1 :
ワルシ:
俺 中堅大学2年。20歳。人生における楽しみは女とギャンブルだけが自論。
そこそこなイケメンで口もうまいので合コンなどで女を持ち帰りするのは日常茶飯事。
小さい頃両親をなくし今は3つ上の姉と二人暮し。
ブン子( ^ω^) 中肉中背ブスで処女、20歳。合コンで俺としりあう。家はとっても金持ち。
2
3
4 :
ワルシ:2005/11/26(土) 12:03:25 ID:owaBMA4c
俺「やっべ、遅刻!電車まにあんねーかな…」
姉「ちょっと、朝抜いていく気!?身体に悪いって何回いったらガミガミ…」
クッうるせーバカ姉。看護学校いってて最近やたら健康にうるさい。
俺「学校でくうからいいって!じゃいってくる!」
愛車のRX−8にとびのり出発!旧道をつかっていけば15分で学校につける。
俺はアクセルを踏み込んだ。
5 :
ワルシ:2005/11/26(土) 12:09:33 ID:owaBMA4c
ドゥーン・・キキッ!
なんとか間にあった…。だが講義開始まであと2分…。講義室までは走ってもちょうど2分かかる。
俺は開けたドアを、また閉めた。
俺「ま、いっか…。」
間に合わなかったら急いでいったことが逆に笑われる。間に合わせようと思ったら全力疾走、疲れるし。
我ながら冷めてやがる。自分のアホさにも少しばかり感心した。
ぎゅう・・・
あ、朝くってねーンだった。メシでもくってくるか。
6 :
ワルシ:2005/11/26(土) 12:18:35 ID:owaBMA4c
いらっしゃいませー
俺「焼き魚定食」
マジー鮭だしやがって、俺はもっと塩味濃いほうがすきなんだ。
「オゥ、サボりか?おい」
俺「田中かよ・・びっくりしたな」
この吉乃屋の制服がピチピチのマッチョなやつは、小学校のころからのクサレ縁、田中。
田中「今夜あいてるか、お前?」
俺「コンパか?」
田中「ビンゴ♪」
ニカっと笑い白い歯を見せグッジョブサインをたてる田中。
田中「くるだろ?」
俺「もち!」
まあ、ヤレればいーんだけどな。合コンってそーゆースタンス。
女もそのつもりなんだろーし。
7 :
ワルシ:2005/11/26(土) 12:26:23 ID:owaBMA4c
朝からサボったせいで気力がなくなりそのあとはマンガ喫茶へ直行。
気づいたらもう5時。やべ、コンパですら遅刻かよ?つくづく俺は遅刻魔だ。
いきつけの居酒屋についたのは約束の時間から30分も後だった。
田中「オイ、おっせーな!ゴメンね、こいつマジ遅刻魔だからさ。」
んー…微妙なメンツ…というよりぶっちゃけヒドイ。
森3が一人とカルーセルと、なんだあのニヤニヤしたキモイのは…?
田中「ごめーん、ちょっと便所いくから俺」
俺「俺も車ロック忘れたからまっててね!」
俺らが作戦会議のためにつかういつもの手段。
俺「オイ!妖怪ばっかじゃねーか!俺かえる!」
田中「いやいや、ちょっと待て、話を…」
俺「だいたいもう人数比おかしいだろ?2:3って俺かお前かどっちかが妖怪2人前ってことか?」
田中「いやまてってば、よく聞けよ。」
田中は俺の耳を近づけさせた。
田中「あの妖怪どもはな、みんな超一流企業のお嬢様ばっか。つまりスーパーお金持ちなんだヨ!」
つまんね
9 :
ワルシ:2005/11/26(土) 12:34:38 ID:owaBMA4c
俺「じゃ、俺ちょっと送ってくるから!じゃあな」
田中「オウ」
俺「家はどのへんなの?えーっと・・」
( ^ω^)「ブン子!!」
ブン子ってどんな名前だよ…。それにしてもブサイクだな、コイツ。いや、金のため、ガマンガマン♪
( ^ω^)「ワルシ君はどこに住んでるんだお!?」
なんだよ、そのしゃべりかた。だおってなんだお?おっとうつっちまうぜ。
それにしても、男慣れしてねーんだろな。すぐついてきやがる。お嬢様はラクチンだぜ
俺「俺は西区だよ。結構ちかいかもね」
( ^ω^)「ほんと?ブン子、遊びにいきたいお!」
俺「おう、こいよ。今からくるか?」
( ^ω^)「あ…だめだお、門限が9時なんだお…」
こんなやつ外にだしといても危なくねーだろが…いや、俺みたいなヤツもいるからな笑
( ^ω^)「今日はかえるお」
俺「じゃあケータイ教えてよ。また今度あそぼーよ」
( ^ω^)「わかったお!やったお!!」
俺らはメールアドレスを交換しその日はそれでバイバイした。
10 :
ワルシ:2005/11/26(土) 12:40:30 ID:owaBMA4c
ピピピピ…
ん・・もう朝か。う〜頭いてえ…。飲みすぎたか…。
・・・ってなんじゃこりゃァっ!!
着信。。22件
新着メール。。50件
俺「全部昨日のキモ女からじゃねーかよ…ヤバイやつかまっちまったかな」
チャーチャーチャージャジャーン
うっ 電話 …。
俺「もしもし…?」
田中「オウ、俺だ!どうだったよ昨日は?」
俺「どーもこーも、朝起きたら着信とメールがハンパなく残ってたよ…キモイ」
田中「俺は昨日あのアサシオ二人相手に3回戦いったぜ?」
俺「マジか!この雑食獣が」
田中「でもな…イヤ、やっぱいい。朝まだだろ?おごるから吉乃屋こいよ!」
11 :
ワルシ:2005/11/26(土) 12:48:51 ID:owaBMA4c
吉乃屋につくといつもどおりの田中
俺「どうしたんだよ?」
田中「やっぱ凡人にゃわかんねーかよ?」
よく見ると田中の首には高級そうなネックレス、腕には(たぶん)グッチの時計
俺「まさかお前」
田中「これだけじゃねえぜ。外をみな?」
外にはあきらかに吉乃屋の駐車場に似つかわしくない黒塗りベンツ。
田中「な、わかったろ?かわいいねーちゃんと一時の夢をみるのもいい。でもな」
トン 目の前に鮭二匹の焼き魚定食がだされた。
田中「一時苦しい思いすれば、そのあとはバラ色なんだぜ?」
コ、コイツ…ついに人間捨てたか。いや、しかしコイツの言うことにも一理ある。
俺は鮭をごはんにのせていっきにかきこんだ。
俺「俺は…どうやったらお前の高みにのぼれるんだ・・?」
田中はスッと目をとじ天を仰いだ
田中「ヤルんだ、そうすれば活路は開ける」
俺は席をたった。
12 :
ワルシ:2005/11/26(土) 12:50:53 ID:owaBMA4c
駄文すみません。もしお暇ならちょっとでも目を通していただけたら幸いです。
つづきはまた後でかきます。リアルタイムなので更新が遅いですがそこはご了承ください。
13 :
おさかなくわえた名無しさん:2005/11/26(土) 12:57:30 ID:fFdd4iGF
なにこれwwwww
14 :
ワルシ:2005/11/26(土) 13:46:35 ID:k0Bi1BVu
( ^ω^)「急に呼び出してどこにいくんだお?」
クッ こんなキモブスとセックスなんて末代までの恥だ!いや、この2時間をたえれば俺にはバラ色が!
俺「た、た・・楽しいところだよ」
( ^ω^)「楽しいとこ!楽しいとこ!ブーン!!」
ブン子は両手を広げおどけている。うわ、コイツ腕毛ボーボーじゃねえか…orz
( ^ω^)「ブン子、遊園地いきたいお!今日はワルシのためにお弁当…」
ギュルッ、キキーッ
俺「ついたよ、さあ、降りろ。」
( ^ω^)「うわー、お城みたいな建物だお!遊園地!ブーン!!」
こいつラブホテル知らねーのか…?つくづくキモイ女だ。いや、女と考えるのはもうよそう。
こいつは女じゃない、人間でもない。金だ!自動的に金を供給する生きるATMだ!
機械のメンテはしなきゃいけねえ。メンテすれば金が出せる!
俺「さあ、はいろうか」
俺は覚悟を決めて中にはいった。
15 :
ワルシ:2005/11/26(土) 13:58:28 ID:k0Bi1BVu
バタン・・外界への接触は完全に閉ざされた。脱出のための条件はひとつ。
この目の前の妖怪と一発ヤルこと!
( ^ω^)「なーんだ、遊園地じゃないのかお?昼間っからこんな近くのホテルきて泊まってどうするんだお?」
俺「ブン子、ラブホテルってしらないの?」
( ^ω^)「ラブホテル?んー、聞いたことないお…。それよりお弁当つくってき…」
ドサッ・・
( ^ω^)「ど どうしたんだお?まだベッドで寝る時間じゃないお」
俺「ブン子…おまえ、セックスってやったことあるか?」
( ^ω^)「セックス?シックスのことかお?よくわかんないお…」
俺「そうか・・じゃあ、おしえてやるよ・・・」
16 :
ワルシ:2005/11/26(土) 14:03:45 ID:k0Bi1BVu
つづきはまた次回かきます!
ちなみに話しの大筋としては愛や人生に冷めた俺がキモブスなはずのブン子から
心の大切さを学ぶ話です!
よければ私怨、感想お願いします。
何故か続きを期待してしまう俺
18 :
おさかなくわえた名無しさん:2005/11/26(土) 15:45:25 ID:0MaQebwF
続き読みたいよ
19 :
ワルシ:2005/11/26(土) 16:22:17 ID:bDcxeOoF
覚悟を決めてブン子の衣服をぬがす俺。わけがわからずおろおろするブン子。
俺は自分も服を脱ぎブン子に重なった。が、全く反応しないちんぽ。
( ^ω^)「なにするんだお?なんか気持ち悪いお…」
俺「すぐ気持ちよくしてやるよ」
俺はブン子の口にちんぽをおしこんだ
んーっ、んーっとブン子が苦しむ。口内の感触でなんとかたったのでブン子の股を開きちんをねじこんだ。
処女なのかしまりがいい。ブン子のことを忘れ夢中で腰をふった。
とそのときブン子は俺を突き飛ばした。あっけにとられブン子を見ると泣いていた。
( ^ω^)「痛いことは嫌いだお…もう帰るお…」
服をきてふらふらと帰ろうとするブン子。なぜかそのとき俺のなかに例えようのない怒りがわいてきた。
俺「じゃあさっさと帰れ!そのかわりここの部屋代はお前が払えよ!嫌なんていわせねえ!金持ちなんだろ!」
( ^ω^)「・・・。」
ブン子は黙ったまま受付に電話をし、出て行った。
俺「がああぁぁ!!」
ガタンッ!!
俺は机の上のコップやポットをぶちまけた。怒りで肩が震えていた。
20 :
ワルシ:2005/11/26(土) 16:31:54 ID:bDcxeOoF
どうしようもなくムカついていた。ただセックスを拒否されただけならいいが、
ブン子に拒否されたということが怒りを10倍、20倍に増幅させた。
俺「あのクソブスがぁー、さっき俺にヤラれなきゃ一生処女だろうが・・!」
俺はアクセルを踏み込み猛スピードで走った。ハイビームで前車をどかし進んだ。
キキーッ!!!
俺「なんだコラァ!急ブレーキふんであぶねーだろ!」
次の瞬間タンカをきって後悔した。よく見ると急停車した車はどうみてもヤクザ車。
黒塗りのセルシオからでてきたのは極道の若い衆3人。
俺「あ・・スイマセン。失礼しました・・。」
ヤクザ「いいから乗れや」
俺「ちょっと!やめろ!だ 誰かっ・・警察・・!」
しかしそこはさすが田舎道。人なんかいない。俺は簡単に拉致された。
ああ・・ついてない。俺はこれから殴られるだろう…それもたくさん。
ケンカでうたれづよくなるために、自分の頬をグーで殴ったことがあったが
それは力を抑えて殴っても痛かった。
おそらく俺はこれから抑えたパンチじゃない、ヤクザのマジ暴力をうけつづけるんだ。
はは・・死ぬのかな?
