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彼女を初めて家に連れて行った時、
うちの母が親戚からもらったカキを殻つきでそのまま焼いたのを出した。
新鮮な食材の上、調理法も単純なのになんかまずい。
それを作っている時、彼女が手伝っていたのだが、
後で妹に聞いた所、彼女は焼いた後食器用洗剤で殻に付いた海草などを洗ったらしい。
当然熱いので落としたり、中に泡が入ったりしたがそれをさらに水洗いした。
包丁は全く使えず、見てて怖かったので母が慌てて代わったらしい。
ちなみに彼女は料理上手だったはずだ。
彼女は親と同居だったので作ってもらった事は無かったが、
自分で「私よくママのお料理手伝ってるから上手だよ〜」ってのを信じてた。
そして彼女は途中トイレに行ったんだが、その後俺が入ると
トイレの中の洗面所が髪の毛だらけで鏡は歯磨き粉の白いしぶきだらけ。
普段家族は風呂場の洗面所で歯磨きするので、それは彼女の物としか考えられない。
そして便器に血痕が・・・・
確かに彼女は「今生理中」と言っていた。
俺はタバコを吸わない。
たまに彼女がタバコ臭い時があって聞いたら
「においが移った」と言っていたので信じていた。
が、ある時彼女自身が吸っている事に気が付いた。
438 :
2/2:04/08/17 14:22 ID:R9n1qrwf
あんまりいろんな事があり過ぎて、
混乱した俺は彼女の友人にちょっと探りを入れてみた。
ちなみにその友人は俺の同僚でもあるんだ。
飲みながら聞いた所によると、中学からタバコを吸い、
性格はあんまり良くない、そして某有名女子大卒業も嘘で実は中卒。
同僚に「はっきり言って彼女にはまっていくのを見てどうしようかと思いました」
と言われたぞ。
まあ俺だって、それだけの嘘を付かれていたのはショックだった。
だけどもっとショックだったのは、俺と結婚したいと言っていた理由。
俺の実家は金持ちだと言って良いと思う。
そして俺も技術職で同世代のサラリーマンの2〜3倍は給料貰ってると思う。
「金持ちのちょろい男捕まえたよ」
「一生安泰、離婚しても搾り取れる物一杯持ってるも〜ん」
「勉強できたって、女に関してはおバカそのものw」
俺がいないと思って言ってたんだろうけど
俺ちょっと離れたテーブルに座ってたんだよね〜。
「死ぬまで一緒にいたいって思うから今も一緒にいたいの」
と言ってた彼女の本音が聞きたかったんでね。
こんな分かりやすい女を本気で好きになった俺は、
やっぱり彼女の言うとおりおバカそのものなんだろうと思った。
別れると言うと最初は泣いていたが、効かないとみるや
「婚約不履行で訴える」とか「慰謝料よこせ」何て言いだした。
その時の顔は今まで俺には見せなかった顔で、全くの別人に見えたな。
何とか手を切る事が出来たけど、未だに女嫌い、というか怖い・・。