忘れられないＳＥＸ

学生時代はまったく男運がなかった。

一時期クラブの先輩とひょんなことからつきあい始めた。
やさしくていい人だった。でも、突然変わった。
私に対して急に冷たくなった。目もあわさない、口もきいてくれない。
そうこう悩んでいるうちに、彼のお誕生日が近づいていた。
起死回生とばかりに、私は普段全くはかないスカートをはき、
ケーキと手作りの料理をもって彼の家に行った。
でも、しゃべってくれない。こっちも見てくれない。
話かけても、気のない返事ばかり。なんで？全然理由がわからなかった。
（今でもわかりません）

続く

続き

泣いてしまいそうだったけど、きっと目の前で泣いたらもっと
彼は私のことが嫌になってしまいそうな気がして、がまんした。
トイレで、こっそり泣いた。
でも、あまりにもひどい無視の仕方だったので、こらえきれず、
『もう、帰るね』と言って泣きながら部屋を後にした。
結局、別れることになった。彼の部屋でそういう話をして、最後にお別れの
キスをした。でも、キスで終わらなかった。

続く

続き

正直、私は嬉しかった。最後に抱いてくれるなんて。
でも、でも・・・・彼は・・・・
私の上半身（顔〜お腹）にフトンをのせ、下半身だけを露出させて
挿入し、コトを始めました。もちろん、前戯などないです。
ものすごく悲しく惨めな気持ちになって、『やめて、やめて』と言いました。
何度も言いました。でもやめてくれなかった。
完全に『もの』として扱われてしまったのです。
最後の最後に、なんでそんなことができるのでしょう。
そんなお別れのSEXなら、しない方がよかった。
でも私は彼が好きでした。そんなSEXは嫌だけど、彼にこれ以上嫌われるのも
嫌だった。完全に拒みきれなかったのも事実でしょう。
別れが決定してるのに、・・・本当に、バカでした。
私はずっと泣いていました。終わってからも、泣いていました。
『なんでこんなことするの』・・・それしか言えませんでした。
今のところ、これが一番忘れられないSEXです。
そして一番忘れてしまいたいSEXです。

長文な上に駄文で失礼しました。