21 :
ワルシ:2005/11/26(土) 16:37:20 ID:bDcxeOoF
俺「俺、これからどうなるんですか?」
ヤクザA「どうなると思う?」
俺「ボコられるんですか?」
ヤクザB「わかってるじゃん。お前これから死ぬんだよ。」
ヤクザC「ヒャハハ」
ちっとも笑えねえ。あー、ヤダ死にたくないよorz
ヤクザA「ん?なんだあれ・・?ん・・お おい、あぶねえー!!!」
キキーッ!!グシャン!
俺「いてて・・田んぼにつっこんだのか?」
( ^ω^)「大丈夫かお?」
俺「ブ ブン子!?どうしておまえ・・」
( ^ω^)「ワルシ君が拉致されるのみて先回りしたお。車の前に立ちふさがって止めたお」
俺「・・・。」
素直にお礼の言葉がでなかった。さっきのことへの罪悪感で胸がつまった。
22 :
ワルシ:2005/11/26(土) 16:40:38 ID:bDcxeOoF
( ^ω^)「はやく逃げるお!」
俺「オ オウ!」
俺はブン子の手をひいて走った。「待てコラー!!」ヤクザがおってくる!
ブン子は既にハアハアいっている。コイツの体力じゃそう遠くにはいけねえ!
( ^ω^)「あ、あそこに逃げ込むお」
ブン子の指差したところはさっきのラブホテルだった。
俺「でも、おまえ…」
( ^ω^)「はやくしないとつかまるお!!」
俺たちはまたそのホテルにはいった。
23 :
ワルシ:2005/11/26(土) 16:46:02 ID:bDcxeOoF
チュンチュン…チュン…
ん?まぶしい、朝か?
!!
ベッドには全裸の俺とブン子がいた。待て、よーく考えろ俺。昨日ヤクザにおわれてこのホテルに逃げ込んで・・・
落ち着くためにビールをのんで・・・
・・・。
ヤッちゃったんだ俺orz
あまり内容を覚えてない少しの安心とこの妖怪と関係してしまったという激しい後悔がどうじにうきあがった。
( ^ω^)「ん・・おはよう、起きたの?」
寝起きの顔はさらにキモス。
とりあえずいっこくもはやくホテルをでたい。俺たちはチェックアウトして近くの喫茶店にはいることにした。
24 :
ワルシ:2005/11/26(土) 16:49:03 ID:bDcxeOoF
ご清聴感謝します。レス番100くらいで終わるつもりです。
次回をお待ちください。
マジかよ・・・
26 :
おさかなくわえた名無しさん:2005/11/26(土) 18:14:34 ID:ary+7UO2
おもすれーよ、ワルシ!
ワルシ
28 :
ワルシ:2005/11/26(土) 20:27:51 ID:TKKddf7I
喫茶店。といっても昔ながらの君とよくこの店にきたものさ、なんて情緒あるとこじゃなく、要はスタバ。
こんなこじゃれたとこに似つかわしくないブスと、しかもエッチ後にくるなんてコーヒーもまずくなるもんだ。
いや、いかんいかん!金金金…!
俺「きのうは…ゴメンな、なんかいろいろ」偽りの気づかい。こっちを気づかえ。
( ^ω^)「いいんだお。初めてがワルシで…」
ウゲェ――!!おそらくコイツは洗面器の氷水よりチンコちぢませるのがうまい。
俺「そ そおか。それはよかった」
( ^ω^)「それで、お願いがあるんだお」
俺「なんだ?」
ブン子はポッと顔を赤くした。
( ^ω^)「うちのしきたりで、バージンをささげた人と結婚することになってるお」
俺「ガクガクブルブル」
( ^ω^)「・・・」
( ^ω^)「・・・・・・」
(*^ω^)「結婚してほしいお」
29 :
ワルシ:2005/11/26(土) 20:38:22 ID:TKKddf7I
くぁwせdrftgyふじこlp;@:「」!!!!!
くぁーせドラフトガイ富士子ループ!!!!!
とうとうきてしまった。結婚発言。だがこれには慣れっこだ。
事実、俺が今まで食ったヤツの中にはこうやってすぐ結婚ということばをだすやつは少なくなかった。
しかし、いざブン子に言われるとダメージは想像以上だった。
俺「で でもね、俺まだ20だから、そんな結婚なん・・」
ハッ!!ひらめいてしまった。というより気づいた。
コイツと今関わってるのはなんでだ?金のためだったじゃないか!
結婚するなんて口でいっとけばいい。その前に1年付き合おうとでもいえば
その1年の間にしぼりとって、あとはバイバイキン…!
俺「わかった!結婚しよう!でも、1年付き合ってからだ!お互いのことをよく知りたいしな」
ブン子は少し不満気な顔をしたがとりあえず了承し、俺も学校があるのでいったん別れることにした。
俺「学校でもいくかあ・・」
30 :
ワルシ:2005/11/26(土) 20:50:42 ID:TKKddf7I
キーンコーンカーンコーン・・。
「どうしたの?そんな疲れた顔して?」
俺「おぁ?…あさみか。」
清水あさみ。大学のクラスメイトで俺に惚れている。顔も性格もついでにおっぱいも申し分ないが
俺はベタベタした付き合いは嫌いなので付き合ってはいない。
あさみ「なんかゲッソリしてるよ?だいじょぶ?」
俺「そうか?生気すいとられてるからな・・ハハ」
あさみ「ふーん・・」
あさみは俺の耳元に口を近づけた。
あさみ「あたしが生気注入したげよっか?」
俺「なに――!?ぜ ぜひ!今すぐにでも!」
あさみ「ばーかっ 付き合ってくれないとしないよーだ」
俺「じゃあ付き合う♪」
あさみ「もう・・・調子いいの!まあそーゆうとこがかわいいんだけど。学校終わったらうちきてよね」
俺「ラジャーブラジャー!」
これはラッキー!俺の汚れたチンポを聖なる泉できよめてください!
チャーチャーチャージャジャーン!!クッ ブン子からだ。でたくないが金のためガマンだ!
俺「オウ、ブン子か?」
( ^ω^)「ブ―――( ^ω^)―――ン!!」
相変わらずキモスw
俺「どうした?」
ブン子「今日一緒にごはんでもたべたいお」
俺「はあ?だめだめ、予定あるから。それに俺と一緒にいたかったら整形してあさみくらい美人になれ!このキモブs・・」
おっとしまった!!ここでコイツをてばなしちゃ・・!
ガチャ ツーツーツー
やっちまったorzまあいい。あんなやつちょっと優しくすればすぐ機嫌なおすんだからな。
俺はすぐブン子を忘れあ今夜のあさみとのベッドファイトで頭がいっぱいだった。
31 :
ワルシ:2005/11/26(土) 21:06:08 ID:TKKddf7I
あさみ「あんっ・・あんっ・・ワルシ…大好き・・」
ふうー・・極上のボディゴチになりました!
俺「じゃあな」
あさみ「えっ、ちょっともう帰るの!?ひどいっしょそれ!」
キュキュキュドゥー・・ン ドロロロロ・・
愛車のRX−8をとばす。俺にとっちゃ女は身体あってなんぼなの。愛なんてセックスのための口実なんだよ。
チャーチャーチャー ブン子から着信アリ
俺「もしもし」
( ^ω^)「今からうちきてほしいお」
はあ????深夜3時だぞ?なにいってんだこのビーバー女。だがっ・・・ATMは24時間営業なんだー!
俺「オウ!すぐいくゼ!」
はい、悪魔城へ到着。ブン子はどこかな〜ってな
俺「スイマセン、ブン子の家の・・あっ内藤さんの家の方ですか?ちょっとブン子を・・」
( ^ω^)「あ、ワルシ!」
へ・・・!?この“可愛”いコが“ブン子”だなんて“嘘”だよね・・?
( ^ω^)「整形したんだお。ブン子はワルシに気に入られたいからなんでもするお」
俺「マ マジかよ?マジかわいくなったじゃんかお前!」
ブン子をだきしめた。が、モサッ・・!
ん?モサ?ってこれはブン子の腕毛じゃね――――か!!
俺「今度は永久脱毛してこい!髪以外の全身な!あとワキガ治療も!」
( ^ω^)「わかったお」
⊂二二二( ^ω^)二二⊃
32 :
ワルシ:2005/11/26(土) 21:12:35 ID:TKKddf7I
その日から俺はブン子に無茶なことを要求しつづけた。
ブン子にエステ、美容院、服屋など自腹でいかせまくりブン子はどんどん美人になっていった。
そして、俺の学費やこづかいを払わせ、さらには車の改造費や風俗代、スロット代までださせた。
しかしブン子は俺のためならとよろこんで金をつかっていった。
そして初めてブン子と出会った日からちょうど一年がたとうとしていた。
俺はブン子との結婚の約束なんぞとうに忘れブン子の金で豪遊三昧だった。
第一部 出会い fin...
第二部というか最終章「別れ」は明日かきます。
最後は感動の結末を用意しています。どうぞご期待ください。
では今日はこのあたりで失礼します。
33 :
ワルシ:2005/11/26(土) 21:16:21 ID:TKKddf7I
あと、先にレス100くらいで終了とかきましたが
どう考えてもあと20レスくらいで終了です。
本当にありがとうございました。
34 :
おさかなくわえた名無しさん:2005/11/26(土) 23:39:45 ID:0MaQebwF
楽しみ!早く読みたい☆
なかなか面白いと思うよ
俺も続き読みたい
もっと書いてくれ。応援する
読んでないけど
36 :
おさかなくわえた名無しさん:2005/11/27(日) 00:59:31 ID:ESYAcRi9
なにこれとか言ってごめんね^^
生活板始まって以来の名作^^
37 :
ワルシ:2005/11/27(日) 10:31:19 ID:68z6ONez
〜これまでのあらすじ〜
めんどくさいことを嫌い、己の欲のためだけに生きる冷めた人生を送る俺はある日合コンでブン子( ^ω^)と出会う。
妖怪大戦争出演済みのルックスをもつブン子だが、家は超がつくお金持ち。俺は金のためブン子に近づく。
いろいろあって一夜をともにしたふたりだが、深い愛情をそそぐブン子と反対に俺はやはり金しか頭にない。
自分の交際費やブン子の容姿のために金をつかわせ自分はただただ遊ぶ一方だった・・・。
そして1年の月日がながれ俺は大学を中退。ブン子の両親をも取り込み、ついには会社まで
のっとる計画をたてていた。。。
何このスレw
39 :
ワルシ:2005/11/27(日) 14:00:11 ID:0D6FNUK+
「副社長、お電話です」
俺「オウ、つないでくれ」
ガチャッ…
取引先「ワルシ副社長でございますか?先日はどーもお世話になりました。つきましては今夜T料亭で…」
俺「わかった。では7時にそちらにうかがいましょう。」
俺はブン子の両親とも付き合いをはじめ今やあのNグループの副社長にまでのぼりつめた。
ブン子は俺の命令どおり整形やエステで誰もがふりむく超美人と変貌していた。
すべてが満たされていた。
やはり、この世の中最後までもつべきものは金なのだ。
俺は愛車のマイバッハにのりこんだ。もち運転手付きw
「お〜い、待ってくれ!」
誰だ??
40 :
ワルシ:2005/11/27(日) 14:06:24 ID:0D6FNUK+
俺をよびとめたのは鮮やかな黄色のシャツに青いエプロンのいかにも貧しい男。
「おい、待ってくれよ!もう俺なんかとはツレじゃねーのかよ?」
・・・。ああ、そうだ、コイツは昔からの友達田中。
たしか金持ちブスより純愛をとったっていうバカな男だ。
俺「田中か、お前なんかと話している暇はないな」
田中「待てよ!お前、金もってかわっちまったよ!そりゃあ前だって冷めたヤツだったけど…」
俺「俺はもともとこういう男だ。ねたんで難癖つけんじゃねーよ!」
バキィッ!!
