テレクラでのいい思い出・やな思い出

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77テレクラちょっといい話。
電波話、その2。

会った女の子、お茶して話。ちょっとエキセントリックってかんじ。
女の子のエキセントリックって電波ぎりぎりだからわかんないんよな。
25歳くらい。フーゾクで2ヶ月くらい働いたんだけどいまは交通整理かなんかやってるって。
髪長くてスリムな子で顔はまあまあ。

これからどうしようかっていうんで、ホテル連れてった。
行為中、肩に歯を立ててって頼まれてヘンな癖だなと思ったな。
それはともかく、無事に終えたあと、照明を明るくしたら、
何だかいきなり興奮して彼女が怒り出す。

 "金色は敵の色なんだよっ"

わけわかんなくて、やさしく聞くと指差す先にライトの飾り。確かに金色。
"金色は、私を閉じ込める色なの、捨てて!"と言う。
ホテルの備品だからとなだめると、キッと睨んで"あなたも敵なのっ"と言う。
敵になっちゃたまんないから、灯りを落とすと金色が見えなくなった。
彼女がホッとしたところで聞き出した内容、大意。

 昔付き合っていた男が私にクスリを打ってヤク中にした。
 そのうえ、親も兄もよってたかって私を病院に閉じ込めた。
 そのときはすごくつらくて苦しかった。男も親兄弟も敵だ。
 私はそのときの心の傷が忘れられず、敵を憎む。

らしい。彼女の悲しい経験と金色にどんな関係があるかは、ぜんぜんわかんなかったけど、
それ以上は問いただす気になれなかったです。
ちなみに、オレンジ色は味方の色だそうで、俺がオレンジ色のパーカー着てたから、
ホテルについてきてくれたらしい。俺は彼女の髪をなでながら、この長い話をずっと聞いた。
ケータイ教えちゃったし、どうしようかなあって思ってたなあ。