欧州(英・仏他)のPhD&PostDocさ〜ん!!

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1グラノベッター
なにげに結構いるでしょ? たまには欧州組で研究苦労話などしませう。
ちなみに、私はロンドンのどっかでPhDやっとります。学校・年度・専攻など
具体的なことは聞かないでね(笑)。
2酒豪 :2000/10/22(日) 08:22
        
        
         俺も参加していいか?
           イギリスって階級社会で差別はげしくない?
3グラノベッター :2000/10/22(日) 08:35
わお、めちゃレス早いっすね、酒豪さん。
イギリスって、ちまた(ってどこだなんて聞かないで)では階級社会だと
言われているけど、確かに階級差はあるものの、差別等のコンフリクト
はあんまし無いような気がするなー。長い歴史の経て「階級間で争って
もしゃーないよな、変わるわけじゃないしー。おれゃー死ぬまでプロレ
タリアートさっ」みたいに開き直っている感じかな。異論待つ。
で、PhD/PostDocさん、いないかな〜?
4堕ちた研究者 :2000/10/22(日) 08:44
自分はアメリカだけど将来は欧州での研究も視野に入れてる・・
ネイチャー通りやすい?(笑
5赤木リツコ :2000/10/22(日) 09:11
潔癖性は辛いわよ。白人の間で生きていくには。

 汚れた・・・と感じたときにわかるわ。

FLASHしなさいよ。>同じ研究室のTONNY君
6グラノベッター :2000/10/22(日) 09:15
こんちは、おちけんさん。

>ネイチャー通りやすい?
私はこっち系じゃないだけど、友達で医学部でPostDoc(ってゆう制度かどうか知らないけど)
やってる人が、「どの分野でも投稿数じゃアメリカ勢にかなわん」ってゆーてました(笑)。

そーいやー、イギリスの医学部に研究しに来てる人(当然博士持ち)って何人か知ってるんだ
けど、それって結構メジャーなルートなのかしらん? それとも単なるsabbaticalなのかね?
7>5 :2000/10/22(日) 09:16
およしなさいよ。大人気ない。
自分を自慢し褒めてもらいたがっている。
大した男じゃないわ。
8赤木リツコ :2000/10/22(日) 09:36
意味がある言葉

難しい

誰?
9>8 :2000/10/22(日) 09:41
男と女は解らないわ。ロジックじゃないもの。
10赤木リツコ :2000/10/22(日) 09:47
リツコは回答不能を提示しています。
11>10 :2000/10/22(日) 09:48
ああ、わかっとるわ。
すまんかったな、弁当食われへんで。
12伊吹マヤ :2000/10/22(日) 09:54
せんぱぁーい!
13グラノベッター :2000/10/22(日) 09:57
>5@`7@`8@`9@`10@`11
あのー、すみません。意味不明なんですが・・・。

欧州PhD/PostDocさん、今日は誰も居なさそうね(泣)。今後に期待。
14>12 :2000/10/22(日) 09:59
私・・鉄砲なんて撃てません・・・。
15青葉君 :2000/10/22(日) 10:02
>14
撃たなきゃやられるぞ!
16マルセル :2000/10/22(日) 10:03
こちらフランス、マジでうんこだらけ。
昨日も踏んじまったよ。
欧州連合参加したいでーす。
17碇シンジ :2000/10/22(日) 10:03
逃げちゃだめだ・・逃げちゃだめだ・・逃げちゃだめだ(繰り返し)
18>15 :2000/10/22(日) 10:06
死ぬのはイヤアアアアッ!!
19>赤木リツコ他へんな連中 :2000/10/22(日) 10:07
お前らきしょいぞ。新手のアラシか? 別のところでやったれや。
20>17 :2000/10/22(日) 10:07
あら・・生きて行こうと思えば、
どこだって天国になるわよ。
だって生きているんですもの。
幸せになるチャンスはどこにでもあるわ。
21エバネタか? :2000/10/22(日) 10:08
おまえらネタ古すぎ。
22>19 :2000/10/22(日) 10:08
まだそこまで考えていません。
それに第三の選択もあるんじゃありません?
2322が分かる俺って(藁) :2000/10/22(日) 10:10
1がわいそうだな。
24名無しさん@キティ立入禁止 :2000/10/22(日) 10:11
ぜんぜんおもしろくない
25名無しさん@キティ立入禁止 :2000/10/22(日) 10:16
なんかここ、のっけからスゴイことになってますね。
とにかく、ひとこと。私もイギリスでPhDやっています。ずっーと北部のほうです。かなーり田舎ですが、
結構楽しくやってます。専攻は広い意味でマネジメントですかね。よろしく。
26pharmacist :2000/10/22(日) 10:32
「PhDやっています」って言うけど
ドクターコースに在籍しているという
意味なのか?
27グラノベッター :2000/10/22(日) 10:34
>マルセルさん、25さん
ようやくまもな人が来てくれた(涙)。
ロンドンの道路にはさすがにう○こは転がってないな〜。けど、公園はまじでヤバイ(笑)。
ハイドパークなんかヘタに腰下ろせない。私ではないですが、友達が大変なことになった
ことがあります(笑)。
28グラノベッター :2000/10/22(日) 10:39
>26: pharmacistさん

自分も使ってるけど、たしかに「PhDやっている」っていう表現はおかしいかもね。
正確には「PhD取得に向けて勉強している」ですな。誤解を招く表現であしからずです。
ちなみに、pharmacistさんはどこの人?
29pharmacist :2000/10/22(日) 10:43
アメリカのある研究施設でポスドクを
やっているとでもしておこう。
ドイツには興味があるんでね・・
よろしく
30元祖ポスドク :2000/10/22(日) 10:53
1>
初めまして・・
欧州のポスドク組もいたんだね。
自分は今はアメリカだけど、
某フェローシップが通っていたらイギリスでポスドクしていたかも。

偽ポスドク達にからかわれているようだが、
これに挫けずにカキコを続けてね。
31グラノベッター :2000/10/22(日) 11:00
>元祖ポスドクさん

私はこの2chの仮面舞踏会的カルチャーにいまだに慣れきれてないけど、まー適当
にやってきますんで、みなさんよろしく。つーか、やっぱ欧州組少ないね、ここは。
めげずに頑張ろう。
こっちはそろそろ3:00amなんで上がります。明日こそconference paper書き上げ
ないと・・・。
32名無しさん@キティ立入禁止 :2000/10/22(日) 11:12
どーでもいいけど、30のポスドク、お前なに29で別HN
使って自作自演してんの?
33元祖ポスドク :2000/10/22(日) 11:19
>32
自作自演なんてした事ないよ。29は偽だ。
34名無しさん@キティ立入禁止 :2000/10/22(日) 11:30
うそつけ!
眠れないスレで自作自演を白状してるじゃないか。
この荒し、たくさんHN使って煽ってるじゃないか!
35元祖ポスドク :2000/10/22(日) 11:35
自作自演はしないよ・・
HNは使うけどさ・・
36元祖ポスドク :2000/10/22(日) 11:37
偽も同じようにHN使うからねえ・・俺の所為じゃないよ。
37Ph.D :2000/10/22(日) 13:51
欧州某国のドクターコース在籍です。
まあまあ日本人いるけど、ポスドクがほとんど。Ph.Dコース在籍者でしってるのは
3人くらいかな・・・。
38うりゃ :2000/10/22(日) 19:38
英国のドクターコース在籍で〜す。
日本人多いですね〜、大学全体では。在籍してるコースというか専修では誰もいませんけど。

研究内容やら様々な事情で、現在日本にて最後のwriting-up中。
なんか全然やる気にならない…Supervisorとちゃんと話がしたいよーメールだけではいやじゃー…研究にうちこめる環境が欲しい…など色々と問題を抱え込んでますです(涙
39グラノベッター :2000/10/22(日) 22:29
皆さん、どうも。
やっぱ結構いるみたいっすね。欧州の日本人研究者さんたち。けど、やっぱり人数的
にはイギリスが多いのかな〜。英語圏であることを考えると当然か。

欧州留学組ならだれでも経験したことがある質問。それは・・・「なんでアメリカ
にしなかったの?」。耳タコな質問なんで、それなりの回答は当然用意してるんだけ
ど(自分がやってる研究が一番進んでるのがイギリスだったから等)、それでも自分
のなかで、どうしても腑に落ちない部分は残るんだな〜。「俺ってなんでアメリカに
しなかったんだろ」って。アメリカには違う人生が待っていたのかもしれないと思う
と、それはそれで経験してみたかったと思うのは、よくばりなのだろうか。
けど、こんな質問をするのは日本人ぐらいともいえるんだけどね。
40うりゃ :2000/10/23(月) 00:35
>39

こんちは〜
「なんでアメリカにしなかったの?」とは日本人にはよく聞かれますよね。でも日本人でもドクターしてる人には、あんまり聞かれなかったと思う…。英国で知り合った企業からの派遣さんとか、語学留学生みたいなひととかには良く聞かれますね。

アメリカかあ・・・どうなんでしょ。暮らした事がないし、長期旅行もした事がないので何ともいえませんが、向こうに住んでいる従兄弟やら友人の話を聞く限り、欧州の方が好きですけど・・。
とはいえ、やっぱ米国に3年くらいは住んでみたいです。
41グラノベッター :2000/10/23(月) 04:14
>40
どうもです。
アメリカは嫌いじゃないんだけど、なぜだか長期滞在が前提となると二の足を踏んでしまった。
田舎モンみたいで恥ずかしいけど、治安はやっぱ心配だかんね〜。その点、ロンドンは治安
良いと思うな。時々電車がひっくり返ったりするけど(笑)。
しかし、日本で喧伝されているイギリスの過度に美化されたイメージはマジで良くない。実際に
俺もだまされた(笑)。ジェントルマンや貴婦人なんて今のイギリスにゃーいない。マナーの悪い
若者と小汚いオヤジとオバチャンばっか。そのくせ大英帝国のプライドだけはしっかり持ってる。
もちろん、教養あるごく少数のイギリス人はとっても親切でフェアだけどね。
フランスやドイツはどうなんだろう・・・。
42うに :2000/10/23(月) 08:24
私もPh.Dコースの二年目やってます。イギリスです。
文系でこちらでdoctortateとってそのままイギリスの大学でポスドクやってる日本人の方
いますか、そうしたいんで、お話が聞きたいんですが。
43元祖ポスドク :2000/10/23(月) 08:31
>42
文系でポスドクなんてやっても将来食べていけないだろうに・・
せいぜい日本で翻訳業が関のやまだろう
44元祖ポスドク :2000/10/23(月) 08:32
43は俺(本物)じゃないです。煽りは無視して下さい。
45名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/10/23(月) 08:40
こないだ電車ひっくり返ったところうちの大学の
最寄り駅だった。。ちなみにイギリス
46marcel :2000/10/23(月) 08:51
昨日までポスドクってなんかのキャラの名前だと思ってた。
47本物 :2000/10/23(月) 08:57
>46
post-doctoral training 中の研究者だよ・・
この板にはいたずら好きのポスドクがいるようだから
気をつけてね・・
48marcel :2000/10/23(月) 09:04
うん。でも楽しそうだね、かなりマニアックな話題で盛り上がれて。

ところで、いつ冬時間になるんだった?ひょっとして今日だったけ?
49グラノベッター :2000/10/23(月) 09:19
>42@`43
できれば私もこっちで研究続けたい。んが、難しいだろ〜な〜、やっぱり。
なぜって私も社会学系だから(笑)。
社会科学系のPhD取得後の就職、やっぱきついよね。自然科学系はPostDoc
制度含めて、研究者を組織レベルで雇って育成するという循環サイクルがで
きあがっているけど、社会科学のほとんどの分野では、どっかの大学の教育職
みつけないと食っていけないからね。そーなると、語学はもちろん、業績面で
もかなりのレベルにいってないと、PhD取得後すぐには職は得られない・・・。
考えれば考えるほどキツイね。くじけずに頑張ろっと。
そーそー、日本人でイギリス(その他欧州)でPhD取ってすぐこっちで研究職み
つかった人、是非いらしてください。私もお話聞きたいで〜す。
50グラノベッター :2000/10/23(月) 09:22
誤:なぜって私も社会学系だから
正:なぜって私も社会科学系だから
51元祖ポスドク :2000/10/23(月) 09:28
>49
社会学専攻の女性なら日本で大勢みてきた。
多くは職がないので研究室に研究生として在籍しながら、
いろんな専門学校の非常勤講師(社会学や倫理学)のバイトを
やってた。日本では文系の学問で生きていくのはつらいなと
他人事ながら思ったよ・・
彼女達は英語なんて出来て当り前で、俺は凄いなと思ってた。
それでも職がない。
結局就職もコネなんだろうね。
52グラノベッター :2000/10/23(月) 09:29
再度すまんです。

誤:どっかの大学の教育職
正:どっかの大学の教員職
53うに :2000/10/23(月) 09:35
うん。
あと理系と違って共通言語としての数学が無いので
語学力のrequirement高いからね。文化の違いを超えなきゃならない。
PhDとっただけじゃコンスタントに英語でペーパーをこちらの学会誌に
出せるレベルになるのは難しいと思う。
ポスドクで3−5年ぐらいやって、ペーパーためて英語で
本にして出版してから日本に帰りたいんだけど。
しりあいでMax Plankにいった人がいるけど。何年ぐらいなのかな。
54グラノベッター :2000/10/23(月) 09:38
社会科学系(経済学・政治学・社会学等)の研究職の少なさは、学問として
自然科学より社会的意義が低いということを表しているのだろうか・・・。
たしかに、医学、薬学、有機化学等は具体的に実生活の目に見えるレベルで
社会に貢献しているのはたしかだ。しかし、それと同じくらい社会科学は
世の中に貢献していないのだろうか・・・。もし本当に世の中に貢献して
いないのなら、職が少ないのも分かるし、マスターベーション学問と呼ばれ
ても致し方ないが・・・。
55元祖ポスドク :2000/10/23(月) 09:43
>53
文系の場合、外国語の表現力がものすごく要求されると思う。
それこそ母国語以上に出来る位でないと細かいニュアンスは
表現できないしね。理系では分子生物学を中心とした医学生物学
が最多数の研究者を抱えているけれど、外国語での発表に際して
文系ほどの語学力は要求されないと思う。図や写真を見せて理解させるのだから、
一種の筆談だよね(笑。 俺の文系に関する見方はこんなとこ・・
ああ、文系蔑視の偽が消えてくれたんで爽快だ!
56うに :2000/10/23(月) 09:48
あんまり難しいこと考えてないんだけどね。
うにだし。
お金儲けに直結しないからじゃないかなー。
classicsの学生なんて30過ぎて40ぐらいまで就職無くてうろうろしてるのが
イギリス人でも一杯いるよ。
57グラノベッター :2000/10/23(月) 09:49
>53
>ポスドクで3−5年ぐらいやって、ペーパーためて英語で
>本にして出版してから日本に帰りたいんだけど。

うんうん。それ理想的。ここまでやって日本で仕事ないなら、日本の社会科学
研究に未来は無いわな。ますます頭脳流出がおきるだけ。
やっぱアメリカと比較しちゃうんだけど、アメリカにはBrookingsやRANDみたい
な研究所がちゃんと社会科学系の研究者を集めて、ちゃんと研究成果を出し続け
ていることがスゴイよね。しかも、政府の役職にも横滑りしちゃう人も多いし、
単なる安楽椅子の研究者集団になってない。やっぱPostDocはアメリカかな〜。
なんて言っちゃいかんいかん(笑)。
58元祖ポスドク :2000/10/23(月) 09:52
>54
それは簡単に結論できない問題だね。
俺は、日本の事情しかしらないけど欧米でもやはり
社会科学系のポジションは少ないのかな?
浅い見方をしたら、それらの学問はdispensable と
片づけることもできるだろう。でも見方によっては
医学、薬学、有機化学なんてある意味で各論だぜ。
しかも、現在は各分野の細分化が進んで、全体を見わたせる
人がいない。これは、実に危ういよね。次の方向が見れてない
わけだから。俺は、社会科学とか科学哲学の人にそういう役割を
期待しているんだ。でもそのためには、彼等にも俺達のやっている
ベンチワークとかブレイクスルーがどういうものか知ってもらわないと
いけない。それをやったのは、今のところKuhn だけ。彼の著作が
どの研究者にも受け入れられるわけだ。

それにしてもうざい偽者が消えて横槍が入らないので爽快だ。
このスレッド大事にしたいね。
59うに :2000/10/23(月) 09:58
>55
うーん。文系の場合、実験の結果としての真実のような客観性の
ある科学的真実が無いので、ロジックと説得力、レトリックというものが
重要になってくるんだよね。
だから語学力が必要になってくる。
後、文化的経験をつんだ大御所の方が若手より強い場合が多い。
語学力は年よりだめだから日本の場合はどうかは分からないけど。

理系の場合はたどたどしくてもすごい発見してれば立派な論文だもん。
だから5ページぐらいの短い論文もあるよね。
数式があってるのかその間の計算が大変らしいけど。
60グラノベッター :2000/10/23(月) 10:05
>58@` 59
そうそう。まさに今科学が直面している問題は、研究領域の細分化と蛸壺化。
それを乗り越えるための試みがいろいろなされているのも事実だけど、長い
歴史を経て作り上げられた分野の壁は、ある意味多くの人の既得権益をも保証
しているわけで、そうした壁を壊そうとすると多くの場合妨害にあってしまう。
必要なのは各領域の間、ひいては自然科学/社会科学の間にある
incommensurabilityをなんとかして乗り越えることなんだろうね。
しかし、そのための共通言語ってなんだろう? やっぱ数学なのかな?
たしかに、多くの科学思想家(Russell@` Whitehead@` Kuhn@` etc)は優れて
優秀な数学者だったしね・・・。
61post-doc :2000/10/23(月) 10:14
>59、60

俺、Kuhn やPopper に興味持って原書にも挑戦したけど、
彼等の表現は決してpedantic ではなくて、むしろその論理的構成力に
唸った覚えがある。文系も理系もロジックが最重視されてしかるべきだと
思う。ロジックのごまかしは、たちどころに見抜かれて論文の手直しや
リジェクトになるからね。だから、俺は文理の区別にこだわるのはナンセンスで
もっと共通の基盤で学問を進めていくべきだと考えてます。
もっとも理系の方が、文理の区別をしたがるのかもしれない。さっき消滅していった
文系蔑視の偽物君なんて、文系差別スレッドまで立ててたもんね。彼が、研究者と
仮定してだけど、こっちは恥ずかしいかったよ。本当に。

