877 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/18(火) 00:32:27 ID:4ikQqJeB
給料日に彗星が落ちるのは死活問題よね?
ねぇ、世界を救ってちょうだい。
878 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/18(火) 00:51:33 ID:8uLVQ7eA
君には本当に悪いのだけれど、
僕の給料日は20日なんだ。
879 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/18(火) 01:52:57 ID:fEqMmluc
オーケー、今夜も僕の好きな「食彩浪漫」が始まった
いかにも顔色の良いヒロ・ザ・シェフが、勿体つけて運ばれてきた血の色のビーツのスープを旨そうに啜っている。
普段着のボーダーシャツを着て微笑むヒロはCOBAに似ている、と僕は呟いた
「あなたね、ボーダーときたら梅津さんじゃない」
連日の花見コンパで風邪をひいたらしい彼女は少し不機嫌だった。
880 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/19(水) 11:44:36 ID:EX36ojpl
このスレおもすれー
881 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/19(水) 11:48:02 ID:jVCeqN53
なにこのスレ スレ読破する気もおきねえw
882 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/19(水) 11:53:29 ID:JL67emWe
やれやれ、今やっとスパゲティーを茹で始めたばかりだというのに。
883 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/19(水) 23:44:57 ID:M9DP2oTH
「空気の読めない人はいるんだよ」
彼はそう言った後、すこし伸びてしまったスパゲティーを鼻から吸い込んだ。
884 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/19(水) 23:55:53 ID:LqiEFh9k
そして口から吐き出し皿に戻し、ぬるいビールを飲み干した。
やれやれ。
885 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/20(木) 00:04:04 ID:In/q1Maj
僕は君に出会うのが1日遅すぎた。
だが、君が僕に出会うのは1日早すぎた。
やれやれ
そしてスパゲティは一日茹で過ぎた。
887 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/20(木) 04:20:13 ID:aS4s5c01
そんな
>>886は25日にレクチャーを受けに行くべきだろう?
888 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/20(木) 07:15:51 ID:vedKOJHV
スパゲッティが死んで3ヶ月が経った。
7月の暑い土曜日の午後、僕は「魔の山」の続きを読みながら、
ネギを刻みトマト3個をスライスし豆腐を千切りにして、全部捨てた。
夕方には冷えたビールを飲み、セックスをした。
「アメリカ文学好きは良いけど翻訳文体で気取ったこと書いててもノーベル賞はもらえないわよ」
メイは左のふくらはぎをさすりながら言った。
「もちろん」と僕は声に出してみた。
彼女は僕の目を覗き込むようにして
「もちろんとかやれやれと言うのやめてくれないかしら」 と軽く笑いながら言った。
彼女の言う意味が分かったのは、それからずっと後になってからだった。
そのときの僕は混乱しきっていた。何をやっているんだろう、と。
な に を や っ て い る ん だ ろ う
僕が初めてまともに読んだ小説は「ノルウェーの森」だ。
そしてそれを手始めとして、むさぼるように村上春樹の小説を読んでいった。
今は彼の本が出ても読みたい気は起こらない。
僕は何かを失い、彼の小説に魅力を感じなくなってしまったのだ。
そして僕は今、アメリカ文学を好んで読むようになった。翻訳文体も大好きだ。
僕が正確に
>>888の意味を把握しているかどうかはわからないけれど、
>>888を読んで思ったのは、つまりそういうことだ。
>>889を読み終わった僕は言いようも無い衝撃に
口に含んだばかりのペリエを口角から垂らしながらも
こうつぶやかずにはいられなかった。
「このスレに僕の存在意義は無いのかもしれない
なぜなら僕は春樹を読んだ事が一度も無いのだから…」
891 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/20(木) 19:31:50 ID:qjFWPgbW
「ノルウェーの森」しか読まずに春樹ファンと自称する彼等の多いこと・・・・
もちろん僕のことだ。
892 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/20(木) 19:46:15 ID:uPwrRNfK
「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。」
しかし、おそらくそんなことは、どうだっていい事だ。
なぜなら僕も一冊しか読んだことがないからだ。
>>890-892 「なんて事なの・・・」
そう言った彼女は、まるで暗い深淵の縁でタップでも踏もうかというように
足元をじっと見つめた。
「あなた達・・・それじゃあまるで天才じゃない」
894 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/20(木) 20:22:55 ID:z/Yzz6aK
「読んだことの有無は、この際本質ではないような気がしてならないんだ。」
ビールを飲みながら、スレタイを眺めて僕は思った。
『云々風』でありさえすればいいのだと。
