女は死ね。

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1おさかなくわえた名無しさん
大学生で禿げてる俺は一度だけ合コンに誘われた。
イケメングループからメンバーが足りないから頼む!
と言われたので仕方なしにだった。
けれど、だんだんわくわくしてきて服を買いに行ったり
モテ術の本を読んだりした。
親に「俺今日合コンだから遅くなるよ!」というと、
親は「あんまり飲んじゃだめだよ」とうれしそうだった。
当日、予定の場所に行くと誰もいない。

イケメンに電話すると「もうみんな店にいるから早く来い」という。
遅れて登場も悪くない、と思いながら店に入ると地獄が待っていた。
「うっそ〜!!ほんとに禿げてる!!」
「な?な?俺が言ったとおりだろ?」
「うわ〜キモイwww」

俺は何が起こったのかわからなかったが、
どうやら最初からネタにするつもりで呼んだようだった。
そのうちイケメンの一人が俺にヘッドロックをかけ、
「ほらこの頭見ろよ!すげー!!」
とやってきたので俺は手でそれを振り払った。すると今度は
「何本気できれてんだよ」「ハゲって最低」「空気嫁よ」
俺はもう参加する気力も切れる気力もなく店を出た。
誰も引き止めなかった。

家に向かって歩いていると雨が降ってきてびしょぬれになった。
もう情けなくて情けなくて声もあげず泣いてた。
家に入ると母親に向かって怒鳴った「お前のせいで禿げたんだぞ!!」
母親も泣いた。俺も泣いた。