■長野式鍼灸治療法 2処置目の2■

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488名無しさん@お腹いっぱい。:2015/01/21(水) 21:09:05.70 ID:8+uhc/9X
脈診が難しいからキーコスタイルができたわけでしょ
489名無しさん@お腹いっぱい。:2015/01/22(木) 21:20:40.85 ID:YnmQi4W9
今夜、都内のある先生の治療院に有志(全員が長野式ではない)で集まった勉強会で
肝実処置の左会陽の刺鍼方向が間違っていたことに気づきました。
2寸5番または6番を肛門の方に向けて深刺雀啄するのですけれど
その肛門の位置が間違ってとらえていて、今の今までほぼ上仙方向に向けていました。
左天枢・外陵領域の圧痛が今までなかなか取れなかったのも当然です。
肝実所見の出た先生への施術で、刺鍼の向きを変えたら初めて肝実所見がいとも簡単に取れました。
490名無しさん@お腹いっぱい。:2015/01/30(金) 17:40:21.93 ID:poq1023O
>>489
それって肝門脈鬱血処置だったと思いますが
今は肝実処置ということになっているのですか?
491名無しさん@お腹いっぱい。:2015/01/31(土) 13:52:04.37 ID:u+IP1rb6
肝実処置は右のフクリュウ、ロウコク、少海、げき門でなかった?
492名無しさん@お腹いっぱい。:2015/01/31(土) 16:18:35.73 ID:Gv3M4Fd4
遅脈の場合は左会陽とどっかに書いてた気がする。俺は遅数での使い分けはしてない。左天枢の圧痛や硬結があれば、腹臥位のときに左会陽を使うことを考慮に入れながら仰向けからはじめてるな。
でそのあと腹臥位て右隔兪〜肝兪の緊張があり、それが左会陽の指圧で緩むようなら左会陽に刺鍼してる。個人的には肝門脈のうっ血があれば肝実はある、しかし、肝実であっても肝門脈のうっ血はないことはあると思ってる。
493名無しさん@お腹いっぱい。:2015/01/31(土) 18:27:24.61 ID:Rjsjm1QC
>>492
私も同じようなかんじです。

ところで皆さんのアドバイスが欲しいのですが
高齢者の方への治療についてなんですが。
胃の気、築賓 兪府 シトク 帯脈 陰陵泉 気戸 中封 尺沢
あたりを基本にしているのですが、一度にあまり刺激量を増やすのも懸案があって
身体の緊張や反応の悪さを緩解させていきたいのですが方針に悩んでいます。
494マツトモコーキ:2015/01/31(土) 21:48:31.02 ID:WXx3m0KS
横から確認というか質問ですが
頸椎3番棘突起の右カダ穴の圧痛も肝実ではないですか。
495名無しさん@お腹いっぱい。:2015/02/01(日) 02:03:21.33 ID:SDZiV5ab
肝は難しいです。
肝実と肝虚の同居もありますし、薬物等でのフェイクもあったりします。
胃の気やオ血と違って、なかなかすっきりと取れてくれないのも肝。

そういえば松本先生のセミナーの受付が始まっていますね。
http://www.kiikostyle.jp/event/seminar_20150419.php
496名無しさん@お腹いっぱい。:2015/02/01(日) 20:18:55.43 ID:AWJXuBeu
申し込みました
当日が楽しみ
497名無しさん@お腹いっぱい。:2015/02/01(日) 23:54:20.03 ID:xT9p7wPe
三万かぁ。これって申し込みしてても入金順で定員から漏れることもあるのかなぁ。
498名無しさん@お腹いっぱい。:2015/02/02(月) 10:03:45.88 ID:Ovx712oU
>493
特に若い人とやり方に違いはないと思うけど、潔先生は高齢者の場合はベットで待たせてる間に予め副腎処置を行って置鍼していたという話を村上先生に聞いたことあります。
499名無しさん@お腹いっぱい。:2015/02/02(月) 11:19:58.68 ID:atfua41O
ここで勉強してる鍼灸師は経営難とか全然なさそう。
やはり優れた治療体系なんだと思う。
スレチだけど意欲がここは違う。
500名無しさん@お腹いっぱい。:2015/02/02(月) 11:56:50.32 ID:VlsLasZe
実践しやすいのは間違いない。遠隔的な変化を狙ってだせる、かつ指標となる評価ポイントもはっきりしてるからわかり易い。これからの鍼灸のメインストリームになりつつあると思う。
501名無しさん@お腹いっぱい。:2015/02/02(月) 13:10:48.11 ID:atfua41O
部外者がレスして悪いけど、ここで勉強してる人はほんとに鍼灸が好き、っていうタイプなんだろう。
繁盛にも王道はない。
きちんと勉強することなんだな。
生き残るには地道に努力することなんだと思った。
もうここに書くことないと思うので許してください。
502名無しさん@お腹いっぱい。:2015/02/02(月) 13:30:02.96 ID:RCANDK4s
>>498
ありがとう。 それを築賓・兪府でやってるつもりなんですが留鍼時間や効かせ方なんでしょうかね。
あと、この季節はお灸が熱いというより痛いと感じる人が多い。 
それへの工夫については皆さんどうされていますか? 
ゆっくりベッドを占領してもらえるならいいのですが現場ではなかなかそういうわけにもいかなく…。