ところで今日僕は自分の通帳を久しぶりに見た。
それはまるで冷蔵庫の中で湿気たビスケットと干からびたタマネギが並んでいるような有様だった。
「GWにはどこかに行きたいんだけど」
口に出してみてもう一度通帳を見た。
そこにはいつ開けたのか思い出せないポン酢と黄色くなったマーガリンがあった。
896 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/20(木) 21:03:38 ID:egYUEQ6B
僕は彼女の耳にそっと触れた。
「あなたは形而上学的な人ね」
「天才? 天才なんて言葉を軽々しく使うもんじゃあない」
柄にも無く僕は少し怒ったようにこう言った。
「天才というのはドーナツ型クッションやドナルド・マクドナルドの事を
言うんだ…決して
>>890-892の事なんかじゃない」
ふと下を見ると、テーブルの上に僕がさっき口から出したペリエが
小さな水たまりを作っていた。
「僕に出来る事といったら、せいぜいこの小さなオアシスを
一瞬のうちに乾いた大地にしてしまうくらいなんだ…」
僕はテーブルに口を付け思いっきり吸い込んだ。
「黄色く変色したマーガリンってどこの冷蔵庫にもあるものなのね」
彼女は独り言のようにつぶやいた。
899 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/20(木) 22:37:02 ID:aS4s5c01
やれやれ、このダット落ち回避スレも、もうすぐ900か。
次スレが立つと言う事は、僕が双子の姉妹を恋人に持つと言うぐらい無謀な挑戦だろうか。
900 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/20(木) 22:40:24 ID:aS4s5c01
そして900をゲット。
みんな、ありがとう。僕がこう言うのに大して深い意味は無い。
901 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/20(木) 22:45:48 ID:qQGDsVsu
おそろしく何もない一日だった。
平和な世界の平和な一日。パン屋の店主がパンを焼くように、僕はただ黙って無為を繕った。
902 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/20(木) 22:53:08 ID:qjFWPgbW
「坂口憲ニは本当に素敵、どんな心臓だって彼にかかればひとたまりもないわ」
「2ちゃんねるの、しかも生活板春樹スレあたりでクダまく男と天地もいいところ」
903 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/22(土) 00:30:22 ID:FzTKuTln
「そうだね、そしてきっと坂口憲二には虫歯だって無いんだよ。」
僕は以前から気にしていた虫歯を楊枝でつつきながら言った。
虫歯は黒々としており宇宙の片隅に浮かぶブラックホールのようだった。
904 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/22(土) 20:58:51 ID:l0sE392A
オーケー、認めよう。僕は絶望している。
涙は次々と溢れて来る。土産物屋で売られる水時計の水滴みたいに。
約束の三分間が過ぎても、誰かの手が伸びてきて「かたん」とひっくり返してしまうのだ。
905 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/23(日) 02:36:19 ID:S93cdJaI
やれやれ、
>>904はまたスパゲティーを茹ですぎたようだ。
僕は小さくため息をついてから、うどんみたいなそれを勢いよく鼻から啜った。
「よくわからないな」と僕は言った。
「したたか酔った翌朝に死にたくなるのはどうしてなんだろう?」
さて、と僕は考えた。一体これからどうすればいいのか?
いや、考えなくていい。考える必要すらない。
お前はもう終わっているのだ。
僕は鏡を見た。虚像の自分自身を見つめる。
お前はもう終わった人間なのだ。そして終わらせたのはお前なのだ。
僕はずっと鏡を覗き込んでいた。でも虚像の僕は何も言ってくれなかった。
907 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/23(日) 11:23:36 ID:imHZQgPE
やれやれ、どうもこのスレの人間は、うどんとパスタをよく間違えて茹でているようだ。
908 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/23(日) 11:27:46 ID:HlfK/UwO
やれやれ、また耳鳴りのような音が聴こえてきた。
スクラップシャウスクルルル スクラップシャウスクルルル
『パスタは茹でる』『うどんも茹でる』
『両方』やらなくっちゃあならないってのが
『幹部』のつらいところだな
910 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/23(日) 22:49:03 ID:IIX72+gT
>>904 ばかみたい。
あなたは坂口憲ニの爪の垢を煎じて飲むといいわね。
911 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/23(日) 22:58:28 ID:/BTHFOru
「スクラップシャウスクルルル」
私は呟いた。
何の音なのだ…?気になって仕方がない。
やれやれ、癖になりそうだ。
私は肩をすくめ、口元に笑みを浮かべた。
「…スクラップシャウスクルルル」
913 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/25(火) 10:26:32 ID:/gPe4khI
何で僕はご飯を入れる茶碗に味噌汁を入れているんだ、
何でコインロッカーを探しているのに「コインランドリー何処ですか」
と駅員に訊いているんだ。本当にやれやれだ。
あなた、灰皿にお茶をつぎながら何をぶつぶつ言っているの?