田中「ぐぎゃあ!」
俺「だしてくれ」
ブオオオオ・・ン…
低所得者はこれだから困る。
おっともう7時じゃねーか…まあ今は遅刻なんてしても怒られたりしねーからいいけどな。
41 :
ワルシ:2005/11/27(日) 14:17:38 ID:0D6FNUK+
俺「フーッただいま」
( ^ω^)「おかえりなさい、あなた」
俺「メシはできてるか?」
( ^ω^)「はい。今日は新鮮なフグが届いたのでフグ鍋にしました。すぐ準備しますね」
台所にむかうブン子。話し方も俺の命令で矯正済みw
整形を全身してるので後姿も悩ましい。俺はおもわずおっきしたお^^
俺「ブ ブン子っ」ガバッ!
( ^ω^)「あっ・・ちょっとイヤっ・・です・・」
俺「いいだろ?もうガマンできねえよ・・」
( ^ω^)「お口で…してさしあげますから」
俺「オオぉ〜〜〜♪♪♪」ドピュッ…!!
( ^ω^)「おいしいです・・」
俺「いいからさっさと口ゆすいでメシの用意しろや!尻軽マンコが…」
( ^ω^)「はい、わかりました」
高級サラミ ペリッ サッ 柔らかソファごろごろ
液晶テレビ ピッ ヴン 黒生ビールとっとっと…
ハムッ ハフハフ ハフッ!!
う〜ん至高のひととき…。この一瞬のために仕事してるんだ。
42 :
ワルシ:2005/11/27(日) 14:24:17 ID:0D6FNUK+
( ^ω^)「あの…」
俺「ア?なんだよ」
( ^ω^)「今度の日曜、一緒に遊園地でもいきませんか?」
俺「はあ?行くわけねーだろ、なんでテメエと?仕事もあるし」
( ^ω^)「3時にまってますから」
俺「生意気いってんじゃねー!!」
ドカッ バキッ ゴロゴロ ドスッ バキィ!!ボキボキ・・
( ^ω^)「う・・う・・・」
俺「はあーっはあーっ…生意気いってっからだよ。二度と俺に頼みごとすんじゃねえ…」
( ^ω^)「う・・・は、はい…」
〜翌日 社内副社長室〜
部下「副社長、今日は○○ドリームランドの視察がはいっております。わが社は遊園施設の新規参入もウンチャラコウチャラ…」
俺(ん・・・?○○ドリームランドって昨日ブン子がいってた・・でもまさかあんだけ痛めつけているわけねーか)
43 :
ワルシ:2005/11/27(日) 14:26:20 ID:0D6FNUK+
とりあえず一旦休憩。またあとから書きます。
思ったより私怨、感想が少なくて寂しい限りです。閲覧者はたくさんいると思うのですが・・。
感想、ダメだし、要望等なんでもいいので足跡残してくれるとうれしいです。
では次回ごきたいください!
私怨が欲しいのか? このマゾめw
実は俺今、この板の調査を色々してるんだが、正直この板の回転は早いぞ。
いっぺんに書くのもいいが日にちがあくと落ちる可能性大だ。
全部まとめてどばっと書くか一日1レス位がいいぞ。
面白いから続けてくれ。楽しみにしている。
完結した折には殿堂入りさせるぞ(・∀・) (何にかは内緒)
削除依頼出されんように気をつけな。今頑張ってる奴らが数人いて、年中あがってると目を付けられるぞ。
45 :
おさかなくわえた名無しさん:2005/11/27(日) 16:59:53 ID:r0DVxxcU
続き早くー私怨
面白いから楽しみに待っているお
47 :
ワルシ:2005/11/27(日) 19:21:58 ID:FJGbfcS6
〜○○ドリームランド〜
どいつもこいつもはしゃぎやがって…アホどもめ。
…ん?あれは・・・
サッ(^ω^ )ミ( ^ω^)サッ
ブン子じゃねーか・・。
俺「おい、ブン子!」
( ^ω^)「ワルシさん!来てくれたんですね!あの、私・・」
俺「わりいな、仕事でよっただけなんだ。じゃあな」
( ^ω^)「あっ・・」
クソ つくづくコイツは…でもブン子はいったいなにがしたいんだ?
わざわざこんなとこまできて俺と遊びたいのかな…。
でも、この仕事が成功したら俺の時期社長任命は確実になる!それまでは
ガマンしてブン子ともつきあわねーとな。
俺「おい、ブン子。それ、弁当か?俺のもあるんならあとからくおおぜ」
( ^ω^)「ほんとですか!?やった!」
48 :
ワルシ:2005/11/27(日) 19:29:35 ID:FJGbfcS6
俺「では、ぜひ今後ともよろしくお願いします。では失礼します。」
ふー、やっと終わった。なんとか手ごたえあり、だな。
俺「おーい、ブン子!まったか?」
( ^ω^)「まってないです!いろいろ見てまわってましたから。さっ食べましょ!」
パカッ 以前のブン子は料理もヘタだったが今は一流シェフの運営する料理教室に通わせたので料理もプロ並みだ。
俺「うまそうじゃねーか、いただきまーす」バクバク
( ^ω^)「ジロジロ」
俺「な なにジロジロみてんだよ」
( ^ω^)「前ふたりで初めてホテルにいった日のこと覚えてる?」
俺「あ ああ・・あったっけな、そんなこと。」
( ^ω^)「そのとき私、てっきりデートだと思って初めてお弁当つくってもっていってたんだよ。」
俺「そ そうだったンか」(あのときそういえば弁当みたいなの持ってたな…)
( ^ω^)「こうやってふつうのデートがしたかったんだよ私。」
クゥ〜〜〜〜♪以前のブン子ならこんなこといわれても吐き気がするだけだが
今は違う。超美人に生まれ変わっているからだ。俺はけなげなブン子に、おっきした^^
49 :
ワルシ:2005/11/27(日) 19:35:33 ID:FJGbfcS6
俺「ハアハア…もうだめだ、ブン子!」
ガバッ!
( ^ω^)「!!」
俺はブン子を押し倒した。幸いここはVIPルーム。関係者以外はこない。
こんな場所でヤるのもスリルがあっていいものよ、と思い俺のティムバートンはかちかちだった。
俺「今日は、アナルやらせろよ。いいだろ?ハアハア」
( ^ω^)「・ ・ ・」
俺「オイ、いつもみたいに欲しいっていえよ!」
( ^ω^)「・ ・ ・」
俺「オラァ!懇願しろや!チンチン欲しいってよ!」
ドカッ!俺はブン子をけりあげた。
( ^ω^)「うう・・・」
バタンッ・・・。
俺「おい、ブン子。おい。・・・おい!どうした!オイ!おきろよ!」
ブン子は気を失っていた。俺は恐怖で顔が青ざめ、なんとか救急車を呼びブン子の両親に連絡をいれた。
ブン子は病院にはこばれていった。
50 :
ワルシ:2005/11/27(日) 19:42:58 ID:FJGbfcS6
俺「ブン子の容態はどうなんですか?よくないんですか?」
医者「落ち着いてきいてください。彼女は・・・」
「重度の心臓病です」
俺「え・・?」
医者「おたくは旦那様ですか?おそらくご両親はしっておみえだと思いますよ。
生まれつきの患者が抱える症状なんです。この失神も今日が初めてではないはずです。」
俺「ブン子は・・・死ぬんですか?」
医者「投薬治療のあとはありますが、もうあまりもちはしないでしょう。
ご存知なかったんですか?彼女のからだはボロボロだ。
もって…あと一ヶ月でしょう。」
ガチャッ ドアがあきブン子の父親があらわれた。俺は動転してそれに気づいてなかった。
俺「死なれちゃ困りますよ、先生!俺は、アイツの金を、財産を、いや、アイツの家のものすべて手に入れるため
ここまでがんばってきたんですよ!アイツはどうでもいい!でも金がっ・・!」
バキィッ!!!!
俺「ぐわ!!」なにかに殴られた。なにかとてつもない力に・・・。
51 :
ワルシ:2005/11/27(日) 19:44:25 ID:FJGbfcS6
___
./ \
.| ^ ^ |
| .>ノ(、_, )ヽ、.| <あまり私を怒らせない方がいい
__! ! -=ニ=- ノ!___
/´ ̄ ̄ .|\`ニニ´/ `ヽ
{ .|__  ̄ ̄ヾ }
i;;',,, r---イ /|,、_,, ,',;:',i
.l;';',;,, } /;\ / ヽ / ,;,;;',;l
.|;;',;, } ./;;;,, \ / ;;;;;;ヽ ,,;;','i
i;',, / /;;,',';; ノ--, ',',;;::',',゙i ,,';';i
i;,'; /./,',',';;" / \ ',',',;;,'i ,;',i
/ / i 、 / ヽ ',;::'、| \
ヽヽヽヾ丿 〈 ヽ'' {////
```` ト, i | 、 i´´´
|',',;; } ! ',',;;i
|,','、 / ヽ',',','|
!;;', / !,',;,;'|
52 :
ワルシ:2005/11/27(日) 19:50:18 ID:FJGbfcS6
俺「お おとうさん!いや、違うんです!これは・・」
父「きみがうすうすブン子を利用していることはわかっていた。しかしな」
ブン子の父はマルボロをくわえ火をつけた。
父「ブン子はいつもキミの話しをするときはとても笑っていたんだ。
あいつは生まれつき心臓が弱くて友達もいなかった。
でもキミのおかげであそこまであかるくなれた。
それも・・事実なんだ。
だから、あえてキミにはなにも言わなかった。
どんなにいらついても、ブン子のためを思い、ほうっておいたのだ。」
俺「ブン子が・・・まさか・・」
父「だが、これまでだ。先生ブン子はうちにつれてかえります。どうせ死ぬなら、
余生は楽しくさせてあげたい。よいですね?」
医者「はい、もちろんです」
俺はひとり残された。全てを失ってようやく自分のおろかさに気づいたのだった。
53 :
ワルシ:2005/11/27(日) 19:51:33 ID:FJGbfcS6
次回、感動のクライマックスを用意しております。
構想を練りたいので最終話は明日にします。楽しみにしていてください。
では失礼します。
54 :
おさかなくわえた名無しさん:2005/11/27(日) 22:06:25 ID:AmLSTjGk
何この良スレ
もうだめだ、ブン子(^ω^)の顔みるたびムカムカする。
なのに…早く続きを…
ワルシ!
ワルシ!
テネスィーーーーーワルシ!
