飢えずにすむ。
333 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/08/28(月) 15:11:50 ID:42ythlHh
「果てしなき流れの果てに」 小松左京
厨坊のの頃読んだんだけど、何故かまた読みたくなった…
334 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/08/28(月) 15:15:35 ID:AcFwekFt
ブレイブストーリー(上)/宮部みゆき
ハードカバー。結構前に買ったんだけど、忙しくてそのままになってた。
映画見に行く前に見とこうと思って引っ張り出した。近々(下)に入ります。
335 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/08/28(月) 15:29:45 ID:i9GFySw/
>>290 ちょwwwww俺もアニメに触発されて先週「ハイペリオン」読んだwwwww
あとハルヒだが、四巻の「涼宮ハルヒの消失」まで読んでみるのがオススメ。
3巻までの設定とか伏線が効果的に使われてるし、結構本格的にSFストーリーになってる。シリーズの中で一番面白いと思う。
オタク・ジャポニカ/エチェンヌ・バラール(新島進 訳)
フランス人が書いた、日本のオタクについての解説本。
オタク解説本は少なくないけど、こういう他国の人の視点から書かれた本も興味深い。
漫画大国とかやおいとかコミケとか、抑えるところも分かってるw
>>332 新刊出るぞ!
俺も京極堂シリーズを再読中。昨日、絡新婦読み終わって、これから塗仏を読む。
海堂尊「チーム・バチスタの栄光」→医療もの
横山秀夫「第三の時効」→警察もの
どっちもすごいおもしろかった!記憶消してもう一回読みたいくらいw
おすすめです
>>335 アンカー間違えてるぞ。
あと悪いな、あのレス書いたあとに全巻そろったのだよ。
じれったいラブコメもどきのくせにたまにものすごい鋭いSF化するから困る。
「CEOから高校生への96通の手紙」 ダグラス・バリー
「CEOになるために必要なものは何ですか」という手紙を世界中の
大企業のCEOに送り、返ってきた返事96通。 それだけでも十分すげぇ。
なんだか当たり前のことを書いてるように思えても、本当に「成功した」人の
言葉だと思って読むと、非常に感慨深い。 万人に薦められる良い本だと思う。
「青の炎」 貴志祐介
妙にリアルで怖かったけど面白かった。
これ読ませれば殺人が減るんじゃないかとちょっと思った。
ジョゼ・サラマーゴ「白の闇」
目を覆いたくなるような(見えないけど)過酷な状況の中で
少しの思いやりや正直さが感動的だった。
「ノラや」内田百間(間は、正しくは門の中に月)
行方不明になって帰ってこない飼い猫ノラを
ひたすら待ちわびる日々を綴ったエッセイ。
ノラと過ごした日々を回想するところなど、
とにかく猫の可愛さが一杯に表れていて、萌え死ぬ。
猫好きで、猫を飼ってる人は、逆にヤバすぎて読めないかも。
>>241 ひゃっけんさん泣いてばっかりだよねw
猫もかわいいけどひゃっけんさんにも萌えた
「カラシニコフ」
構造が簡単な自動小銃は、核兵器を上回る真の大量破壊兵器と言われてる。
すぐにはどうにもできない世界の現実におののいた。
写真が多いし、文章も読みやすくてよかった。
「遊牧民から見た世界史」杉山正明
ちょっと難しいけれど、語彙の豊富さ、文章の美しさ、諧謔の風味、
それと切り口の面白さに猛烈な勢いで読んでいます。
漢の武帝なんかケチョンケチョン。
三国志なんかでおなじみの王朝史観とかがすごく作為的なものである
ことが良く分かる。
歴史好きだけど詳しく知らない、ちょっとへそ曲がり気味の人には
ぴったりかな。
創価学会
日本共産党
なんとなく組織についてわかった気がする
両方とも読みやすかった
それ宣伝誌なんじゃあ・・・
左翼の奇麗事は嘘が基盤だからな・・・・
「ナンバーワン・コンストラクション」 鹿島田真希
建築の教授と文学の講師と研究生の話。芥川賞候補だったらしい。
文学の講師がキチガイすぎて前半で読むのをやめた。
頭が腐っているというしかないようなキチガイっぷり。
途中から改心するのかもしれんが読む気がない。
シュレッダーにかけてシンドラーのエレベーターに乗せて
ゴミ捨て場に持って行きたいが、残念ながら図書館の本なので不可w
349 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/09/06(水) 22:19:36 ID:1nrSsrHo
>>283 双眼鏡でサッカー観戦とかの部分は、少しおかしいよなw
宮尾登美子「蔵」
おもしれかったあ。一気に読んでしもてらぁな。
いま読み終わったらすけん、方言がうつってるらん。
>>350 新潟の亀田が舞台なんだっけ?
もし亀田だとすると、
>>350の方言は新潟弁と若干違うようなw
>>351 そらそうらも〜。
こちとら西日本じゃけえのぉw
エリック・ガルシア「さらば、愛しき鉤爪」
恐竜ハードボイルドという言葉に惹かれた。
キャラが立っていて台詞回しも面白い。続編も買おう
>>348を見て思い出した。
吉田修一「パークライフ」
芥川賞受賞作らしい。
帯によると、東京の今を感じさせる人気作家なんだとさ。
同年代東京在住だが....内容が空っぽすぎて全くどこをどう読んでも面白くなかった。
読後「はあ?」と呟いてしまった。
読んだ時間、返せ。くだらねぇもんに賞やりやがって。
あ、ワカッタ、芥川賞っていうの避ければいいんだ。ってオモッタジャマイカ。
それぐらいつまんなかった、自分にとって。
>>354 >>348をつまらなく感じた俺だけど、綿谷りさのは
楽しく読むことが出来たよ。候補と受賞の違いなのかね。
>>355訂正。
パークライフも受賞か_| ̄|○
作者がかわいいかその他かの違い棚w
>>355レスどもです。綿谷りさ読んだ事ないや...
信頼できる本読みが綿谷はイイ物件発掘したといってたな、そういや。
354書きなぐってから、あまりに酷すぎたと反省。
イヤ腹が立つほど詰まらなかったのは本音なんだが。
(私に貸してくれた人も、だろお??!!といってナンダアレって話で30分...)
あれはあくまで個人的な感覚に根ざしたものなので、
どうぞその辺考慮してくださいなのです。
お目汚し失礼しました。
358 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/09/12(火) 23:40:20 ID:8xa/dKj6
永遠の平和のために/カント
山田詠美・ぼくは勉強ができない
360 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/09/12(火) 23:52:59 ID:vCMYpLVV
宮澤賢治「銀河鉄道の夜」
この人天才だな。
コミックLO
363 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/09/13(水) 00:05:37 ID:iqiB5Y+r
内田樹「子どもは分かってくれない」文藝春秋から。エッセイ。鋭い直言多数。
自立とはバカな他人にこきつかわれないこと、などなど
364 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/09/13(水) 00:21:33 ID:bz1Ck2a1
横山秀夫
「出口のない海」
泣いた
>>354 自分でも書いているけれど、本の好みは人それぞれだしな。
ボロクソに貶すほど酷い本だとは思わない。
直近で読んだのは、陳舜臣の「阿片戦争」。
清末期を舞台にした小説には当たりが多いな。
366 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/09/13(水) 00:43:38 ID:crbymPNa
学園キノ
『深淵のガランス』北森鴻
二作品収録されてたが、タイトル作のほうが好みだった。
あんまり好きではない槐多をまた見に行きたくなった。
『重力ピエロ』伊坂幸太郎
シチュエーションよりも、登場人物に現実感がない。
でもなぜか嫌いになれない。切ない気持ちになる。
369 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/09/13(水) 01:10:17 ID:0Oymv56f
「光の領分」津島佑子
太宰の娘だから読んだけど
本当につまらない
オナニー見せられた感じ
「若きウェルテルの悩み」
そんなに悩んでない
中村うさぎ「私という病」
ただのバカ女...と思いきや意外や意外。
デリヘル嬢を体験する。
という内容よりもむしろ思索のほうが刺激的だ。
この人は哲学者になるべきだった。
石田衣良「LAST」 「愛がいない部屋」
「LAST」は秀逸。
この人の繊細な表現には、いつも驚かされる。
東野圭吾「超・殺人事件」
再読。他に、「毒笑小説・怪笑小説」などギャク系の短編もある。
「秘密」や「天使の耳」などの切ない話も面白いが、ギャクが好き。
手元にあるのは、恩田陸の「禁じられた楽園」「夏の名残の薔薇」
面白いのかな。コレ・・・。
恩田陸といえば、「象と耳鳴り」「光の帝国」「ロミオとロミオは永遠に」
が好き。
あー眠れない。
「愛と暴力の現代思想」(矢部史郎・山の手緑)
著者らは左翼系の人らしいが、政治的な主張の部分はさておき、
矢部の映画評や漫画評はなかなかよいと思う。
たとえば、梅図かずおの『14歳』に関する論評の中の次のようなくだり。
少し長くなるが引用してみる。
−−−−−−−−−−−−−
人類の滅亡を描いた『14歳』では、滅亡の過程が延々と執拗に描かれたあげく、
最終章に至って驚異的な結論が引き出される。
宇宙の果てに辿り着いた人類最後の少年は、宇宙の外に飛び出してしまう。
そこで、自分達の宇宙が小さなムシであることを知る。
ムシが死にかけている。そのために宇宙が死にかけている。
少年は、自身負わされつづけてきた人類の原罪を払拭し、喜びに震える。
十年間に及ぶ重圧から解放され、生まれて初めて生を肯定し、叫ぶ。
「人間が地球や宇宙を破滅に追いやったものと思っていた!!でもそうじゃなかった!!」
「宇宙自体が死にかけていた!!」
「人間のせいではなかった!!ありがとう!!」(梅図かずお『14歳』最終章「ムシ」)
ある人が苦難に見舞われることを何かの報いと見なしたり、
因果を説明してその仕打ちに屈服することは不当である。
不条理な世界のなかでどんなに苦難がつきまとっても、
罪深い生はないし、生きるに値しない生もない。
不条理を前に人はそれを認めつつ苦悩しなければならない。
そして、生きることは、よい。
−−−−−−−−−−−−−
あの漫画、連載当時私も読んでいたが、この評を読んで目から鱗が落ちた気がした。
長文スマソ。
沈まぬ太陽 山崎豊子著
ホリエモンが読んでたとテレビで聞いて図書館で借りてしまった。
たしかによかった。長いけど・・・
古事記→面白かった。日本の神様もギリシア神話に負けず劣らずスケベで自分勝手だった。
月は無慈悲な夜の女王→あんた天才。マイクは最高の萌え人工知能だ。
リングテイル→面白い。正統派ファンタジー。何で電撃から出してるのかわからん。
人格転移の殺人→発想は面白い。落ちは・・・まあうまくまとめたか。
蝉しぐれ→面白い。時代小説もいいもんだ。
レフト・アローン→うーむ?読後の印象が薄い。そつなくまとめてるけど・・・
がんばりや→漫画。でもよかった。東北から上京した専門学校生が、
方言コンプレックスでうまくしゃべれず、強引な同期生についていけず悩む。
好きな女の子ができるけど、関西のノリについていけずまたドツボ。って話。
新しい環境で悩んでる人にオススメ。
横山秀夫「震度0」
水面下の戦略合戦とラストスパートが結構すごい
でも登場人物ちゃんと把握しきれてないな多分
横山秀夫はあまりハズレが無くていいね
舞城王太郎「熊の場所」講談社文庫
短編集。幼少期の思い出に潜む恐怖と憧憬の混じった奇妙な感覚が再現される。初見で、この人の文体合わない、と感じる人には勧めない。
森博嗣「少し変わった子あります」文藝春秋
大学教授が後に失踪する友人に紹介された奇妙な店。名前もない、女将も名乗らない、メニューさえない、その店の特別なサービスとは…・
無機質で異界を感じさせる。阿刀田高っぽい。
Vシリーズなどのノベルスよりは大人の小説。
おそらく普段より高めの年齢層の読者を想定していると思われる。
想定と言えば、作者の絵から成る装丁もよい。
377 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/09/14(木) 00:06:12 ID:/OraefNW
今庄Q太郎は読んでて疲れる
中村うさぎは整形もホスト遊びもカミングアウトして本書いてるけど考察が凄い
379 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/09/15(金) 20:47:39 ID:gGkNJMgm
蠅の王
少年たちが素顔を隠すことで凶暴化するという話は
2ちゃんねるそのものだなと思った
あと訳が悪いせいか「彼」が連発したり
セリフが誰のセリフがわかりづらかった
新堂冬樹「三億を護れ!」
どこまでもアホな主人公とかありえないキャラの登場人物とかが漫画っぽくて面白かった。
珍しく誰も死ななかったし、比喩表現が相変わらず笑かしてくれるので安心して読めた。
思わずもし三億あたったら…と考えてしまった。
とりあえずこのアホみたいにベラベラ喋らないだろうけど、でもバレるんだろうな。
新津きよみ「女ともだち」
映画「ルームメイト」みたいで先が読めてしかたがなかった。
亮子の異常性が弱かったし、指輪の件も説得力に欠けると思った。
オチもいまいちだったので、なんていうか時間の無駄。
むしろ都市伝説にしてなんでもアリ的な怖さにしてしまえば良かったのに。
「憂き世店 松前藩士物語」
「卵のふわふわ」「三日月が円くなるまで」
「さんだらぼっち・黒く塗れ」 宇江佐真理
憂き世店と三日月〜は初読だからラスト理不尽な終わりじゃないの
確かめてから読んだのに一番好感持てたとん平がorz
でもこの人の作品は登場人物がいい人多いし
全体的に暖かい話が多いから好きだ。
382 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/09/17(日) 12:19:21 ID:OpeytbIA
O・ヘンリ短編集(三)大久保康雄 訳
「最後の一葉」が好きで手に取ってみたけど、意外と「都会人と田舎者」
「上流階級と下層階級」みたいな話が多くて好みからは外れていた。
よく出てくるコニィ・アイランドとはデ○ズニーランドみたいな場所なのか?
383 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/09/17(日) 14:10:58 ID:0CUGR/vc
散るぞ悲しき
読んだ人いるかな??
塩野七生 ローマ人の物語
文庫本で25冊くらいあるけど全部読みました。
世界史とか全然勉強してなかった分
余計に楽しめました
天童荒太「家族狩り」
文庫本で5部まであって図書館でちまちま借りてたんだけど、
行ったときに続きがなかったりして半年ぐらいかかった。
これはドラマ化しないのかな。
乙一「天帝妖狐」「死にぞこないの青」「暗黒童話」「ZOO・2」
今日買ってきたので一気に読んでしまった。
やっぱ切ない話がうまいな。この人は。
「死にぞこないの青」はなんか最初がすごく嫌だったけど最後はよかった。
ところで「天帝妖狐」はなんて読むんだろう。「てんていようこ」でいいのかな。
畜犬談 太宰治
ツンデレ。激しく犬ツンデレ。
「バカ!あんたのためにエサ持ってきたんじゃないからね!」
って感じ。
太宰は「人間失格」みたいなのもあるけど、
こういうユーモア系もかなりおもしろい。
>385
文庫本じゃない元々の作品の方が面白い、と言うか衝撃的だよ
今はもう見つけるのが難しいかもしれないが
文庫本のは説教臭くなってしまってなんとも
どうしてそのまま文庫化しないんだろう、高村薫なんかもそうだけど
390 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/09/20(水) 00:15:46 ID:svSJkTn5
「野菊の墓」
お民さん…(´;ω;`)ブワッ
漫画「のだめカンタービレ」
「メジャー」小説「4teen」
>>388 笑ったwちょっと読みたい。
最近読んだのは「ささら、さや」
泣かせる文もあったけど、全体的にはまぁまぁな印象
ドラマ化もしたけど、なんであんなに雰囲気がかわっちゃったんだろう
393 :
388:2006/09/20(水) 07:31:13 ID:RiqxHZ46
394 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/09/20(水) 10:38:50 ID:ysMldb93
太宰はシュールで笑えるのが結構あるね。
「御伽草紙」はかなり痛快だった。
昔話のパロディなんだけど、太宰本人の講釈がかなりひねくれてる。カチカチ山とか特に…
他に読んだのは
ツワルスキー「いつだって、誰かがいてくれる」
スヌーピーとピーナッツを心理学的に読み解いてる。
心の問題や人間関係のあり方にまで話が飛んでて面白い。スヌーピーに現実逃避癖があるとか。
シュルツ氏って実は物凄い人なんじゃないだろうか。
395 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/09/20(水) 11:26:39 ID:AiZShAOk
『地獄少女』
っていう漫画読んだんだけど面白いッ!!
>>394 それってシリーズで出てないっけ?>スヌーピー
それだったらよく読んだなぁ。面白かった。
伊坂幸太郎「死神の精度」
やっと読んだ。この人はやっぱり短篇や連作より長編のほうがより面白いと思う
「ドグラ・マグラ/夢野久作」
何度か放置するものの、なんとか読了。
中盤はかったるかったけれども、終盤は一気に読めた。
読んでる方は訳が分からないけれども、
物凄く計算して書かれてるんだろうなぁ。構成が凄い。
まあ楽しめた、再読したい。
「コルセットの文化史/古賀令子」
勉強になったけれども、もっとフォークロアっぽいネタを読みたかったなあ。
良さげな本無いかなあ。
>>394 シリーズかどうかは分からないけど、いくつか同じ著者が書いてた気がする。
他のも読んでみたいなぁ。
って自分にレスしてどうすんだ…
>>396への間違いでした。
>>389そうなんだ...なんとか一巻だけ文庫で読んでみて、
何この辛気くさい話。メンヘルヒロインはウンザリだよ。と思って放り投げてた。
そんな理由で放り出した私だが、もしかしたらオリジナルなら楽しめたのだろうか?
「モリー先生との火曜日」読んだ。
構成も上手いのか、とにかく、胸に来る。
帯より:
16年ぶりの二人だけの授業。
僕は37歳、先生は死の床にいた。
ノンフィクションはいいね。
私には、こんな風に心に残る先生は居なかったが。
この先生の授業を受けてみたいと思った。
「黒い太陽」
帯の文句に惹かれて読んだが消化不良
題材は面白いのに、、東野圭吾を見習ってくれ
404 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/09/21(木) 13:49:09 ID:WV8EP9Hb
「闘育論」
亀田の親父の本。
嫌いだったが見直した。
箱男
面白かった。
406 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/09/21(木) 16:59:40 ID:6aLAQGOT
『ため息の時間』
唯川恵
この人の書く本はいつもおもしろい。
407 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/09/21(木) 17:35:39 ID:BEW98OHi
横山秀夫「出口のない海」
面白かった。この人のはハズレがないと思う。
戦争について考えさせられる。
東野圭吾「毒笑小説」
某スレにて面白いとすすめられたので読んでみた。
短編集なので、サクサクと読める。『手作りマダム』がかなり面白い。
にざかな「4ジゲン」(マンガ)
BBJOKERという4コマが好きだったので、買ってみた。
相変わらずのシュールさがいいが、2巻出ても買わないと思う。
岸本葉子「がんから始まる」
緊張感のない闘病記で面白かった。
山田宗樹「天使の代理人」上下(幻冬舎文庫)
中絶がテーマ。社会派的ヒューマンドラマ。ラストは救いがあるが、メンヘルで中絶に抵抗がない登場人物が友人の妊娠を機に、あっさり宗旨替えしてしまうのがやや物足りず。
主人公の看護師ともっと対決してほしかった。
「嫌われ松子の一生」の原作者。共通するのは、女性の会話や心理、ファッションがやや男性目線で違和感があること。
「さゆり」
渡辺謙とチャン・ツィーの映画「SAYURI」の日本文化描写や芸妓さんの描写が、ハリウッド向けに滅茶苦茶にされたことが原作を読むとわかります。
役者の華で楽しめたけどね。今度安野モヨコの「さくらん」が映画公開するので楽しみ。
こちらは花魁だ。
原作からして問題かなりあるんだけどねぇ……>さゆり
>>411 どのへんが?