でもここでWhiteheadの名前がでてくるとは思わなかったなあ。俺、こっちは
日本語でしか読んでません。あまりに量が多いので(笑。
62うに :2000/10/23(月) 10:18
>>58
学問の細分化は文系でも進んでるよ。20世紀の特質じゃないかな。
本来哲学がそういう知に体系を与える役割を担ってたんだけど、
今世紀(イギリスだけもう21世紀なんだっけ?)はすべての
学問を一つの頭脳で見渡すのは不可能になってきてるんじゃないかな。
数学的精度で真実発見できる学問とそうでない学問との違いは方法論上も大きいよね。
しりあいのオーストリア人で哲学でPh.Dとってから理論物理でもPh.Dとったという
文理でdouble doctorateのつわものがいるよ。
>>57
30ページぐらいで10000wordsで大体論文一本だから。
一本30-50ページで仮定すると。
ペーパー8本あげると240-300ページ。大体本一冊になるよね。
一年に2本から3本書くとすると3年ぐらいで出来るはず。
問題は人文科学でヨーロッパの学者が存在意義を認めるぐらいの
レベルで書かなきゃならないことと、出版社が見つかるかだなー。
OUPとか最高なんだけど。
63post-doc :2000/10/23(月) 10:23
>62
Oxford University Press?
64グラノベッター :2000/10/23(月) 10:33
>しりあいのオーストリア人で哲学でPh.Dとってから理論物理でもPh.Dとったという
>文理でdouble doctorateのつわものがいるよ。

こういうスゴイ人、時々いるよね。その人の優秀さにも驚きなんだけど、それだけ幅
の広い研究を少なくない年月しながらでも、生活できる環境と研究者支援基盤がこっち
にはあることがうらましい。日本じゃよほどの例外的な環境にいるひとぐらいしか、
そういう生活に苦しまずに長年研究できるような状況にはならないからね。

Oxford University Press。う〜ん。憧れちゃうな。そんな贅沢なこといいませんから
俺もどっかから本だしたいな。遠い先の話だな〜。けど、結局、職にしても出版にしても
コネが大事なのは事実なんだよね。やっぱ大御所には擦り寄っとかないといけないのかね(笑)。
65うに :2000/10/23(月) 10:33
Whiteheadかー昔読んだけど忘れちゃつたな。
理系に馬鹿にされても腹も立たないけどね。
生き残れる確率が低いということははじめから腹くくらないと
文系の研究者は志望できないからね。
明日スーパーバイザーとミーティングなんで2時間ぐらい話さなきゃならない
これから徹夜で準備するから落ちるね。
66うに :2000/10/23(月) 10:40
書き込んだら、レスついてたんで最後に。
>>63
そう。ごめん不親切だったね。
>>64
最近、バイザーがOUPで出版したんで。うらやましいなーというのがあって。
はい私も贅沢は言いませんです。
日本でも生涯教育の制度というのは定着して欲しいな。
67グラノベッター :2000/10/23(月) 10:43
うにさん、イギリスでしたね。ということは俺とリアルタイム・・・。
お疲れさんです。自分も今日中にあげようと思っていたpaperが全然進んで
無いんで、おちまーす。ではまた。
68グラノベッター:2000/10/24(火) 02:40
とりあえずage
69名無しさん@キティ立入禁止:2000/10/24(火) 03:15
>ALL
こんなスレを待ってました。フランスでポスドクしてます。
「ポスドク」「フランス」だとこの板で若干疎外感があったので。
それに現実でも私の大学、日本人いないので情報不足なんです。
よろしくお願いします。
70グラノベッター:2000/10/24(火) 04:52
>69
おおっ。待ってました。フランスでポスドクですか。すばらしい。仏語も問題
ないんでしょうね。私なんか英語で四苦八苦(泣)。
差し障り無い程度で、分野とか教えていただけませんか? ざっくりと文系/理系
だけでも結構ですんで。
71グラノベッター:2000/10/24(火) 06:15
研究の種類にもよるけど、理論研究の場合、とにかく読んで書く読んで書く。
この繰り返し。自分は社会科学系(≠文系)の理論研究だから、まさにこれ。
実証研究なら、実験、フィールドワーク、サーベイ等で時間が潰れるし、
それ程書く量が求められるわけでもない。また書こうと思ったら、実験や
サーベイの結果を詳細に説明するだけで分量書ける。けど、literature study
がベースの理論研究は、とにかく読まにゃ話にならん。その分野の古典から
最新ジャーナルの報告までぜーんぶ。さらに、ある程度読んだら、それを自
分の解釈を入れてアウトプットしないといけない。この繰り返しばかりして
いると、自分は物書きにでもなったのかと思う。週1回ある先生達と他の学生が
集まるセミナーが唯一のヒューマンコミュニケーションの場なのが悲しい・・・。
英語もある一定レベル以上はうまくならないし。マジでやばいな〜。
72グラノベッター:2000/10/24(火) 06:20
おっと記号を間違えた。意味が逆になってしまう(恥)。

誤:社会科学系(≠文系)
正:社会科学系(≒文系)
73酒豪:2000/10/24(火) 07:53
          
          
         
         グラノベッターて人の名前?
               なんかの食べ物?
74酒豪:2000/10/24(火) 07:54
         
         
         
           就職できないかもしんないのに
                なんでそこまで勉強にはまれんの?
75グラノベッター:2000/10/24(火) 08:59
>グラノベッターて人の名前?
>なんかの食べ物?

このスレ作る直前に読んでたpaperのauthor。特に深い思い入れはありませーん。

>就職できないかもしんないのに
>なんでそこまで勉強にはまれんの?

この質問は身にしみるな。たしかにPhD取ったって職は保証されない。学生の
ときに好きでもないのにやってた公認会計士の勉強続けて、資格とったほうが、
よっぽど将来安定してたかもしない。けど、見つけちゃったんだよね。どんな
に考えても考えても奥が深くて面白くて飽きが来ないものを。自分のなかで
「なぜ? なぜ?」っていう好奇心が沸沸と湧いてくるんだよね。結局のところ
せっかく見つけたんだから、このまま手放してなるものかっ、ていう子供じみ
た意地だけかな〜。好きなことやって運良く仕事も見つかったら儲けもんだし
ね。将来そうなるに違いないと根拠もなく思ってま〜す(笑)。

しかし、今日は誰もこなかったな〜。酒豪さん、レスサンクス。
76酒豪:2000/10/24(火) 09:05
         
         
          でも餓死した社会学者っていないんだろ?      
             ぜって〜、いいポジみつかるぜ〜
                頑張れよ、ネーチャン
77酒豪:2000/10/24(火) 09:11

         餓死っておまえ何処住んでんだよ?
    今時、ホームレスでも餓死じゃ氏なね〜ぞ

78酒豪:2000/10/24(火) 09:18
         
        
        ヘ〜、ホームレスの生活にくわしんだ(ワラ
79酒豪:2000/10/24(火) 09:21

        あれだけ金めぐんでる奴いたら餓死はしね〜だろ?

80グラノベッター:2000/10/24(火) 09:21
あ゛・・・。文章がカマッぽかったのかな・・・。
残念ながら、私、男です。だからって煽らないでくれね・・・。
ではおちまーす。
81名無しさん@キティ立入禁止:2000/10/24(火) 09:36
>グラノベッター
愛してるよ
82DD:2000/10/24(火) 15:42
>>75
EC ではないですが、科学哲学の話しが出ているので
血が騒いできました。そのうち発言させてもらいます
(御許可いただければ)。
83名無しさん@キティ立入禁止:2000/10/24(火) 15:48
カールスバーグとか、ジョンイネス、王立がん研究センター、マックスプランクの人はいませんか?
84酒豪:2000/10/24(火) 16:05
       
         
         
           ジョンイネス、マックスてなに?
                 どっかの会社?
85>84:2000/10/24(火) 16:06
逝け!ドキュン厨房
86酒豪:2000/10/24(火) 17:27
         
         
         どこへ?
87うに:2000/10/24(火) 18:17
あ、酒があらしてる。
>グラ
ごめんね、ロムったんだけど徹夜だったんでレスつける根性無くて寝てたの。
図書館行ってくる。PCが重い。
88グラノベッター:2000/10/24(火) 19:23
>82: DDさん
別に入室制限しているわけじゃないし、そもそもできないんだから、どしどし発言
してくださーい。科学思想の話とか、この板にはちょっとテーマが硬すぎたかなと
思ったけど、そんなに悪くなかったのかな(笑)。

>うにさん
自分はてきとーに書いてるだけだなんで、レスは気が向いたらでいいですよ(笑)。
きょうはガッコに行かねば。あしたはsupervisorとのミーティング。マジでpaper
あげないと話すらできない・・・。やばっ。

89グラノベッター:2000/10/25(水) 04:16
懲りずにage
90仏ポスドク:2000/10/25(水) 05:00
ちょっと参加。
文系理系のカテゴライズは無意味なんだけど、グラノベッターさんとかうにさんとか
かっこいいですね。30ページの論文かあ。
俺、少し話題に出てた「有機化学」なんだけど、あんまり学問ぽくなくてね。
(既に終わった学問だとも言われている。)今、「役に立ちそうな」ものが
作れたので、論文書いてるんだけど、速報で2ページの予定。なにせ「こんな
ものができましたよ」って言う内容だから、5行で十分なんだけど、「なぜ作れたか」
実証しなければならないので実験に追われてる。今日はトータルで1時間も座れなかった。
ラボの人とも最近話をしてないので、仏語はおろか英語も不要。まさに肉体労働。
一口にPh.D、Post-Doc.と言っても様々ですよね。このスレで「学問」について
議論できたら嬉しいです。DDさんも参加されるようですし。
疲れが取れたらゆっくり参加させてください。おやすみなさい。
91グラノベッター:2000/10/25(水) 07:35
>仏ポスドクさん
こんちは。理系の研究のやり方って全然知らないんですが、薬の開発みたいに
「早いもん勝ち」みたいな発表競争って多いんですか? 「速報」って書かれて
いたんでそう思いました。まあ推測するに、同じような仮説をもって実験に取り
組んでいる研究者など世界にごまんといるんだろうから、それをいち早く最も
効果的に実証できた人が「一番乗り」になるんでしょうね。
人文社会科学(≒文系)の分野の研究では、それほど「速報性」は求められていな
いように思います(もちん分野にもよると思うが)。研究発表が1週間ぐらい遅れ
ようが、それが取り返しのつかないようなdisadvantageになるわけじゃない。
それより、大胆な仮説立てと切れ味あるロジック、そして緻密で的確な実証が
より求められるんで、焦って報告するよりはどうしても煮詰めてしまいがち。
うーん、なかなか研究に対するスタンスが違うようで面白いですね。

ところで、仏ポスドクさんは、どうしてフランスでポスドクするようになった
のですか? (これも耳タコな質問なんだろーな) 気が向いたらまた今度聞かせて
ください。ではまた。
92うに:2000/10/25(水) 09:39
うも。
グラノベッターてMark Granovetter?
そうだとするとコースはPhD in Economics、専攻はSocial Economics.
所属はBirkbeckかLSEでBedford RoadかStrandに通ってる日本人の人かな?
LSEの方が日本人多いよね。
間違ってたらごめんちゃい。
93堕ちた研究者@開き直り:2000/10/25(水) 12:28
>2回目のカキコです(偽が大量にカキコしてるが)

文系の研究者(境界領域を含めて)は知らないワケではない・・
理由を言うと個人情報の暴露になるから言わないけど(笑
ナマジ知ってるから、すごく抵抗を感じてしまう。
どうしても自分がやってる研究と「同列の研究」とは思えない。
ゴメンね・・これは俺のトラウマだな。

「科学哲学」は読むよ。ファイアアーベントとかね・・
村上陽一郎の本も読んだなあ。


94グラノベッター:2000/10/25(水) 12:49
>>92

>グラノベッターてMark Granovetter?
そうれーす。特に思い入れは無いと書いたが、彼のThe Strength of Weak Tiesの議論は、
今読んでもほんと鮮やか。それまで自明と思われていた事を、シンプル且つ的確なロジック
とその証明で切り崩すという、まさにお手本とともいえるペーパー。citationされてる数と
頻度と分野の広さもすごすぎ。こーゆーfrontier workになるようなペーパー書ければな〜。
恐れ多いか・・・。

>そうだとするとコースはPhD in Economics、専攻はSocial Economics.
>所属はBirkbeckかLSEでBedford RoadかStrandに通ってる日本人の人かな?
これは・・・、ヤバイのでノーコメントとさせてくらはい(汗)。この焦り方で察して下さい(笑)。

今徹夜でpaper書いてまーす。ちょっと息抜きに来ました。そんな暇あったら集中しろって?(笑)。
ではまた。
9514-3-3@NIH:2000/10/25(水) 12:52
>93
shut up!! pseudo-scientist!
96文系ドクターコース:2000/10/25(水) 15:31
>93
大量に作文してるのが偽なら、偽の人の方が文章がうまいし
読んでて面白い。この人、まじで文系だと思う。
97堕ちた研究者:2000/10/25(水) 15:41
>96
文系のヤツだろ・・
完全理系の自分とは違うから。

というワケで誉められてるんだから、
自分の固定HNを持った方が君のためだよ
>偽
98名無しさん@キティ立入禁止:2000/10/25(水) 19:22
95^96嵐っぽい。
ひまーねー。
99うんこ野郎:2000/10/25(水) 21:17
もっと、サイエンスを語って欲しいんだよなあ。
100名無しさん@キティ立入禁止:2000/10/25(水) 21:44
>99
computer science?
101サイキョー:2000/10/25(水) 22:00
バーゼルの会社の研究所でポスドクをやっている人がセミナーに来て、
最後に「うちの研究所では博士課程学生さんを募集してます。学費ただ、給料支給、設備も研究費もテーマも一級です。
面接試験は旅費滞在費は会社が持ちます、ですから、欧州旅行のつもりで応募してみて下さい」と話した。

それでなんでほとんど誰も受けに逝かないの?

私が学生だったら、絶対応募するよ!

102>101:2000/10/26(木) 01:15
I hear that Basel immunology institute was closed@` is this right?
103 堕ちた研究者 :2000/10/26(木) 01:20
14−3−3=染色体6番=イスカリオテのユダ=元祖ポスドク@海外生活板=
堕ちた研究者=流浪の・・=スイスブラック と多数のHNを持つ俺です。

研究者の家庭にうまれ、東大で薬学博士を取得したクリスチャンです。
最初のファーストデビューはJ. Bacteriology です。 (impact factor = 3)
今は、ベセスダのNIHでポスドクしてます。ボスはユダヤ人で、ここでは
中枢神経系に発現する遺伝子のノックアウトマウスの開発を
していますが、アメリカに来てほぼ1年たったので次は
UCSF に行きます。NIH での仕事でファーストオーサー論文が
だせるかどうか心配です。昼食はカフェテリアでラボメイトと
取っているので、見つけたら声をかけて下さい。白人の集団の
中、一人あいまいな笑顔でいる日本人、それが俺です(笑。
今、大陸横断の準備のために愛車のカローラを整備中です。
NIH には日本人が多いのですが、俺は何故かそのグループからは
嫌われていますが、たまにELT のCDを貸してくれる日本人もいます。
それから年末にJ1ビザの更新に日本に一時帰国します。
そのときに、彼女(元彼女かも・・)に告白してオーケーが出たら
アメリカで一緒に生活したいと思います。シアトルに親戚がいるので、
式はシアトルかサンフランシスコかで挙げたいと思います。
海外生活板の友人の酒豪に友人代表のコメントを頼むと思います。
酒豪、また例の紫のスーツでキメてよ。
104グラノベッター:2000/10/26(木) 09:03
なにはなくともage。
2〜3年前には一晩くらいの徹夜なんかヘッチャラだったに、今はもう体がゆうこときかん。
昨日の徹夜がかなりこたえて、頭がこんにゃくです。また明日。ぐ〜。
105名無しさん@キティ立入禁止:2000/10/26(木) 19:28
ウプサラ大学の人はいないか?
106名無しさん@キティ立入禁止:2000/10/26(木) 20:59
ライデン大学って、どおよ?
107Ph.D:2000/10/26(木) 22:19
>106

ライデン大学いいよ。日本語系?それとも理系?
オランダなら農学系と医学系かな・・・。強いのは。
108うに:2000/10/27(金) 08:13
ライデン大学の教授にそういえばあったことあるなー。
気のいいおじさんだった。
明日か明後日ぐらい久しぶりにロンドンいこうかな。
疲れてるんだけれどストレスが・・・
うな丼でも食べてこよ。
うに丼はないのよねー。(;;)
109うんこ野郎:2000/10/27(金) 09:21
103って本物なの?
110DD:2000/10/27(金) 14:57
>>107

オランダの医学系は、良い意味で個性的な研究者が多いです。
アメリカや他の欧米諸国のトレンドに流されずに頑固に自分のテーマを
黙々とやってる感じです。オランダにはリプリント請求しても、すぐに
送ってくれるんでマメでかつアクティブな人が多い感じ。
111名無しさん@キティ立入禁止:2000/10/27(金) 15:02
トリニティカレッジって、どうよ?
112うんこ野郎:2000/10/27(金) 15:06
なんやそれ?
113へなちょこコロ助Ver.銅鑼息子君:2000/10/27(金) 15:11
雷電カレッジって…戦闘機みてーな名前だねぇ。横槍失敬。
114へなちょこコロ助Ver.銅鑼息子君:2000/10/27(金) 15:12
あぁカレッジじゃねーか?まあ、いいや。
115うに:2000/10/27(金) 20:11
>111
うーん。そのどうよ系のいいかげんな質問、根本的な知識のケッジョからでは?
Oxbridgeではカレッジの意味が違うよ。
しかもTrinityはOxfordとCambridge両方にあるぞい。
どっちよん?わら
116グラノベッター:2000/10/27(金) 20:20
このスレ作って欧州の日本人研究者の方々に声をかけておきながら、自分自身がイギリス以外の
欧州の大学(院)、研究機関についてほとんど無知なことに、遅れ馳せながら気がついた・・・。
ライデン大学も、うっすら名前を聞いたことがあるぐらい。お恥ずかしいかぎりです。

欧州には私などが知らずとも優秀で個性的な大学(院)、研究機関がたくさんあると思いますが、
あそこはなかなかシブイよとか、あそこにはビックリするような研究者がいるよとかでもいい
んで、欧州の大学(院)・研究所情報、あればどしどしレスして下さーい。

