今までで一番すごかった弁当のおかずはPart2

高三の二学期が始まってすぐに、両親が事故で死んだ。
卒業したら一人暮しするつもりだったし、いやらしい話だけど
保険金が入ったから、別に一人でも問題なかった。

事故から2週間ほど経ったある日、学校でちょっと話す程度の仲の子が
俺に弁当を持ってきてくれた。
俺が、両親が死んでからずっと、コンビニの弁当ばかり食べてることを
お母さんに話したら、心配して俺の分まで作って持たせてくれたそうだ。
最初は照れ臭いのと、正直ちょっと鬱陶しかったのもあって嫌だったけど
段々、ウチの母の作る弁当とは違うおいしさの、その弁当が楽しみになった。

それでしばらくして、会ってお礼をしなきゃと思い、その子に話したら
「自分から言っておくからいいよ」とか「空っぽの弁当箱が一番のお礼だって言ってたよ」
と言われて、会わせてもらえなかった。
でも、流石にこのままじゃ悪いので、給湯室を借りて、洗って返したり
お礼の手紙を添えたりしてた。

そして最後の弁当の日、いつものように洗った弁当箱を返しに行ったら、その子から
本当は自分が弁当を作っていたことと、俺のことが好きだという想いを告白された。
その想いには応えてあげられなかったけど、毎日早く起きて作ってくれていたことに
凄く驚いたし、凄く嬉しかった。

その彼…今は彼女だけど…も、いまや一城の主。素敵な彼氏も出来たらしい。
結婚してから、なかなか行く機会がなかったけど、今度久しぶりに飲みに行こうと思う。
あの美味い唐揚げを肴にして。

微妙にスレ違いっぽいのでsage
長文ｽﾏｿ

>154
ご、ごめん。>154の性別って・・・男だよね？その弁当作ってくれてた子っつーのは
男の子・・・だったの？今は女性になられたってことですか？

最初普通にええ話だと思って読んでいたのに、何だか途中から
よくわからんくなってしまったので。

ageとこ

チョコレート。

たこのさしみ

>>155
多分その通りかと思われ。
想いに応えられなかったのに納得…ｗ

ええ話だな。

>>155
そのとおりです。
分かりにくくてｽﾏｿ

告白には驚かなかったけど、動揺したり、
どうすれば傷付けないか考えたりしない
全くの素の状態でいる自分に驚きました。

仕事が忙しくて、彼女の勤め先に飲みに行けなくなって
しばらくした頃に「女になりました」という手紙と一緒に送られてきた
“オールヌード”の写真に卒倒しかけたり
同窓会で笑って話して彼女を見てホッとしたり
落ち込んでいるときに支えてもらったり。

本当にいい友達、いい思い出です。