□ いい人・やさしい人のお話 4 □

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334おさかなくわえた名無しさん
以前、夜になって急に雨が降って来た。
まぁ俺は鞄の中に折りたたみの傘を持ってたんで事無きを得たのだが
煙草の自販機で煙草買ってると女の子が雨宿りしてた。
携帯で家にでも連絡しようとしてるのか携帯を片手に持っていたが、どうも電池切れか携帯を鞄に入れて泣きそうな顔
偉く綺麗な服を着てたので濡れるのを避ける様に立ってた。
何気に通り過ぎようとした時、俺と彼女の前を自転車が通り過ぎた。
特別、アクシデントが有った訳でも無いので家路に着こうとした時にその自転車が戻ってきた。
煙草を買いに戻ってきた様で買い溜めで5箱程買ってた。
見た目はキモデブヲタで見るからに臭さそうな感じ
俺と同じく女の子が視界に入ったのか女の子を暫く見てた
”キモッ!ジロジロ見てんじゃねぇこのデブ!”と思った。
しかし次の瞬間、デブが彼女に近付いた。
”俺の見てる前で犯罪か?”と思い女の子を助けに行こうとした時
デブが女の子に”どうぞ”と傘を差し出した。
呆気に取られた女の子は少しデブに警戒しながら”いいです!”と一言