※僕らの知らない生活をする人たち4人目※

このエントリーをはてなブックマークに追加
327おさかなくわえた名無しさん
特撮スタッフの生活。

特撮と一口に言ってもいろいろある。
怪獣やウルトラマンが闘う、お子様向けの「トクサツ」や
一般映画の中で絶対に「ああ、特撮だな」と観客に悟られてはならない
「本当に撮ったの?」と思わせるための視覚効果までですね。

まぁ、これらの仕事に携わる人々に共通している事。
それは「鼻毛がよく伸びる」という事ですな(w
何しろ特撮の現場には身体に悪いものがいっぱい撒かれる。
空気感を出すためのスモーク、燃える建物のミニチュアからは油煙、
火薬を使えばツンと鼻を突く硝煙が立ちこめるし、ナパームが爆発すれば
スタジオの天井からオタマジャクシのような黒いススが降ってくる。
さらに怪獣さんが歩く時の土埃。これは「フライアッシュ」と呼ばれる
石炭の燃えかすで非常に細かい灰。時にはこれの代わりにセメントを使う。
これを四六時中吸っているんだから鼻毛なんてアッと言う間。
ちょっと鼻の穴から出ている鼻毛の先を引っ張ると、鼻のビックリするくらいの奥で
「チクッ」という刺激があって、構わず抜くと惚れ惚れするほど長い鼻毛が抜けたりする。