君はメタル。
56 :
ワルシ:2005/11/28(月) 11:26:13 ID:+t9NAu0s
★前回まで★
俺のことを思い、けなげな講堂をするブン子。だが俺はそんなブン子を
金と性欲の捌け口としか見れずにおしたおしてしまう。
衝撃で失神したブン子。病院で俺はブン子が重度の心臓病であることをはじめてしる。
それでも金のことに未練がある俺はブン子の父親に殴られてはじめて自分のおろかさに気づいたのだった。
57 :
ワルシ:2005/11/28(月) 11:38:09 ID:+t9NAu0s
あの日から1週間がすぎた。俺は会社をクビになり婚約も破綻。
さらにはブン子の金でたてた家にいたため、住居も失うこととなった。
手元にあるのは料金未納で使えない携帯電話、百円玉2個と一円玉が4個。それだけ。
俺「ううっ寒い…ホームレスの気持ちがわかるぜ…てかアイツらどうやってこの寒さを回避してんだ?」
俺は寒さと空腹にたえられず近くのヌクドナルドへ入った。
ここなら俺の所持金でも一食分は確保できる。
俺「ホットコーヒーとハンバーガ、単品で」
「お前…どうしたんだよ!」
俺「た 田中・・!」
聞けば田中は小学生の頃から好きだった女と偶然めぐりあい、貧乏だが愛のある生活を夢見て
結婚したという。吉乃屋のバイトだけでは生活できないのでヌクドナルドでもバイトしつつ正式雇用も探しているらしい。
田中「そうか…お前、だから言ったんだよ。お前は金をもってかわってしまっていた…。」
俺「・・・」
田中「ブン子に謝ってこいよ。お前のくだらん欲のために命短いアイツの人生を無駄に消費しちまったんだ」
俺はこの期に及んでまだ心のそこからブン子に謝る決心ができなかった。
だが、一言だけでもいい、ことばをかわしたい。
そんな思いでブン子の家へとむかった。
58 :
ワルシ:2005/11/28(月) 11:50:28 ID:+t9NAu0s
俺「ブン子!!」
父「なんだね、キミは人の家に勝手にあがって!!もう立ち入るなといったはずだ!」
( ^ω^)「・・・」
俺「お義父さん!ブン子と・・話しをさせてください!」
父「また言葉巧みにだまして金をとるか?キミのせいでうちの会社の収益は大きくさがってしまった
帰りたまえ!告訴しないだけでもありがたく思え!」
( ^ω^)「パパ・・・やめるお・・」
俺and父「!?」
( ^ω^)「ワルシと・・話しをしたいお。パパ、少しはずしてほしいお…」
父「お前がそういうなら…いいか!ブン子にこれ以上なんかしたら許さんからな!」
ブン子の父はドスドスと足音を立てて部屋からでていった。
俺「あのっ・・ブン子・・」
( ^ω^)「いいんだお。ブン子はワルシのこと怒ってないお…。ブン子こそ苦しくて
こんな変なしゃべりかたしかできなくて…ごめんお。」
俺「いいんだ。それより・・・話しがあるんだ…」
( ^ω^)「なん・・だお?」
俺「遺書はかいたか?
相続は全て俺宛にしてくれ…。俺はお前の夫なんだから…。」
59 :
ワルシ:2005/11/28(月) 11:55:17 ID:+t9NAu0s
( ^ω^)「・ ・ ・」
俺はやはり金への執着を捨てられなかった。どこかまだブン子を見下していた面があったと思う。
( ^ω^)「わかったお。ブン子のいちばん愛する人はワルシだから、当然そうするお。」
俺「ありがとう・・ブン子」
( ^ω^)「今日は疲れたからもう寝るお。明日も…きてくれるかお?」
俺「ああ、毎日あいにくるよ」
そういってブン子は目をとじた。
それが俺とブン子との最後の会話になるとは、まさか思わなかった。
俺はブン子が死んで動転しなかった。というより現実味がなかったのだろうか。
そしてあっという間に葬式の日がきた。
60 :
ワルシ:2005/11/28(月) 12:06:36 ID:+t9NAu0s
参列する人々の俺への視線は冷たかった。
俺が詐欺師まがいのことをしててブン子の財産をとっていってることは誰もが知ってしまったからだ。
遺書には家族への感謝の思いと、財産を全て俺に相続させることが書いてあった。
個人的な俺への思いは一切書いてなかった。
父「もう、二度とこないでくれたまえ。次に貴様を見たときは、殺してしまうかもしれん。」
俺は何も言わずに立ち去った。通帳には見たこともないような金額がならんでいた。
これでいいんだ。俺の望んだバラ色の生活がまっている。
と、そのとき俺の名をよぶ声がした。ふりむくといつかの森B中とカルーセルだった。
森3「あたいたち覚えてる?ブン子の親友だよ!」
カル「ブン子が死ぬ直前、これを預かってたんだけどとにかく読みなさい!」
渡されたものは小汚い大学ノートだった。
俺はそれをぶっきらぼうにうけとり外にでた。
タバコをくわえてノートをひらくと、それはどうやらブン子の日記帳のようだった。
表紙にはキモい絵とキモい文字で【ワルシとブン子の愛の記録】とかかれていた。
61 :
ワルシ:2005/11/28(月) 12:13:57 ID:+t9NAu0s
9/5 快晴
今日は舞子に誘われて合コンというものにいってみたお( ^ω^)
これでブン子にも王子様が見つかると思ったら本当にいたお。
ワルシさんという人でとってもかっこよくて優しくていい人だお。
夜中声がききたくて電話かけたけど全然でなくて寂しかったお。
9/6 快晴
今日はワルシとデートだお♪楽しみだお。
早起きしてお弁当つくったけどおいしいって言ってくれるかな?
じゃあいってくるお( ^ω^)
9/7 くもり
昨日はいろいろあったけど初めてワルシと一緒に寝たお。
ワルシはとってもかわいかったお。結婚したら一生ワルシといれるなんて幸せだお♪
62 :
ワルシ:2005/11/28(月) 12:19:20 ID:+t9NAu0s
9/12 雨のち晴れ
今日また失神してしまったお。一日中携帯電話が見れなくてワルシから
連絡あったらどうしようかと気が気じゃなかったお。
夜になってやっと病院から帰れたので携帯をみたけどワルシから連絡はなかったみたい。
よかったお( ^ω^)
9/14 快晴
今日はワルシに整形を進められたお。ちょっとお金はかかったけど
ワルシにかわいいって言ってもらえてとてもうれしかったお!ブ――ン!!
10/2 雨
今日でこの日記をやめようと思うお。
ワルシの世話やいろんな習い事やエステで時間がないからかけないお
でも毎日ワルシの顔が見れるし核必要もないお。
63 :
ワルシ:2005/11/28(月) 12:22:23 ID:+t9NAu0s
俺は胸の奥がぐっとあがってくるような不思議な気分を感じた。
一瞬涙がでそうになったが、なぜこれを読んで涙がでるんだ、とこらえた。
ノートを閉じようとすると、一枚の紙切れがハラリとおちた。
そこにはボロボロな解読の難しい字でこうかいてあった。
64 :
ワルシ:2005/11/28(月) 12:26:11 ID:+t9NAu0s
ワルシへ。
ブン子はワルシがブン子のことあまり好きじゃないのはわかってたお。
でも、ブン子はワルシが大好きだったお。
もう会うことはできないけどブン子みたいなキモいのを相手にしてくれてうれしかったお。
本当にありがとうだお。
何十年後かワルシが天国にきたら、また遊園地いこうね( ^ω^)
65 :
ワルシ:2005/11/28(月) 12:32:29 ID:+t9NAu0s
気づくと俺の頬を熱いものがとめどなく流れ落ちていた。
ブン子、俺のことを本当に愛してくれていたのか。なのに俺は、浅はかな欲でお前を振り回して…!
俺は葬式会場へ戻った。これからブン子は火葬場へ運び込まれるところだった。
俺「ブン子――!!」
「ちょ ちょっと待ちなさい、キミ!」
俺は人の静止をふりきりブン子のところにたどりついた。
ブン子はおだやかなキレイな顔だった。それは形がととのっているという意味のキレイではない。
ブン子の人柄、愛の深さ、それが顔にでていた。
俺「ブン子…すまなかった。本当に、ごめんよ」
俺はブン子を抱きかかえた。そしてそのまま車にとびのった。
父「まちなさい!!キミ!ブン子をかえせえ――!!」
俺「ブン子、もう遅いかもしれないが、一緒に遊園地いこう!今度はヘンなことしないから…」
66 :
ワルシ:2005/11/28(月) 12:38:26 ID:+t9NAu0s
俺は遊園地につきブン子をかかえて入場門をとびこえた。
うしろから係員の声と周りのヤツらの悲鳴がきこえるが、そんなものは関係ない。
俺は観覧車のところにいきのりこんだ。係員はわけもわからず俺らをのせるしかできなかった。
俺「ブン子、観覧車だ。見ろよ、こんなに高いんだぜ?」
( ^ω^)「・・・」
俺「今まで、ごめんな。ようやくわかったよ。
いつのまにか俺、お前のこと愛してたんだ。でも認めたくなかった。
もう遅いかもしれないけど、お前はずーっと俺の妻だからな」
俺は睡眠薬をとりだした。
俺「また、すぐあえるよ。向こうにも遊園地、あるのか?」
睡眠薬をいっきにのどにつめこむ。
意識が遠のいていくのがよくわかる。
67 :
ワルシ:2005/11/28(月) 12:43:08 ID:+t9NAu0s
そろそろ死ぬんだろうか・・?クスリを飲んでどれくらいたったんだろう?
朦朧としているなかふと、ブン子の顔がうかんできた。
( ^ω^)
俺「ウゲェッ!」
俺はあまりのブサイクさにおもわずもどしてしまった。
俺「ゲホッゲホ」
そのときトビラがあきいっせいに人が流れ込んできた。俺はタンカにのせられ病院にはこばれた。
間一髪のところで命をとりもどした俺。医者の話しによるともう少し吐くのが遅ければ死んでいたという。
最後の最後までブン子は俺を助けてくれたんだ。
俺はそう思わずにはいられなかった。
一生忘れないだろう。ブン子、お前はいつまでも俺の妻だからな。
fin...
68 :
ワルシ:2005/11/28(月) 12:44:43 ID:+t9NAu0s
ご愛読ありがとうございました。
感想等かいてくださるとうれしいです。あとのレスはメイキング、自分へのダメだし等
かきこみたいと思いますので、自由にレス残していってください。
69 :
ワルシ:2005/11/28(月) 12:45:07 ID:+t9NAu0s
公開age
70 :
おさかなくわえた名無しさん:2005/11/28(月) 14:47:37 ID:fEJbpOmf
いやいっそ
綺麗にこのまま終わらせてくれ
それがブン子への供養だ。
72 :
おさかなくわえた名無しさん:2005/11/28(月) 16:14:43 ID:HuAK+YKn
ブン子
「その後のワルシを書いてほしいお」
( ^ω^)
73 :
おさかなくわえた名無しさん:2005/11/28(月) 17:59:20 ID:tCBiaY8A
書いてくれお
74 :
ワルシ:2005/11/28(月) 23:30:10 ID:jh5WocY+
あれから10年の月日が流れた。
俺は田中と牛丼が売りの飲食店をはじめそれが大当り。木公屋という名前でチェーン化もした。
俺は31歳になり10歳も年下のうちの店のバイトの子と付き合い、結婚した。
彼女は俺がむかし最低なヤツだったということは知らない。
ただ、大切なひとがいたことはうすうす気づいていて俺がそれを認めても前向きに認めてくれた。
ブン子の両親には今でも謝罪に行っている。だがあの葬式の日以来会ってくれることはない。
でもこの謝罪は両親が認めてくれなくても一生つづけるつもりだ。
それがブン子への愛の証でもあると思っている。
75 :
ワルシ:2005/11/28(月) 23:33:38 ID:jh5WocY+
作中でワルシの親友、田中が金持ちブス女より純愛をとったとの記述があります。
次回作はその田中の純愛についての物語をワルシ編みたいに重々しい空気ではなく
心がほんわか暖まるような、そんなスタンスで書きたいと思います。
ちなみに浪人生なのでこんなことをやってるヒマはないのですが、勉強の休憩がてら
明日からも書いていきます。
では次回作「田中の純愛」をご期待ください。
76 :
田中:2005/11/28(月) 23:45:39 ID:jh5WocY+
田中 中卒DQN。外見はDQNだが実は臆病で情にあつい。
家族構成は父、母、祖父、祖母の典型的な家庭だが作中では田中以外はでてこない。
現在は昼は大手丼物チェーン吉乃屋でバイトしている。
純子从*´ ヮ`) のちに田中の妻となる女。吉乃屋の近くに引っ越してくる。
ワルシの姉 本編では最初のみ少し登場した。看護学校にかよう23歳のセクシーおねえさん。
なぜか田中とウマがあい、田中の恋愛に的確なアドバイスをくれる。
では、明日からはじまる「田中の純愛」お楽しみに!
