胸がスーッとする武勇伝を聞かせて下さい!(27)

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俺は二浪した末についに東京の大学に合格。
20歳にして上京することになった。
東京には俺の彼女がいた。
彼女は高校時代の同級生で現役で大学合格し、4月から大学3年だ。
東京へ向かう新幹線に乗って、開いている座席を探す。
ひとつ、開いている席を見つける。
「ここ、開いてますか?」と隣りに座るガタイのいいお兄さんに聞いてみた。
「ああ、開いてるよ」とその人は答えてくれた。
隣りの席に座ると俺はまず携帯電話で彼女に電話してみた。
留守電になっていたので
「もしもし、九(←俺の名前、親が坂本九ファンで九と名づけられた)ですけど、
 今から東京に向かいます」
と入れておいた。
俺が電話を終えると隣りのお兄さんは「君、高校生?」と聞いてきた。
俺が「いえ、20歳です」と言うと
お兄さん「俺とタメ?」
俺「えっ、もっと年上かと思った」
5092/2:2005/12/11(日) 19:26:27 ID:+5N8h/Io
それから、会話が弾んだ。
隣りのお兄さんは同じ20歳で格闘家としてプロになるために東京に向かっているそうだ。
そして、東京駅についた。
お兄さんと別れて、駅を出て大通りをウロウロしていると
突然、怖そうな集団に囲まれた。
そして、路地裏に連れて行かれた。
「金貸してくれない?」と恐喝してきた。
俺がびびっていると囲んでいた集団の1人が突然、倒れた。
見ると新幹線で隣りに座っていたお兄さんが集団の1人にハイキックを入れたようだ。
俺が連れてこられるのを見て助けに来てくれたようだ。
集団の連中は次々にお兄さんにぶっ飛ばれて、ついには全員がノックアウトされる。
俺は「あ、あのありがとう」と言うと
そのお兄さんは「俺の名前もキュウって言うんだ」
それが俺とキュウとの出会いだった。