酔った勢いでやった恥ずかしいこと 3杯目

俺の友人の話

金曜日の仕事終わりに飲みに行ったのよ
久々の酒にそいつはご満悦（凄まじく酒強いのこいつ）
夜7時から飲みだして深夜には俺は撃沈
友人はと言うと延々飲み続けてたらしい。
行きつけのバーで明け方までなら良いのだが、そのバーは客が全員帰ったら閉店のバーだったもんだから。
結局、昼前まで飲み続けてた...
俺も明け方に目が醒めて9時頃まで付き合ったが流石に疲れたので10時前にそいつを残して帰宅
土曜日は当然の事ながら一日中爆睡
日曜日の午後に何気にTV見てると電話が鳴る。
電話に出ると酷くしなだれた声で”俺だけど”と別れた友人からの電話
すかさず俺が「あれからどうしたの？」と聞くと
”それなんだが今、ニューヨークにいる”と一言
一瞬、からかってるのか？と思ってたが話を聞く内にマジであると確信する。
「なんでまたそんな所に？」と聞くと

そいつ曰、昼過ぎに店を出て気持ちが良かったので遠出をしようと思ったらしい...
たまたま空を見ると飛行機が飛んでいたらしく
空港に飛行機を見に行こうと思い付く
そこから記憶が途切れたらしい。
気が付くと今、飛行機の中だったそうで
えっ！と思ったらしいが夢だと思いまたそこで意識が飛び
次に気が付くと空港だったらしい
パスポート無しで行けるのかと思ったが運悪く鞄にパスポートが入ったそうで行けたとの事
事実に気が付いた時は既に異国...
開き直ってニューヨークに行ったは良いが行く為に預金から金を下ろしたらしく帰りの飛行機の金が無いので俺に電話したとの事
流石に親には酒飲んでアメリカ行ったとは言えない
仕方ないので金振り込んだが週末の振込は月曜日扱いだからそれまでは現地で待機
結局その後、帰って来たが疲労から少し休みたいとの事で一週間仕事休んでた。
やつはそれ以降、旅行や用事で必要な時以外は鞄にパスポートを入れなくなった。