楽しく読ませて貰っております。
台詞や心理描写など、随所に作者のセンスが感じられます。
脇役もよい味を出しているし。
とても好きです。
続編も楽しみにしてます。
浪人生だったら今キツイ時期ですよね。
これから寒くなりますがくれぐれも身体にはお気を付けください。
そんでよい結果が出ることを願っています。
短い割には、読みやすく、分かりやすい表現なのでいいお話だと思う。
わざとなのかも知れないが、簡単な漢字は使って欲しい。
心理学の本を読むなどして、ちゃんと人物を作ってから書いた方が良いかな。
人物像が甘い。
テネシは冷めているという設定だが、そんな風には読み取れない。お調子者にみえる。
整形後のブン子になぜ暴力をふるうのかがわからない。
何かキモい・整形前の顔が浮かぶ…など、受け入れられない理由があるのなら書いて欲しかった。
田中。結局イイ奴にするのならば、2人相手〜とかでなく、軽い感じで『一発ヤってやったら何でも買ってくれるんだよ』みたいな方が、テネシが悪い様に目立つ気がする。
そして父親。娘の幸せを考えてる親が、病室でタバコを吸うとは考えずらい。
殴った後に喫煙。50歳くらいの偉い人とは思えんわな。
薄々感付いていたのであれば、殴るよりも何か他に方法があるのでは?
てなとこかな。あくまで私の個人の意見だから、間に受ける必要もないけどね。
追記
続き楽しみにしてます。
よかったよ!!
はやく田中編もよみたい!
良スレage
2ch始まって以来の感動巨編だなw
82 :
おさかなくわえた名無しさん:2005/11/29(火) 17:00:07 ID:5b3q5qI9
ウォー早く読みたい!!!!
続き待ってますYOo(*´д`*)oブンブン
85 :
田中:2005/11/30(水) 22:47:53 ID:G9KRmP4S
「ワーイワーイ」
「キャハハ…」
とある町のとある公園…。ここの公園にはふたつ砂場がある。
ひとつは公園入り口すぐ横にある滑り台のとなり。
もうひとつは公園のすみっこにあるトイレの横。
ガキA「ぎゃはは!くやしかったら勝ってみろよ、オマエ」
「クッ・・」
いかにも小生意気なガキがゲームボーイを手に勝ち誇った表情をしている。足元にはひざまずく俺。
この負け犬のほうが俺、田中ユウジ。
生意気な勝ち犬が俺の天敵、太田ヒカリ。
コイツはいつもなにかにつけて俺にケンカを売ってくる。そして俺はいつも勝てない…。
86 :
田中:2005/11/30(水) 22:56:54 ID:G9KRmP4S
田中「やめろよ!かえしてよ!」
太田「うるせえ!負けたやつは一匹もんすたー奪われるのがルールだろ!よし、このフカシギバナをもらうかな」
田中「それはやめて!ボクがフカシギダネから1ヶ月かけて育てた大好きなボケモンなんだよ!」
太田「やーだよ!ばーか!弱いからしかたねえだろ!おい、いこうぜみんな!」
田中「うう・・・ちくしょう・・」
从*´ ヮ`)「だいじょうぶぅ?」
田中「うるさい!ぼくにかまうなよ!」
从*´ ヮ`)「あ、まって・・・」
ちくしょう、なんだよ!なんでぼくばっかこんなに弱いんだ…
あのフカシギバナだってどうみたってアイツのリザードーよりレベルたかいのに…!
田中「うわあああああん!!」
俺がこうやって泣きながら帰るのはここんとこいつもだ。そう。太田のやろうが引っ越してきてから。
アイツはいつもぼく一人しかつかってなかったぼく専用のトイレ横の砂場を横取りして、
いつもぼくがそこにいくといじめるんだ。
田中「なんでぼくはこんなに弱いんだ、うわああん!」
87 :
田中:2005/11/30(水) 22:58:34 ID:G9KRmP4S
物語の途中ですが訂正があります。
田中は自分のことをぼくよよんでいます。途中俺というところがありますが「ぼく」で脳内変換おねがいします・・
88 :
田中:2005/11/30(水) 23:05:32 ID:G9KRmP4S
「もう!また泣かされたの!?」
となりの家のおねえちゃん。3つ上でおねえさんのような存在だ。
実際弟がいるらしいが、なぜか一度もみたことはない。ひきこもりなんだろうか・・?
田中「だって…」
オネエ「だってなんなの!そんなの一発ボカーンって殴っちゃえばいいじゃない!弱虫!」
田中「ぼくは弱虫なんだよ!わかってるよそんなこと!」
オネエ「あっ、ちょっとどこいくの!――ったくそんなんだからいつまでもいじめられっこなのよ…」
なんだよ!おねえちゃんまで…。ぼくはわかってる。弱い子なんだって。
でも、太田にはたくさん友達がいるしぼくひとりじゃとてもかなわない。
また、公園に戻ってきてしまった。これもここ最近いつもだ。
夕方の公園はもう、だれもいない。
「あの・・・」
田中「うん?」
从*´ ヮ`)「大丈夫だった?さっき・・」
田中「ゲッおまえはさっきの…。」
从*´ ヮ`)「うん」
田中「なんだよ!おまえもぼくのことからかいにきたのか!?弱い子だって・・」
89 :
田中:2005/11/30(水) 23:11:57 ID:G9KRmP4S
田中「バカにするならしろよ!だいたいぼくは・・・」
从*´ ヮ`)「ネエ、これ食べよ。おいしいよ」
女の子はコロッケをさしだした。
从*´ ヮ`)「はい!おいしいんだよ、商店街のコロッケなんだけど」
田中「う、うん・・・パクッ」
う うまい・・・。じゃがいもと多めに入ってる牛肉のハーモニー。絶妙w
从*´ ヮ`)「おいしいでしょ?」
田中「うん。おいしい・・」
从*´ ヮ`)「ねえねえ、お友達になろうよ、あたし加納純子っていうんだよ」
田中「田中・・ゆうじ」
从*´ ヮ`)「ゆうじくん?じゃあゆうじくんって呼ぶね」
なぜか顔があつくなり、急に自分という存在が恥ずかしくなった。
田中「も もう帰る!じゃあね!」
ぼくは足早にそこをあとにした。なんなんだ、あのこは?見ない顔だけど・・・。
なんでぼくに話しかけてきたんだろう?
90 :
田中:2005/11/30(水) 23:24:23 ID:G9KRmP4S
翌日・・
オネエ「フーンwゆうじくん、それはね、恋っていうのよ〜」
田中「鯉??」
オネエ「恋っ!!あんたその子のこと好きになっちゃったのよ」
田中「ち ちがう!そんなふうじゃな・・くぁwせdrfgtyふじこlp;!」
オネエ「でも気になるんでしょ?w会いにいけばあ〜?公園にいるかもよ?」
田中「・ ・ ・ うん。」
〜公園〜
「オラオラ〜とりかえしてみろよ〜!」
「やめてよー」
太田の声だ!あいつ、他の子もいじめてんのか・・。
从*; д:)「やめてよーかえしてよ」
太田「ケッ こんな人形大事にしやがって・・ばっかじゃねーの?ギャハハ!」
俺「やめろお!」
从*; д:)「あっ・・・」
太田「ア〜ン?なんだ、弱虫田中かよ?なんかようじ?」
俺「え・・その・・かえしてやりなよ…」
太田「はあ?またボケモンとられたいの?」
俺「うっ・・・」
太田「イヤならさっさとママのとこにかえれよ!」
俺「うわ〜〜ん!」
从*; д:)「ああっ・・」
俺は、逃げた。ボケモンをとられることだけがイヤだったんじゃない。
負けるかもしれない。そしたらかっこ悪い。あの子の前でもダサイことしなきゃならない。
でも、なんであの子のことがこんなに気になるんだろう…
91 :
田中:2005/11/30(水) 23:30:31 ID:G9KRmP4S
オネエ「はあ???ばっかでしょアンタ!なんでそこで助けなかったのよ、助ければその子はキャーゆうじくん!だったのに」
田中「だって・・太田君には勝てないよ・・」
オネエ「やってみなきゃわからないじゃない!ほら、いきな!」
田中「うう・・」
〜再び公園〜
田中「あれ?」
そこにはもう太田の姿はなかった。
从*; д:)「うう・・」
あっ、あの子だ!
田中「大丈夫?なにされたの?」
从*; д:)「お人形さんが、とられちゃった・・
田中「とられたの?あいつはね、このへんのボスなんだ。」
从*; д:)「さっき助けてほしかった・・」
ううっ 今さらいわれても・・。
田中「あっ・・ちょっと待ってな!」
ぼくは商店街にむかってはしった。もちろんねらいはあのときのコロッケ!
ぼくも慰めてもらったんだ。今度はぼくが慰めてあげよう。
92 :
田中:2005/11/30(水) 23:38:53 ID:G9KRmP4S
田中「ごめん、またせて・・。ほら!これ」
从*´ ヮ`)「わあ!コロッケ!」
女の子はコロッケにかぶりついた。そんなにすきなのかよ・・。
田中「おいしい?」
从*´ ヮ`)「うん!コロッケ大好きなの」
田中「よかった、笑ってくれて・・。さっきは助けられなくてごめんね」
从*´ ヮ`)「いいよ、それに・・・」
女の子の表情がくもった。
从*´ ヮ`)「あたしね、すぐ引っ越すの」
田中「引っ越すの?どこにいっちゃうの?」
从*´ ヮ`)「わかんない・・。でもお父さんの仕事があるから・・。」
田中「そうなんだ・・せっかく友達になれたのに・・。いつ引っ越すの?」
从*´ ヮ`)「たぶん、今週中には・・。」
そしてぼくたちはその後もたわいもない話しをして別れた。
ぼくは別に女の子が引っ越そうが関係ないと思った。でも、どこかもやもやする気持ちがのこっていた。
2,3日してふとお母さんに聞くと、女の子はもうどこかに引っ越していってどこにいったかはわからないらしい。
来てすぐの引越しだったのであいさつもあまりしていなかったという。
そして15年の歳月が流れた。
ぼくは今はやりのフリーター・・悪く言えばプー太郎人生を送っていた・・。
第一部・完
93 :
田中:2005/11/30(水) 23:43:57 ID:G9KRmP4S
「田中の純愛」第一部いかがでしたでしょうか?
遅ればせながらテネスィ―ワルシについてご支援、ご感想等書き込んでくださった方、
また駄文ながら最後まで読んでいただいた方にお礼もうしあげます。ありがとうございます。
さて、途中中断してかきましたが、田中の一人称、ところどころ「ぼく」が「俺」になってます。
ほんっとうにスミマセン…。まあ、そこはリアルタイムで作成してるので甘くみてください…。
「田中の純愛」第一部は田中と純子の少年時代の話です。
なにげないやりとりのなか、なぜか互いのことが気になるふたり。
純子の引越しによって止まってしまったふたりの関係は、15年をへて
まためぐり合うこととなります。
では、第二部お楽しみに!
94 :
田中:2005/12/01(木) 09:40:28 ID:+Org+DaC
純子タソめちゃかわイイ!田中はなんかのびたみたいだな。
第2部では太田もからんでくるんだろうか?期待してます!
失礼、コテ名を別板でつかわせてもらっていたので…作者じゃないよ
ガンバレ田中!
97 :
1:2005/12/02(金) 13:25:30 ID:jElpq+nP
全くしえんがない・・・orz
もはや誰も読んでいないんだな。もう連載は終了します。
読んでるよ。毎日欠かさずこのスレチェックしてる。
第二部が楽しみだなー!
