103 :
応援:02/09/04 15:14 ID:0jJrMTqc
. /~ヽ /~~ヽ
. | |i _∧ゝ ノ
.. ノ ノ:´Д`) / あ、朝になってしまった〜〜〜〜〜
. ( ノ ソ
.. ヽ ヽ
. \ \
. \ \
_ / つ .\ _
/ミ (⌒Y. / ̄.\ .\ ミヽ
 ̄\ ,_ _,/ \,_ _,ノ ̄
104 :
応援:02/09/04 15:15 ID:0jJrMTqc
[] / ̄ ̄ ̄ ̄
∩ / 夕方4時に雀荘きてください
// //\____
∧// ∧ ∧∧
( ´ .j (´Д(` )
. / ' 、 / /__\ ∠⌒丶
||.| |ヽ. ニ⊃[] ( | | )⊂ニニ \ ||
||.| ヽ__  ̄|| ̄ .| | ̄ ̄|| ̄\ \ .||
|| ヽ ヽ ||__| |__|| / ) ||
||ニニニ|| ) .|| . |___..| || / ||ニニニ||
|| .|| / / .|| . || | | || || ヽ .|| .||
|| .||'、_ )...|| . ||.__)(__.|| || ( _.|| .||
105 :
応援:02/09/05 00:36 ID:521j3KAC
>>104 おっと、104さん。それだ。
東東東南南南西西北北北中中 西
ロン。大四喜・字一色。三倍役満だ。勝負あったな。
ずっと男の顔を忘れないように気をつけていたためかあまり眠れた気がしなかった。
しかし、目覚めは悪くない。身体の方は眠っていたということだろうと、勝手に解釈
して布団の上に起き上がった。起き上がった途端に電話が鳴った。沢野だった。
「おお、工藤、今起きたところか? 今から来れるか?」沢野は相手も確認せずに言った。
「なんで? 今日は4時に斎藤さんと待ち合わせなんだよ。」
横目で時計を見ると昼の2時を回ったところだった。何時間眠ったのかよく分からない。
「用件は香織のことなんだけどな・・・」電話口から喋り辛そうな雰囲気が伝わってくる。
「だから、今日はだめなんだよ。週末まで行けそうもないな。」
「それじゃ困るんだ。今ここに香織が来てるんだ。お前、わざと電話に出ないらしいな?
何回も電話したって言ってるぞ。」いつの間にか、電話には出ない人間にされてしまったらしい。
たった今出てやったじゃないかよ!!
「とにかく今日は行けないよ。分かるだろ? 用件があるなら今言えよ。」
斎藤さんとの待ち合わせに遅れるわけにはいかないのだ。
「じゃ、香織に替わるよ。ちょっと待て。」沢野の声が少し遠くなる。
俺は慌てて言った。
「いや、待て! 替わるな! 聞き取れないに決まってる。ちょっと黙って聞け沢野!」
沢野は黙った。
「用件はオマエが聞いておいてくれ。香織と直接話すと混乱するから・・・いいか? それで。」
「俺はもう聞いたんだよ。」ぶっきらぼうに沢野が言う。
ヒゲの濃い下膨れの沢野の表情が思い浮かぶ。
「それでいい。後で教えてくれ。な?」
「それが何言ってるのかさっぱりわからない・・・」
この人たちは頭がおかしいのだ・・きっとそうだ。このままバックれてやろうか?
俺は気を取り直して言った。
「それじゃ・・・明日の朝6時にここへ来てくれ。鍵は開いてるから勝手に入ってもいい。」
「朝6時ぃ? 分かった。言っておくよ。」
「オマエも香織と一緒に来るんだよ!!」
「何で俺が?」沢野は心底意外だという声で答えた。
「いやなら今すぐ電話を切る。」
言ったとおりに電話を切ってやった。10秒もしないうちにすぐに掛かってきた。
その間に歯を磨いて口をゆすいだ後、ゆっくりと受話器を持ち上げた。
つづけ・・・・
ワクワク
おいらもワクワク!!
110 :
応援:02/09/05 18:51 ID:femEC63/
今回の話はどれくらいの長さなんだろ?
