一人暮らしでした怖い体験 in the room part5
初めて一人暮しした時のことです。
安いアパート探してたらかなり破格のところを見つけ、
最初「なんでかな?」と疑問には思ったけど、ちょっと焦ってたのもあり、即効でそこに決めました。
そのことを話すと知人は「おばけとかいるんじゃないの?」などと冗談っぽく言い、その時は軽く笑い飛ばしてました。
そして初めてその部屋で一晩過ごす日がやってきました。
特にやることもないので「そろそろ寝ようかな」とMDコンポのアラームをセットし、電気を消した瞬間に、
知人の 「おばけとかいるんじゃないの?」 という言葉が稲妻のようにハッと頭の中に甦り、突然背筋が凍りました。
ガクブルしてとっさに電気をつけ気を紛らわしながら「ああ。どうせ出るなら朝にしてくれ。」などということを考えてました。
まさか、この一言が悪夢の始まりになるとはこの時は思ってもみませんでした・・・。
それからはだんだんとリラックスしてきて、その日は不思議とおばけのことを考えることなく床に付けました。
しかし、これはまだ序章にすぎなかったのです。
次の日の朝、私は飛び起きました。突然部屋に置いてあるMDコンポが鳴り出したのです。
その時は驚いたものの「なんかの拍子にスイッチが入ったのかな・・」と思いましたが、
次の日も、また次の日も私が起きる時間を分かっているかのように鳴り出すのです。
私は後悔しました。何故安易な気持ちで入居を決めてしまったのか。
―「ああ。どうせ出るなら朝にしてくれ。」―
何故あんなことを言ってしまったのか・・・しかしもう後悔しても遅いのです・・・。
私呪われてしまったのだから・・・。
志村!アラームアラーム!
志村現象かよ。(w