99 :
おさかなくわえた名無しさん:2005/12/02(金) 13:42:41 ID:hGYONKPc
>>97 構ってちゃん萎え('A`)
期待してたのに裏切られた気持ちだお( ^ω^)
100 :
おさかなくわえた名無しさん:2005/12/02(金) 15:11:35 ID:DJqyN1ka
VIPからきますタ
>>1美人局くらいそーになってんじゃねーよカスしねや
⊂二二( ^ω^)二⊃
>>97 偽者の釣りだと思うけど敢えて釣られてそしてマジレス
本当にこの板の住人は変なところで甘いな。
長文投下の時にはテキストで完結させてから投下が基本だろうが。
そして こ こ は 生 活 板 だ。本来ここに立てるスレじゃない。
オナニーしたいなら勝手にしろ。しかし感想が欲しいんならそれなりのサイトに行け。
そしてネタ切れ終了か? 笑わせるじゃねーか。
おまえのオナニースレ一つで良スレが一つ落ちることも忘れんなよ。
>>99 全面的に同意。感想欲しがらなかったら自然に色々書く人出てきただろうに・・・
幾年かの年月が経った。
小さかった田中も20歳になっていた。身長は165cm程度と相変わらず小柄だ。
田中は小学校中学年でサッカーを始めた頃から性格が攻撃的になっていった。
走り、ボールを蹴り、相手の陣地に飛び込みながらゴールを狙う。
狩猟的な闘争心が磨かれていったのか、体格にはさほど恵まれていないが
田中はサッカーでめきめきと頭角を表すようになった。
それと引き換えにか、学業面では落ちこぼれとまではいかないものの
クラスの下位を這う調子になっていった。
田中は、サッカーに夢中な小学校・中学校生活を送っていった。
中学3年生の1月。田中はサッカー推薦で私立高校を受験するはずだった。
結果から言うと、田中は合格しなかった。いや、受験すらできなかった。
「関東大会ジュニア部門優勝、MVPストライカー」という実績と
「サッカー部部長」という内申書の付加価値からすると、
田中がその私立高校に合格することは間違いなかった。
学業面からすると不合格間違いないのだけれど。
12月、せわしない街中。田中はちょっと気が大きくなっていた。
同学年の友人達は受験を控え、あまり派手に遊べなかったが、
サッカーチームのOB…先輩達とつるんであまり良くない遊びをした。
例えば万引きだったり、恐喝だったり。
「どーせバレないよ、地元から離れてるし」そんな先輩の言葉を鵜呑みにした。
終業式の2日前の夜に田中を乗せたバイクが事故を起こした。
スピードの出し過ぎによる運転ミス。運転していた先輩は、その晩死んだ。
田中はというと右足大腿骨を単純骨折、左足首は複雑骨折と
重傷であるものの命に別状は無く、
1ヶ月半の入院と数ヶ月のリハビリ・通院で済むこととなった。
高校受験はできなかった。そしてサッカーの道も閉ざされた。
警察沙汰になったことで他に受け入れる学校も無く、
また何とか受験させてくれる学校ですら学力不足という問題が生じた。
田中は高校進学をあきらめた。
入院中の田中。隠れてタバコを吸うようになった。
それまでは「サッカーやってるうちはタバコとか吸わないよ」と言っていた。
田中の吸うタバコの銘柄はいつも同じ、死んだ先輩のお気に入り。
退院前日の夜に田中は夢を見た。
『純子ちゃん…取り返せなくて、ごめんね』
目が覚めたとき、なぜか目尻に涙が溜っていた。
けれど田中は何の夢を見ていたか、忘れてしまっていた。
106 :
おさかなくわえた名無しさん:2005/12/04(日) 05:06:14 ID:13DKYyi5
待ってましたー!ワクワク。
楽しみにしてるよーガンバレ!
話はまた幼いころに戻る。
コロッケの女の子がいなくなって田中が小学校に上がるころ、
隣のお姉さんは田中のことを心配に思って“お友達”を紹介した。
お姉さん「こんにちは!弟のワルシです〜」
ワルシ「…こんにちは、俺ワルシ」
田中「こ、こんにちは。ぼくユウジ」
ワルシとの出会いはこんな形だった。
両親がいないワルシは幼稚園に通っておらず、
少し遠い小学校に通っていたので田中とは初対面だった。
ワルシは田中より引っ込み時案というか、社会を知らない子供だった。
公園で遊ぶようになった2人だが、案の定ヒカリのターゲットになった。
ヒカリ「おめー見ない顔だなぁ、弱いユウジとつるんじゃって」
ワルシ「な、なんだよ…」
ユウジ「おいっ!やめろよ」
ヒカリ「なーんだ、小さいユウジが大きな声出しちゃってー」
ユウジ「やめろって…言ってんだよ!」ドンッ
ヒカリ「…わ、わかったよ」そそくさ
決して田中の力が強かったわけじゃない。田中の気持ちが強かったのだ。
ほどなくしてワルシは田中と同じ小学校に通うようになった。
前の小学校に行っていたのは、親戚の家が近くにあったので、
何かあれば親戚を頼るため…という理由で通っていたが、
ワルシ自ら「俺もユウジと同じ小学校に行きたい」と言い出した。
2人は小学校でも放課後でも仲が良かった。
田中は「ぼく」と言わなくなった。「オレ」というようになった。
どこかワルシの真似をしているようで可愛らしさが残る。
ワルシはワルシで一匹狼のような性格がやわらぎ、
皆と共に行動できるようになっていった。
サッカー部に入ろう、と言ったのはワルシだった。
始めたばかりのころはワルシの方が上手かったが、段々田中が越すようになった。
田中は小学校のクラブ活動だけでは飽きたらず、
地域のクラブチームに所属しサッカーに夢中になっていった。
ワルシも悩んだが、姉一人という家庭を案じてクラブチームには入らなかった。
それでも2人は仲良しだった。
中学校も同じところに進んだ。
田中はサッカー部のエースとして男女問わず人気者。
もう「オレ」ではなく「俺」と言うようになった。
ワルシは要領がいいというのか、人によって態度を変えるようになってきた。
それでも2人ともバレンタインの時はいくつもチョコをもらった。
同級生だけでなく、先輩や後輩、田中は他校の生徒からも。
ワルシ「なんだよユウジ、校門出たら立て続けに5個も!」
田中「去年試合した学校のコとかだよ、俺って人気者♪」
ワルシ「はいはいっ」
田中「お前だって保健室のセンセーからもらっちゃって…」
ワルシ「何お前知ってんの!?」
田中「…あれ、マジ?ちょっと怪しいと思ってカマかけたのに」
ワルシ「ちくしょおぉやられたぁぁぁ」
田中「まっ、お互いさまじゃん!」
ワルシ「…まあな、お互いこの調子でずっと頑張ろうぜ」
ワルシはソツなく中学校生活を送った。
生徒会会計や学内討論会などで地味に内申書の点数を稼いだ。
田中は相変わらずのサッカーバカ。そして招いた中3の冬の事故。
事故のときに田中の祖母が一言漏らした。
「隣の親無しと遊んでばかりいるから…」
田中はこの言葉を聞かなかったが、もし聞いていたら
小さなころから可愛がってくれた祖母とはいえ、
罵倒するか下手したら手を上げていたかもしれない。
そんな祖母も孫の回復を祈り、近くの神社でお百度参りをした。
事故の責任とワルシは直接全く関係が無い。それは誰もが認めるところだ。
だが、事故に関係するようになってしまったのは?
これは悪い先輩たちの責任、田中自身の責任。
そして、田中を少しづつ変えていった、ワルシ。
ワルシの姉は気付いていた。弟ワルシの価値観が田中を染めていたことを。
目に見えない愛情や信頼より、
すぐそばの打算的な成功を求める価値観。
サッカー推薦で有名校を狙うことを薦めたのもワルシが最初だった。
それから田中はサッカー以外の努力をしなくなった。
この事故をきっかけに、ワルシの姉は看護師になる決意をする。
田中そして弟ワルシへの償いの意味も込めて。
うーん、なかなか深いね。面白い。レスはいらないから続けてね。
ごめんなさい!
お気付きかとは思いますが、
今、話を進めているのは
>>1さんじゃなく別モノです…
116 :
1:2005/12/05(月) 12:48:34 ID:6mvqqsSU
ん???なんだ〜??話しがすすんでる??
って思ったらなんか間あいてしまったあいだにいろいろあったみたいですね。
自分の名誉のためにもいっときますが、
>>97は自分ではないですよ。
心無い人の釣りだと思われます。
でもどんな事情であれ、
>>103さんが自分のキャラクターを題材にした物語を見るのは非常に興味深いです。
自分の思い描いていたストーリーとのズレがあるので全く新しい物語として読めます。
ってことで、ぜひ田中編をお願いします。読んでいますのでw
aa
118 :
おさかなくわえた名無しさん:2005/12/05(月) 12:56:12 ID:oj6rMc/M
aaとかつけないの?
120 :
おさかなくわえた名無しさん:2005/12/05(月) 12:56:41 ID:bkX8wrD0
aaまだー?
aa
aaってなんのことでしょうか???
教えてください><
123 :
おさかなくわえた名無しさん:2005/12/05(月) 12:56:59 ID:DcU8u4zO
aa、寒いなあ
124 :
おさかなくわえた名無しさん:2005/12/05(月) 12:57:46 ID:XBwqThkZ
aa可哀相に……
まだ読んでないけど
125 :
おさかなくわえた名無しさん:2005/12/05(月) 12:59:03 ID:gwBuvq8x
aa おなかすいた
126 :
おさかなくわえた名無しさん:2005/12/05(月) 12:59:14 ID:ToAhUvxZ
a.,aa,,,
127 :
おさかなくわえた名無しさん:2005/12/05(月) 12:59:22 ID:FB2gDyc8
aa
128 :
sage:2005/12/05(月) 12:59:36 ID:cnYxgQZ9
aaって何ですか><
aa可愛いよaa
130 :
おさかなくわえた名無しさん:2005/12/05(月) 13:03:00 ID:QveHew5S
そういやavexの歌手ってなaんか好きになれないよな。
131 :
おさかなくわえた名無しさん:2005/12/05(月) 13:04:55 ID:FD8HM724
aa今日は暑い
132 :
おさかなくわえた名無しさん:2005/12/05(月) 13:10:42 ID:zKjtbfmz
初心者なのですが、winnapってテレビとかみても無料ですよね!?
133 :
おさかなくわえた名無しさん:2005/12/05(月) 13:30:54 ID:6Un2ba1l
>>1さんこんにちは、偽者の
>>103です orz
てっきりもう終了させたものだと早とちりしてしまい…。
もし良ければ、
>>1さんによる本編を再開させてほしいです。
できれば
>>103の辺りまでさかのぼって。
自分の進めてしまった話はアナザーストーリーとして放っておいてくだされ ●| ̄|_
まあ何より勉強頑張ってくださいねー ノシ
135 :
おさかなくわえた名無しさん:2005/12/05(月) 14:00:13 ID:dXiAuIib
aa
136 :
1:2005/12/05(月) 14:06:42 ID:6mvqqsSU
いやいや、今は僕は一読者です。
つづき、楽しみにしていますよ!
137 :
おさかなくわえた名無しさん:2005/12/05(月) 14:06:55 ID:TneCGdgF
aa
138 :
おさかなくわえた名無しさん:2005/12/05(月) 14:16:28 ID:m4M+EgfR
aa
从*´ヮ`)<
>>1さん、また書いてね。きっとだよ。
ごめんなさい…(パニック中)
140 :
おさかなくわえた名無しさん:2005/12/05(月) 14:52:48 ID:u0g3QcPk
aa
141 :
おさかなくわえた名無しさん:2005/12/05(月) 15:50:14 ID:InPW6t5v
以上、ラウンコの馬鹿どもの仕業でした
m n _∩ ∩_ n m
⊂二⌒ __) /\___/ヽ ( _⌒二⊃
\ \ /'''''' '''''':::::::\ / /
\ \ |(●), 、(●)、.:| / /
\ \| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|/ /
\ .| ´トェェェイ` .:::::::| / それが、ラウンコ精神
\\ |,r-r-| .::::://
http://etc3.2ch.net/entrance/ \`ー`ニニ´‐―´/
/ ・ ・ /
>>103から偽物だったなんて気付かんかったです。
>>1さんも
>>103さんもお疲れ様です!
どちらも面白い!
しかし、やっぱりほんとの作者がかいた田中ストーリーが読みたいなあ。
>>1さん、楽しみにしています!
正直言うと
>>103さんの文章の方が読みやすいし面白いんだけどな・・・
感想とか要求しないし、何より読んでてワクワクする。
この際103さん編完結してから田中に書いてもらえばいいんじゃいか?
