職場先での出来事です。
同じ時期に配属してきた同僚(♀)とわりといい感じになったんで
告白しました。そのときは明確な答えがもらえず言葉を濁していました。
一種間ほどたって夜中の2時ごろ携帯にメールが入りました。
送信元の名前やアドレスに見覚えがなかったんですが、本文に
「ボクの彼女がお世話になっています。あなたのことを良く伺います。
今度一緒にお食事でも、、、、、」と書いてありました。
彼氏がいねーっていったじゃねーか_| ̄|○
このメールをもらってから、その同僚の態度がガラッとかわった。
なにを話しかけても相手にしてくれず、自分自身まったく理解できなかった。
あとで判ったことだがこのメールを送ってきた男は彼氏ではなかった。
自分で断るのがいやなのでそんな風にしたらしい。
すいません。まだつづきます
自分に対しての態度がガラッと変わったあたりから、
漏れの直接の上司(48)とよく行動をするのが目に付くようになった。
仕事をしているんだからまあ変な風には思わなかった。そのときには。
それよりも自分自身気持ちが参ってしまい、
一こ上の先輩によく相談していた。そのときその先輩は「まあ普通どおりにしてれば
もとにもどるかもしれないよ」とかいってた。
いくら話しをふっても無視され、漏れがミスをカバーしても、
漏れのミスは告げ口されるようなつらい生活が2ヶ月ほどたったある日、
普段はけして誘ってこない先輩が「呑みにいこう」と誘ってきた。
その席で
「おまえしってるか?(♀)と上司の関係?」
「部下と上司じゃないんですか?」
「いや、そうじゃないんだよ・・」
「え?だって親子ほどちがうじゃないですか・・・・そんな・・・_| ̄|○」
「配属されてまもなくからだって」
まだつづきます
「でもなんでまた先輩はわかったんですか?」
「相談されたんだよ。っていうかあいつ薬を大量にのんでさ。
おとといの夜中に、これから死ぬとか電話してきたんだよ」
「なんなんですか?いったい??」
「確かに初めはその上司に対してすごいなーとか好意をもっていたらしい。
でも、だんだん関係を強要されてきていやになったらしい。この一週間
相談されていたんだが、もう好きでない人とHするのはイヤ、とかいっててさ。」
「(_| ̄|○)」
「そんな風に不安定な時期だったのさ。おまえもついてないな。」
「そうだったんですか・・・」
たしかにその週は仕事を休んでた。
そして翌週(♀)は職場にもどってきた。
ああ、また無視されるわ、告げ口されるわなんだろうなー、
とか鬱になっていた。
その日の仕事がおわって帰ろうとしたとき(♀)が漏れを呼び止めた。
「ちょっときてくれない?」
つづけてもかまわないですかね?ながくてもうしわけない
とりあえず続けます。
(♀)は漏れをあまり人のこない階段の踊り場のほうにつれてきた。
「なに?いったい?」
「あのね、ごめんね。」
「はぁ?なにが??」
「告白してくれたことにあんなふうな態度で返して。わたし、いま父が
入院していてそんな気分でなかったの。いろいろお仕事とか
手伝ってくれたのに。本当にごめんなさい。」
実際、(♀)の父は入院していた。上司との関係はここでは出てこなかった。
まあ漏れは知らないことになっているが。
「そうだったのか。こっちこそごめんな。なんか最近よく休んでいるようだから
無理スンナよ。」
「うん、ありがとう。」
とりあえずその日はそれで終わった。
なんか少し救われたような気持ちになったが長くは続かなかった。
こんどは先輩にまとわりつくようになっていった。
上司のときとは比べ物にならないくらいに。
先輩の席は漏れのすぐ後ろ。(♀)の席は隣の部屋にある。
にもかかわらず事あるごとに先輩の机に来てはベタベタしていた。
漏れに対する態度もまた辛いものになっていった。
先輩には別に彼女がいて
「いやー正直まいっているんだよねー。お前がもっとアピールしなきゃだめだぞ」
とか言うようになってきた。
席のうしろで告白した女が他の男とベタベタしているのは漏れには耐え難く
資料室に篭ったり、誰よりも早く出勤し誰よりも早く帰宅するようにして
なるべく会わないようにしていた。昼の食事も職場のみんなで取るような
ところだったんで
「胃の調子が・・・・」といって逃げていた。実際、胃潰瘍になったが。
おかげでいまも昼抜きの胃弱になってしまった。
(♀)の態度は女性のなかでも問題になっていて、
女性同士でも注意したみたいだがまったく変わることはなかった。
もちろん漏れに対する行動はもはやイジメに近くなり、耐え切れなくなってきた。
そのことを先輩に相談すると
「まあ、そんなこともあるさ。女の問題で仕事をやめると後悔するぞ。」
とかいってた。
徐々に二人で朝来て、二人で昼飯をくい、二人で帰っていく
という行動になった。
さすがに気をつかって5分くらいは時間をずらしていたが、ミエミエだった。
そんな生活が過ぎていき、あるとき職場での飲み会になった。
一次会が終り、二次会への移動中にたまたま漏れは(♀)とエレベーターで
二人きりになった。いままでそんな状況になろうもんなら階段で降りていったのに
珍しく乗ってきた。
そこで言われた言葉を漏れはけして忘れない。
初めて他人に対して本気の殺意を抱いた瞬間だった。
「ねえねえ、先輩のことうらやましい?」
そのご、
先輩は職場の上司連中と事あるごとに揉め事、
言い争いをするようになっていった。
漏れに対して「やめるな」とかいっていたのに
あっさりと「やる気がなくなったからやめる」といってやめた。
(♀)の方は入院していた父親が退院後、交通事故にあい亡くなった。
葬式にはいったが、あまりに憔悴していた(♀)にかける言葉がなかった。
飲食店をやっていたので、実家を手伝うという理由でやはりやめていった。
やめ方がどちらとも余りに突然だったため引継ぎがうまくいかず、
資料やモノが行方不明になったりしてトラブルがつづいた。
漏れも金にならない残業がつづいたりマジ死ぬかと思った。
二人が止め、トラブルもひと段落ついたある日、部署の責任者が
ある手紙を見せてきた。それにはこのように書いてあった。
「このたび結婚することになりました。いろいろご迷惑おかけしました。
これからもよろしくお願いします。」
先輩の父親と部署の責任者は親友で、先輩もそういったコネではいってきたやつだった。
父親のほうは「息子が不始末を・・・」と
お詫びを入れてきてその手紙を置いていったそうである。
一応本人も挨拶には来た様だが、自分からでなく父親に促されしぶしぶきたようである。
以上です。
こんなこと小説だけかと思ってました。長々すいませんでした。