【とくダネ批判】オヅラvs.2ch【花王不買】1

2003日経シェアが先日、日経産業新聞他で発表されました。花王関連
のシェアを出しときます。

表は順位（2003、2002の順）、シェア（前年比）、メーカー名の順です。

【衣料用合成洗剤】
輸入を含まない国内出荷額　1800億円（-5.4%；日本石鹸洗剤工業会）
1　1　42.2%（-1.8%）　花王
2　2　33.9%（+0.9%）　ライオン
3　3　22.8%（+1.8%）　P&G

【台所用洗剤】
出荷額　487億6600万円（+3.0%：同上）
1　2　34.7%（+2.8%）　P&G
2　1　30.9%（-1.5%）　花王
3　3　25.2%（-1.2%）　ライオン

花王の牙城の洗剤類。衣料用合成洗剤は2001年には46.5%と半数近かった
シェアが44.0%→42.2%と2年続けてシェア減。P&Gとライオンはヒット商品が
出て(ボールド、部屋干しトップなど)2年連続シェア増。台所用洗剤では、
花王がついにトップを明け渡しました。食器洗い乾燥機用洗剤でP&Gに
遅れをとったことが大きいようです。

【シャンプー・リンス】
出荷額　1760億3300万円(-2.2%；経済産業省)
1　1　26.7%(+1.7%)　日本リーバ
2　2　20.7%(+1.7%)　花王
3　3　14.5%(-0.8%)　資生堂
4　5　12.6%(+0.5%)　P&G
5　4　11.9%(-1.4%)　カネボウ

【化粧品】
出荷額　1兆2392億円(+0.6%；経済産業省)
1　-　17.5%(+1.3%)　資生堂
2　-　14.3%(-1.5%)　カネボウ化粧品
3　-　12.2%(+0.6%)　コーセー
4　-　*8.0%(--.--)　花王
5　-　*4.0%(--.--)　P&G

シャンプー・リンスは2001年までは花王がトップでしたが、2002年に、
日本リーバが逆転。2003年もシェアを伸ばしトップ維持。花王は単価
の高いアジエンスを出して、逆転を狙いましたが差はつまりませんで
した。化粧品は去年までとは、出し方が変わったようですが、去年の
日経シェアは資生堂、花王、カネボウ、コーセー、ポーラの順でした。
ここでも花王は順位を落としています。

【練り歯磨き】
輸入を含まない国内出荷額　638億円(-1.1%；日経推定)
1　1　43.1%(+0.8%)　ライオン
2　2　17.8%(-2.3%)　サンスター
3　3　17.7%(-0.3%)　花王
4　4　*6.5%(+0.3%)　グラクソ・スミスクライン
5　5　*3.5%(-1.3%)　サンギ

【育毛剤・発毛剤】
出荷額(小売店への出荷ベース)　390億円(-4.9%；日経推定)
1　1　38.7%(-2.8%)　大正製薬
2　2　19.6%(+1.3%)　花王
3　3　10.5%(-1.4%)　第一製薬
4　5　*9.7%(+0.9%)　ライオン
5　4　*9.5%(-1.0%)　資生堂

練り歯磨きはライオンがトップ独走。2001年2位だった花王と、
2002年2位に返り咲いたサンスターの2位争いは僅差でサン
スターが勝ち2位。育毛剤・発毛剤は前年と集計方法が変わった
ようです。花王とライオンが大型新商品を出したためシェア増に。

花王が参入している分野としては他に清涼飲料がありますが、
トップがコカ・コーラグループで31.0%、2位サントリー17.9%、
3位キリンビバレッジ10.7%、4位伊藤園*6.9%、5位アサヒ飲料
*6.2%となっています。