テレクラでのいい思い出・やな思い出

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351テレクラ話
ゆっくりとしたテンポで叩く。最初は軽く次第に、てのひらが痛いほど。
尻に俺の手形がつく。うつぶせの女の髪の毛が白い枕に広がっている。
正直言って俺はSMはどちらも性に合わないようなのだが、まあこれも縁だ。

叩き方にバリエーションはつけるものの、五分くらいそうしてると
おれ自身はいいかげん飽きたくる。女を仰向けにして身体にむしゃぶりつく。
女の両腕を押さえつけたりして好みに合うようにも心がける。
脇の下に舌を這わせたときなど短い嬌声があがるので、喜んでもらえていると判断。
そのうち荒い息づかいのなかで、みたび女が口を開く。

 あぁ、さんかしょぜめでおしおきなの?

"さんかしょぜめ"って三カ所責めかあ。ううん、そうきたか。
おまんこと、乳首と、あとは尻の穴かなあ。苦労してそのポジションをとる。
その間にも言葉なぶりは絶やさないようにする。
女は眉をひそめて苦しそうな顔をしている。おれの責め言葉にはかぶりを振ったりもする。
しかし表情ぜんたいからは、うれしいうれしいって気持ちがこぼれている。
こういうのを苦悦の表情というんだろうか。
おれのほうは、疲労の気持ちが顔にでないように気づかっていた。
おれの責めが繰り返しに陥りそうになるのを見計らったように女はこう聞いた。

 ああ、さんかしょぜめなの?

その疑問形はもちろん、おれに対する命令だ。

ようやく後ろから挿入して、果てた。
女とは援助じゃなかった。お金はもらわなかった。
奴隷役の女の奴隷はサディスト役の男。
思い返すとけっこう楽しかったから、おれはマゾなんだろーな。