この話が完結する頃は、すっかり涼しくなってんだろうな
111 :
ヘッドハンター ◆yNA44X1g :02/09/05 21:13 ID:6/mjgCLS
つかウゼぇよ。このヘッドハンターは。
こいつスカトロ趣味を延々と語っていたしな。
「あーもしもし工藤だが・・・」どっかの重役って感じの声で出てみた。
「ホントに切りやがったな・・・・明日の朝ちゃんと行くよ。香織にも言っとく。」
「了解。それじゃ、明日な。」言い終わらないうちに沢野が受話器を置いたようだった。
俺は気にせずに服を着替えて外出した。小滝橋通りをまっすぐに歩き、いつもと違う
ルートを通って西口のガードに出た。ガードを潜ってから青梅街道を渡り、四谷方面に
向かって右手の牛丼屋に入った。この牛丼屋は夜中に沢野と一緒によく来る店で、沢野は
必ず2階にあるカウンターを選んだ。深夜は従業員が少ないためか、注文したものを持って
くると2階には1人も店員がいなくなってしまう。沢野は勝手にカウンターの中へ手を
伸ばし自分の牛丼に次々と肉を追加することを喜びにしていた。
俺は少食なので追加をすることは無かったが、俺がいらないと言うと沢野は他の客にまで
振舞っていた。見つかったときのために共犯が欲しかっただけなのだ。
5分ほどでさっさと済ませて直ぐに外へ出た。金が入ったので牛丼じゃなくても良かった
のだが、貧乏性のためか贅沢をしたいとは全く思っていなかった。
まだ少し時間があったので、ウォークマンで「クォーターフラッシュ」を聞きながら
近くの喫茶店で時間を潰してから雀荘へ向かった。
雀荘に入ると1組だけ卓が使われていて、そのうちの1人が斎藤さんだった。
斎藤さんは俺が来たことに気づいて立ち上がった。
「ちょっとトイレ行ってくるから替わりにやってて。」俺は目を剥いた。
そんな高額の金を掛けている麻雀に少しの間でも参加したくなかった。
「ルール知らないんですけど。」
「ええーー!」斎藤さんがびっくりするぐらいの大きな声で反応した。
「今までなにやってたんですか?」呆れたような声で言われる。
マージャンは高校時代に売春スナックを経営している家の奴に教えられたが、
時間が掛かりすぎるのとルールが複雑なのであっという間に覚えることを放棄していた。
今でも多少は覚えていたが、できると言うと誘われるので、普段から全く分からない
と答えることにしていた。
「分からなくてもできるから・・・・これと同じのが出てきたら『上がり』ですから。」
斎藤さんは並んだ牌の右端を指先で叩きながら言った。
「鳥の絵のヤツですか?」と声に出して聞こうかと思ったが演技過剰なのでやめておいた。
見ると他の参加者は1人はここのマスターで、あとの二人はどう見ても堅気の人じゃない
ように見えた。こんな時間に雀荘にいるのだから堅気のわけが無い。
つづけ・・・・
偽のトリップ見えた瞬間に透明あぼ〜んしてる。
ヘッド娯楽をありがとう
sage
116 :
ヘッドハンター ◆yNA44X1g :02/09/08 07:59 ID:qxmaX87K
透明あぼ〜んされてもあげまくる!
117 :
ヘッドハンター ◆yNA44X1g :02/09/08 19:44 ID:qxmaX87K
皆様へ
このスレは板違いな上に特定のバカが占有しています。
削除対象ですので速やかに削除依頼願います!
>yNA44X1g
おまえがきえろ
119 :
ヘッドハンター ◆yNA44X1g :02/09/09 07:54 ID:XrrBnyW5
偽ヘッドハンターのクソバカあげ!
さぁ!偽ヘッドハンターのスカトロ野郎を削除依頼で
息の根を止めて下さい!
>119
朝からひまだね ゴクローサン
>yNA44X1g 君を認めてくれる世界へ帰りなさい!5円やるから♪
良いものは良い ここはみんなが認める良いところ
ヘッド 楽しんでよ^^
122 :
応援:02/09/09 12:04 ID:Us4bSuvS
休日は進まないね
ヘッドハンター ◆cLwZhAgMさんは職場から書いてるんだっけ?