まあ書いたの日本学専攻とは言え外国人ですからね。
原作者は元・芸妓の女性にインタビューをしていたんだけれども、
その女性に「私が死ぬまでは、本として出版しないでください」って堅く約束されていたのに、
勝手に出版しちゃったんだよ。(つか、今もその女性存命)
しかも、その内容が酷い。
たとえば、女性は昔から芸事に通じた家の出身で、
それゆえ芸妓になることを選んだんだけれども。
小説では、貧乏だから売られてなることになったことにされている。
芸妓を束ねる女将さんが、罰を与えるのに鞭使ってたりとか……もうありえねぇ('A`)
身体は大切にしなきゃならんのに、鞭なんか使うわけがないだろうに。
それに怒った元・芸妓の女性が、自ら本を執筆していた筈。
今度読んで見るかねぇ。
中島らも 世界で一番美しい病気
「天然まんが家」本宮ひろ志
登場人物の顔しか描かないというのは本当だった。
漫画家って当たればデカイなーと思った。
顔しか描かないのは、漫画家というよりむしろ社長の才能だろう。
なるべく人に任せたくないという凝り性の人のほうがと思う。
こち亀151巻 電車で読んで笑ってしまった( ´・ω・)ショボーン
>>413 そうなの?主人公の姉は器量が悪いからと女郎屋に売られてたな。
「さくらん」では顔は傷つけるなとか言って、脱走はかった主人公を食事抜いたり水責めしたり傷が目立たないところ殴って折檻してた。
さゆりの主人公がむち打たれるのは修行中に姉に会いに脱走しようとしたから。
足抜けとかそういう資料から脚色したのかな。
だとしたら、さゆりの原作者は貴族らしいけど阿漕なことしてるね。
なんつーか
自ら選んでなった芸妓さん舞妓さんはプライドがあるだろうし、勝手なイメージ植え付けそうな「さゆり」を攻撃する人もいるだろう。ある意味シンデレラな話。
戦前の、しかも祇園の中でも限定的な置屋の話だし。
言うことを聞かない子への体罰や人身売買など今なら児童虐待だからそりゃバッシングある。
原作の中では、社会的地位が高いお客の対面のために、自分が漁村出身とは言わずにいることになっていた。
反論本(というか前から出ていた)も読んだけど、要は私達は芸のプロだから、売春婦でもホステスでもないし同情されたくないし見下さないでほしいってことだった。
ま小説だからフィクションはあるだろうけど、著作権上の問題は契約違反ね。
>>418みたいなイメージが一般にあるから、
それに沿って書かれた小説に違和感はないけど、
史実に沿ってるかと言われると微妙だと思うな。
なんつーの時代劇と同じイメージ?
テレビや映画を見て作られたイメージで、
その時代劇やテレビが時代考証ちゃんとしてるかと言うと・・・
もう着る物からして変だしね。
むかし資料にあたって花魁を描いた漫画を見たけど、
髪型が激しく変だったことしか覚えてないな。
一般的な昔の女性のイメージで出てくる髪型とは違う。
花魁観たいなら吉原炎上に限る。
「カルトにハマる11の動機
-オウム真理教古参信徒が実例で証明/加納秀一」
タイトル通りの内容。
重苦しくああだこうだとオウム問題を論じているのではなく、
サクサクと読める文体で著者のオウムでの生活を語っている。
著者本人はオウムの中に居ながら、一歩引いたスタンスだったそうで。
(決まりを破ったり反抗したりと、割と好き勝手やってたそう)
極限修行・選挙運動・変な活動・信者の人間関係etc...様々な体験の語り口がなかなか面白かった。
著者の当時の心境、宗教に対する気持ちなどに、何だか色々と考えさせられた。
人事じゃあ無いなぁ、と。「11の動機」に当てはまる人は結構居ると思う。
アガサ クリスティ『春にして君を離れ』
ちょっと前、夫の鉄道模型を勝手に売っ払った妻のスレが祭になった時に話題にでた本。
本屋でたまたま見つけたから今更読んでみた。
妻も妻だが夫も夫だし、この夫大きいんだか小さいんだかわかんねえ。
さすがクリスティ、ミステリー以外でも凄いのね。
栗本薫の解説がイマイチ。
って感想。
>>423おお。それ、面白いよね。たしか、学生の時に友人の間で、
それと「キャンディキャンディ」と「渡鬼」が流行った。
三十路の今、再読してみようかすら。。。
阿部和重「無情の世界」
ブラックな短編集。
なんでもアメリカの所為にする男の話「みなごろし」が面白かった。
角田光代「対岸の彼女」
問題が解決したわけじゃないけど前向きにがんばっていこう
って感じのところが良かった。
同じ理由でいくえみ綾の漫画も好き。
東山紘久「プロカウンセラーの聞く技術」創元社
聞き上手になるためのマニュアル本だけど、
その道のプロのエッセイとしても楽しめ、目から鱗なことも多かった。
井戸端会議の功罪など。
パトリシア・コーンウェル「神の火」上下
講談社文庫
検屍官ケイ・スカーペッタのシリーズ最新作
犯人の実像にドンデン返しあるが予想できなくもない。わかってしまうとありがちな設定。犯人側の視点が多い。
犯行場面や犯人の成育歴など読後感は爽やかとはいえない。
快楽殺人者をつくるのは先天的要素が成育環境なのか問題提起しているように思う。
ケイの姪、ルーシーも今作である重大な問題を抱えていることが明らかに。
マリーノ、ベントンもまたケイと共に闇を直視し続ける。
428 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/09/26(火) 09:53:13 ID:KkqCNTcH
田中喜美子「こうすれば子どもはちゃんとききわける」PHP
児童心理が勉強できると思って買ったら、母親向けのしつけノウハウ本だった。
どうして言うことをきかない子どもが育つのか、原因とその対策が書かれてる。
しつけで一番大事なのは、甘やかされがちな0〜3歳までだ、とか
日本の伝統的な育児は現代社会にはマイナスになる、とか
食育に手を抜くな、添い寝は早いうちにやめろ、等々。
勉強したかったことについてはさっぱり役に立たなかったけど、得るものはあった。
未婚なので、役立つのはもう少し先になりそうだ。
人の言葉をまるっきり聞かずに
自分のことさえ語れればそれでいい、みたいなスレだな。
アン=マキャフリー「誰も猫には気づかない」
人物の設定がシンプルだから読みやすいと感じた。
児童文学みたいにさくさく読めたよ。
猫可愛いよ猫。飼いたくなってきた。
431 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/09/26(火) 10:26:56 ID:lBlH0bHy
川上弘美「センセイの鞄」
読んでると日本酒を飲みたくなる。
>>429そこが好き。
私はブックレビューとして読んでます。
>>413 モデルになった女性って誰ですか?
原作を読んだのはだいぶ前だし、図書館で借りて読んだので読み返せないけど、
特定のモデルはいないと書いてあったような気がしますが。
おなじく祇園が舞台の瀬戸内晴美「京まんだら」の舞妓美弥子のモデルにもなった
岩崎峰子が祇園の生活その他のアドバイザーとして謝辞に名前があがってたのは覚えているんだけど。
大沢在昌「風化水脈」
新宿鮫シリーズ。最近ハードで最新作出たけどその前作かな。読んだのは文庫。新聞連載してたな。
藤野組の真壁のその後、警察機構への問題提起、犯罪捜査最前線、新宿という街の歴史、外国人犯罪、自動車窃盗団の手口などなど。
桃井や藪、晶やママフォースのママなど、いつものメンバーも光っています。
窃盗団を張り込むに当たって鮫島が協力を求める老人とその過去が心を打ちます。表題が良い。
ロベルトと次作で対決かなあ。香田警視正とも次作かな。
シリーズだけど本作で鮫を初めて手に取る人もなんとかついていけるだろう。
カトリーヌ・アルレー「二千万ドルと鰯一匹」創元推理文庫
現在、この人の「わらの女」をもとにフジが昼ドラ「美しい罠」をやってるね。
わら…同様本作も遺産目当てに富豪を巡る陰謀ものなんだけど、筋立ても心理描写が素晴らしい。戯曲になってないんかな。
ただ訳が古い部分も。「IBM社の機械のように」ってのはさしずめIBM製PCのことかね。ま、機械には違いない。
G・マクドナルド
荒俣宏訳
「リリス」 ちくま文庫
幻想小説の古典。書斎が異世界に通じていてってのはこの人が走り?
異世界の描写は幻想的すぎてやや難解で、ちょっとガリバー旅行記みたい。大鴉が出てきたりするけどパロディではなさげ。
最後はキリスト教的寓話性。アダムとイヴなど。
女王や人に仕える豹が出てくるんだけど描写が美しくて猫飼いたくなりました。
>>433 文庫で読んだけど、新田佐酉理は実名と思ってた!
「非行少女を処刑しろ!!」 桃瀬 葵
犯罪者の妹を抱える女教師の話。
近所で妹は犯罪者デス!とチラシをくばったり、専業主婦批判が入ったり
序盤から破綻してる。
小説にカコつけた作者の歪んだ持論が延々と垂れ流されてるだけでかなり疲れた。
2ちゃんのウヨとあんまり変わらない思想だし・・・久々に電波本を読んでしまった。
レイモンドチャンドラー「長いお別れ」ハヤカワ文庫
言わずと知れた、ハードボイルドの金字塔。
何度読んでも静かな涙が出る。個人的に、マーロウ物はこれがやっぱり一番。
何気なくパラパラ見てても退屈なところがない。清水俊二訳がまたいいのだわ。
曾野綾子「戒老録」
この方の観察力は比類ない。60ぐらいになって読むとまた、違うのだろう。
ひとに迷惑をかけず、かわいいおばあちゃんになりたいものだ。お年寄りには耳が痛い本。
>>431 しっとりしてていいですね。
蛇を踏む、があまり好きではなく、以降は川上さん食わず嫌いになってたけど、以前交際していた人に勧められて読んだ思い出があります。
「邪魅の雫」京極夏彦
なんかテンポわるい。
そういう話だから仕方がないが、解決編にたどり着くまで話が上滑りしてのめり込めない。
その上そんなつまらないオチ?
解決編の風呂敷のまとめ方は悪くなかった。
どうも塗仏から面白くないなぁ、飽きちゃったのかな
ダシール・ハメット「コンティネンタル・オプ」
私立探偵サム・スペードの作者としてのほうが有名だけど、
私はこの名無しのオプ(ミス板の名無しデフォだw)のほうが好き。
外見は冴えない中年男だけど、
探偵業をサラリーマン探偵の仕事として淡々と情熱を持ってこなすところがカコイイ。
「増補・師匠の懐中時計」林家正雀
「正蔵一代」林家正蔵
八代目にはまっている。
「ラピスラズリ」山尾悠子
もうじき読み終わってしまう。もったいない。
>>442 私も読んだーノシ
展開読めたとか、そういうことはおいといても、
黒幕がなぁ…例の人はあんなののどこがそんなに好きだったのかと思う。
あんまり嫌いなキャラっていないけど今回の黒幕の人は嫌だー。
でもそれ以外はそれなりに楽しめた。
京極堂の仏頂面描写にリアルで噴いたw
>>436 『リリス』昔読んだ。
続けて夢枕獏の『上弦の月を食べる獅子』を読んだら面白かった。
清涼院流水「彩紋家事件」上下
最後まで「な、なんだってー!!」と言いっぱなしw
MMR読んでるみたいだった。
奇術の謎を解く話のはずが、最後まで真相不明な事件残ってて、ある意味ミステリー。
九十九十九出てきてるけど、舞城作品とリンクしてるのか気になるところ。
文章はすっきりしてて読みやすかった。行の文字数揃える技巧が好きだ。
福田和也「大丈夫な日本」文春新書
織豊・江戸時代など、過去の歴史から国家経営のノウハウを学ぶことで、これからの少子化凋落日本社会のヴィジョンを見いだそうとの提言。国家の品格批判ちらり。外交考察ちらり。
自分としては、日本が労働力を外国人労働力にますます頼らざるを得ないなら、アメリカは多民族社会のロールモデルとして、横目で見ていればいいと思う。アメリカに頼らない選択肢と布石を打ちつつ、外交的にはまだ頼ればいいと思う。
生産性を高めるにも限度が。
新書って紙幅が限られてるから知識をわかりやすく大衆に分かち与える代わりに表面的になるから、福田さんの細かい主張はちゃんと追跡しないと、わからん。問題を限定的に語ってるから他よりは良心的。読者が悪いかも。
>>447 清涼院のが先<九十九十九
最初に「コズミック」が出たとき、あまりの「な、なんだってー!」ぶりに
ミステリ業界の話題を独占。
シリーズ中に出てくる探偵たちを、トリビュートという形で
舞城さんたちが書いたんです。他の作家によるスピンオフ?みたいな。
>>447 >>449 舞城さんは講談社文庫三冊しか読んでないですが、流水氏を読んでみたくなりました(^o^)。
>>447 MMRって何ですか?
京極夏彦にはまりすぎて、語尾に〜ねぇって付けるのが癖になっている知人がいました。
その人、ハマっている作家の文体が移っちゃうから面白い。余談でした。
週刊マガジンに連載していたノストラダムスと
宇宙人が大好きな電波と仲間達の漫画<MMR
>>452 ありがとうございます。
最近全く本読む時間ないのですが、明日本屋に行ってみようと思います。
時間がないのに読むようなものでもないぞ
ガイドライン板で十分だ
>>454 読むのは流水氏です。
あ、でもガイドライン貼っていただいてありがとうございます。
漫画二作行きま〜す。
安野モヨコ「働きマン」最新刊
世の中にはあらゆる仕事のプロがいるね。
さくらんもよろしく(回し者。)
************
さそうあきら「トトの世界」双葉文庫全三巻
作者は手塚治虫漫画賞受賞。他作品映画化予定。
犬の中で育てられた人間、言葉と人間性、コトバの暴力性、家族崩壊、カニバリズム、女子高生と性。
宮崎哲弥嫌いなんだけど彼が誉めたのは分かる。一気読みした。
森博嗣「λに歯がない」講談社ノベルス
シリーズある程度読んでないとわかりにくいかも。コアファンとしては満足。
459 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/10/09(月) 13:11:58 ID:E0r6Qe5J
ageee
村上春樹「アフターダーク」
もう村上春樹を読むのはよそうと思った。
銀魂
読むの疲れる。エネルギー消費する漫画。
ギャグをムダに詰め込みすぎてだるい。
中井英夫/虚無への供物
久々に読んだら、忘れてる部分が多かったので楽しめたw
最初に読んだ時のような感動は味わえないけど満足
表紙の青薔薇人間も好き
独りでできるもん
一人好きの人のコミックエッセイだと思ったら
30代独身女のコミックエッセイだった、まぁ面白かったけど。
>>460 『アフターダーク』は確かに「・・・」だったけど、
『東京奇譚集』はよかったよ。
『浮世でランチ』山崎ナオコーラ
『人のセックスを笑うな』が自分的にツボだったので
そんな感じかと思って楽しみに読んだらなんか違った・・・。
「コーランを知っていますか/阿刀田高」
サクサクと読めるコーラン紹介エッセイ。
イスラム教について、ロクな知識が無かったんだが。
ただの豚食わない人たちじゃないんだな、と色々と勉強になったし面白かった。
キリスト教との関係とか、マホメットがイスラム教を作って行く過程とか。
コーランって未知の書物だったけれども。
基礎的な知識だけでも持っておくと、イスラム関連への見方が変わるなあ。
今度は旧約・新約聖書関連の本でも読むか。(これも阿刀田高が出してるみたい)
阿刀田さんの知っていますかシリーズはいいよね。ローマ神話旧約聖書ギリシャ神話などなど。
毎日新聞の日曜版連載が阿刀田さんの後の新人さんが面白くなくて、急に他の人に変わったよね。
東京奇單集は、海外で翻訳したものをまた日本語に直したりしてるんだよね。
彼の翻訳から成るレイモンド・カーヴァーを読んでみようかな。
村上春樹はノーベル文学賞候補に取り沙汰されてるらしかったけど、どうなったんだろ。
468 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/10/10(火) 20:33:12 ID:jNdJrdzk
藤沢周平「隠し剣狐影抄」
分類すれば時代小説。宮部みゆきさんの時代物好きな人なら合うと思う。
映画蝉しぐれで知名度上がったけど、この人はもっと評価されていい。
直木賞作家でもう亡くなってるけど。
勧善懲悪じゃなく、人間の深い感情や生きていくことの哀切さや喜びを教えてくれる。
おじさまやサラリーマンに受けるのはこのひとの藩士ものみたいだけど、市井の人情ものもあるし、女性の視点からのもある。時代考証もきちんとしてるし、若い人がもっと読んでいい。
469 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/10/10(火) 22:50:04 ID:/Ofoqk1d
バタイユの『目玉の話』
かなりエロかった…
遠藤周作
私が棄てた女。
何あの気の毒な女。
バタイユはエロいな。
恩田陸「夜のピクニック」
途中まではそこそこ面白かったんだが、最後は「なんだ、これで終わりか」って感じ。
予定調和にしてもラストが弱すぎる。曖昧で印象に残らない。
他の作品は違うかもしれないが。
472 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/10/10(火) 23:00:15 ID:jNdJrdzk
スタニスワフ・レム「ソラリスの陽の下で」
えすえふです。
でも詩的。
宇宙船が遭難して変な星に着いちゃうんだけど、その星の海(?)