>>499
いつまでこの仕事を続けられるだろうかと悩んでいますよ (苦笑)
503名無しさん@お腹いっぱい。:2015/02/02(月) 14:23:38.12 ID:clkwm/Vf
>502
>493であげている経穴を高齢者という理由で使用してるのでしょうか?そうであれば間違いだと思いますよ。高齢者であろうと若年者であろうと必要性がなければ余計な刺鍼は不要です。
長野先生が高齢者に予めの副腎処置をやっていたとのことがよくあったことは知っていますが、これも高齢者であるからと無条件にやっていたわけではないと思いますよ。最低、脈診で腎虚なりの所見をみたうえで置鍼時間の効率化のためでしょう。

もう一度、所見の優先順位を確認したほうがいいかもしれません。

所見の優先順位として最重要なのは扁桃、瘀血、胃の気であり、極度の疲労、低血圧などによる循環無力の場合は疲労回復処置(副腎+尺沢)や、血圧処置を行う。
それ以降の処置の優先順位は人により変化しますが、内分泌、自律神経、構造の順だと思います。
504名無しさん@お腹いっぱい。:2015/02/03(火) 12:43:07.85 ID:4d/rZfq1
>503
横からですが詳しいレスありがとうございます。

お時間があれば以前こちらでいろいろ教えてくださっていた人のように
手ほどきしてください。
505名無しさん@お腹いっぱい。:2015/02/03(火) 14:08:49.43 ID:P56xYkxY
>>503
基本に立ち返ることの大切さを思い出しました。
ありがとうございました。
506名無しさん@お腹いっぱい。:2015/02/03(火) 14:11:44.50 ID:lmj+cFw8
僕はキーコスタイルから入った人間で、そのキーコスタイルも左天宗以降の新しい処置はしりません。また、息子さんの長野式臨床研究会のやり方にもあまり詳しくありませんが、知っていることであれば答えますよ。
507名無しさん@お腹いっぱい。:2015/02/04(水) 19:04:44.34 ID:jxrx8KSh
>>497
3月31日までに振り込まないとキャンセル扱いみたいです。
508名無しさん@お腹いっぱい。:2015/02/06(金) 16:09:29.10 ID:uDWgi0Gx
松本先生と村上先生は分裂したの?村上先生のHPには今回の松本先生のセミナーに触れられてないけど?
それにしてもセミナー3万で100人定員ってすごいな。セミナーDVDが4万とか高すぎだろう。キーコスタイルは凄い役に立つけど、ここまで高くなると金儲けが酷すぎて幻滅だわ。
509名無しさん@お腹いっぱい。:2015/02/06(金) 19:06:55.92 ID:WF485sNv
510名無しさん@お腹いっぱい。:2015/02/06(金) 20:35:44.21 ID:ZVBtMztf
>>508
分裂とかそういうことは別にどうでもいいのでは。
必死に勉強して身につけたことを安売りしないというのもありです。
それを安く提供するのももちろんありですが
それはそれぞれの考え方で
どっちが正しくてどっちが間違っているかとは
一概には言えないということです。
511名無しさん@お腹いっぱい。:2015/02/06(金) 22:52:06.58 ID:GpO+GBlb
昔の倍の金額になってるw
512名無しさん@お腹いっぱい。:2015/02/07(土) 02:05:07.02 ID:x1vM+RTr
なぜその処置法なのか、その根拠は?
次に何をすればいいのか
そういうプロセスを学べるのがキーコセミナーのキモではないか
513名無しさん@お腹いっぱい。:2015/02/07(土) 10:48:10.01 ID:48ARS3tR