117グラノベッター:2000/10/28(土) 18:46
全然無名じゃないけど、スイスのIMDはなかなか良い研究所だと思ふ。ここのMBAは世界的にも
有名だよね。あと毎年やってる世界競争力調査も必ずメディアに取り上げられるし。Management
やBusiness Economicsの分野では一線級の研究者がうじゃうじゃいる。
そーいやー、何人か知ってるスイスの友達、みんなすっごい頭切れる。英語、独語、伊語の3つとも
問題無く喋れるっていってた。欧州の中にありながら独自路線を貫き通している国で生まれ育つと、
自然にある種の自立心や強いアイデンティティを個人個人が持つようになるのだろうか。知ってる
スイス人の友達はみんな自分の人生を強い意思で切り開こうと努力している、そんな印象がある。
118 PI志望:2000/10/28(土) 21:24
イギリス、フランス、ドイツ、スイス、イタリア・・
どこでサードポスドクをしようか・・
オランダもいいかもね、あそこのビールうまいよ。
119DD:2000/10/29(日) 18:01
午前一時あげ。
>>117
スイス人の友達二人いたけど、他人には優しいけど自分の目標
へのこだわりが強いって感じです。高名な研究者は、たくさん
いるけど、アメリカの学会のポスター発表とかすっぽかして
いることが多い。さすがにトークで呼ばれると、ちゃんと来て
いるけど。
120名無しさん@キティ立入禁止:2000/10/30(月) 15:40
あげます
121名無しさん@キティ立入禁止:2000/10/30(月) 20:50
トリニティカレッジ、、、、、ダブリンのやつが有名なのでは?
122DD:2000/10/31(火) 16:29
ECの皆さん、このスレッド みてますか?
アメリカからです。特許取得にからむ場合の競争は、激しいでしょうが
>>91にあるような早い者勝ち的な過激な競争は、論文発表と言う舞台では
明らかにに少なくなってきてます。数年前までは、あるタンパク質を同定
したという論文が複数(多い時は四つ)の研究グループから、雑誌の同じ
号に同時に掲載されるなどざらでした。これは、実際に競争が水面下で
行われていた場合もありますが、論文投稿以前や論文審査の段階で情報が
他グループに漏れることが多いためです。私自身は、新規タンパク質の同定よりも
既知のタンパク質の未知の機能を明らかにするといった方向で、仕事を進めて
いたのでそういうcompetition とは関係ないと思ってましたが、それでも
知らず知らずのうちに競争になっていたこともあったみたいです。
医学分野では、20世紀初頭の病原性バクテリアの同定競争が約三十年、
1970年代からの遺伝子の同定競争がこれまた三十年続き、これはまもなく
終了。競争を呼ぶようなテーマは、確かに重要なものが多いのですが、
本当のブレイクスルーは競争とは無縁なところから生まれて、あとから
来た人達が集まって来た時には、美味しい部分はほとんど残ってないような
気がします。
人文社会科学でのパラダイムシフトってなんでしょうかね。医学分野に影響した
人たちというとチョムスキーや、既出のポッパー、クーン位しか思いつきません。
チョムスキーの理論の是非はともかく、それに刺激されて理論を練り上げて
ノーベル医学賞をもらった人もいるくらいです。

>>1のグラノさん、ドゥルーリーレーンとか行ったことありますか。
123名無しさん@キティ立入禁止:2000/10/31(火) 17:25
ジーンサイレンシングで独走する、英国ジョンイネス研のバルカム。

やはり欧州の科学者の発想の豊かさ、自然現象への洞察力の繊細さ、オリジナリティ
を追求する基本姿勢が重要なんだろうか?
124グラノベッター:2000/10/31(火) 19:09
ちょっとご無沙汰してました。書いたpaperについてsupervisorから暖かくも厳しい
批判をもらい、そのrevisionでバタバタしてました。

>>122 DDさん
なるほど。詳しい解説有難うございます。で、またまた理系の知識まるで無しの質問
かもしれませんが、理系で実証系の研究をしている場合、科学者としての自分のひら
めきから生まれた仮説を、様々な実験手法を用いながら、事実として検証していくと
いうステップを踏むのでしょうが、「もし」自分の仮説をいくら手を尽くして検証し
ようとしても、まったく実証できなかった場合(しかもかなりの時間と労力とお金を
つぎ込んだ後で)、それにつぎ込まれた様々なコストはすべてムダになってしまうの
でしょうか? 文系(人文社会科学)の場合も「仮説→検証」のステップは踏みますが、
理系の実証ステップと比較して、とてもあいまいでちゃんと検証されたかどうかも
厳密には分かり得ないところがありますので、万が一仮説がまったく実証されな
かったとしても、口八丁手八丁でなんとか結論めいたことを仕立て上げられるのです
が、理系の実証研究の場合、そうした逃げ道みたいなものはあるんでしょうかね?

文系の研究者にとって、理系の研究に投資されている金額の大きさは、とても驚き
であり羨ましくもありますが、はたしてその投資コストがちゃんと効率良く研究成果
に反映されているのだろうか、ムダに消えていっている部分も少なくないんじゃない
か、という疑問も常にあるわけです。その一方で、理系の研究にあるような厳密さは
文系の研究に欠けているものでもあるので、ある種の畏敬の念もあります。

>ドゥルーリーレーンとか行ったことありますか。
Holbornの近くのですか? あそこなら日系の旅行代理店があるので、何度が行ったこ
とがありますよ。DDさんはなぜにそのようなローカルネタまでご存知なのですか(笑)?
125グラノベッター:2000/10/31(火) 20:37
人文社会科学におけるパラダイムシフト・・・。
いわゆるパラダイムより一段上のメタ議論かもしれないが、やはり人文
社会科学(以下社会科学)において、ニュートン-デカルトに始まる要素
還元主義の科学思想が社会科学に与えた影響はとてつもなく大きかった。
分析において、対象をできるだけ細かく要素に細分化し、それらを詳しく
調べ上げることが、対象の全体像を把握するのに最適な方法論だとされる
のが、要素還元主義。物理学、化学、天文学、(初期)生物学など自然科学
が依拠する科学思想。それまで仮説→検証体系が確立されていなかった社
会科学において、この思想および方法論が全面的に採用されたのが19世
紀後半。これから一気に様々な社会科学の分野において理論精緻化が進
むわけで、やはりこの要素還元主義方法論の採用(簡単に言えば自然科学
の模倣)は、社会科学における一大パラダイムシフトといえるだろう。
(続く)
126グラノベッター:2000/10/31(火) 20:38
だが、20世紀半ばに湧きあがったシステム論の流れを出すまでもなく、
こうした自然科学の模様としての社会科学の方法論に対する批判も多い。
意思をもつ人間の行為によって作り上げられる社会的現象は、天体の動き
のような自然現象に見られる原因-結果の因果律によってキレイに説明で
きないことが多々ある。つまり全体の様相が要素現象の合計以上のものに
なってしまうことがあるということ。それはひとえに人間が意志を持ち、
様々な限定性・不可能性をもって行動するが故である。社会現象は多大に
偶発性、創発性を内包しており、しかもその現象を観察者が主観に基づい
て分析するわけで、そうした現象は要素還元的な手法では分析しきれない
のである。ちなみに、自然科学でも量子の世界ではハイゼンベルクの不確
定性原理により、観察者の客観性は否定されている。
(続く)
127グラノベッター:2000/10/31(火) 20:39
では、このように自然科学の模倣の限界という壁にぶち当たっている社会
科学における次なるパラダイムシフトは何なのだろうか。ベルタランフィ
によって今世紀半ばに提唱された一般システム理論は、要素還元主義の支
配を乗り越えるべく全体論(holism)を提唱したわけだが、単なるアンチ
テーゼの域を出なかったため、その試みは頓挫(失敗?)してしまった。最近
ではこの全体論の流れを口当たり良く薄めた形で「生命論パラダイム」と
いうものが提唱されもしているが、まだまだ掛け声レベルでしかない。今
後に期待される社会科学のパラダイムシフトについては、様々な異論があ
るところだが、私はフッサール-ハイデガー-メルローポンティの流れにある
「現象論的アプローチ」に期待している。彼らも社会的事象の要素還元主義
的分析に異を唱え、デカルト的主客分離思想の限界、観察者の相対性、人間
の解釈による社会的事実の構成等を哲学思想化した。彼等の科学思想を社会
科学はいまだ咀嚼しきれていない状態だが、今後の理論精緻化が期待されて
いる。既に社会学や一部の経営学などでその成果が見られている。

長々と語ってしまいましたが、異論反論等コメントよろしく御願いします。
128うに:2000/10/31(火) 21:33
部屋から大学のLANに接続してるので、特殊なやり方をしないと弾かれるよ。
めんどくさい。
海外板で海外プロキシ規制してどうするのかね。
>121
ほれ、
http://www2.tcd.ie/
16世紀末からあるみたいね。
アイルランドの大学なんで存在すら知らなかった。
129名無しさん@キティ立入禁止:2000/10/31(火) 23:00
解釈学…英米では疎まれそうだ(藁
130うに:2000/10/31(火) 23:17
私、解釈学者。中世からの職人芸でイングランドでも元気にやってます。
わらわら
131酒豪:2000/11/01(水) 01:20
          
         
         おまえ、中世からって
           今いくつなの
                >うに
132DD:2000/11/01(水) 13:16
>>124 グラノベッターさん
124の質問からレスしていきます。検証に要する金と時間が、
作業仮説の規模によってかなり異なってくるのですが、仮説の
規模に関わらずひっくるめて述べますと、自分の作業仮説が
実験で検証できなかったら、たしかに時間と金が一見無駄には
なりますが、ではそういう実験は最初から手をだすべきでは
なかったかというと、そうではないと考えています。
その仮説が棄却されることで、最低でひとつの可能性が否定
できるし、そこから別の作業仮説に前進できるからです。
実際に小規模の作業仮説なら一日に複数の仮説を検証している
こともあります。大切なのは、作業仮説を立てるときに、その
仮説が検証するに足るものかどうかを充分に吟味して、それに
ふさわしい実験系をデザインすることでしょう。その仮説と
デザインの組み合わせが上手い人が、優れたサイエンスティスト
ということでしょう。英国の免疫学者のPeter B. Medawar は、
そのような一人ですが、彼でさえも自分の仮説にこだわるあまりに
二年を棒に振ったと感じることもあったようです。なおPBMは数少ない
科学哲学者でもあると思います。英国からもう一人、Peter Mitchell
も仮説に拘泥したために八年を不意にしたと述べています。また、
日本人の利根川進博士(2ちゃんではスッちゃん)のグループは、
あるタンパク質の同定をゴールに、極めてまっとうな仮説とエレガント
な実験デザインで、実験をスタートさせましたが、四年後にゴールしたのは、
全く別のアプローチをしていた別のグループでした。
このように仮説が実証されないことは、多々あります。そして、その空振り
を当事者が無駄と考える場合と無駄でなかったと考える場合があります。
後者の場合は、最初に述べた仮説の立て方が上手い人で、空振りしても
そこから次の仮説へ前進できる人です。
次に、コストと研究成果の問題ですが、コストは正確に算出できますが、
研究成果を数値化するパラメータがないので、これは難しいです、
論文掲載雑誌のインパクトファクターをアウトプットの指標にすることも
可能で、実際にこのインパクトファクターの高い論文をコンスタントに
発表できる研究者が優秀だと考えられています。私も、雑誌に投稿する時は
できるだけ高いインパクトファクターの雑誌を狙います。では、インパクトファクターが10の雑誌に論文を一報掲載するのに、どのくらいの研究費が必要でしょうか? ある人は50万円でだせるでしょうし、別の人は300万円かかる
かもしれませんが、どちらも自分が無駄をしているとは考えていないでしょう。この効率の問題には答えがだせませんが、面白いのはアイデアが良くて
それを検証できる実験を実行できる金さえあれば、充分にオリジナリティーの
高い仕事が出来ることです。もし研究資金の額に比例して研究成果が機械的に
出てくるのなら、これほどつまらないことは無いと思います。このあたりの
議論は、実際に世界的な業績を誇る方々がネット上で議論していますので、
御参考までに。
http://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/molonc/www/immune/Originality.html
133グラノベッター:2000/11/02(木) 06:59
>>132 DDさん
う〜む。日頃理系の研究などにはまったく縁が無いので、私としてはとても新鮮な話です。
確かに、社会科学の研究でも、事前の計画にほぼ完璧に沿って研究が進み、期待していた結
果がでてきたという研究は意外に少ないと思います。研究が進行していく過程で、予想外
の結果が出たり、全く別の仮説を発見したりするもので、そうしたものを必要以上に失敗
と捉えずにうまく吸収しながらより大きな研究成果を導いていくのが優秀な研究者といえ
るでしょう。社会科学の場合だと、それが比較的問題なくできるのですが(研究計画の変更
に融通が効き過ぎるところが逆に問題でもあるのですが)、理系(しかも実証系)の研究の場
合は、そうした「発展的な研究プランの変更」ができにくいのではないかと推測したわけで
す。しかし、やはり理系の世界でも優秀な研究者にとっては、そうした心配は杞憂でしかな
いようですね(笑)。

さて、教えていただいた「独創的研究とはなにか」というテーマについてのページ、拝見さ
せてもらいました。まさに「目からうろこが落ちる」という感じで、一気に読んでしまいま
した。とても有益な情報を有難うございます。
このテーマは、文系/理系に関係なく研究を生業とする全ての人間にとって、不断に自問自答
していかねばならないテーマですね。さらに、このページをもとに、自然科学と社会科学にお
ける「独創的研究」のあり方の違いについて、少し考えさせられたところがあるのですが、
もうちょっと頭を整理してからアップします(笑)。
134うんこ野郎:2000/11/02(木) 08:53
>グラノベッター
もう少し簡潔に書いてくれないかなぁ?長すぎて読めないよ。
もっとヤサシイ文章にしてくれ。
135ぷれどく:2000/11/02(木) 09:20
>うんこ野郎殿

同意。
136酒豪:2000/11/02(木) 09:41
       


          pれどくってなに?
             ポスドクとちがうの?
137NIHの日本人研究員:2000/11/02(木) 10:43
>136
あのね、それくらいわかるだろ、これだから文系は困るんだよ。
ドクター取得前なんでプレドクって名乗ってるだけだろ・・
138グラノベッター:2000/11/02(木) 10:54
>>134 うんこ野郎さん(「さん」付けするとなんか変ですね(笑))
>>135 ぷれどくさん
すみません・・・。長ったらしい割に言葉足らずではしょっている文章だな〜と自覚して
います(泣)。難しいことでも優しく説明する努力と技術・・・、私に明らかに欠けている
ものですね。以後気をつけます。けど、次にアップしようとしている文章も長くなりそう
だなぁ・・・。
139なべ:2000/11/02(木) 11:48
>プレドク
それを言うならABDじゃないか? プレドクなんて言葉聞いたことないぞ。
速成2ch造語か?
それともあんた、最初にあるqualification examもまだ受けてないの?
140NIHの日本人研究員 :2000/11/02(木) 12:07
>139
本人ではないけど、しゃれでつけたHNだろ・・
まじになるなよ
141まだ飽きないワケね・・:2000/11/02(木) 12:19
>140
君もシャレでつけたHNってワケか・・
悔しかったらホントにポスドクでアメリカに来い。
ヒトマネの低脳・・(笑
142なべ:2000/11/02(木) 12:20
いや、139と140のレスがつかなければ、
ここ2chの大多数がプレドクってそのまま鵜呑みにしてたと思うね。
2chは煽り、はったりが一歩先じてるところだからね。
143NIHの日本人研究員:2000/11/02(木) 12:23
>141
なになに、あんた程の洒落はないよ・・(笑

144在アメリカ研究員:2000/11/02(木) 12:26
>142
日本では「プレドク」という言い方をすることもあるけどね。
ポスドクに対する呼称としてね。
145仏人:2000/11/02(木) 12:33
>144
ほんと?
なら、アメリカでのプレドクとABDの違いは何?
146在アメリカ研究員:2000/11/02(木) 13:12
>145
日本の造語ですよ。
日本の大学院を出たので知りません。
147DD:2000/11/02(木) 15:00
>>124 グラノベッターさん
あそこ有名ですよ、劇場街として。>>125以下の内容に対してレスをつける
つもりですが、その前にネット討論を御覧になったようなので、そっち関係の
レスをつけます。聞きたくないかもしれませんが(笑。
発言者のなかで、私が個人的にすごいと思うのは平野、石坂の両博士です。
石坂博士は石坂照子博士とのタッグで研究を進めてきたので、実際には石坂夫妻を
尊敬してます。お三方ともMD研究者で、疾患に関わる重要な蛋白質を同定しました。
発想と作業仮説自体は、実に素直で素朴なものですが、それを検証するためのベンチ
ワークにかける情熱というか執念は並みではありません。もう一つ共通している点は、
その時代の常識(パラダイム)に囚われずに、自分自身の実験結果に基づいて
作業仮説とその検証を一つづつ行っていくスタイルです。このパラダイムに囚われない
という姿勢は、自分の実験技術の精度に対する自信に強く裏打ちされたものです。
>>132ですぐれたサイエンティストの条件として仮説と実験デザインの組み合わせが上手い
ことを述べましたが、これに自分のテクニックに対する確固たる自信を加えます。
この自信は、結局ベンチワークからしか生まれてきません。特に石坂博士は、仕事時間の
大部分を実験に費やすように心がけたということです。この実験が、社会科学系の場合は
何に相当するのでしょうか。資料収集、データ整理は我々も行います。ベンチワークに相当
するものは、なんでしょうか。
148うに:2000/11/03(金) 03:14
いま充実してるんで方法論や他の分野には興味ないな。
研究中に自分のゴールを明確に理解して、方法論に関して意識的であることは
大切だけど。
知り合いで方法論だけで飯を食っているつまらない教授を知っているからかもしれない。
149うんこ野郎:2000/11/03(金) 04:12
>148
狭い世界で充実してろや。
150うんこ野郎:2000/11/03(金) 04:22
>149
やめろ、偽者
151名無しさん@キティ立入禁止:2000/11/03(金) 04:56
うにって将来職あんの?
それとも学問に殉死すんの?
152うに:2000/11/03(金) 06:27
>151
うーん。あると思うよ。
「学問に殉死」もいいねえ。
その覚悟あるよ。。
人間、腹据わると楽よ。
わらわら
153名無しさん@キティ立入禁止:2000/11/03(金) 15:11
あげます。
154東海岸の研究員:2000/11/03(金) 16:37
皆は頑張ってるなあ・・
155グラノベッター:2000/11/03(金) 22:11
>>147 DDさん
当方、音楽・演劇等にはまったく疎いもんで、その通りが有名だなんて知りません
でした(汗)。

さて、独創的研究の捉え方についての自然科学と社会科学における相違点について
書こうと思っていたのですが、思いのほか長文になりそうで、またいろいろご批判
受けるのではないかと危惧していたところ、このレスがありましたので、先に書き
ます。というか、質問があるのです。
本当に恥ずかしい質問なんですが、「ベンチワーク」って具体的にはどういうこと
をさすのですか? おぼろげな理解はあるのですが(仮説モデルのコンピュータ解析?)
いまいちピンときていません。今後の議論にすれ違いがあっては困りますから、恥
をしのんで質問します。どなたでもいいんで、教えてください。
156偽DD:2000/11/03(金) 22:21
>155
ベンチワークは、実験労働のこと。実験台のことをベンチという。
白衣着て試験管振り回してるとこ考えて下さい。
今は、白衣を着ない人も多いけど。実際は、この間に
今夜のおかずのことや次の実験や論文のプロットを
考えてたりする。
フルプロフェッサーになったり、年をとったりすると
ベンチワークをやらなくなる。理由は、忙しいとか
体がついていかないなど。
157グラノベッター:2000/11/04(土) 00:23
>>156
早速のレス有難うございます。なんか私はとっても勘違いしてたみたいですね。
実験に関してもっと狭義なことを指しているのかと思ってました。