俺にはこれくらいの進み方のほうが、
毎日のちょっとした楽しみにはちょうどいいんだけどね。
しかし◆yNA44X1gは一日中2chに張りついてるの?
平日も休日も関係なく?
ヘッドタン◆cLwZhAgM
楽しみにしてマス。
124 :
:02/09/09 14:32 ID:P97L5Mbz
仕方なく席について分からないフリを続けることにした。俺の右側にマスターが座り、
正面にはきちんとスーツを着こなした銀縁眼鏡を掛けたオールバックの男、左側には
ダボダボのシャツをだらしなくはだけた坊主頭の男が座っていた。見ると牌を切って
いる坊主頭の右手の小指と薬指には先っぽが欠損していた。きっと旋盤工をしてた人
なんだと思い込むように努力してそっちを見ないようにしていた。自分でツモるのは
おかしいので知らん振りをしているとマスターがツモって俺の前に置いてくれる。
リーチが掛かっているのでそのまま捨てなければならないのだが、ルールを知らない
ことになっているので黙ってそのまま並べておいた。次々と先ヅモされるので俺の前
におかしな数の牌が並んでしまい、マスターがため息をついて俺の代わりに牌を切っ
てくれる。いっそのこと誰かが上がってくれたほうが気が楽なのだが、こういうとき
に限って誰も当たらない。
そうこうするうちに左の坊主頭が「鳥の絵」を切ってしまった。気づかないフリをした
方がいいんじゃないか? 心配になって振り返ると斎藤さんが真後ろに立って見ていた。
仕方ない。俺の替わりにツモってくれようとするマスターに手を上げて
「ロン・・・なんです。」と心細い声で言うとオールバックがけたたましい声を上げて
笑い出した。俺は手前にある牌を全て倒して「鳥の絵」が当たりであることを示した。
ちっとも俺のせいじゃない。リーチの後に交代して座ってただけなんだから俺は関係
無いんです、という表情を作りながら後ろを振り返ると斎藤さんが別のテーブルに座
って手招きしていた。オールバックの男は甲高い声で坊主頭を指差しながらひきつった
笑いを続けている。俺は解放された思いで席を離れて斎藤さんの座っているテーブルに
座った。
「『マーシュ』で見た男の特徴を話してくださいよ。」いつもように単刀直入だった。
「髪はサイドバックで背が高いです。体格はがっちりとしてて、昭和初期の二枚目って
感じです。日活の映画に出てきそうな雰囲気なんですけど。」
日活の映画なんて見たことは無かったが、俺は見て思ったとおりに言った。
斎藤さんはそれが誰なのか直ぐに分かったみたいだった。ひらがなのにっかつじゃない
ですよ、と言おうかと思ったが止めておいた。
「それは佐々木って男だな・・・あの店のマネージャですね。よく知ってます。」
斎藤さんがこの街でどんなに顔が広いのかよく分からないが、ちょっとした特徴と店
の名前だけで相手が分かるぐらいだから、恐らく佐々木という男と過去に何か関ること
があったのかもしれない。
「今日は佐々木のほうを尾行して下さい。今、居場所は調べますから。」有無を言わせない。
そう言って斎藤さんはピンク電話のところへ行った。麻雀卓のほうを見ると斎藤さんが
抜けてる間、ヒマなのかそれぞれテレビを見たりスポーツ新聞を開いたりしている。
斎藤さんは何本か電話を掛け、5分ほどでテーブルに戻ってきた。
「分かりました。風林会館の前に『ロシアン』っていう喫茶店があります。夜7時ごろ
に佐々木はそこに来るみたいですから待ち伏せしてください。要領はいつもと一緒です。」
いつもと一緒と言われてもまだ数回やってみただけだったので非常に不安だったが、
斎藤さんは当たり前のように言った。
まあいいや。見失うことになっても斎藤さんは怒りはしないだろう。
「分かりました。やってみます。」答えると斎藤さんはさっさと麻雀卓のほうへ戻って
行ってしまった。雀荘を出て時計を見るとまだ5時前だ。7時までは時間があるので
『デイライツ』に寄って、沢野から先に話を聞いておくことにした。
店に入ると沢野がニセのミネラルウォーターを作っているところだった。プラスチックの
ケースに2ダースほどの空のビンが入っている。ケースごと流しに置いて、水道から次々
と空き瓶に水を満たす。次に輪ゴムで割り箸を何本かまとめた棒をビンに差し込む。
輪ゴムの付いている位置で割り箸はビンの口につっかえ、必ず一定量の水が零れるように
なっている。全てのビンに割り箸が差し込まれて完成だ。見事に水量は一定していた。
「明日の朝って話だったよな?」大して気にもしていないように沢野が言った。
「ちょっと時間ができたんだ。先に香織の話を聞かせてもらおうと思ってさ。」
香織に直接話を聞いても要領を得ない事が多いので、はっきりしなくてもいいから沢野
の話を先に聞きたかった。
「うーん。面倒臭いな・・」沢野は既にうんざりした表情で渋った。
つづけ・・・・
128 :
ヘッドハンター ◆yNA44X1g :02/09/09 17:09 ID:XrrBnyW5
皆さん!バカがまた板違いの書きこみをしています!
