410 :
おさかなくわえた名無しさん:
>407
サライは、ぜんぜんダメ、ってよりは「上滑り」とみたな
「正しい着物」っていうキャッチコピーの善し悪しは別として、
サライの読者層を考えれば、
今流行りの「なんでもアリのカジュアル着物路線」とは対比させた形で、
「古典的な着物の魅力」を伝えようとする企画主旨自体はナイスなもの
だったと思う
逆にサライが、「安い」「手入れが簡単」「気軽」などのコンセプトを
もってきたら、それこそ興ざめだったと思う
ただ、誌面を見る限り、そうした古典的な男の着物の世界を伝える
パーソナリティとしては、所有こそしていても実際に着物を着ていない
落合氏に説得力は薄く、いかにも荷が重かったとの指摘は免れないだろう
その意味で、完全な企画の上滑りで、内容が伴っていない駄編集だった
落合氏の服飾評論は、イタリアクラシコの視点がベースになっているので、
同じ洋装評論でもイギリス古典派の視点なら、大島の絣の細かさなどを
例に出さすことなく、男の着物の本質的な魅力を別の形で展開できたように
思う
サライに限らず、クオリティ誌の奮起を期待する