う〜ん、社会科学においてベンチワークに相当するもの・・・。恐らくこれは
理論研究と実証研究で分かれると思います。理論研究の場合、シコシコ文献を
大量に漁ってきて、黙々と読み、頭で思考実験しながら、自分のアイディアを
理論化していく感じなので、この一人作業がベンチワークみたいなもんですね。
一方、実証研究の場合、サンプル集団を対象にサーベイ(アンケート)をかけた
り、研究対象の組織(企業など)に乗りこんでインタビューをしたりして、集め
たデータを統計ソフトとかでいろいろ分析(因子分析等)したりするんで、その
データ集めのフィールドワークがベンチワークに相当するのでしょう。
(続く)
158グラノベッター:2000/11/04(土) 00:30
しかし、DDさんの言うベンチワークのニュアンスは、自分の仮説を実証してい
く過程での、研究者としての「執念」みたいなものが研究作業の中のどこで見
られるかという意味でしょうから、社会科学研究の場合、結局それは「自分の
頭の中での思考実験」ということになるかもしれません。どんな数式や科学的
事実をサポートに使おうとも、社会科学研究は人間の言語を使った「ロジック」
を磨きをかけねばなりません。それは結局自分の頭の中でしかできないものです。
社会科学の実証研究の中には、お粗末な論理仮説を大量のサンプルを使ったサーベイ
で検証して、もっともらしい議論をしているものがゴマンとあります。やはり、
それらは仮説の検証「以前」のロジカルな思考実験が足りていないのだと私は思
うのです。理系の研究でもそうかもしれませんが、研究とは結局のところ、ネチ
ネチとした孤独な作業の上に成り立っているものだと思います(笑)。

いうまでもなく、この意見はあくまでも私の考えですので、他の社会科学研究者
の方がどう考えているのか分かりません。うにさんとか異論あればレスしてくだ
さいね(笑)。
159名無しさん@キティ立入禁止:2000/11/04(土) 00:35
>158
うには自分の世界で満足してるよ・・

「他の学問分野のことを知ろうとしない人間は、
結局自分の専門分野で開花することもないのだ」
(あるノーベル化学賞受賞者)
160名無しさん@キティ立入禁止:2000/11/04(土) 00:37
>158
ウニは自分の世界で満足してるよ・・

「他の学問分野のことを知ろうとしない人間は
結局自分の分野で開花することはないのだ」
(あるノーベル化学賞受賞者)
161:2000/11/04(土) 02:30
>社会科学の実証研究

あれって、一体何が面白いのか私にはまったく理解できません。(^^;
まあ面白くても役に立たない、というのも考えものですが…
162>161:2000/11/04(土) 02:44
>社会科学の実証研究
日本や欧米での実例ありますか?
研究者名と課題の例が知りたい
163うに:2000/11/04(土) 10:19
社会学や心理学のフィールドワークは実験に近いんじゃないかな。
統計取ったりね。
歴史学でも実証性という概念は重要ね。
自然科学の数学的実証性とは意味が当然違うのよ。
考古学とかは理系と文系の両側面をもっているね。
理論経済学も数学使う分野によっては実験ぽいね。
マーケットの分析とかね。
実例挙げないと意味ないよ。

あと方法論だけで器用な人は学問にしてしまうのよ、文系の場合は特に酷い
方法論に関する論文ばかり書いてその方法論を適用してすごい研究をしているかというと
全く実質的な業績が無いの。
formもsubstanceも大切だけどformだけで器用に論文をつくりだす学者が多い。
骨太な論文が欲しいね。
164名無しさん@キティ立入禁止:2000/11/04(土) 11:25
>163
方法論にこだわる人は、研究者ではなくて評論家みたいなものかな。
165うに:2000/11/04(土) 16:37
方法論じたい非常に重要なものだから、そうは言わないけど。
確かに、日本の学問は、経済学(たとえね)ではなくて欧米の経済学に関する紹介や批評のような
「経済学学」といった評論家っぽいものに終わることが多いね。
総論ばかりが長くて、自分の意見の部分がほとんど無いの。
分析と紹介の過程自体が学問というね。それもありなんだけど。
評論家を必要としている人も多いしね。それがおおすぎるというのはちと困る。

また、方法論は自分のやりたい学問や分野と密接に関わりあって表裏一体のものなので、
具体性を捨象すると余り議論に意味が無いのではということと、
いい論文を何10本か書いて、それをどのようにして書いたのかのknow howを
方法論としてまとめるのは他の人間に意味があるのかもしれないけど、
大家でもないのに論文自体書く前からそういう議論をしても仕方が無いのではと思う
という理由はある。
文系の場合は方法論は違ってもいい論文になる場合も多いしね。
学派は違うのにそれぞれの学派でいい論文が出ているしね。
ピアノで古典派の巨匠もいればロマン主義の巨匠もいるようなもの。
研究もある意味音楽と一緒でその人自身の人間が現れてくると思う。
方法論というのはそれぞれの学者の良心に属して学者の数だけ学問があるという立場。
理系の人には複数の真実があるという考え方はなじまないかもしれないけどね。

でも、グラさんやDDさんみたいな議論は否定するわけじゃないよ。
議論に対する好みの問題。
理系の場合はプロセスとしての方法論というのはより客観的に確立しやすいと思うしね。
文系と理系の枠組みを超えて知の体系を確立しようとするのは大切なこと。
ただ、お互いの専門に関して想像なので双方で微妙に議論がずれているのではとは感じたけど。
形而上論もつらいからね。
166DD:2000/11/05(日) 06:17
>>157-158
>研究とは結局のところ、ネチネチとした孤独な作業の上に成り
>立っているものだと思います

私がこの業界に入る前に何人かの教授から同じことを言われました。「本当にいい研究とは孤独な作業なので、孤独に耐えなければならない。」と。
それから、研究の進め方のレス、有難うございました。来週は2ちゃんに来れないのですが、グラノベッターさんのレス、またまとめて読むのを楽しみにしてます。

>>165
うにさん、私はもともと出自が純然たる理系ではないせいか、
あまり文理の区別にこだわったことはないです。昔に携わってた
生業のせいか、実生活では無害なへ理屈はよくこねますが、このスレッドでは議論というよりも、社会科学研究の進め方に興味があるだけです。心理学や社会学の日本の教室に在籍する友人もいたけど、彼女等とは遊ぶ分には楽しかったけど、研究の進め方とか残された大きなテーマが何かとかは、話さなかったので、ここで現役の社会学者の意見を拝聴できるのは、とても有り難いことなのです。そして、話しがずれているのも、ネットで会話して修正出来るのなら結構なことです。最初からお互いの知識と価値観が大きく共通しているのなら、あえて会話しなくてもいいわけです。
くり返しですが、私はここでは学問について何か結論を出そうなんて考えてなく、あくまで他分野の方の価値観を理解したいだけです。今の所、社会学者の方が熱く語るのを、私は感心しながら
聞いているだけだと思います。
167グラノベッター:2000/11/05(日) 06:28
>>163
>>165 うにさん
レス有難うございます。総論賛成ですが、各論では私はちょっと違う意見を持っています。
方法論は研究の中身と密接に絡み合っているという点、その通りだと思います。あくま
でも方法論は、対象をより効果的に分析・考察する際の「ツール」もしくは「虫メガネ」
のようなものだと思います。だから、単独で方法論を議論しても面白みのないものになり
がちです。

ただし、「方法論研究」が特定の対象を取り上げた研究より重要性が低いとか、「方法論
研究」をしている人達の努力が価値の低いものだとは私は思いません。むしろ、今の社会
科学は(自然科学もそうですが)、先人達の科学的方法論に関する膨大な研究蓄積の上に
のっかっているものです。自然科学と違って、社会科学は採用する方法論によって研究
アウトプットが大きく左右されるのは今では周知の事実ですが、こうした今では常識的な
理解も、客観的実証主義が全盛だった50年ほど前まではあまり説得力を持っていなかった
わけです。しかし、バーンスタイン等の「客観主義vs相対主義」の議論などを経て、社会
科学における事実とはuniversalなものではなく、価値依存的、方法論依存的であるとい
う考えが浸透してきたのです。社会科学(経済学・政治学・社会学・人類学、等々)におけ
る方法論研究=「研究のための研究」が果たしてきた貢献は計り知れないものだと思います。
(続く)
168グラノベッター:2000/11/05(日) 06:31
たしかに、特定の分野における研究成果がないのに、方法論の議論ばかりしていてもしょう
がない、という意見もよく分かります。しかし、うにさんもおっしゃられていたように、自
分の研究で採用する方法論には意識的でないといけないのは本当にそうで、極端に言えば、
社会科学では採用する方法論(ないしその背景にある科学思想)の選択が、その研究の生死を
決するとも言えます。例えば、インターネットの社会的意義を論じる際に、技術決定論で切り
こむか、社会的構成論で切りこむかで、そのインプリケーションは全く違うものになります。

全ての研究は、意識的であろうが無意識的であろうが、なんらかの方法論パラダイムに依拠し
ています。社会科学においては、研究内容と方法論が切り離せない問題「だからこそ」、自ら
が依拠する方法論をもしっかりと相対化し、自分の研究により適した方法論を採用するのが大
切なのではないかと私は思います。この意味で、素人なりにも私は方法論の議論が自分の専門
領域の議論と同様に好きなのです。また、理系の研究やその方法論についてもいろいろ話をう
かがいたいと思うわけです。理系と文系の研究に間には、それこそ埋め難い共訳不可能性があ
りますが、その両者のあいだの様々な差異(誤解?)から生まれる議論こそ、私はとても有意義だ
と思うのです。まあ、うにさんのお考えとさして相違ないと思いますが(笑)。それに、異論を
出してもらえるのは本当にありがたいで、これからもきつ〜いレス宜しく御願いします(笑)。
169グラノベッター:2000/11/05(日) 06:34
たしかに、特定の分野における研究成果がないのに、方法論の議論ばかりしていてもしょう
がない、という意見もよく分かります。しかし、うにさんもおっしゃられていたように、自
分の研究で採用する方法論には意識的でないといけないのは本当にそうで、極端に言えば、
社会科学では採用する方法論(ないしその背景にある科学思想)の選択が、その研究の生死を
決するとも言えます。例えば、インターネットの社会的意義を論じる際に、技術決定論で切り
こむか、社会的構成論で切りこむかで、そのインプリケーションは全く違うものになります。

全ての研究は、意識的であろうが無意識的であろうが、なんらかの方法論パラダイムに依拠し
ています。社会科学においては、研究内容と方法論が切り離せない問題「だからこそ」、自ら
が依拠する方法論をもしっかりと相対化し、自分の研究により適した方法論を採用するのが大
切なのではないかと私は思います。この意味で、素人なりにも私は方法論の議論が自分の専門
領域の議論と同様に好きなのです。また、理系の研究やその方法論についてもいろいろ話をう
かがいたいと思うわけです。理系と文系の研究に間には、それこそ埋め難い共訳不可能性があ
りますが、その両者のあいだの様々な差異(誤解?)から生まれる議論こそ、私はとても有意義だ
と思うのです。まあ、うにさんのお考えとさして相違ないと思いますが(笑)。それに、異論
を出してもらえるのは本当にありがたいことなんで、これからもきつ〜いレス宜しく御願いし
ます(笑)。
170グラノベッター:2000/11/05(日) 06:36
うわわ〜。168と169の二重レス、本当にごめんなさい。
171名無しさん@キティ立入禁止:2000/11/05(日) 06:57
>あと方法論だけで器用な人は学問にしてしまうのよ、文系の場合は特に酷い
>方法論に関する論文ばかり書いてその方法論を適用してすごい研究をしているかというと
>全く実質的な業績が無いの。
>formもsubstanceも大切だけどformだけで器用に論文をつくりだす学者が多い。
>骨太な論文が欲しいね。

これはめちゃ痛い。
172グラノベッター:2000/11/07(火) 09:31
とりあえずあげときまーす。最近かなーり忙しくなってきた・・・。
173うに:2000/11/08(水) 04:51
>DDさん
>心理学や社会学の日本の教室に在籍する友人もいたけど、彼女等とは遊ぶ分には楽しかったけど
うらやましー。このこの。
>社会学者の方
社会科学・人文科学の学者ね
科学なのかな?
>グラさん
まーだから、あの、好みだねー。
あと、えらい学者さんの名前を全く使わず、平明なロジックで説明してください。
あほなので、名前は聞いたことあっても彼らの思想は分からんのでし。(;;)
読んだことあっても専門家じゃないので100%理解してないの。
>171
誰よん?
174SOI NANA:2000/11/08(水) 04:54

 今回で7回目となるバンコク訪問、いつも通りNANAホテルに宿を取り、夜の喧騒へ と繰り出
した。すでに恒例となっているレインボー2での同行した友人との乾杯を終 え、視線はステー
ジへと注がれていた。

 しかし、時間が遅いせいもあって、ステージにはひと目で残り物と判別できる女し かいない。
せっかくの初日に残飯処理をされられるのはまっぴらだ。早々と見切りを つけ、次の店に行こ
うと友人を誘おうとしたら、友人は片桐はいりに似た女のおっぱ いをもんでいる。

友人におっぱいをもまれながら、その片桐はいりは僕から視線を離 さない、すぐに目をそらし
た僕は、すでに3杯のコーラが置かれている友人のテーブ ルへ100バーツ札をそっと置き店
を後にした。

 そして、コの字型の建物を1階から2階へ、2階から3階へと上っていき、何軒目 かわからな
い店で、何杯目かわからないジントニックを飲んでいるうちに、僕の理性 は失われていった。

 気が付くと僕は部屋にいた。ベッドの上には、NANAプラザのそばで売っている「ゴ キブリを
油で揚げたようなもの」をバリバリ食べながらテレビを見ている物体がい た。その片桐はいり
にさえ遠く及ばない物体は、僕に「ゴキブリを油で揚げたような もの」をしきりに勧めて来る。

 人生最大のピンチがやってきた。なぜこんな状況になってしまったのだろう、アル コール漬け
になっている僕の脳みそから薄れかけている記憶をたどり寄せると、この 「片桐はいりにさえ
遠く及ばない物体」は、ゴーゴーバーのピンクの照明の中では少 なくとも、片桐はいりを少しだ
け上回っているはずだった。

いまさら後悔しても遅い ので、僕はどうやってこのピンチを切り抜けるかを考えていた。そうこ
うしているう ちにその「片桐はいりにさえ遠く及ばない物体」は「ゴキブリを油で揚げたようなも
の」を完食して食欲を満たしたのか、「ゴキブリを油で揚げたようなもの」の油がつ いた手で僕
の服を脱がしにかかったのだ。

 もうだめだ、このピンチはマリーンズに行ってしまった大魔人佐々木でも切り抜け ないだろ
う。僕の服を脱がし終わった「片桐はいりにさえ遠く及ばない物体」は、あ ろうことにその「ゴキ
ブリを油で揚げたようなもの」の香ばしいにおいがする口で、 僕にディープキスをしてきたの
だ。これこそがディープキスというようなキスをされ た僕の口の中は、「ゴキブリを油で揚げた
ようなもの」の香ばしいにおいと味が充満 していた。
175SOI NANA:2000/11/08(水) 04:55
 薄れ行く意識の中で、この「片桐はいりにさえ遠く及ばない物体」にクンニを強要 された時、
僕の中で人としての誇りのようなものが音を立てて崩れていくのを感じて いた。

 翌日、片桐はいりと一夜を過ごし満足げな友人と共にバンコクコージーに向かい、 人として
の尊厳を少しだけ取り戻した僕はその夜テルメへ行き、前日のような失敗は 繰り返すものか
と、コーラを片手に店内を物色していると、鈴木あみにまわしげりを 食らわしたぐらいの可愛い
子が4人ぐらいのグループの一番奥に座っているではない か。早速僕はその「鈴木あみにま
わしげりを食らわしたぐらいの可愛い子」に近づい ていった。

 すると、何を勘違いしたかグループの中で2番目ぐらいにブスな女が俺の前に立ち はだか
り、へたくそな日本語で話し掛けてきやがった。そう簡単には「鈴木あみにま わしげりを食らわ
したぐらいの可愛い子」には近づけさせないわよといわんばかりの 振る舞いはまるでゴーレム
のようだ。

なんとか衛兵をかわしつつ目当ての「鈴木あみ にまわしげりを食らわしたぐらいの可愛い子」
の前にたどり着くと、彼女は流暢な英 語で迎えてくれた。速攻で一緒に行く話をつけ、ゴーレ
ムの「私も連れてけ」の攻撃 をシカトしつつ、めでたくホテルまでたどり着いた。
176SOI NANA:2000/11/08(水) 04:56
 彼女は19歳の大学生、ホテルに入るなり、いきなりディープキスをしてくるでは ないか。あま
りの出来事に僕は前日の「ゴキブリを油で揚げたようなもの」の香ばし いにおいが口の中に残
ってないか心配だったが、彼女はそんなことお構いなしに積極 的に口撃してくる。

風呂も入ってないのに全身をなめられてあやうく撃沈されてしま うところだった。お返しに僕も
風呂も入ってない彼女の全身をなめてあげたら、タイ 人のくせにまるで洋モノポルノのように
叫んでいた。あまりのノリのよさに思わずゴ ムなしで入れてしまいそうだったが、すんでのとこ
ろで思いとどまり、心を鬼にして 1回戦終了。

 結局、彼女は翌日の朝まで計4回をこなして満足したのか帰っていった。もはや完 全に人間
としての自信をとりもどした僕は意気揚々と3日目の夜に備えて眠りについ た。

 しかし、そんな僕をあざ笑うかのように事件は起こった。

 その夜、僕はパッポンのキングキャッスル1で2杯目のジントニックを飲んでい た。ダンサー
が入れ替わろうとしているステージになにげなく目をやったときに彼女 はいた。

 一目見て体に電気が走った、日本で見たとしても驚くぐらいのかわいいコを発見し たのだ。
そんなコがいままさにステージを降りようとしている。電光石火でウェイト レスに呼んでもらい、
席に座らし、5分もせずペイバーしてしまった。
177SOI NANA:2000/11/08(水) 04:56
 店を出て彼女に連れて行かれるままにパッポン1通りにあるラブホへと入った。そ こまでは
良かったのだが、部屋に入るなりそれまでの彼女の態度とは一変して、ビジ ネスウーマンへと
変身した。