が、みた人の過去のトラウマや潜在的な恐怖を実体化してしまうのだ。
主人公の死んだはずの妻もなぜか現れて宇宙船を訪れるように…
473 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/10/10(火) 23:08:34 ID:jNdJrdzk
テオフル・ド・ゴーチエ「ミイラ物語」
発掘されたある身分が高い美女のミイラ。
それに付与された彼女の一生を手記として考古学者が書き直したという体裁。
発掘までの緊張感と絢爛豪華なエジプト王候の生活描写と怪しいムードがたまらない。
モーセの出エジプト記も出てきます。
474 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/10/10(火) 23:13:50 ID:jNdJrdzk
×それに付与された彼女の一生を
○それに付与された彼女の記録を
バタヤンはエロイを通り越して('A`)ウボァー 好きだけど。
476 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/10/10(火) 23:22:49 ID:jNdJrdzk
A・ゴールドウィン「蠅」
映画がハリウッド的俗悪さで今一つだったが、原作は別。
この作家はこれ一作がスマッシュヒットだったらしいが。
クローゼット内に同じ服数十着入ってていつも同じ服をずっと着ているように見える、主人公の人物造形が面白い。
477 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/10/10(火) 23:26:14 ID:jNdJrdzk
バタヤンってw
読んでみよ。フェティッシュな感じを想像。
乱歩みたいな。わくわく。
478 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/10/10(火) 23:27:30 ID:xU/PD6Bv
言葉の使い方を増やすために佐藤信夫の「レトリック感覚」を読んでみた。口頭弁論に強くなれそうだ。
479 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/10/10(火) 23:30:14 ID:jNdJrdzk
光文社文庫でカントとか名作の新訳出るらしいから買うつもり。
その毎日の書評で「蠅」がなぜか脈絡なく引き合いに出されてけなされてたんだけど。
超読みやすいカントに期待。
スレチだが、
父親世代の
「デカンショー」という略語には笑った。
デカルトカントショーペンハウエル。
>>478 見るからに、それ以上強くならんでよさげよ。
口頭弁論と聞いて裁判や司法書士や弁護士を連想したあなた<<法律関係
>480
半年はそれで暮らして、後の半年寝て暮らすんだよね
松本清張「けものみち」
この人、全作品暗いよね。社会の裏っつーかダークサイドを引きずり出すというか。流石、蔵の中で蝋燭だけで執筆だよね。
権力とエロス追求は人間の性なのかね。
吉村昭「朱の丸御用船」
この人の幻想的な文ではない史実の本が好き
昔の人々の息遣いが聞こえてきそうだ
485 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/10/10(火) 23:54:07 ID:jNdJrdzk
日経ビジネス9/25号
Googleの無料Book検索サービス普及したら図書館も本屋もいらなくなるかもね。このスレも。
著作権やネット利用事情上完全にはなくならんか。Google earthで大分遊んでる。この世に存在する本全て内容も全部ネットで閲覧できるようにって凄すぎる。
知る権利拡大どころじゃないわ。
既に数百万冊スキャン終わってるみたいね。著作権関係でかなり訴えられとるが。
知識量は意味なくなるね。情報の選択選別の時代。
486 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/10/10(火) 23:57:30 ID:QSlQ3pTU
ダヴィンチコード上中下
>>485 いくらペーパーレス化が進んでも、
本屋だけはなくならないと思うよ。
手にとって読む、装丁をめでる楽しみもあるもの。
永江 朗「インタビュー術!」
インタビューという手法の面白さが分かる本だと思う。。
著者が読んだインタビュー本がいろいろ紹介されてるんだけど
全部面白そうで、読みたい本がまた増えてしまった。
「徹子の部屋」、もとい黒柳徹子のすごさも分かるw
CDもなくならないよな。
あのコレクション性のために買ってるし。
スレ違い。
紙の上の文字を追うのとモニターを睨むのとでは眼への負担が大違いだと思うが。
スレ違い長文失礼。本屋で本探す楽しみやレコードや装丁を否定する訳じゃない。読む手触りページめくり再現はまだPDFレベルだし。
「読書」が一部の高尚な趣味人の楽しみになるかもね。
ケータイ文庫や電子BOOKも実はじわじわきてる。中古書店があれだけ既存書店に打撃を与えたから、Googleで無料で本読めるようになったら、
ますます本屋潰れてネット書店とメガ書店だけになるんかな。
と、危惧もしてるのだよ。自分、家から出なくなりそう。
↑あ、新古書店だよ。馬鹿だわ。何でも読めるようになっても、読み手のレベルはどっちみち問われることを身を持って証明しちまったorz。作者は読者を選べない、と。
東野圭吾「天空の蜂」
やっぱり東野さんは理系人だね。ちょっと真保さんの「ホワイトアウト」っぽい。新境地だけど「白夜行」みたいな人間の業のようなテーマど真ん中のが好き。
「容疑者x…」早く文庫化しないかな。
>>489 つブルーベリー、アイマスク、画面から目を離して時々遠くを見る
利用段階以前に、世界中の本をスキャンして保存することにも一つの意義があるかと。国立国会図書館とか。
村上春樹「ノルウェイの森」
途中でエロ本読んでるのかと思った。
なんか最近の春樹って、「それなんてエロゲ?」と言いたくなる。
ニーチェ「ツァなんたらはかく語りき」だっけ
たまに誰ぞが囃し立ててるから読んでみりゃ、もう・・・下らんくて苦痛で途中で投げ出した。
「ノルウェイの森」は最近でもないし昔からエロス要素は多いよ。
デビュー作の「風の歌を聴け」や、「1973年のピンボール」「羊男のクリスマス」「蛍・納屋を焼く」とかはそーでもないっす
ツァラトゥストラはかく語りき
>>491 東野は人間の情的な部分を書くのは不徳手だよな。
白夜行はそういう意味で突き放して書いてるから上手く行った
ノルウェーのこと言ってるんじゃないんだが。
エロっつーからカフカのエロゲっぷりを思い出しただけ。
いちいち解説してくれんでも殆ど持ってるからどうでもいい。
>500
失礼しました。
エロいのは海辺のカフカに限らず昔からだと思ったので。
杉野文俊「米国の巨額PL訴訟を解剖する〜クラス・アクションの脅威とその対策〜」
メーカー向けに書かれた米のクラスアクション概説書。訴訟社会と言われる米の実体を窺い知ることができる。
修論がらみで読んだけど一般にもオススメ。
春樹氏がエロスだけみたいに思われたらちょっと嫌。
>>499 雪穂と亮司の関係を直接書いてないで示唆だけするところが上手いよね。
エロゲと一緒にすんな。性描写や濡れ場をが上手いだけ。
ま、それ目的で村上春樹読むのは勝手だけどね。枝葉だよ。
なんでそんなカッカしてんの?
エロゲみたいだな、って感想持ったって良いじゃない。
実際そうなんだもんw
まあひとつ言えるのは
エロゲやるようなキモオタじゃないと
言えない感想だよな。
はい、次の本どうぞ。
>>506 なんかアホなタレントがヌード写真集出して
「芸術です」って言い訳してるみたいだなw
高尚気分で幸せでよかったな。
バーティミアス 3部作 ジョナサン・ストラウド
エルフギフト 上下 スーザン・プライス
ゴーストドラム 同上
コンプラ休暇使ってファンタジー三昧。そして一作としてハズレなし。
夢のような時間をありがとう…
三作とも、翻訳者の中に金原瑞人氏の名があった。
エロゲなんか触ったこともない罠ww自分女だしw
どんな感想持ったって自由だろうに、なんでそんなに噛み付くのかわからん。
春樹自体は普通に好きだがな、数冊持ってるし。
読書ってそんなに糞真面目に捉えなきゃならないもん?w
蒸し返してまでわめきたいならチラ裏でやってくれ。
ウェブ進化論 - 梅田望夫著
インターネットに触れている人なら誰でも知っているようなことが
書かれている。「だからなに?」って感じ。
これを感心しながら読んでいる人は時代から取り残されていると
思うべきだろう。
すぐゴミ箱に捨てた。
本をゴミ箱に捨てるのは何か嫌だ
手塚治虫「ばるぼら」上・下(角川文庫)
面白い。
作家の筒井康隆氏が登場人物の中に。手塚さんはメタ構造の先駆者の一人かも。
荻原規子/勾玉三部作
二作目の「白鳥異伝」から入って当時夢中で読んだ。もう15年経つとは……
今改めて読み直すと、全部同じパターンだった。
完結編の「薄紅天女」は、少なくとも三回は読んでいる筈なのに
腐臭がしたという事以外内容をちっとも覚えておらず、初めて読むような気分だった。
きっと何度読んでもそうだろう。
雪の中の軍曹 マリオ・リゴーニ・ステルン (著) 大久保 昭男 (翻訳)
第二次大戦、ロシアから退却するイタリア軍の話。
一軍曹の視点で、日常のちょっとした話、雪の中を退却していく様子が
淡々と書かれていて、とても引き込まれた。
トルーマン・カポーティ「冷血」
映画公開で再び手に。乾いた文体が好き。
ブルボン小林「ぐっとくる題名」
日頃から、本のタイトル・曲名・バンド名etcがとても気になる性分なので
たいへん楽しく読んだ。
この本の題名は
「こないだ、ぐっとくる題名の本読んでさー」
「へータイトルなに?」
「だから、ぐっとくる題名」
「正確には何よ」
「いやだから…」
って無限ループを狙ってるのかしら。
店頭で見かけたら、手にとってうしろの索引を見てください。
自分にとって思わず笑えるタイトルがあったら、買いだと思う。
ところでこの人のWEBに関するコラムをまとめた本が読みたいが絶版。
さみしい。芥川賞もとったんだし、新装版でも出してくんないかな。
522 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/10/14(土) 12:50:53 ID:3CTqC8Mh
シベリア追跡 椎名誠
この本10回以上は読んでる
>>518 >今改めて読み直すと、全部同じパターンだった。
その三作に限らない。他の作品もそうだ。
文章は上手なのに、話もキャラも毎回変化ないんだよね。
東野圭吾「赤い指」
もう完璧超人はたくさんです。
「狂気の沙汰も金次第」著:筒井康隆。
当時の『現在(昭和48年)』の「禁忌」を書き綴っているのだが、
・中国関係の記事は誉め言葉ばかりである。
・中国からやってきたモノは、なんでも「良いモノ」である。
・アメリカの悪口は言いたい放題なのに、中国の悪口はいけないのか?
・ナニカに乗せられているような気がして、反発する人はいないのだろうか?
・人為的な事故が起こった場合に、「そら見たことか!」という本音を持つ人を、
「いないことにしてしまう」報道は何故か?
・自分が被害者の遺族であったなら、
そういう暴言が取り上げられた記事が目に留まったときには、
動転し正気を失ってヒステリックになってしまうだろう。
だからといって、
報道機関までもが「動転し正気を失ってヒステリックになってしまう」ことはない。
筒井康隆が「キチガイ」と言われまくっていた頃のエッセイらしいが、
王様のミミはロバの耳! と咆哮できるたのは筒井が「キチガイ」ゆえだったのか?
>>523 なんか漫画でいう
絵(画面)は上手いのに内容がつまらない(ワンパターン)
みたいなカンジだね
増田四郎 ヨーロッパとは何か
小説はいいんだけどさ、こういう本って時間かけて読むとだめだよね。
>>525 あなたの紹介文の中国をアメリカに入れ替えて読んでみよう!
>529
…何でもないです。その通りです。
うわすごい真面目に返された。
アメリカに何も言えない日本の状況への示唆があるかなーと。
罪と罰(上) ドストエフスキー 江川卓訳 岩波文庫
なんとも読みずれぇ・・・
別の訳者の罪と罰を読んでみたらしっくりきたのでそっちにシフトチェンジする。
繰り返し読むんなら比べる楽しさもあるんだろうけど
初見での江川訳はしんどいものがあった。
海外の小説って訳者によっても左右されるから見極めが難しいなあと痛感。
同意。
作品の面白さを損なうくらいめちゃくちゃな訳本はあるね。
こういう時尼やネットの書評は参考になる。
酷評されてる訳書は事前リサーチで避けることが可能だ。
尼の書評は参考になるけど、一件しかレビューがなく、しかも誉めている場合は作者か関係者の自演のこともあるから、評価歴長い、星が多い人やベスト100に入っている人の評価を参考にする。
>一件しかレビューがなく、しかも誉めている場合は作者か関係者の自演のこともある
レビュアーの履歴見るとわかるね。
他の本のレビューが0件で絶賛だと怪しいw
私怨叩きレビュアーやレビュー件数稼ぎもいるな。
読んでないの丸わかりで叩いてるレビュアーや
コピペでレビュー件数稼いでるやつ。
尼でレビュー件数稼いでいいことあるのかね。わからん。
535 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/10/20(金) 19:22:39 ID:W/y5g6aS
保守
>>525 改版読みました。
若い筒井さん。山藤商事のイラストも愉しい。
人前で笑ったり唸ったりしてしまうこと請け合い。SFって既に未来を捉えてるところあるよねぇ。
もいっちょ。
森博嗣"ZOKU"
光文社文庫
流石のメカ描写。秘密基地とか乗り物とかわくわくするね。
遊び心たっぷり、テンポがある会話。
設定からして終局は読めるけど、セオリーに乗りつつそれを陳腐に感じない。
すばるさんもいいけど佐久間真人さんの画も好きだー!
印象批評でした、まる。
>537それ本屋で見て気になってたんだけど、森さんの本読んだことなくて買うのためらってた。買ってみようかな。
自分が最近読んだのは池永陽「コンビニララバイ」と石田衣良「うつくしいこども」。
石田衣良はやっぱり文のテンポがよかった。池永陽は重松清とか好きな人は好きかもしれない。コンビニに集まる人の短編なんだけど、人物像に好感が持てた。
象られた力
久々にすごい作家を見つけた。
この人はヤバイ。やばすぎる。
惜しむらくは寡作なんだな。もっと書いてくれ。
プラネテス
1巻は面白かったのになあ。2巻以降はガックリ。
>>528 >>525じゃないけど、
昭和48年当時、日中国交正常化ってのがあった直後で、
パンダがきたり、お祭りムードで、それまで無かった中国製品が店先にあふれて、
中国製品はいい! やすいしなによりモノがいい! なんて感じだった。
近年の捏造韓国ブームなんて目じゃないくらい世の中が狂ってた。
という時代背景をしらないとなんで中国のことばかり書いてるのかわかりにくいかもしれないね。
>>540 少しは歴史や時代背景も知りなさい、と。
わからない人は無知だね、自分は解るけど、ふふん、と。
次ドゾー
森博嗣を読むなら、軽いタッチのZOKUから入らんでも他にもいろいろあるよ。
シリーズなら講談社文庫とか。ノベルスとか。
544 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/10/23(月) 00:52:55 ID:+1DB2N14
>542
「すべてがFになる」シリーズ?を読もうと思ってたんだけど、理数系っぽいし長いシリーズなので後込みしてる。
おすすめあったら教えてください。
>>543 歴史苦手なのと自分は垂れても他人の蘊蓄は大嫌いなわがままもんなんで、つい過剰反応してしまいました。まだまだ未熟者m(_ _)mスマソ。
>>544 森さんはある意味すべてが理数系っぽいよ。
理数系っぽさはむしろZOKUのが薄いかな。シリーズ読まずして森さんは語れないよう…敢えて言えば、「スカイ・クロラ」「女王の百年密室」とか。
確か光文社新書で森さんが実生活のN大工学部助教授の立場から学生の質問に答えているやつとか。
中公新書ラクレ「大学の話をしましょうか」などは取っつきやすい。新刊の「少し変わった子あります」とか。
公式HP→「森博嗣の浮遊工作室」
http://[email protected]/mori/ 回し者だぜイェイ。
546 :
日曜は読書:2006/10/23(月) 01:50:45 ID:tabj4BF5
石田依良はIGWPシリーズが好きです。
こんなの読んでみた(._.)つ
早川書房異色作家短編集6「くじ」 シャーリイ・ジャクスン/深町眞理子訳
表題作が出色。世にも奇妙な物語に出てきそ。
次点は「歯」。
淡々と丁寧な描写や会話が続く。異色は異色でも文体や設定が異色な訳ではなく、何気ない不安や一瞬の違和感や感情のずれを取りだしてみせる感じ。
なんとなく後味悪いのが嫌な人はやめといて。
>>544 「すべてがFに〜」シリーズおもしろいよ。
別に理数系つっても計算式解かなきゃいけないわけじゃないから大丈夫。
しかしあのヒロイン西乃園さんの奇天烈ファッションだけは…。
本気で可愛いと思って書いてるんなら森さんってけっこう天然か?
548 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/10/23(月) 07:18:08 ID:+1DB2N14
>575>547dクス!
「変わった子あります」気になってたから読んでみて、良かったらFのシリーズも読んでみる。
ヒトラーの我が闘争
>>548 F以外のシリーズも四季も全部、関連しあってるんだよ。「女王の百年密室」も。シリーズ自体を刊行順か、各シリーズ内を順番に読むことを勧めます。
「少し変わった子…」はシリーズとはかなり作風違います。
げ、IWGPだよ…○| ̄|_
西野園の天然キャラが受け付けないから
森の作品は殆ど読むに読めない。
グラン・ヴァカンス
アルェ-?期待が大きかった分がっかり。
しかし後書き見て納得。これは象られた力より前に書かれたものなんだな。
文章そのものは相変わらず目を見張る。
はじめから引き込まれた。折々に小出しする情報で自然と世界観が伝わる。
と、最初は面白かったが途中からの引き込みは象られた力に負ける。
ウロボロスの波動
嗜好が同じ人が勧めていたから読んだが、グラン・ヴァカンスの後に読むとしょぼい。
文章のつまんなさと言うか中二病っぽいところが引っかかるというか。
読む順番を間違えた。
楽しい古事記
面白かった。神話ってのはどこの国でも神様ははちゃめちゃ、欲深でわがままなんだな。
大人の社会科見学
ドルパとコミケに行ってみたくなった。
>551
設定と会話のノリ合わねーと思う人は森さんのシリーズはやめたほうが得策かと。
自分は京極堂のウンチクオンパレードとあの厚みで持ちにくいのが苦手。大沢宮部は平気だけど。
近所本屋行ったらFシリーズなかった(´・ω・`)今度大きいとこで探します。
浅田次郎「プリズンホテル・春」こないだ「椿山課長の7日間」読んだんだけど、浅田さんの書くやくざが好き。小説家の暴力男が最初いらいらして仕方なかった…。
コメディっぽかったけど、面白かったので次は夏を読みます。
石田衣良「エンジェル」謎解き話のテンポの良さはさすが。生まれるときの描写が印象的。主人公の性格とかはらしいけど、あんまり石田さんぽくない話だった気が。
プリズンホテル終わったら「きんぴか」どぞ
浅田次郎はまじめに泣かせてくるやつよりコメディタッチの方が好きだ
乙一の「しあわせは子猫の形」
浅田次郎のエッセイ「勇気凛々瑠璃の色」
講談社文庫
抱腹絶倒。
森さんのFシリーズはノベルスも講談社文庫もどちらもあるよ。
京極堂分冊文庫版はやはりオリジナルとは違うの?
>555
椿山課長いい!
朝日新聞に連載してたやつよね。浅田さんは
歴史物も好き。
今から嵐が丘読む
>>560 がんばって。
あれを読んだ後はかなり鬱な気分になった。
読んだら感想を教えてください。
ヒースクリフ!
マヤちゃん・・・
そんなに暗い物語なのか嵐が丘って
久世輝彦/雛の家
昭和の富豪の家の三人娘の話し。
古きよき感じでいいねー
しかしエロいよ
光彦ではなかっただろうか
光彦でした…
鹿島茂「勝つための論文の書き方」文春新書
題名は宣伝的で内容とは関係がない。
形式のノウハウ本は多いけど、論文の問いの立て方に焦点を当てたものは少ない。
その点、これは仏文学者の著者が論文指導経験を生かしつつ、豊富な知識や実例とともに具体的な論文の書き方を教えてくれる。
卒論を書きはじめるのにまあまあ参考になった。
ただし文系向け。
「戦後文学奇人列伝」 石田健夫
黒の表紙に赤い字で「奇人」と書かれた装丁。
奇人作家の奇人たる所以のエピソード満載と思い興味深深でネットで
購入。
ところが内容は、単なる作家のプロフィールと文学的業績を叙述しただけの
代物。近来まれにみるサギ本。
569 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/11/01(水) 21:13:21 ID:l+9jdfKx
レヴォリューションNO.3/金城 一紀
ヤバい面白かったこれは。こういう奴らみたいな友達が欲しい。
リタ・メイ・ブラウン&スニーキー・パイ『町でいちばん賢い猫』
ミセス・マーフィ(猫)とタッカー(犬)の掛け合いが面白かった。
猫好きにはたまらない。
昨日まで読んでたのはナンシー関の「耳のこり」。
今日からは阿刀田高先生の「私のギリシャ神話」が出勤の友。
ダビンチコード
天使と悪魔
四日間の奇蹟 ← 現在、通勤中に読んでます。
詐欺師のすべて
彼らは騙しのプロなんだということがよく分かった。
「西の魔女が死んだ」梨木香歩
こんなこんなこんなベタな話で泣いてたまるかぁっ!
