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京都の花街:
舞妓時代の柚衣子さん(祗園甲部)が髪を結ってもらう折いつも蜜柑色の着物(普段着)
に「肩掛け」をかけるんどす。〔舞妓さんの髪型ができるまで〕
舞妓さんの髪は自毛で結う。髪結いさん
に行くのは平均して一週間に一度位。従
って寝るときも髪を結ったままなので、
舞妓さんは「おもく」という高さが15cm
位もある小さな木の枕で寝ることとなる。
髪を結うのにかかる時間はだいたい40分
位。胸元あたりまである髪を、通例の
髪結いに使うつけ毛やタボなどを用いて形
作っていく。舞妓時代の柚衣子さ
ん(祇園甲部)が「奴島田」を結っても
らう様子(カチヱ美容室にて)
髪結いに使うつけ毛など。⇒奴島田の完成。
〔舞妓さんの花かんざし〕3月(菜の花)
〔舞妓さんの髪型〕
●奴島田(やっこしまだ)
普段「おふく」の舞妓が正月や八朔など正装の黒紋付を着る時に結う髪型。