 「キスは駄目、Fもしない、ショートで3500バーツよ」と彼女

 キスなし、Fなしはともかくとして、ショートで3500バーツはぼられすぎだと 思い1500バーツ
にしてと言ったら

 「あなた日本人のくせに3500バーツも払えないの?」
178SOI NANA:2000/11/08(水) 04:57
 温厚な僕は安全装置が3本ある、そのうち2本がぶちきれた、が、めちゃめちゃか わいいの
で我慢した。その後何とか2500バーツまで下げた僕は、意気消沈しなが らも事を消化しよう
と努めた、しかし、そのあまりに見事なまぐろっぷりになかなか イケなかった。すると彼女

 「まだ? もう疲れた、早くして。」

 最後の安全装置がたった今音もなく切れた。それと同時に僕の純粋な心に「やり逃 げしちゃ
え」という文字がフォントサイズ38ポイント、太字、斜体、下線付きで浮 かび上がってきた。

 そして、事が終わり彼女がシャワーを浴びている間に僕は颯爽と服を着て、受付の ねーちゃ
んにタバコを買ってくると告げて、そのままホテルの階段を下り、独り言の ように「アディオス」
とつぶやくと、スリウォンに向けて歩き出した。

 日本ではもうすぐ秋が来る。
179名無しさん@キティ立入禁止:2000/11/08(水) 04:58

チリのもっともお手軽な風俗遊びはいわゆる一発屋です。歌舞伎町や池袋の風俗 のように消えたりできた
りしますが、新聞にマッサージとして広告がでているの ですぐにわかります。チリに限らず中南米の町は、
ほとんどが15世紀のスペイン 人の侵略後につくられたということもあり碁盤の目のように道路が走ってい
るの で住所がわかれば簡単に行けます。
180名無しさん@キティ立入禁止:2000/11/08(水) 04:59

ブラジルのペンション荒木にあたる宿として ペンション早乙女がありますが、だいたいそこから歩いていけ
ます。ブラジルに 比べるとチリは数段に治安がいいので夜も安心して歩けます。(現在、独裁者ピ ノチェッ
トが引退してしまったので、治安が悪化しているかもしれませんが)

一発屋に行くとまず、おばさんがでてきます。そして、そのあとに女の子が一人 ずつでてきて、「リンダ」「マ
リア」「マルガリータ」「バールバラ」「ルイー サ」とつぎつぎに名前を言っては消えていきます。美人だと思っ
たら名前を必至 でおぼえないとあとで後悔することになります。
181名無しさん@キティ立入禁止:2000/11/08(水) 04:59

どこでも10人くらいがでてきま す。金髪は滅多にいませんが半分は美人です。初めてのとき私は、

「この娘に決 めた」

という子がいたのですが、そのあとに出てくる娘がみな美人だったため目 移りしているうちに、最初に決
めた娘の名前を忘れてしまい、最後におばさんが 出てきて

「誰にする?」

と聞かれたとき、

「4番目の女の子」

と答えた答えたこ とがあります。おばさんは

「えっ!」

という顔をして奥に入り

「4番目にでたの はだれだ?」

とか大声で訊ねてました。

女の子たちの笑い声のあとでてきたのは まぎれもなく愛しの彼女でした。 名前は「アナ」でした。
182名無しさん@キティ立入禁止:2000/11/08(水) 05:00

アナちゃんと個室に入りに一緒にシャワーを浴びます。にこにこしながら僕の股 間を洗ってくれます。そし
てベットへ。アナちゃんはまず僕の乳首に舌を這わし てきます。レロレロ。そして生でフェラチオ。ねっとりと
舐めまくります。そし て金玉裏表舐め舐め。皺をひとつひとつ広げて丁寧に舐めます。美しい顔が自分 の
股間にあり、自分のものに舌を這わしているのを見るのは本当に快感です。
183名無しさん@キティ立入禁止:2000/11/08(水) 05:01

残 念ながらアナル舐めはありませんでした。いつまでも続けるので行きそうになっ てしまい、顔を上げさせ
ます。そこでまたにっこり微笑むアナちゃん。コンドー ムを取り出し僕のものにかぶせます。これもさすがに
日本のソープみたいに口で やるということはなかった。アナちゃんは僕に

「上にのるか、下がいいか、それ ともバックが希望か」

きいてきます。そのとき僕は騎乗位を選びました。下から おっぱいを揉みながらつきあげるとアナちゃんは
本気であえぎまくります。一緒 にいきたかったのですが、その時は久しぶりセックスで、しかも直前までフェ
ラ チオで責められ行く寸前だったので、あっという間に行ってしまいました。ブラ ジル娘なら絶対に一言文
句があるはずなおですが、さすがにチリ娘少し残念そう な顔をしたけれどすぐに笑顔にもどり、コンドーム
を外してくれました。(南米 の女の子たちは買売春で自らも楽しもうという気持ちがあるのではずれが少な
い)そして、

「もう一回?」

ときいてきます。日本のソープみたいに40分とか60 分とかで決まっているわけではないので、(時間に追
われてするセックスなんて 南米人は絶対しないと思う)「もちろん、もう一回したい。また舐めてくれる ?」と
きくと「もちろん」と嬉しい返事。ザーメンまみれの僕の物を洗おうとバ スルームに入ろうとすると、

「どこに行くの、坐って」

と僕をベットに連れ戻し いきなり舐めてきます。僕のザーメンは彼女にきれいになめられて行きます。そ し
てまた彼女の舌は僕の金玉までおりてきて、金玉裏表舐め舐め。これがなかな か気持ちいい。しかし、い
ったばかりなのでなかなか勃起しない。金玉から棹に もどって今度はフルートを吹くように横にくわえる。う
うう、気持ちいい。やが て愚息も大勃起。そしたら彼女はコンドームもつけずにいきなりのっかってく る。

「うわーそれまずいんじゃないの。」

と思いましたが、僕の上で気持ちやさ そうに腰を使っているアナちゃんにいまさらコンドームつけてなんて
言えない し、居直って生であることを僕も楽しむことにしました。(これは非常に危険な 行為です。みなさん
できるだけ真似をしないように。)
184DD:2000/11/11(土) 18:33
一週間ぶりに覗いたけど、>>173が最後のマジレスとはちょっと寂しい。
>173のうにさん
彼女達と知り合ったきっかけは、専門学校です。
そこでは一般教養として社会科学、倫理学、音楽などがカリキュラムに組まれていて、
彼女達はそれらの学科の非常勤講師として招かれていたのでした。

もうひとつ。具体的な人名で説明してもらった方が自分的には理解しやすい時があります。
社会科学という学問の性質状、学者と学説は不可分のような気がするので。

今週はNew Orleans に行ってましたが、あそこは蒸し暑かった。
欧州はどうですか。
185仏ポスドク:2000/11/21(火) 08:09
なんか下がってるのであげてみてもいいですか。
今日論文投函したのでワインで晩酌。酔っ払い。アクセプトされるといいな。
当方実験系(=体育会系)研究者なので難しい議論(うーん恥ずかしい)に
ついていけなかったから引いてたけど、下がると寂しい。
皆さん頑張って。読みますから。(参加できないけど。)
186DD:2000/11/21(火) 12:26
>>185
投稿する時のなんとも言えない解放感は最高!
私もその気分を味わうために、まとめている最中です。
肉体労働者的側面が強い研究分野に身を置いていますが、
自分の予想を自分がデザインした実験できれいに証明できる
ことがあります。そういうことも、研究の楽しみの一つです。
何でも自由にやらせてくれて、いつでもencourage してくれる
ボスに感謝しています。
187グラノベッター:2000/11/21(火) 13:20
皆さん、このスレッド長い間ほっぽらかしてすみませんでした。別に変な
レスが続いたんでやる気なくしたわけじゃないですよ(笑)。マジでかな
り忙しかったんす。あるconference用の論文の提出があったもんで。

前のテーマを続けてもいいのですが、ちょっと間があいてしまったんで
ちょっと別の話でも。

理系の研究の世界にも当然大小様々なconferenceがあると思いますが、
皆さんはどれくらい出席・報告されてますか? 文系の研究だけの話で
はないと思いますが、ジャーナルに論文提出しても審査に1〜2年かかる
なんてザラなんで、へたすりゃD論書き上げるまでaccepted paperが
1本もないということになる可能性も大いにあるわけです。となれば、
労力のわりに評価が低いとはいえ、conferenceでの発表で最低限の業績
(とは言えないかもしれないが)づくりをしておかねばならなくなります。
私はいつまでたってもプレゼンが下手なんで、conference発表はあまり
気乗りしないのですが、ジャーナルからサクサクacceptもらえる自信も
無いんで、とりあえずconferenceには顔を出すようにしています。
けど、情け容赦ない質問攻撃を受けた時の緊張感といえば、ほんと寿命が
縮みますよね(笑)。皆さんはそんな経験ありませんか?
188DD :2000/11/21(火) 21:57
>>187
>conference
どーもです、グラノさん。
アメリカに来てからは、日本の学術集会での演題発表は
やめて、もっぱら米国内でのmeeting で発表しています。
理由は二つあって、米国の方が演題の質と量が優れていること
と、日本でのpromotion の際に海外(日本以外)での学会発表
の記載が要求されることが多いためです。
発表形式については私はポスター派で、自分の研究に興味を持って
くれる人達の質問を受けるのが好きなことと、その場で実験方法
についての詳細なやり取りが出来るため。実験方法なんて同じだろうと
言われるかもしれませんが、ちょっとした試薬の差で結果のが
がらりと変わることは少なくないので、馬鹿に出来ないのです。
最近の学会での収穫は、私の研究がかなりのattention を得たこと
と、ちょうど欲しいなと考えていた抗体が貰えることになったことです。
こんな感じでアメリカでは年に二回の学会発表をノルマにしています。
いつも学会前は移動やら準備やら面倒で少し憂鬱になるのですが、
今回も参加してよかったと満足出来る学会でした。
18963x:2000/11/22(水) 00:11
こんにちは。ドイツで学位とったあとポスドクしてます。専攻は生物。
実験系です。

グラノさんに質問。
かなり前の話で恐縮ですが、127でグラノさんが現象学的アプローチの可能性について
コメントしていましたが、よろしければもう少し解説していただけますか。
有効であるというのは読み取れましたが、どのように有効なのでしょう。
19063x:2000/11/22(水) 00:16
こんにちは。ドイツで学位とったあとポスドクしてます。専攻は生物。
実験系です。

グラノさんに質問。
かなり前の話で恐縮ですが、127でグラノさんが現象学的アプローチの可能性について
コメントしていましたが、よろしければもう少し解説していただけますか。
有効であるというのは読み取れましたが、どのように有効なのでしょう。
19163x:2000/11/22(水) 00:18
失礼。ダブルでいっちゃいました。
192名無しさん@キティ立入禁止:2000/11/22(水) 08:03
あんげ
193DD:2000/11/23(木) 23:26
英国の研究者が中心になって編集されているあるジャーナルを
みていたら、科学哲学の議論を活発にしていました。
英国人研究者の気質をあまり知らないのですが、彼等はこのての
話題が好きなのかなと考えました。そのうちにネタとしてここに
その内容を要約してみようと思います(話し相手がいればですが)。
194失意の研究員:2000/11/24(金) 00:15
DDさん、
楽しみですねえ・・
195名無しさん@キティ立入禁止:2000/11/25(土) 05:14
age
196名無しさん@キティ立入禁止:2000/11/25(土) 07:23

韓国では韓国人男性は日本で日本人の女性に大変もてるという
本がベストセラーになつているそーな。

妄想が好きな民族ダネー。
197名無しさん@キティ立入禁止:2000/11/25(土) 07:24
又聞きですが、ベトナム戦争の頃、韓国軍にだけは捕まるなとベトコンに恐れられたそうです。米軍に捕まったら捕虜でかえっ
ていい食事ができるのに、韓国軍に捕らえられたら、なぶり殺し。


チョン・ドファン、ノ・テウ両大統領は、ベトナム派遣軍の司令官を務めたことがあるにもかかわらず、韓国はベトナムに謝罪して

いません。三角地の戦争記念館には、ベトナム戦争の記録が誇らしげに展示してあります。

198グラノベッター:2000/11/25(土) 08:53
レス遅くなってすみません。最近落ち着かない生活してるもんで。今日はまとめて色々
レスします(笑)。

>>188 DDさん (学会)
1年2回の学会発表がノルマですか。私もそれぐらいやったほうが良いとは分かって
いるのですが、時間がないのを言い訳にして、顔を出すくらいの出席がほとんどです。
今回paperを提出したconferenceは扱うテーマが自分の研究トピックとドンピシャ
だったので、さすがに出る気になったのですが、今からプレゼンびびってます(笑)。
せめてもの救いは、大会議場に大勢を集める発表するタイプのconferenceではなく、
いくつかのサブテーマごとに会場を分けて行うworkshopタイプなので、比較的at home
な感じでやれることと、参加者とより親しくなりやすいことですね。学校でシコシコ
研究してるだけではできないような人のネットワークが作れるのが、こうした学会の
良いところですよね。しかし、ほんとプレゼンは緊張します(笑)。
199グラノベッター:2000/11/25(土) 09:03
>>193 DDさん (英国のジャーナル)
英国のアカデミアは、概してどの学問領域でも思想・哲学系の議論が好きです。英国
の大学(院)に留学されたことのある方なら分かると思いますが、大抵の社会科学系の
コースは、まずその分野の科学思想や理論背景の授業を取らされますし、米国の大学
(院)と比較して、全体的にプラクティカルとは言えない授業が多いです(もちろん学校・
コースによって多少違いますが)。理系の分野に関して私はよく知らないのですが、
英国の理系分野でもそうした科学思想の議論を活発にやっていることは十分考えられ
ます。

こうした英国のアカデミアの理論志向・哲学重視の傾向は、やはり米国アカデミアの
プラグマティズム・実証主義の傾向に対するカウンターアプローチと考えられる
でしょう。現在では、政治経済の分野に限らずアカデミズムの世界でも米国の影響力
は甚大ですから、そうした米国主導の流れに対抗するための「意図的」なスタンスの
部分もあります。が、やはりもともとのイギリス人の理屈っぽい気風も少なからず
影響していると思います。これまでの投稿でお察しのように、私も屁理屈言いの人間
ですから(笑)、なんとなくアメリカよりイギリスのほうが性に合うだろうなぁと
思ったのも、私が留学先をイギリスにした理由のひとつです(笑)。アメリカ行って
たらイジメられるかシカトされてたかな・・・(笑)。
200グラノベッター:2000/11/25(土) 09:10
>>189 63xさん (現象学的アプローチ)
レスが遅くなってまってごめんなさい。私の独り言のようなレスも読んでくれていて
ちょっと嬉しいです(笑)。せっかく質問を頂いたので、批判を覚悟のうえで、とりあ
えず思いつくまま書きたいだけ書きます。かなり長くなると思いますがお許し下さい。
続きのレスは全てsageます。興味無い方はすっとばしてください。

それと、最初に断っておきますが、私の専門は哲学でも社会学でもないので、私の現象
学その他に科学哲学に関する理解は限られた範囲のものですし、プロパーの人達の学説
と一致している自信もありません。それらの理論やフレームワークの「応用者」として
の理解であることを念頭に置いておいてください。
201グラノベッター:2000/11/25(土) 09:22
まず前の議論を多少繰り返しますと、自然科学と社会科学の根本的な違いは、観察対
象と観察者との関係にあります。例えば、天文学者が天体の動きを観察・分析するに
あたって、天文学者と天体は完全に断絶された存在です。天文学者がどんな分析をし
ようともどんな新しい発見をしようとも、天体の動きやその法則性が変わることはあ
り得ません。

一方、社会科学の場合、その観察対象と観察者の間には相互作用があります。例えば
経済学者(観察者)が何か新しい財政理論を発表したとし、それを政府実務者が実際に
国の政策に活用すると、経済(観察対象)そのものに変化が現れます。それがうまく行
くケースもあるでしょうし、失敗するケースもあるでしょう。そうした経済の変化を
観察した経済学者は、また新たな理論・政策枠組を考えます。このように、社会科学
者の研究成果は観察対象にだけでなく、自分自身にも変化を与えるようになり、この
観察者と観察対象の間には不断の相互作用関係があります。
202グラノベッター:2000/11/25(土) 09:33
ちょっと話はそれますが、この流れを>>132でDDさんが紹介している「独創的研究」
の話を思い出しましたので、これをもとに自然科学と社会科学の違いを違う角度から
見てみます。リンク先の公開討論会の3つめにある平野氏の文章からちょっと引用し
てみると、
「こと自然科学において創造的研究は存在しないと私は考えている。われわれはただ
一枚ずつカードをめくり、カードの下に潜んでいる事実を見きわめているだけであり、
そこにはわれわれの創造の入り込む余地などあろうはずもない。」
とあります。平野氏が言わんとしているのは、自然科学における独創的研究とは「自
然界の『未知』の法則性を『既知』にしていくプロセス」にあり、新たな法則性を
「創造」しているのではないということだと言えます。その一方、社会科学の研究は、
未知を既知にしていくプロセスが主眼ではなく(その要素もあるが)、研究者と研究対
象である社会とのインタラクションの中で、まさに新たな知見を「創造」し、その新
たな創造が引き起こすであろう社会のダイナミズムを活性化させることにあるといえ
ると思います。
203グラノベッター:2000/11/25(土) 09:45
平野氏のカードめくりのメタファーのように社会科学研究を何かのイメージに例える
とすると、私のイメージは、エッシャーの不思議絵「Drawing Hands」です。
http://www.worldofescher.com/gallery/DrawingHandsLg.html
2つの手がお互いを書き上げており、どちらが始まりと終わり、主と従なのかが分から
ないという図です。私の社会科学のイメージはまさにこれで、研究者の創造的知的行
為が社会に影響を与えると同時に、その研究者も社会の変化から影響を受けている。
こうした観察主体と観察対象がはっきりと区分けできなくて、相互に影響し合ってい
る社会現象の特徴を、ヘッジファンドの帝王ソロスは「再帰性(reflexivity)」と呼ん
でいます。彼は金融為替市場における市場参加者と市場動向の再帰性に注目して、独自
の理論を作り上げ驚異的な利回りを達成したと言われています。