と口走りながらひっくひっく泣いた。
宮部みゆき「孤宿の人」
大好きでよく著作を読んでいたが、
ファンタジーを書き出して以来読まなくなっていた。
久しぶり、しかも時代物。幻色江戸ごよみが好きだった。
こんなにベタベタした文章を書く人だったのか、
こんなに長くする必要あったのか。
登場人物は多いがみんなそれぞれ個性があり、でもその割にどうも区別がつかなかった。
この人は筆がのると長くなる傾向があるようだが、長過ぎる物語は向いてないんじゃないのか。
>>575 ショック。時代小説ももうだめなのか。
理由、模倣犯読んでミステリはだめ、ファンタジーのやつ読んでそっちもだめ、
残った時代物にかろうじて期待していたのに。
もう才能が枯れたと見切りつけたほうがいいのか。
残念だなあ・・・
日暮し ぼんくら 震える岩 天狗風
あやし〜怪 初ものがたり 本所深川ふしぎ草紙
女性の書いた時代物読みたくて一気読み。
自分のせいだけどまさか続き物だと思わず
さきに日暮し読んであまりにも「前の騒動では〜」と出て
話が見えなくて困った。
まあ面白かったけどお初のシリーズは
ややご都合主義が鼻についてなんか微妙。
575の言うように長編だからダメだったのかな。
宮部みゆきは何が面白いですか?ここ見てると昔の方が面白いのかな?
宮部みゆきは前半我慢して読むと(状況説明の文章の長さに)後半面白くなるので
時々読んでいるのですが。
お初は短編はよかったんだけどね、
天狗風は引き延ばしすぎで駄目だった。
長編でも火車や魔術はささやくの頃は良かったんだけどなあ。
この人はシリーズ物やったら駄目だな。
過去作品の焼き直しも止めて欲しい。
ページ数増えて間延びするだけだ。
焼き直しでマシだったのはクロス・ファイアくらいか。
>>578 古い方から読んでいって、「理由」の前あたりでやめる案を提出します。
自分の物語世界に入り込みすぎると駄目になるね。
それはこの人に限った事ではないだろうけど。
あかんべえ 宮部みゆき
これは結構面白かった。
椿山課長の七日間 浅田次郎
最近では一番じーんとくる話だった
椎名利果子「株とボイン」
もにょもにょした。
エマニュエル・ボーヴ「ぼくのともだち」
背を丸めた覇気がない動物(犬?)のイラストが表紙。
内向的な性格ゆえに孤独な男の話かと思いきや、性格わっるいなーw
80年前に書かれた本だけど古さを感じなかった。
紗央里ちゃんの家 矢部嵩
日本ホラー小説大賞の長編賞受賞作らしい
中高生向けみたいな文体で異様な話が進んでいく
そのギャップが不気味
私は会話が特に異様だと感じた
畜犬談
以前ここで紹介されていたもので実際おもしろかった。
始終にやけてしまい最後はどうなるのか目頭が熱くなった。
私は犬好きを自称しているが作者ほどの犬好きはいないね。とにかくよかった
保守ついでに
嫌われ松子の一生
読み進めるほどにつまらなくなった。
しかも死んだ原因がショボイ……
浅田次郎 「プリズンホテル」
結構ワロタ
東野圭吾「手紙」
・・・・きっつい話だ・・・・
乙一の『失はれる物語』
うわ〜んせつねぃよぉ〜
白乙一は本当にさぁ…もう……
乙一好きは本読んでないヤツとかラノベ作家とか言われるけど、やっぱいいなぁ……
と、泣いている読者を見て、泣けるだろ?な?な?と笑ってそうだけどさ…
負け犬の遠吠え
酒井順子
文庫版。読者をそらせない程度に毒のある観察眼。逃げの打ち方がうまいわ。
負け犬(定義は三十代未婚子なし女性)といえど、作者周辺のかなり稼いでる女性編集者や立教大のお嬢様、勝ち犬もSTORYやVERY読んでる裕福な奥様を想定してるね。
勝ち負けという二分法のアバウトさはわかって書いてるんだろう。
独身女性の生態はかなり正確に描写していると思う。
593 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/11/12(日) 01:07:27 ID:si4nc5Rh
伊坂幸太郎「ラッシュライフ」
この人いい!今まで読んだ中で一番自分の好みかも。
佇むひと
リリカル短編集
筒井康隆
角川文庫
短編集が内容ごとに再収録でシリーズで出てるのでしばらく集めるかも。
595 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/11/12(日) 01:09:24 ID:fSw4G6hE
山本文緒 「きっと君は泣く」
ブスに生まれてきてよかった
有吉佐和子・和宮様御留
597 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/11/12(日) 01:12:12 ID:4IU19xyW
海竜王 仙次
「手っ取り早く脱ぎなよ」
萌えた。悶え死ぬ。
ダレン・シャンの一巻
誰かネタバレしてくれ
浅田次郎は自衛隊上がり、ネズミ講、消費者金融の債権回収、その筋の方に拉致される、アパレル関係サラリーマン、競馬予想、犬好き猫好き、などなど様々な経験を持っているから読むと楽しいよ。
松子、死んだ原因がしょぼいからこそやりきれなさが際だつんだよ。
大抵の人間の死はしょぼいしあなたもわたしもみんないつか必ず死ぬのだよ。
トルコ嬢のくだりは、女の自分には新鮮だった。プロなんだなあ。
ファッションと女同士の会話が男性目線でちと不自然。
浅田次郎の「プリズンホテル」シリーズやっと読み終わった。
最後にちょっと泣いたけど、やっぱり面白かった!
人物の個性が一人一人魅力的で凄く楽しい。
支配人と服部シェフ、板長さんがかなり好き。
読むたびムカついて仕方なかった小説家も最後は割と好きになれたよ。
後はきんぴかと鉄道員、どっち先に読もうかな。
浅田次郎さんは『蒼穹の昴』がお薦めですよ〜。
歴史物がお好きでしたら、是非。
>>599 浅田次郎の本は割と読んでるけど、この人自分の体験からネタしぼりだしてるんだな・・・
歩兵の本領(自衛隊の話)とか椿山課長の七日間(婦人服担当リーマンの話)とか。
中原の虹と鉄道員どっちも泣けそう。浅田次郎
>604
ほとんどの作家は資料や取材にも頼るけど、原点は自分の経験だと思う。得意分野の描写はやはりリアルだし。
浅田さん、蒼弓書いてるときは部屋中壁は清朝の系図やら人物相関図だらけ、
古文書や当時の身の回りのモノ、
自分の服装は中国服で怪しい中国人化しとる、となんかのエッセイに書いてた。ベン髪にはしなかったみたいだけどw
東野圭吾も電子工学科だったからか描写理系っぽいし
阿刀田高も国立国会図書館に勤めていたから、デビュー作は図書館で起きた殺人事件だった気が。
607 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/11/17(金) 01:15:06 ID:JXOT93C1
浅田次郎「地下鉄に乗って」
「きんぴか」と↑の「蒼〜」を探しに行ったらなかったのでこれを。
ラストがはっきり終わるのが好きなので、ラストはいまいち好きになれず。この後が気になる感じ。切ない結末もあるし。
でも作中の雰囲気、あっと目を見開いてしまうような伏線の結果(?)が凄く良かった。
特にみち子の地下鉄の描写が印象的。
椿山課長やプリズンホテルとはずいぶん違うイメージだけど、人物が魅力的に描かれていて会ってみたくなる所は一緒だった。
608 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/11/17(金) 02:35:18 ID:KvRU6EoZ
手紙 黒い看護婦
609 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/11/17(金) 02:40:25 ID:NNIxJOSD
現在進行
今どきの拷問術
Modern Techniques of Torture 増補版
って表紙に書いてある…
『華麗なる一族』山崎豊子
冒頭の志摩観光ホテルのくだりまさに「華麗なる」という言葉がふさわしい。
TBSとキムタクには期待しない。
山崎豊子の重厚な文章だけで充分雰囲気を味わえる。
「ぼくのパパはデイヴィット・ベッカム ???ブルックリン・ベッカムの
秘密の日記」アダム・パーフィット
そこそこに面白かった。しかし買うほどのものではない。
ベッカムって本国ではこんなに頭の悪いキャラで通ってるの?
「世にも奇妙な職業案内」ナンシー・リカ・シフ
アメリカで奇妙な職業に就いている人を紹介した本。コンドーム検査士や
ビンゴ読み上げ人、女装学校校長など。
興味深いけど、これもわざわざ買うほどの本ではない。
>612
ベッカム?浮気報道でまず株を下げたし結果の割に給料もらいすぎとか痛烈です。タブロイド紙のネタになる程度の存在価値とか言われたり。逆風吹きまくってる。人気も下火。日本でも。
そもそも良し悪しは別にして、イギリスではサッカーは移民など下層階級のスポーツと蔑視する人々もいるみたい。
フーリガンとかね。クリケットや狩猟、乗馬や競馬が紳士的スポーツかどうかは別みたい。
高村薫 「マークスの山」
単行本読み終えましたが、ラストシーンのインパクトはやばい。まさにタイトル通り!
途中気になる所もあるけど全体通してすごくリアルで面白いし、濃い。
会議中に居眠りしちゃう警察の中の人達に少し興味がわきました。
…それにしても何だ、この読後感…切ない(´・ω・`)
『殺人症候群』貫井徳郎
むごすぎる…。女の人にはきっついかも。
でも、イジメの加害者が保護され過ぎてるという主張は、
偶然にもなんてタイムリーなんだと思った。
浅田次郎「鉄道員」
短編集で鉄道員もかなり短くて驚いた。
なんか浅田次郎がぎゅっと詰まった感じで全体的に楽しめたなぁという感じ。かなりほろりとくるものもあったり。
昴を本屋で立ち読みしたら読みにくそうで躊躇中。
次は宮部さん読むぞー
高村薫 「照柿」
長い。
事件を起こすまでが主に書いてあり、外見も内容も分厚く読み応えありました。
機械の話が細かいし長いから興味が持てない人には辛いだろうよ…
『ドアのない家』という表現がすごく好きです。
おかぁんに会いたくなる。
さ、私も次は宮部みゆき読むぞー
宮部みゆき読むなら古いの読んだ方がいいよ。
ここ10年くらいのものはちーっとばかし・・・
照柿文庫版って改稿してある?
高村薫って文庫出すときいつも改稿するから、
そして改稿前の単行本の方が良いから文庫版に手を出しかねている
単行本は図書館で読んで好きな作品を文庫で買うことにしてるのでこういう作者つらいんだよね
宮部みゆき「東京下町殺人暮色」
犯人が分かるまでが面白かった。速水さんとかハナさんとか東吾さんとか人物が素敵なんだけど、続編ないのかな…
宮部さんの本は本裏に書いてある紹介文があんまり良くない気がする。
自分は最近の宮部さんも割と好き。
宮部みゆき 「魔術はささやく」
面白かった、というか読みやすかった。
とことんリアリティーが欲しい私としては微妙なところがありましたけど、たまにはいいか。
守君の最後の一言がお気に入り。
クールだなあww
幸田真音 「マネー・ハッキング」
一気に読んだ。面白い。
なんだか明るい青春小説みたいなノリだったけど、金融業界の用語が飛び交ってて頭痛くなる。
ハッカーってすごいなあ…
それから、大人って色々大変なんだなあ…
少し金融業界について知識を仕入れてからまた読み直そ。
622 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/11/26(日) 16:44:06 ID:f0mOVJVj
高村さんのリア王に比べたら照柿なんて読みやすい方だと思ふ。
眼球譚
意味がわからなかった
福井晴敏「亡国のイージス」
この間、劇場版をテレビでやってたので見た。
他のことやりながら見てたいせいか、話が殆ど理解不能。
というわけで読んでみたけど面白かった。
最初はわけわかんねー用語続出でなかなか読む速度が上がらなかったけど、
後半は一気に読んだ。
行テラカッコヨス(`・ω・´)
パプリカ
筒井康隆
アニメ映画化したんだ。あの世界はグロそうだ。私も夢探偵してほしい。
隠し剣秋風抄
藤沢周平
宮部みゆきも敬愛する直木賞作家。時代小説の匠。故人。
本書は藩士物短編集で、所収の「盲目剣こだま返し」
は、山田洋次監督木村拓哉主演の映画「武士の一分」(12月1日公開)原作です。泣けます。
今日宣伝番組放送してた。山形県鶴岡行きたーい。
たそがれ清兵衛、蝉しぐれにつづく映画。
二十代女の自分が藤沢周平好きというと変わり者扱いで池正司馬遼ファンにもわかってもらえなかったけどメジャーになって嬉しい。
山田監督ありがとう。
でも蝉しぐれは内野聖陽のNHKTVシリーズのが好きだ。キャスト的に。
映画も観るよ。
キムタク意外にはまってた。
チームバチスタの栄光
面白かった。この人新人?だけどかなり引き込まれた。
白鳥がイイ!
バチスタいいよね!
白鳥が結構難解なこと言うけど面白い。
こないだ二作目読んだけど白鳥あんまり出てこなくて残念だったなぁ
>>625 私も読んだ。
面白かったけど、オサーン向けファンタジーって感じだ。
嵐が丘
重厚でこってりした濃い話だった。
ヒースクリフ可哀想。最後はっきりした描写なかったけどキャサリンの姿が見えてるんだよね
娘の方のキャサリンも最後幸せになって良かった。アントン良い奴やん
若草物語
ガラスの仮面先に読んだせいか4人がマヤとか麗に変換されるww
いかにも古きよきアメリカって感じ
子供の頃に読みたかった
プラネタリウムのふたご いしいしんじ
児童文学風の文体でなんかまたーりとしたいい話
と思って毎日少しずつ楽しみに読んでいたら
最終章はそうきたか。ふーむ。
読了した本はわりとぽいぽい捨ててしまうんだけど
これは大事にとっておきます。心洗われたくなった時に再読するために。
重松清「疾走」
ついてない男の子がひとりが嫌で足掻くけど最後までついてないっていう暗い話。
上巻までは面白かったけど、読んで気分が落ちた。
おすすめしない。
重松の疾走今買って来たのにww
返品してこようかな…
>633ごごごごめん!
気分が落ちてるときに読むのはおすすめしない、に訂正する。
>>633 >返品してこようかな…
おいおいDQNな真似をするんじゃない。
すみません返品なんかしません冗談です軽率でした。
では、早速読みますノシ
なんだよこの馴れ合い。キモい。
疾走、後からキタ。
神父さんが出てくる夢まで見てしまったよ
いろいろ考えてしまう。
疾走
後半の大阪行ってからはどっかのVシネマみたいな展開で萎えた。
「椿山課長の七日間」
話のタッチが軽くってさらっと流しちゃうけど
めっちゃ鬱設定じゃんよ課長!!
映画になったみたいだけど、伊東美咲が主演・・・ダイコンorz
「南の島に雪が降る」
ハンカチ必須。切ない。
人気女形の足チラを見るために少ない食料をかけるバカさにワロスw
と同時に、お上にほぼ見捨てられた南の島で必死に生き抜き、
仲間を慰めるために毎日芝居を続ける日本兵達の純朴さとたくましさに涙した。
実話なだけあってじわじわ来る。
「少女地獄/夢野久作」
火星の女が特に良かった。
男なのにこんなにも真に迫ったブサ女心を書けるのは凄い、とブサな自分は思った。
少女地獄という題に物凄く納得。本当に、少女の地獄が描かれている。
「東京のオカヤマ人/岩井志麻子」
エッセイってことになってるけど、殆どホラー小説っぽい。
ジメジメと染みてくる、嫌な怖さが良かった。時折見られる、気の抜けた感じが楽しかった。
「異邦人/カミュ」
主人公の語り口が良かった。話の流れ方が凄く良い。
なんとなくつまらなそうな本だと読む前は思っていたけれども、読んで良かった。
カミュの他の本も読んでみよう。
高村薫 「神の火」
原発襲撃中のスピード感に圧倒された。
計画は細かいし、展開は分刻みだし、こんな事考えちゃう人っているんだねー。
王府でウォッカ片手に中華食ってるシーンがすごく好き
この本読んでるとお腹減ってくる
宮部みゆき「天狗風」
長くて途中でちょっと飽きた。模倣犯は飽きなかったのに…
644 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/12/08(金) 19:34:45 ID:vumJDv+i
今日買ってきた本が落丁してた。
27頁から始まってる本なんかみたの初めてだ
ちょっと感動した。明日返品してこよう
乱丁落丁本って滅多にないから本来なら不良品なのに
当たったら嬉しい気がするな
蓮見圭一「水曜の朝、午前三時」
主人公の恋人が、彼女の母親に長身を屈めて
話している何気ない場面が良かった。
こんなに好ましい人物は日本人にもいないかもしれんとおもた。
大阪万博の描写もいい。万博を経験した世代じゃないけど。
ただ、オビにはやたら泣けるようなことが書いてあったけど、
まったくそういうことはなかった。
語り手である主人公の娘婿もちょっと気持ち悪い。こんな男ヤダ
フィリップ・K・ディック
「流れよわが涙、と警官は言った」
有名人の男が、目覚めると身分証明書を無くし、
世間からも忘れられていたという話。
自分の存在を取り戻す途中で出会う女達への態度がひどい。
オレ様白人男性って感じ。こんな男ヤd(ry
有名人男を捕らえる側の警官が、妹(近親相姦関係にある)を失って
悲嘆に呉れながらガソリンスタンドに立ち寄る。
そこで出会った見知らぬ黒人男性にデムパ的行動に出てしまうんだが、
相手がそれを理解して、警官に話す台詞が良い。
真夜中のどうしようもない気分てあるよね、というような。
この場面だけでもこの本を読んで良かったと思う。
北方謙三 「三国志 1」
今更な気がするけど、買ってみた。
この人の書き方はサッパリしてて好きだ。
それにしても劉備ってなんてかっこいいんだろう
次に祖茂がかっこいいw
次巻に期待!
伊坂幸太郎「チルドレン」
読むのは数回目
5つの短編から成っているけど話は繋ってて、
作者は帯に短編集のふりをした長編小説と書いてる
ほのぼのしてて、表紙の絵も可愛くて好き
私は離婚調停の話が好き
小池真理子 「無伴奏」
なんだかモヤモヤする…。
響子やエマみたいな女の子は好きじゃないから今一つのめりこめなかったんだけど
渉の気持ちは身にしみた。
そんな私はこの本の主人公は渉だと勝手に思っている。
651 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/12/13(水) 15:57:22 ID:46Q5vZJL
京極夏彦の「邪魅の雫」にハマってる
今年最後の 読み物になりそう。
カンバセイションピース/保坂和志
日常の描写とかは良いけど、主人公がどうでもいいだろ!って事を
延々と考えている。哲学っぽい。深遠さなのか。なんか読み辛かった
冬の旅人/皆川博子
分厚いが面白くよめた。ロシアは恐ろしい所だ。
絵を書くことに取り憑かれて戦後間もなくにロシアに渡る。
最後の方はラスプーチンとかアナスタシアとか出てくる
世界史に興味がわいてきた
東野圭吾「秘密」
おもしろい。でも後味が悪い。
まだ気分が沈んでる
OKAGE /梶尾 真治
最初は暇つぶしで読んでたんだけどもうどんどんのめりこむ。
「泣けるホラー」って書いてあって読み始めたら全然怖くなくて「なんだよー」と
思ったら後半グロい。怖いっていうかエグい。人ばんっばん死ぬ。
初期全然違う場面から登場人物が繋がっていくのは面白いけどちょい覚えにくい。
もうすぐ読み終わるぜぇぇぇ!!!!