それにしても長野式で開業してる人が多いね。研究会の会員数も日本一だろう。
514名無しさん@お腹いっぱい。:2015/02/07(土) 11:04:55.51 ID:hXxkHeLE
でも結局ツボが取れなきゃ効かないんだよな
515名無しさん@お腹いっぱい。:2015/02/07(土) 21:03:05.17 ID:Zr9JbYNh
個人的に困ってるのは頚部での判別が難しい、前腕の取穴が難しいと感じます。
背部の脊中の取穴もいまだにはっきりわからないです。
肩外兪もなかなか緩ませることができません・・・。
516名無しさん@お腹いっぱい。:2015/02/09(月) 11:15:22.17 ID:nLDb/tgQ
ターゲットが変化する位置、角度で取穴すればいいんだから簡単じゃん
517名無しさん@お腹いっぱい。:2015/02/09(月) 11:17:41.85 ID:nLDb/tgQ
息子はキーコスタイルにコンプレックスがあるのか、ターゲットを確認しながらの取穴を嫌うよね。
518名無しさん@お腹いっぱい。:2015/02/09(月) 11:50:18.37 ID:UFbgkOJD
一時的な回復ならどこ刺しても治るんだよ
でも2〜3日したら元に戻ってしまうのさ
519名無しさん@お腹いっぱい。:2015/02/09(月) 12:14:42.64 ID:nLDb/tgQ
?それ長野式の話?どこ刺しても治る?例えば何が治るの?
520名無しさん@お腹いっぱい。:2015/02/13(金) 10:24:56.35 ID:FcpvMF9A
>>516
肩外兪と脊中のターゲットというのはどこになるんでしょうか?
シンプルに小腸経と関門?
521名無しさん@お腹いっぱい。:2015/02/13(金) 12:36:29.18 ID:4q/KcruH
>520
肩外兪を緩める可能性がある処置は何通りか考えられますが、一番単純なのは(一番効くという意味ではないです。あくまで経脈病の場合です)小海。
上に向けて小海を押しながら緩むポイントと角度を探す。

上記以前に処置の優先度が高く、考えられる処置は、
肩外兪というより僧帽筋全体が緊張しているのなら同側の内陰。
肩井の圧痛が強いなら同側の陰陵泉。
胸鎖乳突筋の緊張を伴うなら対側の丘墟、上四とく。
前浮後沈の脈なら下垂処置。
鎖骨下の緊張が中府を中心にあるなら尺沢(ここが張ってると肩が内側に入った猫背気味になる。下垂の人も同じ傾向があるけど、肺の反応だけのこももある)

瘀血、扁桃、自律神経、血糖、体幹のねじれなど、結局は全身疑えるので、どの処置が適応なのかは優先順位を考えながら対処するしかないです。

あと脊柱の反応は、片側にばかり出ているようであれば側弯処置が使えることがあります。
522名無しさん@お腹いっぱい。:2015/02/13(金) 12:41:52.20 ID:4q/KcruH
あっ脊中でしたね。脊際の反応はあまり遠隔でとらないですけど、脊中は命門と連動してるそうですが僕は気にせず反応のあるところにそのまま刺します。その他は頚椎の圧痛はT5付近に反応があれば、T5で取れることが多いです。
他に疑問があれば答えまっせ。
523名無しさん@お腹いっぱい。:2015/02/16(月) 09:43:44.10 ID:t8RvN/Io
お尋ねします。

声帯麻痺の人の治療です。40代で痩せ型、色白で手足は冷えて脈は胃の気がなく、細・沈。腎、肝、脾、肺すべて虚だと思います。腹部全部押圧痛あり。
両魚際、てんゆう(特に右)の押圧痛。

週一回でてんゆう雀啄後置鍼、曲池の置鍼。胃の気三点、自律神経、内分泌の改善を目的に
咳もあるので太谿・Uの置鍼。腹臥位で大椎、たんぜん、腎ゆ、上りょう、次りょうの置鍼などを
しています。