ワルシはそこそこの進学校である公立高校に推薦入学を決めた。
“一般受験や滑り止め校の受験料が浮いたから”
姉から数万円をせびって、ゲームや娯楽費として使い果たした。
中学校の卒業式の日、ワルシはぽっちゃりめな後輩に呼び止められた。
後輩「第2じゃなくていいんで…ボタンください」
ワルシ「…ん?俺に言ってるのかな、このチビブタちゃん♪」
後輩「え」
ワルシ「君にはこんなもんでいーんじゃないの、っと」ビシッ
ワルシは後輩の足元に、落ちていた石ころを投げつけた。
後輩は黙ってうつむき、涙をこぼした。
田中はそれを見て見ぬ振りをした。
卒業後の進路が決まっていなかったのは田中ひとりだけだった。
卒業して数ヶ月、田中はリハビリも終わり社会に飛び込む時期がきた。
はじめはファストフード店で落ち着いていたが、
ちょっとした客との揉め事や社員とのトラブルが原因であまり長く続かなかった。
塗装や解体など肉体労働は少し続いたが、やはり上とトラブルを起こし
何ヶ月か自宅にこもる時も出てきた。
両親や祖父母は「やはり小さなころ気弱な子だったから…」と、
戸惑いながらも暖かく見守り、田中を見放さなかった。
田中も上とはトラブルを起こすものの、年の近い仲間たちとは
よくやっていくことができ、人気者だった。
ファストフード店の仲間も土木作業員の仲間も、
田中が仕事を辞めてからもよく遊びに誘い出してくれた。
身長はこのころ止まった。タバコのせいかもしれない。
はじめての合コンはファストフード店を辞めた直後。店の先輩に誘われた。
先輩「悪ぃ、オトコの面子1人足りないんだよーユウジ頼むよ」
田中「いいっすよー(やべ初合コン…ドキドキ)」
先輩「オトコは俺とユウジと、あとワルシって奴なんだけど」
田中「ワルシ!?中上高1年の?」
先輩「何だ知ってんの?あいつ俺の後輩なんだよね、
俺もこないだまで中上高だったからさ(中退したけど)」
田中「ああ…そういえば」
先輩「でさあ、こないだ初めてあいつを合コンに連れてったのよー
そしたら即効お持ち帰りキメちゃって(笑)」
田中「ぇぇぇ」
田中には思い当たる節があった。2週間ほど前に、
隣のワルシの家の方からワルシとワルシ姉ではない女の
大きな笑い声が聞こえていたことがあったからだ。
窓を閉ざしていても響く笑い声は何故か田中を傷付けた。
ついでに言うと、夜12時過ぎになって聞こえた男女の甘い声も。
先輩「あいつ結構スジいいから、狙ったコ取られんなよ」
田中「…」
先輩「あーあと心配すんな、俺のダチがバイトしてる居酒屋だから
ベビーフェイスユウジでも通してくれっから(笑)」
田中は約束の居酒屋に向かった。秋が深まり、風の冷たい夜だった。
待ってました!!
>>103さんガンバレー
設定が結構微に入り細に入りでいい感じ。期待してるぜ。
勿論
>>1の復活も待っている。
148 :
1:2005/12/06(火) 10:09:44 ID:sJwstGA7
>>103さん、乙です。( ^ω^)つ旦
ぽっちゃりめな後輩ってまさか後のブン(ry
なかなかおもしろくなってきましたね!続き期待しております。
>>1さま
どうもありがとうございます!
ぶっちゃけ後輩はブン子ではないつもりでした、年が違うから
(あ、でも設定だと20歳ってだけだから
誕生日きてなかったとかごまかす余地アリかな…)
基本スタンスはワルシ=悪です。女の子に暴力振るう奴は許さねぇ(苦笑)
田中がガタイがいい中卒DQNってことなど、つじつま合わせに必死で
テンポが悪く読みにくいかと思います。申し訳ございません。
できるだけ早く終わらせて
>>1さんの大復活をお待ちしたいのですが、
もう受験シーズン直前ですからね…ともかく風邪引くなwww
居酒屋の奥の個室に先輩とワルシがいた。
先輩「よっユウジ!女の子たちはもう少ししたら来るってよ」
ワルシ「おす」
田中「ワルシぃ、久しぶり」
中学卒業後、家が隣であるにも関わらず2人はあまり顔を会わせなかった。
ワルシが気付いたときに呼び出して遊んだりする時もあったが、
田中から誘うことはなかった。田中は田中なりに考えていた。
学校忙しいだろうなぁ、彼女いるんだろうし。ワルシはいいな。
ワルシ「俺、こないだ携帯変えたんだよ。後で女の子達と一緒に交換しよ(笑)」
田中「マジかー。でも何で?」
ワルシ「ん?こないだ知り合った女ウザくてさー一度家に呼んだらまた行きたいとか
しつこくてたまんねーの。着拒とかしてたんだけどめんどくて」
田中「家に…(あの笑い声の子か)。家バレしてんなら来られない?」
ワルシ「だいじょぶ。先輩とその仲間に頼んである」
先輩「俺が前の合コンで呼んじゃった子だから責任あって(笑)
別のオトコ当てて見張らせてっからワルシには迷惑かけない」
田中「ー?」
ワルシ「つまりね、束縛ジェラシー系の彼氏クンが
携帯や行動チェックしてるから俺は当分大丈夫ってこと」
先輩「ワルシ〜実は2、3日前に逃げかけたらしいんだよ。その女」
ワルシ「あぁ、知ってますよ。でもすぐ連れ戻したらしいじゃないですか。
写メ来たんですよ…これ。彼氏クンから」
先輩「ぅおっ!?あの子?鼻血出しちゃってまーぶっさいく(笑)」
ワルシ「実力行使やむをえず、だって(笑)」先輩「あーっはっは(笑)」
田中は途中から全く話題に入れずぼんやり聞き流していた。
♪♪♪先輩の携帯が大きな着信音を出した。
先輩「もしもーし!今どこぉ?あ、駅。分かったー早く来てねん」プツッ
ワルシ「来ましたか」
先輩「あ。遅ぇよな」
数分後、3人の女の子がやってきた。
女の子3人『こんばんは〜遅くなってごめんねぇ☆』
先輩「オケオケ!じゃー早速だけど自己紹介ね!
じゃ俺はーアクドナルドで頑張ってます18歳健康優良児っ!よろしく!!」
ワルシ「ワルシです、中上高1年。よろしくね」
田中「ユウジ…。こないだアクド辞めちった。16歳」
愛「愛です☆前にアクドにいて先輩サンと仲良くなりまちた☆16歳!」
響「響です☆愛と潤子の友達です☆16歳!」
潤子「潤子です☆愛と響の友達です☆16歳!」
じゅんこ?
一瞬田中は何かを思い出しかけた。が、それが何か分からなかった。
ワルシ「アクドにいたってことはユウジ知ってるの?」
田中「いや、全然知らな」
愛「あの〜バイトぢゃなくってぇぇお客さんだったの☆」
ワルシ「えっそうなの??こんなチャラそーなお兄さんで怖くなかった(笑)?」
愛「んーん☆好きなタイプだったもん☆だからねその後たくさん遊んだし☆」
先輩「こらっ、あんま喋るな(笑)」
田中は目の前の青リンゴサワーを飲み干した。
響「ね☆ね☆ワルシくんて彼女いんの?
ワルシ「ん?いたら来ないよ(笑)募集中だから」
女の子3人『えーっ☆私じゃダメぇぇ?』
先輩「おいおい愛ちゃん〜」
田中は目の前の軟骨唐揚げをたいらげた。
ワルシ「ユウジ、タバコ切れそうだろ。買ってこよ」
田中「んー、まだ平気」
ワルシ「いいからいいから!ほら」
ワルシは田中の腕を掴み、やや強引に連れ出した。
ワルシ「作戦タイムってやつですよ。で、どう?女のコ」
田中「俺いーや」
ワルシ「マジ?…ユウジさぁ、彼女いんの?」
田中「…いや」
ワルシ「そっか」
合コンが終わった。
5人はカラオケに行くと言ったが、田中は1人で家に帰った。
―じゅんこちゃんもたばこをすうんだ。
帰り道、田中は心の中で呟いた。
実際、潤子はタバコを吸っていた。しかし愛も響も吸っていたし、
誰よりタバコをふかしていたのは田中だったのだけれど。
―じゅんこちゃん。
田中は心の中の思い出に気付き始めていた。
い よ い よ 切 な く な っ て 参 り ま し た !!
妙なリアリティと虚構の混在がQ(・∀・)イイ!!
(てかあの子、そうだ純子って言ったな。コロッケうまかった。
別にあの子は、あんなショボい負けガキなんか
覚えていてくれてるわけないもんな…だろーなあぁ。)
田中は布団の中で大きなため息をつき、眠りについた。
飲み慣れない酒が深い眠りに誘ってくれた。
それから2年数ヶ月経った3月の終わり。
仕事を始めたり辞めたり、家にいる時間が長くなっていたころ、
気晴らしに散歩に出た。
(―定時制でも行っとこっかなぁ、でも仕事と両立できっかなぁ。てか仕事。もう18だからちょっとは幅広がるなー
時給上がるし深夜もいけるし。)
なんてぼんやり考えながら適当に歩いていたところ、あの公園に着いた。
(あ。近いのにめっちゃ久しぶり。うわー変わってないなぁ)
ヮ`)<うわー変わってないなぁ
田中「!?」
田中は突然聞こえた女の子の声に辺りを見渡した。
从*´ヮ`)<この街も久しぶり。よろしくね、小鳥さん。
えっ小鳥に挨拶しちゃう系?てか待って、マジあの子本物のー…!?田中「純子ちゃ…」
少しだけ遅かった。田中が脳細胞フル稼働で考えているうちに、
女の子は自転車に戻り公園を後にしていったのだ。
田中「え。ちょっ、おま」そう言って走り出した。
田中は走りながら考えた。
―絶対そうだって、間違いない。あの子そうだよ純子ちゃんだよ。
―でもわかんねーことある。何で俺走ってるの?何で追いかけてる?
―いいじゃん放っておけば。でも止まんね、この足も!俺の気持ちも!!
昔取ったきねづかというのか、サッカーで鍛えた瞬発力が役に立った。
しかしそれもつかの間、信号などでだんだん間が空き引き離されていく。
(うわーやっぱ体ナマってんのかなー!キッツい!かなりキツい!!)
少し離れた人の多い商店街で、とうとう見失った。
田中「はぁ…はぁ…あああーちっくしょおぉ」
息を切らし、額ににじんだ汗をぬぐい、田中は叫んだ。
近くの自販機でミネラルウォーターを買い、一気に飲んだ。
そしてそのままその場にしゃがみこんだ。
田中「…何だったんだ。ガラにもなく超メルヘン少女追いかけて」
確かに小鳥に話しかける女の子は超メルヘンだ。
しかも服装は花柄シャツとカーディガンにロングスカート。
田中「いきなり話しかけたら怖がられちゃうかな、俺」
そう自嘲ぎみに笑いながら田中は立ち上がった。
―とりあえず今日はもう帰ろう。電車で。
田中は商店街の奥の方にある駅へ向かった。
田中「けっこう走ったな…大体3駅か。っと」
ふと足を止めて、1枚の貼り紙に見入った。
そこには
『バイト募集中!18歳以上〜深夜時給アップ食事付き
社員登用制度有…吉乃家』
とあった。
田中「決めた!」
間もなく田中は牛丼と定食の吉乃家でアルバイトを始めた。
この町で働いていたら、もしかしたら純子ちゃんにまた会えるかも?
という淡い期待も込めて。
そのときワルシは自動車学校でナンパに励んでいた(成功率8割強)。
ワルシは推薦入学で大学進学を決め、半年近く遊びほうけていた。
ワルシの大学がまたこの近辺にあったのは、ただの偶然だった。
それからまた2年近くの年月が流れたが、
田中が純子を見ることはなかった。
157 :
おさかなくわえた名無しさん:2005/12/10(土) 22:42:37 ID:jxRjaN3N
あれ?どーしたんだ?
