テレクラでのいい思い出・やな思い出

＜デブａｎｄデブ＞
次に約束した人とは夜、ゲーセンの駐車場での待ち合わせでした。

会ってびっくりしたのがその大きさでした。
とっさにああ帰りてえと思ったけれど、それは失礼だろう、と仕方なく
車に乗り、改めてよく見ると、運転席が壁かと思うぐらいの大男でした。
１００キロはあったでしょう。めがね＆にきび＆変なパーマ。

私は、「デブはデブが嫌い」という思い込みがありました。
だから彼が車に乗せたのも、嫌だと言いづらいからだろう
と思い少しドライブすれば帰れるな、と考えてました。

が、彼はすぐにホテルへ行こうと誘ってきました。真剣に何度も。
私は驚きました。えっ？デブなのにデブを誘うの？

手まで握ってくる彼の意外な行動に内心大慌てでしたが、必死に知恵を絞り、
言い訳をし、最後にはまた今度ね、なんてにこやかに手を振り、
ようやく帰ることに成功しました。

初めて会った人が中途半端な結果に終わったので、
次に会う人は慎重に選ぼうと思っていたのに
夕方ごろまでだらだらと何人かと話しをしていたので
慎重に選ぶどころか肝心なことを聞かなかった気がします。

次は体重と慎重を必ず聞くことを肝に命じながら家に帰りました。