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ブリーチってあるでしょ?
俺が中学を卒業した頃の話しなんだけど、俺の友達のA君は、
高校デビューを目論んでいて、髪の毛を脱色しようと決意した。
早速、コンビニでブリーチを購入したA君は、自分の部屋で、
脱色剤を髪の毛に塗り始め、俺は、その横でゲームをしていたんだ。
「よし、まんべんなく塗れたぜ!」って、ひとつの仕事をやり終えた、
A君は満足そうな顔をしていて、説明書の通り、しばし時を待つ。
俺は、相変わらずゲームをしていたんだけど、A君が「あっ!しまった!」と、
呟き急に慌てはじめた。どうやら、A液とB液を混ぜてから、
髪の毛に塗るのが正しい脱色方法らしく、どうやらB液の存在を忘れたA君は
A液のみを髪に塗っていたらしい。しばし考えた彼は、おもむろに余ったB液を
手に取ると「大丈夫だろ!」と言って頭の上に、液体をかけはじめた。
大丈夫じゃなかった。
彼の頭からはモクモクと煙が湧き、とんでもない「目に来る」刺激臭が部屋の
中に充満した。そして暴れ狂うA君「頭が痛い痛い痛い!痛ーい!」と
部屋の中を転げ回るA君!「水を水を頭にかけてくれー!」と叫んでいる。
つづく
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「水なんて無いよ」と情けないことしか言えない俺。それを聞いたA君は、
暴れ狂いながら、殺気を込めて信じられない言葉を叫んだ。!
「しょんべんをかけろ!早く!早く!痛い!痛い!」
もう異常な状況である。相変わらず転げ回るA君。俺は、それを見て
意を決してズボンのチャックを降ろし、ティムポを掴み取り、
A君の頭に銃口を向け、この状況を収拾しようとした。「動くなよ〜」
が、しかしである、この状況に緊張した俺のマグナムは
いかんとも黄金水を放出しようとしない。これには困った。
焦れば焦るほど出ない気がした。「ごめん出ないよ、出ない」
と情けないことしか言えない俺、そして友を救えぬ挫折感。
Aくんは「もういい!」と叫び、はいつくばりながら風呂まで
行こうとして途中にある階段を転げ落ちても、そんなのも気にせず、
彼は風呂場に辿り着いた。
彼の頭皮はブヨブヨ、髪の毛は、所々が白くなっており、おまけに
階段から落ちた時、軽く手首を捻挫していた。
今でも、彼とは友達だけど、この時の話しは今は二人にとって
良い思い出になっている。