書き込みがないよ…続きがはやく読みたいなあ
158 :
おさかなくわえた名無しさん:2005/12/11(日) 00:51:30 ID:PQYJGJc9
ワクテカ
9月4日夜。
吉乃屋でのバイトを終え帰宅した田中に、
アクドナルド時代の先輩から1件のメールが届いた。
田中「どーせまた合コンだな、どれどれ」
《よっ、久しぶり。突然なんだけどさ、明日の夕方オッケ?
明日合コンなんだけどねー俺ら行けなくなっちゃって。
で、お前に引き継ぎたいの。オッケ?
女の子2人。場所はいつものとこ。んじゃ夜露死苦♪》
おっと、いつもと事情が違う。合コン丸投げとは先輩らしくない。
何か理由があるな…と思ったが、あえて先輩に追及はしないことにした。
それよりもう1人男を加えないといけない。
吉乃屋のバイト仲間に当たってみたが、あいにく行ける奴はいなかった。
―こういうときはアイツだな…。
脳裏にワルシの顔が浮かんだ。さてメールでもするか、と思ったが
いきなり睡魔が襲ってきた。
―いいか、明日で。そのまま田中は眠りについた。
純子の姿を追って始めた吉乃屋でのアルバイトだが、
あれから1年半が過ぎた今もただの1度として
純子に会うことはなかった。まるであの日が幻であったかのように。
9月5日朝。
この日は朝7時から昼3時までのアルバイト。
―あ、ワルシにメールしてないや。昼にしなくちゃな。
そう思っていた時期が田中にもありました。昼前にワルシ本人が来るまでは。
田中「オゥ、サボりか?おい」
ワルシ「田中かよ・・びっくりしたな」
田中「今夜あいてるか、お前?」
ワルシ「コンパか?」
田中「ビンゴ♪くるだろ?」
ワルシ「もち!」
―簡単に決まった。ま、こんなとこだろうと思っていたけど。
―はぁ。昼休みに田中は携帯の画面を見ながら軽く溜め息をついた。
ちょっと俺ムリかもわからんわ。
そこには昨夜、寝ている間に届いていた先輩からの
画像添付メールが開かれていた。
《これ、明日来るコの写メとアドレスな♪待ち合わせ用に♪
いやぁ〜実は俺ね、別の合コン入っちゃってね(笑)
っておい!このコら白薔薇女子大の超オジョーだから
ぶっちゃけユウジじゃ本来出会えねーんだぞ(笑)
この先輩様がありがたーくセッティングしてやったんだから(笑)
感謝しろよなあぁ!!》
写メに写っているのはどう見ても森3中とカルーセルです。
ありがとうございました。
9月5日夕方。
田中は1度家に帰りシャワーを浴び、気に入りの香水を2プッシュ吹きつけた。
(やべ、ちょっと多かった)
付けすぎた香水も片耳のピアスも、田中には何故だかどこかちぐはぐだ。
田中「まーいーや。サクッと行ってサクッと帰ろ。」
田中は歩いて家を出た。途中、少し寄り道をして公園を覗く。
誰もいない。田中は少しうつむいて居酒屋に向かった。
居酒屋に着くと田中はすぐにつかまった。
舞子「あぁっ田中さん?ですね?」
田中「えっはい田中ですっ」
早口の舞子につられて早口で答える。
麻衣子「こっち、こっち〜あれ、お1人ですか〜」
田中「いや〜も1人来るんだけどちょっと遅れるって〜ごめんね」
のんびりな麻衣子につられてのんびり答える。
( ^ω^)「合コン楽しみだお」
田中「うん、そうだお…っぇ!?」
あれ、女の子2人じゃないじゃん!?なんでっ??
焦りが顔に出たのか、舞子が早口でまくしたてた。
舞子「あっ、あのっ、この子ブン子って言って、
合コン来たことないって聞いて、連れて来たんです」
田中「あっ、そうですか」
田中は何だかよく分からないけどワルシが来ればいいや…と
とりあえず4人で乾杯をすませ簡単な自己紹介をした。
皆そろって大手企業の社長令嬢ということ、
門限があるため早めに帰ることなどを聞いたところでワルシが来た。
まだvipのがクオリティ高いよ
(。´д`) <すんません
がんばって書き上げてー。レスは不要だからね。
ワルシ、予定より30分ほど遅れて到着。何だかギョッとした表情だ。
―いきなりだけど説明が必要みたいだから作戦タイムに持ち込むか。
田中「ごめーん、ちょっと便所いくから俺」
ワルシ「俺も車ロック忘れたからまっててね!」
舞子「はいっ」麻衣子「はい〜」( ^ω^)「行ってらっしゃいだお」
ワルシ「オイ!妖怪ばっかじゃねーか!俺かえる!」
店の入り口付近にある男子トイレでワルシは声をひそめて言った。
田中は諭すように話を進める。
田中「…あの妖怪どもはな、みんな超一流企業のお嬢様ばっか。
つまりスーパーお金持ちなんだヨ!」
その言葉に気を良くしたのか何なのか、ワルシは無言で笑みを浮かべ
親指を立てて田中に向き直り、ブン子達の元へ戻って行った。
―単純なヤツだなぁ、てかタカる気満々だけど大丈夫か?
田中は用も足していないのに何となく手を洗ってトイレを出た。
8時前に早くも解散ということになり、ワルシはブン子と店を出た。
―じゃあ俺はこの子達を、と。 そう振り返った矢先、
どこからか現れた大型リムジンに乗り込む2人。
麻衣子「じい〜遅れてごめんね」
舞子「失礼します!今日はどうもありがとうございました!」
田中は呆気にとられて彼女らを見送った。
9月6日。
今日も田中は朝からアルバイトだ。
恐らく昼前か昼過ぎの客足の少ない時間にワルシが来るだろう。
田中にはワルシの行動パターンが大体読めていた。
―変なことになってなきゃいいけどなぁ。
田中はネックレスとポケットに入れた腕時計を気にしながらつぶやいた。
昼前、案の定ワルシは吉乃屋にやって来た。田中は慌てて腕時計を着けた。
ワルシは田中の首周りのネックレスとグッチの腕時計に気付いた。
ワルシ「まさかお前」
田中「これだけじゃねえぜ。外をみな?」
その駐車場には黒塗りのベンツがあった。
ワルシは一瞬にして顔面蒼白となり、田中に教えを乞いた。
ワルシ「俺は…どうやったらお前の高みにのぼれるんだ?」
田中はすっと天を仰ぎ、指を立て言った。
田中「ヤルんだ。そうすれば活路は開ける」
それを聞いたワルシは何かを思い立ったように、吉乃屋を出て行った。
田中「…アハハっ!あいつマジ引っかかったー!!」
バイト仲間「田中ぁ、もう時計いい?」
田中「おっ悪ぃ悪ぃ。返しますよ」
バイト仲間「てかオカンのネックレス着けてくんなよ!
しかも店長のベンツ指さしちゃって(笑)」
田中「なーんか信じちゃってたっぽいね(笑)」
店長「俺のベンツがどうしたって?」
田中・バイト仲間『あっ、何でもありませーん!!』
このちょっとした冗談がワルシを暴走させたことに、
田中はまだ気付いていなかった。
9月7日。
アルバイトが休みの日の田中はたいてい合コンに行くか、
友達を呼んで家でダラダラするか何かしらする。基本的に1人は好まない。
ただ今日は何となく1人になりたくて、サッカーボールを手に家を出た。
向かう先はあの公園。
―あれから1年半ぐらい経っちまったなぁ、ちっとも見かけやしねぇ。
ただの人違いだったか…なんだかわかんねーや。
純子のことを思い出しながらボールを蹴った。いい調子。
―まともに学校行ってたらどこまでイケたかな?今の俺ってダメかな?
頭の中でとりとめなく思考が紡がれていく。―今の俺をあの子はどう思うだ ろ う … まだ弱いま ま か …
田中はボールを蹴るのをやめベンチに座りこんだ。目をつぶったその時。
ο`)<キャッ!
ガシャーン
田中「え…?」
小さな悲鳴と自転車の倒れる音に田中は気付いた。
公園の外で自転車ごと倒れている女の子と少し離れた所に立つ男。
田中「ぅぇーあいつ股間から何か出てるし!!!」
露出狂だ!田中は一瞬パニックになったが、すぐに現場へ走った。
―今から俺、ヒーローだから!
田中が公園のすぐ外の現場に猛ダッシュで駆け付けるのに
気付いた露出狂は慌ててその場を走って逃げようとした。
田中「そうはいかねーよ!!オラァァァ!!!」
田中はサッカーボールを露出狂の後頭部目がけて蹴りこんだ。
ドゴッ!鈍い音がして露出狂はフラついた。命中だ。
露出狂「…うぅッ!」
田中「まだまだァ!」
露出狂に追い付いた田中は軽く飛び蹴りを決めた。
両手をつく間も無く、露出した突(勃)起部分から地面に叩きつけられる。
露出狂「ぅゎぁぁぁ…っ」
悶絶し起き上がることのできなくなっている露出狂。
田中「…ご愁傷さま」
田中はある意味同情した。
田中「でも自業自得ッスから!警察電話しまーっす!!」
田中は携帯から通報した。露出狂はうめき声をあげている。
ここで田中は自転車ごと倒れた女の子の存在を思い出した。
田中「あっごめん、お騒がせしました!もう怖くないから…」
从=;д;)<…はい…。
田中はそこに、真っ青な顔で涙を浮かべた純子を見た。
田中「…あ…。」
間違いない。あの子だ、純子ちゃんだ。
そう頭の中で鳴り響くが、かける言葉が出てこない。
从=;ο;)<あっ…ありがとうございました…!
先に言葉を発したのは倒れた自転車から起き上がった純子だった。
田中「怖かったでしょ…あっ、ケガはない!?」
田中は平静を装いながら、心臓バクバクだった。
从=;ο;)「えっと…あの…ちょっと痛いです」
田中「腕だね…他には?」
从=;ο;)<足もちょっと…でも大丈夫です…ごめんなさい。
田中「謝らなくていいの、俺ついてるから。ね?」
从=;ヮ;)<はい!
―笑った!可愛いっ!!
田中「あのさ、俺
(昔ここで君と遊んだユウジだよ)そう続けようとした時、
パトカーのサイレンが聞こえた。露出狂は地面に這いつくばったまま。
そのまま、3人は警察に連行&事情聴取のためパトカーに乗せられた。
警察署で田中は、ちょっと度が過ぎたがとっさの判断でよくやったと
後日警視総鑑賞をもらう約束をして解放された。
もちろん犯人はそのまま拘留された。
被害者の純子はケガの手当てなどもあり、
あと2時間ほどしないと帰れないと聞いた田中は
警察署の前で純子を待つことにした。不思議とおだやかな気持ちだった。
なんか急につまんなくなった
172 :
おさかなくわえた名無しさん:2005/12/18(日) 23:50:37 ID:KifI/hBL
久々に書き込みが!
続き楽しみにしていますよ!
30℃を越す暑い日だった。夕方になってもまだ立っているだけで汗ばむ。
田中はふと空腹感を感じた。見渡すと近くにコンビニがある。
時間を見るとまだ時間はある、警察署の出入り口を見ながら
コンビニに入り、お茶とおにぎりとコロッケを買った。
店内から警察署を伺う田中の様子は明らかに不審で、店員に警戒された。
コンビニを出てコロッケにかぶりつく。まぁどうってことない味。
お茶をガブガブ飲んで口に残る油分を流した。外は薄暗くなってきた。
警察署は数人が行き交うくらいで大きな動きは無い。
そして田中は目がいい。目当てのあの子を逃しはしなかった。
6時になり夕焼け小焼けのメロディが町中に響くころ、
純子はどこかおぼつかない足取りで出てきた。顔色もあまり良くない。
一瞬、声をかけるのをためらった田中だが、彼女の元へ近付いていった。
一歩 また 一歩。