姉や妹は密の味

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503奥さん、名無しです
>>500
専門家ではないので詳しいデータは分かりませんが・・・
遺伝的欠陥の仕組みは「色んな遺伝子が発現する可能性が多くなること」であると言われ
ている。遺伝子を載せている染色体は人間などの場合2本一組になっている。2本の染色
体のそれぞれは父親と母親に由来する。遺伝子には大別して1本(ヘテロ)で発現する優
性遺伝子と、2本(ホモ)でなければ発現しない劣性遺伝子がある。
☆注意☆
「優性」「劣勢」という用語には、形質の優劣という意味合いは一切含まれていない。

人間には非常にたくさんの遺伝子があるが、近親者であるほど共通性が高い。したがって、
近親交配の場合にはそうでない場合よりも遺伝子が2本そろう(ホモになる)可能性が高い。
結果として劣性遺伝子の発現の確立が高くなる。
☆注意☆
劣性遺伝子の形質が必ずしも劣ったものであることは定義からして当然である。遺伝的欠陥
の発現と近親交配の関係は本当のところよく分かっていないのである。また遺伝病の問題は
近親者同士の結婚だけに限らないことは近年よく分かってきている。詳しくはたとえば次の
本を参照して欲しい:
S.M.パック&J.P.フレミング著(飯沼和三訳)『パパとママのための遺伝相談』
日本評論社、1994年。