松本清張/砂の器(上)
シリアスで面白いけどヌーボーグループって字面はまぬけだと思う。
乙一「Zoo(1)」
久しぶりに乙一読んだ。イライラするところもあったし、こいつバカかと思うところもあったがそれなりに面白かった。
良くも悪くも乙一らしい短編集。
石田伊良「秋葉原@DEEP」
テレビ見てたから読んでみたけどいまいち
でもこの人有名みたいだからもう一冊適当に読んでみて
それも駄目だったら合ってないってことであきらめる
石田衣良ならIWGPシリーズが一番面白いと思うよ。それか恋愛小説だけどスローグッドバイ。
秋葉原@DEEPはIT業界wの人ならみんな思ったと思うけど
どこから突っ込んだらいいのかわからないという感じだよな。
IWGPは俺は面白いと思うけど
ひょっとして池袋不良少年業界の人からみたらそういう感じなのかなあ。
オレIT業界の人じゃないけど、読んでて何かもやもやした感じはあった
知識的なことじゃなくて、そこまで詳細に書く意味あんの?っていうか
それがメインじゃないでしょ?っいうか
662 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/12/18(月) 06:19:27 ID:bt5YSH/2
>>661 徹底的に取材したり 大量の文献を調べたりすると
気分的にその知識を ぜんぶ作品に開陳したくなるんだってさ。
熟練すると、その知識をどう削っていくか そのコツが解るらしいんだけど。
IWGPシリーズは秋葉原以外全部読んだよ。
個人的にはやはり一番最初のが面白い!という印象で
後は似たり寄ったり。。
でも番外編だっけ?の赤と黒は割と良かったかな。
衣良なら、「波の上の魔術師」と「娼年」が好き。
で、衣良じゃないけど最近読んで良かったのは
「水曜日の朝、午前3時」(作者ど忘れ、ごめんなさい)と「薔薇の木、枇杷の木、檸檬の木」(江國香織)。
二冊とも久々に凄く良かったです。
司馬遼太郎 翔ぶが如く
665 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/12/18(月) 07:56:57 ID:aZqOtZ+N
桐生操 【世界で一番恐ろしい闇の世界史】
【パンク侍、斬られて候】町田康
昔読んだんだけど、文庫版が出たのでまた読んだ。
ぐるぐるるーるーるーとグチャグチャな文体が面白い。
グチャグチャながら話は展開してゆくところも面白い。
中島らも『ガダラの豚』
怖かった。
最後まで一気に読まず、途中で寝ると悪夢必至って感じだった。
私は読むのが早いので4時間程度で読んだが、読むのが遅い人が
寝る前に1時間だけ、なんて気持で読み始めるのはお勧めしない。
最初の方に出てきたいんちき宗教家が桂枝雀のビジュアルに思えた
のは、きっと映画『ドグラマグラ』を見た所為だw
阿刀田高「Aサイズ殺人事件」
全部で八話
刑事と和尚が、ずっと囲碁やってんの
そのせいか単調に感じた
和尚の出す珍妙な質問は面白かった
奇妙な味ものが読みたかったのに本格系だったのでがっかり
福本伸行 「賭博破戒録カイジ」
まだ四巻までしか読んでないが
カイジ頭良すぎだろ…常識的に考えて…
絵も味があって中々の漫画だったぜ
重松清「卒業」
短編集。久々に面白かった。泣けた。ちょっとプリズンホテルに似てる話があった。
671 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/12/23(土) 02:21:28 ID:4/vSUdyD
「名犬ラッド」
犬好き、特にコリー好きにおすすめ。
児童書だけど大人が読んでも楽しめるよ。
ただ、ラッシーもそうだったけど「コリーと狼だけが持つ特性」だの「そこらの雑種はこそこそ逃げ出すところだが」みたいな、
コリーマンセー雑種はクズみたいな言い方がうざい。
でもコリー飼いたくなる。賢くて忠実なラッドかわいい。
>>667 それ、本編でも「桂枝雀を連想させる…」って書いてなかったっけ?
羽根田治「ドキュメント道迷い遭難」
その直前に「ドキュメント気象遭難」を読んだんだけど、
道迷いの方は死人が出てない分、まだそれほど恐くはなかったが、
でも、道に迷ったときには引き返す勇気を持とうと本気で思った。
登山はしないんだけどさ。
気象遭難のほうは夜中に読むのは恐かった・・・・
実名表記だったし。
阿刀田さんで奇妙な味ならナポレオン狂とか
675 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/12/24(日) 14:42:39 ID:CRGpER94
大佛次郎『鞍馬天狗 御用盗異聞』
徳間文庫版。次の作品に続くのかこれ?
今度は『赤穂浪士』を読む。
椎名誠「麦の道」「白い手」「岳物語」「続岳物語」「わしらは怪しい探検隊」
灰谷健次郎「少女の器」「子どもの隣」「兎の眼」
星進一「マイ国家」
677 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/12/30(土) 13:47:08 ID:oMyHPg7U
「解決のための面接技法」
解決志向アプローチの研究の本
レポートのために読んだけどためになってよかった。
「ジャンヌ・ダルク」 マーク・トウェイン
と今年中に書く予定だったが、まだ読み終わってない
つーかコレあんま面白くない…
コレ読むために予備知識として百年戦争関連の文献何冊か読んだのに
誰か助けて下さい
苦痛だ…
>679
宿題か何かでどうしても読まなきゃいけないんじゃないなら読むのをやめたらどうかと。
>>680 ん〜、でも5分の1くらい読んじゃったし…
気持ち悪いからなぁ
完全に"字"を読んでるって感じだけど
「あなたの町の生きてるか死んでるかわからない店探訪します」
潰れているのか営業しているのかよくわからない、あやしい飲食店に突撃し、
営業していたら食事をしてその店をレポートするという本。
隠れた名店だった場合もあるのだがやはりそれは極めて低確率で、
食事後にマーライオンになること多しW
大爆笑だが女性向けコミック誌の連載エッセイをまとめた物で、
レポーターも女性向け小説作家と少女マンガ家の二人組なので、男の人にはお薦めしません。
>>682 私も読みました!雑誌に連載していたときから
楽しみにしていたので、
単行本になってとてもうれしかったです。
今発売中の「WINGS」に特別編が載っていますが、
こちらも大爆笑です!
マーライオンっぷりがたまりません。
684 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/01/02(火) 09:37:39 ID:h0V2EjMX
宮部みゆき「スナーク狩り」
話がころころ変わって面白かった!
この人が死んじゃうっていうのが序盤に書いてあるのにも関わらず最後ドキドキだった。
最近の宮部さんも好きだけど、昔の作品はいいなぁ…勢いがあるしぐっと来るし。
牧野修の"病の世紀"読んでみた。
何か微妙な感じ。面白い事は面白いんだが…
686 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/01/02(火) 19:49:11 ID:uWsgsYQO
『ヴァギナ』って本読んだことある人いる?
さっき本屋に行ったとき見つけたんだけど、表紙がアソコのアップでびびったw
もちろんばっちりモザイクかかってるけど。
有川浩 「図書館戦争」「図書館内乱」
えらい堅苦しいタイトルだな・・・と適当に本屋で取ってみたら
表紙のセンスにひかれて買ってしまった。
いやーはまるはまる。一日で読んでしまった。
キャラがたちすぎてものすごくいい感じ。
ああいうやきもき感の本好きだ。ああ登場人物一人一人愛らしい。
688 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/01/02(火) 22:42:14 ID:owiPh1dY
乙一「暗いところで待ち合わせ」
映画のCM見て面白そうだったので読んでみた。
「殺戮にいたる病」我孫子武丸
読むのは2回目
一言で言うと岡村孝子が好きな変態の話ですよね
ハイジ
ひたすらハイジマンセー。アニメの方が面白い気がする
どんなに辛いときだって神様が見ているからとにかく祈れ
みたいな思想は馴染めないな
あしながおじさん
主人公かわいい。なんか萌えキャラみたいな性格だった。
昔の大学生は勉強してたんだなあ
モナ・シンプソン「ここではないどこかへ」
タイトルがいいなと思って前から気になってたんで読んでみた
面白かったけど、アデルみたいな母だったら疲れるだろうなー
692 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/01/03(水) 13:08:33 ID:WP2qcanr
今年最初の読書
「銀河ヒッチハイクガイド」ダグラス・アダムス
正月から面白い本を読んだ。
脱力系SFっていうか、くだらなくて最高。
しかしこういう本は全く笑えない人も多いだろうなあ。
レッド・ドワーフとか好きな人には是非読んでほしい。
693 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/01/03(水) 14:20:21 ID:UJr5TPcj
町田康『くっすん大黒』
ちゃあみいはわらった
694 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/01/04(木) 15:51:10 ID:1AWP0BwU
小野不由美「屍鬼(上)」
これ、ホラーミステリーだったんだ…不気味怖いorz
文がちょっとくどくて読みづらいのと、登場人物が多くて覚えられないとこはあるけど引き込まれる。
下巻早く読もう
695 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/01/04(木) 17:45:33 ID:xXFktl/W
山田悠介「リアル鬼ごっこ」文章力、内容ともに糞だった。
乙一「暗黒童話」まぁ、面白かった。
同じくリア鬼文芸社版。
これを扱ったレビューやサイトを見て、
あの奇矯な文章をどうしても生で味わってみたいと思っていた。
レビューでよくある「本当につまらんからやめておけ」なんて警告は冗談に違いない、
別の意味で楽しい体験ができるに決まっていると思っていた。
実際に読んだ感想。
山田語はネット上でほぼ紹介され尽くしている。
見た事のない表現もあるにはあるが、
読み進めるごとに集中力を奪う平板な展開と文章の中から
それを探し出す事は困難を極める。
本っ当につまらない。苦痛なだけだった。
先達のいう事は聞くべき。
リア鬼は面白半分で読み始めて苦痛で中途挫折した。
映画の「模倣犯」を見た後と同じ虚脱感だった。
最近レビュー書いてる先達とやらが知識や感性面で普通だったりするからなぁ
699 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/01/05(金) 02:58:41 ID:aVKd+jlF
「プラナリア」山本文緒
さらっと読める現代小説って感じ。短編集だったんだけど、なかなか面白かった。
700 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/01/05(金) 03:40:07 ID:oCwx9l8u
星の王子さま
ぼろ泣きした。別にそんな泣く話じゃないけど。。
いろいろ考えるわ。
八甲田山死の彷徨
両足こたつにつっこんで読んでいたのに、ずっと寒かった。
読み終わってやっと、体から冷気が抜けた気がする。
>701
それ、この時期深夜にふとんの中で読んだけど、本気で後悔した。
ホラーかと思うぐらい怖かった。夢に出るかと思った。
三浦しをんのエッセイ
ややオタ臭いが面白かった
村上春樹のエッセイも好き
小野不由美「屍鬼(下)」
なにこのラスト。つまんねー
登場人物はやたらむかつくし、話の中にでてくる話もだらだらつらつらしてて読みづらいったらないし。
人死にすぎだし殺しすぎだし。
もう小野は十二国記だけ書いてればいいよ。
今更ながら北方謙三の水滸伝
著者いわく、この作品は漢が死ぬ物語だ(アンタの場合この作品に限らないだろ、と思ったが)
ということで、人がバンバン死んでいく
108人揃わぬうちから死んでいく
強烈過ぎて死に様を忘れられない男も何人かいる
しかし終盤は、乱戦中にいきなり回想を始めたと思ったらあっさり死んだ
久しぶりに登場したと思ったら回想が始まって次のページで死んだ、とかばっかりで萎えた
ひどいのになると、108人の一人なのに、いつのまにか死んでたってのもいた
あと、いちいちセリフで今喋ってる相手の名前を言うのがウザかった
多数で喋ってる場面ならわかるけど、二人の時とかでもあるからイライラ
とりあえず、自分が"漢"だと思う人は読むべし
>著者いわく、この作品は漢が死ぬ物語だ(アンタの場合この作品に限らないだろ、と思ったが)
ワロタw
昔の小説や漫画は容赦なくキャラ殺すね。
主人公が変節して最悪なやつになったりもするし必要になったら加減しない。
最近はキャラ萌えって考えが定着してきたせいか、キャラを大切にする小説が増えたと思う。
萌えキャラをバスバス殺すラノベ作家もいるけどな
・エンデュアランス号漂流
南極を1年半も漂流する話
やりとげる男のかっこ良さに奮い立つ
・新ネットワーク思考―世界のしくみを読み解く
タイトル固いけど、ややこしい話は少ない
パズル好きや、何か好奇心を満たしてくれる話を求めている人にオススメ
旅をする木
星野道夫
写真家さんのアラスカエッセイ。詩的かつ哲学的。
毛沢東の私生活上・下/李チスイ
筆者は毛専属の医師
1955くらい〜毛が死ぬまでの約20年間の毛の言動が克明に書かれてる
国の柱である知識人を大弾圧した反右派闘争
国力を大量に消費しただけに終わった大躍進
己のためだけに国を混乱の渦に陥れた文化大革命
古代の思想から抜け出せてない、自制心が全くない男がやりたい放題したという記録
海老沢泰久「人はなぜバーテンダーになるか」
イイ。いろんなバーテンダーさんたちの人生と、日本のカクテルの
歴史を知ることができる。戦争中は進駐軍相手にカクテルを作った
っていう人がたくさんいる。
人生やっぱ頑張らないとなあ、とも思うし、人生万事塞翁が馬だよなぁ、
とも思うし・・・とにかく
生き急ぎがちな人にお勧めいたします。楽に読めます。
711 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/01/15(月) 16:50:44 ID:HJD6gmYf
「かもめ食堂」群よう子
映画が好きで その原作が読みたくなり図書館で。
本そのものとしては あまり読み応え無いけれど、登場人物の生い立ちがかなり詳しく書かれていて、
物語の深みがより濃厚になった。
この作品の映画を観たことある人なら 読んで損なし。
無い人は、DVD借りるなり買うなりしてから読みましょう。
712 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/01/16(火) 03:10:44 ID:AhNFC2lj
誰か、「それからはスープのことばかり考えて暮らした」
って読んだ事ある人いませんか?
( ゚д゚ )こうなったのは自分だけ?
とにかく登場人物の性格行動考え何もかもがイタイ。厨とDQNが織り成すほっこり物語。
スープなんて作ったことも無い素人が何冊ものレシピ本を元に
一ヶ月そこそこで作ったスープを『店の味』と謳って
売り出す神経が痛過ぎる。法律スレスレ。
人に対する口の聞き方、痛いマンウォッチング、
料理と店舗経営に関する知識の無さに( ゚д゚ )ポカーン
書評を見て回ったら、ほっこりした人達には大好評だった。
「個性的ではない人達ばかり。ただ毎日をていねいに暮らしているだけ。
なのに、すてき。みんなすてき」
ほっこりストじゃない自分には難解過ぎましたorz
ごめん、上げてしまった。
評判いいみたいなんで乙一の「夏と花火と〜」読んでみた。
皆に同意過ぎて書くことがない。ただ、衝撃。
「本能はどこまで本能か」
生き物の行動は学習か「本能」か?という本。
死んだ猫のクローンを作ったら全然違う猫が生まれた話や、鳥は初めて見たものを親だと思い込む訳ではない、を実験によって明らかにする話がおもしろい。
早川書房のノンフィクションにははずれが少ない。
貫井徳郎
殺人症候群
ヘビーだった
「こいつらが日本語をダメにした」
国語教育の批判でもやってるのかと思って読んでみたら全然違った。思いがけなく爆笑。
「どんぶり勘定」は具体的にいくらぐらい量れるのか?とか言ってどんぶりいっぱいに百円玉詰めたりしてるw
「楊家将」北方謙三
水滸伝の100年くらい前の話
主人公は青面獣楊志の先祖
中途半端な終わり方
四郎はどうなったんだよ!
しかしこの北方は絶対最後に主人公を殺さないと気が済まないらしい
あとこの人の本はマンガ感覚で読めるからいい
冲方丁「マルドゥック・ヴェロシティ」1〜3巻
前作「スクランブル」が好きだったので読んだ。
トンデモ設定のキャラクターやストーリー、
泣ける小ネタはあいかわらずグッとくるんだけど
体言止と「/」多用によるぶつ切り感、脚本のト書きにしか思えない地文は、
なんかの説明書読んでるみたいで辛かった。
主人公の精神状態を表現するためにジェイムズエルロイの文体を模倣したってことだけど
正直、効果があるように思えない。薄っぺらく感じた。
内容的には要素たっぷりなのに「読み終えた!」という充実感がない。
とはいえ、冲方スレではおおむね絶賛されてるので、
私がついていけてないだけなのかも。
>「/」多用によるぶつ切り感
ザッピングぽくて最初は面白かったけど
俺もあれは多用しすぎだと思った
吉村昭「羆嵐」
怖い、ヒグマ怖い。そして登場人物が漢だ。
それから解説が酷い。倉本聰と高橋克彦は解説を書いちゃいかん。
イプセン「野鴨」
アゴタ・クリストフ「怪物」
なんとなく戯曲って今まで読んだことなかったけど
殆どセリフだから読みやすい。
「怪物」に収録された作品はどれも面白くて翻訳してくれた人ありがとう
という気持ちになった。特に道路建設者の悪夢の話が好き。
貫井徳郎「慟哭」
幼女殺害や新興宗教、警察機構など多角的テーマを絡めている。意外な結末だけど、少し強引な気がする。こういう題材は慎重に扱ってほしい。
「宇宙の果てのレストラン」ダグラス・アダムス
ヒッチハイクガイドの続編。
宇宙の果てのレストランにご飯食べに行って
宇宙の全ての答えがどうなってるかもちょっと気にしてた。
鬱病のロボット好きなのに、どうなっちゃうんだろ。
主人公もあんなことになってるし。
「宇宙クリケット大戦争」ダグラス・アダムス
さらに続編。
ちゃんとロボットも主人公も回収されて一安心。
影響されたロボットが自殺してしまったところで爆笑した。
しかしいきなり話が壮大になったな。
すべての答えの話題もとってつけたようでイラネ。
でもクリキット人はなかなかイカしてる。
726 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/01/25(木) 19:37:56 ID:XJjjqQwt
灰谷健次郎「天の瞳あすなろ編2」
本当に優しい本だなぁと思った。大好きだ。
これから大人になっていく倫太郎達がみたかった。
シュウちゃんもやっと入り口にたてたとこ、学校改革もこれからが本番だったのに。
続きが読めないのが心の底から残念でならない。
>>723 それ面白そうだね。
古本屋で探したけど見つからなかったよ。
国際政治学の基礎知識「1993年版」
トイレで読むものがなくなったので、大学の講義で買わされたものを引っ張り出してきた。
まだドル・円・マルクのいずれかが世界経済で覇を争いえるとの論調が何だかな〜って感じ。
著者の一人である恩師も多く亡くなられており、時の流れを感じる。
「残花亭日暦」田辺聖子
うっかり朝ドラにはまってしまったんで。
カモカのおっちゃん亡くなってたのか・・・。
「悪魔のピクニック 世界中の「禁断の果実」を食べ歩く」
世界中で法律により禁止されている飲食物を飲み食いするレポート。
アブサンはアルコールの方が問題だったのね、ということと、「管理の行き届いた」シンガポールに結構驚いた。
>>729 長らくニガヨモギのツヨン成分が
精神にきたすとされてたんだよな。
結局アブサンが美味すぎてみんなアルコール中毒になってただけ
って落ちなんだよね。
みうらじゅん「じゅんの恩返し」
評判以上に面白い。
この人、将来、偉人扱いされそうな予感。
なんか、変人とか奇才とかそう言うのを超越した世界を一般人にも垣間見せてくれる。
その反動として自分の小ささを認識させられるのもまた事実。
「さようなら、いままで魚をありがとう」ダグラス・アダムス
ものすごくくだらない話なのに、
それまで爆笑しながら読んでいたのに、
最後のマーヴィンの一言に、目から汗が出てきた。
よかったなあ…….