声は出るようになってきたようですが調子が良い日が続きません2,3日だけです。足の冷えも感じない日が多くなってきたようですが
腹部の押圧痛はまだありで特に大巨など臍以下の所は上かん部より押圧痛が強いです。

最近、臍を中心に直径8センチくらいで円のように固いところがあるのが気になっています。特に硬い3時から9時の改善を狙って
4時8時に置鍼して皮内鍼しています。この臍の円形のコリが柔らかくなればもっと体の調子が良くなるのでは?と
おもっているのですが、以前、4,8時に刺入し過ぎたのか翌日から2,3日腹部がクルクル痛んで大変だったと
いう事で控えめに刺入することにとどめて躊躇しています。

この人の声帯への私の治療の足りないところとか考え方の事とか臍の刺鍼の方法とか何かアドバイスいただけると
ありがたいのですが。よろしくお願いします。
524名無しさん@お腹いっぱい。:2015/02/16(月) 12:59:30.61 ID:aNiJ1DR+
ざっと読んだ感じでは、他の処置を行う前に扁桃、オ血処置をまずはやってください。お腹のどこを押しても痛いのは扁桃の関与が強いことを示しています。よって扁桃処置には施灸が必要です。
また、痩せ型、沈脈もあることから下垂処置も使えそうです。
仕事途中なのでまた夜に詳しく書きます。声帯麻痺はやったことありませんが、潔先生の著書では足通谷が特効穴だったような…
調べておきます。では
525名無しさん@お腹いっぱい。:2015/02/17(火) 09:27:12.82 ID:eumdOeCl
遅くなりました…

扁桃、オ血処置をまずやって腹部を確認して下さい。まだ胃の気の脈がないようであれば胃の処置で微量雀啄。多分扁桃処置で臍を中心とした圧痛は軽減していると思いますが、中封、尺沢など各取穴は大巨が緩む位置と角度で刺鍼して下さい。
あと、その方は低血圧もありませんか?下腹の反応が強く、痩せ型であれば内蔵下垂、それによる下腹部循環の低下→頭部オ血→自律神経アンバランスとなってそう。また低血圧でも頭部お血になりますので。これらの所見があるなら対応する処置を追加して下さい。
それでも臍を中心とした塊がとれないなら、次に疑うのは脾です。陰陵泉を押しながら臍が緩むか確認して下さい。それで変わらなければ副腎処置です。兪府と下腿の腎経は4時8時の緩むものを選びます。咳があるとしても太谿にこだらわなくて
も良いです。選択肢は太谿、復溜、照海、築賓あたりです。然谷の圧痛があるなら復溜、陰谷です。
526名無しさん@お腹いっぱい。:2015/02/17(火) 09:37:23.23 ID:eumdOeCl
仰向けでの処置はこの程度だと思います。腹臥位での治療は冷えと下腹に集中した圧痛などから八りょう穴の圧痛部に灸頭鍼。右隔兪の緊張or圧痛があるようであれば左会陽。その他、脊際の圧痛があればそこへ脊柱にむけて刺鍼でいいと思います。
あと魚際の反応がとれにくいときは志室がカチコチことが多いので志室を緩めてください。
これは勘ですけど、たぶんメインとなる処置は扁桃と下垂、骨盤うっ血だと思います。
527名無しさん@お腹いっぱい。:2015/02/17(火) 13:00:31.49 ID:xKfW7kZy
ありがとうございます。扁桃処置、オ血処置は大事だと思いやっていますが、その時は取れるのですが1週間後には同じように圧痛があるのでその繰り返しです。
やはり、灸をしないとダメでしょうか?その人に灸を勧めるのですが拒否されますのでできません。

以前は低血圧だったようですが最近はそうでもなく前回も119/72でした。

下垂処置とか頭部オ血とか・・・いろいろありがとうございます。日曜にいらっしゃるのでできるところからやってみようと思います。
528名無しさん@お腹いっぱい。:2015/02/18(水) 20:45:36.69 ID:2+Wb624C
>>527
唐突に横からですけど
最初は1週間ではなくて2・3日後に来てもらわないと
なかなか効果の継続ができないことが多いです
どうしても来られない場合は皮内鍼を渡して貼ってもらうか