こんなバカ、削除しましょう!!
129 :
ヘッドハンター ◆yNA44X1g :02/09/09 17:10 ID:XrrBnyW5
130 :
ヘッドハンター ◆yNA44X1g :02/09/09 17:10 ID:XrrBnyW5
131 :
ヘッドハンター ◆yNA44X1g :02/09/09 17:12 ID:XrrBnyW5
132 :
ヘッドハンター ◆yNA44X1g :02/09/09 17:12 ID:XrrBnyW5
133 :
ヘッドハンター ◆yNA44X1g :02/09/09 17:12 ID:XrrBnyW5
134 :
ヘッドハンター ◆yNA44X1g :02/09/09 17:12 ID:XrrBnyW5
途中で止めたりしないので大丈夫だよ。
同じペースで続ける。
136 :
ヘッドハンター ◆yNA44X1g :02/09/09 23:00 ID:XrrBnyW5
やめちまえ板違いでネチネチ書きこむキチガイが。
お前だよお前。偽ヘッドのスカトロ野郎が!
死ね。
>137
禿同
140 :
ふぁん:02/09/10 06:24 ID:MNISdWCl
主人公はカレですねー、ワクワク
◆yNA44X1g
トリップにもノーミソ1gしかないって書いてあるね
「面倒くさいってどういうことだ? 説明し難いってことか?」大体、沢野の感じている
ことは分かっていたが念のため聞いてみる。
「香織の話はちょっと訳が分からないんだよ。まわりくどくて要領を得ないからさ。」
「子供が話してるんだからしょうがないだろ?」 そうだ。子供だと思えばいいのだ。
沢野も実は香織が15歳であることは知っていたので俺はそう言ってみた。
俺達だって充分に子供だったのだが、この頃は自分達が成長しきった大人だと思い込ん
でいた。
「だったらお前が聞いてみろよ。何言ってるかさっぱり分からないから。」
「分かったよ。明日の朝、聞くよ。でもその前にオマエから概要を聞きたいんだよ。
概要だ。分かるか?沢野。」保母さんになったつもりで続けた。
「概要ねぇ・・・・簡単に言うと香織の同居してる女が居なくなったらしい。」
「それだけ?」
「それだけ。あとは分からん。」沢野は九州の出身で大学から東京に出てきていた。
そのせいかどうか知らないが自分が興味の無い女には非常に冷たい。
紙袋から「テリヤキ」とテープの張られた包みを取り出してむさぼりながら沢野は
俺を見ていた。東京で一番美味いと思ったのはモスバーガーらしい。
「それを何で俺達に相談したいんだろ?」
「いや。相談っていうより聞いてもらいたいだけじゃないかな?そういうのってあるだろ?」
やけに理解しているような口調で沢野が答えた。だったらオマエが最初から最後まで聞いてやれよ!