ちなみに、自然科学系(理系)の研究者の方が、社会科学に対して抱く違和感やうさん
臭さというものは、このエッシャーの不思議絵を見た時に感じる違和感と同じような
ものかもしれません。はたして社会科学者が行っていることは科学なのか、単なるト
リックなのか、はたまた単なるフィクション作りなのか・・・。こうした疑問は、観
察者と観察対象の間に相互作用関係がない自然科学の思考様式を社会科学に当てはめ
る限りさけられないものです。
204グラノベッター:2000/11/25(土) 10:01
前置きが非常に長くなって恐縮ですが、これが私が>>125で指摘した、自然科学の思考
様式を社会科学に当てはめた際の問題点なのです。観察者と観察対象の断絶状態こそ、
主客分離思考、観察者の客観性仮定、要素還元的分析の有効性などの特徴を持つニュートン-
デカルトパラダイムが依拠する本質なのです。20世紀に入り、社会科学はこの自然科学
の思考様式を大幅に取り入れ、特に経済学などでの数理理論化が進みました。すなわち、
経済活動を天体の動きのように観察者から独立して存在する対象として扱ったのです。
これらの成果は非常に大きな社会科学の進歩であったと私も思います。しかし、その過
程において、社会現象に特有の再帰性がすっかりと忘れ去られてしまい、しまいには社
会現象も自然現象を理解する時と同じような方法論(主客分離思考・要素還元主義等)を
とることが最適だとさえ言われるようになったのです。
205グラノベッター:2000/11/25(土) 10:11
そうした自然科学パラダイムが支配的な社会科学をバランス化させるひとつの試みが、
私が注目しているといった現象学の研究蓄積を活用した社会科学研究なのです。ここで
現象学の詳しい解説に入るのはさけますが(私の知識不足もあるので)、誤解を恐れずに
その骨子を簡略化すれば、社会(現象)というものは、自然現象のようにアプリオリに存
在する客観的事実ではなく、様々な観察者が独自の主観に基づく解釈により共同的に
作り上げたものなのだ、という考え方です。このような客観的世界を素朴に受け入れる
思考態度を停止することをフッサールは「現象学的還元」と呼びました。また、こうし
た様々な主観に基づく社会現象の解釈が、共同的に人間の世界観を作り上げるとし、こ
れを「間主観性」とも言いました。このように、現象学の出発点は、まさに主客分離思
考の棄却であり、社会的事実における観察者と観察対象の再帰性への最注目だと言える
のです。この意味で、現象学的アプローチは、自然科学パラダイムにこれまで大きく依
拠し偏向してきた社会科学に、新たな知見をもたらしてくれると思うのです。

もう少し具体的に言えば、私は特に1960年代以降のシュッツやバーガー&ラックマン等
による現象学的社会学の業績に注目しています。彼らは高度に抽象的な現象学の理論を
社会分析(特に知識社会学)に応用できるように再構築しました。また、現象学に解釈学
的な要素を加えて理論化したガダマーやメルロー・ポンティ、そして彼らの議論の多く
引き継いでいるギデンズの構造化理論等の業績は、今まさに現在進行形で様々な社会科
学分野に応用されつつあります。日本でも一橋大学の気鋭の経営学者である沼上幹氏が、
ギデンズ等の解釈学的アプローチを大幅に採用し、自然科学の模倣である要素還元的
(彼の言葉でいうと変数システム記述)分析アプローチが支配的な経営学の現状に疑問を
投げかけています。これらの動きをひっくるめて、私は「現象学的アプローチ」と呼ん
だのです。
206グラノベッター:2000/11/25(土) 10:18
ふうっ。一気に書いてしまいました。誤字脱字ありましたらあしからず。というか、
あまりに長すぎて、皆さん呆れてしまったでしょうね。関心の無い方には本当に申し
訳なかったと思っています。これじゃぁ、たちの悪いアラシと同じですね(笑)。
今日はアガリます。ではまた。
207名無しさん@キティ立入禁止:2000/11/25(土) 13:06

この夏友人と一緒に韓国に行きました。ソウルでひとり買い物をしている時、流暢な日本語を話す男性が近づいてき
て、「日本
語の勉強をしています。少しの時間でいいから教えてください」と言われ、時間潰しの気分で男のアパートについて
行きました。
その時の私はソウルに住む庶民の生活を見れればとの思いもありました。後になって考えれば、この軽率な判断が
その後の私

の人生を崩壊させたのです。
208名無しさん@キティ立入禁止:2000/11/25(土) 13:07

奥さんと子供4人暮らしのはずの男のアパートにいたのは3人の別の男、みないやらしそうな顔で私を見ました。そ
のうちの一
人が「ニホンジン慰安婦」と片言の日本語で呟き、ニヤニヤと笑いました。(このままでは危ない、何とかこの場から逃
げなければ)
そう思いましたが体が動きません。恐怖で声も出ませんでした。男たちはそれから「日本軍のお返しだ!」「汚いマン
コの日本人

豚め!」と言いながら、私を交代で強姦しました。彼らはその言葉に自ら興奮している様子でした。私はすべてが終
わった後殺
されるのだなと、天井を見つめながら考えていました。
209名無しさん@キティ立入禁止:2000/11/25(土) 13:08

気付いたときはホテルの近くの路上に横たわっていました。着ていた服は破れ、貴重品はすべて取られました。今
はとても韓国

人が憎いです。もちろんこの話を聞けば多くの韓国の人々が私に同情してくれることでしょう。しかし今の私には韓
国人からの
同情は必要ありません。彼らは心のどこかで従軍慰安婦の仕返しが出来たと、ほく笑んでいるからに違いないから
です。韓国
人が憎くて憎くて、なぜ日本軍は昔韓国人を全員虐殺しなかったのかと、昔の日本人を恨んだりもしました。日本に
も多くの韓
国人が住みついていると聞きます。彼らも本国の韓国人と同罪です。政府は一刻も早くこのレイプ魔たちを私たちの
国から駆
除、根絶すべきです。

みなさんも私の経験から学んでください。韓国人は友人ではないのです。彼らは人間の仮面を被った鬼畜です。
210名無しさん@キティ立入禁止:2000/11/25(土) 13:09


僕もソウルの東バスターミナルのサウナの地下の仮眠室で犯されました。

211名無しさん@キティ立入禁止:2000/11/25(土) 13:32
韓国人が140人を強姦

「ガキの使い」語り140人強姦 芸能人の名をエサに女子高生釣る

テレビ局関係者を名乗り、女子高生を乱暴したとして、
警視庁上野署は24日まで に、強姦の疑いで、住所不定、
無職李昇一容疑者(36)を逮捕した。

 同容疑者 は「約3年前から同じ手口で140人の女性を犯した」
と供述しており、同署が裏付 けを進めている。
 調べによると、李容疑者は昨年10月2日夕、台東区上野の
路上で、女子高生(1 7)に
 「わたしはテレビ局の関係者だが、番組の打ち上げをするので、
かわいい子を 探している」
と声を掛け、カラオケボックスで強い酒を飲ませた上で、
ホテルに連れ込み強姦した疑い。

212名無しさん@キティ立入禁止:2000/11/25(土) 13:33
ふうっ。一気に書いてしまいました。誤字脱字ありましたらあしからず。というか、
あまりに長すぎて、皆さん呆れてしまったでしょうね。関心の無い方には本当に申し
訳なかったと思っています。これじゃぁ、たちの悪いアラシと同じですね(笑)。
今日はアガリます。ではまた。
213名無しさん@キティ立入禁止:2000/11/25(土) 13:46
>>212
非常に性質の悪い荒らしです。
もう2度と来ないで下さい。
海外生活に全然関係ないです。
214名無しさん@キティ立入禁止:2000/11/25(土) 13:59
215名無しさん@キティ立入禁止:2000/11/25(土) 14:01
筑紫哲也のニュース番組にでてた自称元慰安婦のばあさんは
『謝罪より金よこせ』とはっきりいってましたよ。

ほかのばあさんも似たようなものなのですが、
国の責任問題に発展させたい慰安婦支援団体連中が、
金をうけとったばあさんをボロクソにけなし、
嫌がらせをしたりするんだってよ。

ようするにとにかく金がほしいだけの自称慰安婦に、
日本を攻撃したい連中が圧力かけてるわけね。

ゼニに汚い朝鮮ジン、昔みたいに炭坑でコキ使って全員過労死させるべし。

216名無しさん@キティ立入禁止:2000/11/25(土) 14:51
   韓国人に興味あるのはお前だけだよ。
  ここの他の連中は興味ないっての!

217名無しさん@キティ立入禁止:2000/11/25(土) 19:18
なんか荒らされているがage
218グラノベッター:2000/11/25(土) 19:27
>>212
上手に私のレス使いましたね。うーん、うまい。いや、マジで。
けど、この手のレスはどっか他でやってくださーい。

今アメリカはお休みの時期なんですね・・・。
219DD:2000/11/25(土) 23:13
どーもです、グラノさん
>>198
conferenceっていうと小人数のclosed meeting を連想しますね。
私たちはもっぱらmeeting って言います。
年会費$200、meeting 参加費$200位です。
大きなmeeting だと演題数総数が約13、000で会期は5日間。
目当ての発表を見にいくだけで疲れます。おまけに$1000位は
すぐに飛んでしまうし。
こういう話題もお互いの分野を知る上で重要だと思いますよ。

>>199
>分野の科学思想や理論背景の授業
そういうのとても興味あります。テキストなんて使ってますか?
薄い奴なら読み通せそうな気がします。アメリカの大学生はどの科目でも
重いテキストを指示されて唸ってます。それから私の周囲のアメリカ人は
議論好きです、単なる話し好きという説もありますが、放っとけば3時間位
しゃべってます。
実験してきて戻ったらまたレスいれます。
220グラノベッター:2000/11/27(月) 01:40
>>219 DDさん
なるほど。私の分野のイメージでは、conferenceのほうがmeetingより大きい会議を
指すことのほうが多いような気がします。こういう言葉の定義の違いも面白いですね。

科学思想・方法論のテキストに関しては学校・コースによって大きく違うでしょうが、
私がPhD courseの最初に読まされたのは以下のようなものです。

Kuhn@` “The structure of scientific revolutions”
Finch@` “Max Weber on the methodology of the social sciences”
Polanyi@` “The tacit dimension”
Bernstein@` “Beyond objectivism and relativism”
Burrell&Morgan@` “Sociological paradigms and organisational analysis”
Popper@` “The logic of scientific discovery”

言うまでも無く、これらは「社会科学」の思想・方法論に重点をおいたものです。
ちなみに、後ろにあげたのものほど分厚くなります(笑)。やはり、Kuhnのパラ
ダイム論は必須でしょうね。この本は200頁ぐらいなので比較的読みやすいほう
ですし。
221DD:2000/11/27(月) 03:12
>グラノさん テキスト紹介ありがとうございます。
この中で読んだのは、クーンだけです。みすず書房から出ていた
2册のやつです。ポパーは本屋で手にとっただけで、化粧箱に入っていたので内容は見ませんでした(笑。
著者の出身が気になったので、調べてみたら意外にも英国人はいませんね。ポラニは彼の前歴からして、とっつきやすそうなので挑戦してみようと思います。
それにしても、これらの内容を理解した上で英語で討論する方の
語学力というのは凄いですね。とにかく、私の知らない単語がやまほど出てくるとは思いますが、ポラニに当たってみようと思います。
Kuhn@` “The structure of scientific revolutions” (USA)
Finch@` “Max Weber on the methodology of the social sciences” (Germany) not available
Polanyi@` “The tacit dimension” (Hungary)
Bernstein@` “Beyond objectivism and relativism”(USA)
Burrell & Morgan@` “Sociological paradigms and organisational analysis” (?)
Popper@` “The logic of scientific discovery” (Austria)
222DD:2000/11/27(月) 05:02
>>221に追加
Polanyi の原書読むとか言っときながら、すぐに邦訳を探して
サーチかけるやつです(笑。 そしたら、こんなの見つけました。
このダンナ、グラノさんや私が興味を持っていることをうまくまとめています。
私が尊敬するBerz のエピソードも出てくるので一気に読みました。
と言うことで勇気を出して直リンク、エイッ!
http://www.jaist.ac.jp/~kouhou/1998/199806/keii.html
http://www.jaist.ac.jp/~kouhou/1998/199807/keii.html
223うに:2000/11/27(月) 14:54
寝れないのでカキカキ。

>DDさん
その記事無視して、原書を読まれたほうがいいですよ。
Polanyi@` “The tacit dimension” は彼自身による彼の学問への入門書として最適といわれています。
主著はPersonal Knowledge Towards a Post-Critical Philosophyです。
これをもじって日本の学者がつまらないことを言っているわけです。
記述に酷い間違いが多すぎるし、工学関係者が他の分野をあまり良く知らずに我田引水的に
書いた記事のような気がします。
少し例をあげてみますと。

>その頃の大学は聖職者を養成する最高機関であった。
パリ大学はそうですがボローニャ大学などは違います。
>学問の中心はイタリア、イギリス、フランス、ドイツと移動して現在アメリカにあるということになるわけです
16世紀以降、ルネサンスはフランス、スペイン、イギリスなど各地に飛び火しました。
どこが学問の中心というべきかは科目によって異なります。
>実はクラーク・カーさんはこの本のもとになっている論文の中では最初に「次は日本だ」と書いてあったのです。
バブルのころの話で情報がかなりおくれています。結局彼の論調は「海外では」の
権威主義的なもので独自のロジックは全くありません。典型的なエピゴーネンですね。
>組織的に科学が大学教育に入ってきたのはニュートン以来です。
これも誤りです。ガリレイなどはルネサンスの人間です。
むしろ代数学を基礎とした近代科学の発祥が17世紀以降ということが適切です。
「ポリテクニクス」ではなくて「ポリテクニック」です。
彼はこれを工学や技術学校のように考えていますが、実態は日本で言うところの専門学校でした。
私はOxbridgeの学生ですが、エンジニアリング「工学」やapplied scienceは、Oxbridgeでも重要な科目で、
自然化学系は人文系よりはるかに奨学金などで優遇されています。
また、日本の大学の数とその比率をいっていますが非常にナンセンスです。
連合王国の人口は日本の3分の2程度ですし、大学進学者の割合は4割程度で非常に少ないのです。
ポリテクニクスがuniversityにかわっても要するに大学が水増しされただけなのです。
主要な研究は旧ポリテクニック以外のところから出ています。
今は労働党のブレア政権でサッチャー政権のその情報も15年ぐらい遅れています。
SnowがThe two Culturesでいったのは文理の境目を取り払いより総合的な知の体系を構築せよということで
技術系の学問を優遇せよということではありません。
イギリスの大学でエンジニアリングや実用科学が無視されていたのならば、いかにして
産業革命とかが起こりえたでしょうか。
Newton以前にもOxfordからベーコンなどがでておりますし、応用科学特に工学の分野でイギリスは非常に強い実学の
伝統をもっています。
後、彼はプラトンについて述べていますが、科学的体系により深く影響を与えたアリストテレスについては述べていません。
>『プリンピチア・マテマティーカ(数学原理)』
Russel@`WhiteheadのPrincipia Mathematica to 57 はプリンチピア・マティマティカでラテン語の発音が間違っています。
彼は「プリンチピア・マティマティカ(数学原理)』を書いたのをラッセルとホワイトヘッドだと誤解していますが、
全くの間違いで、書いたのはニュートンです。
to 57はそれをもじってた題名です。
>カイザー・ヴィルヘルム・ゲゼルシャット
ゲゼルシャフトですね。
>マックスプラン協会
Max Plank Instituteのことを言っているのでしょうか?

詳細に見ていくと数え切れないほど間違いや嘘、不正確な知識があります。
彼の恐らく唯一の海外経験はカリフォルニア・バークレーに英語も余り話せず、
Visiting Scholar[訪問研究員」として出ただけのようですが
自称「客員教授」です。経歴詐称に聞こえるのですが。
教授どころか正規の学生になることも出来ない語学力の人間が
日本でのアカデミックの肩書きで施設だけお客さんとしてお金をはらって使わせてもらう
というのが彼の世代のvisiting scholarです。

また、単科大学こそ本来の大学のように言っていますが、本来Universitasは
神学・法学・医学に基礎7課をそなえた総合大学の意味です。
224DD:2000/11/27(月) 19:28
>>223
そうなの?
歴史的な記述のとこ読んでなかった。
発音に関しては録音テープを学生さんか、誰かが文章におこしたんでしょうね。
ベルツについても不正確なことを言ってる面もある。
でも、ここで叩き台になって良かったし、私自身も色々と興味が湧いてきたので
motivate されました。
225うに:2000/11/27(月) 21:45
>224
うーん。はじめ面白そうだなと思い丁寧に読み始めましたが、
読み進むにつけ、これは酷いと非常に不愉快になりました。
人文系の学者としてこういうのを「えせ学者」と呼んでも差し支えなかろうと
思います。
大学史やヨーロッパの知的伝統、状況認識に関しては「無知」の一言に過ぎます。
話していることのパラダイムも15年ばかり時代おくれです。
アメリカの学者の日本に関する認識もここ10年のアメリカの好況、日本の不況で
だいぶ変わっています。IT産業をアメリカが抑えることに成功しましたから。
226グラノベッター:2000/11/27(月) 23:24
>223 うにさん
どうもご無沙汰です。>>222のリンク先の議論に対して、なかなか手厳しいですね(笑)。
しかし、私も感じた違和感を的確に説明してくれて、頭の中がスッキリしたところも
あります。特に、イギリスの大学改革(ポリテクの大学化)の是非については、イギリス
でもかなり意見が分かれるところですし、いずれにせよ彼の議論は多少一面的のような
気がしました。

けど、あのテキストがダラダラしゃべっていた講演のスクリプトということを考えると、
読むほうも細かい点に関してはかなり差し引いて読まないといけないので、まあ、あの程
度でいいんじゃないかな〜というのが私の感想です。それに、全体の論旨としては至って
シンプル。「様々な学問・知識の間にはいろんな橋渡しが必要だし大切だよ」ということ。
これに関してはまったく異論ありません。このおっちゃんももともとは触媒関係の化学研
究者だったけど、後にM. Polanyiの暗黙知の議論を日本に本格的に紹介する第一世代に
なっている。いわば彼自身が「学問分野の越境者」なんですよね。こうした「越境」の
行為を認めなかったりちゃんと評価しなかったりする風潮(特に日本の)には私は異を唱え
たいです。
227グラノベッター:2000/11/27(月) 23:38
私自身が「越境者」なので自己正当化になってしまいますが、私は学問の「越境」
や「我田引水」が果たす役割はきわめて大きいと思っています。「我田引水」の
際に引き起こされる様々な誤解も含めて、その分野の再解釈・再活性化に繋がり、
ひいては人間の知識全体の拡大・豊穣化に繋がるのだと思っています。ちょっと
強引かな(笑)。

続きになりますが、うにさん他にちょっと質問です。うにさんがおっしゃるように
イギリスでも応用科学・工学などの理系の実学分野には長い歴史があります。
しかし、ひるがえって人文・社会科学での実学・応用研究というものは、米国と
比較してかなり遅れていると言えますし、この遅滞が一番顕著に見えるのがOxbridge、
さらに言えばOxfordです。これはどうしてなんでしょう?

