題名 みあげ 〜嫌韓にかける青春〜
みあげはひきこもりニート。友人も恋人もいない。社会の最下層の人間である。
そんな彼が唯一、ヒーローになれる場が「匿名掲示板」である。
韓国や在日を罵倒してるときだけ惨めな自分から逃れられる。
無力な彼にとって在日批判が自尊心を保つ唯一の手段なのである。
彼のPCには膨大な韓国叩きファイル、在日事件簿、が存在しいつでも
コピペできるように常備してある。2CHの韓国関連スレブックマークはゆうに100を超える。
書き込むたびに接続しなおしIDを変え「多数の人間が韓国を嫌ってる!」と
いう演出をする。自分の書き込みに自分でレスを入れる「複数工作」も忘れない。
陰湿、粘着質、不細工、キレやすい、ずうずうしい、ウソつき、働け・・・
彼が在日批判に使うこの言葉はまさに彼自身そのものなのである。
1が在日を恨み嫌うのは嫌悪している自分自身の投影であり同属嫌悪なのである。
陰湿で執念深くなんのとり得もない腐りきった自分。
そんな現実の自分から逃避するため彼は毎日、在日を批判する。