一人の時、ついやってしまう奇行 パート18

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449おさかなくわえた名無しさん
自分ちの猫の抜け毛を集めてる。
抜け毛の季節なんてブラシでごっそり取れる。
猫も気持ちよさそうだし、自分もすごいカタルシスだしで一石二鳥。
抜けた爪やヒゲも集めてる。
だけど、インスタントコーヒーのビンにぎっしり一個分集まったとき、
こんな素敵なものの使い道がないことにとても残念な思いがわきあがってきた。

名案ひらめく。

うちの猫は黒猫。

新品の黒ストッキングを切って洋裁用の薄くてアミアミになってる両面テープを貼り、
きれいに梳いて流れをつけた猫の毛をぺたぺた。
3時間ぐらいかけてみっしり貼り付け、翌朝まだぐっすり寝ている旦那(カンニング竹山よりだいぶ進行した登頂ハゲ)
の頭に同じ両面テープで貼っておいた。

「ごはんだよ〜」と声をかけたら、起きてきて寝ぼけたまま洗面所へ。
「ごぁっ!!!!」という不思議な声が聞こえ、
「ななななんかフワフワしてるの生えた!?生えてる!?」
と台所に駆け込んできた。
苦しくて声が出せないぐらい笑ってる私を見て違和感に気づいたらしく、
ぺりーっと毛つきストッキングを剥がす旦那。

「醒める夢なら見せんでくれ…」と複雑な表情の旦那に、さすがに罪悪感。
ごめんよ。でも、床にポトリと落ちた猫毛ヅラに「フー!!!」と威嚇する
猫を見て、「お前んだよ!!!」とツッコんだ旦那にまた爆笑。