「ほとんど無害」ダグラス・アダムス
何この終わり方。
作風が変わったのは全然構わないけど、
こんな終わりでいいのかよ。
個人的にはいいけど、せっかくサンドウィッチ作りを辞めて
ようやくほとんど無害な惑星に帰ってきたというのに。
BBCのラジオドラマも聞きたくなってきた。
「香港無印美食ー庶民のマル味ワンダーランド茶餐庁へようこそ!」龍陽一
ファミレスっていうか大衆食堂っていうか、香港のそういう食堂を
マニアックに紹介した本。
メニューやら注文の仕方とか、調味料とか、そこにいる人間のこととか、
そういう事ばかりで、味についてはほとんど触れられていない。
オッサンがラーメンに砂糖をじゃんじゃん入れて食べるって、
なんとなく普通の事だと思ってしまったのは、
味覚がちょっとおかしいのかもしれない。
茶餐庁でご飯を食べるために香港に行こうかと本気で考えた。
「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」本谷有希子
題名とカバーにだまされた…内容もう〜ん?な感じ。
阿部和重っぽいけどそこまで描ききれてない。
10点!
「鳥肌口碑」平山夢明
めちゃくちゃ怖い。読んだ日は寝れなかった。
「独白するユニバーサル横メルカトル」とは違った怖さ。
幽霊篇よりも基地外篇が怖かった。
洒落コワとかぶったような話もあって更にコワス。
「ララピポ」奥田英朗
良枝最恐。
郵便局の3人組がアホすぎ。
ついでにトモコ視点と良枝ん家の向かいのセレブ妻視点も読んでみたかった。
とおるテキスト 日商簿記3級
去年の10月に買ってやっと読み終わった。
これ、かなりの名著かもしれん。
他は読んでないけど受かる気がする。
試験がんばるぞ〜。
>734
がんがれ
それを使って、2級と3級ダブル合格できた。
「真夜中の神話」真保裕一
どうなんだろう・・・。
奪取は神だったけど。
737 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/02/04(日) 20:31:01 ID:fdsGx03I
14階段ー検証新潟少女9年2ヶ月監禁事件ー
2000年1月に発生した 「新潟少女監禁事件」のルポルタージュ。
著者はフライデーやら風俗ライターやらで活躍した写真雑誌の元記者で、
「検証」いうにはあまりにも主観的かつ煽動的。
なるほど、こいつもマスゴミの いわゆるゴシップライターの1人なんだなぁと、
読んでて問題となる事件性より、著者本人に酷い嫌悪感を感じたりした。
お昼のワイドショー好きな人なら 楽しめるかも。
最近こんなヒステリックなルポばかりで、イヤになるなぁ…。
738 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/02/04(日) 20:41:47 ID:84Pv/xHg
「狂いのすすめ」ひろ さちや タイトルを見て思わず買ってしまった。大して面白くはない。説得力に欠ける。
739 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/02/04(日) 20:48:20 ID:WSB/D4Sd
魂萌え
740 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/02/04(日) 21:29:03 ID:Yd4AGxV6
川喜田二郎「発想法」
おもしろいんだけど、KJ法を試す機会がない。
だれか一緒にやりませんか〜?ww
JIN-仁- 村上もとか
ネタとしては江戸時代にタイムスリップした主人公が
奮闘するって言う使い古された題材だけど、江戸の風俗や世相が
ちゃんと考証されてるし、話も面白い。
江戸時代が好きで杉浦日向子さんの本とかも読んでるけど、
これもかなりお気に入りだ。沖田総司が史実通りにブサイクなのもいい。
池上永一「やどかりとペットボトル」
エッセイ集なのにどれもこれもフィクションのよう。
フィクションでないとすれば、ここんちのご母堂は良い意味でも悪い意味でもすごい。
「恐怖の兜」
タイトルに惹かれて読んでみたが、なんか妙。
北尾トロ「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」
フリーライターの裁判傍聴記。
初めはまったく裁判の知識がないところから始まるので読みやすく、
一般市民の視点から書かれているので面白い。
著者自ら描いた「似てない似顔絵」が味があって良い。
が、本文中でも傍聴マニアから指摘され、
本人も自覚している「裁判を最後まで追いかけない」ところが
ちょっと物足りないと感じさせるかも。
『月の扉』石持浅海
ビミョウ。新興宗教ってこんなんかな?
一言余計な設定や台詞がオタクっぽさをにおわせる。
「華麗なる一族」
山崎豊子
醜悪で生々しく世知辛くて欲望が渦巻く銀行業界と政治、骨肉の争い、リアルかつドライな描写。権力と金と異様な性に彩られた一家の没落。
元気がないときに読むと、松本清張のように落ち込む。
リア王とドロドロの昼ドラ混ぜたみたい。
二女の結婚しか救いがない。
746 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/02/08(木) 22:39:28 ID:GxDsrFUK
真梨幸子「女ともだち」
ほのぼのとしたタイトルとは正反対の内容に読んでてワロタ
747 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/02/08(木) 22:44:25 ID:4wqaYADh
中原中也詩集
好きなバンドの歌詞と同じ匂いがして、
買ってみたら当たりだった
「ドクター・ハンナ」戸梶圭太
天才セクシー美人女外科医、石月畔奈とその関係者が繰り広げる、
作者お得意のスプラッタサスペンスコメディ。
600ページを超える長編だが、テンポの良い文章と、激安変態異常人格の
登場人物のキャラクター設定で一気に読ませる。
同作者の作品では他に「牛乳アンタッチャブル」もおもしろい。
「ブラックダリアの真実」スティーブン・ホデル
2ちゃんでこの事件の名前だけ知って、店頭で見つけて読んでみたけど
なかなか面白かった。
グロもこういう本で見る分には平気何だけどなー。
「赤い指」東野圭吾
登場人物すべてにイライラしっぱなしだった・・・。
750 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/02/08(木) 23:56:45 ID:3WchaTih
削除ボーイズ0326 方波見 大志
小学生6年生が主人公の話、最初小学生のなんてと思っていたが、
後半どんどんスピード感が出てきて
一気に最後まで読んでしまった
ラスト、心の忘れかけた部分を思い出させて
悲しくなる
ポプラ社文学大賞で2000万ゲットしたけど盗作だったんだっけ?
バタフライ・エフェクトの感想もきかせて欲しいなぁ
かもめ食堂
大人の妄想童話だと思えば
薄っぺらい登場人物もいっそ爽快すぎるご都合主義も、まあね、うん。
図書館の本だし、時間を返せって言う程読むのに暇かかるわけでもないし。
投げたい。
かもめ食堂は映画のが断然いいお
映像の綺麗さとか出てくる飯がまじで旨そうなのとか
あのお伽話っぷりは映像で見ると凄くいい
>>753 そうみたいですね。Amazonで映画のレビューをちょっと読んだら、
お客さんがだんだん増えてくる描写なんかもしっかりあるようで
これなら観てみたいと思いました。
ご飯がおいしそうという描写も、本では登場人物が単に「おいしい」と言ってるだけだったし
全部の事がそういう設定なんだなとしか伝わらず、ちっとも爽快感がありませんでした。
「すべてがFになる」
どこが面白いのかいまいちわからなかった。
文が肌に合わなくて、期待していただけにがっかり。
特に女性の登場人物の言動に違和感がある。
森さんは好み分かれるし特にFは…天才数学者やら工学系の学生院生やらだから、言動が普通の女性っぽくないよね。
自分は好き。
「どの民族が戦争に強いのか?」三野正洋
「刑事の墓場」 首藤瓜於
「脳男」でムカムカしたので、もう読まないと思いつつ、最後にニヤリと
させられると聞いて読んだ。
話のあまりのちゃちさにもうニ度とこいつの本は読まないと心に決めた。
「墜落遺体」飯塚訓
御巣鷹、想像を絶する('A`;)
警官とか医者とか看護婦みんなプロフェッショナル
ブレヒト戯曲集/ベルトルト・ブレヒト
762 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/02/18(日) 21:48:08 ID:rM1CBN1k
『立原道造詩集』
輝いているのに、どこか寂しくて静かで悲しいけど、優しい。
買ってよかった。
『家守綺譚』(梨木香歩)
独特の静謐な空気、魅力的な登場人物。
文庫で買ったけどハードカバーのが欲しくなった。
空想科学読本
〜ゴジラは生まれた瞬間即死する!?〜
『LA QUINTA CAMERA』
大人の絵本みたいな雰囲気がしていいなぁ。
766 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/02/19(月) 01:15:35 ID:5gzYNrtH
イアン・マクドナルド 黎明の王白昼の女王
本棚を片付けてたら目に付いた。内容が思い出せなかったので再読。
とにかく読みづらいのは訳が悪いんだろうか。
解説の絶賛ぶりに反してのめり込めなかった。
全部読んでからプロットを頭の中で再構築してみたらまあまあ面白かった。
もう少しキャラを魅力的だと思えたら良かったんだけど…
原書が読める語学力が欲しいとつくづく思う。
「保存食品開発物語」スー・シェパード
保存食品と人類の歴史。
発酵、燻製、塩漬け、砂糖漬け、ビン詰、缶詰など。
生きるという事は食料確保に日々労力を費やす事なんだなあと
思う本でした。
別に劇的な内容もなく、淡々としてるので、好き嫌いがわかれる
本ですね。
夢をあたえる 綿矢りさ
蹴りたい背中とか映画化されたインストールの作者(芥川賞受賞)の第三弾。
つまらん。とにかくつまらん。
作者は何が言いたかったのか・・・。
なんか三人称で語られるのが無理みたい。
重松清の『疾走』も三人称で語られるのがダメだった。
>>755 それ自分も高校の先生が面白かったって勧めてたから読んだけど肌に合わなかった。
>>767 ジャムに乾パン、干し肉にチーズ
読むと腹減ってくるいい雑学本だ
少しミリタリ色が強いけど「補給戦―何が勝敗を決定するのか」も面白いよ
平妖伝
登場人物の来歴をくどくど語るのは
この手のものではお約束ではあるが、やはりつまらない。
でもそれ以外は読みやすく割と面白かった。
西遊記や水滸伝を彷彿する展開も多数。こちらは来た来たと思える。
主人公たちが妖を平らげる物語だと思っていたので、
予想とは違う展開を見せる後半は結構引き込まれた。
「子どもが減って何が悪いか!」
なるほどそういう意見もあるのか。
おもしろいけれど、著者は2ちゃんねらーじゃないかと思う。
あー受験終わってから全然本読む気にならね
今東京タワー読んでるけど死ぬほどツマラン
リリーフランキーw
隠された証言 日航機123便墜落事故
藤田日出男
結局、あの事故の原因は何なんだろう?もし事故調が原因を捏造したとするなら、そんな組織必要あるんだろうか?
「パンドラの匣」
映像を見てるわけでもないのに人物の表情や動作がくっきりと浮かんでくる。
だから皆に個性が感じられ、ストーリーも生き生きと進行していて面白かった。
私はマァ坊の方がかわいらしくて好き。
あなたの町の生きてるか死んでるかわからない店探訪します
(菅野彰×立花実枝子 新書館)
外観からしてヤヴァいであろう飲食店を訪れ「20世紀から来た」であろうような
食材らしきモノで作られたメニューを注文し、意識を飛ばしながら完食する
突撃リポート+4コマが生々しくも可笑しく、予想以上に面白かった。
775のマジで面白そう
両性具有 国書刊行会
いわばアンソロみたいなもんか。
両性具有にも色々あるんだと思って面白かった。
ファンタジーの中のガチなふたなりから女形まで。
ふたなり好きには堪らないものがあった。
一番気に入ったのは「魔術師」だな。
桃尻語訳 枕草子 上・中 河出書房新社
古語とはまた違った意味で読みづれええええええ
結局今も昔も人間は大して変わらないんだな。
777 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/03/02(金) 14:20:15 ID:T1VZop7H
777冊
時間のかかる彫刻 シオドア・スタージョンの中・短編集
やっっぱSFだめだわ自分
後書き先に見て初心者オススメのから読んだけど面白さがわからん
会社のマイ便所のトイレットペーパが無いことから新物質の発見に繋がる馬鹿話が
ほんの少しニヤけられた程度
こういうのを「さすがスタージョンだねw」とか言って読める大人になりたかった
押入れのちよ 荻原浩
表紙にビビってしまったけど良い話だった。
「しんちゃんの自転車」は涙出そうになってしまった。
しかし泣ける話とふざけた話のギャップがありすぎ。
わくらば日記 朱川湊人
百合丸萌え。姉さまの初恋の話が良かった。
続編があるのを匂わせているので早く読みたい。
デスペレーション スティーブン・キング
中学生のころ読んだのを再読。
黒警察官エントラジアンの不気味さが良い。
マリンヴィルと神の関係がいまだに謎。
ラストに登場する早退許可証は泣ける。
高村薫「マークスの山」(上)
読みづらい……目が滑る。
頭に情景が浮かんでないから何がなんだかさっぱりで入り込めない。
自分には児童書がお似合いか。
>780
文庫版?
最初に発行された単行本だと結構入れるよ
図書館かどっかで探してみ
高村薫はなぜか文庫出すときに大幅改「悪」しちゃうんだよな
>>781 うん、文庫版。単行本と改変してあるのか…知らなかった。
図書館で単行本探してみる。dクス!
「ルワンダ大虐殺」レヴェリアン・ルラングァ
読み始めてすぐに興味本位で読んだことを後悔した。
特に作者がスイスに逃げ出すまでの話はほんとに切ないというか
恐いというかいろんな感情が混ざって表現のしようがない。
いつになったら、どうやったらジェノサイドはなくなるんだろうねぇともオモタ。
鈴木みその「銭」
手元にないのでうろ覚えだが昭和のヤクザの実録史の「疵」とかそんなの
勉強として買ったそれ系の本が結構溜まっててこれから読むが、
これまで読んだのも頭にちゃんと入ってるのか不安だ
カラマーゾフの兄弟
中巻で挫折した
長い本読める人マジ尊敬
786 :
784:2007/03/05(月) 18:14:35 ID:tPy8J8tZ
>>785 お。それ最近買ったばかり。
まだ読んでないけど
787 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/03/05(月) 23:42:45 ID:A7bGTaxX
犯人はア○ョーシャ
788 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/03/05(月) 23:52:43 ID:IPWUGTTh
たった3分で人を引き付ける「話し方」
読みかけです
話ベタですので少しでもよくなればと思い
購入しました。
他に良いのはありますかね?
>>788 本もいいけど話上手い人の意見聞くのもいいと思うよ
なにせ話の上手い人なわけだから要領よくアドバイスくれるわけさ
790 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/03/06(火) 05:32:07 ID:Rrk9DYul
>>789 それが出来ないから
話ベタじゃないかな?
791 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/03/06(火) 06:06:51 ID:zeZLfvIG
>>771おーよんだよそれ
「子供へのまなざし」
育児書です。最近の育児書はだいたい、「悩まないでねあなたはがんばってるわよ〜
たまには息抜きしてね〜」
という感じのものが多いのだけどこの本は
「子供にびったりくっついて激しく愛してやれ。自分の事は後回しにしろ。とことんやれ」
というかんじの濃いものでした。これを独身で読んだ人は子供産まないと思う。
会話能力は使わないと衰えるよ。
口べただからって口数減らすとますます駄目になっていく。
駄目でも恥かいてもしゃべった方がいい。
>>792 > 会話能力は使わないと衰えるよ。
禿同。
最近読んだ本「ブッデンブローク家の人びと」by トーマス・マン。
山田南平と平野耕太の絵って似てない?
三島由紀夫の春の雪。清顕どんだけ美しいんだよって思った。
文章が綺麗で凄く読みやすかった。漢字は難しかったけど。
「月14万円で夫婦2人が暮らす法」
図書館で借りたんだけどすっごい最悪な本。
てかてっきりタイトルから節約本だと思ったんだけど
これってネタ本だったのかな。
無銭飲食すすめたりとかって大丈夫なのか
797 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/03/07(水) 07:02:04 ID:rFiq80Q5
ていうか犯罪
ブラックウィドワーズ
簡潔な推理小説
上品な秘密クラブの空気を楽しめた
3日で運が良くなる「そうじ力」・・・一気に読みました。
でも。掃除を頑張ったけど、逆に悪い事多発だったorz
みんな、掃除したら運気アップしてる?私には全然効き目なかったよ。運気アップしたいな〜・・・。
>>800 私もそれ読んだよ。
何か悪い事が起こってるのは今まで掃除しなかった反動の「毒だし期間」というらしく
それが終われば良くなるらしい。何かここら辺は私はあまり信じてないけど。
でもまあ禍福は糾える縄の如しと言いますしすぐに良い事があるよ(・∀・)
さいえんす?/東野圭吾
何というか、普通だった。面白くはないけど別につまらなくもない。
やっぱりこの人はエッセイより小説の方が私は好きだ。
802 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/03/07(水) 19:17:41 ID:FHdUZ/46
今文庫本の「グロテスク」読んでる。
女ってホント陰湿で醜い生き物だなwwwwwww
「糾う」なんて難語をさも何気ないように使うなんて……恐ろしい801……!!