915 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/25(火) 13:45:58 ID:kYQl56Vu
そう言うと、彼女はブラジャーを頭に付け、ハエのような顔になったまま仕事にでかけた。
やれやれ。
僕は誰も居ない部屋で、ディスプレイに向かって呟いた。
このスレに面白さを感じるとすれば、例えどんな内容であれ
あくまでも、それぞれの日常生活の愚痴を真面目ぶって
クールでタフな春樹に徹して表すということではないだろうか。
無理に春樹風にレスをするのもいいが、、
言いかけて口をつぐんだ。
これがトメトメしいということなのか。
あかさたな?
918 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/28(金) 02:04:42 ID:GNm86Vf/
はまやらわ?
とでも可愛い合い言葉みたいね。
ん?
締めなくともいいのだろうが、それもだらしない感じがする。
ん、ん→ん↓ん←ん↑んーん、んッ。
僕がさまざまなイントネーションで終わりの言葉を紡いでいると、
背後から冷たい手が伸びてきた。
「おとうさん。もう寝ましょ」
名は身に備わらぬの、言葉どうり娘は病気のコンビニだった。
同じく病気のデパートだった妻は、三年前に他界している。
そうか、良かった。
それじゃあ病気の娘はいないのか。
921 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/30(日) 09:03:17 ID:+OOpaaGC
貴様、新手のスタンド使いか!?
922 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/04/30(日) 10:29:39 ID:kNGuAEhM
「この前コンビニに行ったんだ」と彼は言った。
「思いついてケーキを買ったんだ。ほら、2つ入ってるヤツがあるじゃない。
それをレジに持っていったらこう言われたんだよ。『フォークは一つでよろしい
ですね?』って」
「ありえない」と僕は言った。「そんなセリフが許されるはずが無い」
「でも本当なんだ。これが僕のスタンダードなんだよ」自嘲気味に彼は言った。
『人がゴミの様だ。』
そう僕が言うと彼女は嫌悪感で一杯の表情を浮かべ顔を背けた。
やれやれ。彼女はこれが最高のショウだと思わないのか?
925 :
おさかなくわえた名無しさん:2006/05/01(月) 10:20:26 ID:9t6PCbgk
「あなたって少し変わっているわ」と彼女が言った。
「そうかな」と僕は言ってオンザロックを少しなめた。
「変わっているっていうよりおかしいわよあなた。
だっていつもウィスキーしか飲まないじゃない?」
彼女は神経質な猫みたいにブラッディーマリーのグラスに付いた水滴を拭き取った。
「そういわれればそうかもしれない」僕はピスタチオの堅い殻を割った。
「だいたいあなたはTPOすらまともに理解してないわきっと。
こんなふうにバーやラウンジで最初から最後までウィスキーを飲むのは
まぁ許せるとしてフレンチやイタリアンそれに中華料理や懐石料理の時まで
ウィスキーを飲むのはどうかと思うの。
ふつう料理に合わせた白ワインや赤ワインとか中華には紹興酒、
懐石料理には日本酒、それにビールだっていいわよ。
みんなそんな風にしてお料理とお酒を楽しんでるわけでしょう?
なのにあなたはいつもウィスキーしか飲まないじゃない。」
少しの間彼女は僕の顔をみていた。
正確に言うと僕をみていたのではなく彼女と僕の間にあるみることのできない
メタファーの何かだ。
926 :
おさかなくわえた名無しさん:
「それに結婚式の披露宴のときなんて乾杯のシャンパンをシャンパングラスから捨てて、
持ってきたポケットビンのウィスキーをひとりで注いで飲んでたでしょう?
私恥ずかしくってずっと下向いて顔を上げられなかったわよ。
どうしていつもそんなことばかりするの?
もうすこし周りに合わせる事とかできないの?」
そう言って彼女はブラッディーマリーを飲み干して首を振った。
「僕はそんな風に周りに気を遣ってすることなんてまだできないと思うんだ
迎合なんて無理かもしれない。
うまく言えないけど世の中には変えることの出来ない物事というのは何かしらあると思う。
僕はいつでもウィスキーだけ飲みたいと思っているわけじゃない。それに・・・」
僕は小さくなったオンザロックの氷を齧った。
「なによそれ馬鹿じゃないの?。
どうして飲みたくもないウィスキーばっかり馬鹿みたいに飲んでるのよ?
それに・・・ってなによ?どうせまたくだらない事言いだすつもりなんでしょう?」
と言って僕の肩を思いっきりなぐりつけた。
どうやら彼女は混乱したときには暴力的な行為に及ぶ事が多いみたいだ。
僕は何も無かったようにオンザロックをまた少しなめた。
肩がすこし痛んだけどそれについては何も言わないことにした。
「じゃいったいあなたは何ウィスキーばっかり飲んでるのよ?」と彼女が言った。
「オーケー、はっきり言おうそれはきっとこういう事なんだと思う。
『ニッカ』だ。」
言った後で僕はひどく後悔した。
やれやれ、この頃言わなければならない事と
言ってはいけない事の区別ができなくなってしまったようだ。