例えば、ビジネス研究。OxbridgeにMBAコースができてビジネス研究に本腰を
入れ始めたのは、ここ3〜5年の話です(もちろん個別の研究者レベルでの活動は
以前からありましたが)。特にOxfordのビジネス研究は遅れているので、今必死に
若手の研究者をかき集めています。一方、アメリカでHarvard Business Schoolが
できたのは1908年。この英米での時間差は単なるタイムラグではなく、なんら
かのビジネス研究発展の阻害要因がOxbridgeにあったと考えるのが妥当でしょう。
228グラノベッター:2000/11/27(月) 23:48
また、20世紀に入ってから確立した社会科学のディシプリンである社会学(Sociology)。
社会学は実学と言うには程遠い分野かもしれまんが、様々な社会科学研究の
バックグラウンドにある思考フレームワークや思想背景を総合化する新しい
試みとして、私はある種の発展的な応用研究分野だと思っています。このディシ
プリンとしての社会学の地位も、Oxbridge(特にOxford)では相対的に低いと
思います。OxfordのChristchurchに長く在籍していた著名な経済学者Sir Roy Harrod
がOxfordで行った講演をまとめた“Sociology@` morals and mystery”(1971)という短い
本の中で、彼は経済学者の立場から社会学の重要性を唱えていますが、それでも
将来の社会学の発展には悲観的に見ています。長い歴史をもつOxfordの中で社会学
がディシプリンとして確たる地位を持てるようになるには、多くの困難があるだろ
と書いています。一方アメリカでは、1940年代からMertonなどが社会学をディシプ
リンとして確立させ、その後もParsonsなどが経済学との融和を進めたりして、
社会学の発展が進みました。

こうしたビジネス研究(および経営学全般)や社会学といった新しい社会科学
分野が、Oxbridgeで本格的に取り組まれるようになったのが、これほどまで
遅れた理由はなんなのでしょう? やはり、神学・哲学・史学などの歴史ある
学問分野の地位が強く、新しい学問分野や応用研究に対して不寛容だったと
いうのは事実でしょう。Cambridgeでは理学・工学の歴史も長いですから、実学・
応用研究を受け入れる土壌が徐々に育ってきていたとも言えますが、それでも
人文社会科学に関しては実学・応用研究の発展は遅れました。Oxfordはこの傾向
がさらに顕著です。
229グラノベッター:2000/11/27(月) 23:54
私が聞きたいのは、Oxbridgeでの人文社会科学研究は、上で述べた「分野の越境」
や「我田引水的研究」に対して、必要以上に不寛容ではなかったか?、さらには、
そうした傾向(伝統?)は現在も綿々と続いているのか?、という点です。この疑問
を持ったのは、上で私が紹介した社会科学の方法論のテキストの著者に英国人が
いないとDDさんが指摘されたからです。M. PolanyiもPopperも非英国人。Wittgensteinも
Cambridgeにいましたが非英国人(後年英国に帰化)。Whiteheadは英国人(Cambridge)で、
天才的な「文理越境人」でしたが、後年の思想・哲学的な仕事はアメリカに移ってから
です。科学思想・哲学、方法論の議論は、既存の学問領域を乗り越えるメタ領域の
議論です。ここでは分野の越境は当たり前で、いかに乗り越えるかが問題になります。
私は、inter-disciplinary、trans-disciplinaryな研究基盤を求めてイギリスを選んだ
のですが、DDさんに指摘されて、実はイギリスこそこうした「越境の文化」の伝統が
無かった国なのかな〜と思ったわけなのです。

いつもながら長くなってすみません。私の理解には間違いや誤解もあると思います
ので、いろいろ指摘してください。
230グラノベッター:2000/11/28(火) 01:54
失礼。BurrellとMorganはともに英国人です。“Sociological paradigms...”での
彼らの議論は組織論に重心がありますが、社会科学の既存学説・思想背景を
幅広く扱い、鮮やかに相対化しています。まさに相対化のお手本のような本。
231酒豪:2000/11/28(火) 03:19

別々の大学なのに
           なんでオクスブリッジて言うの?
232名無しさん@キティ立入禁止:2000/11/28(火) 09:09
いつもながら素朴かつ深い質問(ツッコミ?)だ…
                    酒豪ファン

233名無しさん@キティ立入禁止:2000/11/28(火) 09:20
>232
酒豪の御両親って、幼少時の酒豪の質問には手を焼いただろうね。
大人が即答出来ないようなことばかり聞いてくるから。
234名無しさん@キティ立入禁止:2000/11/28(火) 09:56
またこういう頭悪い質問してるのは
どうせ偽の酒豪だろう。
235名無しさん@キティ立入禁止:2000/11/28(火) 10:10
>>234
えー、また偽の酒豪さん?
私は本物だと思ったんですが……
             酒豪ファン
236酒豪:2000/11/28(火) 12:06
         
         俺だよ  
            悪かったね
237酒豪:2000/11/28(火) 12:59

         いいかげんにしとけよ
              ワラワラ
                 >偽者

238うに:2000/11/28(火) 23:10
うーんOxfordのMBAね。駅前になんか建てとるなという感じかな。
評判はあと100年ぐらい待ってみないとなんとも。
基本的に経済学関係はロンドンに任せようという感じでしたからね。
実際、実務家が大学で教えようとすればcityやstrandに近いほうが便利ですしね。
ロンドン大学連合の母体であるUCL自体がOxbridgeのシステムを批判して
作ったものですからね。
Oxfordの場合は伝統的な旧メインストリームの学問が強いというのは確かにありますね。
しかしながら、これは古い大学だからであって、実はOxfordほど科目間の学際的な研究がしやすいところは無いんです。
違った学部の授業でも出て興味のある教授に指導を願い出れば、大抵の場合OKです。
分野を超えたDouble@` triple supervisorshipというのもPhDで全く気兼ねなしに出来ますよ。
だからグラさんがおっしゃっているのは表面的な学問の分類としては正解ですが、
現状は全く違うということです。
また、同じアカデミックがOxfordに何時までもいるわけじゃありませんし。
結構、ロン大やCamとの人材の流通は盛んなんですよ。
Cambridgeにはland economyというわけの分からない学部があります。
何か寄付したお金持ちの指示みたいで学問の区分としては?のようです。
平たく言えば、新しい学部を作るのはお金がかかりますので30-40あるカレッジと大学当局が
綱引きしている状態のOxbridgeでは難しいというのも現実問題としてあるんですよ。
土地も限られてますし。
大規模な寄付を受けて新しい学部を作るのなら誰も反対せず大歓迎だと思います。

後、古くはオッカムのように連合王国では他のヨーロッパに比べて実学や功利性への強い
傾向があったことは否めないのです。Oxbridgeをとりあげて、イギリスが大陸に比べ
人文主義に重点が置かれその分産業の発達が遅れたという議論は経済史上からも非常にナンセンスな
議論だと考えるのですが。
239名無しさん@キティ立入禁止:2000/11/28(火) 23:25
ホンモノ登場?
240うに:2000/11/28(火) 23:43
>実はイギリスこそこうした「越境の文化」の伝統が
>無かった国なのかな〜と思ったわけなのです。

RusselとWhiteheadのPrincipia mathematica to 57はどこの大学で
研究されたんでしょう。Snowは?
ラッセルの弟子のウィトゲンシュタインも研究したのはCambridgeですね。
BurrellとMorganはおっしゃられたようにともに英国人です。
大学というシステム自体国際的なものなので、出身地よりどこの大学で研究がなされたかが問題だと思うのですが。
241名無しさん@キティ立入禁止:2000/11/29(水) 00:17
先生方にお聞きしたいのですが、イギリスのCultural Studiesは
どんなことをやるのですか?
フランス・ドイツ系の哲学に興味があるのですが、イギリスといったら
大陸系よりも分析系が強いと聞きますが実のところイギリスの哲学って
何をやっているのですか?尚、もしご存知でしたらアメリカの大学との
違いも教えていただきたいのですが。
よろしくお願いします。あと、院の必要最低GPAはどのくらいですか?
24263x:2000/11/29(水) 04:55
グラノさん、200ー205、ありがとうございました。
布陣はわかりました。

具体的な質問です。

>シュッツやバーガー&ラックマン等
>(中略)は高度に抽象的な現象学の理論を
>社会分析(特に知識社会学)に応用できるように再構築しました。

あるいは

>、、、そして彼らの議論の多く
>引き継いでいるギデンズの構造化理論等の業績は、今まさに現在進行形で様々な社会科
>学分野に応用されつつあります。

とありますが、どのように応用したのですか。
どのような方法で。

生物でも似たような文脈で、たとえばオートポイエシスのような考え方があるとおもうのです。
荒っぽいいいかたでもうしわけありません。
最近でも日本の河野さんという人が本を出しました。
わかりにくくてとんでもなかったですが。
確か社会科学のことでも、ルーマンの仕事の紹介が書いてありました。

しかしながらそれはあくまでも理論で、実際にじゃあどうやって実験しろっていうのかね、
と思うのです。実に難しい。
理論から応用への移行が社会科学でうまくいっているならば、どうやって具体的に
分析が行われるのか、知りたいのです。ヒントがあるんじゃないか。
というわけでお答えお願い出来るでしょうか。

243グラノベッター:2000/11/29(水) 08:56
>>238
>>240 うにさん
詳しいレス有難うございます。
OxfordもCambridgeもお客様でしか行ったことがないので、こうした具体的な様子
を伺えたのは収穫です(笑)。
私がなぜこういったことを聞いたのかというと、良くも悪くもイギリスのアカデミア
(理系文系問わず)はOxfordとCambridgeが牽引しており(だからこそOxbridgeという
呼称がある)、大袈裟に言えば、この2つの大学が変わらない限り、イギリスのアカ
デミア全体は変わらない。RAE(イギリスの高等教育評価機関)などの評価ではOxbridge
とUniv. of London上位群(UCL、LSE、Imperial)との差はかなり狭まりましたが、それ
でもOxbridgeの社会的位置付けは今なお特別なものです。そういう位置付けにある
Oxbridgeで、社会科学の新しい分野(例えば経営学・社会学)への取り組みが遅れて
いることに、問題意識を向けてみたわけです。

しかし、うにさんのレスで、「Oxfordほど科目間の学際的な研究がしやすいところは無い」
と伺って、一安心です(笑)。しかし、それと同時に、Oxfordの研究者の現状とのギャップ
がやはり気になってしまいます。確かに、学生レベルでは各分野の専門家の先生達を
うまく利用(!)して、自分で学際研究を行うことができますが、研究者・教官レベル、コース
プログラムのレベル、ひいては学科・学部レベルで、そうした学際研究をまとまって盛り
上げていくような動きが見えてこないのです。やはり、ここにはうにさんがおっしゃられてい
た簡単に新学科・新学部をつくれないというOxbridge特有の制度的障害があるでしょうね。
244グラノベッター:2000/11/29(水) 09:04
あと、私が英国アカデミア、特にそれを代表するOxbridgeにおいて「『越境の文化』の伝統」
が無かったのではないか・・・、とちょっと疑問(+不安)に思った点ですが、ちょっと「伝統」
という言葉を使ったのがよくありませんでしたね。私が光を当てたかったのは、特に20世紀
後半に限った近年の歴史的展開です。確かに、歴史を長くひも解けば、イギリスこそ大陸の
理性論に対抗して経験論が生まれた場所ですし、17・18世紀のLocke、Berkeley、Hume
などによる議論をもとに19世紀末のプラグマティズムの流れが生まれたわけです。こうして
見ると、まさにイギリスこそ実学、応用科学の思想的故郷であるわけです。

しかし、自分も今その中に入っている「現在」の英国の社会科学アカデミアの様子をふと
見てみると、どうみても実学・応用科学の流れや新しい分野(学際分野など)への取り組み
が盛んになっているようには見えない。もちろん、個別に研究を見ていけばあることには
ありますが、アカデミア全体から見ると「ニッチ」でしかない。というか「ニッチ」にしかなれ
ない。これは何故なのかな〜と見まわすと、英国アカデミアの代表であるOxbridgeにおける
社会科学の実学的・応用研究、さらには新規領域の積極的な取り組みが、ここ50年ほど
の間かなり後退しているように見えるのです。これを象徴的に表しているのが、Oxbridgeに
おけるビジネス研究と社会学への取り組みの遅滞です。
245グラノベッター:2000/11/29(水) 09:35
正直に言うと、私はCambridgeに関してはそれほど心配していないのですが、危惧して
いるのは近年のOxfordです。前にも書いたようにCambridgeには長い工学の歴史も
ありますので、実学・応用研究・新規領域研究に対する意識も高い。特に、最近では
産学協同のプロジェクトが増えたり、ビル・ゲイツからの巨大な寄付があったりと、以前
の「象牙の塔」的なイメージが薄くなってきています。その一方、Oxfordからは元気の良い
ニュースがあまり外に伝わってきませんし、事実、社会科学の応用分野・学際分野の研究
が学部・大学レベルで盛んに行われているようでもありません。

また今世紀のイギリスの科学思想家・社会思想家・方法論研究者の有名どころで、Oxford
出身かもしくは在籍していた人って少ないですよね。Russell、Whitehead、Wittgenstein、Snow
は全てCambridge。PopperはLSE。M. PolanyiはManchester。DahrendorfはLSE(この人は
後年Oxfordでしたね)、GiddensはCambridge(現在LSE学長)。BurrellはManchester(現在
Warwick)。Morganは??? (後ろの2人は有名どころとは言えませんが(笑))。うにさんも
おっしゃられたように、元々Oxfordには優れた応用・学際研究の伝統がありました。有名な
PPEコース(Philosophy@` Politics@` Economics)では哲学・思想をいかに実際の政治・経済と
リンクさせるかが教えられたわけです。事実、このPPEコースは多くのイギリス首相を
輩出してきました。しかし、近年の端的な動向から見るに、ここ50年に限って言えば、
特にOxfordでは、個別研究者レベルではなく大学全体のレベルで「越境の文化」や「分野
の壁を超えた人文社会科学思想」が失われてしまったのではないか・・・、少なくとも実践
されなくなってしまったのではないか・・・、と外から見ていて心配になってしまった
わけです。
246グラノベッター:2000/11/29(水) 09:53
う〜ん。思いつくまま手を走らせていたら、Oxford批判にしか見えなくなってきた・・・。
うにさんがもしOxfordの方でしたらごめんなさい。気を悪くさせるつもりは毛頭ありません。
その他のOxford関係者の方もごめんなさい。

ただ、上にも書きましたが、英国の学術界において、今でもOxfordとCambridgeの位置付け
は特別なものですので、そうした全体の牽引役としてOxbridgeの片方がこのところ元気が
あまり無いように見えるのが気になっていたので、これまでに感じていた近年のOxfordでの
実学・応用研究の遅滞をもとに、ダラダラと書いてみたわけです。これは、Oxfordを高く
評価し期待しているが故のお節介な心配なのです。

もちろん、私はOxfordやCambridgeをはじめとした英国アカデミア全体が(アメリカ的な)
プラグマティックな研究に重心を移すべきだとか、古典的なディシプリン(神学・哲学・史学等)
は現代において価値が無くなったとかと言っているのでは全くありません。私自身、どちら
かというとあまり実学的ではない理論研究をしてますし、哲学・思想の類も好きな人間です。
ただ、気になっているのは、理論と応用、理念と経験、抽象性と具体性などの間にある創造的
緊張(creative tension)が、今の英国アカデミア(特に社会科学)において無くなっているので
はないか、という危惧なのです。この緊張が無くなってしまうと、それがどちらの極に触れよう
が、ドグマティックで冷静さ・バランス感を欠いた議論が蔓延してしまうことになります。
特に近年のOxfordではこのバランスが、大きく理論・理念・抽象性のほうに揺らいだまま
固定化してしまい、知識創造の場としての健全な緊張感というものを保持できていないの
ではないか、それが近年のOxfordの元気の無さの一因なのではないかと、外から見る範囲
で感じたのです。Snowが“The Two Culture...”で言わんとしたのは、こうした人間の
知識創造のバランス感覚ではなかったかと思うわけです。
247グラノベッター:2000/11/29(水) 10:11
最近調子に乗ってダラダラ偉そうに書き過ぎてますね、私・・・。
ちょっと反省してます。今日は上がります。

>>241
私は先生ではありませんが(笑)、一言。
Cultural Studiesに関しては、こんなところで聞くより、適当に関連
する本を読んだりウェブ検索かけるほうが、よっぽど体系的に理解でき
ると思いますよ。大学院留学に関する質問もしかりです。イヤミではなく
ほんとにそう思います。

>>242 63xさん
近いうちにレスします。質問が私の研究の核心に近づいていっているので、
ちょっとアセってます(笑)。
248うに:2000/11/29(水) 21:14
>243-246
最近ケンブリッジの方が元気いいんですね。
グラさんの意見は非常に外から見たステレオタイプな評価だなと思うのと、私は800年間ぐらいの大学史のスパンで見ていますので
ここ50年のことは後100年ぐらい経ってみないと評価が確定しないのではないかと。
どのような時代でも現代の評価というのは非常に難しいので。
また、Oxfordのみに期待しすぎではないかと。
あまり強調するのはどうかと思いますが、Oxbridgeには棲み分けがあるんですよ。
日本の学問はいわゆる「富国強兵・殖産興業」の政策の影響が強く輸入学としての応用・実用的な部分が基礎を余り議論しないで
入ってきた経緯があるのでその反発が私にはあります。
特に今、日本はアメリカの学問の影響が強いので、イギリスの学問は言語が似ている
(アメリカでも英語のようなものを話しますから)こともあり伝統的な基礎研究の重要性を保守的にとくアメリカの学問への
よいアンチテーゼになっていると思います。
後、グラさんが自分の研究分野を明かして具体例をださないと説得力が出なくなってきていますよ。
文系といってもHumanitiesと社会学、経済学など近代以降の新しい学問とではだいぶ違いますから。
神学とか自然科学とどう橋渡しするんですか?具体的に明示していただくと幸いです。
どうも御自分の限られた分野と文系全体をすりかえるということをなさっている気がするのですが。
方法論を話すのに実例がないと意味がないと以前申し上げましたが。
自分のアイデンティを2chで隠したいというのと、したい議論との間に構造的な矛盾があると
おもいますがそろそろ限界になってきているのではないでしょうか。
249名無しさん@キティ立入禁止:2000/11/29(水) 21:25
>>うにさん
横レス(というより質問)すみません。
ちょっと気になったもので。

>(アメリカでも英語のようなものを話しますから)
イギリスの人ってこんな感覚なんですか?
やっぱり自分たちの話す英語が正統、という意識があるんですか?
250グラノベッター:2000/11/29(水) 22:32
>>248 うにさん
確かに私のOxford理解はステレオタイプの部分も多分にあると思います。なにせ
部外者ですから(笑)。しかし、ステレオタイプというものは恐ろしいもので、
一度定着してしまうとなかなか変えることができない。日本人に対するステレオ
タイプには日本人留学生なら幾度も悩まされたことでしょうから、よく分かると
思います。今、私が述べたようなOxfordに対する新種のステレオタイプが徐々に
出来あがりつつあるのではないか、というのが私の問題意識なのです。さらに、
Oxfordに期待しすぎとのことですが、やはりOxfordには優秀な研究者と学生が
わんさかいますので、期待されるのも当然かと思います。私はLondonの学生で
すが、特に学生に関しては優秀な人とそうでない人との差がかなりあります
(自分のことはさておき(笑))。優秀な学生をあれだけ集めているのですから、
Oxfordにはそれなりに頑張ってもらいたいな〜と思うわけです(笑)。

それと、自分の研究分野を明かさない私のスタンスがそろそろ限界ではないかと
のことですが、う〜ん、そーですかね〜。やっぱマズイですか? 確かに、私の
議論(特に最近の)は、ちょっと強引な一般化のきらいがありますね。社会科学に
対する私自身のアプローチが、社会科学全体の趨勢かのように言いすぎていたと
思います。あくまでも私個人のスタンスですので、誤解を招いていましたらお詫
びして訂正します。私が研究スタンスは、Burrell&Morganの4つの方法論パラダ
イムでいうところの、Interpretivistです。

けど、実際私のレスをごらんになっていれば、私の研究分野はもうかなりバレて
いるとも言えますよね(笑)。具体的な所属学科はともかく、私自身は社会学を
やっていると思っています。もちろんプロパーではないですが、社会学理論をど
のように現実の問題に応用するかということを主にやっています。以前に書いた
「現象学アプローチ」はここ最近の関心です。あまりこっちに行きすぎると、
学科で浮いてしまいそうなので、あくまでも個人的関心の範囲でやってます(笑)。
これくらいで勘弁してもらえますか?