昨日は志水辰夫の「背いて故郷」を読んだ。
「裂けて海峡」で惚れ込んだけど、やっぱこの構成力文章力は素晴らしい。
読んでてイヤにならずかつ疲れない、そして美しい言葉。俺もこんなのが書きたい。
804 :
800:2007/03/07(水) 23:33:23 ID:Z2cvQRiK
>>801 ありがとう!確かにここ2年ほど掃除をサボりがちだったから・・・。
これから頑張ろう。
サガン 「悲しみよこんにちは」
文庫だけど翻訳がひどかった。
中身はまあまあおもしろいつーかフランス人らしい。
他のも読もうかと思ったけど翻訳同じ人やってるからナシ。
806 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/03/08(木) 18:58:50 ID:lmDSHex8
>>795 その調子で月修寺の方丈での会談のシーンまで一気に読むんだ。
807 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/03/08(木) 19:22:04 ID:kaPPfUJy
東野圭吾の「手紙」の文庫本
まだ途中だけど、こんなに読みやすいとは思わなかった。
「パースの宇宙論」哲学書なんだけど、難しい〜。
何回も挫折しそうになってるけれど、一応読み進めてる。
自分が苦しい時って訳の分からないのを読んでやり過ごす。
そういえばツイテないのは私も掃除を怠りがちだからか。
これからがんばろう!しばらくは毒だし期間があるのか…。
だから片付かない、なのに時間がない。
どっかにいってたが掃除したら出て来た
「半落ち」
入院中に売店で購入。
義弟もあんな仕事をしているのかと思うと、もう意地悪するのはやめようと思った。
星を継ぐもの
今までほとんどSFを読んだ事がなかったが、
なんとなく古典SFが読みたくなり手を出してみた。
カタカナの名詞が人名か社名か地名かで混乱、
SFテイスト溢れる描写もさらっと流して読めばいい部分があることにしばらく気付かず、
読み終えるのに随分かかってしまった。
半分理解しないまま読み進めていて
あーやっぱり自分にSFは無理なのかなと思っていたら、最後の50ページは死ぬ程面白かった。
他の名作と言われているSFも徐々に読んでいきたい。
812 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/03/10(土) 15:29:37 ID:G/Ck0CMU
メディアの支配者(上・下)
『宇宙授業』 中川人司
学校の図書室に偶然目に付いたので読んでみた。
なんだかワクワクしながら読んだのであっという間に感じられた。(まぁ、理科全般好きなので)前々からの宇宙へ疑問がこれで解決されたし、読んでよかったなぁと思った。
ただ、いい本なんだが、ページの構成が・・・orz
萱野葵「段ボールハウスガール」
ネット上の感想文を見てみると、不快だという意見が多くて驚いた。
これほど痛快な小説もないと思うのだが。女版岡崎祥久みたいだと思った。
今読んでるのが「清貧の思想」かつてのベストセラーらしい。
書いてあることには大いに納得するのだが、著者はこの本で得た
莫大な印税をどのようにして使ったのかそのほうが激しく気になる。
紫禁城の黄昏
「日本のはしっこへ行ってみた」吉本由美
いいなぁ〜やること全部すっぽかしてはしっこに行きまくりたいなぁ
前略テレキャスター様
テレキャスターの良い所、悪いところ、
フェンダー社長の事などいろいろ書かれていてテレキャス好きには堪らない本だった。
写真もほぼカラーだし、わかりやすい。
中でも50年代のテレキャスが凄く格好良かった。
欲しいけどきっと恐ろしく高いんだろうなあ・・・
>>811 「星を継ぐもの」面白いよね。
それ読んですっかりSFにハマったよ。
かなりミステリ色が濃いものの、ハードSFだから
慣れないと読みにくいけど。
「夏への扉」なんかはかなり読みやすい。
「冬の派閥」城山三郎
江戸幕府最後の将軍、徳川(一橋)慶喜の従兄弟である
尾張藩主徳川慶勝の人生を綴った歴史小説。
慶喜が小賢しく描かれていている一方、
慶勝の実直さが世間知らずで、ここまで来るとなんか笑えた。
ていうか、お前も八雲に行けよw
歴史小説って初めて読んだけど、結構面白いな。
「ロンドンの小さな旅」出口保夫
イギリスに行く予定が出来たから読んでみた。
あんまり面白くない。
挿絵がなんかよくわからない水彩画なんだけど、
これは多分著者の息子。
どうでもいい挿絵が多い一方で、「これはちょっと挿絵が欲しいな」
と思うところはいっさいイラストなし。
「ホルムヘッドの謎」林望
同じくイギリスに関するエッセイだけど、こっちは面白かった。
ちょっとした出来事を考察しているんだけど、
ユーモアもあって読みやすい。
後半はイギリスって言うより古典とか書誌学の話が多かったけど、
これも実に興味深かった。
世の中にそんな地味で探偵めいた学問があると思うとわくわくする。
「鏡の法則」
ワロタ
>>811 >>818 夏への扉はいいよね。
古典らしく話も超ベタな展開なのがいい。
・・・でもちょいとひねた見方するとあれって
主人公ただのロリk(ry
SF超有名作だけど「ニューロマンサー」はやめたほうがいい。
なんか雰囲気出す為に、文章が非常に独特で読みにくい。
821 :
811:2007/03/13(火) 21:35:19 ID:yekHCdE2
>>818,820
選ぶ時、「星を継ぐもの」と「夏への扉」
どちらを読もうか迷って「星を継ぐもの」にしました。
次は「夏への扉」を読む事にします。
「ニューロマンサー」には気をつけますw
ありがとうございます。
>夏への扉
AA見てから続き気になって買ったなあ。
SF知らない人間にも読みやすかった。
柴田元幸「つまみ食い文学食堂」
以前のエッセイ「死んでいるかしら」はあんまり面白くなかったけれど、これは良かった。
スタニスワフ・レム「大失敗」
某所で訳がひどいと書いてあって「本当か」と思ったのだけれど、確かに。
内容は面白いんだ、内容は。
篠田節子「コンタクト・ゾーン」
まあまあ面白かった。
政治や思想を絡ませた、架空のアジア小国の描き方は読み応えあり。
…が、「女たちのジハード」読んだ時も思ったが、
現代社会に生きる女性をリアルに描く!と評されるほどには
登場人物に現代的なリアリティが感じられず、
感情移入できそうでできないままだった。
なんというか、ある意味ドリームっぽいからかな。
あと誤字・脱字、変な言い回しは事前チェックできなかったのか。
ひどい時には人物の名前まで間違ってる。これも醒めた理由。
グレッグ・イーガン 「祈りの海」
「自分」の枠が曖昧になる。
読んでる時に浮かぶ脳内映像で酔った。
827 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/03/16(金) 01:25:53 ID:RSPdvhfb
「バカをあやつれ イナカは嫌いケータイが好き」 戸梶圭太
828 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/03/16(金) 04:10:00 ID:t3XYwi3k
>>820安心汁
欧米人は10代でも見た目しっかり大人なんだよ
>>805 愛は束縛とか逃げ道とかは読みやすいよ
訳が酷いと本気で読むの辛いな
>>828 見た目の問題じゃないだろう。
つか日本人から見て大人に見えても白人同士で大人に見えてると限らないし。
私は828が心配だよ。
「ドグラ・マグラ」夢野久作
一部読み難かったけど、思ったよりは読み易かった
内容は、なんとなく理解出来たような、出来なかったような
何度も読み返したらいいのかもしれないけど、当分いいや
「アッ」とか「ホウ」が「アッー」とか「ウホッ」に見えた
⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン
>さよならジュピター
うーーーーーーん?無理にエンターテイメントして失敗した印象を受けた。
ヒロインがアホ過ぎて引いた。
>魂の駆動体
キターー!爺ちゃんカコイイ。車っていいな。
>レフト・アローン
蛍女がよかったから期待したけど肩すかし食らった。
「SPEEDBOY!」舞城王太郎
獅見朋成雄の続編?話が独立してるのかリンクしてるのか…
あんま考えないで読んだら意外とイケた。
白玉襲撃はエヴァっぽい。
空から降ってくる石を駆け上る男の話が面白かった。
「呪われた町」スティーブン・キング
題名でいまいち面白くなさそう…て思ったけど、上巻後半から一気に読んでしまった。
虐待されてた赤ちゃんカワイソス。
つうか「屍鬼」ってこの本思いっきりパクってんじゃん!いいのかよ?
インスパイアです。
835 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/03/21(水) 21:42:54 ID:ceVh27ir
プラネタリウムのあとで
梨屋アリエ
児童書だったけど何か感動。そして切ない。
836 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/03/21(水) 21:54:07 ID:NkwzzzKH
だれかのあいしたひと
角田光代
あんまり幸せじゃない人達の短編集だったんだけど、読み終わった後は何故だか気持ち良い余韻が残った。
コナン・ドイル「バスカヴィル家の犬」読了
翻訳物は苦手なんだけど、ホームズとワトスンが主人公なので、
親しみやすく、かなり楽しめた。
冗長になることもなく緊張感を保ち、
話が進めば進むほど引き込まれたわ。
久々に素直に面白いとオモタ。
後、ワトスンが有能で驚いた。
「悪魔のいる天国」 星新一
一日一話ずつ寝る前に読んでる。
星新一懐かしい。
また読んでみようっと。
「冠婚葬祭のひみつ」斎藤美奈子
しきたりとか伝統と言われているものがこんなに当てにならないものだったとは。
ウェルカムベアの記述のあとの(本気なのか)というツッコミに爆笑。
独り者なので、葬式についてはきちんと考えておこうと思った。
>>803 「あした蜉蝣の旅」読んだ
格式高い文章に惚れてしまった
話の展開に隙がなかった
842 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/03/24(土) 01:45:35 ID:FaEFTGl7
>>833 キングの「ダークタワー」は読んだ?
呪われた町読んだなら面白く読めるかも。恐ろしく長編だけどなw
843 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/03/24(土) 01:48:20 ID:VeBtj245
ケッチャムの「隣の家の少女」
めっちゃ不快で欝になること請け合いの超名作だよ。
山崎豊子
「沈まぬ太陽」シリーズ第三巻「御巣鷹山編」
まじ泣いた。特に犠牲者の遺書(実際の文面まんま)のところで大号泣。
皆よく読む暇そんなあるな
尼から買った本の山、カートとウィッシュもパンパンだぜ
845 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/03/24(土) 02:36:21 ID:WNzgBy9Z
タイヨウのうた
読み切るのに合計で3時間もかからなかったかな。
ドラマしか見たことなかったけど、全然違うし、原作のほうがずっといいね。映画も観たくなった。
846 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/03/24(土) 03:39:24 ID:8ro/J2pv
「水滸伝」(単行本)6巻目待ち..なので
「竜馬が行く」司馬を再読中。現在7/8巻。
歴史ハードボイルドが多いかな。
>>842 厨房の頃「荒地」まで刊行されていたので読んだよ。
その後、なかなか出ないから読むのやめちった。
完結したらしいから読もうと思ってるけど内容忘れてしまったから、また最初からだな〜
キングの本はダークタワー関連で微妙に話がつながってるもんだから、いちいち読み直してしまう。
デスペレーションとかタリスマンとかブラックハウスとかItとか。
あとキャッスルロックが舞台のも。
ひろのみずえ「首七つ」読み途中。
ベタだけどなかなか怖い。
「やどかり」あたりなんか学校の怪談で映像化されてもいいかも。
848 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/03/25(日) 14:16:29 ID:wFy2YYc2
天帝妖狐
最後切なかったよ
オーデュボンの祈り
感想をうまく表現できないけど読後感はとても良かった
蚊トンボ白髭の冒険
なかなか面白かったがラストは哀しげだ。
>>848 あれでちょっと泣いた
「夏と花火と私の死体」も面白かった
乙一なんかを面白いとか言っちゃう奴って
リアル鬼ごっこを普通に読めちゃう人なのかな?
本に貴賎なし
乙一に失礼だろ。
リアル鬼ごっこの奴なんかまともな日本語も使えないんだから。
俺が読んだ限りでは
夏と花火も似たようなもんだったが…
それはあんまりだ
857 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/03/26(月) 13:11:13 ID:fRqA4oiZ
ZOOは普通に泣けるよ。グロイ話もあるけど。
リアル鬼ごっこは挫折した。
早く殺し合いをさせたい、という作者の欲望が丸見えだったし。
858 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/03/26(月) 13:12:43 ID:lZZi+C3O
犬神家の一族
面白かったー
859 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/03/26(月) 13:50:39 ID:X14VfsWX
となりの801ちゃん
あーいう、腐女子は好きだな
「イメージを読む」 作者忘れた
高島俊男が紹介してたから読んでみたが、普通だった
有名絵画を解説してる本
眠くなった
今読んでるとこだけど「人間音痴」
要は対人術の本だが、よく考えてみると対人スキル0のクセに
こういう本を読むの初めてぽいので新鮮で面白い。
「秘密」
ラストがあんまりだった。
「天使の囀り」
怖すぎ。特に最初の意味不明な歌(?)
黒い家は更に怖いらしいので借りようか迷ってる
マーヴィン・ハリス「食と文化の謎 」
「コストとベネフィット」という視点から世界中の食文化を読み解く本。
人食いの章はグロ注意だが、他は普通に面白い。
文化人類学業界ではこの人はまだトンデモ扱いなんだろうか。
人民は弱し 官吏は強し 星 新一
前スレで誰かが書いてたのを見て
星はショートショート以外読んだこと無かったなと思って読んでみた。
うーむ。これはなんともいやな話だ。リ○インなんかもう二度と飲まないぞw
こんないやな話を妙にさわやかに読ませてしまう筆力はすごいと思う。
ひょっとして星はこれが書きたくて売れっ子作家の地位をつかんだのかな。
産業スパイを新入社員として送り込んでおいて
最高機密にアクセスできる幹部になるまで何十年も待つという作品があったけど
あれは自分の姿を投影したものだったのか、などと妄想をふくらませてしまう。
本人は亡くなっても本は残る。息の長いリベンジだな。
菊地秀行「退魔針」
菊地秀行はたまに読むと拡げまくった話をまとめる為の無茶っぷりが面白い。
他の人が書いたら破り捨てたくなるけど菊地秀行なら許せる。
むしろどんどんやれと思う。
言葉使い師
どれも惜しい。世界観や設定は面白そうなのに生かし切れてない。
最後の短編は途中まで激しく面白かったのに、
ラストで逃げたっつーか投げた感があってガックリした。
角川文庫の不夜城
俺には難しすぎてワケワカランカッタ
「ドアD」山田悠介
キューブ+バトルロワイアルのZ級劣化版。
あまりのくだらなさに途中から飛ばし読み。時間30分。
なんでこんなの読む気になったんだ、自分…
上でも出てたけど乙一とは比べ物にならないよ。
乙一は「夏と花火〜」書いたのは高校生の時だったし、それからは文章力もついてる。
869 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/03/31(土) 20:11:53 ID:TiGy9YSu
乙一は神童だよ。
そこでZOO
870 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/03/31(土) 20:18:18 ID:JjkZM2ha
森鴎外に挑戦した。
「うたかたの記」のマリイは魅力がある。
「山椒太夫」は家族愛が泣かせる。
「眠れる美女」
読んでるうちになんだか妙な気持ちになってしまって困った
喪てない20代後半女が読んだほうがいい
自己啓発本教えてください・・・
小池真理子「ナルキッソスの鏡」
面白かった。息子が可哀想だった
石井睦美「白い月黄色い月」
いいファンタジーでした。
東野圭吾「殺人の門」
やりきれない気持ち。
復活の地
キタコレキタコレ。面白かった。これは傑作だ。
どぶどろ
うわぁぁぁぁぁ…って感じ。昨今のキャラ主体のラノベと対極を行く。半村すげえ。
黒祠の島
激しくツマラン。あんなにだけページ使ってこれなのか?
七回死んだ男
面白い。発想もブラックなキャラ達も最高だ。どんでん返し続きのストーリーもいい。落ちもニヤリ。
>875
あーチミチミ改行するか題名カッコでくくっちゃくれんかね。
ちと読みづらいよ。
877 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/04/01(日) 17:32:11 ID:QUHvsqqZ
「おんぶにだっこ」さくらももこ
さくらももこって結構愛に飢えていたんだな、という気もする…。
笑えない話が多かった。
魔法陣グルグル9巻
やっぱ面白いわこれ。
断章のグリム 人魚姫 下
タンカレーシチューガクガクブルブル(((゚Д゚;)))
ムーミンパパの思い出
パパ可愛い・・・ヨクサルも可愛い・・・
ムーミンシリーズはいつもラストが爽やかで幸せいっぱいなので
ほのぼのしたい気分の時に読むと最高。
小川洋子「薬指の標本」
展開は読めちゃうけど面白い
静かな日常と静かな狂気の物語
終始静かなのに何故か心に残る
881 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/04/02(月) 00:12:56 ID:ZyWb0n0y
今日われ生きてあり
を読んだ
>>881 俺もこの前読んだ。
帯に書いてあったけど安倍首相の愛読書らしいね
ゾラ「ナナ」
ダメな女なんだけど、憎めない。
基本的にはわがままで自分本位なのに流されやすくて人情味もある。
こんな女になりたいかと言えば絶対嫌だけど、魅力がある。
でもラストは唐突だった。
じわじわ老いて美しい肉体と容姿を失ったとき
彼女がどうなるのかの方が興味あるのに。
山本文緒「眠れるラプンツェル」
すごく読みやすいけど読んだ後鬱になりそう…
七回死んだ男
ルナ姉さんキモスwwwwwwwwwwww
「人たらしのブラック心理術」
あれ?こんなんいつもやってるよ?という内容だった
立ち読みでよかった。
ロング・グッドバイ
/レイモンド・チャンドラー著・村上春樹訳(早川書房)
マーロウが「僕は…」とか言い出してたらどうしようかと危惧を抱いていましたが、大丈夫でした。
清水俊二訳は並ぶことができないオンリーワンな素晴らしさだけれど、また違う良さがありました。
「さよならを言うのは、わずかの間死ぬことだ」のところは俊二訳に軍配。刷り込まれているからかなぁ。
社交界巻き込まれ型小説とはよくぞ言った丸谷才一。
それはそれとして久々に本を読んで泣きました。
・Itと呼ばれた子(幼年期/少年期/完結編)
・24人のビリー・ミリガン(上)
天使と悪魔(上)(中)(下)/ダン・ブラウン
ダヴィンチ・コードよりこっちのが読ませる。
ローマに行ったばかりだったから、あんな場所こんな場所が出てきて振り返れた。
旅情ミステリー感覚で読んでしまった不謹慎な自分。
>>317 俺は鏡花作品では草迷宮が一番好きだ。
夏にまた読みたい。
泉鏡花「草迷宮」
此処は何処の細道じゃ、細道じゃ、
天神様の細道じゃ、細道じゃ、
少し通して下さんせ・・・
そーいや泉鏡花を初めて読んだのは漫画だったなあ。
>>889 全編にわたって映画映えしそうなシーン
ばっかりが続くのはちょっと笑えるよね。
893 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/04/04(水) 03:40:16 ID:jZigu26L
ロケットボーイズ2(上)(下)
前作は4年前に読んだがまさか続編があるとは。
ほぼ実話で読み終わったあとは爽やか。NASAのエンジニアも人間なんだなと思わせてくれる。
あと坑夫たちの男らしさがすがすがしい。
海辺のカフカ上
春樹は初めて読んだけど可もなく不可もなくという感じ
流星ワゴン
疾走、ビタミンFはつまらなかったけどこれは良かった。
ひとりっ子 グレッグ・イーガン
マリー・ダリュセック「めす豚ものがたり」
美女が豚になってしまうという、タイトル通りの話。
ザムザは外に出れば良かったのか!と思った。
でも豚はともかく、毒虫として生きられる世界ってどこだろう。
欲しい 永井するみ
DQN夫婦…
「しあわせの書」泡坂妻夫
話自体はまあ普通だったけど、仕掛けみたいなのは「すげー」と思った
「噂」荻原浩
最後で「あ〜」と思った
「青の炎」貴志祐介
友達がいい奴だと思ったとき、考えの拙さが見えてくるとき、
最後の選択肢が一つになったとき、涙が出た
・トレインスポッティング/アーヴィン・ウェルシュ
続編があるらしいんだが見つからない。
ヘロイン中毒の若者の話だが題材の割にコミカルに書かれていておもしろかった。
「論文捏造」
捏造事件を通して、今の科学界の有り方について論じた本。
ドキュメンタリー仕立てで、テンポ良く読めて面白かった。
元々はNHKで放送された番組らしい。そっちも見たくなった。
「宇宙消失」グレッグ・イーガン
イーガン初めて読んだけど、奇妙な話だった。
なんだかちょっとハードボイルドで、結構好きだ。
途中、サイコロでぞろ目が出なかったのは伏線なのかな?
