(⊃д`) せつない想い出 その5 (´・ω・`)

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子供の頃、父方の祖父母と同居していた。両親は共働きで、私は長女、弟二人。
祖父母は、年金生活だったが、家には1銭もお金を入れておらず、そのくせ
身体は丈夫なのに家事やその他の家のことなど一切しない怠け者。
二人そろってパチンコ三昧だった。
家はまあ祖父母の家だったが両親はちゃんと家賃を渡していた。
母は一日働いて、息せき切って帰ってきては食事の仕度や、私たちの宿題を
見てくれたりし、そのあいまにババァのいやみやわがままを聞いていた。

両親はこつこつお金を貯めていたらしく、私が小学校卒業前に、ついに建売住宅をローンで購入、
やっとあの地獄の家を出ることになった。
新しい、きれいなその家。子供部屋もある。嬉しかったなー。
ところがその家にババァが一緒に住みたいと言い出した。
今更食事の支度やら掃除なんかしたくないだろう。ずっとずっと怠けてたんだから。
ババァは自分の不潔な旦那(祖父)の面倒を見るのも今更ごめんやし!と言うのだった。

両親、特に父親の煮え切らない態度に私は「お父さんはきっといいって言うんだろうな」と布団の中で泣きたい気持ちだった。