>>523では魚際と天牖の圧痛があるため灸が手っ取り早いですよ
皮膚直前で燃え尽きる直前に先生が指で揉み消せば跡になりません
灸の効果は扁桃・免疫にはとっても強いです
とくに尺沢、曲池、手三里のあたりで圧痛とガム状の塊に
垂直刺か手先に向けて雀琢を丁寧にやってみてください
声帯に関しては年齢にかかわらず免疫に難がある場合がすごく多いです
529名無しさん@お腹いっぱい。:2015/02/21(土) 20:58:29.76 ID:dfpkgxbH
>>528
ありがとうございます。

実は、この人は7月からいらしていて9月までは週2回でしたが以前よりは良くなったのと
お金のこともありまして週一になっています。

それまでにもっと効果を出せてないのがいけないのですが・・。
臍の4,8時には皮内鍼をしています。

やはり、魚際、てんゆうは灸が必須なのですか・・・。

「皮膚直前で燃え尽きる直前に先生が指で揉み消せば跡になりません」そのやり方でも良いんですか、ご本人に伺ってみます。
530名無しさん@お腹いっぱい。:2015/02/22(日) 12:27:03.70 ID:hRqkGIL9
525さん、528さん

先ほど施術しました。扁桃処置でてんゆう、曲池(魚際の圧痛改善をターゲット)に雀啄置鍼。
胃の気三点、中封(左大巨をターゲット)、尺沢に置鍼。フクリュウ(臍4時の押圧痛
軽減をターゲット)ユフの置鍼をしました。

左右大巨の圧痛など臍の以下の下腹部の押圧痛はほとんど取れましたがチュウカンは残りました。
臍中心の圧痛があまり改善せずあるので4,8時に置鍼して皮内鍼。

この人は左志室辺りに硬いコリがあるので下垂処置として両側臥位で京門、生辺、大腸愈を雀啄しました。

それから、腹臥位で大椎の置鍼、特に左上陵、次陵あたりに押圧痛があるので骨盤うっけつ処置として両方の同部位に置鍼して遠赤を当てました。


それから、右隔愈だけに押圧痛があるので左会腰に2寸5を左LからT下部の骨際の押圧痛の改善を度として置鍼しました。

術後は、身体は楽になり、足の冷えも取れたとのことですが、先週から始まった花粉症のせいか喉の声帯に響くラインの違和感が少し残っておるとおっしゃっていました。

てんゆう、曲池に施灸の同意を求めててんゆうから半米流をしたのですが燃えきらないうちに熱い!とのことでダメでしたので電気温灸でてんゆう、曲池、ふくりゅう、ユフに5回ずつ施灸しました。
もともと、もぐさの臭い自体が受け付けない人なのでマスクを用意してから施灸するほどの人なので施灸は難しいかもしれません。
531名無しさん@お腹いっぱい。:2015/02/22(日) 15:08:54.85 ID:H6Du/MBj
>>522先生
とても丁寧にレスいただき、大変ありがとうございました。お言葉に甘えて、
高齢の方の場合は身体に触れただけやごく軽い擦診だけでも不随意反射を起こす方も多いですけれど
これらの方の場合にはどのようにされていますか? 長野式でいえば筋緊張緩和処置や副交感神経処置になるのかな?とは思うのですが。
532名無しさん@お腹いっぱい。:2015/03/01(日) 18:48:13.24 ID:zdR/8z/n
530です。今日、いらっしゃいました。結果はあまり改善しませんでした。
週末には喉の声帯付近も痛みを感じるようになったとのことです。
腹部は硬く張っていてどこも押圧痛がありました。

ご本人いわく、仕事が忙しかったのと花粉症(鼻水、目がかゆい、喉がいがいがする)などが影響
したからでしょうか?という事ですが私はそうではないと思っています。刺鍼角度、取穴に甘さが
あるのだろうと感じています。

施術中に思うことは胃の気を出すために三点辺りを丁寧に雀啄するのですが少ししか出ない。
次回、来院時には全部沈になっていることです。左中封、尺沢やてんゆう、曲池で雀啄、置鍼して
痛みがほとんど消去しても次に来院すると戻っています。

今日は教えてくださった下腿の腎経の穴で臍8時、4時の変わるところを探しましたが今回は大腿内側の
押圧痛部を探して置鍼しました。それで結構、腹部が緩みました。
他は、前回同様に下垂処置、左会腰(2寸5の置鍼)、鼻に(きょう会に置鍼)などをしています。