聞いてやるだけでいいなら明日の朝1時間もあれば充分だ。やっかいなことじゃ無さそうなので
少し安心した。途中から布団の中に入って聞いててやろう。
6時を回っていたが外はまだ明るい。足元が明るいうちに2丁目から出ようと思い、
沢野に明日の朝の件を念押しして「デイライツ」を出た。
沢野はいやーな表情を作ったがちゃんと来てくれるだろう。
「ロシアン」の場所は良く知っていた。東口の手前で新宿通りから青梅街道に抜ける。
知り合いのいる旅行会社の前を通ってアドホック前で信号を待った。
大通りを渡ってさくら通りの風俗街に入った。早くも看板やピンクのネオンでいっぱいだ。
規制法の後もおとなしかったのは最初のうちだけだった。
「ロシアン」の前に着き、居場所を探すがあまり目立たない場所が無かった。
俺は探すのを諦めて「ロシアン」に入った。
7時にあと15分だった。
つづけ・・・ 今日はこれだけ
144 :
小朝師匠:02/09/10 12:48 ID:7tF+TJMU
こら山田君クン。お魚師匠に座布団一枚!!
>>144 お魚師匠って?
あといつから小朝が笑点の顔に?(そういや最近見てないな、笑点
>>(本物)◆cLwZhAgM さん
応援してます。がんがってくらさい。
質問ですが、アップする際はどれぐらい書き溜めてからカキコむのですか?
その日の分だけなのでしょうか?
A4を1枚書いたら貼ってる。だから時間かかる
下書きは以前やってみたけどぜんぜん進まないから止めた。
ヘッドタンの前回の殺人事件ってURLオセーテ
148 :
145:02/09/11 01:12 ID:2gYh9/sj
>>本物さん
レスサンクス!
A4ってまさか手書きじゃないでしょうから(藁)ワードかなんかなんすね?
場違いな質問すんませんでした。
んじゃ、がんがってくらさい!
一番端の目立たない席に座ってアイスコーヒーを頼んだ。周りが水商売の派手な服装の
人間ばかりなので、自分がとても浮いてるように思えて気が気じゃなかった。
しかし、それでも座って10分も経つと、誰も自分に注意を払っていないことが分かって
落ち着いてきた。佐々木という男が現れたのは7時を10分程過ぎてからだった。
年は30代半ばってところか。今日も髪をきっちりと整えて、濃紺のスーツを着ていた。
かなり渋い感じだ。
「アイスミルクのガム抜きで。」男はボーイに注文をしてやたらと長いタバコを取り出し、
スポーツ新聞を読みながら火をつけた。ただの牛乳に氷を浮かべて飲んでいる。
佐々木はすぐに新聞を畳み、タバコの箱をジャケットのポケットに入れて、立ち上がる
ような素振りを見せた。俺は先に支払いを済ませて店を出た。通りの端の四つ角まで行き
店の前を見ていた。
すぐそばに不潔な鉄板で餅を焼いているオヤジがいたのでカモフラージュのために1つ
頼むと、やはり汚い手で海苔を巻いて「100円」と言われた。
醤油の焼ける匂いがあたりに漂っている。汚いオヤジの肩越しに、佐々木が「ロシアン」
から出てくるのが見えた。
こっちに向かって歩いてくる。俺はそのオヤジに1日で幾つぐらい売れるんですか?
などとどうでもいい質問をして佐々木が通り過ぎるのを待った。自分の服装を改めて
見ると、そのオヤジと話してるに相応しい服装であることがよく分かってがっかりした。
さっきの店の中では目立っていたかも知れない。佐々木が通り過ぎ、焼肉屋の角を曲が
って歌舞伎町のはずれに向かってゆっくり歩いていく。
餅がどれくらい売れているのか気になったがそこを離れた。佐々木は明るいネオン街を
外れてどんどん暗い路地を入っていく。路地の突き当たりにモスグリーンの壁のマンション
があり、佐々木はそこへ入っていった。エレベーターに乗り8階で降りたところまで
確認した。部屋までは追いかけられない。公衆電話を探したがマンション内には無かった。
夜なのに全く温度が下がらないのでマンションのロビーで待つことにした。
エレベーターの表示さえ見ておけば見つかる心配が無いと思っていたからだ。8階で止まった
ままになっていることを確認してソファーに座った。
つづけ・・・・
147はこの話から読み始めたってこと?
どうやってきたのかね
真・スレッドストッパー。。。( ̄ー ̄)ニヤリッ