うにさんとのやり取り、かなり楽しんでますし勉強にもなっていますんで、
今後とも宜しく御願いしますね(笑)。
251うに:2000/11/30(木) 03:29
>249さん
いや、正当性の話でなく言語間の類似性の話ですので、誤解を与えるなら
(イギリスでも米語のようなものを話しますから。)に
訂正していただけると幸いです。
いや、サーカイステックな冗談です。
そんなことは夢にも思っておりません。はい。


>グラさん
>私が研究スタンスは、Burrell&Morganの4つの方法論パラダ
>イムでいうところの、Interpretivistです。
面白そうですね。みんな聞きたいと思いますので簡単に解説キボーン。

>私の研究分野はもうかなりバレているとも言えますよね。
うん、そろそろcoming outされてもいいんじゃないかと・・・
それはそうと、図書館は使いやすいですか?
252名無しさん@キティ立入禁止:2000/11/30(木) 08:09
どっちもどっちだな
253グラノベッター:2000/11/30(木) 08:35
>>242 63xさん
「現象学アプローチ」に対して頂いた質問へのレスです。これもちょっと長くなりそう
なので以後のレスはsageます。

近年の現象学的社会学がどのように応用・展開されているか、との質問でしたが、
う〜ん、理系の人に理解してもらえるようにシンプルに説明する能力が私には無い・・・。
いろいろ考えたのですが、やはりこれを理解してもらうには、理系の思考パターンを
完全に放棄してもらうしかないようです。特に、「どうやって理論を実験で使うのか」
とか「どうやって分析に使うのか」とかいう発想自体、理系の発想なわけです。客体化
された現実世界が既に確固として存在していることを前提にして、それにどう接近
するか、それをどれだけ正確に知覚するか、というのが、以前に書きましたデカルト-
ニュートンパラダイムなのです。これに異を唱える(広義の)現象学的アプローチは、
われわれが住む「世界」というものは、物質のようにこの世の中に存在しているわけ
ではなく、生活者それぞれの主観に基づいた絶え間無い解釈作業によって作り上げ
られた、ある意味「バーチャル」な存在だと考えるのです。そこには、自然現象の
ようなリニアな原因-結果の因果律が成り立たなくなり、そうなると、「実験」や
「分析」という概念自体意味がなくなってしまうのです。
254グラノベッター:2000/11/30(木) 08:49
こう書くと、理系の方は「おいおい、じゃあ何のための理論なんだよ? 何の役にも
立たない理論なんて意味ないじゃん」と思われることでしょう。これは、現象学アプローチ
における「理論」と従来的な文脈での「理論」は違う意味を持つことに再び注意する必要が
あります。以前に引用したカードめくりにたとえられる自然科学研究、ここでは、より効果的
かつ効率良くカードをめくっていけるようにする技術とプロセスが「理論」になります。一方、
エッシャーのDrawing Handsのたとえをつかった「現象学的」な社会科学研究の捉え方では、
どれほど効果的かつ効率良く「手(対象)」を描けるかということはほとんど意味は無いわけ
です。そもそも描いている対象があらかじめ規定されていないのだから。ここで確かなのは、
「手(世界)」を描き続けることが、自らの存在を保証することになるという、「行為の継続」
があるだけなのです。よって自然科学における「理論」の捉え方にも意味がなくなる。

となると、この社会科学の捉え方による「理論」とは、「新たな知見や再解釈のきっかけ
を見つけさせてくれるような虫メガネもしくはレンズのようなもの」とでも言えると思います。
現象学的な社会科学理解では、自然科学のような「ユニバーサルな理論」は存在せず、
どの「理論」も作り上げられた「世界」の一面しか把握できないのだとするのです。となると、
「世界」は様々な「レンズ(理論)」を補完的に使うことでしか理解できないものということに
なります。この意味で、社会科学における「理論」とは、「他ものとは違う『世界』の姿を映し
出してくれるレンズ」のようなものだといえるかもしれません。こうした社会科学の「理論」が
「正しいか/間違っているか」という判断は不可能で、単にその「レンズ」が「より『もっとも
らしい』世界像を我々に見せてくれるかどうか」という点が問われることになるわけです。
だから、「理論」というより「ある解釈を可能にする認識枠組み」とでもいったほうがいいかも
しれません。
255グラノベッター:2000/11/30(木) 09:07
上のレスでちょっと修正
誤 「よって自然科学における「理論」の捉え方にも意味がなくなる。」
正 「よって自然科学的な「理論」の捉え方をここでしても意味がなくなる。」

以前、私が「Berger&LuckmannやGiddensの理論が様々な社会科学分野に『応用』されて
きている」と書いてしまいましたが、この『応用』という書き方がよくありませんでした。
この「応用」という言葉も、自然科学では概念的な理論を現実の様々な対象に適用して有用性
を検証してみること、のような意味合いがありますが、この現象学的な社会科学アプローチ
では、そうした検証作業そのものを否定していますので、おのずと自然科学的な意味での
「応用」もあり得ないわけです。いい加減な言葉の使い方をしてしまいすみません。ここで
私が「応用」と使ったのは、「それらの現象学的な理論枠組みを使って、これまで見過ごされ
てきたような「社会」の一面を照らしだした」という意味です。

例えば、前にも紹介した沼上氏の「行為の経営学」という本では、Giddensの「二重の解釈学」
の枠組みを使って、これまでの経営学でほとんど注意が払われていなかった「経営における
意図せざる結果(unanticipated result)」に本格的な考察の目を向けたのです。また、63xさん
が書かれていたオートポイエーシスも生物学出身の現象学的な色彩の濃い理論ですが、
例えば、von Krogh&Roosは、オートポイエーシス理論を組織における知識創造のあり方の
説明に使い、これまでの機械的・機能的な「組織の知識」のあり方とは全くことなる新しい
「組織の知識」の見方を提示しました。彼らが現象学的アプローチを使ってやったことは、
既存の理論枠組みの反駁ではなく、「an alternative view」つまり「こういった『社会』や
『組織』の見方もできるでしょ」っていう新しい世界観とその認識枠組みの提供だと私は思う
のです。さらに具体的な内容は、やはり原典を当たってもらったほうがいいと思います。
256グラノベッター:2000/11/30(木) 09:14
私は現象学の専門家ではないので、誤解を招きかねないワキの甘い説明をしていると自分
でも思います。恐らく、さらに疑問や不可解な点を生んでしまったでしょうね。明らかに私の
説明能力不足です。ただ、現象学アプローチは、自然科学そして今世紀の社会科学が長い
間どっぷりつかってきたデカルト-ニュートンパラダイムから脱却する試みですので、そう簡単
には理解させてくれません。私もまだまだ勉強中です。それに、いままでのところこの試みが
明確な成果をあげたとは決して言えません。まだまだ社会科学コミュニティのなかでもかなり
傍流の考え方です。ただ、私は社会科学の本質(観察者と観察対象の間にある再帰性)から
考えると、こうした現象学からのインプリケーションはもっと注目を集めていいはずだと、
素人ながら考えるにいたったわけです。

63xさんはオートポイエーシスのような考え方をどのように感じてますか?  オートポイ
エーシスは生物学が出自とはいえ、生物学理論の中でもかなり特異な理論枠組みです
よね。生物学の中での評判は知りませんが、一部の社会学研究者はこの理論にかなり
注目しています。ドイツの社会学者Luhmannはオートポイエーシス理論をベースに重厚
かつ難解な社会システム理論を構築し、ドイツはオートポイエーシス研究のメッカになって
います。日本でも科学哲学が専門の河本英夫氏(63xさんの言う河野さんとはこの人じゃ
ないですか?)が積極的に日本でのオートポイエーシスの議論を盛り上げています。生物学
がご専門の63xさんとしては、オートポイエーシス理論とその可能性、どう思います?
257グラノベッター:2000/11/30(木) 09:23
>>251 うにさん
あはは。やっぱバレてますよね。私のがっこ。分かる人には分かるという程度
で良いんではないかと(笑)。今の図書館は最悪ですよ。建物がとても入り組
んでいて迷路のようになっており、行きたい部屋になかなかたどりつけない。
まあ、それも来年の夏までの我慢です(笑)。

Burrell&Morganの話はまた明日にでも。ではまた。
258酒豪:2000/11/30(木) 09:48
        
        俺良くわかんないんだけど
          理科の法則や定理みたいなもんがないと
            みんなで知識を共有できないんじゃないの
                           >研究者
259酒豪:2000/11/30(木) 11:56

          へった糞な煽りだな
             この程度かよ偽者

260DD:2000/12/03(日) 09:53
あげます。
261名無しさん@キティ立入禁止:2000/12/03(日) 10:02
なんで?
26263x:2000/12/04(月) 09:25
グラノさん、再び詳しいレスありがとうございました。
その後本をよみなおしたり考えたりしていてレスが遅れました。結論からいうと

>この社会科学の捉え方による「理論」とは、「新たな知見や再解釈のきっかけ
>を見つけさせてくれるような虫メガネもしくはレンズのようなもの」とでも言えると思>います。

生物学におけるオートポイエーシスもグラノさんがこうおっしゃったのと同じ捉え方をしてよいのではないかと思います。ちなみに指摘されたとおり、河野さんではなく、河本さんでした。すみません。

科学の営みは、あるスケールにおける現象(マクロ)をその下の階層(ミクロ、ないし要素)を分析することで説明しよう、という作業です。たとえとしてこのことにはしばしば時計の隠喩が用いられます。時計が壊れたときには(マクロな現象)、歯車をチェックする(ミクロ)。生物学においても、例えば細胞の現象(マクロ)を説明するために、細胞内小器官や高分子の解析(ミクロ)をする。こうした解析は、ある刺激を与えたときにその構成要素がどのような挙動をしめすか、という解析です。入力をして、その出力との関係を構成要素の変化を追うことで説明しようとする。これはこれで正しいと思うのです。特定の階層間を説明するには有効です。ただ、この手段を敷衍して生命システム全体を説明しようとすると方法自体が無効になる。これは下に引用する大森荘蔵さんの文章に明確に記述されているので参照してください。知覚因果論に関する議論で、入力と出力、という考えにもとづいて個体レベルでの認識を説明しようとしたときに生じる問題とどう解決するか、ということについて語っています。
26363x:2000/12/04(月) 09:26
さらにオルタナティブとして提唱されているのが、と生命システムには「入力も出力もない、あるのは行為だけである」(マトゥラーナ、神経生理学者でオートポイエーシスの提唱者)と考えることです。「入力も出力もない」は「システムには内部も外部もない」に対応します(河本)。自己とは決定された存在ではない。行為をすることで常に自己が更新されつづけるから、内部と外部の境界線も常に更新されつづける。したがって「内部も外部もない」のです。これは私のみるところ大森さんとほぼ同じ立場です。河本さんも東大の科哲だから継承しているだけなのかもしれませんが、そのあたりの事情はよく知りません。

こうした文章を読んでいて思うのは、現在の「実験」という方法論はまちがっていないのではないかということです。そして結果の記述をあらたな体系でおこなっていゆく。あらたな体系による記述はあたらしい発想の実験構想をもたらすかもしれません。ただし、オートポイエーシスという考え方は、生物学の人間の間では目下圧倒的にマイノリティーです。現状でそのままオートポイエーシス的な記述をしても「説明が足りない」ということになるでしょう。どのような結論で納得するか、というボトムラインが違うからです。
26463x:2000/12/04(月) 09:27
大森引用1

「しかしその脳細胞の興奮によって、いかにして、例えば指に「痛み」が感じられるのか、それを物理化学的に解明することは絶対にできない。「痛み」を物理化学の言葉で描写することができないからである。(中略)これまでたびたび述べてきたように、痛み、色、音、その他の感覚的性質はガリレイ・デカルト以来の近代科学において「物」から排除されてきた。だから現代科学の「物」を語る言語ではそれらを「描写」できないのである。(そのことが、上述の、例えば脳神経の興奮がどうして痛みや色の感覚を生じるのかが説明不可能である理由なのである。後に述べる私の代案にあってもそれは説明不可能であるが、しかしそれは説明不用だという理由からなのである。」
「近代科学の知覚因果説では、感覚的性質を排除された「物」と、感覚的性質に満ちた知覚風景というものを考え、後者は前者によって生ぜしめられるとするのだから、その生産過程を説明する義務がある。いや少なくともそれが説明できたら望ましい、そう今日の生理学者の多くは感じている。だがそれは不可能である。(中略)生理学に可能なのは「かくかくの脳状態にかくかくの知覚風景が対応する」という経験的事実を記述することだけなのである。」(知の構築とその呪縛、ちくま学芸文庫p210−211)
26563x:2000/12/04(月) 09:28
(大森引用2)

しかし、その記述で十分である。なぜなら

「―前略―「物」は「知覚像」にぴったりみっちゃくしていることになる。それはいわば同居している。一方、知覚因果説ではガリレイ、デカルト以来、この「物」と「知覚像」とは別種のものとして分離され、「物」は客観的世界に、「知覚像」は主観的意識にと別居しているものと考えられてきたのである。この考えこそ私がこれまで「誤解」だといってきたものである。」(P217)

「事物からの反射光が網膜に達し、そこから視神経の電位パルスが大脳に達する、このことは疑い得ない事実である。そしてこの一連の現象がなくてはその事物が見えない。これも確固たる事実である。この疑うべからず事実と、上に述べてきた、事物自体とその「知覚像」の一体性とは一体どう調和するのかそれを検討することが次章の課題である。そしてその調和のあり方から、現代科学の死物観を訂正し、自然と人間との文字通りの一体性をしめすことが。」(p223)
26663x:2000/12/04(月) 09:29
(大森引用3)

その検討の結論は

「それゆえ、知覚因果説のように、科学的に描写された光波や脳細胞興奮が原因となって、日常的に色あり匂いある「知覚像」としての風景が生じると考えるのは誤りである。(中略)私が富士山を見ながら立っている、そのことはすなわち、光波が私の眼に達し、私の脳細胞が興奮しているそのことにほかならないのである。」(p233−234)
267名無しさん@キティ立入禁止:2000/12/05(火) 04:54
イタタタタ・・・
268名無しさん@キティ立入禁止:2000/12/06(水) 15:18
誰かアムステルダムの安い旅行代理店知ってる方いませんか?
日本への格安航空券(片道)をアムスから購入しなくてはなりません。
お願いします。
269名無しさん@キティ立入禁止:2000/12/06(水) 15:19
ねえ、このスレ難しすぎるよお
270グラノベッター:2000/12/09(土) 10:48
>63xさん
レス超遅くなってしまってすみません。
けど、明日からお休みに入りますので、近日中にちゃんとレスします。

皆さんは冬のお休みはどうされますか〜?
271名無しさん@キティ立入禁止:2000/12/09(土) 20:54
ここで長レスぶちかます人達って・・・

なんか、研究者としてはダメそうだね・・・
272名無しさん@キティ立入禁止:2000/12/16(土) 11:19
だめじゃんそんなこと言っちゃ!
ほらーレスつかなくなったじゃないか!
ここけっこう好きだったのに…
273仏ポスドク:2000/12/18(月) 08:16
レス愛読してますよー。みんな頑張れー。
274名無しさん@キティ立入禁止:2000/12/18(月) 23:32
↑応援アゲね。
じゃ私も!
275名無しさん@キティ立入禁止:2000/12/19(火) 05:23
>271
つーか、おめーのレスのほうがダメダメだな。
俺もレス期待組。
276名無しさん@キティ立入禁止:2000/12/19(火) 05:44
負けるなよ、グラノさん・・
277ゆき:2000/12/19(火) 21:24
MAですがお邪魔失礼。
まだ、間100レスぐらい読んでいないんですが(今1から読んでいる最中。)、バシバシ長文レスやってくださいね。論文の邪魔にならない程度に。読んでいて面白いです。
友達(日本人)はLSE出て今はSt Antony's CollegeでPhDとるためにやっていますが、みんな大変そうですね。
私は芸術で(インペリの近所の学校)ドクターも無いので今年度で卒業ですが。(一応本当は無いわけでもないそうだけど。アニメーションのドクターって…アニメ博士って…ちょっといやかも。)
278名無しさん@キティ立入禁止:2000/12/24(日) 09:27
価値あるスレあげ
279名無しさん@キティ立入禁止:2000/12/24(日) 10:10
>277
MAてなに?
マスター?
280Dr.DRE:2000/12/24(日) 14:02
ahoka
281仏ポスドク:2000/12/25(月) 06:29
多分グラノさんは今いないんだね。DDさんもよそで見かけないしね。
一時帰国かな?きっと年明けには再開してもらえるでしょう。
期待してます。
282午前三時の東京ベイは♪
ごぶさたです。
イタリア留学かイタリア滞在経験の方、いらっしゃいますか?
いろいろお尋ねしたいことがあるので、いらっしゃったらレスお願いします。