胃の気、臍、腹部の押圧痛を緩める・・・何か今の状況を見直すアドバイスを
いただければと思います。
533名無しさん@お腹いっぱい。:2015/03/03(火) 09:53:49.03 ID:IS8MxpJO
扁桃を処置することで胃の気を出す、オケツを処置することで胃の気を出すすべての
処置法は胃の気を出すために処方されるという考えが希薄なんじゃないかな。

さらに気の身体観、世界観はしっかりしているのかな。
これらがしっかりしてないと各処置法は単発の局所治療になってしまい、もともと胃
の気が充実している患者には即効で効果を上げるけど持続的なストレス状態や虚弱な
患者はお手上げになるよ。
534名無しさん@お腹いっぱい。:2015/03/05(木) 10:17:07.35 ID:jFUXDbTc
>>533さん
ご返答ありがとうございます。

扁桃処置の重要性と言う観点の認識がおっしゃる通り深くないのかもしれません。

扁桃の処置で格段、症状が改善する例を何度も経験しているので再考します。

「さらに気の身体観、世界観はしっかりしているのかな。」この事をもう少し詳しく
教えてもらえないでしょうか?

私は、10数年前に2年ほど毎月の京都の講習会に参加していましたが壁に当たってその後、他の方法をやっていました。
でも、最近やはり長野式の方法に戻ってそれまでの経験も加味してやっています。

それまでの壁もおっしゃるような概念の認識も足りないのだと思います。
なんでも良いので思いつくところを教えていただければと思います。

よろしくお願いします。
535名無しさん@お腹いっぱい。:2015/03/06(金) 08:29:04.92 ID:ZqEhJSAy
>>534
気の身体観がしっかりしているというのは長野式は気の概念が中心でその処置法は気を操作
することなので古典医学の臓腑経絡システムを単に知っているというだけではなくて実感体得し
ている必要があるということです。
なぜなら処置法はそのシステムのなかで機能するからです。

現代医学的身体観のままでも処置法は使えますが、たとえば胃の気三点で胃の気を出そうと
がんばらなくてはなりませんし効果も効率もわるいです。
536名無しさん@お腹いっぱい。:2015/03/07(土) 11:44:40.24 ID:OHOipIT4
>>535さん
わかり易いお話ありがとうございました。
そのあたりが重要なのですね。何となく足りないもののイメージが理解できます。

明日、またいらっしゃるので前回の施術がどうだったか気になるところです。
537名無しさん@お腹いっぱい。
>>486先生遅いレスですが
脈診は必要です。参考になるかわかりませんが長野先生の記したページをご覧ください。
http://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=28&ved=0CEoQFjAHOBQ&url=http%3A%2F%2Fwww.naganoshiki.jp%2FQApdf%2FQA16-18%2F006myakuQA.pdf&ei=K576VK7fBoyC8gWOk4CwBQ&usg=AFQjCNFJD7r82H8ZXw6b3Jrbz2zotCx8Rg
脉状は、頭で理解したり、理屈を考えるものではありません。まさに指が触れた時の第一印象、感覚です。
あえて言えばイメージだと思います。 まず自分の最初に感じた、感性、イメージを大事にしてもらいたい、そして、先達の所見と 照らし合わせてみる。
長野潔には師匠がいませんでした。
患者さんが(色々な症状を訴える患者さんが)師匠でし た。私も手取り足取り教えてもらったわけではありません。
先代がカルテに書いている脉状 を見て「あーこれが緊か!」「これが弦か!」「ほー血虚というのはこういうものか!」と自分で体得していきました。
長い道のりだった気がします。
患者の体の概要を知って、何かで治療方針にしていきたい、その為に脉を自分のものにした いという思いが強かったら、まず何はさておき脉状を診ていく事です。
患者さん、家族、セミナーに参加されている先生方、とにかくかたっぱしから診ていく。 「習うより慣れ」と言われますが、まさにそうです。
診ることで何となくイメージとして判ってくる、判れば楽しいものです。そのうち好きにな ってきます、好きになればどんどん判ってきます。
脉状が判れば治療が楽しくなりますし、その患者の生活が見えてきます。