テレクラでのいい思い出・やな思い出

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76テレクラちょっといい話。
電波ねえ…。けっこう居たなあ。

19歳の女の子、待ち合わせたらかわいかった。
服は地味めで、化粧うまくないの。まじめそうな小動物系のかわいさね。
おっぱいだけはおおきいし。
会ってすぐに、寮だけどほかにだれもいないからって呼んでくれた。
まあ、そうゆうこともアリかなと思ってついてった。
フツーに考えれば変だけどさ、テレクラ行ってる人は知ってるよね。
こうゆう変なこともフツーにあるってさ。

六畳一間の部屋についたら、なんか変なの。ざつぜんというか、さつばつというか。
万年床ふうが敷いてある。ダンボールの切れ端に口紅でメモ。何かと聞くと、やや早口。

 ああ、これはね、テレクラの番号なの。ペンとか置いてなくて…。
 テレクラはね、友達から聞いてかけたの。先月からかけてるの。
 お母さんには知られて、やめなさいってしかられたんだけど、
 みんなやさしくしてくれるし、なんだかすごく、気持ちいいから、
 まいにちね、男のひとココにきてもらうのぉー
 ひろこをね、きもちよくしてねぇ。

そういうとブラウスを脱ぎ出した。目はとろんとしてて、焦点が合ってない。
ここに至って、ようやく、ヘンが常軌を逸してることに気づいた。

でんぱっつーか、分裂かなんかの子なんでしょうね。寮は病院の寮。
…できませんでした。"お母さんにおこられてぇ"ってのが怖くてね。
いや、お母さんが怖いんじゃなくてさ。悲しくなっちゃって。
かけちゃあダメだよって言って、テレクラのメモのあるダンボール持ちかえった。

なんか後味わるい思いでだなー。