903 :
ながぐつ:2007/04/08(日) 18:08:56 ID:kS4Xpkhv BE:338515698-2BP(550)
「割って、城を」 司馬遼太郎
古田織部という武将と、織部にそっくりな武将の話。
腹を切った部分があっさりと終わってしまったので
少々物足りなさを感じたが、茶碗の詳細な修復方法の
くだりを含めて中々楽しめた。
人間失格
野島さんの方。何か懐かしくて借りてみた。
悲しいよ。
>>900 900のレス見て映画のほうを借りてきたけどなかなかおもしろかった
砂の女 安倍公房
砂ってえろ杉。口の中に砂が入った状態で水飲むと胆石ができそうだと思った。
映画のほうも見てみたい。
幽霊たち ポール・オースター
結局は地味なのにおもしろいなんて。翻訳が非常に読みやすくてよかった。
906 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/04/09(月) 11:06:23 ID:RBXC8GVM
新田次郎「八甲田山の彷徨」
スレの上の方の書き込み読んで
買ってみた。
ページをめくる手が止まらなくなって最後まで一気に読んだ。
おかげで今日は寝不足気味。
かなり面白い。いい本教えてくれてありがとう。
907 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/04/09(月) 12:08:15 ID:ydpbHRXz
「死ぬかと思った8」林 雄司(はやし ゆうじ)
低レベルな臨死体験(精神的or肉体的)の紹介本
(例)
自宅(実家)の風呂の排水管が詰まってしまい、水道屋に来てもらいました。
その作業に自分と親が立ち会ったんですが、なんか白いものが詰まってて・・・。
その時点で、これはヤバイ!と思っていたら、
水道屋「あーーこれは・・・・」
親 「何ですか?」
水道屋「これは・・・・、精液ですね」
親 「え?・・・・」
水道屋「多分、息子さんがお風呂で毎日してるんでしょう・・・・オナニーを」
親 「・・・・・」
自分 「・・・・・」
このあとの微妙な空気に、
死ぬかと思った。
微妙なおもしろさが俺はかなり気に入った。
コニー・ウィリス「最後のウィネベーゴ」
表題作は結構辛い話。他は何だか可愛らしくて素敵なお話であった。
なんというのか、アメリカSFは懐が深い。
面白かったけれど、もっと若い頃読んだら良かったかも、でも20歳位の頃読んでたら面白く読めたかなあ、と思った。
宮田珠己「ホンノンボ―ふしぎ盆栽」
やっぱいいなあ、宮田珠己。妙なフィギアに大笑い。
贅沢入門/福田和也
最近、国家の品格の柳の下のどぜう本多いけど、そんなのよりこれの方が実際的だ。
他人を大雑把にカテゴライズして、品格がないだのなんだの言う方がはしたないと思うんだけど。本の内容と関係ないです、はい。
このスレに影響されて、「青の炎」を読んだ。
主人公の彼女の行動がなんとも男性作家の小説的でところどころ萎えたけど、
主人公自身の描き方がすごくよく、全面的に主人公に味方したくなった。
はじめの事件を起こそうとするとき、第2の事件を起こそうとするとき、最後のシーン、
どれもすごく切なくて哀しい。
主人公の行動をとめたくてたまらないのに、
何もできない自分がもどかしくなるような話だった。
東野圭吾「レイクサイド」
映画化もされた?らしく面白いのかと読んでみたら
全く面白くなかった。東野圭吾自体合わないのかも。
村上春樹「海辺のカフカ」
下巻やっと読んだ。人物描写がいい。
出てきた本や音楽を聴きたくなった。
けど性描写なんとかならないのか・・・
海辺のカフカは猫殺しシーンが辛かった。筆力かな。
ビル・ブライソン「人類が知っていることすべての短い歴史」
長かったが、人類の歴史の要約だと考えると短いのかな。
様々な分野の科学史を要約したもの。
作者が文系作家と言うこともあり、文系の自分にも非常に分かりやすかった。
図書館で借りた本だが、買って本棚に並べたい、とまで思った。
でも値段が高い…orz
>>911 「レイクサイド」映画だけ見たけど、映画もつまらなかった。
「なぜ人はエイリアンに誘拐されたと思うのか」スーザン・クランシー
もうちょっと突っ込んだ話があってもよかった気がしたけど、
まあ素人向けにすごくわかりやすく書かれていた。
著書は一貫して「誘拐などない」という立場を取っているんだけど、
「誘拐された」と主張する人々への愛が感じられたのと、
研究を始めたきっかけが非常に人間臭いのが、好印象だった。
>>910 >主人公の彼女の行動がなんとも男性作家の小説的でところどころ萎えたけど
激しく同意。この小説にヒロインはいらないんじゃね?って思えるくらい。
この辺、映画はうまい具合に加減してあって、よく出来ていた。
キャストで拒否反応起こす奴もいるかもしれないが、それが気にならないくらい良い出来なので
ぜひ見て欲しい。
これだけじゃスレチなので最近読んだ本 つ経済のニュースがよくわかる本 細野真宏
本人が描いているらしい挿絵がかわいすぎる。
本当に易しく書かれているので、これから勉強しようって人にはお薦め。
あとなんだか成り行きで金融関係就職してしまった新社会人とか。
「田宮模型の社長が書いた本2冊」 田宮俊作
模型をベースにした、ある企業の社長の一代記みたいな感じだった。
『模型を作るためにわざわざ買ってきたポルシェを
ばらしました。そしたらなんか元に戻せないんですが。』とか、
そんな素敵な話が満載。 出てくる人たちがまたいいんだわー。
「エモーショナル・デザイン」 ドナルド・A・ノーマン
結局何が一番言いたいことなのかよくわからなかった。
例にあげられるモノたちはどれも納得の素晴らしいデザイン。
表紙のレモン絞り器は欲しい!
ラマチャンドラン「脳のなかの幽霊」
けっこう分かりやすく面白く書いてあると思うけど、
それでも読むのに一週間かかった。
普段は頭を使うような本とか読んでないからなあ。
シェイクスピアからの引用に良いなと思うものが幾つかあった。
今まで興味なかったけど読んでみたくなった。
918 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/04/17(火) 17:11:30 ID:/IBOSWnJ
東海林さだお「うなぎの丸かじり」
毎日新聞アサッテ君でおなじみ、東海林さだおの食べ物エッセイ。
庶民のこころを代弁してくれる着眼点と、大げさでないのに食べたくなる
表現はさすが! 「丸かじり」シリーズを知らない方は食生活を20パーセント損している。
知らない方は図書館等でかりてみんさい!
919 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/04/17(火) 18:52:50 ID:WhN3teAa
東野圭吾「探偵ガリレオ」
なんつーかおもろいw 草薙と湯川のコンビ最高。
続編「予知夢」も好き。
佐藤和歌子「間取りの手帳」
部屋よりでかいバルコニー、ロフト付き浴室、平行四辺形の家、
「どうやって住むのコレ」というようなヘンな間取り図を集めた本。
自分だったらどう住むかなあと想像するのが楽しい。
>908
宮田珠己いいよねえ。最近落ち着いちゃったみたいだけど
「旅の理不尽アジア悶絶編」の頃のはっちゃけぶりも好きだ。
太宰の「人間失格」
良い感じに鬱になれた…
しかし三分の一以上が著者以外の解説で埋め尽くされてるのってどうなの
太宰文学の67%はダダイストで出来ています。
躁、の部分なのか太宰は楽しい話も書いてますよね。
=====
田崎真也/接待の一流〜おもてなしは技術です〜(光文社新書)
世界のソムリエが、接待のこころをやさしく語る一冊。いわゆるマナー本ではない。
今までにしたあんな失敗こんな失敗が浮かぶこと請け合い。
「フェルマーの最終定理」 サイモン・シン
数学史上最大の謎が解けるまでの話。
こんな話を中高の数学の時間にしてくれれば
俺もまだもう少しがんばれたものを・・・と思った。
そうだよね、役に立つかどうかではなく、解と真理を
求めることに意味のある学問なんだよね。
高橋しん「最終兵器彼女」
大人になった今なら分かる
この手の女は敵に回すと一番おそろしい。
なんというか、男性による男性の為だけのおとぎばなしだなー。
真山仁「ハゲタカ」
ドラマより後に原作を読んでよかった稀有な例。
ドラマの鷲津の方がいい。
むしろ原作を先に知っていてドラマ化して幻滅することが多いが逆もあるのか
「人間の証明」森村誠一
映像化されたりして有名な作品だけど、初めて内容知った
人間の証明ってそういう意味なのね
今の時代ならこのオチは書けないかもしれないと思った
途中まで読んで、文庫の新装版あとがきを読んだら、ネタバレしてあった(ノД`)
はじめての文学/村上春樹
村上春樹の短編を読んだことがなかったけど、
特に「沈黙」はぐっとくるものがあった。
神のこどもたちは皆踊る/村上春樹
春樹初めて読んだ。無駄にエロい描写多いな・・・
でもかえる君東京を救うと蜂蜜パイという話しは面白かった。
こころ/夏目漱石
めちゃくちゃ面白かった。
個人的にはもうちょっと先生と主人公が一緒に日々を送ってほしかった。
花村萬月「鬱」
なんか真面目というか、真剣に書いたんだろうなあって感じ。
それがイラッとくるw
主人公が何度も羞恥心がなくなったらおしまいだと言ってるのに、
この本自体には照れがないように感じたなあ。
青田がそうだったのかな?青田のキャラは面白かった。
「爆裂!カップメン!!―お湯以外でカップメンを作る!そして食う」KOI2
図書館で見つけた。
腹痛くなるほどワロタwwwwwバカスwwwwwwwww
「クリック」佐藤雅彦
これも図書館で。
個人的に冷蔵庫のヤツとオセロのヤツが好き。
>>931 > 「爆裂!カップメン!!―お湯以外でカップメンを作る!そして食う」
うわー、そそられるタイトルだなあ。読みたい。
スティーブン・トロンブレイ「死刑産業 -アメリカ死刑執行マニュアル」
死刑執行の道具を作る人、使う人、そして使われる人へのインタビュー。
イギリスのテレビドキュメンタリーのための取材を本にしたもの。
どんなドキュメンタリーが出来たのか、映像を見てみたい。
ニール・ゲイマン「アナンシの血族」
図書館に上巻だけあったのでとりあえずそれだけ読んだ。
面白いけど、これ別に1冊でもいいんじゃないの?もう少し活字小さくして。
それから金原瑞人はうまいと思うけれどあんまり好きじゃないなあ。
>>931 カップめんナツカシス
本になってるんだ。
友達が牛乳でやってみてた。
「食えなかないが、あえてやる必要はないな」って言ってた。
「火の粉」雫井脩介
心からの善意が恐い話
息子がものすごく腹立った
その嫁目線で話が進んでいくせいもあるけど
頭の中ではネプチューンの原田泰造をイメージして読んだ
高島俊男「漢字と日本人」
志水辰夫「背いて故郷」
書評家のレビューって何の本に載ってるん?
二、三人感性の合う書評家を見つけたい
937 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/04/23(月) 00:57:08 ID:LEC1yH3K
書評の書評、ということ?
それやってると、その書評の書評をした人と自分の感性が合うのか、とか
迷路にはまりそうだから素直にいろんな書評を読んだほうがいいのでは。
ttp://www.shohyo.co.jp/ ここのリンク集から、各新聞や雑誌の書評を読めるサイトに飛べるから
自分が読んだ本についてどう書かれているか、見てみてはいかがか。
私は豊崎由美さんの書評が好きだ。
群ようこ「かもめ食堂」
中年(?)女3人の設定・キャラがなんかイイ!
あまり何も考えずに楽しく読めた。
水曜の朝、午前三時/蓮見圭一/新潮文庫
死後に家族の遺した書き置きやテープから浮かび上がる過去の恋愛を含む回想。このパターンは多いのだが大阪万博時代の雰囲気からめつつ、きちんとまとめましたよという印象。
まとまりすぎている感じもある。語り手の男性に感情のぶれがないのと小児科病棟のエピソードが薄いからかも。
京極夏彦「前巷説百物語」
面白かったー。
人が死んでしまう所を読んでる時、
必殺シリーズのそういう場面の音楽
(「あああああー ああ〜」っていうやつ)が
脳内リピートしまくった。
既刊全部再読したい。
上橋菜穂子「精霊の守り人」
アニメ化と聞いて読んでみた。すげーおもしろかった。
生きるために殺すっていう世界の残虐性にチャグムと一緒に泣いた。
>>940 おお、続刊が出てたのか。
知らんかったよ。ちょっと買ってくるわ。
気づかせてくれてありがとう。
943 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/04/23(月) 22:26:06 ID:jNGJWe/3
>>920 亀だけど、自分その本大好きだわ。
特に中心水周りの部屋。住んでみたい。
想像が膨らみまくるので妄想族にはお勧めできないw
阿刀田高/花あらし/新潮文庫
短編は作者の力量出ますね。やはりこの方は巧いです。
人間の心の深淵を覗くような短編12編。エロは少なめ。
京極堂シリーズは読了した読者に達成感を与えるよね
人によるだろう。
私はてっきりミステリーと思って読んでいたから最後まで読んで脱力した。
あの厚みと分量がな〜指の筋肉鍛えられる
950 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/04/24(火) 09:05:47 ID:7oolbcuE
三浦しをん 「まほろ駅前多田便利軒」
直木賞受賞の帯につられ読んでみたがつまらない
人物描写も雑だし、どうしてそういう行動をするのか理由がよく分からず
すごく適当に書かれた本の様に思えた
人物の現実感のなさが宮部みゆきに似てる
952 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/04/24(火) 10:56:30 ID:pSXy+ylm
愛のお灸レッスン
みうらじゅん
カスハガ
954 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/04/24(火) 14:55:18 ID:DyMaA0pO
東野圭吾の「幻夜」
>>939 前に誰かが「好きな人が出来ました。韓国人だから別れました」と
簡潔にまとめてたよ。要はそういう内容だよね。
万博を知らない自分にとっては、
当時の日本人にとっての万博の意味の大きさってのが
わかり易く印象に残ったな。
思わず両親にメールして、当時のこと聞いちゃったもん。
よしたに「僕、オタリーマン」
>>951 直木賞は別名功労賞だから、
全ての受賞作がものすごく素晴らしいというわけでは無いらしい。
裁判官の爆笑お言葉集
タイトルの付け方間違ってるだろ…
海辺のカフカ/村上春樹
上巻の面白さは神。
だけど上の方のレスにもあったようにネコ殺しのシーンはちょっとキツかった。
下巻もまあつまらなくはないけど上巻には敵わないなあという感じ。
個人的にナカタさんとホシノ君が大好き。
>>959 ナカタさん切ないよね。ホシノくん漢だよね。春樹さん猫好きなはずなのにあれを書けるのが凄すぎ。
うさぎおいしーフランス人/村上春樹・安西水丸
人を選ぶかも。ジャズネタやパロディで知ってるのは笑えた。わからないネタも結構あった。
>>957 授賞のタイミングをいつも逸するのが直木賞とも言われてますね。
なんで後巷説百物語なの?素直に巷説百物語であげろよ、とか。
三浦しをんなら、小説は「格闘するものに○」のほうが好きだ。
>>958 それ思った。裁判傍聴記ものが売れてるからって…。
明らかに毛色が違う内容だ。
京極夏彦の直木賞は嗤う伊右衛門で取って欲しかった。
神林長平のSF大賞は猶予の月で取って欲しかった。
島田雅彦「彗星の住人」
巻頭で春の雪のラストを引用してるので
春の雪を恋愛小説にしたような感じなのかと思ってたけど、
だらだらした感じでどうも今一つピンと来なかった。
彼岸先生もよくわからんかったので、多分合わないんだと思う。
あらすじは知りたいけど続きを読むのはなんとなくイヤ。
雅彦が母親の悩みに応えるミセスの連載や、オペラや料理の話は面白い。
>>958 本屋でチラ見して買わなかった。宝島暴露系だなーと。
桐野夏樹の「OUT」
桐野夏樹読むのはこれが初めて。
しっかりした文で中々うまいなってのが第一印象。地に足がしっかりついた文というか。
一気に読んでしまうくらい勢いがあった。
だが最後の方の展開は微妙。
主人公に理解・共感できなくて「??」って感じだった。
人間の嫌な部分を描くのがうまいと思う。
次は姉にグロテスクを借りる予定。
>>966 ヒント:桐野はいつもそんな感じ。
ところで「夏樹」じゃなくて「夏生」だね。
女性の描写、生々しさとか生活感を書くのは最高に上手だと思ってる。
グロテスクも面白いよ。
中村文則『銃』
久しぶりに古典的な純文を読んだ気がした。
新刊楽しみ。
星界の断章U
「星界の紋章」「星界の戦旗」の外伝。
本編に出てくる人の瑣末なエピソードや、本編に出てこない人たちを描いた短編集。
本編に比べると、小説としても物語としてもかなりレベルが落ちる。
本編は面白いのだが、外伝は作者の自己満足以上のレベルでしかない。
作者の技量がここまで落ちているのなら、本編の続刊が出ても買う気にはなれない。
「図書館危機」 有川浩
読みやすいし、笑えるし、すべて活字ながら少女マンガを読んでる気分。
教官などが非常にいい。図書隊の環境はうらやましいかも。
165センチの男は確かにちいさいけど、170センチの人と並んでも
それほど相手の高さをを感じないと思うんだけどなぁ。
小説の中じゃ強調されてるけど、それだけが違和感。
自分が165センチだから、特に。
「世界でもっとも美しい10の科学実験」
なんかこう、ぐらぐら来るような感動がある本。
私も国立科学博物館のフーコーの振り子を朝一番で動かす人になってみたいと思った。
このスレにあった「人民は弱し官吏は強し」
良かったthx
>>968 >自己満足以上のレベルでしかない
って日本語変。誉めてるんだろーか。???
「泣き虫弱虫諸葛孔明」 酒見 賢一
三国志好きの人にオススメ
登場人物たちがお笑い芸人と化してて
笑える
「ハイペリオンの没落」 ダン・シモンズ
いや、なんでみんな手放しで褒めるのかわかったわ。
出てくるキャラと世界が見事に造られている。
2作で1つだけど、完成度は「ハイペリオン」のほうが上かな。
とりあえず人に薦められる名作だというのははっきりした。
米原万里/発明マニア(毎日新聞社)
著者は、もとロシア語同時通訳・翻訳家で2006年5月に死去している。
本書は、国際情勢、環境問題などなど世間の大問題を解決する発明アイデアをブラックユーモアと皮肉たっぷりに列挙した奇書である。毒性強し。サンデー毎日に連載されていたとのこと。
よしたに「僕、オタリーマン」
977 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/05/01(火) 12:21:14 ID:mcABJd/C
魚の調理法
王子辞典。
正直好みのタイプはいなかったけど、後半で笑わせてもらった。
>>973 そんなのあるんだ。酒見賢一好きだし読んでみようかな
>>979 酒見賢一はいいね
ろう巷に在りの怪人物孔子像もすきだ
981 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/05/02(水) 05:44:38 ID:4Gq4MBiS
キミは他人に鼻毛が出てますよと言えるか / 北尾トロ
失はれる物語
南の島に雪が降る
さみしい王女
美しい町
紫禁城の黄昏
983 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/05/02(水) 10:29:43 ID:sTcv04pv
島田雅彦読んでる人いる?
彗星の住人読んだけど凄いね、この人
984 :
おさかなくわえた名無しさん:2007/05/02(水) 10:54:49 ID:ZTR+HD4g
和を継ぐものたち
職人さんてすげーと思う。そう思えたことがよかったな
デトロイトメタルシティ
何も考えないで読めるギャグ漫画
ケロロ軍曹
絵が好き。ネタが分かればさらに楽しいw
宮本輝「錦繍(きんしゅう)」
地理にも花にも疎いので、、冒頭はどこの国の話かと思った。
ていねいで美しい日本語で綴られた文通。
読んでる最中はそうでもなかったけど、後になってから
あれが良かった、これも良かったと思い返してじわじわくる感じ。
これの影響なのか、ばあちゃんに手紙書いた。
「アンダスン短篇集」
息子が死んだ夜も仕事をする「トウモロコシ蒔き」が良かった。
「虹物語」志水辰夫
微妙