ワーキングチェア総合スレッド part6

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428名無しさん@1周年

 小説を書き始めるとき、まず椅子を買いにいきました。

 森博嗣 (某大学工学部助教授、作家)

「完璧な座り心地」と森さんが褒めたたえるのは、アーロンチェア。
この椅子は作家に愛用者が多いことでも知られている。森さんは
書斎用として9月に購入したばかりだそうだ。

「実物に座ってみて、いいなと思ったのが2年ぐらい前です。それから
あれこれいろんな椅子に座ってみたんですが、やはりこれが一番だと
判断しました」

買い換える椅子を選ぶのに2年もの熟慮を経たのには理由がある。

「仕事上、一日の大半、具体的には15時間ぐらいは座っています。
椅子は長時間身体に触れている道具なわけですから、車や家を
選ぶよりも身近で切実な問題なんです」
429名無しさん@1周年:02/11/23 15:18

森さんが小説を書き始めようと思ったとき、最初にしたのが椅子を
買いにいったこと。その第1号の椅子は6万円ほどだったという。
処女作を書き上げる前の先行投資としてはそれなりの金額だが、
ベストセラー作家となった今となっては「元はとれた」どころか
かなりのおつりがきているはず。

そんな森さんの椅子選びの基準はただ一点。座り心地だ。実際に
座ってみる以外の判断材料はない。事前にカタログで検討することも
ないし、メーカーにもこだわらない。周囲の評判にも左右されない。

「仕事に向いている座り心地というものがあって、あまりふわふわでは
いけません。あと大切なのは、リクライニングなどの調節がどこまで
可能か、キーボードやマウスを使うから肘の位置や高さが左右別個に
設定できなければならないし、椅子全体の重さもある程度必要です。
座れば、椅子の値段はだいたいわかりますね。結局、値段にほぼ比例
している。デスクと椅子を買うときデスクの2倍のお金を椅子に使えば
充分でしょう」

椅子に座っている時間だけは誰にも負けないという森さん。「壊れない
限り、一生使うでしょう」とアーロンチェアに惚れ込んでいる。
430名無しさん@1周年:02/11/23 15:30

●書斎のアーロンチェア

今年になって引っ越した新居の書斎におかれたアーロンチェア。
ここで私も座らせてもらったが、宙に浮いたような不思議な座り心地は、
これまでのどの椅子でも体験したことがなかったもの。森さんは読書も
このアーロンチェアでしているそうだ。

●大学の研究室で使用しているデスク用の椅子

2年前に13万円ほどで購入したPLUSの製品。「これは革張り。アーロン
チェアはネットなので、手触りがまったく異なります。素材の違いは、
研究室と自宅書斎の環境、主に空調の差が理由です。座り心地は
似ています」と森さん。

●研究室の応接用の椅子

大学の研究室の応接椅子は”ル・コルビジェ風”。ル・コルビジェとは
言わずとしれた20世紀が誇る建築・デザインの巨匠。この黒革のチェア
はコルビジェが29年に制作した「LCシリーズ」を彷彿とさせる。